JP6827525B2 - 鞍乗型車両の灯火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の灯火装置に係り、特に、単一のハウジング内に異なる種類のライトを近接配置してなる鞍乗型車両の灯火装置に関する。
従来から、近接配置された複数の異なる種類のライトを単一のハウジングに収納し、単一のアウタレンズで覆うようにした鞍乗型車両の灯火装置が知られている。
特許文献1には、テールライトの車幅方向外側にウインカライトを近接配置した灯火装置が開示されている。
国際公開2014/157354号明細書
しかし、特許文献1の灯火装置において、テールライトとウインカライトとの間に遮光壁が設けられているように、異なる種類のライトを近接配置する際には、互いの照射光の干渉を防ぐ遮光構造が必要となる。これに対しては、ライトのリフレクタ同士が接触する部分を延長して遮光壁として機能させたり、ライト間に遮光機能を有するエクステンション部材を配置する構造が考えられるが、このような構造とすると灯体の寸法や部品点数が増加しやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、異なるライトを近接配置しながら灯体の寸法や部品点数の増加を防ぐことができる鞍乗型車両の灯火装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、第1光源(L1)の照射光で発光する第1ライト(W)と、第2光源(L2)の照射光で発光する第2ライト(T)とを近接配置する車両の灯火装置(20)において、前記第1光源(L1)が実装される第1基板(100)を備え、前記第1基板(100)が、前記第1ライト(W)側に前記第2光源(L2)の照射光が漏れないように遮光する遮光壁として機能する点に第1の特徴がある。
また、前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)とを一体に収納するハウジング(22)を備え、前記ハウジング(22)に、車幅方向中央の主灯体領域(M)と、該主灯体領域(M)から車幅方向外側に突出する副灯体領域(S)とが設けられており、前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)の一部とが、前記副灯体領域(S)に配設されている点に第2の特徴がある。
また、前記第1ライト(W)が、前記第1光源(L1)の照射光を車体後方に反射するリフレクタ面(37,39)が形成された凹状のリフレクタ部(33)を備えており、前記リフレクタ部(33)には、前記リフレクタ面(37,39)が形成されていない位置に開口(36)が設けられており、前記第1基板(100)が、前記開口(36)を塞ぐようにして前記リフレクタ部(33)に固定される点に第3の特徴がある。
また、前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記開口(36)の車体後方側の縁部分(31a)が、前記第1基板(100)の車体後方側に位置する点に第4の特徴がある。
また、前記リフレクタ部(33)の開口(36)が、前記リフレクタ部(33)の車体下方側に形成されており、前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記第1基板(100)の平面部が車体上下方向に指向し、前記第1ライト(W)が前記第2ライト(T)の上側に近接配置されている点に第5の特徴がある。
また、前記第2光源(L2)が実装される第2基板(80)を備え、前記第1基板(100)と前記第2基板(80)とが異なる角度で配設されている点に第6の特徴がある。
さらに、前記第1ライト(W)がウインカライトであり、前記第2ライト(T)がテールライトである点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、第1光源(L1)の照射光で発光する第1ライト(W)と、第2光源(L2)の照射光で発光する第2ライト(T)とを近接配置する車両の灯火装置(20)において、前記第1光源(L1)が実装される第1基板(100)を備え、前記第1基板(100)が、前記第1ライト(W)側に前記第2光源(L2)の照射光が漏れないように遮光する遮光壁として機能するので、2つのライトを近接配置する際には、互いの照射光が干渉しないように遮光壁が必要になるところ、一方側のライトの光源を実装する基板を遮光壁として兼用させることで、遮光壁を別途設ける必要がなく、両ライトを最大限近接させて灯火装置の小型化を図ることができる。また、遮光壁を別体部品として設ける必要がなくなり、部品の増加を防ぐことができる。
第2の特徴によれば、前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)とを一体に収納するハウジング(22)を備え、前記ハウジング(22)に、車幅方向中央の主灯体領域(M)と、該主灯体領域(M)から車幅方向外側に突出する副灯体領域(S)とが設けられており、前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)の一部とが、前記副灯体領域(S)に配設されているので、副灯体領域に第1ライトを配設することで、第1ライトが主灯体領域から車幅方向外側に突出することとなり、第1ライトの被視認性を高めることができる。また、副灯体領域内で第1ライトと第2ライトとが近接配置され、デザイン性の高い灯火装置を得ることができる。
第3の特徴によれば、前記第1ライト(W)が、前記第1光源(L1)の照射光を車体後方に反射するリフレクタ面(37,39)が形成された凹状のリフレクタ部(33)を備えており、前記リフレクタ部(33)には、前記リフレクタ面(37,39)が形成されていない位置に開口(36)が設けられており、前記第1基板(100)が、前記開口(36)を塞ぐようにして前記リフレクタ部(33)に固定されるので、第1基板によってリフレクタ部の開口を塞ぐことで、第1基板がリフレクタ部の一部として機能すると共に、第2ライトの照射光が第1ライトのリフレクタ面に漏れないようにする遮光壁として機能させることができる。
第4の特徴によれば、前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記開口(36)の車体後方側の縁部分(31a)が、前記第1基板(100)の車体後方側に位置するので、灯火装置を車体後方から見た際に、開口の縁部分によって第1基板が隠されることとなり、外観性を向上させることができる。
第5の特徴によれば、前記リフレクタ部(33)の開口(36)が、前記リフレクタ部(33)の車体下方側に形成されており、前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記第1基板(100)の平面部が車体上下方向に指向し、前記第1ライト(W)が前記第2ライト(T)の上側に近接配置されているので、第1ライトを上側にして、第1ライトおよび第2ライトを近接配置することができる。また、第1基板の平面部が車体上下方向に指向することで、開口の縁部分によって第1基板の全体を隠すことが容易となる。
第6の特徴によれば、前記第2光源(L2)が実装される第2基板(80)を備え、前記第1基板(100)と前記第2基板(80)とが異なる角度で配設されているので、第1ライトと第2ライトとの間の遮光壁を第1基板で構成して灯体の小型化を図ることが容易となる。また、第1光源の照射光をリフレクタで反射させて車体後方へ照射すると共に、第2光源の照射方向を車体後方に指向させる構成として、第1ライトおよび第2ライトの光り方を互いに異ならせることができる。
第7の特徴によれば、前記第1ライト(W)がウインカライトであり、前記第2ライト(T)がテールライトであるので、常時点灯とされるテールライトに対し、ウインカライトは作動時に点滅作動するのみであることから、点灯状態を継続できる灯火器を組み合わせた場合と比較して、熱に有利な状態とすることができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の尾灯装置を適用した自動二輪車の左側面図である。 尾灯装置まわりの側面図である。 尾灯装置まわりの背面図である。 尾灯装置の正面図である。 尾灯装置の左側面図である。 尾灯装置の平面図である。 尾灯装置の背面図である。 エクステンション部材の正面図である。 図4の状態からアウタレンズおよびエクステンション部材を取り外した正面図である。 図9の状態から赤色レンズを取り外した正面図である。 図10の状態からインナレンズを取り外した状態の正面図である。 エクステンション部材の斜視図である。 エクステンション部材の底面図である。 第1基板を取り付けたエクステンション部材の底面図である。 第1基板を取り付けたエクステンション部材の斜視図である。 図4のXVI-XVI線断面図である。 図4のXVII-XVII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の灯火装置としての尾灯装置20を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、操向ハンドル2とシート19との間に運転者が足を乗せる低床フロア11が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。鋼管製のメインフレームF4の前端部には、ステアリングステムF1を回動自在に軸支するヘッドパイプF2が固定されている。ステアリングステムF1の上端部には操向ハンドル2が固定されており、ヘッドパイプF2の下端部にはボトムブリッジF3が固定されている。ボトムブリッジF3には、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク8が固定されており、フロントフォーク8には前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ7が取り付けられている。
ヘッドパイプF2から車体後方下方に延びるメインフレームF4は、車体後方に指向するアンダフレームF5につらなる。アンダフレームF5の後端部には、車体後方に延びるリヤフレームF7が連結されており、メインフレームF4とリヤフレームF7との間には、補強パイプF6が配設されている。アンダフレームF5の後端部には、エンジンと変速機を一体に構成したスイングユニット13のリンク機構12が回転自在に軸支されている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するスイングユニット13の後端部は、リヤクッション16によってリヤフレームF7に吊り下げられている。スイングユニット13の上部には、エアクリーナボックス15が配設されている。
ヘッドパイプF2の車体前方は、フロントコンビネーションライトとしての前照灯装置26を支持するフロントカウル5で覆われており、ヘッドパイプF2の車体後方はリヤパネル3で覆われている。細長い形状のカバー部材6が取り付けられるヘッドライト26の上方には、防風スクリーン4が配設されている。
リヤパネル3の下方には、低床フロア11を有するフロアパネル10が連結されている。フロアパネル10の後方上方には、リヤフレームF7を覆う左右一対のリヤカウル18が連結されている。リヤカウル18の後部には、乗員が把持するグラブバー17が取り付けられており、グラブバー17の下方にリヤコンビネーションライトとしての尾灯装置20が配設されている。尾灯装置20の下方には、リヤフェンダ14が配設されている。
図2は、尾灯装置20まわりの側面図である。また、図3は尾灯装置20まわりの背面図である。尾灯装置20は、左右のリヤカウル18と、グラブバー17と、ライセンスライト14aを有するリヤフェンダ14との間に形成される開口から、その露出面が車体後方に臨むように配設されている。尾灯装置20は、車幅方向中央に位置する略台形の主灯体領域Mと、主灯体領域Mの下部から下方に傾斜しつつ車幅方向外側に突出する副灯体領域Sとを有する。副灯体領域Sの外側は、外装部品としての張り出し部18aに覆われている。
図4は、尾灯装置20の正面図である。尾灯装置20は、車両の電源と連動して点灯するテールライトと、ブレーキ操作を報知するブレーキライトと、方向指示灯としてのウインカライトとを有するコンビネーションライトであり、有色不透明の樹脂等からなる単一のハウジング22に、LED光源を実装する基板やインナレンズ等を収納し、無色透明の樹脂等からなる単一のアウタレンズ21で覆った構成とされる。この図では、図示左側でアウタレンズ21が取り付けられた状態を示し、図示右側でアウタレンズ21を取り外した状態を示す。テールライトの光源とブレーキライトの光源は同一のLEDであり、発光の強度をより強くすることでブレーキライトとして機能させる。
尾灯装置20の発光面は、上側テールライト部20a、下側テールライト部20bおよびウインカライトWによって構成される。上側テールライト部20aと下側テールライト部20bとの間には、非発光領域20cが形成される。上側テールライト部20aは、単一の赤色レンズ50に設けられる上側赤色レンズ区画部51によって形成され、また、下側テールライト部20bは、同じ赤色レンズ50に設けられる下側赤色レンズ区画部52によって形成される。赤色レンズ50の表側には、有色不透明の樹脂等からなるエクステンション部材30が配設されている。エクステンション部材30は、上側赤色レンズ区画部51と下側赤色レンズ区画部52との間を区画する非発光領域20cを形成すると共に、車幅方向外側下方にウインカライトWを形成する。
ハウジング22には、副灯体領域Sを構成する張り出し部24が設けられており、この張り出し部24に、上下に近接配置した細長い形状のウインカライトWと下側テールライト部20bの一部であるテールライトTとが収納されている。これにより、ウインカライトWが、主灯体領域Mから車幅方向外側に突出する副灯体領域Sに配置されることとなり、ウインカライトWの被視認性を高めることができる。また、副灯体領域S内でウインカライトWとテールライトTとが近接配置されて、斬新なデザイン性を有する尾灯装置20を得ることができる。
エクステンション部材30は、ねじ等の締結部材53によってハウジング22に固定されている。また、ハウジング22の車体下方側端部には、尾灯装置20を車体側に固定するための第1ステー23aが設けられている。
図5は、尾灯装置20の左側面図である。また、図6は尾灯装置20の平面図であり、図7は尾灯装置20の背面図である。アウタレンズ21は、車体後方に大きく延出し、かつ車体側面視で後方上がりの形状とされている。赤色レンズ50およびエクステンション部材30は、このアウタレンズ21の裏面側に近接配置される。
ハウジング22の背面側には、車幅方向内側寄りの第2ステー23bおよび車幅方向外側寄りの第3ステー23cがそれぞれ左右一対で設けられており、ハウジング22の車体上方側端部には、左右一対の第4ステー23dが設けられている。各ライトに電力を供給するハーネス25は、ハウジング22の車体上方かつ左寄りの位置に連結されている。
図8は、エクステンション部材30の正面図である。エクステンション部材30は、車幅方向に延在する本体部31の左右端部に、斜め上方に延出する上側延出部32と、斜め下方に延出するリフレクタ部33とを設けた構成とされる。ウインカライトWは、凹状のリフレクタ部33の車体後方側をアウタレンズ21(図4参照)で覆うことで構成される。上側延出部32の車幅方向外側の縁には、締結部材53の台座34および配線支持部35が設けられている。
図9は、図4の状態からアウタレンズ21およびエクステンション部材30を取り外した正面図である。赤色レンズ50は、貫通孔53aを通ってエクステンション部材30を固定する締結部材53によって、ハウジング22に共締め固定されている。ハウジング22の周縁には、アウタレンズ21が係合する溝22aが形成されている。ハウジング22の張り出し部24において、溝22aとテールライトTとの間には、エクステンション部材30のリフレクタ部33が収まる収納凹部22bが設けられる。エクステンション部材30は、ハウジング22の底部に固定される第2基板80や配線81,82を外方に視認させない目隠し部材としての機能も有する。車体前後方向に平面部を指向させる第2基板80は、下側赤色レンズ区画部52に対応してテールライトTを構成するLED光源を実装している。配線81,82は、ウインカライトWのLED光源を実装する第1基板(図14参照)に電力を供給する。
図10は、図9の状態から赤色レンズ50を取り外した正面図である。赤色レンズ50の裏面側には、無色透明の樹脂等からなるインナレンズ90と、インナレンズ90の車体上方側に位置する目隠し部材60とが配設されている。
インナレンズ90には、上側赤色レンズ区画部51に対応する長尺形状の上側インナレンズ区画部91と、下側赤色レンズ区画部52に対応する長尺形状の下側インナレンズ区画部92とが形成されている。上側インナレンズ区画部91の車体前方側には、LED光源Lが配設されており、下側インナレンズ区画部92の車体前方側には、第2LED光源L2が配設されている。上側インナレンズ区画部91および下側インナレンズ区画部92の表面側には、1つのLED光源に対して1つの発光区画を与えるレンズカットが施されている。
目隠し部材60の下端部は、上側インナレンズ区画部91の上縁に沿った形状とされており、これにより、上側インナレンズ区画部91が発光した際の上側の輪郭を明確にする機能を有する。目隠し部材60の車幅方向外側には、ねじ等の締結部材62の台座61が形成されており、締結部材62は、ハウジング22に対して、インナレンズ90および目隠し部材60を共締め固定する。
図11は、図10の状態からインナレンズ90を取り外した状態の正面図である。インナレンズ90は、目隠し部材60より先にハウジング22に取り付けて、締結部材62によって共締め固定するように構成されているが、この図では、目隠し部材60のみを再度取り付けた状態を示している。
ハウジング22には、上側テールライト部20aを発光させる計12個のLED光源Lを実装する上側基板70と、下側テールライト部20bを発光させる計15個の第2LED光源L2を実装する第2基板80とが固定されている。上側基板70の車幅方向右側には、ハーネス25が接続されるコネクタ72が設けられている。また、上側基板70の車幅方向左側には、第2基板80に電力を供給する配線83が接続されるコネクタ84が設けられている。さらに、第2基板80の左右端部には、ウインカライトWのLED光源を実装する第1基板(図14参照)に電力を供給する配線81,82が設けられている。
図12は、エクステンション部材30の斜視図である。また、図13はエクステンション部材30の底面図である。ウインカライトWを構成するリフレクタ部33は、車体前方に向かって膨出する凹形状に形成されている。この凹形状の車体前方側の壁は、2つの湾曲面を組み合わせた形状とされて、ウインカライトWの第1リフレクタ面37を構成する。また、凹形状の天井壁は、直線状のレンズカットが複数設けられた第2リフレクタ面39を構成する。そして、凹形状の床部分には、ウインカライトWの第1LED光源L1を臨ませるための開口36が形成されている。開口36の車体後方側の縁部分31aは、リフレクタ部33の車体上方側と同様の形状とされる。
第1リフレクタ面37の車幅方向内側には、第1リフレクタ面37および第2リフレクタ面39と同様のデザインとして外観性を高めるダミー部38が設けられている。ダミー部38の車体後方側には、ねじ孔40aが形成されたボス40に連なるリブ44が連結されている。ボス40には第1位置決め突起41が隣接配置されている。また、車幅方向外側の第1リフレクタ面37の後方側には、第2位置決め突起42およびフック状の係合突起43が設けられている。
図14は、第1基板100を取り付けたエクステンション部材30の底面図である。また、図15は第1基板100を取り付けたエクステンション部材30の斜視図である。左右一対の第1基板100には、ウインカライトWを発光させる2つの第1LED光源L1が実装されている。第1基板100は、第1位置決め突起41、第2位置決め突起42および係合突起43を係合させたうえで、ねじ等の締結部材101を締結することで、開口36を塞ぐようにしてリフレクタ部33に固定される。これにより、2つの第1LED光源L1が第1リフレクタ面37の湾曲部の略中央に配設され、第1LED光源L1の照射光は、第1リフレクタ面37および第2リフレクタ面39に反射されることで車体後方に照射される。
上記した構成によれば、第1基板100によってリフレクタ部33の開口36を塞ぐことで、第1基板100がリフレクタ部33の一部として機能すると共に、テールライトTの照射光がウインカライトWのリフレクタ面37,39に漏れないようにする遮光壁として機能することとなる。これにより、遮光壁を別途設けずに部品点数の増加を抑えつつ、テールライトTとウインカライトWとを近接配置して、尾灯装置20の天地寸法を低減することが可能となる。また、第1基板100をリフレクタ部33に取り付けた際に、第1基板100の平面部が車体上下方向に指向しており、かつ開口36の車体後方側の縁部分31aが第1基板100の車体後方側に位置するので、尾灯装置20を車体後方から見た際に、開口36の縁部分31aによって第1基板100が隠されることとなり、外観性を向上させることが可能となる。
図16は、図4のXVI-XVI線断面図である。また、図17は、図4のXVII-XVII線断面図である。開口36の縁部分31aは、第1基板100の車体後方側に位置するだけでなく、縁部分31aの上面が第1LED光源L1の実装面と面一になるように構成されている。また、縁部分31aの下部には、車体下方側への折り返し部が形成されており、下側赤色レンズ区画部52が発光した際の上側の輪郭を明確にする機能を有する。第1リフレクタ面37の車体前方側に位置する係合突起43は、係合突起43を通す貫通孔からウインカライトW側へ第2LED光源L2の照射光が侵入することを防ぐ機能も有する。
第2LED光源L2を実装する第2基板80は車体上下方向に指向して配設されており、一方、第1LED光源L1を実装する第1基板100は、車体前後方向よりやや後方下がりに配設されており、両者はほぼ90度異なる方向に指向している。これにより、ウインカライトWとテールライトTとを可能な限り近接させて、尾灯装置20の上下寸法を低減することが可能となる。
ウインカライトWを発光させる第1LED光源L1の照射光C1は、リフレクタ面37,39で反射されて車体後方に照射される。一方、テールライトTを発光させる第2LED光源L2は、車両の電源がオンの間は点灯し続けており、その照射光C2がインナレンズ90の下側インナレンズ区画部92を通過して車体後方に照射されるほか、照射光C3が第1基板100の下面に当たり続けることとなる。しかし、ウインカライトWは、走行中の必要時に点滅するのみなので、第1基板100の温度が上昇しにくく特別な熱対策は不要であり、第1基板100は遮光板として兼用させるのに好適である。
なお、尾灯装置の形状や構造、赤色レンズやインナレンズの形状や構造、発光面の形状、LED光源の個数、第1基板の形状や構造、エクステンション部材の形状や構造、開口やリフレクタ面の形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、2種類の異なるライトを近接配置する際に、一方側のライトのリフレクタ部に設けた開口を基板で塞ぐようにして、この基板を遮光壁として利用することで別個独立した遮光壁を設けずに両ライトを近接配置して灯体寸法を低減する構造は、尾灯装置に限られず、車体前方側に配設される灯火装置に適用することもできる。また、上記した実施形態では、2種類の異なるライトを、ウインカライトとテールライトとしたが、例えば、ウインカライトとポジションライト、テールライトとポジションライト、ウインカライトとヘッドライト等の組み合わせとしてもよい。本発明に係る鞍乗型車両の尾灯装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三輪車や四輪車に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、20…尾灯装置(灯火装置)、30…エクステンション部材、31a…縁部分、33…リフレクタ部、36…開口、37,39…リフレクタ面、W…ウインカライト(第1ライト)、T…テールライト(第2ライト)、80…第2基板、100…第1基板、L1…第1LED光源(第1光源)、L2…第2LED光源(第2光源)、M…主灯体領域、S…副灯体領域

Claims (5)

  1. 第1光源(L1)の照射光で発光する第1ライト(W)と、第2光源(L2)の照射光で発光する第2ライト(T)とを近接配置する鞍乗型車両の灯火装置(20)において、
    前記第1光源(L1)が実装される第1基板(100)を備え、
    前記第1基板(100)が、前記第1ライト(W)側に前記第2光源(L2)の照射光が漏れないように遮光する遮光壁として機能し、
    前記第1ライト(W)が、前記第1光源(L1)の照射光を車体後方に反射するリフレクタ面(37,39)が形成された凹状のリフレクタ部(33)を備えており、
    前記リフレクタ部(33)には、前記リフレクタ面(37,39)が形成されていない位置に開口(36)が設けられており、
    前記第1基板(100)が、前記開口(36)を塞ぐようにして前記リフレクタ部(33)に固定され、
    前記リフレクタ部(33)の開口(36)が、前記リフレクタ部(33)の車体下方側に形成されており、
    前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記第1基板(100)の平面部が車体上下方向に指向し、
    前記第1ライト(W)が前記第2ライト(T)の上側に近接配置されていることを特徴とする鞍乗型車両の灯火装置。
  2. 前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)とを一体に収納するハウジング(22)を備え、
    前記ハウジング(22)に、車幅方向中央の主灯体領域(M)と、該主灯体領域(M)から車幅方向外側に突出する副灯体領域(S)とが設けられており、
    前記第1ライト(W)と前記第2ライト(T)の一部とが、前記副灯体領域(S)に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の灯火装置。
  3. 前記第1基板(100)を前記リフレクタ部(33)に固定した際に、前記開口(36)の車体後方側の縁部分(31a)が、前記第1基板(100)の車体後方側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の灯火装置。
  4. 前記第2光源(L2)が実装される第2基板(80)を備え、
    前記第1基板(100)と前記第2基板(80)とが異なる角度で配設されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両の灯火装置。
  5. 前記第1ライト(W)がウインカライトであり、
    前記第2ライト(T)がテールライトであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の鞍乗型車両の灯火装置。
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