JP2020162782A - 防滑床用化粧シート - Google Patents

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光男 櫻井
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Abstract

【課題】 表面に防滑性を有し、床材に貼付け可能で、かつ容易に剥がすことのできる防滑床用化粧シートを提供する。【解決手段】 本発明の防滑床用化粧シートは、防滑性化粧層と粘着層を有する防滑床用化粧シートであって、防滑性化粧層は、その一方の面に防滑性を有する防滑面を有し、粘着層は、防滑性化粧層の他方の面側に積層され、両面に複数の凹形状を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、防滑性を有する床用化粧シートに関するものである。
近年、屋内でのペットの飼育が増加しており、それに対応して、賃貸住宅や、分譲集合住宅などにおいても、ペット飼育者専用住居、あるいはペット飼育可能住居などが増加している。ペット飼育者専用住居であれば、ペットの飼育が考慮され、防滑性、耐傷性、防汚性などのペットの飼育に対応した機能を有する床材が採用されている場合もある。しかしペット飼育可能住居などにおいては、屋内におけるペットの飼育が考慮されていない一般的な床材が採用されていることが多い。
ペットを屋内で飼育するのであれば、その床材には、ペットが床で滑って怪我をしたりすることのない様に防滑性を有することが好ましく、その他に、耐傷性、防汚性なども有することが好ましい。また防滑性は高齢者に対しても、転倒する危険性を低減できるため有用である。一般的な床材が採用されている住居において、これら防滑性、耐傷性、防汚性などの機能を持った床材に貼り替えることは、その手間や費用を考えると困難である。そのため、高齢者やペットに適した上記機能などを有する敷物で床材を覆うことで、防滑性などを得ると同時に、床材を保護することが行われる場合がある。例えば特許文献1においては、表面に滑り止め加工を施したペット用の木製敷物が提案されている。
特許文献2においては、一度貼った壁紙を容易に剥がすことができることを考慮し、塩化ビニル樹脂製の壁紙の裏面にマイクロポーラスな粘着層を形成した簡易着脱壁紙が提案されている。また特許文献3には、マイクロポーラスな粘着層を常温程度の温度でも形成可能な、組成物、および製造方法を開示されている。
特開2011−161701号公報 登録実用新案第3018809号 特開2017−036404号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるものは敷物であるため、敷物自体は床材に対して固定されておらず、床材に対し滑って移動してしまう恐れがある。敷物を床材に対し接着などで固定することも考えられるが、その場合には、当該敷物を新しいものに交換する、あるいは賃貸住宅から退去する際に、接着した当該敷物を剥がす時に、床材の表面を傷つけたり、床材に接着剤が残ったりする恐れが高い。また木製であることもあり、厚さが2mm〜5mm以上もあるため、敷物の端部でつまずいたりする恐れもある。
一度貼ったものを容易に剥がすことができる技術は特許文献2に開示されている。しかし、特許文献2の簡易着脱壁紙は、壁紙であり、床用化粧シートとしての使用は想定されていないため、その粘着力が床用化粧シートとしては適切な範囲に設計されたものではないと思われる。また耐傷性、防滑性などのように床用化粧シートとして好ましい機能についても、十分なものではないと考えられる。
本発明は上記課題を鑑みなされたものであり、本発明の目的は、表面に防滑性を有し、床材に貼付け可能で、かつ容易に剥がすことのできる防滑床用化粧シートを提供することである。
本発明の防滑床用化粧シートは、防滑性化粧層と粘着層を有する防滑床用化粧シートであって、防滑性化粧層は、その一方の面に防滑性を有する防滑面を有し、粘着層は、防滑性化粧層の他方の面側に積層され、両面に複数の凹形状を有する、防滑床用化粧シートである。
上記防滑床用化粧シートにおいて、防滑性化粧層の防滑面は、その表面の十点平均粗さ(RzJIS)が、1μm以上であってもよい。
上記防滑床用化粧シートにおいて、粘着層は、1液硬化型アクリル系樹脂からなるものであってもよい。
上記防滑床用化粧シートにおいて、粘着層の塗布量が13g/m2以上70g/m2以下であってもよい。
上記防滑床用化粧シートにおいて、粘着層の一方の面に開口する凹形状の各開口部の直径の平均値をDave 1とし、粘着層の他方の面に開口する凹形状の各開口部の直径の平均値をDave 2としたときに、
|Dave 1−Dave 2|/Dave 2≦0.5
の関係を満たしていてもよい。
本発明によれば、表面に防滑性を有し、床材に貼付け可能で、かつ容易に剥がすことのできる防滑床用化粧シートを提供することができる。
本発明の防滑床用化粧シートの実施形態、および使用時の形態を順次示す図。 本発明の防滑床用化粧シートの製造装置を示す図。 本発明の防滑床用化粧シートの製造方法を説明する図。 実施例および比較例の剥離力を示す図。 本発明の防滑床用化粧シートの実施形態の変形例を示す図。 本発明の防滑床用化粧シートの実施形態の変形例を示す図。
〔防滑床用化粧シート〕
以下、本発明の防滑床用化粧シートについて、図1を参照して説明する。なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状、厚さ、装飾などは理解を容易にするため適宜誇張、単純化などしている。また説明に直接的に関係しない構成などについては適宜省略している。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これら
は、適宜変更することができる。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本発明に係る防滑床用化粧シート1は、防滑性化粧層12と粘着層13を有する防滑床用化粧シート1であって、防滑性化粧層12は、その一方の面に防滑性を有する防滑面12nsを有し、粘着層13は、防滑性化粧層12の他方の面側に積層され、両面に複数の凹形状を有する、防滑床用化粧シート1である。
なお、以下の説明では、防滑床用化粧シート1の一例として、基材11と、ラミネート後に観察可能に外部に露出する側の面、即ち表面に凹凸形状(凹凸模様)を有する防滑性化粧層12と、から成る防滑床用化粧シート1を挙げて説明している。本発明においては、基材11と防滑性化粧層12とから成る構成を第1シート10と呼ぶことがある。また、基材11上に防滑性化粧層12と印刷層とを備えていてもよく、この場合には印刷層も第1シート10に含まれる。あるいは基材11表面に凹凸形状が直接形成されていても良く、その場合には、基材11を防滑性化粧層12とみなすことができ、基材11が防滑性化粧層12として、後述する防滑性化粧層12の表面状態や防滑性を有することになる。この場合には当該防滑性を有する基材11が第1シート10となる。
図1(a)に本発明に係る防滑床用化粧シート1の実施形態の一例を示す。図1(a)に示す防滑床用化粧シート1は、基材11と防滑性化粧層12とを積層してなる第1シート10と、粘着層13と、剥離性基材シート14とを備えている。剥離性基材シート14は、防滑床用化粧シート1を床材20の被着面20sに貼り付ける際には剥離除去されるものであり、例えば床材20に貼り付けられた状態の防滑床用化粧シート1には存在しない構成である。そのため本発明の防滑床用化粧シート1においては、剥離性基材シート14は必須の構成要素ではない。
基材11は、防滑性化粧層12の形成に必要なベースとなる層である。基材11は、例えば、紙を素材として用いてもよいし、樹脂シートを素材として用いてもよい。樹脂シートの好ましい一例として、2軸延伸PETフィルムなどを挙げることができる。
防滑性化粧層12は、基材11の表側の面(図1においては同図の上側の面)に積層されており、複数の凹凸形状12bがその表面に形成されている。なお、理解を容易にするために、図1(a)に示す防滑性化粧層12は、単層として示しているが、防滑性化粧層12は、異なる組成及び構造を備える複数の層により構成されていてもよい。防滑性化粧層12は、上記複数の凹凸形状12bや、さらに細かな凹凸形状12s、あるいはそれらの組み合わせなどにより防滑面12nsが形成され、防滑性を有する。図1(a)においては、複数の凹凸形状12b、および細かな凹凸形状12sが組み合わされている。防滑性化粧層12の上記複数の凹凸形状12bは、絵柄模様の題材(例えば下記、木材、布地、石材など)に本来あるべき凹凸形状を表現したものであっても良い。すなわち、複数の凹凸形状12bは、木材の導管溝を表現したり、布地の表面凹凸形状を表現したり、石材の表面凹凸形状を表現したりしても良い。もちろん、その他の形態(模様)であってもよい。
防滑性化粧層12を形成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、塩素化ポリエチレン等のオレフィン樹脂、ポリスチレン等のスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル等のビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド、セルロース樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、等の熱可塑性樹脂の他、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレン、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPR)、エチレンプロピレンジエン三元共重合体ゴム(EPDM)、ポリノルボルネン、ポリブタジエン、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム(EVA)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンアクリルゴム、ポリエステルエラストマー、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、及びポリスチレン系熱可塑性エラストマー等のゴムないしは熱可塑性エラストマーが挙げられる。なお、上記例示した樹脂以外を用いてもよい。
また、図1(a)で例示する本実施形態では、第1シート10は、防滑性化粧層12上に基材11が直接積層されて構成されている例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、基材11と防滑性化粧層12との間に、さらに別の層を設けてもよい。例えば、基材11と防滑性化粧層12との間に、絵柄を印刷した印刷層(絵柄層)を設けて、防滑性化粧層12の全部又は一部を透明な樹脂により構成してもよい。
粘着層13は、基材11の防滑性化粧層12とは反対側(図1(a)においては下側であり、これを基材11の裏面側とも呼称する)の面に積層されており、床材20(図1(c)参照)に対する粘着力を有する層である。粘着層13は、その両面に開口した複数の凹形状13aを備えている。また、粘着層13は、弾性を備えており、複数の凹形状13aがそれぞれ微細な吸盤として作用することから、様々な床材20に対して粘着力(吸着力)を発揮することができる(図1(c)参照)。
粘着層13は、例えば、特許文献3(特開2017−36404号公報)に開示されている液状の樹脂組成物(アクリルエマルジョン)を用いて後述する製造方法により形成される。特に1液硬化型アクリル系樹脂からなることが好ましい。1液硬化型であれば、2液硬化型の様に加温環境下で硬化が進み粘着力が高くなることにより剥がしにくくなる、剥がした際に糊残りが発生する、という問題が生じにくい。またアクリル系樹脂であれば、塩素原子を含まないため、廃棄時に焼却しても基本的には二酸化炭素と水しか排出せず、環境面で有利である。
粘着層13の層厚tは、1μm以上、500μm以下であることが望ましい。上記層厚範囲の下限値を下回ると、凹形状の形成が困難になったり、凹形状の大きさが小さくなりすぎて、粘着(吸着)特性が低下したりする。また、上記層厚範囲の上限値を越えると、防滑床用化粧シートの柔軟性が低下して、作業性が悪くなる。
さらに、粘着層13の両面に凹形状13aを均等に設けるためには、粘着層13の層厚tは、20μm≦t≦40μmの範囲とすることが望ましい。この点については、後述する。
粘着層13の凹形状13aの大きさや密度は、後述する製造工程における各種条件を変更することにより、調整可能である。例えば、粘着層13は、凹形状13aが含まれる程度を表す指標として、粘着層13の密度を用いることができる。この粘着層13の密度としては、特に限定されないが、例えば、0.1g/cm3以上、0.6g/cm3以下とすることができる。また、凹形状13aの大きさは、特に限定されないが、例えば、1μm以上、300μm以下とすることができる。
剥離性基材シート14は、粘着層13の基材11とは反対側(図1(a)においては下側であり、これを粘着層13の裏面側とも呼称する)に積層されている。剥離性基材シート14は、防滑床用化粧シート1を使用するまでの間の取扱性を考慮して設けられるものであり、防滑床用化粧シート1の使用時、即ち床材20上に防滑床用化粧シート1を貼り付ける際に剥離される。剥離性基材シート14としては、従来公知の離型フィルム、セパレート紙、セパレートフィルム、セパ紙、剥離フィルム、剥離紙等の各種形態のものを適宜使用できる。例えば、上質紙、コート紙、含浸紙、プラスチックフィルム等の片面又は両面に離型層を形成したものを用いてもよい。離型層としては、離型性を有する材料であれば、特に限定されないが、例えば、シリコーン樹脂、有機樹脂変性シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。これらの樹脂は、エマルジョン型、溶剤型又は無溶剤型のいずれもが使用できる。離型層を備えた離型フィルムを用いる場合には、例えば、シリコーン離型タイプのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、未処理PETフィルム、PPフィルム、シリコーン離型タイプの紙等を用いることができる。
剥離性基材シート14の厚さは、例えば、10μm以上、100μm以下とすることが望ましく、20μm以上、60μm以下とすることがさらに望ましい。上記層厚範囲の下限値を下回ると、コシがなく、剥離しづらくなる。また、上記層厚範囲の上限値を越えると、コシが強すぎて貼り付け時の作業性が低下するからである。
また、剥離性基材シート14としては、市販のものを使用してもよく、例えば、片面にシリコーン系剥離剤による易剥離処理が施されている厚さ38μmのポリエステルフィルム(三井化学東セロ株式会社製、商品名:SP−PET−01)等が挙げられる。
図1(a)〜(c)は、防滑床用化粧シート1の使用時の形態を順次示したものである。上述した防滑床用化粧シート1は、図1(a)に示すように、剥離性基材シート14を備えている。防滑床用化粧シート1を床材20に貼り付けるときには、剥離性基材シート14を剥離する(図1(b))。そして、露出した粘着層13を床材20に貼り付けて、その表面に適度な圧力を加えることにより、粘着層の露出面に多数存在する凹形状13aが弾性変形することにより従来のマイクロ吸盤と同様な作用によって床材20に対して吸着(粘着)することとなる(図1(c))。
すなわち、凹形状13aの周囲の弾性変形によって、凹形状13aには、変形状態から元の形状に戻ろうとする力が働く。この力により、凹形状13a内の密閉空間が負圧となって、床材20への吸着作用が生じる。なお、凹形状13a単体での吸着力は、弱いものであるが、多数の凹形状13aが形成されているので、全体としては必要な吸着力を確保できる。また、粘着層13の作製時に、凹形状13aが含まれる量を、例えば、密度をパラメータとして調整すれば、粘着層13の粘着力(吸着力)を調整可能である。
次に、防滑床用化粧シート1の製造方法について、図2、および図3を参照して説明する。図2は、防滑床用化粧シート1の製造装置を示す図であり、図3は、防滑床用化粧シート1の製造方法を説明する図である。
防滑床用化粧シート1の製造を行うためには、先ず、粘着層13を形成するための特許文献3に開示されているアクリルエマルジョンの組成物を攪拌機に入れ、この組成物中に窒素ガスを混合しながら攪拌を行い、組成物中に気泡を含め、気泡含有組成物130を作製する(図中のP1:泡立て工程)。
次に、剥離性基材シート14上に気泡含有組成物130を塗工する(図中のP2:塗工工程)。塗工工程では、例えば、コンマコータを用いることができるが、その他の公知の塗工手法を用いてもよい。
剥離性基材シート14上に気泡含有組成物130を塗工したら、気泡含有組成物130を加熱しながら乾燥させて粘着層13を形成する(図中のP3:乾燥工程)。乾燥工程では、例えば、温度を60℃〜140℃程度の乾燥炉を用いることができる。乾燥時間としては、例えば、30秒〜10分程度を例示することができる。また、乾燥工程では、気泡含有組成物130に対して送風を行いながら乾燥を促進してもよい。乾燥工程を行うことにより、気泡含有組成物130の両面に凹形状13aが形成されて、粘着層13が形成される。この凹形状13aは、気泡含有組成物130中に含まれていた気泡が破泡して気泡の形状の一部が残ることにより形成される。ここで、気泡含有組成物130の硬化が不十分な状態で気泡が破泡すると凹形状13aが残りにくくなる。一方、気泡が破泡する前に気泡含有組成物130が硬化してしまうと、凹形状13aが形成されないおそれがある。よって、ある程度、気泡含有組成物130の硬化が進んだ状態で破泡が行われる条件で乾燥工程が行われることが望ましい。したがって、乾燥工程における温度や送風量が、凹形状13aの状態に大きく影響を与える。
乾燥工程により粘着層13を形成した後、別途用意した基材11及び防滑性化粧層12を備える第1シート10を粘着層13と接合させる(図中のP4:ラミネート工程)。このラミネート工程では、粘着層13の凹形状13aによる吸着力(粘着力)によってラミネートを行うので、加熱が不要であり、また、僅かな加圧力だけで接合が可能である。よって、第1シートを構成する基材11及び防滑性化粧層12にダメージを与えることがない。
上記ラミネート工程が完了すれば、防滑床用化粧シート1が完成する。
以上のように、本実施形態の防滑床用化粧シート1の製造では、第1シートに粘着層13形成時の熱によるダメージを与えることなく、防滑床用化粧シート1を効率よく製造可能である。なお、防滑床用化粧シートは、その後、ロール状に巻き取ってもよいし、必要なサイズに裁断されてもよい。
次に、本実施形態の防滑床用化粧シート1を実際に作製した例を示し、比較例と比較した結果を説明する。
実施例の防滑床用化粧シート1では、剥離性基材シート14としての離型性を備えた2軸延伸PETフィルム上に、200μmのクリアランスを有するコンマコータを用いて泡立て工程済みの気泡含有組成物130を塗布した。これを100℃の乾燥炉内で1分間乾燥を行って粘着層13を形成し、第1シートをラミネートして実施例に係る防滑床用化粧シート1を得た。
なお、実施例における粘着層13の密度は、0.39g/cm3であり、厚さ50μmであった。また、表面や断面を拡大して観察したところ、粘着層13には、多数の凹形状13aが形成されていることが確認できた。
比較例1として、泡立て工程を行わない他は、上記実施例と同様にして作製し、防滑床用化粧シートを得た。作製後の粘着層の密度は、0.87g/cm3であり、厚さ100μmであった。
比較例2として、アクリル樹脂である綜研化学社製:SK2094を用いて粘着層を作製し、防滑床用化粧シート(アクリル粘着Aタイプとする)を得た。
比較例3として、アクリル樹脂である綜研化学社製:SK1502Cを用いて粘着層を作製し、防滑床用化粧シート(アクリル粘着Bタイプとする)を得た。
以上の4種類の防滑床用化粧シートについて、剥離力を比較した。
図4は、実施例及び比較例の剥離力を示す図である。
図4中の剥離力は、引っ張り試験機を用いて、引っ張り速度300mm/minで180°剥離を行って、そのときの剥離力を測定した結果である。また、剥離力の測定は、貼り付け直後(0時間)と、貼り付け後1000時間経過後とについて行った。
実施例では、貼り付け直後及び1000時間経過後の双方において、比較的小さな剥離力で剥離できることがわかる。この程度の剥離力であれば、自然に剥がれてしまうことはなく、かつ、剥がそうとして力を加えれば簡単に剥がすことが可能である。しかも、凹形状13aによる吸着であることから、剥離後に床材20表面に粘着層13の残留が無く、また、粘着層13自体の粘着力(剥離力)も実質上の変化はほとんどなく、再貼り付け可能であった。
また1000時間経過後であっても比較的小さな剥離力で剥離できるため、床材20の被着面20sすなわち既存の床材の表面を破壊することなく剥離することができる。そのため、本発明に係る防滑床用化粧シート1は、既存の床材に容易に貼り付けることができ、かつ使用後(交換時)に糊残りなく容易に剥がすことができる。また一度剥がした防滑床用化粧シート1は、異なる位置などに再度の貼り付けが可能であるため、貼り付け場所を変更することにより、室内におけるペットの居場所を容易に変更することができる。すなわち、ペット部屋、ペットエリア、ペットスペースの様なペットが通常居る場所、範囲を容易に変更することができる。
また既存の床材の表面を破壊することなく、かつ糊残りなく剥離することが可能であるため、床材にとっては、防滑床用化粧シートが、耐傷性、防汚性を確保するための保護シートとしての役目を果たしており、賃貸住宅、分譲集合住宅、建売住宅のいずれにおいて有用である。さらに、既存の床材において、防滑床用化粧シート1を貼っていたのと同じ位置に、別の防滑床用化粧シート1を貼り替えることも可能である。そのため、防滑床用化粧シートが使用や経時によりその機能が劣化した場合に貼り替えたり、模様替えや気分転換したい場合などに、別の絵柄模様などを有する防滑床用化粧シート1に貼り替えたりすることが容易である。また、本発明に係る防滑床用化粧シートは、厚さが薄く、軽量であるため、取り扱い性も良い。
比較例1は、面積が小さい場合には比較的小さな剥離力で剥離できるが、面積が大きい場合には剥離にある程度の力が必要であった。また、剥離後には床材表面に粘着層の残留が見られ、完全な再貼り付けは不可能であった。
比較例2は、面積が大きい場合は剥離にある程度の力が必要であり、貼り付け直後であれば、剥がすことは可能であるが、1000時間経過後では、剥離力が大幅に上昇しており、手作業では剥離が困難であったり、無理に剥がすと防滑床用化粧シートが破損したりするおそれがある状態になっていた。
比較例3は、貼り付け直後から剥離力が大きく、手作業では剥離が困難であったり、無理に剥がすと防滑床用化粧シートが破損したりするおそれがある状態になっていた。
また、比較例2及び比較例3のいずれも、剥離後は、床材に粘着材が一部残ってしまったり、粘着力の低下があったりして、再貼り付けには適していなかった。
(粘着層13の凹形状13aについて検証実験)
上述したように、本発明において、粘着層13の凹形状13aが、粘着力に大きな影響を与える。凹形状13aが粘着層13の両面に均等に設けられていないと、粘着層の一方の面が他方の面に比べて粘着力(吸着力)が低下、又は、増加してしまうおそれがある。また、凹形状13aが粘着層13の両面に均等に設けられることにより、粘着層13の物理的性質も均質になり、第1シートと剥離性基材シート、又は、第1シートと床材との両者に対する十分な粘着力及び床材との再剥離性の発現の上でも好ましい。
凹形状13aを粘着層13の両面に均等に設けるためには、粘着層13の塗布量(層厚t)の管理が重要である。この点、特許文献3(特開2017−36404号公報)においては、何ら考慮されておらず、単にマイクロ吸盤が形成されていればよいとされている。特許文献3では、WET膜厚800μmとして形成した実施例1の断面写真である特許文献3の図2において、マイクロ吸盤を有する面として示されている部分には、微細な吸盤構造が形成されているものの、ガラス基板から剥離した面として示されている部分には、先の微細な吸盤構造とは比べものにならない程巨大な気泡と思われる構成が確認できる。すなわち、特許文献3の構成では、粘着層の一方の面にはマイクロ吸盤(本実施形態における凹形状13aに相当)が形成されているが、他方の面には、マイクロ吸盤(凹形状13a)が略形成されていない。
この点を本件出願人においても、検証実験を行なった。
検証実験として、4種類の粘着層のサンプルを作製し、その両面の凹形状13aをSEMで観察した。サンプルは、以下の4種類である。
サンプル1:粘着層の層厚t=25μm
サンプル2:粘着層の層厚t=30μm
サンプル3:粘着層の層厚t=35μm
サンプル4:粘着層の層厚t≒2000μm
なお、上記サンプルにおける粘着層の層厚は、乾燥後の層厚である。また、サンプル1からサンプル3については、コーターを用いてガラス面に泡立て処理後の気泡含有組成物を塗工し、100℃の乾燥炉を用いて乾燥処理を行なった。サンプル4については、ガラス面への滴下塗布とし、常温下の自然乾燥とした。なお、サンプル4について乾燥条件を変えたのは、特許文献3における常温乾燥で十分であるとの記載についても検証するためである。また、いずれのサンプルも、泡立て処理後の粘着層の密度は、0.4g/cm3とした。
粘着層の層厚tを管理したサンプル1からサンプル3については、微細な凹形状13aが両面に均等に形成されていることが確認できた。
これに対して、膜厚が厚いサンプル4では、乾燥面とガラス側の面とで凹形状13aの大きさに極端な差異が認められ、特許文献3の図2と同様な結果が得られた。
よって、粘着層13の両面に凹形状13aを均等に設けるためには、粘着層13の層厚tは、20μm≦t≦40μmの範囲とすることが望ましいと判断できる。
また、粘着層の塗布量は、13g/m2以上70g/m2以下であることが好ましい。70g/m2を超える場合は乾燥に時間がかかるという問題がある。それを短縮するために加熱すると、剥離性基材シート14(層構成や、粘着層の塗布対象によっては剥離性基材シート14とは異なる層)の熱による収縮などの悪影響が懸念されるようになる。一方13g/m2を下回る場合には、塗工工程において塗工液が弾かれる(塗工液が塗布されない)部分が生じるなど、すなわち塗工液を均一に塗布することが困難となるという問題がある。
ここで、この凹形状13aが粘着層13の両面に均等に設けられている状態について、より詳しくは、以下に示すような関係を満たすことが望ましい。
第1シート側の面に開口する凹形状13aの各開口部の直径の平均値をDave 1とし、剥離性基材シート側の面に開口する凹形状13aの各開口部の直径の平均値をDave 2としたときに、
|Dave 1−Dave 2|/Dave 2≦0.5
の関係を満たすことが望ましい。また、
|Dave 1−Dave 2|/Dave 2≦0.25
の関係を満たすことがさらに望ましい。
これらの関係を満たすことにより、粘着層の両面における粘着力の差異を少なくすることができ、また、第1シートと剥離性基材シート、又は、第1シートと床材との両者に対する十分な粘着力及び床材との再剥離性を良好に発現させることができる。
なお、各開口部の直径の平均値とは、全ての開口部の平均を求めることは現実的には不可能であるので、ここでは、1500μm×1100μmの観察範囲内において、直径が大きい開口部から順に3個の開口部について直径の計測を行ない、その平均値とした。
ここで、サンプル1からサンプル4について、開口部の計測を行ない、|Dave 1−Dave 2|/Dave 2 を求めたところ、サンプル1:0.04、サンプル2:0.06、サンプル3:0.12、サンプル4:0.69であった。
ところで本発明は防滑床用化粧シート1に係る発明であり、防滑床用化粧シート1の防滑性化粧層12は、上述の通り、複数の凹凸形状12bや、さらに細かな凹凸形状12s、あるいはそれらの組み合わせなど(以下これらをまとめて防滑凹凸と呼ぶことがある)により防滑性を有するものである。そして防滑性化粧層12の防滑面12nsは、防滑凹凸により、その表面の十点平均粗さ(RzJIS)が、1μm以上であることが好ましい。
防滑凹凸は、例えば、防滑床用化粧シート1の防滑性化粧層12側からエンボス加工を施すことで形成することができる。エンボス加工は、防滑床用化粧シート1に木目模様、梨地模様、あるいはそれらの組み合わせ等の所望の凹凸模様を付与するために行う。例えば、防滑性化粧層12を加熱軟化させた後、所望の形の凹凸模様(防滑凹凸)を有するエンボス版で加圧・賦形し、冷却固定することにより凹凸模様を付与する。エンボス加工は、公知の枚葉又は輪転式エンボス機で行うことができる。エンボス加工の凹凸模様(防滑凹凸)としては、例えば、木目導管溝、浮造模様(浮出した年輪の凹凸模様)、布地凹凸、石材凹凸、ヘアライン、砂目、梨地等が挙げられる。
防滑性化粧層12の凹凸模様(防滑凹凸)表面の十点平均粗さ(RzJIS)ついて簡単に説明する。十点平均粗さ(RzJIS)は、(JIS B 0601:2001)として求める。凹凸模様に対し、表面粗さ測定器で表面をスキャンし、凹凸模様の表面粗さ曲線(Or)を得る。表面粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さ(l)だけ抜き取り、この抜き取り区間における平均値を求め、その平均値を示す直線(平均線:m)から、最も高い山頂から5番目までの山頂の平均線(m)からの高さの絶対値(Yp)の平均値と、最も低い谷底から5番目までの谷底の平均線(m)からの深さの絶対値(Yv)の平均値との和(μm)が十点平均粗さ(RzJIS)である。1つの山から2つ以上の山頂が、あるいは1つの谷から2つ以上の谷底が選択されない様にするなど、十点平均粗さを適切に求めることができる様にパラメータを適切に設定した上で、十点平均粗さ(RzJIS)は以下の式で表すことができる。
RzJIS=(Yp1+Yp2+Yp3+Yp4+Yp5+Yv1+Yv2+Yv3+
Yv4+Yv5)/5
必要な防滑性を得る観点から、十点平均粗さ(RzJIS)は、1μm以上が好ましく、5μm以上がより好ましい。また、十点平均粗さ(RzJIS)の上限値は、防滑床用化粧シート1を床材に貼り付けた際、凹凸形状が大きすぎると、防滑性(摩擦力)が高すぎて、人やペットが歩きにくいなどの理由から、1000μm以下が好ましく、500μm以下がより好ましい。
上記の通り、防滑性化粧層12の表面、すなわち防滑床用化粧シート1の表面は、防滑性を有し、その十点平均粗さ(RzJIS)が、1μm以上1000μm以下である。そのため、防滑床用化粧シート1の表面は十分な防滑性を有し、高齢者やペットが床で滑って怪我をしたりする可能性を大幅に低減させることができる。また防滑性(摩擦力)が高すぎて、人やペットが躓きやすい、歩きにくいなどということもない。すなわち、防滑性と快適性とが程よく調和している。
(変形例)
以下、図5、および図6を参照して、本発明の防滑床用化粧シートの実施形態の各変形例を示す。上記においては図1(a)に示す通り、防滑面12nsは、複数の凹凸形状12bと、細かな凹凸形状12sの組み合わせにより形成されていた。しかしそれに限らず、図5(a)に示す通り、防滑面12nsは、複数の凹凸形状12bのみにより形成されていてもよい。図1(a)、図5(a)の例においては、防滑性化粧層12は、基材11の表側の面の一部のみに積層されていたがこれに限らず、基材11の表側の面の全面に形成されていても良い。例えば、図5(b)に示す通り、防滑性化粧層12は、基材11の全面に形成され、防滑面12nsは、細かな凹凸形状12sのみにより形成されていてもよい。また、図5(c)に示す通り、防滑性化粧層12は、基材11の全面に形成され、防滑面12nsは、複数の凹凸形状12bと、細かな凹凸形状12sの組み合わせにより形成されていても良い。さらに、図5(d)に示す通り、防滑性化粧層12は、基材11の全面に形成され、防滑面12nsは、複数の凹凸形状12bのみにより形成されていてもよい。
また、基材11表面に凹凸形状(防滑面12ns)が直接形成されていても良く、その場合には、基材11を防滑性化粧層12とみなすことができ、基材11が防滑性化粧層12として、防滑性化粧層12の表面状態や防滑性を有することになる旨説明した。図6に基材11表面に防滑面12nsが直接形成されている変形例を示す。これらの変形例においては基材11を防滑性化粧層12とみなすことができる。図6(a)は、基材11(防滑性化粧層12)表面において、防滑面12nsが、細かな凹凸形状12sのみにより形成されている例である。図6(b)は、基材11(防滑性化粧層12)表面において、防滑面12nsが、複数の凹凸形状12bと、細かな凹凸形状12sの組み合わせにより形成されている例である。図6(c)は、基材11(防滑性化粧層12)表面において、防滑面12nsが、複数の凹凸形状12bのみにより形成されている例である。
以上、本発明に係る防滑床用化粧シートについて、実施形態を示しながら各説明してきた。しかし本発明は、上記実施形態、あるいはその説明に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明に係る防滑床用化粧シートは、適度な防滑性を有するため、高齢者やペットが床で滑って怪我をする可能性を大幅に低減させることができる。また、適度に小さな剥離力で剥離でき、床材の被着面を破壊することなく剥離することできるため、防滑床用化粧シートは貼り替え更新が容易である。このような防滑床用化粧シートは、床材に貼ることができる床用化粧シートとして、住宅の床の全面または一部に好適に用いることができる。そして、床材にとっては、本発明に係る防滑床用化粧シートが、耐傷性、防汚性を確保するための保護シートとしての役目を果たしている。
1 防滑床用化粧シート
10 第1シート
11 基材
12 防滑性化粧層
12b 複数の凹凸形状
12s 細かな凹凸形状
12ns 防滑面
13 粘着層
13a 凹形状
14 剥離性基材シート
20 床材
20s 被着面

Claims (5)

  1. 防滑性化粧層と粘着層を有する防滑床用化粧シートであって、
    前記防滑性化粧層は、その一方の面に防滑性を有する防滑面を有し、
    前記粘着層は、前記防滑性化粧層の他方の面側に積層され、両面に複数の凹形状を有する、防滑床用化粧シート。
  2. 前記防滑性化粧層の前記防滑面は、その表面の十点平均粗さ(RzJIS)が、1μm以上である請求項1に記載の防滑床用化粧シート。
  3. 前記粘着層は、1液硬化型アクリル系樹脂からなる請求項1または請求項2のいずれかに記載の防滑床用化粧シート。
  4. 前記粘着層の塗布量が13g/m2以上70g/m2以下である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防滑床用化粧シート。
  5. 前記粘着層の一方の面に開口する前記凹形状の各開口部の直径の平均値をDave 1とし、前記粘着層の他方の面に開口する前記凹形状の各開口部の直径の平均値をDave 2としたときに、
    |Dave 1−Dave 2|/Dave 2≦0.5
    の関係を満たす請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防滑床用化粧シート。
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