JP2003103741A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2003103741A JP2002210679A JP2002210679A JP2003103741A JP 2003103741 A JP2003103741 A JP 2003103741A JP 2002210679 A JP2002210679 A JP 2002210679A JP 2002210679 A JP2002210679 A JP 2002210679A JP 2003103741 A JP2003103741 A JP 2003103741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的厚みの厚い基材シートを使用することに
より、壁面、柱面、天井面等の化粧面に貼着した際の該
化粧面の凹凸の隠蔽性を付与する構成とした化粧シート
において、該化粧シートが長期間に亘り化粧面より剥離
せず、また、複数枚を継ぎ合わせて貼付した後の継目に
おける隙間の発生を極めて効果的に抑えることが可能な
化粧シートを提供する。 【解決手段】炭酸カルシウムを結合成分として含有する
化粧層及び基材シートよりなる積層体により構成した化
粧シートにおいて、該基材シートの厚みが120〜30
0μmであり、且つ、引張強度が1.5〜7KN/mと
なるように基材シートを選択して使用する。上記基材シ
ートの水中伸度が1.3%以下であることが好ましく、
また、化粧層の表面には、剥離可能な強度で通気性保護
シートを積層することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸カルシウムを
結合成分として含有する化粧層と基材シートとよりなる
新規な化粧シートに関する。詳しくは、比較的厚みの厚
い基材シートを使用することにより、壁面、柱面、天井
面等の化粧面に貼着した際の該化粧面の凹凸の隠蔽性を
付与する構成とした化粧シートにおいて、該化粧シート
が長期間に亘り化粧面より剥離せず、また、複数枚を継
ぎ合わせて貼付した後の継目における隙間の発生を極め
て効果的に抑えることが可能な化粧シートである。
【0002】
【従来の技術】珪酸カルシウムボード、石膏ボード等の
ボードよりなる壁面、柱面、天井面等の仕上げ材料とし
て、施工が容易で経済性に優れる塩化ビニル製の壁紙が
広く用いられてきたが、該壁紙の貼着により形成された
仕上げ面は実質的に通気性に乏しく、そのため、基材の
ボードの有する通気性が壁紙により阻害され、その表面
に結露を生じて黴の発生や該壁紙の剥離といった問題を
有する。また、近年では該壁紙およびその貼着に使用す
る接着剤から出る有害な揮発成分が様々な健康障害をも
たらすことも問題視されている。
【0003】該壁紙に代わる仕上げ材料として通気性を
有し、且つ有害物質を発散しない漆喰、聚楽等の湿式仕
上げ材による左官仕上げが見直されつつあるものの、該
湿式仕上げ材が固化するまでに養生を必要とするため工
期が長く、また左官による仕上がりの個人差が出易い等
の問題があった。更にまた、近年は優秀な左官の不足が
深刻化しており、上記需要に対応できない状況にある。
【0004】そこで本発明者らは基材シートの表面に漆
喰の主成分である炭酸カルシウムを結合成分として含有
する化粧層を形成することにより、漆喰、聚楽等の湿式
仕上げ材の左官仕上げと酷似した意匠を持つ化粧シート
を提案した(特開平10−801296号)。
【0005】そして、上記化粧シートを壁面に貼付する
ことにより、前記優れた機能を有し、且つ、良好な意匠
性を有する壁を形成することが可能である。
【0006】上記基材シートとしては、化粧シートの製
造時、製造後の取扱い時の破損を防止するため、石膏ボ
ード用原紙を代表とする高い強度を有する紙が使用され
ていた。
【0007】上記化粧シートを使用して大面積の壁面を
施工する場合、複数枚の化粧シートを継ぎ合わせて貼付
する方法が採られる。具体的には、(a)隣接する化粧
シートを端部で重ね合わせて貼り合わせ、(b)上記化
粧シートの重ね合わされた部分を、カッターで切断する
方法が採用され、かかる方法により継ぎ目部に隙間のな
い化粧シートの貼付を行うことができる。
【0008】ところが、基材層として石膏ボード原紙を
使用した化粧シートは、化粧面の凹凸に対して隠蔽性を
持たせるために、基材シートの厚みを厚くした場合、貼り
付け後、糊の乾燥と共に経時的に継ぎ目部が開いて目隙
が発生したり、長期間の使用により、端部がカールして
剥がれが生じ易くなるという現象が起こることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、化粧面の凹凸に対して隠蔽性を持たせるために、基
材シートの厚みを厚くした化粧シートにおいて、該化粧
面に貼付後の寸法変化が極めて小さいことにより長期間
に亘って剥離を防止することができると共に、複数枚を
継ぎ合わせて貼付した後の継目部における隙間の発生を
極めて効果的に防止することが可能な化粧シートを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、化粧シート
の隠蔽性を持たせるために基材シートの厚みを増すこと
により、その強度も増加すること及び上記強度の高い紙
よりなる基材シートを使用した場合、湿潤時、乾燥時の
寸法変化が、上記強度の強い基材シートによって支配さ
れるため、寸法安定性が元来良好な化粧層が、該基材シ
ートの収縮に伴って、収縮したり、収縮に追従できない
部分がカールして剥がれを引き起こすという知見を得
た。そして、かかる知見に基づき、更に研究を重ねた結
果、厚くとも強度が比較的弱い基材シートを使用するこ
とにより、化粧層の寸法安定性を支配的とすることがで
き、貼付後の湿潤度の変化に対して、極めて安定性の高
い化粧シートが得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0011】即ち、本発明は、炭酸カルシウムを結合成
分として含有する化粧層及び基材シートよりなる積層体
であって、該基材シートの厚みが120〜300μmで
あり、且つ、引張強度が1.5〜7KN/mであること
を特徴とする化粧シートである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、炭酸カルシウム
を結合成分として含有する化粧層は、結合成分の少なく
とも一部として、水酸化カルシウムと水とを含む混練物
を二酸化炭素と反応せしめて炭酸化することにより硬化
させた炭酸カルシウム成分を含有する。
【0013】尚、水酸化カルシウムの炭酸化反応は反応
率約50%までは急速に、その後は緩やかに進行する。
また、該結合成分としての機能は、炭酸化反応の反応率
が約50%を過ぎた時点で十分な効果を発揮する。従っ
て、本発明の化粧層において炭酸カルシウムは、該反応
率が50%以上に達した状態のものを含むものであり、
特に、反応率が約60%を過ぎたものが好適である。
【0014】上記水酸化カルシウムとしては、工業用消
石灰、漆喰、ドロマイトプラスター等、水酸化カルシウ
ムを主成分とするものが特に制限無く使用される。
【0015】上記炭酸カルシウムを結合成分として含有
する化粧層は、表面硬度が、45゜鉛筆硬度でB以上の
ものが好適である。かかる高度を有する化粧層は、後で
詳述するように、化粧層の形性時、その表面に保護シー
トを積層し、硬化させる方法によって形成することが可
能である。かかる硬度を有する化粧層は、耐擦傷性を著
しく向上できるため、本発明において好適である。
【0016】また、上記化粧層には、建築用材料の用途
に求められる物性に応じて、各種の添加剤を添加するこ
とができる。このような添加剤としては、例えば、水性
エマルジョンの固形分、繊維、無機細骨材、活性微粒
子、顔料等を例示することができる。また、後記の製造
上好ましく添加される配合剤を含んでいても良い。
【0017】上記水性エマルジョンの固形分は、化粧層
の靱性を向上せしめるほか、化粧層と基材シートとの接
着強度や、化粧層と任意に設けることができる通気性保
護シートとの剥離強度とを向上せしめる作用を有する。
従って、該水性エマルジョンの固形分を適度に配合する
ことにより、化粧層と通気性保護シートとの剥離接着強
度を前記範囲でより高く調整することが可能であり好ま
しい。
【0018】該水性エマルジョンとしては、水媒体中に
モノマー、オリゴマーこれらの重合体等が分散したエマ
ルジョンが特に制限なく使用できる。かかる水性エマル
ジョンを具体的に例示すると、アクリル樹脂系、酢酸ビ
ニル系、スチレン/ブタジエンゴム系等の合成高分子系
エマルジョンを挙げることができる。上記の水性エマル
ジョンは、炭酸カルシウムの硬化体が形成される際に、
媒体が蒸発して固形分の少なくとも一部が該炭酸カルシ
ウムの硬化体中に存在する。
【0019】また、上記繊維としては、化粧層に配合が
可能な公知の繊維を特に制限なく用いることができる。
具体的に例示すれば、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレンテレ
フタレート繊維、アクリル繊維、アラミド繊維、カーボ
ン繊維、金属繊維等を使用できる。また、繊維の形状と
しては短繊維、長繊維、織布、不織布等の形状のものが
使用できるが、これらのうち短繊維は化粧層の靱性およ
び切断加工性の向上に特に有効であり、好適に使用され
る。上記短繊維の長さおよび直径は特に制限されない
が、長さは1mm〜10mm、特に2mm〜6mmであ
ることが、また、直径は5〜50μm、特に10〜30
μmであることが得られる化粧層の靱性をより向上さ
せ、また切断加工性においても優れたものとするために
好適である。
【0020】更に、上記無機細骨材としては、例えば、
平均粒子径が0.001〜2mmである炭酸カルシウム
(結合成分として関与しない)、珪砂、寒水砂、マイ
カ、施釉珪砂、施釉マイカ、セラミックサンド、ガラス
ビーズ、パーライト等を挙げることができるが、基材が
シートの場合、該平均粒子径は0.003〜1.0mm
とすることが好ましく、更に基材がシートで化粧層に実
質的に繊維を含有せず、且つ、該化粧層の厚みを0.1
〜1mmとした場合は該平均粒子径は0.003〜0.
5mmとすることが好ましい。更にまた、上記活性微粒
子としては、例えば、平均粒子径が0.1〜50μmの
高炉水砕スラグ、フライアッシュ、シリカフューム等が
挙げられる。
【0021】上記顔料としては左官用に一般に用いられ
るもの、例えば、平均粒子径が0.5〜50μmの酸化
鉄、酸化チタン、酸化クロム等の金属酸化物および各種
石粉が挙げられる。
【0022】その他の添加剤として、例えば、パラフィ
ン、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム等の有機質混和材;ジメチルポリシロキサンおよびそ
のメチル基の一部を水素原子、フェニル基、アルキル
基、メルカプト基、ビニル基、シアノアルキル基、フル
オロアルキル基等で置換したポリシロキサンを主成分と
したシリコーンオイルまたはシリコーン樹脂;メチルト
リメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ブチ
ルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシシラ
ン、ヘプチルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキ
シシラン、ジヘキシルジメトキシシラン、ジヘプチルジ
メトキシシラン、トリヘキシルメトキシシラン等のオル
ガノアルコキシシラン等を挙げられる。
【0023】上記した各種の添加剤の配合量は得に制限
されない。一般には、化粧層中の重量%で表すと次のよ
うな割合となるように使用することが好ましい。尚、上
記割合は、前記水酸化カルシウムの全量が炭酸化されて
炭酸カルシウムに変換された状態に換算した値である。
【0024】水性エマルジョンの添加量は、水性エマル
ジョンを固形分換算で0.5〜18重量%、好ましくは
2〜15重量%とすることが、得られる化粧層の靱性お
よび該化粧層と基材との接着強度並びに該化粧層とシー
トとの剥離強度を高めることができるために好ましい。
【0025】また、繊維の添加量は、例えば短繊維で
は、0.1〜5重量%とするのが好ましいが、基材がシ
ートで化粧層の厚みが0.1〜1mmの場合は実質的に
繊維を添加せずとも得られる建築用材料の可とう性を確
保できる。
【0026】無機細骨材の添加量は、70重量%以下、
好ましくは60重量%以下とするのが好ましい。更に、
顔料は5重量%以下であれば特に問題なく使用できる。
【0027】また、その他の添加剤は有機質混和剤、シ
リコーンオイル、シリコーン樹脂およびオルガノアルコ
キシシランは、得られる建築用材料の化粧層の防水性、
耐凍結融解性、耐薬品性、耐候性を向上させるのに効果
的であり、通常、炭酸カルシウムからなる化粧層中にそ
れぞれ0.05〜2重量%とするのが好ましい。
【0028】本発明においては、化粧層に上記した何れ
の添加剤を配合する場合においても、結合材として作用
する炭酸カルシウム(前記と同様、水酸化カルシウムが
100%炭酸化された状態に換算したもの)の割合が、
10重量%以上、好ましくは25重量%以上、更に好ま
しくは30重量%以上となるように調整することが、化
粧層表面の意匠を漆喰仕上げに近づけるために望まし
い。
【0029】本発明において、炭酸カルシウムを結合成
分として含有する化粧層の厚みは、特に制限されない
が、一般に100〜2000μm、特に、100〜10
00μmの範囲とすることが、化粧層に実質的に繊維を
含有しなくても、後記の通気性保護シートを前記剥離強
度で積層する作用により、曲げに対す耐性をより向上さ
せることが可能であり好ましい。
【0030】本発明において、上記化粧層は、未硬化の
スラリーの状態で基材シートの片面に塗布し、これを硬
化させることによって、基材シートに積層することがで
きる。
【0031】本発明の特徴は、上記基材シートとして、
引張強度が、1.5〜7KN/m、好ましくは、3〜5
KN/mのシートを使用することにある。即ち、上記基
材シートの引張強度が7KN/mより大きい場合、貼付
後の化粧シートの寸法安定性が基材シートに支配される
ようになり、化粧シートを糊により貼り付け後、乾燥と
共に経時的に継ぎ目が開いて発生する目隙が目視によっ
て容易に確認できるようになる。この目隙の限界は、
0.05mmであり、これを超える目隙は、施工後の化
粧シートの継ぎ目の外観を著しく低下させる。また、場
合によっては、端部がカールして更に外観の低下を助長
し、本発明の目的を達成することができない。
【0032】また、逆に、該基材シートの引張強度が
1.5KN/mより小さい場合、特に、製造時の強度が
十分でなく、安定して化粧シートを製造することが困難
となる。
【0033】尚、本明細書において、上記基材シートの
引張強度は、最も強い方向における引張強度であり、連
続して製造される基材シートの場合、製造時の縦方向の
引張強度がこれに当たる。
【0034】本発明において、上記引張強度を有する基
材シートの厚みは、120〜300μm、特に、130
〜180μmであることが、化粧シートを壁面等に貼付
する場合の密着性を高め、安定した仕上げ面を形成する
ために重要である。
【0035】即ち、基材シートの厚みが薄すぎる場合、
化粧シートを貼付する壁面等の凹凸を吸収することが困
難であり、一部で化粧層が浮いたり、ひびが入ったりす
ることがある。また、基材シートの厚みはあまり厚過ぎ
る場合、得られる化粧シートを貼付後の化粧層が不安定
となり、表面から圧力を受けた際にひび割れ等が発生し
易くなる。
【0036】このように、ある程度の厚みを有しなが
ら、強度が小さい基材シートを使用することが本発明の
最大の特徴であり、本発明によって初めて提案された構
成である。
【0037】本発明において、基材シートは、上記条件
を満足するものであれば特に制限されないが、更に、水
中伸度が1.3%以下、特に0.8%以下であることが
後記の理由により好ましい。また、水中伸度は、あまり
大きいと、未だ強度のない未硬化の状態の化粧層が、基
材シートの収縮によりカール等の変形をして製造時のト
ラブルを発生する場合があり、かかる水中伸度が上記範
囲のものを使用することが好ましい。
【0038】尚、上記水中伸度はTAPPI−NO,2
7−B法、通気度はJIS−P8117によって測定し
た値である。
【0039】また、基材シートは、透気度が10秒以
下、特に3〜8秒のものが、製造工程上好適である。
【0040】本発明において、上記基材シートの材質
は、前記未硬化のスラリーとの馴染みを持たせ、形成さ
れる化粧層と基材シートとの密着性を高めるために紙が
好ましい。即ち、本発明の化粧シートは、前記したよう
に、化粧層を形成し得る未硬化のスラリーを塗布して硬
化することによって製造されるが、該化粧層と積層され
る基材シートは、未硬化のスラリーを塗布後、硬化工程
に至るまでに、該スラリーと速やかに馴染むことが製造
時の該基材シートにおける皺の発生を防止するために好
ましい。
【0041】特に、紙中に、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム等の無機充填材を多量、具体的には30〜9
0重量%、好ましくは40〜70重量%配合することに
よって燃焼性を低下せしめた紙を使用することが最も好
ましく、そのうち、上記無機充填材として炭酸カルシウ
ムを配合したものが、特に好ましい。
【0042】以上の特性を満足する、本発明に好適な基
材シートを具体的に例示すれば、OKコスモCA135
(商品名)王子製紙株式会社製、OKコスモCA100
(商品名)王子製紙株式会社製等が挙げられる。
【0043】本発明の化粧シートは、図1に示すよう
に、基材シート1の表面に形成された炭酸カルシウムを
結合成分として含有する化粧層2の表面に、別途接着剤
を介することなく、剥離可能な強度で通気性保護シート
3を積層することが、簡易に化粧層を保護すると共に、
取扱い時における曲げに対して化粧シートのひび割れを
効果的に防止するために好ましい。
【0044】化粧シートの表面に積層された通気性保護
シートの剥離強度は、特に、200〜4000mN、特
に、800〜2500mNとなるように調節することが
好ましい。
【0045】なお、本発明において剥離強度は、JIS
−K6854の180゜剥離接着強度試験に準じ、幅2
5mmの試験体を用い、測定条件を300mm/分の条
件で測定した値である。
【0046】本発明において、上記通気性保護シート
は、その全面に実質的に均一な通気性を有し、後記の製
造条件下に、悪影響を与えないもの、化粧層の未硬化ス
ラリーである水酸化カルシウムと水とを含む混練物との
接触により著しい変形および変質を起こさず、且つ該混
練物の固形分が実質的に透過しないものが特に制限なく
使用される。具体的には、ガーレ透気度2000se
c./100cc以下の通気度、特に好適には1〜10
00sec/100ccの通気度を有し、全面にわたっ
て3mmφ以上好ましくは2mmφ以上の非通気性部分
がない合成紙が好適に使用される。
【0047】尚、本発明において、「シート」の語は、
厚みによりフィルムと厳密に区別するものではなく、保
護シートとして要求される強度を有するもので有れば、
特に厚みに対して制限されるものではない。
【0048】かかる通気性保護シートを更に具体的に示
せば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の膜状物および
防水紙等の非透水性シートにニードルパンチ、延伸等、
公知の方法により通気性のみを付与する微多孔を形成し
た非透水性且つ通気性シート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ビニロン、ポリエチレンテレフ
タレート、耐アルカリガラス等の人工繊維からなる織布
および不織布等の繊維シートが挙げられる。
【0049】上記通気性保護シートのうち、特に好適に
使用されるのは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の膜
状物に通気性のみを付与する微多孔が形成された非透水
性且つ通気性シートおよびポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ビニロン、ポリエチレンテレフタレ
ート等からなる通気性を有する不織布である。
【0050】上記のように化粧層の表面に、別途接着剤
層を介することなく、通気性保護シートを適度な剥離強
度で積層することにより、該化粧シートを取り扱う間
は、化粧層から通気性保護シートが剥離することなく、
取り扱うことが出来、また、施行後は、容易に且つ化粧
層に悪影響を与えることなく、該通気性保護シートを剥
離することが可能である。
【0051】しかも、上記通気性シートを使用して後記
の化粧層の形成方法で得られた化粧層は、通気性保護シ
ートの適度な通気性が作用してその表面に炭酸カルシウ
ムの緻密な層が形成されるため、高い表面硬度を有し、
該通気性保護シートの除去後も優れた耐擦傷性を有す
る。
【0052】また、通気性保護シートを設けることによ
り、化粧シートを湾曲せしめても化粧層にひびが生じ難
いというに優れた耐屈曲性を付与することが可能であ
る。従って、化粧シートの取扱いが容易となるばかりで
なく、2次元曲面への施工も容易となる。そして、2次
元曲面に施工後、該通気性保護シートを除去しても新た
なクラックが生じることがないという優れた特性を発揮
する。
【0053】本発明の化粧シートの施工は、施工面に接
着剤を塗布して行うことも可能であるが、該化粧シート
の基材シート面に予め公知の材質よりなる接着層を形成
させることも好ましい態様である。
【0054】本発明の化粧シートの製造方法は特に制限
されるものではないが、好適な方法として、下記の方法
が挙げられる。
【0055】即ち、前記基材シート表面に水酸化カルシ
ウムと水とを含む混練物よりなる未硬化スラリーを塗布
し、必要に応じて、その上に通気性保護シートを積層
し、該混練物よりなる層を通気性保護シートで被覆した
状態で混練物中の水酸化カルシウムを炭酸化して硬化さ
せることによって製造することができる。
【0056】上記方法において、水酸化カルシウムとし
ては、前記したように、水酸化カルシウムを主成分とす
る工業用消石灰、漆喰、ドロマイトプラスター等の材料
が特に制限なく使用される。
【0057】上記水酸化カルシウムと水とを含む混練物
には、前記した添加剤を必要に応じて前記した好適な割
合となるように添加される。
【0058】また、上記混練物には、これらの添加剤の
他、建築用材料の製造時の作業性等を改良する目的で、
各種の配合剤を添加することができる。このような配合
剤としては、例えば、増粘剤、流動化剤、消泡剤等を例
示することができる。
【0059】増粘剤としては、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロ
ース系、サッカロース、グルコース等からなる多糖類
系、およびアクリル系等が挙げられる。
【0060】また、流動化剤としては、例えば、メチロ
ール/メラミン縮合物、ポリカルボン酸塩、メラミンス
ルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、ナフタリンスルホン
酸ホルムアルデヒド縮合物、高分子量リグニンスルホン
酸を主成分とするものが挙げられる。
【0061】消泡剤としては、例えば、プルロニック
系、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が
挙げられる。
【0062】これら各種の配合剤の配合量は特に制限さ
れないが、一般には、水酸化カルシウムと水とを含む混
練物中の重量%で表すと、次のような範囲で使用するこ
とが好ましい。
【0063】例えば、上記増粘剤の添加量は、使用する
増粘剤の性能により異なるが、例えば1重量%水溶液の
20℃における粘度が100cPとなるヒドロキシエチ
ルセルロースでは0.04重量%以内であれば特に問題
なく使用できる。
【0064】また、流動化剤の添加量は、使用する流動
化剤の性能により異なるが、例えば、比較的分離抵抗性
に優れるポリカルボン酸塩を主成分とするものの場合、
0.1〜5重量%、更に0.5〜3重量%とするのが好
ましい。
【0065】更に、消泡剤の添加量は、1重量%以内、
更に0.3重量%以内とすることが好ましい。
【0066】以上の任意成分を必要に応じて配合した水
酸化カルシウムと水とにより混練物が得られる。水酸化
カルシウムと水との混合割合は特に制限されないが、水
分量を適宜調節し、該混練物の粘度が100〜4000
00センチポイズとすることで製造時の取扱いが容易に
なる。このような粘度とするためには、一般に、混練物
中の水分が20〜50重量%となる範囲で混合すればよ
い。
【0067】水酸化カルシウムと水とを含む混練物を基
材シートに塗布する方法としては、該混練物をロールコ
ーター、フローコーター、ナイフコーター、コンマコー
ター、スプレー、ディッピング、吐出、型材転写等によ
りボードに塗布し、必要に応じてコテ押さえ、口金絞
り、ローラー転圧、1軸プレス等により成形する方法を
特に制限なく採用できる。
【0068】水酸化カルシウムと水とを含む混練物の層
の表面を通気性保護シートで被覆する方法としては、該
層の成形後、硬化前にシートを密着させる方法、または
層の形成と同時に通気性保護シートを密着させる方法等
の何れでもよい。
【0069】上記の状態下での水酸化カルシウムと水と
を含む混練物の硬化は、水酸化カルシウムと水とを含む
混練物の成形体と空気中の二酸化炭素とが反応して炭酸
カルシウムを生成することによって行われる。従って、
硬化の方法は該炭酸化反応を妨げない条件下で行えばよ
いが、温度、湿度、二酸化炭素濃度等の制御により養生
時間を短縮することが可能である。
【0070】上記養生温度については、初期温度を25
〜90℃、好ましくは、50〜80℃とし、2〜120
分養生することで生産性を高めることができる。
【0071】また、硬化に際しては該混練物の成形体中
の余剰な水分の除去および二酸化炭素の供給が重要であ
るが、前記したように、通気性を有する通気性保護シー
ト等を使用すれば、該シートを介して該混練物の成形体
からの外気への水の蒸散と外気からの二酸化炭素の供給
に有効であり、養生時間が短縮されるだけでなく、該通
気性保護シートの作用により得られる化粧層の表面硬度
をより向上せしめることができる。
【0072】本発明の上記方法において、得られる化粧
シートの化粧層と通気性保護シートとの剥離強度の調整
は、種々の条件によって適宜行うことができるが、効果
的な条件として、通気性保護シートの化粧層と接する面
の親水性、粗度等および混練物に添加する水性エマルジ
ョン、シリコーンオイル等の添加剤の制御等が挙げられ
る。
【0073】例えば、該通気性保護シートの化粧層と接
する面の親水性を強めることにより、剥離強度は向上
し、逆に該親水性を弱めることによって剥離強度は低下
する。また、水性エマルジョンの添加量を多くすること
により、剥離強度は向上し、逆に該添加量を少なくする
ことによって剥離強度は低下する。更にまた、シリコー
ンオイルの添加量を少なくすることにより、剥離強度は
向上し、逆に該添加量を多くすることによって剥離強度
は低下する。
【0074】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、本発
明の化粧シートは、基材シートとして特定の厚みと強度
を有するシートを使用することにより、貼り付け時に使
用するでんぷん系などの接着剤の水分による伸びが抑え
られ、貼付後の乾燥に伴う収縮が極めて少ないという特
性を有する。
【0075】従って、複数枚の化粧シートの継ぎ合わせ
により形成された接合部の密着状態が乾燥後も維持さ
れ、良好な仕上がり状態が得られると共に、貼付後も、
長期間安定して剥離を防止することができる。
【0076】また、上記のように安定して壁面等に施工
できるため、化粧シートの張り替えにおいては、該化粧
シートの上から、更に化粧シートを重ねて貼付しても安
定な化粧面を形成することが可能であり、従来の壁紙で
は考えられないような、極めて簡易な施工態様を採るこ
とも可能である。
【0077】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するために
実施例を示すが、本発明は、これらの実施例に何ら限定
されるものではない。
【0078】尚、実施例および比較例において、各試験
は下記に示す方法によって実施した。併せて、実施例及
び比較例において使用した基材の詳細を以下に示す。
【0079】(1)乾湿繰り返しによる剥離試験 150×300mmの石綿スレート板の全面に、でん粉
系の接着剤を介して化粧シートの基材シート面を貼り付
けた後、通気性保護シートを剥離し、24時間乾燥させ
て試験体を得た。
【0080】得られた試験体を温度60℃、湿度95%
RHの蒸気中で2時間吸湿させた後、温度60℃の熱風
乾燥器中で2時間乾燥させることを30回繰り返した。
試験の結果、試験体の周囲に捲れ部分が認められなかっ
たものを○、認められたものを×とした。
【0081】(2)強制目隙試験 900×900mmの石膏ボードの表面に、450×9
00mmに切断した化粧シート2枚を中央部に隙間がな
いように壁紙用接着剤「ヤヨイ化学工業株式会社製ルー
アマイルド(商品名)」を介して基材シート面を貼り付
けた後、通気性保護シートを剥離し、試験体を得た。
【0082】得られた試験体を直ちに60℃の熱風乾燥
機に3時間入れ、継ぎ目に生じる隙間をマイクロスコー
プにより測定した。
【0083】(3)下地凸部の隠ぺい性試験 300×300×12mmの石膏ボードの中央部に直径
30mm、厚さ0.1mmのタックシールを貼った後、
石膏ボード全面に壁紙用接着剤「ヤヨイ化学工業株式会
社製ルーアマイルド(商品名)」を介して化粧シートの
基材シート面を貼り付け、次いで、通気性保護シートを
剥離した。
【0084】その後、化粧シートの表面を自然光で観察
してタックシールの凸が見えないものを○、凸が見える
ものを×とした。
【0085】(A)基材シート 表1に示す引張り強さ、水中伸度及び厚みを有する加工
原紙1〜29を用いた。
【0086】(B)水酸化カルシウム ・消石灰A: 宇部マテリアルズ製高純度消石灰CH
(商品名) ・消石灰B:JIS R 9001−81規格品 ・消石灰C: 田中石灰工業株式会社製「雪印左官用」
(商品名) (C)水性エマルジョン ・モビニール:ヘキスト合成株式会社製「モビニール7
52」(商品名) (アクリルスチレン共重合体、固形分47重量%) ・ポリトロン:旭化成工業株式会社製「ポリトロンA1
480」(商品名) (アクリル系共重合体ラテックス、固形分40重量%) (D)無機細骨材 ・炭カルA:株式会社飯田工業所製「イーカル100」
(商品名) ・炭カルB:薬仙石灰製ホワイト7(商品名) (G)流動化剤 ・レオビルド:株式会社ポゾリス物産製「レオビルドS
P−8N」(商品名) ・シーカメント:日本シーカ株式会社製「シーカメント
1000NT」(商品名) (J)通気性保護シート ・不織布A:ユニセル株式会社製BT−1306WM
(商品名) ・不織布B:旭・デュポンフラッシュスパン・プロダク
ツ株式会社製タイベック1059B(商品名) 実施例1〜24、比較例1〜8 表1に示す、引張強度、水中伸度及び厚みを有する基材
シートを準備した。
【0087】
【表1】 次いで、上記基材シートの表面に、表2、表3に示す種
類、配合比率の原材料を混練して得た混練物を、ロール
コーターを用いて塗布し、表2及び表3に示す通気性保
護シートを積層し、硬化後の厚みが200μm(700
μm)となるようにした。
【0088】
【表2】
【表3】 この状態で、80℃で5分間乾燥し、該混練物を硬化さ
せて炭酸カルシウムを結合成分として含有する化粧層を
形成した。
【0089】このようにして得られた化粧シートは、図
1にその断面図を示すように、基材シート1片面に、化
粧層2が形成され、更に該化粧層の表面に通気性保護シ
ート3が積層されたものであった。
【0090】上記化粧シートの通気性保護シートは、手
で引っ張ることによって容易に剥離することができ、ま
た、剥離時に化粧層を破壊することの無い程度の強度で
付着していた。
【0091】尚、得られた化粧シートは、温度25℃相
対湿度65%の条件下に放置して水酸化カルシウムの炭
酸カルシウムへの変化率(炭酸化率)が75%以上とな
るように調整して試験に供した。
【0092】得られた化粧シートについて、試験結果を
表4に示した。
【0093】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの代表的な態様を示す斜視
【符号の説明】
1 基材シート 2 化粧層 3 通気性保護シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA00B AA08A AA18 AK01C AT00B AT00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA23B DG10B DG10C DG15C GB08 HB00A JA20B JD02C JK02B JK06 JK08B JL14C JM01 JN02 YY00B YY00C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸カルシウムを結合成分として含有す
    る化粧層及び基材シートよりなる積層体であって、該基
    材シートの厚みが120〜300μmであり、且つ、引
    張強度が1.5〜7KN/mであることを特徴とする化
    粧シート。
  2. 【請求項2】 化粧層の表面に、剥離可能な強度で通気
    性保護シートを積層した請求項1に記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】 基材シートの水中伸度が1.3%以下で
    ある請求項1又は2に記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】 基材シートが無機填料を30〜90重量
    %含有する紙よりなる請求項1〜3のいずれかに記載の
    化粧シート。
  5. 【請求項5】 表面保護シートが、ガーレ透気度200
    0sec./100cc以下の通気度を有する合成紙よ
    りなる請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
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