JP6945419B2 - 作業車輌 - Google Patents

作業車輌 Download PDF

Info

Publication number
JP6945419B2
JP6945419B2 JP2017205623A JP2017205623A JP6945419B2 JP 6945419 B2 JP6945419 B2 JP 6945419B2 JP 2017205623 A JP2017205623 A JP 2017205623A JP 2017205623 A JP2017205623 A JP 2017205623A JP 6945419 B2 JP6945419 B2 JP 6945419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
source body
mounting portion
grill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017205623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019077331A (ja
Inventor
勝 安部
勝 安部
慎二 近江
慎二 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2017205623A priority Critical patent/JP6945419B2/ja
Publication of JP2019077331A publication Critical patent/JP2019077331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6945419B2 publication Critical patent/JP6945419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、トラクタ等の作業車輌に係り、詳しくは、フロントグリルのライト取付け部及びライト取付け部に取り付けられるライトに関する。
従来、エンジンルームの上方を天板で覆い、左右両側面を側面カバーで覆い、かつ前方を樹脂材からなるフロントグリルによって覆ったトラクタが提案されている(特許文献1参照)。フロントグリルには、外気を取り込む外気取入口と、ライトの前面を保護する透光部と、が一体成形されており、透光部の内側には、前照灯を取付けるための開口部が形成されたリフレクタ部が取り付けられている。
この前照灯は、電球を保持するソケット部分と、電球の前面に配置されるレンズと、が一体に形成されており、リフレクタ部の開口部に装着される。そして、開口部の周囲に配置された複数のボルト、ナット及びスプリングによって、前照灯はリフレクタ部に対して光軸調整可能に構成されている。
特許第4388297号公報
しかしながら、特許文献1に記載の前照灯は、作業者が直接接触可能な高さに配置されており、高温となった前照灯を作業者が触ると、怪我をする虞がある。このため前照灯を効率よく冷却する必要があった。
そこで、本発明は、ライトを冷却する冷却風をボンネットの内部に導く冷却孔を設け、
もって上述した課題を解決した作業車輌を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン(7)を内装するエンジンルーム(9)を、前記エンジン(7)の上方に配置される天板(20)と、左右のサイドカバー(21L,21R)と、前方のフロントグリル(22)と、によって覆うボンネット(10)を有する作業車輌(1)において、
前記フロントグリル(22)は、ライト(48)が取り付けられるライト取付け部(32)と、前記エンジンルーム(9)に外気を取り入れるグリル部(31)と、が一体に形成され、
前記ライト(48)は、光を発する光源体(51)と、前記光源体(51)に対して別体に構成され、かつ前記光源体(51)の前方に配置されると共に前後方向において前記光源体(51)と前記ライト取付け部(32)との間で挟まれて支持される中間体(52)と、を有し、
前記中間体(52)は、前記光源体(51)に当接する当接部(54)と、前記光源体(51)に当接しない非当接部(53)と、を有し、
前記中間体(52)の前記非当接部(53)と前記光源体(51)とによって囲まれる空間によって、前記光源体(48)を冷却する冷却風を前記ボンネット(10)の内部に導く冷却孔(55)が形成されてなる、
ことを特徴とする。
例えば図4及び図7を参照して、前記当接部(54)と前記非当接部(53)は、互いに交互に隣接するようにそれぞれ複数設けられ、
前記光源体(51)と前記中間体(52)の複数の前記非当接部(53)とによって囲まれる空間によって前記冷却孔(55)が複数形成されてなる。
例えば図7及び図8を参照して、前記中間体(52)の前記光源体(51)に対向する部分において、前記非当接部(53)の割合は、前記当接部(54)の割合よりも多い。
例えば図6及び図7を参照して、前記中間体(52)の前記当接部(54)及び前記非当接部(53)は、前記光源体(51)の前面(51a)の周縁部に沿って配置されてなる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、冷却孔によってボンネットの内部に導かれた冷却風によってライトを効率よく冷却することができる。これにより、作業者がライトに触れて怪我することを低減できる。また、中間体を光源体に対して別体に構成したので、光源体の形状が変更されたとしても、中間体のみ変更すればフロントグリルの形状を変更する必要が無く、複数種類のライトに対してフロントグリルを共通化することができ、コストダウンすることができる。
請求項2に係る本発明は、光源体と中間体とによって囲まれる空間によって冷却孔が複数形成されているため、冷却孔を通った冷却孔が光源体に沿って進むため、ライトの冷却効率を向上することができる。
請求項3に係る本発明は、中間体の光源体に対向する部分において、冷却孔を形成する非当接部の割合が当接部の割合よりも多いので、冷却孔を大きく取ることができ、ライトの冷却効率を向上することができる。
本実施の形態に係るトラクタを示す側面図。 ボンネットを示す斜視図。 フロントグリルを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図。 フロントグリルのライト保持部及びカバー部材を示す正面斜視図。 フロントグリルのライト保持部及びカバー部材を示す背面斜視図。 センターライトを示す分解斜視図。 光源体及び中間体を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図。 中間体を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図。 センターライト及びサイドライトが取り付けられた左側ライト取付け部を示す断面図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るトラクタ1(作業車輌)は、図1及び図2に示すように、前輪2及び後輪3により支持される走行機体5と、該走行機体5の後部に昇降自在に連結されたロータリ耕耘装置等の作業機(不図示)と、を備え、走行機体5を前進走行させながら、作業機によって耕耘作業等の各種作業を行なう。
走行機体5は、前後方向に延びる金属製の車台6を備えており、該車台6の前部には、ディーゼルエンジンからなるエンジン7が載置されている。エンジン7や不図示のラジエータ及びラジエータファン等を内装するエンジンルーム9は、ボンネット10によって覆われており、ボンネット10の後方には、運転操作部11が配設されている。上記ボンネット10と上記運転操作部11との間には、上記車台6から立接される機枠12が配置されており、該機枠12は、インテークカバー13によって覆われている。上記運転操作部11には、操向用の操向ハンドル15と、後輪3を覆う左右のフェンダーフレーム16,16の間に配設された座席17と、が設けられており、座席17の後方には、安全フレーム19が取り付けられている。なお、以下では、座席17に着座した作業者の視点から視て、前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。
上記ボンネット10は、エンジン7の上方側を覆う天板20と、左右一対のサイドカバー21L,21Rと、前方を覆うフロントグリル22と、からなり、天板20は、その後側において上記機枠12に枢支されて開閉自在に、かつ閉じた状態で固定自在となっている。このため、これら天板20、左右のサイドカバー21L,21R及びフロントグリル22が一体となった状態で、ボンネット10は、機枠12に対して開閉自在に支持されており、整備性が良い。なお、ボンネット10と車台6との間には、アンダーカバー23が配置されており、アンダーカバー23は、ボンネット10の前方側の荷重を支えている。
天板20及び左右のサイドカバー21L,21Rは、板金から構成されており、サイドカバー21L,21Rには、ラジエータファンによって吸気された外気をそれぞれ排出する排気口25L,25Rが形成されている。ボンネット10は、上述したように天板20、左右のサイドカバー21L,21R及びフロントグリル22が一体となった状態で開閉可能に構成されているため、より軽量である方が操作性及び整備性が良い。このため、本実施の形態では、サイドカバー21L,21Rを薄肉の板金で構成しており、不図示の前側補強プレート及び後側補強によって補強している。
図3に示すように、フロントグリル22の背面からは、後方に延びる複数の上部取付けリブ30a及び複数のサイド取付けリブ30bが突出している。複数の上部取付けリブ30a及びサイド取付けリブ30bが、それぞれ天板20及びサイドカバー21L,21R(図2参照)に対して不図示のノブボルトで固定されることで、フロントグリル22は、天板20及びサイドカバー21L,21Rに対して固定される。
フロントグリル22は、エンジンルーム9(図2参照)に外気を取り入れる複数の通気孔31aを有するグリル部31と、グリル部31の上方に配置され複数のライトが取り付けられるライト取付け部32と、を有しており、これらグリル部31及びライト取付け部32がポリプロピレン樹脂(PP樹脂)によって一体に成形されている。
グリル部31は、エンジン7(図2参照)の前方に配置される前方グリル33と、左右のサイドカバー21L,21Rの前方でサイドカバー21L,21Rに沿ってそれぞれ設けられる側方グリル35L,35Rと、を有している。これら前方グリル33及び側方グリル35L,35Rは、複数の通気孔が形成されることで網状に形成されており、所定の強度は維持した状態で多くの外気をエンジンルーム9内に取り入れることができ、エンジンルーム9の冷却性能を向上することができる。
前方グリル33と、左右の側方グリル35L,35Rと、の間の屈曲部分には、通気孔が形成されておらず上下方向に延びる支持壁36L,36Rが形成されており、グリル部31の上下方向における強度を向上している。更に、図2、図3及び図5に示すように、グリル部31の背面側には、前方グリル33及び左右の側方グリル35L,35Rに沿って湾曲して形成されるグリル補強プレート37が設けられており、該グリル補強プレート37によってグリル部31の水平方向における強度を向上している。このように、グリル部31は、外気をエンジンルーム9内に取り込む前方グリル33及び側方グリル35L,35Rが広範な面積に亘って形成されているが、十分な強度を保っている。
ライト取付け部32は、図3に示すように、左右方向における一方側である左側に設けられる第1のライト取付け部としての左側ライト取付け部34Lと、他方側である右側に設けられる第2のライト取付け部としての右側ライト取付け部34Rと、これら左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34Rの間に配置される中央部35と、を有している。中央部35は、下方に向かうにしたがって前方へ傾斜する傾斜面35aを有しており、傾斜面35aには、エンブレムを取り付け可能なエンブレム取付け部35bと、エンブレム取付け部35bの上方及び下方に形成される孔部35c,35cと、が形成されている。孔部35c,35cの特に下方の孔部の後方には、警笛を発する不図示のホーンが設けられている。これにより、ホーンを後述する左右のセンターライトの間のスペースに設けることができ省スペース化できると共に、ホーンの正面に孔部35cを配置したので、ホーンの警笛がフロントグリル22の前方に伝播しやすく、報知性能を向上することができる。
左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34Rには、図4及び図5に示すように、複数のライト(本実施の形態では4つ)を有するヘッドライトユニット40が背面側から取付けられる。左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34Rには、それぞれ2つずつライト(48,49)が取り付けられ、図5に示すように、これらのライトは、左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34Rの背面側から後方に延びる複数(本実施の形態では計8つ)のライト取付けボス41,41,…に取付けられる。
フロントグリル22には、ライト取付け部32を前方から囲う、フロントグリル22とは別体のカバー部材60が取り付けられている。フロントグリル22の左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34Rの周りには、複数のカバー取付けボス61,61,…が前方に突出するように形成されており、カバー部材60の背面側には、複数のカバー取付けボス61,61,…に係合する複数の係合ボス62,62,…が形成されている。これらボス61及び係合ボス62が係合することで、カバー部材60はフロントグリル22に固定される。
カバー部材60には、カバー部材60がフロントグリル22に取り付けられた状態において、左側ライト取付け部34Lを露出させる左側露出孔63Lと、右側ライト取付け部34Rを露出させる右側露出孔63Rと、中央部35を露出させる中央露出孔65と、が形成されており、全体として前方に突出した形状に形成されている。左側露出孔63L及び右側露出孔63Rを介して、ライト取付け部32に取り付けられる各ライトは前方に光を照射することができ、中央露出孔65を介して、ホーンの警笛を前方に伝播させることができる。
カバー部材60は、フロントグリル22と別体に形成されているため、複数の機種のトラクタにおいてフロントグリル22を共通化したとしても、カバー部材60のみを機種によって意匠変更することで、安価な構成で機種によって外観イメージを変更することができる。また、フロントグリル22は、上述したようにポリプロピレン樹脂によって一体成形されているが、目的によりカバー部材60をポリプロピレン樹脂とは異なる材料で構成することができる。
例えば、カバー部材60をABS樹脂によって形成することで、表面の光沢性が優れ高品質な質感を表現することができる。一方、フロントグリル22は、ポリプロピレン樹脂によって形成することで、軽量で機械的強度に優れ、加工性が良く、ライト取付け部32のように凹凸の多い形状でも一体成形することができる。また、ポリプロピレン樹脂は、発色性は良いが光沢があまりないため、光沢のあるカバー部材60とのコントラストによってより優れたデザイン性を表現することができる。
また、ライト取付け部32には、複数のライト取付けボス41,41,…及び複数のカバー取付けボス61,61,…が形成されているが、これらライト取付けボス41,41,…及びカバー取付けボス61,61,…は、前方から視て、カバー部材60に囲われた範囲内に配置されている。具体的には、カバー部材60の周縁部66、左側露出孔63Lと中央露出孔65との間の左側柱部67L、及び右側露出孔63Rと中央露出孔65との間の右側柱部67Rの後方にライト取付けボス41,41,…及びカバー取付けボス61,61,…が配置されている。
これにより、フロントグリル22をポリプロピレン樹脂によって一体成形するにあたって、凸部の収縮によってライト取付けボス41,41,…の反対面側、すなわちフロントグリル22の正面側(前面側)にヒケが生じやすいが、たとえヒケが生じてもカバー部材60によって覆って隠すことができる。また、フロントグリル22にカバー部材60が取り付けられた状態では、カバー取付けボス61,61,…は隠れた状態となる。このため、フロントグリル22のデザインの自由度や、周辺部品の配置の自由度を向上することができる。
以下では、左側ライト取付け部34L及び右側ライト取付け部34R並びにヘッドライトユニット40の4つのライトは、左右対称に構成されているため、左側ライト取付け部34L並びに左側ライト取付け部34Lに取り付けられるライトのみを説明する。
左側ライト取付け部34Lは、図4に示すように、第1段部42、第2段部43及び第3段部44を有しており、これら複数の段部42,43,44は、下方に向かうにしたがって前方へ突出するように形成されている。より具体的には、第1段部42は、下方に向かうにしたがって前方へ傾斜する第1傾斜面42aと、第1傾斜面42aの下端に接続されて第1傾斜面42aよりも水平に近い角度で傾斜する第2傾斜面42bと、を有する。第2段部43は、第2傾斜面42bの前端に接続され、下方に向かうにしたがって前方へ傾斜する第3傾斜面43aと、第3傾斜面43aの下端に接続されて第3傾斜面43aよりも水平に近い角度で傾斜する第4傾斜面43bと、を有する。第3段部44は、第4傾斜面43bの前端に接続され、下方に向かうにしたがって前方へ傾斜する第5傾斜面44aと、第5傾斜面44aの下端に接続されて第5傾斜面44aよりも水平に近い角度で傾斜する第6傾斜面44bと、を有する。
第3段部44の第5傾斜面44aからは、円筒形状のセンターライト保持部46が前方に延びており、センターライト保持部46の側方には、サイドライト保持部47が形成されている。これらセンターライト保持部46及びサイドライト保持部47には、センターライト48及びサイドライト49がそれぞれ挿入されるライト挿入孔46a,47aが形成されている。ライト挿入孔46a,47aの周囲には、それぞれ2つずつ上記ライト取付けボス41,41が背面側から延びている。
センターライト48及びサイドライト49は、同一構成であるため、以下ではセンターライト48のみを説明する。図6に示すように、センターライト48(ライト)は、ライト取付けボス41,41にビス41a,41aによって固定される固定ブラケット50と、固定ブラケット50に対して上下方向に回動可能に支持される光源体51と、光源体51のガラス面51aに当接し、センターライト保持部46と光源体51との間に介在する中間体52と、を有している。
中間体52は、図7及び図8に示すように、光源体51の前方に配置され、ライト挿入孔46a(図5参照)に嵌合するようにリング状に形成されている。中間体52の前面52aは、フラットな平面となっており、中間体52の光源体51に対向する後面52bは、凹凸形状となっている。
中間体52の後面52bは、図6及び図8に示すように、光源体51のガラス面51aに当接しない3つの凹部53(非当接部)と、3つの凹部53の間に交互に配置され、ガラス面51aに当接する3つの凸部54(当接部)と、を有している。凸部54は、図8(b)に示すように、ガラス面51aの縁部のアール形状に沿った湾曲面54aを有しており、ガラス面51aに対してガタつくことなく当接する。なお、ガラス面51a及び湾曲面54aには、互いに螺合するネジ山を形成してもよく、これにより、中間体52を光源体51に固定してもよい。
凹部53は、図8(b)に示すように、周方向に延びる平滑面53aと、平滑面53aの両端部から光源体51に向かって立ち上がる立ち上がり面53b,53bと、を有している。そして、図7(a)に示すように、凸部54が光源体51に当接した状態で、光源体51と凹部53によって囲まれる空間によって冷却孔55が形成される。より具体的には、平滑面53a、立ち上がり面53b,53b及びガラス面51aによって囲まれる空間によって冷却孔55が形成される。このような冷却孔55は、3つの凹部53に対応して、複数形成(本実施の形態では3つ)されている。
これら3つの凹部53及び3つの凸部54は、中間体52の円周においてそれぞれ等間隔に配置されており、図8(a)に示すように、凸部54の周方向の長さL1は、凹部53の周方向の長さL2よりも短い。したがって、中間体52の光源体51に対向する部分である後面52bにおいて、凹部53の割合は、凸部54の割合よりも多い。このため、中間体52と光源体51とによって囲まれる空間によって形成される冷却孔55を大きく確保することができる。
センターライト48をセンターライト保持部46に組み付ける際には、作業者は、図6に示すように、まず固定ブラケット50に対して光源体51をビス50aによって回動自在に取付ける。そして、図9に示すように、光源体51のガラス面51aに中間体52を取り付けた状態で、センターライト48をセンターライト保持部46のライト挿入孔46aに挿入する。
センターライト保持部46のライト挿入孔46aは、所定の光軸位置となるように予め形成されており、固定ブラケット50に対して回動可能な光源体51及び中間体52をライト挿入孔46aに位置合わせすることで、自動的に所定の光軸位置となるように光軸合わせが行われる。また、中間体52の凸部54には、光源体51のガラス面51aの縁部のアール形状に沿って形成されているため、ライト挿入孔46aにセンターライト48を挿入する際に、中間体52が光源体51に対してずれることがない。
センターライト保持部46に対して装着されたセンターライト48は、固定ブラケット50がフロントグリル22のライト取付けボス41,41にビス41a,41aによって螺合されることで固定される。これにより、センターライト48のセンターライト保持部46に対する取付けが完了する。
ここで、図6に示すように、固定ブラケット50には、ひょうたん型の長孔50bが形成されている。サイドライト保持部47は、上述したセンターライト保持部46と同様に、ライト挿入孔47aによって自動的にサイドライト49の光軸合わせを行うように構成されているが、サイドライト保持部47に取り付けられた状態のサイドライト49は、図9に示すように、センターライト48に比して光軸が僅かに左右方向における外方かつ下方に向いている。
このため、センターライト48は、図6に示すように、光源体51がひょうたん型の長孔50bの後ろ側の孔50cに取り付けられ、サイドライト49は、光源体51が長孔50bの前側の孔50dに取り付けられる。これにより、複数のライト取付けボス41,41,…は、センターライト保持部46及びサイドライト保持部47のいずれの箇所に関わらず、後方に平行に延びているが、センターライト48及びサイドライト49の部品を共通化した状態で、センターライト48とサイドライト49との光軸を互いにずらした状態で取り付けることができる。これにより、ライト取付けボス41,41,…をフロントグリル22に一体成形する際の加工が容易になり、かつライト部品の共通化によりコストダウンすることができる。
また、本実施の形態では、ライト取付け部32をフロントグリル22の上部に集中配置して、フロントグリル22の下部に大きなグリル部31を形成し、エンジンルーム9の冷却性を向上している。そして、ライト取付け部31の左右に、複数の段部42,43,44を形成すると共に、センターライト保持部46及びサイドライト保持部47を個別に形成している。このため、フロントグリル22のライト取付け部32は、凹凸及び屈曲形状の多い形状となっており、この形状によりライト取付け部32の強度を向上している。
図1に示すように、このように凹凸の多いライト取付け部32は、左右方向から視て、上下方向における天板20の前端部20aとサイドカバー21L,21Rの前端部21aとの間に配置されている。このため、ライト取付け部32を含むフロントグリル22が強度部材として機能し、天板20と左右のサイドカバー21L,21Rとを強固に固定することができる。よって、サイドカバー21L,21Rの板厚を薄くしても、ボンネット10全体の強度を保つことができ、ボンネット10が軽量となってボンネット10の開閉性及び整備性を向上することができる。また、天板20やサイドカバー21L,21Rの板厚や固定方法によってボンネット10に強度を持たす必要が無く、例えばサイドカバー21L,21Rの板厚を薄くしたり天板20とサイドカバー21L,21Rとの固定箇所を少なくしたりすることができ、設計自由度やデザイン自由度を向上することができる。
更に、中間体52と光源体51とによって囲まれる空間によって冷却孔55が形成されるので、特にトラクタ1の走行中には、冷却孔55から冷却風がボンネット10の内部に導かれ、光源体51に沿って後方に進む。このため、センターライト48及びサイドライト49は、人が触れられる高さに位置しているが、光源の熱により発熱しやすい光源体51及び中間体52を効率よく冷却することができ、作業者が光源体51に触れて怪我することを低減することができる。
また、光源体51及び中間体52は、所定の範囲の温度に維持され、光源体51及び中間体52の熱でフロントグリル22が溶けてしまったり変形してしまったりすることを防止できる。また、中間体52が光源体51に対して別体に構成されているので、光源体51の形状が変化しても、中間体52の形状を変化させればフロントグリル22の形状を変えることなく使用できる。このため、大きな部材であるフロントグリル22の金型等を新規に作る必要が無く、複数種類の光源体51に対してフロントグリル22を共通化することができ、コストダウンすることができる。
なお、本実施の形態では、光源体51及び中間体52は、円形に形成されていたが、これに限定されない。また、冷却孔55は、光源体51と中間体52とによって形成されなくてもよく、例えばライト取付け部32と中間体52とによって形成されてもよい。すなわち、ライト取付け部32及び中間体52のいずれか一方又はその両方に切欠き(凹部)を形成し、ライト取付け部32と中間体52との接合部に冷却孔を形成するように構成してもよい。また、冷却孔55は、例えばライト取付け部32やセンターライト48のいずれかの位置に形成されてもよい。また、中間体52は、光源体51に対して別体ではなく一体に設けられてもよく、ライト取付け部32に対して固定又は一体形成されていてもよい。また、冷却孔の形状や数は、適宜変更してもよく、本発明が適用されるライト及びライト取付け部は、前照灯として機能するセンターライト48やサイドライト49に限らず、方向指示灯等でもよい。
なお、本実施の形態では、フロントグリル22をポリプロピレン樹脂(PP樹脂)によって形成し、カバー部材60をABS樹脂によって形成したが、これに限定されず、機械的強度、加工性、表面性、材料費、耐摩耗性等の様々な条件に応じて材料を選択してもよい。また、光源体51の光源は、白熱電球、蛍光灯、LED等から適宜選択してもよい。
また、本実施の形態では、フロントグリル22のライト取付け部32は、複数の段部42,43,44を形成するように形成したが、この形状に限定されず、屈曲部を多数設けて強度を向上させる形状であればどのような形状でも良い。また、本発明はトラクタに限らず、田植機等の他の作業車輌に対しても適応可能である。
1:作業車輌(トラクタ)
7:エンジン
9:エンジンルーム
10:ボンネット
20:天板
21L,21R:左右のサイドカバー
22:フロントグリル
31:グリル部
32:ライト取付け部
48:ライト(センターライト)
51:光源体
52:中間体
53:非当接部
54:当接部
55:冷却孔

Claims (4)

  1. エンジンを内装するエンジンルームを、前記エンジンの上方に配置される天板と、左右のサイドカバーと、前方のフロントグリルと、によって覆うボンネットを有する作業車輌において、
    前記フロントグリルは、ライトが取り付けられるライト取付け部と、前記エンジンルームに外気を取り入れるグリル部と、が一体に形成され、
    前記ライトは、光を発する光源体と、前記光源体に対して別体に構成され、かつ前記光源体の前方に配置されると共に前後方向において前記光源体と前記ライト取付け部との間で挟まれて支持される中間体と、を有し、
    前記中間体は、前記光源体に当接する当接部と、前記光源体に当接しない非当接部と、を有し、
    前記中間体の前記非当接部と前記光源体とによって囲まれる空間によって、前記光源体を冷却する冷却風を前記ボンネットの内部に導く冷却孔が形成されてなる、
    ことを特徴とする作業車輌。
  2. 前記当接部と前記非当接部は、互いに交互に隣接するようにそれぞれ複数設けられ、
    前記光源体と前記中間体の複数の前記非当接部とによって囲まれる空間によって前記冷却孔が複数形成されてなる、
    請求項1に記載の作業車輌。
  3. 前記中間体の前記光源体に対向する部分において、前記非当接部の割合は、前記当接部の割合よりも多い、
    請求項1又は2に記載の作業車輌。
  4. 前記中間体の前記当接部及び前記非当接部は、前記光源体の前面の周縁部に沿って配置されてなる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業車輌。
JP2017205623A 2017-10-24 2017-10-24 作業車輌 Active JP6945419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017205623A JP6945419B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 作業車輌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017205623A JP6945419B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 作業車輌

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019077331A JP2019077331A (ja) 2019-05-23
JP6945419B2 true JP6945419B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=66627163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017205623A Active JP6945419B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 作業車輌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6945419B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019077331A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002211337A (ja) フロントグリル構造
US7331593B2 (en) Motorcycle rear fender structure
JP4762629B2 (ja) 自動二輪車のランプユニット
US7581784B2 (en) Front structure for vehicle
JP2008087559A (ja) 灯体ユニットの支持構造
US8820987B2 (en) Lighting device for mortorcycle
JP6837791B2 (ja) 鞍乗型車両のフロントカウル
JP6936050B2 (ja) 作業車輌
JP6945419B2 (ja) 作業車輌
JP6914099B2 (ja) 作業車輌
JP6914100B2 (ja) 作業車輌
JP7141299B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5356103B2 (ja) 走行車両のボンネット支持構造
JP2007038865A (ja) 車両のフロントカバー構造
JP4054961B2 (ja) ラジエータグリルの取付構造
JP2014046744A (ja) 作業車輌
JP2019119441A (ja) 鞍乗り型車両のフロントカウル構造
JP2004314807A (ja) 農作業機のフロントグリル構造
JP2542788B2 (ja) 自動二輪車のカウリング装置
JP6718716B2 (ja) 鞍乗型車両
JP7272299B2 (ja) 車両前部構造
JP4689399B2 (ja) レッグシールドの収納室構造
JP3963657B2 (ja) 自動車のリヤコンビネーションランプ構造
JP3796234B2 (ja) 車両用警笛装置
JP6684750B2 (ja) 車両の前照灯取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6945419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151