JP6943166B2 - 端末閲覧器具 - Google Patents
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Description
このような端末閲覧器具には、紙等により構成された簡易的な構造のものが、安価に提供するため、又は、付録等として配布するために利用されている。
しかし、従来の折り畳み可能な端末閲覧器具は、折り畳まれた形態が平らにはなるものの、全体が占める面積が大きい場合が多かった。また、折り畳んだ状態であっても、手を離すと紙のコシによって形状が戻ってしまう場合が多く、収納性が悪かったり、配布時の利便性が悪かったりする場合があった。
図1は、第1実施形態の端末閲覧器具を表側から見た展開図である。
図2は、第1実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め上方から示す斜視図である。
図3は、第1実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め下方から示す斜視図である。
図4は、第1実施形態の端末閲覧器具の側面図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、本明細書において、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シートの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において規定する具体的な数値には、一般的な誤差範囲は含むものとして扱うべきものである。すなわち、±10%程度の差異は、実質的には違いがないものであって、本件の数値範囲をわずかに超えた範囲に数値が設定されているものは、実質的には、本件発明の範囲内のものと解釈すべきである。
また、端末閲覧器具100は、映像表示端末500を観察可能な状態である使用状態と、折り畳まれて小型に構成される折り畳み状態との間で変形可能である。以下の説明では、先ず、使用状態における配置等について、説明する。
第1壁部102の端末配置領域102aは、理想的には、使用状態において接眼部101と平行となるようにして用いられる。
第2壁部103には、接眼部101と第2壁部103との間を接続する稜線となる折曲げ線L1と平行な方向に延在する折曲げ線(中央折曲げ線)L2が形成されている。
端末閲覧器具100は、この折曲げ線L2において折曲げることにより、素材が中央で2つ折りに折曲げられて折り畳み状態とすることができる。折り畳み形態についての詳細は、後述する。
ここで、折曲げ線L2を境界として、第1壁部102を第1領域103aと呼び、接眼部101側を第2領域103bと呼ぶこととする。使用状態では、折曲げ線L2では折曲げずに第1領域103aと第2領域103bとが同一平面を構成するようにして用いる。なお、折曲げ線L2は、後述する折り畳み状態において既に折曲げられていることから、折り癖がついており、実際の使用時には、第1領域103aと第2領域103bとが必ずしも同一平面を構成するとは限らないが、実使用上は、問題なく端末閲覧器具100を利用可能である。また、以下に説明する仕切り部103cを備えることにより、第1領域103aと第2領域103bとが同一平面を保ちやすくする構成としている。
仕切り部103cは、切断、又は、仮切断された離間予定線L9が設けられていることにより第2壁部103から離間可能に構成されており、端末閲覧器具100の内側へ向けて立ち曲げられて、前後上下方向に延在する壁となることから、レンズ120を介した視野を分ける機能を備えている。
また、仕切り部103cは、折曲げ線L2に直交する折曲げ線L3において直交して立ち曲げられることから、第2壁部103の強度(剛性)を高めることができ、第1領域103aと第2領域103bとが同一平面を保ちやすくする機能を備えている。
さらに、仕切り部103cは、第1壁部102に沿って映像表示端末500が配置される位置の近傍まで延在している(図4参照)。これにより、映像表示端末500が前方へ移動してしまうことを規制でき、映像の観察を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、第1壁部102に折曲げ線L5を設けて、第1壁部102を折曲げることとしたが、第3壁部104側を折曲げるようにしてもよいし、第1壁部102と第3壁部104の双方に折曲げ線を設けてもよい。
図5は、第1実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態を示す図である。
図6は、第1実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態と使用状態との間の変形途中の状態を示す図である。
端末閲覧器具100は、折曲げ線L2で折曲げることにより、折り畳み状態とすることができ、折り畳み状態では、第1壁部102と第3壁部104と接眼部101とが平行に配置される。よって、多数の部材が重なり合うこともなく、重なるのは、基本的に、端末閲覧器具100を構成する厚紙2枚分であり、レンズ120が含まれる部分だけ、レンズ120の厚みが加わるだけである。また、折り畳み状態の端末閲覧器具100の外形形状は、突起部等もなく、長方形になっており、取り扱いが容易である。また、この折り畳み状態では、仕切り部103cは、第2壁部103と平行な状態に戻されているので、折り畳みの支障とならない。
図7は、第2実施形態の端末閲覧器具を表側から見た展開図である。
図8は、第2実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め上方から示す斜視図である。
図9は、第2実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め下方から示す斜視図である。
図10は、第2実施形態の端末閲覧器具の側面図である。
また、端末閲覧器具200は、映像表示端末500を観察可能な状態である使用状態と、折り畳まれて小型に構成される折り畳み状態との間で変形可能である。以下の説明では、先ず、使用状態における配置等について、説明する。
第1壁部202の端末配置領域202aは、理想的には、使用状態において接眼部201と平行となるようにして用いられる。
第2壁部203には、接眼部201と第2壁部203との間を接続する稜線となる折曲げ線L21と平行な方向に延在する折曲げ線(中央折曲げ線)L22が形成されている。端末閲覧器具200は、この折曲げ線L22において折曲げることにより、素材が中央で2つ折りに折曲げられて折り畳み状態とすることができる。折り畳み形態についての詳細は、後述する。
ここで、折曲げ線L22を境界として、第1壁部202を第1領域203aと呼び、接眼部201側を第2領域203bと呼ぶこととする。使用状態では、折曲げ線L22では折曲げずに第1領域203aと第2領域203bとが同一平面を構成するようにして用いる。なお、折曲げ線L22は、後述する折り畳み状態において既に折曲げられていることから、折り癖がついており、実際の使用時には、第1領域203aと第2領域203bとが必ずしも同一平面を構成するとは限らないが、実使用上は、問題なく端末閲覧器具200を利用可能である。また、以下に説明する仕切り部203cを備えることにより、第1領域203aと第2領域203bとが同一平面を保ちやすくする構成としている。
仕切り部203cは、切断、又は、仮切断された離間予定線L29が設けられていることにより第2壁部103から離間可能に構成されており、端末閲覧器具200の内側へ向けて立ち曲げられて、前後上下方向に延在する壁となることから、レンズ220を介した視野を分ける機能を備えている。
また、仕切り部203cは、折曲げ線L22に直交する折曲げ線L23において直交して立ち曲げられることから、第2壁部203の強度(剛性)を高めることができ、第1領域203aと第2領域203bとが同一平面を保ちやすくする機能を備えている。
さらに、仕切り部203cは、第1壁部202に沿って映像表示端末500が配置される位置の近傍まで延在している(図10参照)。これにより、映像表示端末500が前方へ移動してしまうことを規制でき、映像の観察を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、第1壁部202に折曲げ線L25を設けて、第1壁部202を折曲げることとしたが、第3壁部204側を折曲げるようにしてもよいし、第1壁部202と第3壁部204の双方に折曲げ線を設けてもよい。
端部片205は、折曲げ線L22において折曲げた状態で対向する第2壁部203の第1領域203aと、第1壁部202の端末配置領域202aとに接合されている。なお、端部片205については、後の折り畳み状態の説明とともに詳しく説明する。
図11は、第2実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態を示す図である。
図12は、第2実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態と使用状態との間の変形途中の状態を示す図である。
端末閲覧器具200は、折曲げ線L22で折曲げることにより、折り畳み状態とすることができ、折り畳み状態では、第1壁部202と第3壁部204と接眼部201とが平行に配置される。
ここで、第2実施形態の端末閲覧器具200は、未使用状態では折曲げ線L22において折曲げられた折り畳み状態となっている。そして、この折り畳み状態では、両側に設けられた端部片205は、ミシン目(切断予定部)L28を介して、折曲げ線L22よりも接眼部201側の第2壁部203である第2領域203bと、接眼部201と、第3壁部204との両端にそれぞれ繋がっている。
未使用の折り畳み状態では、端部片205において両端が接合されていることから、端末閲覧器具200は、全体が完全に閉じられた状態となっている。
また、多数の部材が重なり合うこともなく、重なるのは、基本的に、端末閲覧器具200を構成する厚紙2枚分であり、レンズ220が含まれる部分だけ、レンズ220の厚みが加わるだけである。また、折り畳み状態の端末閲覧器具200の外形形状は、突起部等もなく、長方形になっており、取り扱いが容易である。また、この折り畳み状態では、仕切り部203cは、第2壁部203と平行な状態に戻されているので、折り畳みの支障とならない。
よって、第2実施形態の端末閲覧器具200は、第1実施形態の端末閲覧器具100と同様に、大量に保管する場合にも無駄な空間が必要無く、効率よく保管が可能である。また、第2実施形態の端末閲覧器具200は、第1実施形態よりもさらに取り扱い性が高い。特に、未使用の折り畳み状態では、手で押さえたりしなくても折り畳み状態を維持しており、形態が安定している。そして、余計な隙間等もない。よって、第2実施形態の端末閲覧器具200は、例えば、そのまま郵便等で配送することも可能である。郵送する場合には、例えば、第1壁部202の端末配置領域202aに直接宛名書きをしたり切手を貼ったりすることもできるし、宛名ラベル等を貼り付けたりすることもできる。
図13は、第3実施形態の端末閲覧器具を表側から見た展開図である。
図14は、第3実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め上方から示す斜視図である。
図15は、第3実施形態の端末閲覧器具を正面側の斜め下方から示す斜視図である。
図16は、第3実施形態の端末閲覧器具の側面図である。
また、端末閲覧器具300は、映像表示端末500を観察可能な状態である使用状態と、折り畳まれて小型に構成される折り畳み状態との間で変形可能である。以下の説明では、先ず、使用状態における配置等について、説明する。
第1壁部302の第1壁部302は、理想的には、使用状態において接眼部301と平行となるようにして用いられる。
第2壁部303には、接眼部301と第2壁部303との間を接続する稜線となる折曲げ線L31と平行な方向に延在する折曲げ線(第2収容折曲げ線)L32が形成されている。端末閲覧器具300は、この折曲げ線L32において折曲げることにより、折り畳み状態とすることができる。折り畳み形態についての詳細は、後述する。
ここで、折曲げ線L32を境界として、第1壁部302を第1領域303aと呼び、接眼部301側を第2領域303bと呼ぶこととする。使用状態では、折曲げ線L32では折曲げずに第1領域303aと第2領域303bとが同一平面を構成するようにして用いる。なお、折曲げ線L32は、後述する折り畳み状態において既に折曲げられていることから、折り癖がついており、実際の使用時には、第1領域303aと第2領域303bとが必ずしも同一平面を構成するとは限らないが、実使用上は、問題なく端末閲覧器具300を利用可能である。また、以下に説明する仕切り部303cを備えることにより、第1領域303aと第2領域303bとが同一平面を保ちやすくする構成としている。
仕切り部303cは、切断、又は、仮切断された離間予定線L40が設けられていることにより第2壁部103から離間可能に構成されており、端末閲覧器具300の内側へ向けて立ち曲げられて、前後上下方向に延在する壁となることから、レンズ320を介した視野を分ける機能を備えている。
また、仕切り部303cは、折曲げ線L32に直交する折曲げ線L33において直交して立ち曲げられることから、第2壁部303の強度(剛性)を高めることができ、第1領域303aと第2領域303bとが同一平面を保ちやすくする機能を備えている。
さらに、仕切り部303cは、第1壁部302に沿って映像表示端末500が配置される位置の近傍まで延在している(図16参照)。これにより、映像表示端末500が前方へ移動してしまうことを規制でき、映像の観察を容易にすることができる。
この折曲げ線(第1収容折曲げ線)L35は、第1壁部302と第2壁部303との境界にある折曲げ線であって、この位置で折曲げられた状態において、第1壁部302と第2壁部303との間に、接眼部301及び第3壁部304を収容する形態となる。
図17は、第3実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態を示す図である。
図18は、第3実施形態の端末閲覧器具の折り畳み状態と使用状態との間の変形途中の状態を示す図である。
端末閲覧器具300は、折曲げ線L32で折曲げることにより、折り畳み状態とすることができ、折り畳み状態では、第1壁部302と第3壁部304と接眼部301とが平行に配置される。
端部片306は、未使用状態で第3壁部304の両端位置の外側に相当する位置に構成さており、折曲げ線L32において折曲げた状態で対向する第1壁部302に接合されている。この未使用状態では、端部片306は、第1の切断予定部L36を介して、第3壁部304の両端に繋がっている。
また、多数の部材が重なり合うこともなく、重なるのは、基本的に、端末閲覧器具300を構成する厚紙4枚分であり、レンズ320が含まれる部分だけ、レンズ320の厚みが加わるだけである。また、折り畳み状態の端末閲覧器具300の外形形状は、突起部等もなく、長方形になっており、取り扱いが容易である。また、この折り畳み状態では、仕切り部303cは、第2壁部303と平行な状態に戻されているので、折り畳みの支障とならない。
よって、第3実施形態の端末閲覧器具300は、第1実施形態の端末閲覧器具100と同様に、大量に保管する場合にも無駄な空間が必要無く、効率よく保管が可能である。また、第3実施形態の端末閲覧器具300は、第1実施形態よりもさらに取り扱い性が高い。特に、未使用の折り畳み状態では、手で押さえたりしなくても折り畳み状態を維持しており、形態が安定している。そして、余計な隙間等もない。よって、第3実施形態の端末閲覧器具300は、例えば、そのまま郵便等で配送することも可能である。郵送する場合には、例えば、第3壁部304に直接宛名書きをしたり切手を貼ったりすることもできるし、宛名ラベル等を貼り付けたりすることもできる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
101 接眼部
101a 開口部
101b 仮蓋
102 第1壁部
102a 端末配置領域
102b 接合領域
103 第2壁部
103a 第1領域
103b 第2領域
103c 仕切り部
104 第3壁部
120 レンズ
200 端末閲覧器具
201 接眼部
201a 開口部
201b 仮蓋
202 第1壁部
202a 端末配置領域
202b 接合領域
203 第2壁部
203a 第1領域
203b 第2領域
203c 仕切り部
204 第3壁部
205 端部片
220 レンズ
300 端末閲覧器具
301 接眼部
301a 開口部
302 第1壁部
303 第2壁部
303a 第1領域
303b 第2領域
303c 仕切り部
304 第3壁部
305 第2接合片
306 端部片
307 第1接合片
307a 接合領域
307b 接続領域
308 切除片
320 レンズ
500 映像表示端末
Claims (5)
- 端末に表示される像を閲覧する端末閲覧器具であって、
素材の中央において2つ折りに折曲げられ、一方の端部を形成する中央折曲げ線と、
前記中央折曲げ線とは反対側の端部において重なる部位を接合した第1接合部と、
前記中央折曲げ線と平行な2本の山折り線により挟まれた領域に形成され、端末を観察するときに接眼される接眼部と、
前記接眼部が配置されている面とは反対側で重なる面に設けられ、前記中央折曲げ線と平行に形成された山折り線と、
を備える端末閲覧器具。 - 請求項1に記載の端末閲覧器具において、
前記中央折曲げ線をまたいで前記中央折曲げ線と略直交して形成された仕切り山折り線と、
前記仕切り山折り線に繋がって形成された離間予定線と、
を備える仕切り部を備えること、
を特徴とする端末閲覧器具。 - 請求項1又は請求項2に記載の端末閲覧器具において、
前記中央折曲げ線と交差する方向に延在する両端部において重なる部位を接合した第2接合部をさらに備え、
前記第1接合部と前記第2接合部とが連続してコの字状に接合部位が構成されていること、
を特徴とする端末閲覧器具。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の端末閲覧器具において、
前記接眼部には、レンズが配置されていること、
を特徴とする端末閲覧器具。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の端末閲覧器具において、
前記接眼部は、
開口部と、
前記開口部から取り外し可能に取り付けられた仮蓋と、
を備えること、
を特徴とする端末閲覧器具。
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