JP6942754B2 - 自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ制御方法、車両及び自動車のトランスミッションのクラッチ係合車両用電動オイルポンプ - Google Patents

自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ制御方法、車両及び自動車のトランスミッションのクラッチ係合車両用電動オイルポンプ Download PDF

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Description

本発明は、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ制御方法、車両及び自動車のトランスミッションのクラッチ係合用車両用電動オイルポンプに関する。
電動オイルポンプによって供給されるオイルは、オイルの温度(以下「油温」という。)に応じて粘性が変化する。オイルの粘性は、油温の低下に応じて大きくなる。オイルの粘性が大きくなれば、電動オイルポンプに対する負荷が高くなる。低温〜高温領域(例えば、−20度〜120度)で電動オイルポンプが使用される場合、電動オイルポンプは、モータの回転速度を制御することで消費電力を抑えつつ、必要な流量を供給することが求められている。一方で、極低温(例えば−20度以下)で使用される場合、電動オイルポンプは、停止することなく、少量のオイルを供給することが求められている。特に自動車のトランスミッションのクラッチ係合用のオイルポンプは、極低温時に短時間動作するものが多い。
しかし、極低温で使用される場合、電動オイルポンプは摺動力負荷が高くなり、モータを起動できない場合があった。また、極低温で使用される場合、電動オイルポンプは、摺動力負荷よりもモータのトルクが小さく、停止する場合もあった。このため、極低温でも、停止することなく、オイルを供給することができる技術が求められていた。特許文献1には、負荷変動が発生しても停止しないように制御する技術が記載されている。また、特許文献2には、電流値に上限を設けることで、電力の消費量を抑制する技術が記載されている。また、特許文献3には、停止が発生しない回転数の下限で制御する技術が記載されている。
特許第5193259号公報 特許第5834509号公報 特開2015−035858号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、油温について考慮された技術ではない。また、特許文献2に記載された技術は、電流の上限によっては、必要となるオイルの流量を供給できない場合があった。また、特許文献3に記載された技術は、回転数の下限によっては、必要となるオイルの流量を供給できない場合があった。このように、特許文献1から3に記載された技術では、極低温で使用される場合に、停止することなく、オイルの流量を確保することができない場合があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、極低温で使用される場合にも停止することなく、オイルを供給することができる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、前記温度が自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、を備え、前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプである。
本発明の一態様は、上記の自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプあって、前記温度が所定の温度以下である場合に、電流値に基づいて前記オイルポンプを制御することを示す制御指令を取得し、前記温度が所定の温度よりも大きい場合に、回転数に基づいて前記オイルポンプを制御することを示す制御指令を取得し、電流値又は回転数のいずれかで前記オイルポンプを制御するかを制御指令に基づいて判定する指令判定部をさらに備え、前記電流決定部は、電流値で制御すると判定された場合に、前記電流値を決定し、前記回転数決定部は、回転数で制御すると判定された場合に、前記回転数を決定する。
本発明の一態様は、車両制御機構が、自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度測定ステップと、前記両制御機構が、前記温度がオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、電流値に基づいて電動オイルポンプを制御することを示す指令信号を前記電動オイルポンプに出力する指令ステップと、電動オイルポンプが、前記指令信号に基づいて、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定ステップと、オイルポンプが、決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する供給ステップと、前記電動オイルポンプが、前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定ステップと、を有し、前記供給ステップでは、前記オイルポンプが決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ制御方法である。
本発明の一態様は、自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、前記温度が、自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、を備え、前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する車両である。
本発明の一態様は、自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、前記温度が、自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、を備え、前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する自動車のトランスミッションのクラッチ係合車両用電動オイルポンプである。
本発明により、極低温で使用される場合にも停止することなく、オイルを供給することが可能となる。
実施形態に係る電動オイルポンプ1の概略構成の一例を示す図である。 実施形態に係る制御指令の一例を示す図である。 実施形態に係る電動オイルポンプ1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施形態に係る指令デューティ比と狙い回転数との対応関係の一例を示す図である。 実施形態の回転数制御及び電流制御における電流及び速度の変化の一例を示す図である。 実施形態のオイル供給を行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図1は、実施形態に係る電動オイルポンプ1の概略構成の一例を示す図である。電動オイルポンプ1は、例えば、車両に搭載される変速機等のオイル供給先8にオイルを供給する油圧供給源として用いられるものである。電動オイルポンプ1は、車両制御機構2に接続されている。電動オイルポンプ1は、オイルタンク3内に貯留されたオイルを汲み上げ、油圧を付与してオイル供給先8にオイルを供給する。電動オイルポンプ1は、自動車等の車両のトランスミッションのクラッチ係合に用いられるオイルを供給する。オイル供給先8は、例えば車両のトランスミッションのクラッチ係合に関する機器であればどのような機器であってもよい。電動オイルポンプ1は、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプの一具体例である。
車両制御機構2は、電動オイルポンプ1及び温度センサ4に接続されている。車両制御機構2は、温度センサ4が測定した油温(以下、「測定油温」という。)を取得する。車両制御機構2は、測定油温に基づいて、制御指令と指令デューティ比とを決定する。車両制御機構2は、制御指令を決定するにあたって、測定油温と制御指令とを対応付けたテーブルに基づいて決定してもよいし、指令デューティ比に基づいて決定してもよい。車両制御機構2は、測定油温等に基づいて必要となるデューティ比を決定する。
図2は、実施形態に係る制御指令の一例を示す図である。実施形態において制御指令は、極低温回転指令及び回転数制御指令がある。各制御指令は、制御機構狙い(%)、指令デューティ比(Duty)範囲及び狙い回転数(rpm)に対応付けされる。制御機構狙い(%)は、算出される指令デューティ比の目標値である。指令デューティ比範囲は、電動オイルポンプ1によって処理された後の指令デューティ比の範囲を表す。狙い回転数(rpm)は、オイルポンプ駆動用モータ6の回転数の目標である。電動オイルポンプ1は、回転数狙い(rpm)の回転数が確保されるように、指令電流値を決定する。
極低温回転指令は、測定油温が極低温である場合において、電動オイルポンプを駆動させるための指令である。車両制御機構2は、測定油温が極低温よりも低い場合に、制御指令を極低温回転指令に決定する。極低温とは、例えば、モータの負荷よりもモータのトルクが小さくなる温度であってもよい。モータの負荷よりもモータのトルクが小さくなる温度とは、例えば、測定油温が−20度以下であることであってもよい。一方で、極低温ではない温度とは、測定油温が−20より大きく、120度以下の温度である。この場合、指令デューティ比範囲は、Duty_Aより大きくDuty_B以下である。また、制御指令が極低温回転指令に決定された場合、電動オイルポンプ1は、オイル供給先8に所定供給量以上のオイル量を供給できる回転数にすることを目標にする。所定供給量とは、例えば電動オイルポンプ1がクラッチ係合油圧を発生させるための最低限のオイル量である。Duty_Aは、極低温回転指令における指令デューティ比の下限値である。Duty_Aは、予め定められた値である。Duty_Bは、極低温回転指令における指令デューティ比の上限値である。Duty_Bは、予め定められた値である。
回転数制御指令は、測定油温が極低温ではない場合において、指令デューティ比に応じた回転数を確保するための指令である。車両制御機構2は、測定油温が極低温以上である場合に、制御指令を回転数制御指令に決定する。この場合、指令デューティ比範囲は、Duty_Bより大きくDuty_C以下である。また、制御指令が回転数制御指令に決定されると、電動オイルポンプ1は、指令デューティ比に応じてMINからMAXまでの回転数を狙い回転数(rpm)として決定する。Duty_Bは、回転数制御指令における指令デューティ比の下限値である。Duty_Cは、回転数制御指令における指令デューティ比の上限値である。Duty_Cは、予め定められた値である。MINは、回転数制御指令における狙い回転数の下限値を表す。MINは、予め定められた回転数である。MAXは、回転数制御指令における狙い回転数の上限値を表す。MAXは、予め定められた回転数である。
図1に戻って、車両制御機構2の説明を続ける。車両制御機構2は、指令信号を電動オイルポンプ1に出力する。なお、車両制御機構2は、アイドリングストップ等でエンジン停止した場合においてオイル供給先8にオイルを供給するために、電動オイルポンプ1を駆動させてもよい。例えば、車両制御機構2は、エンジン停止した場合に温度センサ4が測定した測定温度に応じて、指令信号を電動オイルポンプ1に送信してもよい。温度センサ4は、オイルタンク3内に貯留されたオイルの温度を測定する。温度センサ4は、測定油温を車両制御機構2に出力する。
次に、電動オイルポンプ1について説明する。電動オイルポンプ1は、オイルポンプ5、オイルポンプ駆動用モータ6、駆動装置7及び磁極位置センサ9を備える。
オイルポンプ5は、オイルポンプ駆動用モータ6及びオイル供給先8に接続されている。オイルポンプ5は、オイルポンプ駆動用モータ6によって駆動されるポンプである。オイルポンプ5は、オイルポンプ駆動用モータ6に駆動されることによりオイルタンク3内のオイルを吸入し、オイル供給先8に供給する。
オイルポンプ駆動用モータ6は、オイルポンプ5を駆動する。オイルポンプ駆動用モータ6は、永久磁石を有するロータと、3相(U、V、W)それぞれに対応するコイルLU、LV、LWがロータの回転方向に順に巻装されているステータとを備える。各相のコイルLU、LV、LWのそれぞれは、駆動装置7に接続される。例えば、オイルポンプ駆動用モータ6は、ブラシレスモータである。
駆動装置7は、車両制御機構2及びオイルポンプ駆動用モータ6に接続されている。駆動装置7は、車両制御機構2から出力される指令信号に基づいて、オイルポンプ駆動用モータ6の駆動を制御する。例えば、駆動装置7は、車両制御機構2から入力される指令信号に基づいて、駆動デューティを生成する。駆動装置7は、生成された駆動デューティに基づいて直流電圧を三相電圧に変換する。駆動装置7は、三相電圧をオイルポンプ駆動用モータ6に出力することで、オイルポンプ駆動用モータ6の駆動を制御する。
磁極位置センサ9は、オイルポンプ駆動用モータ6の磁極位置を検出する。そして、磁極位置センサ9は、検出した磁極位置に応じた検出信号を駆動装置7に出力する。
図3は、実施形態に係る電動オイルポンプ1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。電動オイルポンプ1は、オイルポンプ5、オイルポンプ駆動用モータ6、磁極位置センサ9、指令判定部11、決定部12、回転数制御部15、電流制御部16、駆動デューティ生成部18、3相インバータ19、電圧センサ20、電流センサ21、微分処理部22及びパルス変換部23を備える。電動オイルポンプ1は、オイル供給先8にオイルを供給する。電動オイルポンプ1は、指令信号30を受け付ける。電動オイルポンプ1は電源部40に接続される。電動オイルポンプ1は、状態50を出力する。なお、指令判定部11、決定部12、回転数制御部15、電流制御部16、駆動デューティ生成部18、3相インバータ19、電圧センサ20、電流センサ21、微分処理部22及びパルス変換部23は、駆動装置7が備える機能である。オイルポンプ5、オイルポンプ駆動用モータ6及び磁極位置センサ9については、上記で説明したため、説明を省略する。
指令判定部11は、指令信号30を受け付ける。指令判定部11は、指令信号30に含まれる制御指令が、極低温回転指令であるか否か判断する。制御指令が、極低温回転指令である場合、指令判定部11は、指令信号30に含まれる指令デューティ比を決定部12の電流決定部13に出力する。制御指令が、極低温回転指令でない場合、指令判定部11は、指令信号30に含まれる指令デューティ比を決定部12の回転数決定部14に出力する。
決定部12は、電流決定部13と回転数決定部14とを備える。決定部12は、指令判定部11から出力された指令デューティ比に基づいて所定の情報を決定する。所定の情報は、例えば指令電流値であってもよいし、指令回転数であってもよい。以下、具体的に説明する。
制御指令として極低温回転指令が出力された場合、電流決定部13は、指令電流値を決定する。指令電流値は、オイルポンプ駆動用モータ6を制御するための目標電流値である。指令電流値は、予め定められた電流値である。指令電流値は、例えば、極低温においてもオイルポンプ駆動用モータ6が停止することなく駆動可能に定められた電流値(例えば、相電流のリミット値等の駆動装置7が出力可能な最大電流)であってもよい。制御指令が極低温回転指令である場合、オイルポンプ駆動用モータ6に対して電流制御が行われる。電流制御は、電気的時定数に沿ってオイルポンプ駆動用モータ6を制御する制御方式である。電流制御は、電圧や負荷の変動に対して出力電流に変化が生じないように制御する制御方式である。電流決定部13は、指令電流値を電流制御部16に出力する。
制御指令として回転数制御指令が出力された場合、回転数決定部14は、指令デューティ比に基づいて指令回転数を決定する。指令回転数は、回転数制御を行うための目標回転数である。指令回転数は、指令デューティ比に対して所定の演算がなされて決定された回転数であってもよい。指令回転数は、オイル供給先8によって要求された流量に応じた回転数であってもよい。回転数制御は、機械的時定数に沿ってオイルポンプ駆動用モータ6を制御するように応答性を決める制御方式である。例えば、回転数制御指令が出力された場合、回転数決定部14は、指令デューティ比に所定の係数を乗じることで得られる数値に基づいて、指令回転数Nを算出する。回転数決定部14は、指令回転数をMINからMAXの範囲で決定する。
なお、算出された指令回転数NがMAXを超える場合、回転数決定部14は、指令回転数NをMAXに変更する。なお、算出された指令回転数NがMINを下回る場合、回転数決定部14は、指令回転数NをMINに変更する。回転数決定部14は、指令回転数を回転数制御部15に出力する。
回転数制御部15は、微分処理部22から出力された実回転数と指令回転数との偏差(以下「回転数差分値」という。)を算出する。回転数制御部15は、算出された回転数差分値に基づいて、一般的に公知のPI(Proportional Integral)制御又はPID(Proportional Integral Derivative)制御を用いて指令電流値を算出する。
電流制御部16は、電流センサ21から出力された実電流値と指令電流値との偏差(以下「電流差分値」という。)を算出する。電流制御部16は、算出された電流差分値に基づいて、一般的に公知のPI制御又はPID制御を用いて指令電圧値を算出する。ここで、回転数制御部15と電流制御部16とを合わせてPI演算部17という。制御方式として回転数制御を行うと決定された場合、PI演算部17は、回転数制御部15と電流制御部16とに基づいて、カスケード制御を行うことで指令回転数に基づいて指令電圧値を算出する。
駆動デューティ生成部18は、電圧センサ20から出力された実電圧値と指令電圧値とに基づいて駆動デューティ比を算出する。駆動デューティ生成部18は、算出された駆動デューティ比に関するPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号を駆動デューティとして3相インバータ19に出力する。
3相インバータ19は、不図示の複数のスイッチング素子SWを有し、このスイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで電源電圧を相電圧に変換する。具体的には、3相インバータ19は、6つのスイッチング素子を有している。3相インバータ19は、電源部40から電源電流を取得する。3相インバータ19は、駆動デューティ生成部18から入力されるPWM信号に基づいて6つのスイッチング素子のオンとオフとを切り替える。3相インバータ19は、6つのスイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで直流電圧を3相電圧に変換する。3相インバータ19は、変換された3相電圧をオイルポンプ駆動用モータ6に出力する。各スイッチング素子は、例えば、FET(Field Effective Transistor:電界効果トランジスタ)、又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。各スイッチング素子は、還流ダイオードと並列に接続される。
電源部40は、例えば、車両に搭載されるバッテリである。電源部40が、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。電源部40は、電源電流を3相インバータ19に供給する。
電圧センサ20は、電源部40から供給される電源電流に基づいて電圧値を測定する。電圧センサ20は、測定された電圧値を実電圧値として駆動デューティ生成部18に出力する。電圧センサ20は接地される。電流センサ21は、3相インバータ19から出力される相電流に基づいて電流値を測定する。電流センサ21は、測定された電流値を実電流値として電流制御部16に出力する。電流センサ21は接地される。
微分処理部22は、磁極位置センサ9によって検出された磁極位置に応じた検出信号を取得する。微分処理部22は、検出信号によって現れる磁極位置を微分することで、オイルポンプ駆動用モータ6の角速度を算出する。微分処理部22は、角速度に基づいて実回転数を算出する。微分処理部22は、実回転数を回転数制御部15とパルス変換部23とに出力する。
パルス変換部23は、出力された実回転数をパルス信号に変換する。パルス変換部23は、変換されたパルス信号を電動オイルポンプ1の状態50として、車両制御機構2に出力する。
図4は、実施形態に係る指令デューティ比と狙い回転数との対応関係の一例を示す図である。縦軸は、狙い回転数(rpm)を表す。横軸は、指令デューティ比(%)を表す。指令デューティ比がDuty_Aより大きくDuty_B以下である場合、電流決定部13は予め定められた電流値に指令電流値を決定する。予め定められた電流値は、例えば、駆動装置7が出力可能な最大電流(例えば、相電流リミット値)である。したがって、回転数は出たなりとなる。この場合、回転数は変動する。指令デューティ比がDuty_Bより大きくDuty_C以下である場合、狙い回転数はMIN(rpm)〜MAX(rpm)である。具体的には、回転数決定部14は、指令デューティ比に基づいて指令回転数を決定する。指令デューティ比がDuty_Cより大きいくDuty_D以下である場合、狙い回転数はMAX(rpm)である。したがって、回転数決定部14は、指令回転数をMAX(rpm)に決定する。Duty_Dは、指令デューティ比を表す値である。なお、指令デューティ比が0より大きくDuty_A以下である場合、決定部12は、異常値であると判断してもよい。この場合、決定部12は、断線又はバッテリショート等の異常が生じていると判断してもよい。この場合、電動オイルポンプ1は、異常に応じた処理を行う。なお、指令デューティ比がDuty_Dより大きく100%以下である場合、決定部12は、異常値であると判断してもよい。この場合、決定部12は、GNDショート等の異常が生じていると判断してもよい。この場合、電動オイルポンプ1は、異常に応じた処理を行う。
図5は、実施形態の回転数制御及び電流制御における電流及び速度の変化の一例を示す図である。図5(a)は、回転数制御における電流及び速度の変化の一例を示す図である。回転数制御において、回転数決定部14は、オイルポンプ駆動用モータ6の回転数を決定する。すなわち、目標回転数vtが決定される。次に、回転数制御部15は、回転数制御目標応答時定数tmに沿ってオイルポンプ駆動用モータ6を制御させるように、指令電流値を決定する。回転数制御目標応答時定数tmとは、機械的時定数にオーバーシュートを防止するための調整値を付加した時定数である。したがって、モータ回転数vmは、回転数制御目標応答時定数tmに沿って、目標回転数vtに到達する。この時、オイルポンプ駆動用モータ6に流れるモータ電流Im(指令電流値)は、図5(a)の下段のグラフのように変化する。
図5(b)は、電流制御における電流及び速度の変化の一例を示す図である。電流制御において、電流決定部13は、オイルポンプ駆動用モータ6の目標電流It(指令電流値)を決定する。電流制御部16は、目標電流Itが決定されると、電気的時定数teに沿ってオイルポンプ駆動用モータ6を制御させる。したがって、モータ電流Imは、電気的時定数teに沿って、目標電流Itに到達する。この時、オイルポンプ駆動用モータ6のモータ回転数vmは、図5(b)の下段のグラフのように変化する。なお、回転数制御目標応答時定数tmと、電気的時定数teと、は、tm>teとなる。このため、油圧応答は、電流制御の方が回転数制御よりも速い。
図6は、実施形態のオイル供給を行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。電動オイルポンプ1は、所定のタイミングでオイル供給先8にオイルを供給する際に当該処理を実行する。車両制御機構2は、温度センサ4から測定油温を取得する(ステップS101)。車両制御機構2は、測定油温に基づいて制御指令を決定する(ステップS102)。測定油温が極低温である場合、車両制御機構2は制御指令を極低温回転指令に決定する。測定油温が極低温でない場合、車両制御機構2は制御指令を回転数制御指令に決定する。車両制御機構2は、測定油温に基づいて指令デューティ比を決定する(ステップS103)。車両制御機構2は、指令信号を電動オイルポンプ1に出力する。
指令判定部11は、決定された制御指令が極低温回転指令であるか否か判断する(ステップS104)。制御指令が、極低温回転指令である場合(ステップS104:YES)、指令判定部11は、指令デューティ比を電流決定部13に出力する。電流決定部13は、指令電流値を決定する(ステップS105)。制御指令が、極低温回転指令でない場合(ステップS104:NO)、指令判定部11は、指令デューティ比を回転数決定部14に出力する。回転数決定部14は、指令デューティ比に基づいて指令回転数を決定する(ステップS106)。次に、回転数制御部15は、回転数差分値に基づいて指令電流値を算出する(ステップS107)。電流制御部16は、電流差分値を算出する。電流制御部16は、算出された電流差分値に基づいて指令電圧値を算出する(ステップS108)。
駆動デューティ生成部18は、実電圧値と指令電圧値とに基づいて駆動デューティ比を制御する。駆動デューティ生成部18は、駆動デューティ比のPWM信号を駆動デューティとして3相インバータ19に出力する(ステップS109)。3相インバータ19は、電源部40から電源電流を取得する。3相インバータ19は、駆動デューティ生成部18から入力されるPWM信号(駆動デューティ)に基づいて6つのスイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで直流電流を3相電流に変換する(ステップS110)。3相インバータ19は、変換された3相電流をオイルポンプ駆動用モータ6に出力する。オイルポンプ駆動用モータ6は、出力される3相電流に応じて駆動する(ステップS111)。オイルポンプ5は、オイルポンプ駆動用モータ6が駆動することによりオイルタンク3内のオイルをオイル供給先8に供給する(ステップS112)。
このように構成された電動オイルポンプ1は、極低温のように、測定油温がオイルポンプ駆動用モータ6の負荷よりもトルクが小さくなる温度である場合に、オイルポンプ5を電流制御する。オイルポンプ駆動用モータ6のトルク応答は、電流応答に比例するため、回転数制御よりも高トルクを確保することが可能になる。このため、電動オイルポンプ1は、極低温の測定油温であっても、低回転かつ高トルクでオイルポンプ駆動用モータ6を起動させることで、車両のトランスミッションのクラッチ係合油圧を発生させることができる。また、電動オイルポンプ1は、電流制御を行うことによって、負荷変動への追従が速くなる。したがって、オイルポンプ駆動用モータ6は、極低温であっても、停止することなく回転する。このため、電動オイルポンプ1のオイルポンプ5は、オイル供給先8にオイルを供給することが可能になる。
また、電動オイルポンプ1は、極低温ではない(例えば、オイルポンプ駆動用モータ6の負荷よりもトルクが小さくなる温度ではない)測定温度である場合に、オイルポンプ5を回転数制御する。すなわち、回転数決定部14は、オイル供給先8の必要流量に応じて、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に従ってオイルポンプ駆動用モータ6の回転数を決定する。したがって、電動オイルポンプ1は、必要な流量に応じて回転数を変更することで、消費電力を抑制しつつ、オンデマンドで流量を確保することができる。
また、電動オイルポンプ1は、測定温度に基づいて電流値又は回転数のいずれかでオイルポンプ5を制御するか示す制御指令を取得する。取得された制御指令が電流値で制御することを示す場合に、電流決定部13は電流値を決定し、回転数決定部14は、回転数で制御すると判定された場合に、回転数を決定する。したがって、電動オイルポンプ1は、極低温時のみ電流制御を行い、極低温以外の温度の場合は回転数制御によりオイルポンプ駆動用モータ6を制御することができる。
また、トルク定数は、オイルポンプ駆動用モータの大きさに比例する。このため、測定温度が極低温である場合にオイルの流量を確保する手段として、電動オイルポンプ1が備えるオイルポンプ駆動用モータ6よりも大きいオイルポンプ駆動用モータを電動オイルポンプに備えさせる手段がある。このように構成されることで、電動オイルポンプは、極低温においても、オイルの流量を確保することが可能になる。しかしながら、このような構成では、電動オイルポンプは大型化する。上述の実施形態の電動オイルポンプ1は、極低温では、オイルポンプ駆動用モータ6を電流制御に切り替える。このため、電動オイルポンプ1は、極低温でも停止することなく、最大トルクを確保することが可能になり、オイルポンプ駆動用モータ6を大型化させることなく、オイルの流量を確保することが可能になる。
上述した実施形態における駆動装置7をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…電動オイルポンプ, 2…車両制御機構, 3…オイルタンク, 4…温度センサ, 5…オイルポンプ, 6…オイルポンプ駆動用モータ, 7…駆動装置, 8…オイル供給先, 9…磁極位置センサ, 11…指令判定部, 12…決定部, 13…電流決定部, 14…回転数決定部, 15…回転数制御部, 16…電流制御部, 17…PI演算部, 18…駆動デューティ生成部, 19…3相インバータ, 20…電圧センサ, 21…電流センサ, 22…微分処理部, 23…パルス変換部, 30…指令信号, 40…電源部, 50…状態

Claims (5)

  1. 自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、
    前記温度が自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、
    決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、
    前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、
    を備え
    前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する、自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ。
  2. 前記温度が所定の温度以下である場合に、電流値に基づいて前記オイルポンプを制御することを示す制御指令を取得し、前記温度が所定の温度よりも大きい場合に、回転数に基づいて前記オイルポンプを制御することを示す制御指令を取得し、電流値又は回転数のいずれかで前記オイルポンプを制御するかを制御指令に基づいて判定する指令判定部をさらに備え、
    前記電流決定部は、電流値で制御すると判定された場合に、前記電流値を決定し、
    前記回転数決定部は、回転数で制御すると判定された場合に、前記回転数を決定する 請求項に記載の自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ。
  3. 車両制御機構が、自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度測定ステップと、
    前記両制御機構が、前記温度がオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、電流値に基づいて電動オイルポンプを制御することを示す指令信号を前記電動オイルポンプに出力する指令ステップと、
    電動オイルポンプが、前記指令信号に基づいて、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定ステップと、 オイルポンプが、決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する供給ステップと、
    前記電動オイルポンプが、前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定ステップと、
    を有し、
    前記供給ステップでは、前記オイルポンプが決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する自動車のトランスミッションのクラッチ係合用電動オイルポンプ制御方法。
  4. 自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、
    前記温度が、自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、
    決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、
    前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、
    を備え
    前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する車両。
  5. 自動車のトランスミッションのクラッチ係合に関するオイル供給先に供給されるオイルの温度を測定する温度センサと、
    前記温度が、自装置に設けられたオイルポンプ駆動用モータの負荷よりも前記オイルポンプ駆動用モータのトルクが小さくなる所定の温度以下である場合に、前記オイルポンプ駆動用モータに出力される電流値を、前記オイルポンプ駆動用モータが停止することなく駆動可能に定められた所定の電流値に決定する電流決定部と、
    決定された前記電流値に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給するオイルポンプと、
    前記温度が前記所定の温度よりも大きい場合に、所定時間当たりの前記オイルポンプ駆動用モータの回転数を、指令デューティ比と狙い回転数との対応関係に基づき決定する回転数決定部と、
    を備え
    前記オイルポンプは、決定された前記回転数に基づいて前記オイルポンプ駆動用モータが駆動することで前記オイル供給先にオイルを供給する自動車のトランスミッションのクラッチ係合車両用電動オイルポンプ。
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