JP2019118245A - モータ制御装置 - Google Patents

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佳久 奥畑
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Abstract

【課題】モータの温度を適切に管理することができるモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置に、モータの温度を入力する温度入力部と、入力されたモータの温度が第1の閾値以下である場合には、電源電圧を降圧して定電流・電圧可変制御によってモータを駆動し、モータの温度が第1の閾値を超えている場合には、所定の電源電圧により定電圧・電流可変制御によってモータを駆動するように制御を行う制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、モータの駆動制御を行うモータ制御装置に関する。
車両等の動力となるモータの駆動電力をインバータ回路を用いて制御する技術が知られている。
例えば特許文献1には、電源からの電圧を昇圧してインバータ回路に印加するDCDCコンバータ回路を備え、モータの消費電力量に関連する情報に基づいて、インバータ回路に印加する電圧の昇圧比を設定する技術が開示されている。
特開2004−208409号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、インバータ回路に印加する電圧の昇圧比を設定することにより、モータの消費電力量を制限することはできるが、電流が一定であるため、モータの界磁コイルの抵抗による発熱(いわゆる銅損)により、モータの温度が上昇してしまう。
上述の課題に鑑み、本発明は、モータの温度を適切に管理することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るモータ制御装置のある態様によれば、モータの温度を入力する温度入力部と、前記入力されたモータの温度が第1の閾値以下である場合には、電源電圧を降圧して定電流・電圧可変制御によって前記モータを駆動し、前記モータの温度が第1の閾値を超えている場合には、所定の電源電圧により定電圧・電流可変制御によって前記モータを駆動するように制御を行う制御部と、を備えることを特徴とするモータ制御装置が提供される。
以上の構成を有する本発明によれば、モータの温度に応じて、モータの制御方法を変更することにより、モータの温度を適切に管理することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態1に係るモータ制御装置の構成例を示すブロック図である。 モータの消費電力とモータの回転数NとトルクTとの関係を示す図である。 モータを駆動する駆動電圧の波形の例を模式的に示す図である。 モータの制御処理を示すフローチャートである。 モータの駆動に要求される電力Pと駆動電圧V及び駆動電流Iの関係を示す図である。 インバータに印加する電圧Vとインバータの損失ηの関係を示す図である。 実施形態2におけるモータの制御処理を示すフローチャートである。 インバータに印可する電圧と電流の関係の例を示す図である。 モータの温度の変化の例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るモータ制御装置の構成例を示すブロック図である。
このモータ制御装置は、車両等に駆動力を出力するモータ1と、車両の状態に応じてトルク指令(トルク指示値)を出力するVCU(Vehicle Control Unit:車両制御装置)2と、VCU2からのトルク指令に応じて駆動電圧を生成するインバータ3と、直流の電源電圧(VBATT)を供給するバッテリ4と、インバータ3からの指示に応じてバッテリ4からの電源電圧を降圧してインバータ3に供給する降圧DCDC変換部5と、モータ1の周囲の温度あるいはモータ1を冷却する冷媒の温度等を検出する温度センサ6とを備えている。このモータ制御装置では、降圧DCDC変換部5は、インバータ3の制御部31からの要求電圧に応じてバッテリ4の電圧(VBATT)から所定の降圧比で電圧を降圧し、降圧した電圧Vをインバータ3に供給する。
モータ1は、例えば出力端を有する回転軸を中心として回動自在に設けられたロータ、三相の駆動電圧に応じた駆動電流によって磁界を発生する界磁コイル等を有するステータ、ロータ及びステータ等を収納するハウジング等を備えるブラシレスモータからなる。ロータには、永久磁石が取り付けられており、界磁コイルにより発生される磁界に応じてロータの回転軸を中心として回転し、回転軸の一端(出力端)から駆動力を出力する。
また、モータ1には、ロータの角度を検出する位置センサ11と、モータ1の温度を検出する温度センサ12が設けられている。位置センサ11は、例えばロータの周囲に120°毎に配置され、ロータの磁気を検出する3つのホール素子等の磁気センサを備え、ロータの角度を検出する。なお、ロータリーエンコーダ等の他の手段によってロータの角度を検出するようにしてもよい。温度センサ12は、サーミスタ等の温度検出素子を備えており、界磁コイル等のモータ1の温度を検出し、インバータ3に供給する。
VCU2は、現在のアクセル開度、車両速度、加速あるいは減速の際の加速度等の車両の状態に応じて必要なトルクの値を示すトルク指令を生成し、インバータ3に供給する。
インバータ3は、インバータ3全体の動作を制御する制御部31と、制御部31からの指示に応じて降圧DCDC変換部5から供給される電圧Vのスイッチングを行って三相の駆動電圧を生成するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)モジュール(以下、単にIGBTという)32と、IGBT32等の温度を検出する温度センサ33とを備えている。IGBT32は、三相の駆動電圧を生成するため、3組6個のスイッチング素子(IGBT素子)を備えている。なお、このIGBT素子の代わりにMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子を用いてもよい。
制御部31は、例えば位置センサ11の検出電圧を所定の基準電圧と比較し、比較結果に応じて、ロータの角度を60°単位で検出する。また、制御部31は位置センサ11の検出電圧に基づいてモータ1の回転数を検出する。なお、モータの回転数は位置センサ11とは別のセンサを用いて検出するようにしてもよい。
制御部31は、VCU2からのトルク指令と検出したモータ1の回転数に応じて、モータを駆動するために必要な必要電力を算出する。モータ1の回転数NとトルクTとの関係は、例えば図2に示すように、モータ1の消費電力に応じて変化する。モータ1の回転数NとトルクTとの関係は、例えば、消費電力が60kWのときは同図中の実線のようになるが、消費電力が40kW、20kWのときは夫々破線で示すようになる。このため、制御部31は、このような関係に基づいて、トルク指令とモータ1の回転数に応じて、必要なトルクが得られる消費電力を必要電力として算出する。
さらに、制御部31は、算出した必要電力に応じて、モータ1の駆動に必要な電圧値と電流値を算出する。制御部31は、算出した電圧値を要求電圧として降圧DCDC変換部5に供給する。降圧DCDC変換部5は、制御部31からの要求電圧に応じてバッテリ4の電圧(VBATT)から所定の降圧比で降圧した電圧Vをインバータ3に供給する。なお、必要電力はVCU2からのトルク指令と検出したモータ1の回転数に応じて算出されており、トルク指令はアクセル開度等に応じて生成されているため、降圧比はアクセル開度に応じた値となっている。
制御部31は、上述のように検出したロータの回転角と上述のように算出した電流値に応じてIGBT32の各スイッチング素子によるスイッチングを制御し、例えば図3に示すような三相(U相、V相、W相)の駆動電圧(駆動信号)を生成させる。この駆動電圧の波形は、正弦波駆動の場合においてモータ1の界磁コイルに流れる駆動電流の実効値(以下、単に電流値という。)が所定の電流値になるようにPWM(Pilse Width Moduration)制御を行った場合の波形を示している。制御部31は、電流値に応じて駆動電圧のパルスのデューティ比を制御する。具体的には、制御部31は、PWMによる変調度を変更する。なお、この図3では、後述の電流可変の場合に、変調度を0.8程度とした状態について、模式的に示している。この場合では、パルス幅が、変調度が1の場合の0.8倍になっている。また、後述の電圧可変の場合は変調度を1程度(厳密には0.98程度)とする。また、実際には、PWMの変調周波数は数kHz程度である。
IGBT32によって生成された駆動電圧はモータ1のステータの界磁コイルに供給され、界磁コイルには駆動電圧に応じた駆動電流が流れ、界磁コイルによる磁界とロータの永久磁石との相互作用により、ロータにトルクが発生する。このトルクはロータの出力端を介して外部に出力される。
図4は、このモータ制御装置におけるモータの制御処理を示すフローチャートである。
このモータ制御装置では、制御部31は、上述のように算出した必要電力Pが閾値Pth未満である場合には、電圧値Vを所定の電圧値V´として必要電力Pに応じて電流値Iを変更し、必要電力Pが閾値Pth以上である場合には、電流値を所定の電流値I´として必要電力Pに応じて電圧値Vを変更するように制御する。すなわち、このモータ制御装置では、制御部31が、VCU2からのトルク指令とモータの回転数に応じて求めた必要電力Pが、所定の閾値Pth以上であるか否かでモータの制御方法を変更する。
まず、制御部31は、モータ1が停止している状態で駆動を開始すると、電圧値Vを所定の電圧V´で一定とし(電圧一定)、必要電力Pに応じて電流値Iを変更する(電流可変)。制御部31は、このように求めた電圧値と電流値に基づいて、上述のようにモータ1の駆動の制御を行う(S1)。
さらに、制御部31は、要求電力Pが所定の閾値Pthを超えたか否かを判断する(S2)。要求電力Pが所定の閾値Pth未満であれば、制御部31は、S1の処理を継続する。要求電力Pが所定の閾値Pth以上となっていれば、制御部31は、S3に進み、電流値Iを所定の電流I´で一定とし(電流一定)、必要電力Pに応じて電圧値Vを変更する(電圧可変)。制御部31は、このように求めた電圧値と電流値に基づいて、上述のようにモータ1の駆動の制御を行う。
さらに、制御部31は、要求電力Pが所定の閾値Pth未満であるか否かを判断する(S4)。要求電力Pが所定の閾値Pth以上であれば、制御部31は、S3の処理を継続する。要求電力Pが所定の閾値Pth未満となっていれば、制御部31は、S1に進み、上述の処理を繰り返す。
上述のような制御を行った結果、必要電力Pと、モータ1の駆動電圧(降圧DCDC変換部5から供給される電圧V)と、モータ1の駆動電流Iの関係は、図5に示すように、閾値Pth未満では電圧が一定(V´)の状態、閾値Pth以上では電流が一定(I´)の状態でモータ1が駆動される。
ところで、インバータ3における損失ηは、例えば図6に示すように、所定の電圧(V´)を境に(降圧DCDC変換部5から供給される)電圧Vが小さくなっても大きくなっても増加する。
このため、本実施形態では、定電流・電圧可変制御を行った場合に電圧Vが電圧V´となる値に応じて閾値Pthの値を決定する。
さらに、本実施形態では、要求電力Pが閾値Pth以上の領域では、必要電力に応じたモータ1の消費電力の制御は、上述のように、電流を一定値I´として上述の降圧DCDC変換部5による降圧による電圧Vの制御によって行っている。これにより、電圧Vの値を必要最小限に低下させて、総合的なインバータ3の損失を低減させることができる。
また、本実施形態では、消費電力が閾値Pth未満の領域では、必要電力に応じたモータ1の消費電力の制御は、上述のように、電圧Vを所定値V´で一定とし、駆動電圧のパルスのデューティの変更による電流Iの制御によって行っている。これにより、必要電力が小さい領域すなわちモータ1の出力が低い低出力時のインバータ3の損失を低減させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、モータを駆動するために必要な必要電力が閾値(Pth)未満である場合には、電圧値を所定の電圧値(V´)として必要電力に応じて電流値を変更し、必要電力が閾値(Pth)以上である場合には、電流値を所定の電流値(I´)として必要電力に応じて電圧値を変更する。すなわち、必要電力が閾値未満であるか否かに応じて、モータの制御方法を変更することにより、低出力時のインバータにおける損失を低減させることができる。すなわち、本実施形態では、インバータにおける損失を最小限に保ちつつ、走行条件(車両の状態)に応じた適切なモータの駆動制御を行うことができる。
<実施形態2>
実施形態2のモータ制御装置は、上述の図1と同様に構成されている。
上述の実施形態1では、必要電力が閾値未満であるか否かに応じて、モータの制御方法を変更していたが、実施形態2では、モータの温度に応じてモータの制御方法を変更する。
このモータ制御装置では、制御部31は、上述の実施形態1と同様に、VCU2からのトルク指令と検出したモータ1の回転数に応じて、モータを駆動するために必要な必要電力を算出し、必要電力に応じてモータ1の駆動に必要な電圧値と電流値を算出する。さらに、制御部31は、算出した電圧値に応じて降圧DCDC変換部5が生成する電圧Vをインバータ3に供給させ、算出した電流値に応じてIGBT32のスイッチングを制御し、駆動電圧を生成させる。
本実施形態のモータ制御装置では、さらに、温度センサ12が検出したモータ1の温度に応じてモータの制御方法を変更する。
具体的には、例えば図7に示すように、制御部31は、処理を開始すると、まずは、上述の実施形態1における必要電力Pが閾値Pth以上である場合と同様に、電流値Iを所定の電流I´で一定とし(電流一定)、必要電力Pに応じて電圧値Vを変更する(電圧可変)。制御部31は、このように求めた電圧値と電流値に基づいて、上述のようにインバータ3を制御してモータ1の駆動電圧の制御を行う(S11)。
さらに、制御部31は、温度センサ12が検出したモータ1の温度Tmが予め設定した第1の閾値T1を超えているか否かを判定する(S12)。モータ1の温度Tmが閾値T1を超えていなければ、制御部31は、S11の処理を継続する。温度Tmが閾値T1を超えている場合には、制御部31は、S13に進み、例えば図8に示すように、電圧値Vを所定の電圧Vmax(=VBATT)で一定とし(電圧一定)、必要電力Pに応じて電流値Iを変更する(電流可変)。制御部31は、このように求めた電圧値と電流値に基づいて、上述のようにインバータ3を制御してモータ1の駆動電圧の制御を行う。
さらに、制御部31は、温度Tmが予め設定した第2の閾値T2(T2<T1)より低いか否かを判定する(S14)。温度TmがT2以上であれば、制御部31は、S13の処理を継続する。温度Tmが閾値T2より低い場合には、制御部31は、S11に進み、上述の処理を繰り返す。
ところで、上述のS11における処理のように、電流値Iを所定の電流I´で一定とし(電流一定)、必要電力Pに応じて電圧値Vを変更する(電圧可変)制御を行った場合、インバータ3の損失は低減できるものの、界磁コイルに流れる電流は、最低な電流値よりも高く維持される。この結果、モータ1の界磁コイルの抵抗による発熱(いわゆる銅損)により、モータの温度が上昇してしまう。
これに対し、上述のS13における処理のように、電圧値Vを所定の電圧Vmaxで一定とし(電圧一定)、必要電力Pに応じて電流値Iを変更する(電流可変)制御を行った場合、電圧値Vが高めに維持されるためインバータ3の損失は増えるが、電流値は必要電力に応じて変動するため、S11の場合より低めになる。このため、S11の場合より、モータの界磁コイル1の抵抗による発熱が抑制される。この結果、上昇してしまったモータ1の温度Tmの低下に寄与することができる。
また、モータ1の駆動方法の切り替えの判断は、モータ1の温度Tmを1つの閾値のみと比較して行ってもよいが、状況によっては頻繁に駆動方法の切り替えが生じてしまう可能性がある。このため、上述のように、閾値T1、T2(T2<T1)を設定しておき、上述のような制御処理を行うことにより、モータの制御方法の切り替え頻度を抑制することができる。
ところで、制御部31が、温度センサ6で検出するモータ1の周囲の温度(外気温)、モータ1を冷却する冷媒の温度等の環境情報を入力し、環境情報に応じて上述の閾値T1又は閾値T2あるいは両方を動的に変更するようにしてもよい。外気温が低い、あるいは冷媒の温度が低い等のモータ1が冷えやすい環境にある場合には、制御部31は、例えば図9の時刻t1、t2に示すように、閾値T1、T2をモータ1が冷え難い環境にある場合の値より高く変更する。逆に、外気温が高い、あるいは冷媒の温度が高い等のモータ1が冷え難い環境にある場合には、制御部31は、閾値T1、T2をモータ1が冷えやすい環境にある場合の値より低く変更する。このような制御を行うことにより、モータ1の温度を環境に応じて適切に管理することができる。
以上説明したように、本実施形態では、モータの温度が第1の閾値T1以下である場合には、電流値を所定の電流値とし、必要電力に応じて電圧値を変更する定電流・電圧可変制御によりモータを駆動し、モータの温度が第1の閾値T1を超えている場合には、電圧値を所定の電圧値とし、必要電力に応じて電流値を変更する定電圧・電圧可変制御によりモータを駆動する。すなわち、本実施形態では、モータの温度に応じてモータの制御方法を変更することにより、モータの温度を適切に管理することができる。
また、以上の説明では、モータの温度に応じてモータの制御方法を変更する場合について説明したが、さらにインバータ3が備える駆動素子(IGBT32等)の温度に応じたモータの制御方法の変更を行うようにしてもよい。この場合、例えば、制御部31は、インバータ3の温度センサ33が検出するIGBT32等の温度が、予め設定しておいた第3の閾値T3を超えている場合に、電流値Iを所定の電流I´で一定とし(電流一定)、必要電力Pに応じて電圧値Vを変更する(電圧可変)制御を行う。すなわち、制御部31は、モータの制御方法を定電流・電圧可変制御に切り替える。定電圧・電流可変制御では、駆動素子の負荷が高く、状況によっては駆動素子の温度が上昇する場合があるが、定電流・電圧可変制御に切り替えることにより、駆動素子の負荷を低減させて温度の上昇を抑制することができる。これにより、駆動素子の温度を適切に管理することができる。
また、モータの温度が第1の閾値T1より高く、モータの温度上限Tmaxより低い第4の閾値T4を超えた場合に、出力制限、例えば算出した必要電力Pを低減させる等の出力制限を行うようにしてもよい。これにより、モータの温度をより適切に管理することができる。
<変形例>
なお、上述の実施形態1における制御と実施形態2における制御を併用するようにしてもよい。すなわち、必要電力が閾値未満であるか否かに応じたモータの制御方法の変更とモータの温度に応じてモータの制御方法の変更を同時に行う。これにより、実施形態1の効果と実施形態2の効果を共に得ることができる。
また、上述の各実施形態では、降圧DCDC変換部5による降圧によって制御部31からの要求電圧に応じた電圧Vを生成していたが、昇圧により制御部31からの要求電圧に応じた電圧Vを生成する昇圧DCDC変換部を設けても、上述と同様の効果を得ることができる。
また、上述の各実施形態では、正弦波駆動によりモータ1の駆動電圧を生成していたが、正弦波駆動の代わりに矩形波駆動によって駆動電圧を生成するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、ブラシレスモータの駆動制御を行う場合について説明したが、インバータを用いて3相同期モータ等の駆動制御を行う場合についても本発明を適用することができる。
1…モータ、2…VCU、3…インバータ、4…バッテリ、5…降圧DCDC変換部、6,12,33…温度センサ、11…位置センサ、31…制御部、32…IGBT

Claims (6)

  1. モータの温度を入力する温度入力部と、
    前記入力されたモータの温度が第1の閾値以下である場合には、定電流・電圧可変制御によって前記モータを駆動し、前記モータの温度が第1の閾値を超えている場合には、所定の電源電圧により定電圧・電流可変制御によって前記モータを駆動するように制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記定電流・電圧可変制御において、電源電圧を降圧して電圧を可変する電圧供給部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記定電圧・電流可変制御を行っている際に、前記モータの温度が前記第1の閾値より低い第2の閾値より低くなった場合に、前記定電流・電圧可変制御に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 少なくとも前記モータの周囲の温度、前記モータを冷却する冷媒の温度を含む環境情報を入力する環境入力部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記入力した環境情報に応じて、少なくとも前記第1の閾値又は前記第2の閾値のいずれかを変更する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記モータに電源を供給する駆動素子の温度を入力する素子温度入力部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記入力した駆動素子の温度が第3の閾値を超えた場合に、前記定電流・電圧可変制御に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 必要なトルク値を示すトルク指示値を入力するトルク指示値入力部と、
    モータの回転数を入力する回転数入力部と、
    前記制御部から指示される電圧値に応じた電圧を出力する電圧供給部と、
    前記制御部から指示される電流値に応じて前記電力供給部が出力した電圧からモータを駆動する駆動信号を生成するインバータ部とをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記入力したトルク指示値と前記入力したモータの回転数に応じてモータを駆動するために必要な必要電力を算出し、前記算出した必要電力が所定の閾値未満である場合には、前記電圧値を所定の電圧値とし、前記必要電力に応じて前記電流値を変更し、前記算出した必要電力が所定の閾値以上である場合には、前記電流値を所定の電流値とし、前記必要電力に応じて前記電圧値を変更することにより前記定電流・電圧可変制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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