JP2004314807A - 農作業機のフロントグリル構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機体前部のエンジンルーム14に外気取入口33から冷却風を取り込むフロントグリル25を備え、この外気取入口33と、これに隣接して配置されライトの前面を保護する透光部34とを一体成形する。これにより、複数の部品を組合せて構成する場合に比してデザイン性の改善が図られ、また、透光部34と外気取入口33との一体成形により、透光部34を単独で成形するための型は不要となる。更に、透光部34を除くフロントグリル25に塗装を施すことで、ライトの前面を保護する透光部34には透過率の高い材料を用いてレンズ機能を高め、透光性の不要な部分に対しては着色塗装により対応している。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタ等の農作業機のフロントグリル構造に関し、特にエンジンルームに外気取入部から冷却風を取り込むフロントグリルを備えた農作業機のフロントグリル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ等の農作業機において、従来、例えばエンジンやラジエータ等が内装されるエンジンルームは、上方を開閉自在なボンネットで覆い、左右両側面をサイドカバーで覆い、これらボンネットとサイドカバーは、共に開閉自在に設けられていて、その前方を着脱自在なフロントグリルで覆ったものが公知である。このフロントグリルは、ランプグリルを着脱自在に嵌合するグリル口を有し、このグリル口の前側から前記ランプグリルを押し込んで、係合手段により係合する構成である。更に、このランプグリルの前面には、ヘッドランプを覆う透明なランプカバーが形成されている。なお、フロントグリルの下方部には吸気口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の従来技術として、例えば、エンジンルームの上方をボンネットで覆い、左右両側面を側面カバーで覆い、かつ前方及び前側方を樹脂材からなるフロントグリルにより覆ったものが公知である。このフロントグリルは、正面に通風窓が開口され、その側方に側方窓が開口されていると共に、前記通風窓の上方にはヘッドライト取付け用の穴が形成されたものが公知である(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−295262号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−153780号公報(第2〜第3頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した特許文献1によると、吸気口が形成されたフロントグリルとは別体にランプグリルを形成し、このランプグリルを、フロントグリルのグリル口に押し込んで装着する構成であるため、部品点数が増加すると共に、フロントグリルとランプグリルとを一体成形した場合に比較して強度的に弱くなるおそれがある。また、吸気口が形成されたフロントグリルと、前面に透明なランプカバーを有するランプグリルと、を成形手段により夫々別個に製造しなければならず、高い型費投入を必要とする。
【0006】
また、特許文献2によると、フロントグリルの正面に通風窓を形成し、更に該通風窓の上方にヘッドライト取付け用の穴を形成しているため、これら通風窓及び穴によりボンネット支持構造が強度的に弱くなるおそれがある。また、ヘッドライト取付け用の穴の前面には、ランプカバーが設けられていないため、該ランプカバーを別個に取付ける必要があり、これにより部品点数が増加したり組付け工数が増大し、更にヘッドライトが露出したままではデザイン的に見劣りがするし、破損等のおそれも生じ得る。
【0007】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、フロントグリルの外気取入部とライトの前面を保護する透光部とを一体成形して、部品点数の削減とデザイン性の改善を図り得る農作業機のフロントグリル構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、機体前部に形成されたエンジンルーム(14)の前方を覆い、該エンジンルーム(14)に、外気取入部(33)から冷却風を取り込むフロントグリル(25)を備えた農作業機(10)のフロントグリル構造において、
前記外気取入部(33)と、該外気取入部(33)に隣接して配置されライトの前面を保護する透光部(34)と、を一体成形し、
更に、前記透光部(34)を除く前記フロントグリル(25)に塗装を施した、ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の農作業機のフロントグリル構造において、前記ライトは、前照灯(54)と該前照灯(54)の左右側部に並設される側照灯(55)とを有し、前記透光部(34)に、前記側照灯(55)からの光を機体前方及び機体側方に向けて照明可能な光拡散部(41)を形成した、ことを特徴とする。
【0010】
[作用]
本発明によれば、フロントグリル(25)の外気取入部(33)と、ライトの前面を保護する透光部(34)とを一体成形したことで、部品点数の削減が図られると共に、複数の部品を組合せて構成した場合に比してデザイン性の改善が図られる。また、透光部(34)を外気取入部(33)と一体成形したことで、透光部(34)を単独で成形するための型は不要となるため、ライトのレンズ部位(透光部)への型費投入が少なくなり、製造コストの低減が図られる。更に、透光部(34)を除くフロントグリル(25)に塗装を施したことで、ライトの前面を保護する透光部(34)には、透過率の高い材料を用いてレンズ機能を高めることが可能となり、更に透光性の不要な部分に対しては着色塗装により対応することが可能となる。
【0011】
なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1及び図2は、本発明を適用したトラクタの外観を示す図であり、該トラクタ10は、前輪11及び後輪12にて支持された走行機体13を有し、該走行機体13の前部には搭載エンジン(図示せず)を収容するエンジンルーム14が形成され、該エンジンルーム14の上方は上下に開閉自在なボンネット20で覆われている。また、該ボンネット20の後方の操縦部には、操向用の操向ハンドル15と、後輪12を覆う左右のフェンダフレーム16,16間の略々中央に座席シート17等が配設されている。更に、座席シート17の後部には、安全フレーム18が取付けられている。
【0014】
図3及び図4に示すように、前記ボンネット20は、エンジンルーム14の天面を覆う樹脂製の天板24と、該天板24の前部に連結される樹脂製のフロントグリル25と、前記天板24の左右側部に連結される鉄製の左右の側板26,26とを有している。このように、ボンネット20に、樹脂製の天板24及び樹脂製のフロントグリル25を用いたことで、該ボンネット20の軽量化が図られ、上下開閉時の操作性の向上が図られる。また、左右側板26に鉄板を用いたことで、ボンネット20の剛性をある程度高く維持しながら、該ボンネット20の機能を損なわないようにしている。前記フロントグリル25の上部には、上下2段に格子状の外気取入口(外気取入部)331 ,332 が形成され、下部には前照灯54の前面を保護する透光部34が形成されている。前記外気取入口331 ,332 から、エンジンルーム14に冷却風が取り込まれエンジンやラジエータ(いずれも図示せず)が冷却される。
【0015】
本実施形態では、このフロントグリル25は透明な樹脂製で構成され、かつ前記透光部34を除いて所定の着色で塗装が施されている。また、フロントグリル25の下方には、フロントカバー27が取付けられ、該フロントカバー27は、その左右両側部が側板26の前部に取付けられている。このフロントカバー27の左右方向の中央内側には、鉄製の補強ブラケット29が取付けられていて、該補強ブラケット29は、上下に延びる鉄板59(図5参照)を介して天板24に固定されている。更に、天板24と左右の側板26,26との組付状態における後部の内側周囲に亘って、規制プレート28が取り付けられている。
【0016】
なお、これら各部材の取付けには、ボルトとナット等の固定手段が用いられている。また、本実施形態では、上下開閉自在なボンネット20が、天板24とフロントグリル25、及び左右の側板26,26を有する構成として説明したが、これに限らず、例えばボンネット20は、開閉自在な天板24のみを有し、左右の側板26,26とフロントグリル25とは機体に固定された構成のものであってもよい。
【0017】
ボンネット20は、図5に示すように、本実施形態では、その後部支点21を中心として上下開閉自在に構成されていて、該ボンネット20の下方への閉止時には、その前部下面に取付けられた前記補強ブラケット29が、機体フレームの前部に取付けられた固定カバー22の上面に当接される。この補強ブラケット29には、フロントグリル25の左右方向の略々中央内側を上下方向に延びる細長い鉄板59が固定されている。この鉄板59は、長手方向の中途部をボルト・ナット57にてフロントグリル25に固定され、また上部をボルト・ナット60にて天板24の前部に固定されている。
【0018】
本実施形態によれば、ボンネット20を構成している各部材(天板24、フロントグリル25、側板26等)を、該ボンネット20の開閉方向(上下方向)に荷重が加わるようにしたことで、ボンネット20自体の剛性をアップすることができる。また、天板24に補強ブラケット29を連結し、該補強ブラケット29の部分に、ボンネット20の閉止時に機体側に当接する機能を持たせたことで、組立時の隙間管理等を容易にすることができる。更に、天板24、側板26、フロントグリル25、及びフロントカバー27等の各部品を、固定手段により正確に位置決めすることができると共に、後述する規制プレート28の作用と相俟って、部品組立後の外観品質の向上を図ることができる。
【0019】
次に、ボンネット20を構成している各部材の詳細について説明する。
【0020】
前記天板24は、図6及び図7に示すように、合成樹脂であるポリジシクロパンタジエンを用いて成形したもので、機体前部がやや下方に傾斜した略々平坦な平面状の上面部と、若干下方に垂下する左右の側面部とを有し、該左右の側面部の下端部には、左右の側板26,26との重合部に多数のボルト孔44が形成されている。また、上面部の内側には、前述したフロントグリル25や、後述する規制プレート28を取り付けるための多数のボルト取付座(インサートネジ取付座)30が形成されている。なお、天板24の表面側は、適宜クリーム色等の塗装又は金属メッキが施されている。
【0021】
フロントグリル25は、図8と図9(及び図5参照)に示すように、透明なポリカーボネイトを用いて一体成形されていて、前述したように、上部には格子状の外気取入口331 ,332 が形成され、下部には前照灯54及び側照灯55(図12参照)の前面を保護する透光部34が形成されている。すなわち、外気取入口33と、これに隣接してその下部に配置された透光部34とは、成形手段により一体的に成形されている。このように、外気取入口33と透光部34とを一体成形したことで、部品点数の削減を図ることができると共に、複数の部品を組合せて構成した場合に比してデザイン性の向上を図ることができる。更に、本実施形態によれば、透光部34を単独で成形するための型は不要となり、該透光部34(レンズ部位)への型費投入が少なくなる。
【0022】
また、前記フロントグリル25に、透過率の良い透明な材質(ポリカーボネイト)を用いたことで、透光部34により、前照灯54及び側照灯55からの光を効率良く遠くまで照射することができ、また、透光部34を除く部分には、適宜化粧用の着色塗装又は金属メッキを施すことで対応することができる。すなわち、透光部34は、前照灯54及び側照灯55からの光を減衰させないで遠くまで、或いは広範囲に亘って照射するレンズの役目をなしている。
【0023】
この透光部34の左右両側部には、後述する側照灯55からの光を機体前方及び側方に向けて広範囲に照明する光拡散部41が形成されている。この光拡散部41は、側照灯55からの光を機体前方及び側方に拡散可能に、例えば透光部34の内面に断面鋸歯状等に形成された光屈折部分からなる。これにより、側照灯55から出射された光は、機体前方及び側方の広範囲にわたって照明することが可能になり、夜間作業時等において機体左右側の視野を広範囲に確保することができる。更に、フロントグリル25の内側には、多数のボルト取付座31や天板21との取付け用の孔が形成された舌片32、後述するリフレクタ部35との取付け用の孔53’が形成された舌片32’等が形成されている。本実施形態では、フロントグリル25の材質をポリカーボネイトとしたことで、合成樹脂にもかかわらず該フロントグリル25の強度アップが図られている。
【0024】
図10及び図11は、透光部34の内側に取付けられるリフレクタ部35で、このリフレクタ部35は、ポリプロピレンを成形して一体的に作られ、左右方向の中央側には隣接して開口部36,36が形成されている。この開口部36に、前照灯54が光軸調節自在に取付けられている。また、リフレクタ部35における前記開口部36,36の左右側部には、凹状の湾曲部37,37が形成されていて、この湾曲部37の略々中央に側照灯55が取付けられている。このリフレクタ部35の表面には、光を反射するアルミ蒸着が施されている。また、リフレクタ部35の上下部には、該リフレクタ部35のフロントグリル25への取付用の立設片38,39とボルト取付孔40、及び取付け用の孔53”が形成された舌片32”等が形成されている。このように、前照灯54と側照灯55の取付け部材を、リフレクタ部35により一体部品で構成することにより、部品点数の削減が図られている。
【0025】
図12は、リフレクタ部35に前照灯54と側照灯55を取付けた状態の断平面図である。同図に示すように、機体左右方向の中央側に前照灯54,54が取付けられ、該前照灯54,54の左右側部に側照灯55,55が並設されている。前照灯54は、図13に示すような外観をなし、その外周部には、リフレクタ部35への取付用の3個のネジ孔58が形成されている。この前照灯54は、前面に配置されたレンズ56と電球61、及び該電球61の後面を覆う円錐状の反射面52とを有している(図12参照)。
【0026】
また、リフレクタ部35の左右両側部には、前述したように、その断平面の軌跡が図の一点鎖線(a−a)で示すような凹状の湾曲部37が形成されていて、この湾曲部37の略々中央に側照灯55が取付けられている。前記湾曲部37には、光を効率良く反射するようにアルミ蒸着が施されていて、この構成により、側照灯55の照射角度は平面視で機体前方から側方に向けて略々50°の範囲となっている。こうして、前記側照灯55によれば、前記湾曲部37と前述した光拡散部41の効果とが相俟って、出射された光をより広範囲に照明できるようになっている。更に、前記湾曲部37は、側照灯55からの光が前照灯54側に漏れないようにするための仕切リブの役目も果たしている。
【0027】
図14は、フロントグリル25に、リフレクタ部35を介して前照灯54が取付けられた状態を示す断側面図である。すなわち、リフレクタ部35は上部のボルト・ナット57と下部のボルト・ナット62でフロントグリル25に取付けられている。また、図15は、リフレクタ部35の開口部36に、前照灯54が光軸調節自在に取付けられた状態を示している。すなわち、前照灯54は、開口部36の周囲に配置された上下3本のボルト631,632,633とナット641,642,643、及び前照灯54を機体後方側に向けて常時付勢するスプリング651,652,653により取付けられている。このため、これら上部の2本のボルト631,632と下部の1本のボルト633を調節することで、前照灯54の光軸を上下に任意に調節することができ、これにより、工場出荷時に前照灯54の光軸を略々一定に調節することができる。
【0028】
また、前記フロントカバー27は、図16に示すように、本実施形態では、ポリプロピレンを用いて一体成形され、上部にはフロントグリル25との取付け用の立設片42,42’やボルト取付孔43が形成されていて、該フロントカバー27の表面にも塗装又は金属メッキが施されている。
【0029】
次に、前記左右の側板26は、図17に示すように、1枚の鉄板を加工して製造されるもので、機体前後に細長く延びた形状をなし、該側板26の上端部で、かつ天板21の下端部との重合部には、該側板26に溶接手段により内方に向けて突出された多数のボルト(固定手段)46が植設されている。この重合部において、天板21と側板26とは、前記ボルト(固定手段)46と、ナット(固定手段)48により、一体的に固定されている(図18参照)。また、前記規制プレート28は、天板21と側板26とを固定する最後部のボルト46とナット48により共締めされて固定されている(図18参照)。更に、前記重合部には、ボルト46の頭部を覆い隠すようにマークシート47が貼着されている。このマークシート47は、主として製造メーカの公告機能を高めたり、美感を強調する目的で貼着されるものである。なお、前記側板26の前端部で、フロントグリル25との取付部位には、舌片45が形成されている。
【0030】
図18に示すように、前記天板24と左右の側板26との内側の最後部には、これら天板24と左右の側板26の内側周囲に沿って延設された前記規制プレート28が、ボルト49と前記ナット48により固定されている。更に、この規制プレート28の下端部には、図示しないが弾性ゴムが装着されていて、この弾性ゴムに側板26の内側下端部26aが当接している。こうして、規制プレート28は、側板26の機体内方への移動を規制していて、側板26の機体左右方向の位置決めを行う機能を果たしている。これにより、ボンネット20が、上方に開放された状態から下方に閉止され、該ボンネット20の下端部が固定カバー22の上面に当接したとき、前記側板26と固定カバー22の左右方向の位置とが、ピッタリと合致するようになっている。
【0031】
図19は、組立状態のボンネット20を下方から見た外観図である。同図において、フロントグリル25の外気取入口33の内側には、図20に示すような多数の網目を有する金網50が、多数のボルト孔51に挿入されるボルトによって張設されている。この金網50により、外気取入口33からボンネット20内に外気を取り入れてエンジンの冷却を行う一方、外気取入口33からボンネット20内にワラやごみ等が侵入するのを防止している。
【0032】
前記固定カバー22は、図21に示すように、機体フレームの前部に固定されるもので合成樹脂を一体成形して構成され、図示しないが、機体前部に取付けるためのボルト孔を有し、また、一側部にはマフラの排気孔23が形成されている。この固定カバー22の上面に、ボンネット20の下部に取付けられた補強ブラケット29の下面が当接される。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、フロントグリルの外気取入部と、ライトの前面を保護する透光部とを一体成形したことで、部品点数の削減を図ることができると共に、複数の部品を組合せて構成した場合に比してデザイン性の向上を図ることができる。また、透光部を外気取入部と一体成形したことで、該透光部を単独で成形するための型は不要となり、ライトのレンズ部位(透光部)への型費投入が少なくなって、製造コストの低減を図ることができる。更に、透光部を除くフロントグリルに塗装を施すようにしたことで、ライトの前面を保護する透光部には、透過率の高い材料を用いてレンズ機能を高めることができ、また、透光性の不要な部分に対しては塗装により対応することができる。
【0034】
請求項2に係る発明によれば、透光部に、側照灯からの光を機体前方及び機体側方に向けて照明可能な光拡散部を形成したので、側照灯からの光を機体前方及び側方に向けて広範囲に照明することができ、夜間作業時等における作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたトラクタの側面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】ボンネットの分解斜視図である。
【図4】ボンネットの外観斜視図である。
【図5】ボンネットの開放時と閉止時の状態を示す断側面図である。
【図6】天板の裏面図である。
【図7】天板の側面図である。
【図8】フロントグリルの正面からの外観図である。
【図9】フロントグリルの背面からの外観図である。
【図10】リフレクタ部の外観図である。
【図11】リフレクタ部の側面図である。
【図12】フロントグリルの断平面図である。
【図13】前照灯の外観図である。
【図14】フロントグリルの断側面図である。
【図15】前照灯の取付部の断平面図である。
【図16】フロントカバーの外観図である。
【図17】側板の正面図である。
【図18】図5のA−A断面図である。
【図19】ボンネットを下方から見た外観図である。
【図20】金網の外観図である。
【図21】固定カバーの外観図である。
【符号の説明】
10 トラクタ
20 ボンネット
24 天板
25 フロントグリル
26 左右側板
28 規制プレート
33 外気取入口(外気取入部)
34 透光部
41 光拡散部
46 ボルト(固定手段)
47 マークシート
48 ナット(固定手段)
54 前照灯
55 側照灯
Claims (2)
- 機体前部に形成されたエンジンルームの前方を覆い、該エンジンルームに、外気取入部から冷却風を取り込むフロントグリルを備えた農作業機のフロントグリル構造において、
前記外気取入部と、該外気取入部に隣接して配置されライトの前面を保護する透光部と、を一体成形し、
更に、前記透光部を除く前記フロントグリルに塗装を施した、
ことを特徴とする農作業機のフロントグリル構造。 - 前記ライトは、前照灯と該前照灯の左右側部に並設される側照灯とを有し、前記透光部に、前記側照灯からの光を機体前方及び機体側方に向けて照明可能な光拡散部を形成した、
ことを特徴とする請求項1記載の農作業機のフロントグリル構造。
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