JP6128230B2 - 遠心圧縮機及び過給機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心力を利用して空気等のガスを含む流体を圧縮する遠心圧縮機及び過給機に関するものである。
近年、過給機、ガスタービン、産業用空気設備等に用いられる遠心圧縮機について種々の研究開発がなされている(特許文献1から特許文献3参照)。
一般的な遠心圧縮機は、ハウジングを具備している。このハウジングは、内側にシュラウドを有している。ハウジング内には、インペラがその軸心周りに回転可能に設けられている。インペラはディスクを備えている。このディスクのハブ面は、タービンインペラの軸方向一方側から径方向外側に向かって延びている。更に、ディスクのハブ面には、複数のブレードが周方向に間隔を置いて一体的に設けられている。各ブレードの先端縁は、ハウジングのシュラウドに沿うように延びている。
ハウジングにおけるインペラの入口側には、流体をハウジング内に導入するための導入流路(導入口)が形成されている。また、ハウジング内におけるインペラの出口側には、圧縮した流体を減速させて昇圧する環状のディフューザ(ディフューザ流路)が形成されている。なお、インペラの入口側及び出口側は、主流の流れ方向から見て上流側及び下流側をそれぞれ意味する。
ハウジング内におけるインペラとディフューザの間には絞り部が設けられている。絞り部は、ディフューザに連通して形成されている。また、絞り部の流路幅は、主流の流れ方向に沿って漸次小さくなっている。ハウジング内におけるディフューザの出口側には、渦巻き状のスクロール(スクロール流路)がディフューザに連通して形成されている。そして、ハウジングの適宜位置には、圧縮した流体をハウジングの外側へ排出するための排出流路(排出口)がスクロールに連通して形成されている。なお、排出流路とスクロールの巻き始め側は、ハウジングの舌部によって仕切られている。
特開2012−246931号公報 特開2012−197749号公報 特開2011−89490号公報
実際の運転条件を模擬した試験において、ディフューザの出口静圧を測定したところ、図4に示すように、ディフューザの出口静圧の周方向の変動が大流量側(チョーク側)においては小さいものの、小流量側(サージ側)おいては大きくなることが確認された。具体的には、舌部の先端とインペラの軸心を通る線を基準線として仮定した場合、小流量側におけるディフューザの出口静圧が、インペラの回転方向において基準線から30〜135度付近にある領域で高くなり、基準線から210〜315度付近にある領域で低くなることが確認された。換言すれば、小流量側におけるディフューザの出口静圧は、インペラの回転方向において舌部の先端よりも直前側に位置する領域(第1の領域)で高くなり、インペラの軸心を挟んで第1の領域の反対側に位置する領域(第2の領域)で低くなることが確認された。仮に、小流量側におけるディフューザの出口静圧の周方向の変動が更に大きくなったとすると、それが引き金となって遠心圧縮機のサージングが引き起こされる。このような状況では、遠心圧縮機の作動域を小流量側へ拡大させることが困難になる。
なお、図4は、インペラの回転方向における上記基準線からの角度位置とディフューザの出口静圧の回復率(インペラの入口全圧に対するディフューザの出口静圧の比率)との関係を示す図である。
本発明は、小流量側におけるディフューザの出口静圧の周方向の変動を低減できる遠心圧縮機及び過給機を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、遠心力を利用して流体を圧縮する遠心圧縮機であって、内側にシュラウドを有したハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に設けられたインペラと、前記ハウジングにおける前記インペラの入口側に設けられ、流体を前記ハウジング内に導入する導入流路と、前記ハウジング内における前記インペラの出口側に設けられた環状のディフューザと、前記インペラと前記ディフューザの間に前記ディフューザに連通して設けられ、主流の流れ方向に沿って漸次小さくなる流路幅を有する環状の絞り部と、前記ディフューザの出口側に前記ディフューザに連通して設けられる渦巻き状のスクロールと、前記スクロールの巻き終わり側に連通して設けられ、流体を前記ハウジングの外側へ排出する排出流路と、前記排出流路と前記スクロールの巻き始め側との間を仕切る舌部とを備え、前記ディフューザの流路長さは、前記スクロールの前記巻き始め側に位置する第1の領域から前記インペラの軸心を挟んで前記第1の領域と反対側に位置し且つ前記第1の領域よりも前記巻き終わり側に位置する第2の領域にかけて増加していることを要旨とする。
なお、本願の明細書又は特許請求の範囲において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、「一体的に設けられ」とは、一体形成されたことを含む意である。また、「軸方向」とは、インペラの軸方向のことをいい、「径方向」とは、インペラの径方向のことをいう。
本発明の第2の態様は過給機であって、第1の態様に係る遠心圧縮機を具備することを要旨とする。
本発明によれば、小流量側における前記ディフューザの出口静圧に関する傾向を相殺して、小流量側における前記ディフューザの出口静圧の周方向の変動を低減できる。そのため、前記遠心圧縮機のサージを十分に抑制して、前記遠心圧縮機の作動域を小流量側へ拡大することができる。
図1は、図3におけるI−I線に沿った断面図である。 図2は、ディフューザとインペラの関係を示す図1の部分拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機を示す正断面図である。 図4は、インペラの回転方向における角度位置とディフューザの出口静圧の回復率との関係を示す図である。
本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「L」は、左方向、「R」は、右方向である。
遠心圧縮機は遠心力を利用して空気を圧縮するものである。図1及び図3に示すように、本実施形態に係る遠心圧縮機1は、過給機3に用いられる。
遠心圧縮機1は、ハウジング(コンプレッサハウジング)5を具備している。ハウジング5は、内側にシュラウド7sを有したハウジング本体7と、ハウジング本体7の右側に設けられかつ空気の漏れを抑えるシールプレート9とを備えている。シールプレート9は、過給機3における別のハウジング(軸受ハウジング)11に一体的に連結されている。
ハウジング5内には、インペラ(コンプレッサインペラ)13がその軸心13c周りに回転可能に設けられている。インペラ13は、ハウジング11に複数の軸受(図示省略)を介して回転可能に設けた回転軸15の左端部に一体的に連結されている。また、インペラ13は、ディスク17を備えている。ディスク17のハブ面17hは、左方向(インペラ13の軸方向一方側)からの径方向(インペラ13の径方向)外側へ延びている。ディスク17のハブ面17hには、複数の長ブレード(full blades, long blades)19が周方向に間隔を置いて一体形成されている。各長ブレード19の先端縁19tは、ハウジング本体7のシュラウド7sに沿うように延びている。更に、周方向に隣接する長ブレード19間には、短ブレード(splitter blades, short blades)21がハブ面17hに一体的に設けられている。短ブレード21は、長ブレード19よりも軸長が短い。また、各短ブレード21の先端縁21tは、ハウジング本体7のシュラウド7sに沿うように延びている。なお、軸長の異なるブレード(長ブレード19及び短ブレード21)を用いる代わりに、同じ軸長のブレード(図示省略)を用いてもよい。
ハウジング本体7におけるインペラ13の入口側(主流の流れ方向から見て上流側)には導入流路(導入口)23が形成されている。導入流路23は、空気をハウジング5内に導入する。導入流路23は、空気を浄化するエアクリーナ(図示省略)に接続する。また、ハウジング5内におけるインペラ13の出口側(主流の流れ方向から見て下流側)にはディフューザ(ディフューザ流路)25が形成されている。ディフューザ25は環状に形成され、圧縮した空気を減速させて昇圧する。ディフューザ25は、ハウジング本体7の一部により構成されたシュラウド側壁面25sと、シールプレート9の一部により構成されたハブ側壁面25hとを含む。なお、シュラウド側壁面25sとは、ハウジング本体7のシュラウド7sを径方向外側へ延長した面側に位置する壁面のことをいい、ハブ側壁面25hとは、ディスク17のハブ面17hを径方向外側へ延長した面側に位置する壁面のことをいう。
ハウジング5内におけるインペラ13とディフューザ25との間には絞り部(絞り流路)27が形成されている。絞り部27は、ディフューザ25に連通している。軸方向における絞り部27の流路幅は、主流の流れ方向に沿って漸次小さくなっている。また、ハウジング5内におけるディフューザ25の出口側には、渦巻き状のスクロール(スクロール流路)29が形成されている。スクロール29は、ディフューザ25に連通している。スクロール29の断面積は、巻き終わり側(下流側)が巻き始め側(上流側)よりも大きい。そして、ハウジング本体7の適宜位置には排出流路(排出口)31が形成されている。排出流路31は、圧縮された空気をハウジング5の外側へ吐出させる。排出流路31は、スクロール29の巻き終わり側に連通する。また排出流路31は、エンジンの吸気マニホールド(図示省略)に接続する。なお、排出流路31とスクロール29の巻き始め側との間は、ハウジング本体7の舌部33によって仕切られている。
図1から図3に示すように、ディフューザ25の外周縁25oは、インペラ13と同心上に位置している。また、ディフューザ25の内周縁25i(絞り部27の外周縁)の中心(軸心)25icは、インペラ13の軸心13cに対して、舌部33の先端33tよりもインペラ13の回転方向RDから見て直前側に位置する領域(直前側領域、第1の領域)PAに向かう方向(領域PA側)へ偏心してている。換言すれば、ディフューザ25の流路長さ(径方向長さ)mは、領域PAから、インペラ13の軸心13cを中心として領域PAの反対側に位置する領域(反対領域、第2の領域)CAにかけて漸次大きくなっている。更に換言すれば、ディフューザ25の領域PAはスクロール29の巻き始め側に位置する。一方、ディフューザ25の領域CAはインペラ13の軸心13cを挟んで領域PAと反対側に位置し且つ領域PAよりもスクロール29の巻き終わり側に位置する。ディフューザ25の流路長さは、この領域PAから領域CAにかけて増加している。
ここで、舌部33の先端33tとインペラ13の軸心13cを通る線を基準線VLとして仮定し、任意の位置について、回転方向RDにおける基準線VLからの角度を偏心角度と定義し、軸心13cからの距離を偏心量と定義する。この定義の下、ディフューザ25の内周縁25iの中心25icの偏心角度θは、45〜115度に設定されている。この設定の範囲では、他の範囲よりも、ディフューザ25の領域PAの静圧回復率(静圧上昇率)の抑制と、ディフューザ25の反対領域CAの静圧回復率の向上が得られやすい。
上記の定義の下、ディフューザ25の内周縁25iの中心25icの偏心量eは、インペラ13の最大径dの3〜8%に設定されている。ディフューザ25の内周縁25iの中心25icの偏心量eをインペラ13の最大径dの3%以上に設定されるようにしたのは、ディフューザ25の領域PAの静圧回復率を抑制する作用、及びディフューザ25の領域CAの静圧回復率を高める作用を十分に発揮させるためである。一方、ディフューザ25の内周縁25iの中心25icの偏心量eをインペラ13の最大径dの8%以下に設定されるようにしたのは、絞り部27の整流作用を十分に発揮させるためである。
なお、ディフューザ25の内周縁25iの形状は円形に限られない。即ち、内周縁25iは、ディフューザ25の流路長さmが領域PAから領域CAにかけて漸次大きくなる形状を有していればよい。つまり、この条件を満たす限り、回転方向RDにおける内周縁25iの曲率は変化していてもよい。この場合も、内周縁25iの各点における曲率中心の群は、インペラ13の軸心13cから領域PAに偏心していることになる。
続いて、本実施形態の作用及び効果について説明する。
過給機3におけるラジアルタービン(図示省略)の駆動によって、インペラ13がその軸心13c周りに回転軸15と一体的に回転する。このインペラ13の回転によって、導入流路23からハウジング5内に導入した空気を圧縮することができる。そして、圧縮した空気は、絞り部27によって整流され、ディフューザ25によって減速させながら昇圧され、スクロール29を経由して排出流路31からハウジング5の外側へ吐出される。
ディフューザ25の流路長さmが領域PAから領域CAにかけて漸次大きくなるように構成されている。そのため、領域PAにおける静圧回復率を抑えつつ、領域CAにおける静圧回復率を高めることができる。これにより、小流量側におけるディフューザ25の出口静圧が領域PAにおいて高く、領域CAにおいて低くなるという傾向(図4参照)を相殺して、小流量側におけるディフューザ25の出口静圧の周方向の変動を低減することができる。
そして、ディフューザ25のシュラウド側壁面25sがハウジング本体7の一部により構成されている。そのため、機械加工によってハウジング本体7を仕上げる際に、ディフューザ25のシュラウド側壁面25sの径方向長さを周方向に沿って調節することにより、ディフューザ25の流路長さmを前述のように構成することができる。換言すれば、大幅な設計変更を行うことなく、小流量側におけるディフューザ25の出口静圧の周方向の変動を低減することができる。
また、ディフューザ25の外周縁25oはインペラ13と同心上に位置している。従って、ディフューザ25の流路長さが周方向で変化するにも関わらず、スクロール29については、ディフューザ25の流路長さの変化に応じた偏心させる必要がない。つまり、スクロール29については大幅な設計変更が不要である。また、ディフューザ25からスクロール29に流入する流体の流れへの影響を極力抑えることが可能となる。
従って、本実施形態によれば、大幅な設計変更を行うことなく、小流量側におけるディフューザ25の出口静圧に関する傾向を相殺して、小流量側におけるディフューザ25の出口静圧の周方向の変動を低減できるため、遠心圧縮機1の製造コストの低減を図りつつ、遠心圧縮機1のサージを十分に抑制して、遠心圧縮機1の作動域を小流量側へ拡大することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、例えば遠心圧縮機1に適用した技術的思想をガスタービン、産業用空気設備等に適用したり、ディフューザ25に複数のディフューザベーン(図示省略)を周方向に間隔を置いて配設したりする等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、遠心圧縮機1だけでなく、遠心圧縮機1を用いた過給機3にも及ぶものである。
1:遠心圧縮機、3:過給機、5:ハウジング、7:ハウジング本体、7s:シュラウド、9:シールプレート、13:インペラ、13c:インペラの軸心、17:ディスク、17h:ディスクのハブ面、19:長ブレード、19t:長ブレードの先端縁、21:短ブレード、21t:短ブレードの先端縁、23:導入流路、25:ディフューザ、25h:ディフューザのハブ側壁面、25s:ディフューザのシュラウド側壁面、25i:ディフューザの内周縁、25ic:ディフューザの内周縁の中心、25o:ディフューザの外周縁、27:絞り部、29:スクロール、31:排出流路、33:舌部、33t:舌部の先端、PA:ディフューザの直前側領域、CA:ディフューザの反対領域、RD:インペラの回転方向、VL:基準線

Claims (5)

  1. 遠心力を利用して流体を圧縮する遠心圧縮機であって、
    内側にシュラウドを有したハウジングと、
    前記ハウジング内に回転可能に設けられたインペラと、
    前記ハウジングにおける前記インペラの入口側に設けられ、流体を前記ハウジング内に導入する導入流路と、
    前記ハウジング内における前記インペラの出口側に設けられた環状のディフューザと、
    前記インペラと前記ディフューザの間に前記ディフューザに連通して設けられ、主流の流れ方向に沿って漸次小さくなる流路幅を有する環状の絞り部と、
    前記ディフューザの出口側に前記ディフューザに連通して設けられる渦巻き状のスクロールと、
    前記スクロールの巻き終わり側に連通して設けられ、流体を前記ハウジングの外側へ排出する排出流路と、
    前記排出流路と前記スクロールの巻き始め側との間を仕切る舌部と
    を備え、
    前記ディフューザの流路長さは、前記スクロールの前記巻き始め側に位置する第1の領域から前記インペラの軸心を挟んで前記第1の領域と反対側に位置し且つ前記第1の領域よりも前記巻き終わり側に位置する第2の領域にかけて増加しており、
    前記ディフューザの外周縁は前記インペラと同心上に位置している
    ことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記ディフューザの内周縁の中心は、前記インペラの前記軸心から前記第1の領域に偏心していることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記舌部の先端と前記インペラの前記軸心を通る線を基準線として仮定し、任意の位置について前記インペラの回転方向における前記基準線からの角度を偏心角度と定義した場合、前記ディフューザの前記内周縁の前記中心の偏心角度は、45〜115度に設定されていることを特徴とする請求項に記載の遠心圧縮機。
  4. 任意の位置について前記インペラの前記軸心から距離を偏心量と定義した場合、前記ディフューザの前記内周縁の前記中心の偏心量は、前記インペラの最大径の3〜8%に設定されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の遠心圧縮機。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の遠心圧縮機を具備したことを特徴とする過給機。
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