JPH10176699A - 遠心圧縮機 - Google Patents

遠心圧縮機

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JPH10176699A
JPH10176699A JP8338073A JP33807396A JPH10176699A JP H10176699 A JPH10176699 A JP H10176699A JP 8338073 A JP8338073 A JP 8338073A JP 33807396 A JP33807396 A JP 33807396A JP H10176699 A JPH10176699 A JP H10176699A
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diffuser
tongue
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impeller
wall faces
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JP8338073A
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Satoshi Yamaguchi
諭 山口
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IHI Corp
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/441Fluid-guiding means, e.g. diffusers especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/024Units comprising pumps and their driving means the driving means being assisted by a power recovery turbine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/40Application in turbochargers
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    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周方向に沿う空気の流れを一様化し、圧縮効
率を高める。 【解決手段】 本発明に係る遠心圧縮機は、インペラ2
の外周側に一対の対向壁面5,6で区画されるディフュ
ーザ1を設け、少なくとも一方の上記壁面5,6に、上
記ディフューザ1の流路面積を変化させるための凸部1
7又は凹部19を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ターボチ
ャージャ等に適用される遠心圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用ターボチャージャのコンプレッ
サ部には遠心圧縮機が一般に使用されており、これは高
速回転するインペラによって軸方向から空気を吸引し、
それに高速の速度エネルギを与えて径方向外側に吐出す
るものである。インペラの外周側にはディフューザが設
けられ、このディフューザ内にて吐出空気が次第に減速
され、圧力が高められていく。さらにディフューザの径
方向外側にはスクロール室(渦巻き室)が設けられ、こ
のスクロール室内でも減速・昇圧がなされて、高圧(過
給圧)の空気がエンジンに供給されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディフ
ューザは、コンプレッサハウジングとバックプレートと
がなす一対の対向壁面で区画されるのが通常で、つまり
ディフューザは、インペラを径方向外側から囲繞する一
定幅、一定流路面積のリング状流路となっている。ここ
でベーンなしディフューザの場合を考えると、ディフュ
ーザ内の空気の流れは、遠心力と回転力との影響を受け
て、径方向外側に向かいながら周方向に回転するような
流れとなっている。
【0004】一方、発明者がディフューザ内の静圧分布
を調べたところ、その値は周方向に沿って一定ではな
く、所定のポイントで歪みが生じているのが確認され
た。この結果により、ディフューザ内の流れが周方向に
一様でなく、これが圧縮効率減少の一因となっているこ
とが十分考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠心圧縮機
は、インペラの外周側に一対の対向壁面で区画されるデ
ィフューザを設け、上記壁面に、上記ディフューザの流
路面積を変化させるための凸部又は凹部を設けたもので
ある。
【0006】上記構成にあっては、圧力分布に歪みが生
じる箇所に凸部又は凹部を設ける。こうするとその箇所
において流路面積が減少又は増大され、流速・圧力を変
化させて圧力分布を周方向に均一にすることができる。
【0007】ここで、上記凸部又は凹部が舌部の下流側
に設けられるのが好ましい。この舌部の下流側が、圧力
分布に歪みを生じる箇所だからである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】図1は、本発明に係る遠心圧縮機の要部拡
大縦断側面図である。なおかかる遠心圧縮機は例えば自
動車用ターボチャージャのコンプレッサ部に適用され
る。図示するように、ディフューザ1は、インペラ2を
径方向外側から囲繞すると共に、コンプレッサハウジン
グ3とバックプレート4とがなす一対の対向壁面5,6
で区画されている。これら壁面5,6は互いに平行で、
径方向に沿って所定の長さを有すると共に、周方向に連
続してリング状の流路を形成している。
【0010】図3はコンプレッサハウジング3の全体正
面図、特にディフューザ1側或いはコンプレッサ内部側
から見たときの状態を示している。図4は図3のA−A
線断面図である。図示するように、コンプレッサハウジ
ング3は、その中心に吸気通路穴7を有し、この穴7の
軸方向前方(図3の裏面側、図4の左側)から吸気を導
入し、その吸気を穴7の後端に配置されたインペラ2に
供給するようになっている。そしてディフューザ区画壁
面5は吸気通路穴7の内面8に対し垂直とされ、それら
壁面5と内面8とは円弧面9で接続されている。円弧面
9はインペラ2のブレード10(図1参照)を径方向外
側から僅かな隙間をもって囲繞する。
【0011】壁面5の径方向外側の端部は軸方向前方に
湾曲され、そのさらに径方向外側にはスクロール室(渦
巻き室)11に至る連通路12が形成されている。スク
ロール室11は、コンプレッサハウジング3内部に区画
形成され、壁面5の軸方向前方に位置されると共に、図
3に示す巻始め位置即ち舌部13の位置θ0 から巻きが
開始され、周方向に角度を増す(図3の反時計回りに進
む)に従って図3の破線で示すように流路面積が順次増
大されるようになっている。さらに図3の周方向角度0
°の位置でそのまま接線方向に延出され、その延出部1
4がコンプレッサ出口部15によって区画される。コン
プレッサ出口部15は、図示しないエンジン側吸気配管
を接続させるためのもので、コンプレッサハウジング3
に一体に形成されている。なお舌部13はスクロール室
11の流路面積が0となる部分である。
【0012】コンプレッサハウジング3にはその外周縁
部に沿ってフランジ部16が一体に形成され、このフラ
ンジ部16がバックプレート4にボルト(図示せず)で
固定されることにより、コンプレッサハウジング3とバ
ックプレート4とが一体化され、図1の如きディフュー
ザ1が出来上がることになる。インペラ2が図3の反時
計回りに回転するため、インペラ2から吐出された空気
も図3の矢示方向に循環するようになる。
【0013】詳しくは、インペラ2から吐出された空気
は、ディフューザ1内を径方向外側に移動しつつ矢示方
向に回転し、減速・昇圧しつつスクロール室11に至
り、その後はさらにスクロール室11内を回転して減速
・昇圧しつつ延出部14から吐出されるようになる。こ
のとき延出部14の途中に舌部13があるため、空気の
一部は舌部13からスクロール室11の小流路部分に入
り込み再循環するようになる。もっとも延出部14の流
路面積が大きいので、空気の大部分は延出部14から吐
出されることになる。
【0014】ところで、従来は、ディフューザの区画壁
面が周方向に一様な平面で、これによってディフューザ
の軸方向流路幅も周方向に一定で、流路面積も一定であ
った。
【0015】一方、この従来のディフューザにおいて周
方向に沿う静圧分布を調べたところ、図5に示すような
結果が得られた。この試験は、ディフューザ内の径方向
に離れた2つの位置において、周方向の複数箇所でそれ
ぞれ静圧を調べたものである。周方向位置θは図3に示
す周方向の角度に対応し、図5中、黒丸はインペラに近
い方の位置、白丸は遠い方の位置を示す。
【0016】この結果において、静圧は舌部より大角度
となる所定角度範囲の部分、つまり空気の流れ方向でい
えば舌部の下流側の部分で顕著な落ち込みが見られる。
詳しくは、舌部のやや上流側から落ち込みが開始し、舌
部の下流側で一旦ピークまで下がってから設計点である
所定値まで回復している。
【0017】このような圧力分布の不均一を生じさせる
理由としては以下のようなものが考えられる。即ち、空
気はディフューザとスクロール室との全体で循環し、デ
ィフューザ流路面積は周方向に一定であるが、スクロー
ル室の流路面積は周方向に一定でなく、特に舌部の上流
側から下流側にかけて流路面積が急激に減少する。この
ため、舌部の下流側に空気が入り込めず、これによっ
て空気の流速が急減し、全圧或いは圧力エネルギ自体も
落ち込んで、静圧が下がる、舌部の下流側で周方向の
流速が速くなり、その分静圧が下がる、という二つの理
由が考えられる。
【0018】こうした空気圧力ないし流れの不均一は、
流れに剥離等を生じさせ、流れのもつエネルギを失損さ
せることにほかならず、これを解決することは圧縮機の
効率向上を図る上で重要である。特に、舌部付近は設計
点から外れたオフデザイン点にあり、このオフデザイン
点で空気流れを改善することが大変重要である。
【0019】そこで、本案ではこのような従来の問題を
以下のようにして解決している。即ち、本案にかかるデ
ィフューザ1においては、軸方向前方の壁面5(シュラ
ウド側壁面)に凸部17を設け、ディフューザ1の流路
面積を縮小するようにしている。凸部17は、図3にハ
ッチングで示すように、舌部13の位置θ0 よりやや上
流側の位置θ1 から、舌部13の位置θ0 の所定角度下
流側となる位置θ2 にかけて設けられている。ここで舌
部13の位置θ0 は約40°の位置とされ、凸部17の開
始位置θ1 は舌部13の位置θ0 から例えば 5°程度上
流側とされ、凸部17の終了位置θ2 は舌部13の位置
θ0 から例えば55°程度下流側とされる。つまり凸部1
7は、図5の試験結果に対応して、静圧が落ち込む角度
範囲内に、60°程度の範囲に亘って設けられることとな
る。
【0020】また、図1に示すように、凸部17のない
部分では壁面5が破線の位置となり、この部分では軸方
向流路幅がH1 であるが、凸部17のある部分では壁面
5が実線の位置となり、この部分では軸方向流路幅がH
1 より小さいH2 である。一般に流路幅H1 は、インペ
ラ出口幅H0 に対し 0.7〜1.0 H0 の関係で定められ、
この点は本案も同様であるが、この幅H1 に対し凸部1
7のある部分の流路幅H2 は例えば 0.7〜0.99H1 の関
係で定められる。なお、凸部17のなすディフューザ区
画壁面18も対向する壁面6(ハブ側壁面)に平行な平
面であり、その径方向内側には円弧面9が滑らかに接続
されている。
【0021】こうすることで、上記の理由による圧力
分布ないし流れの不均一は解決される。即ち、凸部17
のある部分では流路面積が減少されるため、これによっ
て流速が増し、全圧が高まって、圧力の落ち込みがなく
なるようになる。これによって流れを周方向に均一化す
ることができ、圧縮効率の向上が達成されることとな
る。
【0022】一方、上記の理由で圧力分布の不均一が
生じる場合、こんどは逆に図2に示す如く、前記と同位
置、同角度範囲に凹部19を設ければよい。こうすると
流路面積が増大し、流速が低下して圧力を高めることが
できる。ここで破線は凹部19のない部分の壁面5の位
置、実線は凹部19の壁面20の位置であり、その壁面
20のなす流路幅H3 は例えば1.01〜1.3 H1 の関係で
定められる。なお、これら凸部17又は凹部19は、壁
面5に切削加工等を施すことにより容易に形成できる。
【0023】このように、凸部17又は凹部19のいず
れかを設けることで、周方向に沿った流路面積を部分的
に変化させることができ、これによって圧力の不均一を
防止し、周方向に沿う空気の流れを一様として圧縮効率
を高めることができる。特に舌部13の下流側における
オフデザイン点での流れが改善され、設計上も非常に好
適となる。
【0024】なお、凸部17又は凹部19は舌部13の
下流側に限らず、流れや圧力の不均一が生じる箇所に合
わせていかような箇所にも設けられ、またいかような大
きさによっても設けることができる。また上記凸部17
又は凹部19は、軸方向後方の壁面6に設けてもよく、
両方の壁面5,6に設けてもよい。さらに図6に示すよ
うに、他の公知データとして舌部(θ0 )付近で圧力が
高まる場合もあり、この場合でも凸部17又は凹部19
のいずれかを設ければ対処可能である。
【0025】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は他の様々な実施の形態を採ること
も可能である。また本発明は、自動車用ターボチャージ
ャーに限らず遠心圧縮機に広く適用可能で、作動流体と
しても空気以外のものが考えられる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、周方向に沿う空気の流れを一
様化し、圧縮効率を高められるという優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心圧縮機の特に凸部を示す要部
拡大縦断側面図である。
【図2】本発明に係る遠心圧縮機の特に凹部を示す要部
拡大縦断側面図である。
【図3】コンプレッサハウジングを示す正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来のディフューザの静圧分布を示すグラフで
ある。
【図6】従来のディフューザの静圧分布を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 ディフューザ 2 インペラ 5,6 壁面 13 舌部 17 凸部 19 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラの外周側に一対の対向壁面で区
    画されるディフューザを設け、少なくとも一方の上記壁
    面に、上記ディフューザの流路面積を変化させるための
    凸部又は凹部を設けたことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記凸部又は凹部が舌部の下流側に設け
    られた請求項1記載の遠心圧縮機。
JP8338073A 1996-12-18 1996-12-18 遠心圧縮機 Pending JPH10176699A (ja)

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