JP6381081B2 - 車両の灯火装置 - Google Patents

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本発明は、車両の灯火装置に係り、特に、レンズカットが施されたインナレンズを介してLED光源の照射光を視認させる車両の灯火装置に関する。
従来から、基板に実装されたLED光源の照射光を、レンズカットが施されたインナレンズを介し視認させるようにした車両の灯火装置が知られている。このような灯火装置では、LED光源の光量やレンズカットの形状が同じであっても、LED光源からインナレンズまでの距離に応じて発光時の見え方が変化する。
特許文献1には、略鉛直方向に指向する基板に実装された複数のLED光源とインナレンズとの距離を一定にすることで、複数のLED光源による均一な発光を可能とした自動二輪車の尾灯装置が開示されている。
特開2006−114249号公報
近年、斬新な車両デザインを実現するために灯火装置の構造も多様となっており、例えば、灯火装置を覆うアウタレンズを外装部品に合わせて傾斜させるだけでなく、レンズカットが施されたインナレンズもアウタレンズに合わせて傾斜させることが考えられる。この場合、基板に対してインナレンズが傾斜していると、LED光源の配設位置によってインナレンズとの距離に差異が生じるが、特許文献1では、インナレンズが傾斜している場合でも均一な発光を極力可能とするための構成は検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、基板に対してインナレンズが傾斜している場合でも複数のLED光源による発光を極力均一に視認させることができる車両の灯火装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、第1インナレンズ(91)に照射光を透過させる複数の第1LED光源(A)と、第2インナレンズ(92)に照射光を透過させる複数の第2LED光源(B)と、前記第1LED光源(A)および前記第2LED光源(B)を単一平面上に実装する第1基板(95)とを含む車両の灯火装置(16)において、前記第2インナレンズ(92)に照射光を透過させる第3LED光源(C)と、前記第3LED光源(C)を実装すると共に、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)の奥側に配設される第2基板(100)とを具備し、前記第2インナレンズ(92)は、前記第1基板(95)に対して少なくとも車体前後方向に傾斜しており、前記第3LED光源(C)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と第2基板(100)とが重ならない位置にオフセットして配置されており、前記第2基板(100)に、前記第1LED光源(A)、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に電力を供給するドライバ部(102)が実装されており、前記ドライバ部(102)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と重なる位置に配設されている点に第1の特徴がある。
また、前記第1LED光源(A)から前記第1インナレンズ(91)までの第1距離(T1)と、前記第2LED光源(B)から前記第2インナレンズ(92)までの第2距離(T2)とが異なる点に第2の特徴がある。
また、前記第1インナレンズ(91)のレンズカットと、前記第2インナレンズ(92)のレンズカットとが異なる点に第3の特徴がある。
また、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の周囲を囲む不透過性のエクステンション部材(85)を具備する点に第4の特徴がある。
また、前記第1インナレンズ(91)が、前記第1基板(95)に対して平行である点に第5の特徴がある。
また、前記ドライバ部(102)は、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に異なる電力を供給可能に構成されている点に第6の特徴がある。
また、前記第2インナレンズ(92)は、その上部が車体後方側に位置するように傾斜すると共に、車幅方向において車体後方側を凸にして湾曲しており、前記第2インナレンズ(92)が、車幅方向に延在する本体部(92a)および該本体部(92a)の車幅方向両端部から下方に延びる延出部(92b)を有しており、前記第3LED光源(C)が、前記延出部(92b)に対応する位置で、前記第1LED光源(A)に対して車体下方側かつ車幅方向外側にオフセットして配設されている点に第7の特徴がある。
さらに、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)が車体上下方向で隣接配置されており、前記車両の灯火装置(16)は、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の車幅方向外側に左右のフラッシャライト(FL)を隣接配置したリヤコンビネーションライトであり、前記第1インナレンズ(91)が、ブレーキの作動を報知するストップライト(SL)に対応し、前記第2インナレンズ(92)が、常時点灯するテールライト(TL)に対応する点に第8の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記第2インナレンズ(92)に照射光を透過させる第3LED光源(C)と、前記第3LED光源(C)を実装すると共に、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)の奥側に配設される第2基板(100)とを具備し、前記第2インナレンズ(92)は、前記第1基板(95)に対して少なくとも車体前後方向に傾斜しており、前記第3LED光源(C)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と第2基板(100)とが重ならない位置にオフセットして配置されており、前記第2基板(100)に、前記第1LED光源(A)、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に電力を供給するドライバ部(102)が実装されており、前記ドライバ部(102)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と重なる位置に配設されているので、第1LED光源から第2インナレンズまでの距離と、第3LED光源から第2インナレンズまでの距離とに差異が生じやすいところ、第3LED光源を第2基板に実装することで第1LED光源による発光と第3LED光源による発光の差異を抑えることが可能となる。これにより、第2インナレンズが傾斜している場合でも発光面を極力均一に発光させることができる。
また、第1基板によってドライバ部を隠すことができるとともに、2枚の基板の間のスペースを有効活用してドライバ部を配置して灯火装置の小型化を図ることができる。
第2の特徴によれば、前記第1LED光源(A)から前記第1インナレンズ(91)までの第1距離(T1)と、前記第2LED光源(B)から前記第2インナレンズ(92)までの第2距離(T2)とが異なるので、第1インナレンズによる発光と第2インナレンズによる発光の見え方を異ならせることができ、灯火装置の外観性を高めることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記第1インナレンズ(91)のレンズカットと、前記第2インナレンズ(92)のレンズカットとが異なるので、第1インナレンズによる発光と第2インナレンズによる発光の見え方をより一層異ならせることができる。
第4の特徴によれば、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の周囲を囲む不透過性のエクステンション部材(85)を具備するので、エクステンション部材によって第1インナレンズおよび第2インナレンズの外縁の輪郭を際立たせることが可能となる。
第5の特徴によれば、前記第1インナレンズ(91)が、前記第1基板(95)に対して平行であるので、第1LED光源から第1インナレンズまでの距離を一定とし、第1LED光源による発光を均一化することができる。
第6の特徴によれば、前記ドライバ部(102)は、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に異なる電力を供給可能に構成されているので、第2LED光源で発光する部分の見え方と、第3LED光源で発光する部分の見え方とが均一となるように調整することが容易となる。
第7の特徴によれば、前記第2インナレンズ(92)は、その上部が車体後方側に位置するように傾斜すると共に、車幅方向において車体後方側を凸にして湾曲しており、前記第2インナレンズ(92)が、車幅方向に延在する本体部(92a)および該本体部(92a)の車幅方向両端部から下方に延びる延出部(92b)を有しており、前記第3LED光源(C)が、前記延出部(92b)に対応する位置で、前記第1LED光源(A)に対して車体下方側かつ車幅方向外側にオフセットして配設されているので、第2インナレンズを、本体部の車幅方向両端部から下方に延びる延出部を有する形状とした場合でも、第2LED光源による本体部の発光と第3LED光源による延出部の発光との差異を小さくして、第2インナレンズ全体を均一に発光させることが可能となる。
第8の特徴によれば、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)が車体上下方向で隣接配置されており、前記車両の灯火装置(16)は、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の車幅方向外側に左右のフラッシャライト(FL)を隣接配置したリヤコンビネーションライトであり、前記第1インナレンズ(91)が、ブレーキの作動を報知するストップライト(SL)に対応し、前記第2インナレンズ(92)が、常時点灯するテールライト(TL)に対応するので、ストップライトおよびテールライトの発光時の見え方が異なることで互いに隣接配置しても高い被視認性が確保されると共に、ストップライトおよびテールライトを上下に隣接配置した小型なリヤコンビネーションライトを得ることができる。
本実施形態に係る車両の灯火装置を適用した自動二輪車の左側面図である。 車両の灯火装置まわりの拡大側面図である。 自動二輪車の拡大背面図である。 灯火装置の正面図である。 車幅方向右半分を図4のV−V線断面図とした灯火装置の平面図である。 図4の状態からフラッシャライトレンズを取り外した正面図である。 図6の状態からアウタレンズを取り外した正面図である。 図7の状態からエクステンション部材を取り外した正面図である。 図8の状態からインナレンズを取り外した正面図である。 図9の状態から第1基板を取り外した正面図である。 図4のXI−XI線断面図である。 図4のXII−XII線断面図である。 図4のXIII−XIII線断面図である。 図3の状態からメンテナンスカバーを取り外した自動二輪車の拡大背面図である。 図14のXV−XV線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両の灯火装置16を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、操向ハンドル2とシート14との間に運転者の足を乗せる低床フロア12が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。車体フレーム18の前端には、操向ハンドル2の下部に連結されたステアリングステム33を回動可能に軸支するヘッドパイプ34が固定されている。ステアリングステム33の下部には、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク11が固定されている。
操向ハンドル2の前後は、ヘッドライト4およびメータ装置19を支持する前側ハンドルカウル3および後側ハンドルカウル5によって覆われている。また、ヘッドパイプ34およびステアリングステム33の前後は、前側がフロントセンタカバー20および左右一対のフロントサイドカバー8で覆われると共に、後側がリヤアッパカバー7およびリヤアンダカバー40で覆われている。フロントセンタカバー20とフロントサイドカバー8との間には、前側のポジションライトおよびフラッシャライト(方向指示器)を一体のハウジングに収めたフロントコンビネーションライト9が左右一対で配設されている。低床フロア12の車幅方向両端部には、左右一対のアンダカウル32が連結されている。アンダカウル32の車体前方側はフロントサイドカバー8の下端部と連結される。
シート14の下方はシートカウル13で覆われており、低床フロア12の後方の位置には、駆動源としてのエンジンと変速機とを一体に構成したユニットスイング式のパワーユニットPが揺動自在に軸支されている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するパワーユニットPの後端部は、リヤクッション17によって車体に吊り下げられており、パワーユニットPの上部にはエアクリーナボックス15が取り付けられている。シートカウル13の後端部には、テールライトおよびストップライトの左右に後側のフラッシャライトを一体に構成した車両の灯火装置としてのリヤコンビネーションライト16が取り付けられ、その下方にはリヤフェンダ23が配設されている。フロントフォーク11には前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ10が取り付けられており、ヘッドパイプ34の前方にはブザー24が収納されている。
図2は、本実施形態に係る車両の灯火装置としてのリヤコンビネーションライト(以下、単に灯火装置と示すこともある。)16まわりの拡大側面図である。また、図3は自動二輪車1の拡大背面図である。灯火装置16は、シート14の後方に設けられるグラブバー35の下方で、シートカウル13の後端部に設けられた開口から車体後方に露出する発光部を有する。グラブバー35は、シートカウル13の上面を貫通する支持部35aによって車体側に固定されている。
灯火装置16の露出面は、車幅方向中央で赤色に発光するストップライトおよびテールライトを覆うアウタレンズ70と、アウタレンズ70の車幅方向外側に配設されて左右のフラッシャライトを覆うフラッシャライトレンズ73(73L,73R)とによって構成されている。灯火装置16の下方には、シートカウル13に対して着脱可能なメンテナンスカバー36が配設されており、灯火装置16の露出面は、シートカウル13およびメンテナンスカバー36によって周縁が囲まれることで構成されている。メンテナンスカバー36とリヤフェンダ23との間には、コーナリフレクタを用いた反射板37が配設されており、反射板37の下方にはライセンスプレート38が取り付けられる。
シートカウル13の後端部には、鋭角形状をなしてフラッシャライトレンズ73側に張り出す突出部13aが形成されており、これによりフラッシャライト全体を略L字状に外観させることを可能としている。また、メンテナンスカバー36は、アウタレンズ70およびフラッシャライトレンズ73の下縁に連続した輪郭を視認させると共に、車幅方向両端部がシートカウル13の後端面に沿う形状とされている。
図4は、灯火装置16の正面図である。また、図5は車幅方向右半分を図4のV−V線断面図とした灯火装置16の平面図である。図4における点描部は、シートカウル13およびメンテナンスカバー36によって覆われる部分を示す。灯火装置16は、バルブやリフレクタ、LED光源や基板等を収納するハウジング80の車体後方側を、アウタレンズ70および左右のフラッシャライトレンズ73で覆った構成とされている。
アウタレンズ70は、赤色透明または無色透明の樹脂等からなり、フラッシャライトレンズ73は、無色透明または橙色透明の樹脂等からなる。両レンズは、加熱溶着やインサート射出成型で一体的に構成され、接合部の強度および防水機能が確保されている。
アウタレンズ70の裏面側には、ストップライトSLを構成する第1インナレンズ91およびテールライトTLを構成する第2インナレンズ92が配設されている。本実施形態に係る第1インナレンズ91および第2インナレンズ92は、単一のインナレンズ90に設けられた一部分であり、それぞれ、基板に実装されたLED光源によって発光する。
左右のフラッシャライトは、バルブ81の照射光をリフレクタ82によって車体後方に反射する構成を有する。フラッシャライトレンズ73の車幅方向外側には、シートカウル13の突出部13aの裏面側に係合する係合突起73aが設けられている。また、ハウジング80の車幅方向外側端部には、灯火装置16をシートカウル13に固定するためのステー83,84が左右一対で設けられている。
図5を参照して、フラッシャライトFLのバルブ81は、フラッシャライトレンズ73が無色透明である場合は橙色(オレンジバルブ)とされ、フラッシャライトレンズ73を橙色透明とする場合には白色とすることができる。一方、テールライトTLおよびストップライトSLにおいては、アウタレンズ70が赤色透明であればインナレンズ90を無色透明とし、アウタレンズ70が無色透明であればインナレンズ90を赤色透明とすることができる。図5の断面部分では、第2インナレンズ92を発光させる複数の第2LED光源Bが、ベース部材96に支持される第1基板95に実装されている。フラッシャライトFLのリフレクタ82の車幅方向内側には、フラッシャライトレンズ73の裏面側に近接する位置まで車体後方に延出する遮光壁82aが形成されており、互いの照射光が干渉しないように構成されている。
図6は、図4の状態からフラッシャライトレンズ73を取り外した正面図である。また、図7は図6の状態からアウタレンズ70を取り外した正面図である。第1インナレンズ91および第インナレンズ92は、上下に隣接配置されており、その周囲は不透過性のエクステンション部材85によって覆われている。詳しくは、エクステンション部材85には、第1インナレンズ91および第2インナレンズ92がなす外周部に対応する開口85aが形成されており、エクステンション部材85によってインナレンズ90を覆うことにより、第1インナレンズ91および第2インナレンズ92からなる発光部が車体後方側に露出するように構成されている。これにより、第1インナレンズ91および第2インナレンズ92による発光部の輪郭を明確に視認させることを可能としている。
なお、エクステンション部材85の車幅方向外側は、遮光壁82aに沿った形状とされている。また、アウタレンズ70とフラッシャライトレンズ73との接合線も遮光壁82aの形状およびエクステンション部材85に形成されるデザイン線に沿うように構成され、発光部分と非発光部分との間でレンズに段差のない斬新な外観が実現されている。
本実施形態では、第1インナレンズ91を、鉛直方向に指向する平面状としている。一方、第2インナレンズ92は、車体上下方向で第1インナレンズ91に対して車体後方側に傾斜していると共に、車幅方向においては、アウタレンズ70の形状に沿って後方側を凸にした湾曲形状を有している。さらに、第2インナレンズ92は、車幅方向に延在する本体部92aと、この本体部92aの左右端部から車幅方向外側かつ車体下方に延びる延出部92bとを有している。第1インナレンズ91は、左右の延出部92bの間に収まるように形成されている一方、第1インナレンズ91と第2インナレンズ92の発光面を除いた部分には不透過性の着色が施されると共に、第1インナレンズ91および第2インナレンズ92に互いに異なるレンズカットが施されていることで、発光時の両者の見え方を大きく異ならせることができる。
この構成によれば、灯火装置16の正面視において、第1インナレンズ91および第2インナレンズの外縁が略台形に視認されて両者の一体感が高い外観が得られる一方、異なるレンズカットによって第1インナレンズ91による発光と第2インナレンズ92による発光とを異ならせて被視認性を高めることができる。
ここで、インナレンズを用いた灯火装置においては、インナレンズを極力均一に発光させることで外観性や高級感を高めたいという要望がある。これに対し、本実施形態に係る灯火装置16では、平板状の第1インナレンズ91に対して、第2インナレンズ92が上下方向に傾斜すると共に、車幅方向においては湾曲している。
詳しくは、第1インナレンズ91および第2インナレンズ92の表面部分の段差が、車幅方向中央で最も大きくなると共に、第2インナレンズ92の延出部92bの下端部では、第1インナレンズ91との段差がほとんどなくなるという形状を有する。このことから、第2インナレンズ92の全体を単一の基板に実装されたLED光源で均一に発光させるためには、新たな工夫が必要であった。
図8は、図7の状態からエクステンション部材85を取り外した正面図である。また、図9は図8の状態からインナレンズ90を取り外した正面図であり、図10は図9の状態から第1基板95を取り外した正面図である。エクステンション部材85は、発光部の輪郭を際立たせると共に、エクステンション部材85を固定するための締結部材85bやその周辺を外方から隠すことでも外観性の向上に寄与している。
図8では、インナレンズのレンズカットに代えて、インナレンズを発光させるLED光源の配置を示している。第1インナレンズ91は、車幅方向に並べられた複数(本実施形態では9個)の第1LED光源Aによって発光するように構成されている。これに対し、第2インナレンズ92は、車幅方向に並べられた複数(本実施形態では10個)の第2LED光源Bと、車幅方向最外部に位置する第3LED光源Cによって発光するように構成されている。第3LED光源Cは、第2LED光源Bに対して、車幅方向外側かつ車体下方側にオフセットして、第2インナレンズ92の延出部92bの下方寄りの位置に配設されている。換言すれば、第3LED光源Cは、灯火装置16の正面視で、第1基板95と第2基板100とが重ならない位置にオフセットして配設されている。
なお、本体部92の両端部には、下方側に延びる延出部92bが設けられているが、上方側にも短い上方側延出部が形成されている。第2LED光源Bの車幅方向外側の2つは、横一列に並べられた中央側に対して、それぞれ上方側および下方側にオフセットして配置されており、より一層、第2インナレンズ92の形状に沿った配置が実現されている。
図9,10を参照して、第1LED光源Aおよび第2LED光源Bは、すべて平面状の第1基板95に実装されている。これに対し、第2インナレンズ92の延出部92bの下方寄りの位置に対応する第3LED光源Cは、第1基板95より奥側(車体前方側)に位置する第2基板100に実装されている。
ここで、LED光源が平面状の基板に実装されている場合でも、基板に対してインナレンズが湾曲していたり傾斜している場合には、各LED光源とインナレンズの裏面側との距離に差異が生じて、各LED光源の周囲の発光のしかたに差異が生じることとなる。本実施形態では、特に、第2インナレンズ92の延出部92bの下方寄りの部分を、第1基板95に実装されたLED光源で発光させると、第2インナレンズ92の本体部92aとの間隔が狭くなりすぎることから、この延出部92bの部分を発光させるLED光源を、第1基板95より奥側に位置する第2基板100に実装した点に特徴がある。
この構成によれば、第1基板95との距離が最も短くなる延部92の下方寄りの位置を、車体前方側にオフセット配置された第2基板100の第3LED光源Cによって発光させることで、第3LED光源Cと延出部92bの裏面側との距離を確保する、換言すれば、第3LED光源Cと延出部92bの裏面側との距離を、第2LED光源Bと延在部92aの裏面側との距離に極力近づけることで、第2インナレンズ92の全体を可能な限り均一に発光させることを可能としている。
第2基板100はねじ101によってベース部材96に固定され、第1基板95はねじ97によってベース部材96に固定されている。第2基板100には、各LED光源を発光させるためのドライバ部102が実装されているが、第1基板95によって覆われる位置であるため、ドライバ部102が外方から視認されることが防止される。ドライバ部102は、第2LED光源Bおよび第3LED光源Cに異なる電力を供給することが可能とされる。これにより、第2LED光源Bで発光する部分の見え方と、第3LED光源で発光する部分の見え方とが均一となるように調整することが容易となる。
図11は、図4のXI−XI線断面図である。第1基板95および第2基板100を支持するベース部材96は、ハウジング80の底面に固定されており、ベース部材96の車幅方向中央には、各基板に電力を供給する給電ハーネスをハウジング80の内部に配策するための防水パッキン98が嵌合している。
図示するように、この断面図の位置では、第2インナレンズ92の延出部92と第1基板95との間が近接しており、より車体上方側の位置でアウタレンズ70の裏面側に沿った本体部92aから第1基板95までの距離よりかなり小さくなっている。なお、第2インナレンズ92のレンズカットは、発光面全体が均一に光るように照射光を拡散する態様とされているのに対し、第1インナレンズ91のレンズカットは、第1LED光源Aのひとつひとつが粒状に視認できる態様とされている。
図12は、図4のXII−XII線断面図である。前記したように、第2インナレンズ92は、アウタレンズ70の形状に沿って車体後方側に傾斜しており、特に、延出部92bの下方寄りの位置では、第1基板95に近接してしまう。これに対応し、本実施形態に係る灯火装置16では、延出部92bの下方寄りを発光させる第3LED光源Cを第2基板100に実装し、第2LED光源Bから本体部92aまでの距離Taと、第3LED光源Cから延出部92bまでの距離Tbとの差異を小さくして、第2インナレンズ92の全体を均一に発光させることを可能としている。
図13は、図4のXIII−XIII線断面図である。前記したように、第1インナレンズ91の表面に形成されるレンズカットが、第1LED光源Aを粒状に視認できる態様とされている一方、第2インナレンズ92の表面に形成されるレンズカットは、発光面全体が均一に光るように照射光を拡散する態様とされている。第インナレンズ91は、第1基板95と平行に配設されている。車幅方向中央の位置において、第1LED光源Aから第1インナレンズ91までの第1距離T1と、第2LED光源Bから第2インナレンズ92までの第2距離T2は大きく異なる。この構成も、レンズカットの差異に併せて、第1インナレンズ91ではLED光源との距離を小さくして照射光を等しく粒状に視認させ、第2インナレンズ92ではLED光源との距離を大きくして全体を均一に発光させ、両者を異なる態様で発光させることに貢献している。なお、第1距離T1は、第1インナレンズ91の全幅にわたって均一であるのに対し、第2距離T2は、本体部92aが湾曲しているため、車幅方向外側に向かうにつれて小さくなる。
なお、二点鎖線で示すように、第3LED光源Cから延出部92bまでの第3距離T3は、車幅方向中央における第2距離T2に近い距離となっている。
図14は、図3の状態からメンテナンスカバー36を取り外した自動二輪車1の拡大背面図である。また、図15は図14のXV−XV線断面図である。前記したように、灯火装置16の下部に位置するメンテナンスカバー36は、灯火装置16の下縁部を覆っており、外方に視認される露出部の形状を決定する外装部品である。
メンテナンスカバー36は、シートカウル13の後端部に設けられた係合爪13bと、リヤフェンダ23の上端部に設けられたステー23aによって支持されている。メンテナンスカバー36を取り外すと、灯火装置16の下縁部に一部が覆われたライセンスライトケース56の締結部材58にアクセス可能となる。
図15を参照して、ライセンスライトケース56は、ライセンスプレート38を照射するためのバルブ57を保護する樹脂部材である。ライセンスライトケース56の下部には、無色透明または白色透明の窓部材56aが嵌合しており、窓部材56aを透過した照射光は、メンテナンスカバー36に形成された開口36aを通ってライセンスプレート38に照射される。
上記した構成によれば、ライセンスライトケース56が灯火装置16と車体上下方向でオーバーラップさせてライセンスライトケース56の車体下方側への突出量が低減することで、メンテナンスカバー36によってライセンスライトケース56全体を覆うことが可能となり、灯火装置まわりの外観性を高めることができる。一方、メンテナンスカバー36を取り外すことで、ライセンスライトケース56を固定する締結部材58にアクセスできるので、バルブ57の交換作業も容易に行うことができる。
上記した構成により、本実施形態に係る車両の灯火装置によれば、第1インナレンズ91に照射光を透過させる複数の第1LED光源Aと、第2インナレンズ92に照射光を透過させる複数の第2LED光源Bと、第1LED光源Aおよび第2LED光源Bを単一平面上に実装する第1基板95とを含む灯火装置16において、第2インナレンズ92に照射光を透過させる第3LED光源Cと、第3LED光源Cを実装すると共に、灯火装置16の正面視で、第1基板95の奥側に配設される第2基板100とを具備し、第2インナレンズ92は第1基板95に対して少なくとも車体前後方向に傾斜しており、第3LED光源Cが、正面視で、第1基板95と第2基板100とが重ならない位置にオフセットして配置されており、第2基板100に、第1LED光源A、第2LED光源Bおよび第3LED光源Cに電力を供給するドライバ部102が実装されており、ドライバ部102が、車両の灯火装置16の正面視で、第1基板95と重なる位置に配設されているので、第1LED光源Aから第2インナレンズ92までの距離と、第3LED光源Cから第2インナレンズ92までの距離とに差異が生じやすいところ、第3LED光源Cを第2基板100に実装することで、第1LED光源Aによる発光と第3LED光源Cによる発光との差異を抑えることが可能となる。これにより、第2インナレンズ92が傾斜している場合でも発光面を極力均一に発光させることができる。また、第1基板95によってドライバ部102を隠すことができるとともに、2枚の基板の間のスペースを有効活用してドライバ部102を配置して灯火装置16の小型化を図ることができる。
なお、自動二輪車および灯火装置の態様や形状、第1インナレンズおよび第2インナレンズの形状、第1基板および第2基板の形状、第1LED光源、第2LED光源および第3LED光源の配置、各LED光源の発光態様等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、第1インナレンズおよび第2インナレンズを別体式の部品としてもよい。前記実施形態では、フラッシャライトの光源を白熱電球によるバルブとしたが、これをLED光源としたコンビネーションライトとすることも可能である。また、前記実施形態では、車体後側の灯火装置の例を説明したが、同様の構造を車体前側の灯火装置に適用してもよい。本発明に係る灯火装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(車両)、13…シートカウル、16…リヤコンビネーションライト(車両の灯火装置)、35…グラブバー、36…メンテナンスカバー、70…アウタレンズ、73…フラッシャライトレンズ、80…ハウジング、85…エクステンション部材、90…インナレンズ、91…第1インナレンズ、92…第2インナレンズ、92a…本体部、92b…延出部、95…第1基板、96…ベース部材、100…第2基板、A…第1LED光源、B…第2LED光源、C…第3LED光源、T1…第1距離、T2…第2距離、FL…フラッシャライト、SL…ストップライト、TL…テールライト

Claims (8)

  1. 第1インナレンズ(91)に照射光を透過させる複数の第1LED光源(A)と、第2インナレンズ(92)に照射光を透過させる複数の第2LED光源(B)と、前記第1LED光源(A)および前記第2LED光源(B)を単一平面上に実装する第1基板(95)とを含む車両の灯火装置(16)において、
    前記第2インナレンズ(92)に照射光を透過させる第3LED光源(C)と、
    前記第3LED光源(C)を実装すると共に、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)の奥側に配設される第2基板(100)とを具備し、
    前記第2インナレンズ(92)は、前記第1基板(95)に対して少なくとも車体前後方向に傾斜しており、
    前記第3LED光源(C)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と第2基板(100)とが重ならない位置にオフセットして配置されており、
    前記第2基板(100)に、前記第1LED光源(A)、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に電力を供給するドライバ部(102)が実装されており、
    前記ドライバ部(102)が、前記車両の灯火装置(16)の正面視で、前記第1基板(95)と重なる位置に配設されていることを特徴とする車両の灯火装置。
  2. 前記第1LED光源(A)から前記第1インナレンズ(91)までの第1距離(T1)と、前記第2LED光源(B)から前記第2インナレンズ(92)までの第2距離(T2)とが異なることを特徴とする請求項1に記載の車両の灯火装置。
  3. 前記第1インナレンズ(91)のレンズカットと、前記第2インナレンズ(92)のレンズカットとが異なることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の灯火装置。
  4. 前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の周囲を囲む不透過性のエクステンション部材(85)を具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両の灯火装置。
  5. 前記第1インナレンズ(91)が、前記第1基板(95)に対して平行であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両の灯火装置。
  6. 前記ドライバ部(102)は、前記第2LED光源(B)および前記第3LED光源(C)に異なる電力を供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両の灯火装置。
  7. 前記第2インナレンズ(92)は、その上部が車体後方側に位置するように傾斜すると共に、車幅方向において車体後方側を凸にして湾曲しており、
    前記第2インナレンズ(92)が、車幅方向に延在する本体部(92a)および該本体部(92a)の車幅方向両端部から下方に延びる延出部(92b)を有しており、
    前記第3LED光源(C)が、前記延出部(92b)に対応する位置で、前記第1LED光源(A)に対して車体下方側かつ車幅方向外側にオフセットして配設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両の灯火装置。
  8. 前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)が車体上下方向で隣接配置されており、
    前記車両の灯火装置(16)は、前記第1インナレンズ(91)および前記第2インナレンズ(92)の車幅方向外側に左右のフラッシャライト(FL)を隣接配置したリヤコンビネーションライトであり、
    前記第1インナレンズ(91)が、ブレーキの作動を報知するストップライト(SL)に対応し、
    前記第2インナレンズ(92)が、常時点灯するテールライト(TL)に対応することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の車両の灯火装置。
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