JP6941478B2 - コーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板 - Google Patents

コーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板 Download PDF

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Description

本発明は、コーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板に関する。
手漉き又は機械漉き等の方法で得られる和紙は、視覚的又は触感的に特徴のある風合いを有している。このため、例えば、化粧板等の表面に和紙を貼付し、商業ビル、オフィスビル、マンション又はホテル等のエントランスや、各種公共施設の受付周辺等、多数の集客が見込まれる場所に設置する用途に用いられるケースが増えている。また、建材等の表面に和紙を貼付することで、戸建住宅等の内装材に意匠性等を持たせることも多用されている。
一方、和紙は非常にデリケートな作りとされていることから、例えば、水分や油分、塵埃等に由来する汚れが付着し易いという問題がある。また、和紙表面が人の手や物等によって擦られた場合に、表面に摩耗が生じ易いことから、使用過程において和紙独特の質感・風合いが失われるおそれがあるという問題がある。
上記のような問題を解決することを目的として、建材基板の表面に、膨潤、軟化させた和紙を接着し、まず、和紙の繊維組織が有する壁孔を、艶消し性のアクリル樹脂、ビニル樹脂又はウレタン樹脂等で覆ったうえで、さらに、和紙の表面に、フッ素樹脂、シリコーン樹脂又はボロン樹脂の少なくとも何れかからなる撥水性塗料を塗布した構成のものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の和紙を利用した建材によれば、上記構成により、和紙の持つ風合いを維持しながら、汚れの付着や表面の摩耗を防止できるとされている。
特開平04−261801号公報
しかしながら、特許文献1に記載の建材は、まず、和紙にアクリル樹脂等を浸み込ませて艶消し処理したうえで、その上の表層として、フッ素樹脂からなる保護層が設けられた構成であるため、和紙表面が強く擦られた場合の耐摩耗性が劣るという問題があった。また、上記のような層構造とされた特許文献1は、化粧板や建材等に求められる高い機械的強度が得られ難いという問題があった。また、特許文献1に記載の建材は、和紙にアクリル樹脂等を浸み込ませて艶消し処理した後、フッ素樹脂の保護層を形成するものであり、複数の処理工程が必要になることから、生産性が低下するという問題があった。さらに、特許文献1では、アクリル樹脂を有機溶剤に溶かして和紙に含浸させるものであることから、例えば、噴霧による方法を採用した場合には、作業環境が劣化し、作業性・生産性も低下するおそれがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備えるとともに生産性にも優れ、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持することが可能なコーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙は、基材和紙の表面に、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50〜550質量部で含むコーティング層が積層されているとともに、前記コーティング層がコーティング和紙の表面とされており、前記基材和紙は、目付量が50g/m 〜100g/m であることを特徴とする。
本発明によれば、基材和紙の表面に、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを最適な範囲で含むコーティング層が積層されていることで、表面における撥水性及び撥油性が高められるので、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制できる。また、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを含むコーティング層を備えることで、機械的強度が高められるとともに、表面が強く擦られた場合であっても、表面に摩耗が生じるのを抑制できる。また、基材和紙の目付量を上記範囲に規定することで、コーティング和紙全体としての機械的強度が高められるとともに、和紙独特の質感・風合いが十分に得られるものとなる。
本発明の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙は、上記構成において、前記コーティング層が、前記フッ素樹脂として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、及びポリフッ化ビニル(PVF)の内の少なくとも何れかを含むことが好ましい。
本発明によれば、コーティング層が上記のうちの何れかのフッ素樹脂を含むことで、上述したような表面における撥水性及び撥油性がより高められるので、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制する効果がより顕著に得られる。
本発明の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙は、上記構成において、前記コーティング層が、前記コーティング層は、前記アクリル系樹脂として、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリアクリル酸メチル樹脂、アクリル酸アルキルエステル共重合体、及びメタクリル酸アルキルエステル共重合体の内の少なくとも何れかを含むことが好ましい。
本発明によれば、コーティング層が上記のうちの何れかのアクリル系樹脂を含むことで、上述したような耐摩耗性がより高められるので、表面に摩耗が生じるのを抑制する効果がより顕著に得られる。
本発明の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙の製造方法は、固形分比で、フッ素樹脂100質量部に対して、アクリル系樹脂エマルジョンを50〜550質量部で添加することで、コーティング処理剤を調製する調製工程と、目付量が50g/m 〜100g/m である基材和紙の表面に向けて前記コーティング処理剤を噴霧して塗布する塗布工程と、前記コーティング処理剤を乾燥させることにより、前記基材和紙の表面に、コーティング和紙の表面となるコーティング層を形成する乾燥工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記のように、まず、調製工程において、フッ素樹脂とアクリル系樹脂エマルジョンを最適範囲で混合してコーティング処理剤を調製した後、塗布工程において基材和紙にコーティング処理剤を塗布する方法を採用することで、基材和紙の表面に対する処理工程を簡略化でき、生産性が向上する。また、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを用いることで、作業環境の劣化を防止できるので、作業者による調製、塗布及び乾燥作業もより効率的になり、生産性も高められる。また、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを含むコーティング処理剤を、基材和紙に向けて噴霧・塗布する方法なので、作業環境を劣化させることなく、コーティング処理剤を、効率的且つ均一に塗布することが可能になる。
本発明の防汚性及び耐摩耗性を有する化粧板は、上記の何れかのコーティング和紙が、基板の何れか一方の表面に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成のコーティング和紙を備えたものなので、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制できるとともに、表面に摩耗が生じるのを抑制でき、和紙独特の質感・風合いを効果的に維持可能な化粧板が実現できる。また、コーティング和紙を膨潤、軟化させたりすることなく、そのまま基板に貼付することで得ることが可能な構成なので、生産性にも優れたものとなる。
本発明に係るコーティング和紙によれば、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを最適範囲で含むコーティング層が基材和紙の表面に積層されていることで、撥水性及び撥油性が高められ、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制できる。また、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを含むコーティング層を備えることで、機械的強度が高められるとともに、表面に摩耗が生じるのを抑制できる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持することが可能になる。
また、本発明に係るコーティング和紙の製造方法によれば、まず、調製工程において、フッ素樹脂とアクリル系樹脂エマルジョンを最適範囲で混合してコーティング処理剤を調製した後、塗布工程において基材和紙にコーティング処理剤を塗布し、乾燥工程においてコーティング処理剤を乾燥させる方法を採用している。これにより、基材和紙の表面に対する処理工程を簡略化できるとともに、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを用いることで作業環境の劣化を防止できるので、作業者による調製、塗布及び乾燥作業もより効率的になることから、生産性が高められる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持できるコーティング和紙を生産性良く製造することが可能になる。
また、本発明に係る化粧板によれば、本発明に係るコーティング和紙を備えたものなので、上記同様、表面に水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制できるとともに、表面に摩耗が生じるのを抑制できる。また、コーティング和紙を膨潤、軟化させたりすることなく、そのまま基板に貼付することで得ることが可能な構成なので、生産性も高められる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性、並びに生産性を備えるとともに、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持することが可能になる。
本発明の一実施形態であるコーティング和紙を模式的に説明する図であり、コーティング和紙の層構造を一部破断して示す斜視図である。 本発明の一実施形態である化粧板を模式的に説明する図であり、基板及びコーティング和紙の各層を分離して示す斜視図である。 本発明の一実施形態である化粧板を模式的に説明する図であり、基板にコーティング和紙が貼着された化粧板を示す斜視図である。 本発明に係るコーティング和紙の実施例について説明する図であり、(a)は撥水性評価試験におけるコーティング和紙表面の水滴の状態を示す写真、(b)は撥油性評価試験におけるコーティング和紙表面の油適の状態を示す写真である。 本発明に係るコーティング和紙の実施例について説明する図であり、擦り評価試験におけるコーティング和紙の各サンプルの摩耗状態を示す写真である。
以下、本発明に係るコーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板の一実施形態について、図1〜図3を適宜参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、その特徴をわかりやすくするために、便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等は、実際とは異なることがある。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<コーティング和紙>
図1に示すように、本発明に係るコーティング和紙1は、基材和紙2の表面2aに、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50〜550質量部で含むコーティング層3が積層され、概略構成されている。
基材和紙2は、例えば、視覚的又は触感的に特徴のある風合いを有する和紙からなる基材である。より具体的には、基材和紙2には、例えば、繊維方向等に起因する規則的あるいは不規則的な模様を有する和紙や、必要に応じて、意匠性を付与するための図柄等を含む和紙を採用することができる。このような基材和紙2としては、手漉き又は機械漉きの何れの和紙であっても採用することができ、特に、和紙独特の風合いが強調されたコーティング和紙1を得る観点からは、手漉き和紙を採用することが好ましい。
基材和紙2に図柄等を含む和紙を採用する場合には、その図柄の形成に用いられるインクとして、例えば、バインダーに、着色剤、溶剤、安定剤等を適宜混合させたものを用いることができる。また、図柄の形成には、例えば、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、転写印刷等、従来公知の印刷方法により、和紙の表面に、上記のインクを用いて印刷する方法を採用できる。
基材和紙2の厚みとしては、特に限定されず、コーティング和紙1の用途等に鑑み、機械的強度や、厚みによって得られる風合い等を勘案しながら適宜決定すればよい。コーティング和紙1の機械的強度を考慮した場合には、基材和紙2の厚みは、0.1〜0.5mmが好ましく、0.2〜0.4mmがより好ましい。
また、基材和紙2の目付量としても、特に限定されないが、50g/m〜100g/mであることが好ましい。基材和紙2の目付量を50g/m以上とすることで、コーティング和紙1全体としての機械的強度が高められる。また、基材和紙2の目付量を100g/m以下に制限することで、上記の機械的強度を確保しながら、和紙独特の質感・風合いも十分に得られるものとなる。また、これらの観点からは、基材和紙2の目付量は、50g/m〜95g/mがより好ましく、55g/m〜90g/mがさらに好ましい。
また、基材和紙2の剛軟度としても、特に限定されず、上記の厚みと同様、コーティング和紙1の用途等に鑑み、機械的強度等を勘案しながら適宜決定すればよい。
コーティング層3は、詳細を後述するコーティング処理剤を基剤和紙2の表面2a上で硬化させて得られる樹脂保護層であり、上述したように、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50〜550質量部で含む。このようなコーティング層3は、詳細を後述するが、フッ素樹脂とアクリル系樹脂エマルジョンとが所定の固形分比で混合・調製されたコーティング処理剤を基材和紙2の表面2aに塗布し、乾燥させることで形成される。
上記のように、コーティング層3が、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50質量部以上で含むことで、まず、コーティング和紙1の表面1aにおける撥水性及び撥油性が高められ、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制する効果が得られる。さらに、コーティング和紙1全体の機械的強度が高められるとともに、表面1aが強く擦られた場合であっても、表面1aに摩耗が生じるのを抑制する効果が得られる。一方、コーティング層3における、フッ素樹脂100質量部に対するアクリル系樹脂の含有比率が50質量部未満だと、フッ素樹脂の割合が多くなりすぎることから、表面の耐摩耗性が低下するおそれがある。
また、コーティング層3における、フッ素樹脂100質量部に対するアクリル系樹脂の含油比率を550質量部以下に制限することで、撥水性及び撥油性が低下して防汚性が劣化するのを防止できる。コーティング層3におけるアクリル系樹脂の含有比率が多すぎると、コーティング和紙1の表面1aにおける撥水性及び撥油性が低下して防汚性が損なわれ、また、和紙本来の質感・風合いが損なわれる可能性がある。
また、コーティング層3におけるフッ素樹脂とアクリル系樹脂との含有比率は、上述した各効果をより高める観点から、フッ素樹脂100質量部に対して、アクリル系樹脂が50〜450質量部であることがより好ましく、アクリル系樹脂が75〜300質量部であることが最も好ましい。
コーティング層3に含まれるフッ素樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、及びポリフッ化ビニル(PVF)の内の少なくとも何れかを含むことが好ましい。コーティング層3が、上記のうちの何れかのフッ素樹脂を含むことで、上述したような、コーティング和紙1の表面1aにおける撥水性及び撥油性がより高められるので、表面1aに水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制する効果がより顕著に得られる。
また、コーティング層3に含まれるアクリル系樹脂としても、特に限定されないが、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリアクリル酸メチル樹脂、アクリル酸アルキルエステル共重合体、及びメタクリル酸アルキルエステル共重合体の内の少なくとも何れかを含むことが好ましい。コーティング層3が、上記のうちの何れかのアクリル系樹脂を含むことで、上述したような、コーティング和紙1の表面1aにおける耐摩耗性がより高められるので、表面1aに摩耗が生じるのを抑制する効果がより顕著に得られる。
なお、コーティング層3は、上記のフッ素樹脂とアクリル系樹脂との含有比率を維持でき、且つ、撥水性及び撥油性、耐摩耗性等を低下させないものであれば、他の機能性成分を少量で含有していても構わない。
コーティング処理剤の塗布量は、コーティング和紙1全体の機械的強度に加え、上述したような防汚性(撥水性及び撥油性)や、耐摩耗性等を十分に得ることを考慮した場合、50g/m〜100g/mが好ましく、70g/m〜100g/mがより好ましい。
本発明に係るコーティング和紙1の単独の用途としては、特に限定されるものではなく、例えば、ビルや住宅(マンション等を含む)の壁紙や天井、ランプのシェード等、和紙独特の風合いや意匠性等が求められる用途に、何ら制限無く適用可能である。
<コーティング和紙の製造方法>
本発明に係るコーティング和紙の製造方法は、図1に示すようなコーティング和紙1を製造する方法であり、少なくとも、以下の(1)〜(3)に示す工程を備えた方法である。
(1)調製工程:固形分比で、フッ素樹脂100質量部に対して、アクリル系樹脂エマルジョンを50〜550質量部で添加することで、コーティング処理剤を調製する。
(2)塗布工程:基材和紙2の表面2aに、調製工程で得られたコーティング処理剤(図示略)を塗布する。
(3)乾燥工程:塗布工程で塗布したコーティング処理剤を乾燥させることにより、基材和紙2の表面2aにコーティング層3を形成する。
(1)調製工程
本発明に係るコーティング和紙1の製造方法においいては、まず、調製工程において、基材和紙2上にコーティング層3を形成するためのコーティング処理剤を調製する。
具体的には、まず、フッ素樹脂、及び、アクリル系樹脂として、上記で例示したものの中から適宜選択して準備する。
次いで、水性であるアクリル系樹脂を水に添加し、アクリル系樹脂エマルジョンを予備調製する。
そして、予め準備しておいたフッ素樹脂100質量部に対し、上記にて予備調製を行ったアクリル系樹脂エマルジョンを、固形分比で50〜550質量の範囲で添加し、撹拌混合することでコーティング処理剤を得る。この際、コーティング処理剤を、固形分比で、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂が50〜450質量部に調製することがより好ましく、75〜300質量部に調製することが最も好ましい。
(2)塗布工程
次に、塗布工程においては、上記の調製工程で得られたコーティング処理剤を、基材和紙2の表面2aに塗布する。
具体的には、従来公知の塗布方法を用いて、基材和紙2の表面2aに、コーティング処理剤を、むらなく均一に塗布する。
コーティング処理剤の塗布方法としては、特に限定されないが、薄い塗膜を、むらなく均一に形成できる観点から、噴霧による塗布方法と採用することが好ましい。具体的には、例えば、従来公知のスプレー装置を用いてコーティング処理剤を基材和紙2に向けて噴霧し、表面2aに塗布することが好ましい。本発明においては、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを含むコーティング処理剤を、基材和紙2に向けて噴霧・塗布する方法を採用した場合には、作業環境を劣化させることなく、効率的且つ均一にコーティング処理剤を塗布することが可能になる。
(3)乾燥工程
次に、乾燥工程においては、塗布工程で塗布したコーティング処理剤を乾燥・硬化させることにより、基材和紙2の表面2aにコーティング層3を形成する。具体的には、基材和紙2の表面2aに形成されたコーティング処理剤からなる塗膜に対して、従来公知の乾燥方法、例えば、熱風オーブン内で放置する等の方法により、塗膜を乾燥・硬化させる。
なお、コーティング処理剤からなる塗膜を乾燥させる方法としては、上記の熱風を供給する方法には限定されず、基剤和紙2を傷めるなく、塗膜を乾燥・硬化させることが可能な方法であれば、如何なる方法も採用することができる。また、コーティング処理剤からなる塗膜を乾燥・硬化させる際の温度も、塗膜を傷めない範囲で適宜設定することが可能である。
上記(1)〜(3)の各工程を実施することにより、図1に示すような、基材和紙2の表面2aに、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50〜550質量部で含むコーティング層3が積層された、本発明に係るコーティング和紙1が得られる。
上記(1)〜(3)の各工程を含むコーティング和紙1の製造方法によれば、まず、フッ素樹脂とアクリル系樹脂エマルジョンを最適範囲で混合してコーティング処理剤を調製した後、基材和紙2の表面2aにコーティング処理剤を塗布し、このコーティング処理剤を乾燥・硬化させてコーティング層3を形成する手順とされている。このように、予め、所定の固形分比とされたコーティング処理剤を準備し、塗布・乾燥させる方法を採用することで、基材和紙2の表面2aに対する処理工程を簡略化でき、生産性が向上する。さらに、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを用いることで、作業環境の劣化を防止できるので、作業者による調製、塗布及び乾燥作業もより効率的になり、生産性も高められる。
なお、本発明に係る製造方法においては、上記(1)〜(3)の各工程に加え、さらに、他の処理工程等を備えていてもよい。このような処理工程としては、例えば、コーティング和紙1の表面1aを洗浄処理する工程や、あるいは、コーティング和紙1に不燃性を付与するための処理工程等が挙げられる。
<化粧板>
本発明に係る化粧板は、上記構成を備えた本発明に係るコーティング和紙が、基板の何れか一方の表面に備えられて構成される。
即ち、図3に示すように、本発明に係る化粧板10は、基板11の表面11a側にコーティング和紙1が備えられている。
基板11は、化粧板10の基材となる平板状の部材である。基板11の材質としては、特に限定されず、例えば、アクリル樹脂からなる板材や木材合板等、用途に応じて適宜選択することができる。また、基板11としては、不燃材料からなるものか、あるいは、少なくとも表面に不燃処理が施された材料を採用することが、化粧板10に不燃・防火性を付与する観点から好ましい
本発明に係る化粧板10を製造する際には、上記方法で製造したコーティング和紙1を、例えば、接着剤や粘着テープ等を用いた方法により、基板11の表面11aに貼着する方法を採用できる。
あるいは、図2を参照して説明するが、まず、基板11の表面11a上に基材和紙2を貼着した後、上述した製造方法により、基材和紙2の表面2a上にコーティング層3を形成する方法を採用することもできる。
基板11の厚みとしては、特に限定されず、化粧板10としての機械的強度を勘案しながら適宜決定すればよい。
同様に、化粧板10全体の厚みとしても、特に限定されず、上記の基板11の厚みに、シート状のコーティング和紙1及び接着剤や粘着テープ等の厚みを加えた程度の厚みとすればよい。
化粧板10は、上記のコーティング和紙1を備えたものなので、水分や油分に由来する汚れが表面1aに付着するのを抑制できるとともに、表面1aに摩耗が生じるのを抑制でき、和紙独特の質感・風合いを効果的に維持できる。また、化粧板10は、コーティング和紙1を膨潤、軟化させたりする手間を要せず、そのまま基板に貼付することで得られる構成なので、生産性にも優れたものとなる。
本発明に係る化粧板10の用途としても、特に限定されず、例えば、ビル及び住宅の天井やパーテーション等の他、企業や役所の受付周辺等、独特の風合いや意匠性が求められる箇所の什器等に用いることが可能である。また、本発明に係る化粧板10は、例えば、古い住宅やビルをリフォームするにあたり、視覚的に遮蔽したい場所を覆う遮蔽板として設置することで、優れた外観を得る用途に用いることも可能である。
<作用効果>
以上説明したように、本発明に係るコーティング和紙1によれば、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを最適範囲で含むコーティング層3が基材和紙2の表面2aに積層されていることで、撥水性及び撥油性が高められ、水分や油分に由来する汚れが付着するのを抑制できる。また、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを含むコーティング層3を備えることで、機械的強度が高められるとともに、コーティング和紙1の表面1aに摩耗が生じるのを抑制できる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持することが可能になる。
また、本発明に係るコーティング和紙1の製造方法によれば、まず、調製工程において、フッ素樹脂とアクリル系樹脂エマルジョンを最適範囲で混合してコーティング処理剤を調製した後、塗布工程において基材和紙2の表面2aにコーティング処理剤を塗布し、乾燥工程においてコーティング処理剤を乾燥させてコーティング層3を形成する方法を採用している。これにより、基材和紙2の表面2aに対する処理工程を簡略化できるとともに、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを用いることで作業環境の劣化を防止できるので、作業者による調製、塗布及び乾燥作業もより効率的になり、生産性が高められる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持できるコーティング和紙1を生産性良く製造することが可能になる。
さらに、本発明に係る化粧板10によれば、上記構成のコーティング和紙1を備えたものなので、化粧板10の表面、即ち、コーティング和紙1の表面1aにおける撥水性及び撥油性が高められ、優れた防汚性が得られるのと同時に、優れた耐摩耗性が得られる。また、化粧板10は、コーティング和紙1を膨潤、軟化させたりすることなく、そのまま基板11に貼付する方法で得ることが可能な構成なので、生産性も高められる。従って、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性、並びに生産性を備えるとともに、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持することが可能になる。
<その他>
上記で説明した実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は各実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の説明における「部」は「質量部」を示す。
<実施例1>
[コーティング和紙の作製]
実施例1においては、以下の条件及び手順により、コーティング和紙のサンプルを作製した。
具体的には、まず、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とを下記表1中に示す含有比率で含むコーティング処理剤を調製した。
次いで、基材和紙として、下記表1中に示す目付量を有した市販の手漉き和紙(目付量:58g/m)を用い、この基材和紙の一方の表面上に、スプレーを用いてコーティング処理剤を均一に塗布し、コーティング処理剤からなる塗膜を形成した。
次いで、塗布された基材和紙を熱風オーブン内に放置し、塗膜を乾燥・硬化させて、コーティング層を形成した。
以上の手順により、基材和紙上にコーティング層が形成されたコーティング和紙のサンプルを作製した。
[コーティング和紙の評価]
上記手順で得られたコーティング和紙1のサンプルについて、以下のような評価方法により、撥水性、撥油性及び耐摩耗性を評価し、結果を下記表1に示した。
(撥水性)
まず、コーティング層を形成していない未処理の基材和紙と、基材和紙の表面にコーティング層を形成したコーティング和紙の両方に、水滴を1mL滴下し、それぞれ傾けることで水滴の滑落の様子を観察した。
そして、和紙側に染み込むことなく水滴が滑落した場合を「○」(図4(a)参照)、染み込みは無いももの水滴が垂れるように落ちた場合を「△」、和紙側に染み込んで水滴が落ちなかった場合を「×」として評価し、結果を下記表1中に示した。
(撥油性)
上記の撥水性の評価の場合と同様、まず、コーティング層を形成していない未処理の基材和紙と、基材和紙の表面にコーティング層を形成したコーティング和紙の両方に、油滴を1mL滴下し、油滴の様子を観察した。
そして、油滴が染み込むことなく弾かれた場合を「○」、油滴の周囲に油染みが生じた場合を「△」(図4(b)参照)、和紙側にほぼ染み込んだ場合を「×」として評価し、結果を下記表1中に示した。
(耐摩耗性)
擦り素材として、市販のかなきん布3号を用い、500g/1cmの荷重を付与しながらコーティング和紙の表面を連続的に擦った。この際、コーティング和紙の表面における50mmの距離を1秒かけて往復するように設定し、1往復を1回として、計100回擦った。
そして、コーティング和紙の表面に摩耗(削れ)が生じなかった場合を「○」、摩耗が生じた場合を「×」として評価し、結果を下記表1に示した。なお、本評価試験においては、摩耗度合いの目安として、95%以上が残存していた場合を「○」とした。
<実施例2〜4、比較例1〜4>
コーティング処理剤におけるフッ素樹脂とアクリル系樹脂との含有比率(固形分比)、及び、目付量の変化に伴い基材和紙を変更する等(実施例4)、下記表1又は下記表2中に示すように各条件を変化させた点を除き、上記実施例1と同様の手順でコーティング和紙のサンプルを作製した(なお、比較例1は基材和紙にコーティング処理を施さないものとした)。そして、各サンプルについて、実施例1と同様の方法で評価し、結果を下記表1及び表2中に示した。
Figure 0006941478
Figure 0006941478
<評価結果>
表1に示すように、基材和紙の表面に、本発明で規定する含有比率でフッ素樹脂とアクリル系樹脂とを含むコーティング層が積層された実施例1〜4のコーティング和紙は、撥水性、撥油性及び耐摩耗性の全てが「○」の評価となり、これら各特性に優れていることが確認できた。ここで、図5の写真中に示すように、実施例1〜3のコーティング和紙は、上記条件によって表面を擦った後も、コーティング和紙の表面に摩耗(削れ)が生じなかったことがわかる。
一方、比較例1〜4は、基材和紙にコーティング処理を施していない例(比較例1)か、あるいは、コーティング層におけるフッ素樹脂とアクリル系樹脂との含有比率が、本発明の規定範囲を満たしていない例(比較例2〜4)である。
比較例1は、基材和紙の表面にコーティング層が形成されておらず、基材和紙単体の構成であることから、撥水性の評価が「△」と低く、また、撥油性及び耐摩耗性の評価が「×」と非常に低い評価結果となった。ここで、図5の写真中に示すように、比較例1においては、和紙(基材和紙)に大きな孔が開いているのがわかる。
比較例2は、コーティング層に含まれるアクリル系樹脂の、フッ素樹脂に対する含有比率が低すぎるため、耐摩耗性の評価が「×」で、非常に低い評価結果となった。図5の写真中に示すように、比較例2においては、コーティング和紙の略中央付近に大きな摩耗痕が生じていることがわかる。
比較例3は、コーティング層に含まれるアクリル系樹脂の、フッ素樹脂に対する含有比率が高すぎるため、図5の写真中に示すように、表面に摩耗は生じなかったものの、撥水性及び撥油性の評価が「△」と、本発明の規定を満たす実施例1〜4に比べて低い評価となった。
比較例4も、比較例3と同様、コーティング層に含まれるアクリル系樹脂の、フッ素樹脂に対する含有比率が高すぎるため、撥水性及び撥油性の評価が「△」と、本発明の規定を満たす実施例1〜4に比べて低い評価となった。
以上説明したような実施例の結果より、本発明に係るコーティング和紙及び化粧板(実施例)が、従来のもの(比較例)に比べ、撥水性及び撥油性が高く防汚性に優れており、さらに、械的強度特性に優れているとともに、耐摩耗性にも優れていることが明らかである。また、本発明に係るコーティング和紙の製造方法は、予め、水性のアクリル系樹脂エマルジョンを用いてコーティング処理剤を調製するので、工程を簡略化でき、また、作業環境の劣化を防止できることから、作業者による作業も効率的になり、生産性を高められることが明らかである。
本発明のコーティング和紙は、上述したように、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、使用過程において和紙独特の質感・風合いを効果的に維持できるものなので、例えば、ビルや住宅の壁紙や、ランプのシェード等の用途において非常に好適である。さらに、本発明のコーティング和紙が備えられた化粧板は、上記同様、優れた防汚性、耐摩耗性及び機械的特性を備え、和紙独特の質感・風合いを維持できるものなので、例えば、ビル及び住宅の天井やパーテーションや、企業や役所の受付周辺、あるいは古い住宅やビルをリフォームする際の遮蔽板等、各種用途において非常に好適である。
1…コーティング和紙
1a…表面(コーティング和紙)
2…基材和紙
2a…表面(基材和紙)
3…コーティング層
10…化粧板
11…基板
11a…表面(基板)

Claims (5)

  1. 基材和紙の表面に、フッ素樹脂100質量部に対してアクリル系樹脂を50〜550質量部で含むコーティング層が積層されているとともに、前記コーティング層がコーティング和紙の表面とされており、
    前記基材和紙は、目付量が50g/m 〜100g/m であることを特徴とする、防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙。
  2. 前記コーティング層は、前記フッ素樹脂として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、及びポリフッ化ビニル(PVF)の内の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙。
  3. 前記コーティング層は、前記アクリル系樹脂として、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリアクリル酸メチル樹脂、アクリル酸アルキルエステル共重合体、及びメタクリル酸アルキルエステル共重合体の内の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙。
  4. 固形分比で、フッ素樹脂100質量部に対して、アクリル系樹脂エマルジョンを50〜550質量部で添加することで、コーティング処理剤を調製する調製工程と、
    目付量が50g/m 〜100g/m である基材和紙の表面に向けて前記コーティング処理剤を噴霧して塗布する塗布工程と、
    前記コーティング処理剤を乾燥させることにより、前記基材和紙の表面に、コーティング和紙の表面となるコーティング層を形成する乾燥工程と、
    を備えることを特徴とする、防汚性及び耐摩耗性を有するコーティング和紙の製造方法。
  5. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載のコーティング和紙が、基板の何れか一方の表面に備えられていることを特徴とする、防汚性及び耐摩耗性を有する化粧板。
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