JP2014240612A - 遠心圧縮機及び過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機インペラ31の耐久性を高めつつ、遠心圧縮機27の圧縮機効率の向上を図ること。
【解決手段】複数の圧縮機ブレードの先端縁35tにおける後縁側部分の間に環状のシュラウドバンド47が囲むように一体的に連結され、圧縮機ハウジング29の凹部49内におけるシュラウドバンド47の径方向内側に環状のシュラウドリング55が配設され、シュラウドリング55は、圧縮機インペラ31の回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、凹部49内の圧力によって複数の圧縮機ブレード35の先端縁35t及びシュラウドバンド47に圧接するように構成されている。
【選択図】図1B

Description

本発明は、過給機、ガスタービン、産業用空気設備等に用いられかつ遠心力を利用して空気等のガスを圧縮する遠心圧縮機に関する。
一般に、遠心圧縮機は、内側に収容壁を有した圧縮機ハウジングと、この圧縮機ハウジング内に回転可能に設けられた圧縮機インペラとを具備している。また、圧縮機インペラは、ハブ面(外周面)が軸方向一方側から径方向外側に向かって延びた圧縮機ディスク、及びこの圧縮機ディスクのハブ面に周方向に間隔を置いて一体的に設けられかつ先端縁が圧縮機ハウジングの収容壁に沿うように延びた複数の圧縮機ブレードを備えている(特許文献1及び特許文献2等参照)。更に、圧縮機インペラは、複数の圧縮機ブレードの先端縁の間に囲むように一体的に連結された環状のシュラウドを備えることがあり、このシュラウドは、圧縮機ブレードの前縁側から後縁側にかけて延びている(特許文献3等参照)。
特開2012−82689号公報 特開2009−209694号公報 特開2004−353608号公報
ところで、近年、遠心圧縮機の高圧力比化及び高周速化の要請に伴い、圧縮機インペラが大径化の傾向にあり、圧縮機インペラの回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、圧縮機ディスクの背面に働く軸方向一方側のスラスト力が大きくなって、メカニカルロスが増大して、圧縮機効率が低下する。
また、圧縮機インペラがシュラウドを備えてない場合には、圧縮機インペラの回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、圧縮機インペラの出口の手前側において、圧縮機ブレードの正圧面側から負圧面側へ流れるクリアランスフローが増大して、圧縮機効率が低下する。一方、圧縮機インペラがシュラウドを備えている場合には、クリアランスフローが生じないものの、圧縮機インペラに働く遠心応力が増加して、圧縮機インペラの耐久性が低下する。
つまり、圧縮機インペラの耐久性を高めつつ、高回転状態におけるメカニカルロスの増大及びクリアランスフローの増大を抑えて、遠心圧縮機の圧縮機効率の向上を図ることは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の遠心圧縮機等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、遠心力を利用してガスを圧縮する遠心圧縮機において、内側に収容壁を有した圧縮機ハウジングと、前記圧縮機ハウジング内に回転可能に設けられ、ハブ面(外周面)が軸方向一方側から径方向外側に向かって延びた圧縮機ディスク、及び前記圧縮機ディスクのハブ面に周方向に間隔を置いて一体的に設けられかつ先端縁が前記圧縮機ハウジングの前記収容壁に沿うように延びた複数の圧縮機ブレードを備えた圧縮機インペラと、を具備し、複数の前記圧縮機ブレードの先端縁の間に環状のシュラウドバンドが囲むように一体的に連結され、前記圧縮機ハウジングの前記収容壁における前記圧縮機インペラの出口の手前側に前記シュラウドバンドを収容する環状の凹部が軸方向一方側へ窪んで形成され、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内が前記圧縮機インペラの出口側に連通し、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内における前記シュラウドバンドの径方向内側に環状のシュラウドリングが配設され、前記シュラウドリングは、前記圧縮機インペラの回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内の圧力によって複数の前記圧縮機ブレードの先端縁及び前記シュラウドバンドに圧接するように構成されたことを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、「一体的に設けられ」とは、一体形成されたことを含む意である。また、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意である。更に、「軸方向」とは、圧縮機インペラの軸方向のことをいい、「径方向」とは、圧縮機インペラの径方向のことをいう。
第1の特徴によると、前記遠心圧縮機の運転を開始して、前記圧縮機インペラを回転させることにより、前記圧縮機ハウジング内に取入れたガスを圧縮することができる。そして、圧縮したガスは、前記圧縮機ハウジングの外側へ排気される。
前記遠心圧縮機の運転中に、前記圧縮機インペラの出口側の圧力によって前記圧縮機ディスクの背面には軸方向一方側のスラスト力が働く。そして、前記圧縮機インペラの回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内の圧力によって前記シュラウドリングが複数の前記圧縮機ブレードの先端縁及び前記シュラウドバンドに圧接する。これにより、前記シュラウドリングを介して前記圧縮機インペラに対して軸方向他方側のスラスト力を発生させて、前記圧縮機ディスクの背面に働く軸方向一方側のスラスト力の一部を相殺し、メカニカルロスを低減することができる。また、前記シュラウドリングが前記圧縮機インペラの回転に伴って連れ回ることになり、前記圧縮機ブレードの正圧面側から負圧面側へ流れるクリアランスフローの増大を抑えることができる。
一方、前記圧縮機インペラの回転状態が低回転状態にある場合には、前記シュラウドリングが複数の前記圧縮機ブレードの先端縁及び前記シュラウドバンドに圧接することがなく、低回転状態における前記圧縮機インペラに働く遠心応力の増加を抑えることができる。
第2の特徴によると、エンジンからの排気ガスの圧力エネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する過給機において、第1の特徴からなる遠心圧縮機を具備したことを特徴とする。
第2の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、低回転状態における前記圧縮機インペラに働く遠心応力の増加を抑えつつ、高回転状態におけるメカニカルロスの増大及びクリアランスフローの増大を抑えることができるため、前記圧縮機インペラの耐久性を高めつつ、前記遠心圧縮機の圧縮機効率の向上を図ることができる。
図1Aは、図2における矢視部Iの拡大図であって、圧縮機インペラの回転状態が低回転状態にある場合を示している。 図1Bは、図2における矢視部Iの拡大図であって、圧縮機インペラの回転状態が高回転状態にある場合を示している。 図2は、図3における矢視部IIの拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係る車両用過給機の正断面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「L」は、左方向、「R」は、右方向である。
図3に示すように、本発明の実施形態に係る車両用過給機(過給機の一例)1は、エンジン(図示省略)からの排気ガス(ガスの一例)の圧力エネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、車両用過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
車両用過給機1は、軸受ハウジング3を具備しており、軸受ハウジング3内には、一対のラジアル軸受5及び一対のスラスト軸受7が設けられている。また、複数の軸受5,7には、左右方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、軸受ハウジング3には、ロータ軸9が複数の軸受5,7を介して回転可能に設けられている。
軸受ハウジング3の右側には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるラジアルタービン11が配設されており、このラジアルタービン11の構成は、次のようになる。
軸受ハウジング3の右側には、タービンハウジング13が設けられており、このタービンハウジング13は、内側に、収容壁13wを有している。また、タービンハウジング13内には、タービンインペラ15がその軸心(タービンインペラ15の軸心)周りに回転可能に設けられており、このタービンインペラ15は、ロータ軸9の右端部に一体的に連結されている。そして、タービンインペラ15は、タービンディスク17を備えており、このタービンディスク17の背面17bは、左側(ロータ軸9の軸方向一方側)を向き、かつタービンディスク17のハブ面17hは、右側(ロータ軸9の軸方向他方側)から径方向外側へ延びている。更に、タービンディスク17のハブ面17hには、複数のタービンブレード19が周方向に等間隔に一体形成されており、各タービンブレード19の先端縁(外縁)19tは、タービンハウジング13の収容壁13wに沿うように延びている。
タービンハウジング13の適宜位置には、排気ガスをタービンハウジング13内に取入れるためのガス取入口21が形成されており、このガス取入口21は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング13の内部におけるタービンインペラ15の入口側(排気ガスの流れ方向から見て上流側)には、渦巻き状のタービンスクロール流路23が形成されており、このタービンスクロール流路23は、ガス取入口21に連通してある。更に、タービンハウジング13におけるタービンインペラ15の出口側(排気ガスの流れ方向から見て下流側)には、排気ガスを排出するガス排出口25が形成されており、このガス排出口25は、接続管(図示省略)を介して排気ガス浄化装置(図示省略)に接続可能である。
図2及び図3に示すように、軸受ハウジング3の左側には、遠心力を利用して空気を圧縮する遠心圧縮機27が配設されており、この遠心圧縮機27の構成は、次のようになる。
軸受ハウジング3の左側には、圧縮機ハウジング29が設けられており、この圧縮機ハウジング29は、内側に、収容壁29wを有している。また、圧縮機ハウジング29内には、圧縮機インペラ31がその軸心(圧縮機インペラ31の軸心)周り回転可能に設けられており、この圧縮機インペラ31は、ロータ軸9の左端部に一体的に連結されている。そして、圧縮機インペラ31は、ロータ軸9の左端部に一体的に連結した圧縮機ディスク33を備えており、この圧縮機ディスク33のハブ面(外周面)33hは、左側(ロータ軸9、換言すれば、圧縮機インペラ31の軸方向一方側)から径方向外側へ延び、かつ圧縮機ディスク33の背面33bは、右側(圧縮機インペラ31の軸方向他方側)を向いている。更に、圧縮機ディスク33のハブ面33hには、複数の圧縮機ブレード35が周方向に間隔を置いて一体形成されており、各圧縮機ブレード35の先端縁(外縁)35tは、圧縮機ハウジング29の収容壁29wに沿うように延びている。
圧縮機ハウジング29における圧縮機インペラ31の入口側(空気の流れ方向から見て上流側)には、空気を圧縮機ハウジング29内に取入れるための空気取入口37が形成されており、この空気取入口37は、空気を浄化するエアクリーナ(図示省略)に接続可能である。また、軸受ハウジング3と圧縮機ハウジング29との間における圧縮機インペラ31の出口側(空気の流れ方向から見て下流側)には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路39が形成されている。更に、圧縮機ハウジング29の内部には、渦巻き状の圧縮機スクロール流路41が形成されており、この圧縮機スクロール流路41は、ディフューザ流路39に連通してある。そして、圧縮機ハウジング29の適宜位置には、圧縮された空気を圧縮機ハウジング29の外側へ排出するための空気排出口43が形成されており、この空気排出口43は、エンジンの吸気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
軸受ハウジング3の左側部には、スラスト軸受7側への圧縮空気の漏れを防止する環状のシールプレート45が設けられており、このシールプレート45は、圧縮機ディスク33の背面33bに対向してある。
続いて、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機27の特徴部分(主要な構成)について説明する。
図1A及び図2に示すように、複数の圧縮機ブレードの先端縁35tにおける後縁側部分の間には、環状のシュラウドバンド47が囲むように一体的に連結されている。ここで、シュラウドバンド47は、圧縮機ディスク33及び複数の圧縮機ブレード35と同様に、圧縮機インペラ31の一部を構成するものである。
圧縮機ハウジング29の収容壁29wにおける圧縮機インペラ31の出口の手前側には、シュラウドバンド47を収容する環状の凹部49が左方向(圧縮機インペラ31の軸方向一方側)へ窪んで形成されており、圧縮機ハウジング29の凹部49の底面49bの内周側部分(内周縁)には、環状の嵌合溝51が形成されている。また、圧縮機ハウジング29の凹部49内は、圧縮機ハウジング29の凹部49の周壁面とシュラウドバンド47との間の隙間53を介して圧縮機インペラ31の出口側に連通してある。
なお、圧縮機ハウジング29の凹部49の周壁面にシュラウドバンド47との接触を許容するアブレイダブルコート(図示省略)が形成されるもようにしても構わない。この場合には、圧縮機ハウジング29の内部の適宜位置に、圧縮機インペラ31の出口側と圧縮機ハウジング29の凹部49を連通させるための連通孔(図示省略)が形成されることになる。
圧縮機ハウジング29の凹部49内におけるシュラウドバンド47の径方向内側には、環状のシュラウドリング55が配設されている。更に、シュラウドリング55の内周縁には、左方向へ突出した環状の嵌合突起(嵌合フランジ)57が形成されており、この嵌合突起57は、圧縮機ハウジング29の嵌合溝51に左右方向(圧縮機インペラ31の軸方向)へ移動可能に嵌合してある。また、圧縮機ハウジング29の嵌合溝51の内周壁には、嵌合突起57との接触を許容するアブレイダブルコート59が形成されている。
なお、シュラウドバンド47の内周面に、シュラウドリング55との接触を許容するアブレイダブルコート(図示省略)が形成されるようにしても構わない。
そして、シュラウドリング55は、圧縮機インペラ31の回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、図1Bに示すように、圧縮機ハウジング29の凹部49内の圧力によって右方向(圧縮機インペラ31の軸方向他方側)へ移動して、複数の圧縮機ブレード35の先端縁35t及びシュラウドバンド47に圧接するように構成されている。また、シュラウドリング55は、圧縮機インペラ31の回転状態が低回転状態にある場合には、図1Aに示すように、複数の圧縮機ブレード35の先端縁35t及びシュラウドバンド47に対して非接触になっている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ガス取入口21からタービンハウジング13内に取入れた排気ガスがタービンスクロール流路23を経由してタービンインペラ15の入口側から出口側へ流通する。すると、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させて、タービンインペラ15、ロータ軸9、及び圧縮機インペラ31を一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口37から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路39及び圧縮機スクロール流路41を経由して空気排出口43から排出して、エンジンに供給される空気を過給することができる。なお、タービンインペラ15の出口側へ流通した排気ガスは、ガス排出口25からタービンハウジング13の外側へ排出される。
図1A及び図1Bに示すように、車両用過給機1の運転中、換言すれば、遠心圧縮機27の運転中に、圧縮機インペラ31の出口側の圧力によって圧縮機ディスク33の背面33bには左方向のスラスト力F1が働く。そして、圧縮機インペラ31の回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、図1Bに示すように、圧縮機ハウジング29の凹部49内の圧力によってシュラウドリング55が右方向へ移動して複数の圧縮機ブレード35の先端縁35t及びシュラウドバンド47に圧接する。ここで、シュラウドリング55の嵌合突起57が圧縮機ハウジング29の嵌合溝51に左右方向へ移動可能に嵌合してあるため、シュラウドリング55の圧接動作を安定させることができる。これにより、シュラウドリング55を介して圧縮機インペラ31に対して右方向のスラスト力F2を発生させて、圧縮機ディスク33の背面33bに働く左方向のスラスト力F1の一部を相殺し、メカニカルロスを低減することができる。また、圧縮機インペラ31の回転状態が高回転状態にある場合に、シュラウドリング55が圧縮機インペラ31の回転に伴って連れ回ることになり、圧縮機ブレード35の正圧面側から負圧面側へ流れるクリアランスフローの増大を抑えることができる。
一方、図1Aに示すように、圧縮機インペラ31の回転状態が低回転状態にある場合には、シュラウドリング55が複数の圧縮機ブレード35の先端縁35t及びシュラウドバンド47に圧接することがなく、低回転状態における圧縮機インペラ31に働く遠心応力の増加を抑えることができる。
従って、本発明の実施形態によれば、低回転状態における圧縮機インペラ31に働く遠心応力の増加を抑えつつ、高回転状態におけるメカニカルロスの増大及びクリアランスフローの増大を抑えることができるため、圧縮機インペラ31の耐久性を高めつつ、遠心圧縮機27の圧縮機効率の向上、換言すれば、車両用過給機1の効率の向上を図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば車両用過給機1に適用した遠心圧縮機27の技術的事項を船舶用過給機、ガスタービン、産業用空気設備等に適用する等、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
F1:左方向(圧縮機インペラの軸方向一方側)のスラスト力、F2:右方向(圧縮機インペラの軸方向他方側)のスラスト力、1:車両用過給機、3:軸受ハウジング、9:ロータ軸、11:ラジアルタービン、13:タービンハウジング、13w:収容壁、15:タービンインペラ、17:タービンディスク、19:タービンブレード、27:遠心圧縮機、29:圧縮機ハウジング、29w:収容壁、31:圧縮機インペラ、33:圧縮機ディスク、33b:背面、33h:ハブ面、35:圧縮機ブレード、35t:先端縁、45:シールプレート、47:シュラウドバンド、49:凹部、49b:底面、51:嵌合溝、53:隙間、55:シュラウドリング、57:嵌合突起、59:アブレイダブルコート

Claims (3)

  1. 遠心力を利用してガスを圧縮する遠心圧縮機において、
    内側に収容壁を有した圧縮機ハウジングと、
    前記圧縮機ハウジング内に回転可能に設けられ、ハブ面が軸方向一方側から径方向外側に向かって延びた圧縮機ディスク、及び前記圧縮機ディスクのハブ面に周方向に間隔を置いて一体的に設けられかつ先端縁が前記圧縮機ハウジングの前記収容壁に沿うように延びた複数の圧縮機ブレードを備えた圧縮機インペラと、を具備し、
    複数の前記圧縮機ブレードの先端縁の間に環状のシュラウドバンドが囲むように一体的に連結され、
    前記圧縮機ハウジングの前記収容壁における前記圧縮機インペラの出口の手前側に前記シュラウドバンドを収容する環状の凹部が軸方向一方側へ窪んで形成され、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内が前記圧縮機インペラの出口側に連通し、
    前記圧縮機ハウジングの前記凹部内における前記シュラウドバンドの径方向内側に環状のシュラウドリングが配設され、前記シュラウドリングは、前記圧縮機インペラの回転状態が低回転状態から高回転状態に変化すると、前記圧縮機ハウジングの前記凹部内の圧力によって複数の前記圧縮機ブレードの先端縁及び前記シュラウドバンドに圧接するように構成されたことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記圧縮機ハウジングの前記凹部の底面に環状の嵌合溝が形成され、前記シュラウドリングの内周縁に軸方向一方側へ突出した環状の嵌合突起が形成され、前記嵌合突起が前記圧縮機ハウジングの前記嵌合溝に軸方向へ移動可能に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. エンジンからの排気ガスの圧力エネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する過給機において、
    請求項1又は請求項2に記載の遠心圧縮機を備えたことを特徴とする過給機。
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