JP3394230B2 - 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材 - Google Patents

障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材

Info

Publication number
JP3394230B2
JP3394230B2 JP2000151687A JP2000151687A JP3394230B2 JP 3394230 B2 JP3394230 B2 JP 3394230B2 JP 2000151687 A JP2000151687 A JP 2000151687A JP 2000151687 A JP2000151687 A JP 2000151687A JP 3394230 B2 JP3394230 B2 JP 3394230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
shoji
layer
paper
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000151687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002021440A (ja
Inventor
郁康 加賀
Original Assignee
郁康 加賀
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 郁康 加賀 filed Critical 郁康 加賀
Priority to JP2000151687A priority Critical patent/JP3394230B2/ja
Publication of JP2002021440A publication Critical patent/JP2002021440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394230B2 publication Critical patent/JP3394230B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具として使用さ
れる障子に関するものであり、特に、障子紙の断熱性及
び光の透過性及び結露の防止等の効果を同時に向上させ
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、障子は、室内外の間仕切り具
として使用される。ここで、従来からの障子において
は、建具に、和紙で形成された障子紙1枚を片面のみに
貼付させたものが一般的である。また、障子紙の表面又
は内面に、ポリ塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を貼
付させたものを用いる場合もある。また、建具の両面
に、障子紙を貼付する場合もある。なお、障子紙に用い
られる紙は、建具への貼り易さ等を考慮して、40g〜
60g/m2であるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建具に障子紙
1枚を貼付した障子の場合には、障子紙自体が通気性を
有するため、室内外の温度差により室内の冷暖房効果を
低下させてしまう。
【0004】また、障子紙の表面又は内面に、ポリ塩化
ビニル系樹脂やアクリル系樹脂を貼付させたものを用い
る場合には、断熱性が向上して、冷暖房効果の低下が抑
制されるが、温度変化により貼付面が伸縮し、障子紙自
体が変形及び湾曲してしまうことがあり、使用上難点が
ある。例えば、障子紙自体が変形、湾曲することによ
り、太鼓状になり、音の反響等が問題となる。
【0005】また、建具の両面に障子紙を貼付する場合
には、断熱効果は得られるものの、通常使用される障子
紙は40g〜60g/m2であるため光の透過率が低下
して室内が暗くなるという問題がある。つまり、透過率
としては、JIS−K7105A法によれば、20〜2
5%となり、光の透過率がかなり低下する。
【0006】そこで、本発明は、より断熱性を向上させ
ることにより冷暖房効果の低下を防ぎ、さらに、光の透
過率を高めて室内が暗くなるのを防止でき、さらには、
建具に貼付される障子紙の変形や湾曲を防止することが
できる障子用ユニットを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、障子
に用いられる障子用ユニットであって、略格子状に形成
された組子と、上記組子の表側に貼付されている第1シ
ート材であって、該組子に貼付され、10g〜30g/
2 の厚みを有する和紙により形成されている第1障子
紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合されたコー
ト剤を一方の面にコーティングしてなる第1障子紙層
と、該第1障子紙層の上記コート剤がコーティングされ
た面とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタ
ラート系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポ
リカーボネイト系樹脂からなる熱可塑性樹脂により形成
されている第1樹脂層と、該第1樹脂層の上に設けられ
ている装飾層であって、和紙にフッ素変性アクリル樹脂
をコートしたものにより形成されている装飾層と、を有
する第1シート材と、上記組子の裏側に貼付されている
第2シート材であって、該組子に貼付され、10g〜3
0g/m 2 の厚みを有する和紙により形成されている
2障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合され
たコート剤を一方の面にコーティングしてなる第2障子
紙層と、該第2障子紙層の上記コート剤がコーティング
された面とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレ
フタラート系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又
は、ポリカーボネイト系樹脂からなる熱可塑性樹脂によ
形成されている第2樹脂層と、該第2樹脂層の上に設
けられている装飾層であって、10g〜30g/m 2
厚みを有する和紙により形成された装飾層で、フッ素樹
脂とアクリル樹脂とが混合されたコート剤を該第2樹脂
層とは反対側の面にコーティングしてなる装飾層と、
有する第2シート材と、を有することを特徴とする。
【0008】この第1の構成の障子用ユニットにおいて
は、第1シート材と第2シート材の間が密封されて機密
性が向上されるので、断熱効果を高め、室内の冷暖房効
果を高めることができる。つまり、上記第1シート材に
は、第1樹脂層が設けられ、また、第2シート材には第
2樹脂層が設けられているので、第1シート材と第2シ
ート材の間の熱貫流率(kcal/m2h℃)を低率の
まま保持して断熱性を高めることができる。これによ
り、室内外の温度差による結露発生も抑制することがで
きる。
【0009】また、第1シート材における第1障子紙層
は第1樹脂層に設けられているので、薄手の紙材を使用
でき、また、第2シート材における第2障子紙層は第2
樹脂層に設けられているので、薄手の紙材を使用でき、
よって、障子用ユニットの光の透過率を高く維持するこ
とが可能となり、室内が暗くなることがない。
【0010】また、第2シート材の表面は、該装飾層が
露出することになるので、この装飾層に和紙を用い、こ
の第2シート材の側を室内側にすることにより、障子の
風合いを残すことができる。また、上記第1樹脂層及び
第2樹脂層が、ポリエチレンテレフタラート系樹脂又は
ポリプロピレン系樹脂又はポリカーボネイト系樹脂によ
り形成されているので、よって、熱による変形が少な
く、障子の開閉操作に支障を与えることがない。また、
上記第1シート材に設けられた装飾層が、和紙にフッ素
変性アクリル樹脂をコートしたものにより形成されてい
るので、第1樹脂層にPET系樹脂を用いた場合でも、
自然光による紫外線に長時間さらされることより変色す
るのを防止できる。
【0011】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記コート剤には、さらに、紫外線吸収剤と静電防
止剤とが混入されていることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、第3には、障子建具であって、上記
第1又は第2の構成の障子用ユニットと、該障子用ユニ
ットにおける組子の端部に取り付けられる枠部材と、を
有することを特徴とする。
【0019】また、第4には、上記第3の構成におい
て、上記枠部材には、凸部又は凹部が設けられているこ
とを特徴とする。これにより、通気性を低下させて、断
熱効果を高めることが可能となる。
【0020】また、第5には、障子に用いる障子用シー
ト材であって、10g〜30g/m 2 の厚みを有する和
紙により形成されている障子紙層で、フッ素樹脂とアク
リル樹脂とが混合されたコート剤を一方の面にコーティ
ングしてなる障子紙層と、該障子紙層の上記コート剤が
コーティングされた面とは反対側の面に設けられ、ポリ
エチレンテレフタラート系樹脂、又は、ポリプロピレン
系樹脂、又は、ポリカーボネイト系樹脂により形成され
ている樹脂層と、該樹脂層の上に設けられている装飾層
であって、和紙にフッ素変性アクリル樹脂をコートした
ものにより形成されている装飾層と、を有することを特
徴とする。
【0021】
【0022】また、第6には、障子に用いる障子用シー
ト材であって、10g〜30g/m 2 の厚みを有する和
紙により形成されている障子紙層で、フッ素樹脂とアク
リル樹脂とが混合されたコート剤を一方の面にコーティ
ングしてなる障子紙層と、該障子紙層の上記コート剤が
コーティングされた面とは反対側の面に設けられ、ポリ
エチレンテレフタラート系樹脂、又は、ポリプロピレン
系樹脂、又は、ポリカーボネイト系樹脂により形成され
ている樹脂層と、該樹脂層の上に設けられている装飾層
であって、10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙に
より形成された装飾層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂と
が混合されたコート剤を該樹脂層とは反対側の面にコー
ティングしてなる装飾層と、を有することを特徴とす
る。
【0023】また、第7には、障子に用いる障子用シー
ト材であって、第1シート材と、第2シート材を有し、
該第1シート材が、10g〜30g/m 2 の厚みを有す
る和紙により形成されている第1障子紙層で、フッ素樹
脂とアクリル樹脂とが混合されたコート剤を一方の面に
コーティングしてなる第1障子紙層と、該第1障子紙層
の上記コート剤がコーティングされた面とは反対側の面
設けられ、ポリエチレンテレフタラート系樹脂、又
は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカーボネイト系
樹脂により形成されている第1樹脂層と、該第1樹脂層
の上に設けられている装飾層であって、和紙にフッ素変
性アクリル樹脂をコートしたものにより形成されている
装飾層と、を有し、また、第2シート材が、10g〜3
0g/m 2 の厚みを有する和紙により形成されている
2障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合され
たコート剤を一方の面にコーティングしてなる第2障子
紙層と、該第2障子紙層の上記コート剤がコーティング
された面とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレ
フタラート系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又
は、ポリカーボネイト系樹脂により形成されている第2
樹脂層と、該第2樹脂層の上に設けられている装飾層で
あって、10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙によ
り形成された装飾層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが
混合されたコート剤を該第2樹脂層とは反対側の面にコ
ーティングしてなる装飾層と、を有することを特徴とす
る。
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく第1実施
例の障子用ユニットFは、明(あかり)障子に使用され
るもので、図1に示すように、貼付シート材5と組子3
0とを有しており、該貼付シート材5は、第1シート材
10と、第2シート材20とを有している。
【0026】ここで、第1シート材10は、図2、図5
に示すように、障子紙層(第1障子紙層)12と、樹脂
層(第1樹脂層)14と、装飾層(第2装飾層)16と
を有している。
【0027】この障子紙層12は、和紙で形成されてお
り、その厚みは10g〜30g/m 2の透過率のよい薄
手となっている。なお、この障子紙層12の表面、すな
わち、樹脂層14の側とは反対の側には、フッ素樹脂と
アクリル樹脂に紫外線吸収剤及び静電防止剤を混入した
コート剤をコーティングしておくことが好ましい。この
ようにすることにより、障子紙層12の汚れ防止や撥水
の効果があり、耐久性を高めることが可能となる。な
お、コート剤に難燃剤や消臭剤を混入してもよい。上記
のように、この障子紙層12は薄手であるが、樹脂層1
4に貼付された上で組子30に貼付されるので、施工は
容易である。
【0028】また、上記樹脂層14は、熱可塑性樹脂に
より形成されたフィルムであり、透明で略シート状に形
成されており、該障子紙層12の上に設けられている。
この樹脂層14には、PET(ポリエチレンテレフタラ
ート)系樹脂が用いられている。具体的には、ポリエチ
レンテレフタラートにより形成されたポリエステルフィ
ルムが用いられている。この樹脂層14の厚みとして
は、0.025mm〜0.2mm程度となっている。
【0029】また、上記装飾層16は、上記樹脂層14
の上に設けられ、略シート状に形成されている。つま
り、樹脂層14の上に設けられた上面層として機能す
る。この装飾層16は、熱可塑性樹脂により形成された
フィルム、具体的には、アクリル系樹脂により形成され
ている。なお、この装飾層16には、アクリル系樹脂の
代わりに、和紙にフッ素変性アクリル樹脂をコートした
もの、又は、不織布等の和紙風の素材、又は、アクリル
樹脂に印刷を施した和紙風の素材を用いてもよい。この
装飾層16の厚みとしては、0.025mm〜0.07
5mmである。このように、アクリル系樹脂や和紙にフ
ッ素変性アクリル樹脂をコートしたもの等を用いること
により、上記樹脂層14を保護することが可能となる。
つまり、該樹脂層14がPET系樹脂により形成される
場合に、自然光による紫外線に長時間さらされることよ
り変色する可能性があるが、紫外線吸収剤が混入されて
いるアクリル樹脂等を使用することにより、樹脂層14
の変色を防止することが可能となる。また、この樹脂層
14がPET系樹脂の艶消しタイプを用いた場合には、
手垢がつきやすいという問題があるが、樹脂層14の上
に上記装飾層16を設けることにより、そのような問題
が発生するのを防止することが可能となる。この装飾層
16においては、表面、すなわち、樹脂層14側とは反
対の側を、艶仕上げ又は艶消しタイプとすることが考え
られる。特に、艶消しタイプとした場合には、和風の趣
きを創出することが可能となる。
【0030】なお、アクリル系樹脂自体は、温度変化に
より変形する可能性があるが、このアクリル系樹脂から
なる装飾層16は、PET系樹脂等からなる上記樹脂層
14に貼付されるので、そのような温度変化による変形
を最小限に抑えることが可能となる。よって、第1シー
ト材10が変形、湾曲することによる反響等の問題は生
じない。
【0031】この第1シート材10は、障子紙層12
と、樹脂層14と、装飾層16とは互いに貼り合わせる
ことにより1枚のシート材として形成されるが、その
際、上記障子紙層12と樹脂層14とは専用の接着剤に
より貼付が可能であり、また、樹脂層14と装飾層16
とは専用の接着剤により貼付することになる。接着に際
しては、接着剤は合わせ面の全面に塗布される。つま
り、ベタ塗りとする。
【0032】なお、上記第1シート材10が組子30に
貼付される際には、該障子紙層12の側が組子30に貼
付されることになる。
【0033】次に、上記第2シート材20について説明
する。第2シート材20は、図3、図5に示すように、
障子紙層22と、樹脂層24と、装飾層26とを有して
いる。
【0034】ここで、この障子紙層22は、和紙で形成
されており、その厚みは10g〜30g/m2の透過率
のよい薄手となっている。なお、この障子紙層22の表
面、すなわち、樹脂層24の側とは反対の側には、フッ
素樹脂とアクリル樹脂に紫外線吸収剤及び静電防止剤を
混入したコート剤をコーティングしておくことが好まし
い。このようにすることにより、障子紙層22の汚れ防
止や撥水の効果があり、耐久性を高めることが可能とな
る。上記のように、この障子紙層22は薄手であるが、
樹脂層24に貼付された上で組子30に貼付されるの
で、施工は容易である。なお、コート剤に難燃剤や消臭
剤を混入してもよい。
【0035】また、上記樹脂層24は、熱可塑性樹脂に
より形成されたフィルムであり、透明で略シート状に形
成されており、該障子紙層22の上に設けられている。
この樹脂層24には、PET(ポリエチレンテレフタラ
ート)系樹脂が用いられている。具体的には、ポリエチ
レンテレフタラートにより形成されたポリエステルフィ
ルムが用いられている。この樹脂層24の厚みとして
は、0.025mm〜0.2mm程度となっている。こ
のPET系樹脂は耐熱性に優れているので、障子用ユニ
ットに用いる素材としては好適である。
【0036】また、上記装飾層26は、上記樹脂層24
の上に設けられ、略シート状に形成されている。つま
り、樹脂層24の上に設けられた上面層として機能す
る。この装飾層26は、上記障子紙層22と同様に、和
紙で形成されており、その厚みは10g〜30g/m2
の透過率のよい薄手となっている。なお、この装飾層2
6の表面、すなわち、樹脂層24の側とは反対の側に
は、フッ素樹脂とアクリル樹脂に紫外線吸収剤及び静電
防止剤を混入したコート剤をコーティングしておくこと
が好ましい。このようにすることにより、装飾層26の
汚れ防止や撥水の効果があり、耐久性を高めることが可
能となる。上記のように、この装飾層26は薄手である
が、樹脂層24に貼付された上で組子30に貼付される
ので、施工は容易である。なお、コート剤に難燃剤や消
臭剤を混入してもよい。なお、装飾層26の素材として
は、和紙の代わりに、不織布等の和紙風の素材や、アク
リル樹脂に印刷を施した和紙風の素材を用いることも考
えられる。
【0037】この第2シート材20は、障子紙層22
と、樹脂層24と、装飾層26とは互いに貼り合わせる
ことにより1枚のシート材として形成されるが、その
際、上記障子紙層22と樹脂層24及び装飾層26と樹
脂層24とは専用の接着剤により貼付が可能である。接
着に際しては、接着剤は合わせ面の全面に塗布される。
つまり、ベタ塗りとする。
【0038】なお、上記第2シート材20が組子30に
貼付される際には、該障子紙層22の側が組子30に貼
付されることになる。上記障子紙層22は、上記第2障
子紙層として機能し、上記樹脂層24は、上記第2樹脂
層として機能する。ただし、上記請求項14との対応に
おいては、上記障子紙層22は、第1障子紙層として機
能し、上記樹脂層24は、上記第1樹脂層として機能す
る。
【0039】また、上記組子30は、図4に示すよう
に、略格子状に形成されており、木製である。
【0040】上記構成の障子用ユニットFを組み立てる
に際しては、組子30に上記第1シート材10と、第2
シート材20を貼付する。ここで、該第1シート材10
は、組子30の一方の面に貼付され、また、第2シート
材20は、組子30の他方の面い貼付される。第2シー
ト材20は、室内側に貼付され、第1シート材10は室
外側に貼付される。図1〜図3及び図5におけるA側は
室内側に当たり、一方、B側は室外側に当たる。
【0041】この第1シート材10と第2シート材20
を組子30に貼付するに際しては、通常の障子貼りの場
合と同様に、組子30の貼付面に糊剤(澱粉糊)を刷毛
等により塗布した上で貼り付ける。なお、第1シート材
10と第2シート材20は、予め組子30に貼付するに
適した形状と大きさに形成しておくことになる。
【0042】以上のように障子用ユニットFの組立てが
完了したら、該障子用ユニットFの四辺に枠部材を取り
付ける。この枠部材は木枠であり、断面略コ字状を呈
し、内部に組子の端部を収納する収納スペースを有す
る。この枠部材と組子の固着は、枠部材の側からビス等
を打つことにより行われる。
【0043】例えば、図6に示すように、組子30−1
の側部に組み付けられる枠部材34−1及び組子30−
2の側部に組み付けられる枠部材34−2は、断面略コ
字状を呈し、枠部材34−1、34−2の端部、つま
り、枠部材34−1、34−2の側方からビス36を打
ち込むことによって固定される。この図6において、障
子用ユニットF及び枠部材34−1は建具としての障子
(障子建具)Pを構成し、また、障子用ユニットF及び
枠部材34−2は建具としての障子(障子建具)Qを構
成する。また、組子30−1、30−2は上記組子30
と同様の構成である。この図6において、第1シート材
10側が室外側となり、第2シート材20側が室内側と
なる。この枠部材34−1と枠部材34−2において
は、図6に示すように、凹凸に形成されている。つま
り、枠部材34−1には、その上端から下端にわたって
凹部38−1が形成されており、また、枠部材34−2
には、その上端から下端にわたって凸部38−2が形成
されている。これにより、枠部材34−1と枠部材34
−2間の隙間の通気性が低下されるので、より断熱効果
を高めることが可能となる。
【0044】また、組子30の上端と下端に取り付けら
れる枠部材についても同様に断面略コ字状を呈し、例え
ば、上端に取り付けられる枠部材の場合には、側部に組
み付けられる枠部材からビス等で打ち付けられる。
【0045】また、図7に示すように、障子(障子建
具)Rにおいて障子用ユニットFに取り付けられる枠部
材34は、凸部38を有している。この枠部材34は、
鉛直方向の枠部材であり、凸部38は、枠部材34の上
端から下端にわたって形成されている。これに合わせ
て、柱部40には、凹部42が設けられている。これに
より、枠部材34と柱部40間の隙間の通気性が低下さ
れるので、より断熱効果を高めることが可能となる。な
お、この図7においても、第1シート材10側が室外側
となり、第2シート材20側が室内側となる。
【0046】以上のように、第1シート材10と第2シ
ート材20が貼り合わされた組子30に枠部材を取り付
けることにより、障子が完成する。この障子は、室内外
の間仕切り等に使用する。
【0047】本実施例の障子用ユニットFによれば、第
1シート材10と第2シート材20の間の空隙部が密封
されて機密性が向上されるので、断熱効果を高め、室内
の冷暖房効果を高めることができる。つまり、上記第1
シート材10には、PET系樹脂により形成されている
樹脂層14が設けられ、また、第2シート材20には、
PET系樹脂により形成されている樹脂層24が設けら
れているので、この第1シート材10と第2シート材2
0で囲まれた空隙部における熱貫流率を低率のまま保持
して断熱性を高めることができる。これにより、省エネ
を図ることができ、また、室内外の温度差による結露発
生も抑制することができる。
【0048】また、該樹脂層14と樹脂層24には、P
ET系樹脂製のフィルムが用いられているので、熱によ
る変形が少なく、障子の開閉操作に支障を与えることが
ない。
【0049】また、上記第1シート材10における障子
紙層12は樹脂層14に貼付されており、また、第2シ
ート材20における障子紙層22と装飾層26とは樹脂
層24に貼付されているので、各障子紙層は破損に対し
て強い強度を有している。特に、障子紙層12、22、
26は、通常使用される障子紙よりも薄手(10g〜3
0g/m2)のものを使用しているが、樹脂層に貼付さ
れているため容易に破れることがない。
【0050】また、上記第1シート材10における障子
紙層12や、第2シート材20における障子紙層22と
装飾層26とは、薄手の障子紙であるので、光の透過率
も高く維持され、室内が暗くなることがない。つまり、
透過率としては、JIS−K7105A法によれば、4
0〜55%を得ることができ、室内が暗くなることがな
い。
【0051】また、第1シート材10の組子30側の面
には、障子紙層12が設けられ、また、第2シート材2
0の組子30側の面には、障子紙層22が設けられてい
るので、組子30に対して容易に接着して張付すること
が可能となる。また、張り替えも容易である。
【0052】また、室内側に向いている第2シート材2
0の表面側には、装飾層26が設けられているので、室
内からはこの装飾層26が視認され、よって、障子とし
ての風合いを損なうことがない。
【0053】なお、樹脂層14、樹脂層24の素材とし
ては、PET(ポリエチレンテレフタラート)系樹脂の
他に、PP(ポリプロピレン)系樹脂又はPC(ポリカ
ーボネイト)系樹脂などの耐熱性及び伸縮安定性を有す
る合成樹脂を用いてもよい。これらの素材も、耐熱性に
優れているので、障子用ユニットに用いる素材としては
好適である。
【0054】なお、上記の説明においては、第1シート
材10において装飾層16が設けられるものとして説明
したが、この装飾層16を省略した構成とした場合で
も、十分断熱効果を得ることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】本発明の障子用ユニット、障子建具等に
よれば、第1シート材と第2シート材の間が密封されて
機密性が向上されるので、断熱効果を高め、室内の冷暖
房効果を高めることができる。つまり、上記第1シート
材には、第1樹脂層が設けられ、また、第2シート材に
は第2樹脂層が設けられているので、第1シート材と第
2シート材の間の熱貫流率を低率のまま保持して断熱性
を高めることができる。これにより、室内外の温度差に
よる結露発生も抑制することができる。
【0056】また、第1シート材における第1障子紙層
は第1樹脂層に設けられているので、薄手の紙材を使用
でき、また、第2シート材における第2障子紙層は第2
樹脂層に設けられているので、薄手の紙材を使用でき、
よって、障子用ユニットの光の透過率を高く維持するこ
とが可能となり、室内が暗くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく障子用ユニットの構成
を示す分解斜視図である。
【図2】第1シート材の構成を示す分解斜視図である。
【図3】第2シート材の構成を示す分解斜視図である。
【図4】組子の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に基づく障子用ユニットの構成
を示す分解横断面図である。
【図6】本実施例の障子用ユニットを使用した障子の例
を示す横断面図である。
【図7】本実施例の障子用ユニットを使用した障子の例
を示す横断面図である。
【符号の説明】
F 障子用ユニット P、Q、R 障子 5 貼付シート材 10 第1シート材 20 第2シート材 12、22 障子紙層 14、24 樹脂層 16、26 装飾層 30、30−1、30−2 組子 34、34−1、34−2 枠部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−323356(JP,A) 特開 昭63−56447(JP,A) 特開 平10−175270(JP,A) 実開 昭57−1291(JP,U) 実開 昭50−60827(JP,U) 実開 昭57−150193(JP,U) 登録実用新案3046397(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/70

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子に用いられる障子用ユニットであっ
    て、 略格子状に形成された組子と、 上記組子の表側に貼付されている第1シート材であっ
    て、 該組子に貼付され、10g〜30g/m 2 の厚みを有す
    る和紙により形成されている第1障子紙層で、フッ素樹
    脂とアクリル樹脂とが混合されたコート剤を一方の面に
    コーティングしてなる第1障子紙層と、 該第1障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面
    とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラー
    ト系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカ
    ーボネイト系樹脂からなる熱可塑性樹脂により形成され
    ている第1樹脂層と、該第1樹脂層の上に設けられている装飾層であって、和
    紙にフッ素変性アクリル樹脂をコートしたものにより形
    成されている装飾層と、 を有する第1シート材と、 上記組子の裏側に貼付されている第2シート材であっ
    て、 該組子に貼付され、10g〜30g/m 2 の厚みを有す
    る和紙により形成されている第2障子紙層で、フッ素樹
    脂とアクリル樹脂とが混合されたコート剤を一方の面に
    コーティングしてなる第2障子紙層と、 該第2障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面
    とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラー
    ト系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカ
    ーボネイト系樹脂からなる熱可塑性樹脂により形成され
    ている第2樹脂層と、該第2樹脂層の上に設けられている装飾層であって、1
    0g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成され
    た装飾層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合された
    コート剤を該第2樹脂層とは反対側の面にコーティング
    してなる装飾層と、 を有する第2シート材と、 を有することを特徴とする障子用ユニット。
  2. 【請求項2】 上記コート剤には、さらに、紫外線吸収
    剤と静電防止剤とが 混入されていることを特徴とする請
    求項1に記載の障子用ユニット。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は2に記載の障子用ユニ
    ットと、 該障子用ユニットにおける組子の端部に取り付けられる
    枠部材と、 を有することを特徴とする障子建具。
  4. 【請求項4】 上記枠部材には、凸部又は凹部が設けら
    れていることを特徴とする請求項3に記載の障子建具。
  5. 【請求項5】 障子に用いる障子用シート材であって、 10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成さ
    れている障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混
    合されたコート剤を一方の面にコーティングしてなる障
    子紙層と、 該障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面とは
    反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラート系
    樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカーボ
    ネイト系樹脂により形成されている樹脂層と、 該樹脂層の上に設けられている装飾層であって、和紙に
    フッ素変性アクリル樹脂をコートしたものにより形成さ
    れている装飾層と、 を有することを特徴とする障子用シート材。
  6. 【請求項6】 障子に用いる障子用シート材であって、 10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成さ
    れている障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混
    合されたコート剤を一方の面にコーティングしてなる障
    子紙層と、 該障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面とは
    反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラート系
    樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカーボ
    ネイト系樹脂により形成されている樹脂層と、 該樹脂層の上に設けられている装飾層であって、10g
    〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成された装
    飾層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合されたコー
    ト剤を該樹脂層とは反対側の面にコーティングしてなる
    装飾層と、 を有することを特徴とする障子用シート材。
  7. 【請求項7】 障子に用いる障子用シート材であって、 第1シート材と、第2シート材を有し、 該第1シート材が、 10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成さ
    れている第1障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂と
    が混合されたコート剤を一方の面にコーティングしてな
    る第1障子紙層と、 該第1障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面
    とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラー
    ト系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカ
    ーボネイト系樹脂により形成されている第1樹脂層と、 該第1樹脂層の上に設けられている装飾層であって、和
    紙にフッ素変性アクリル樹脂をコートしたものにより形
    成されている装飾層と、 を有し、 また、第2シート材が、 10g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成さ
    れている第2障子紙層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂と
    が混合されたコート剤を一方の面にコーティングしてな
    る第2障子紙層と、 該第2障子紙層の上記コート剤がコーティングされた面
    とは反対側の面に設けられ、ポリエチレンテレフタラー
    ト系樹脂、又は、ポリプロピレン系樹脂、又は、ポリカ
    ーボネイト系樹脂により形成されている第2樹脂層と、 該第2樹脂層の上に設けられている装飾層であって、1
    0g〜30g/m 2 の厚みを有する和紙により形成され
    た装飾層で、フッ素樹脂とアクリル樹脂とが混合された
    コート剤を該第2樹脂層とは反対側の面にコーティング
    してなる装飾層と、 を有することを特徴とする障子用シート材。
JP2000151687A 2000-05-02 2000-05-23 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材 Expired - Lifetime JP3394230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151687A JP3394230B2 (ja) 2000-05-02 2000-05-23 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-133983 2000-05-02
JP2000133983 2000-05-02
JP2000151687A JP3394230B2 (ja) 2000-05-02 2000-05-23 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002021440A JP2002021440A (ja) 2002-01-23
JP3394230B2 true JP3394230B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=26591458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000151687A Expired - Lifetime JP3394230B2 (ja) 2000-05-02 2000-05-23 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394230B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012098721A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 Taniguchi Yasuaki 断熱エコ障子

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239404A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Ikuyasu Kaga 障子用のシート状部材及び障子用のシート状部材の貼り付け方法
JP5240209B2 (ja) * 2010-01-26 2013-07-17 積水ハウス株式会社 断熱障子及びこれを用いた建具
CN103422795A (zh) * 2013-09-06 2013-12-04 常熟市龙鼎装饰工程有限公司 防刮门板
JP6941478B2 (ja) * 2017-05-24 2021-09-29 フクビ化学工業株式会社 コーティング和紙及びその製造方法、並びに化粧板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3046397U (ja) 1997-08-20 1998-03-06 加茂建具協同組合 断熱障子戸及び障子戸機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3046397U (ja) 1997-08-20 1998-03-06 加茂建具協同組合 断熱障子戸及び障子戸機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012098721A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 Taniguchi Yasuaki 断熱エコ障子
JP2012149499A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Yasuaki Taniguchi 断熱エコ障子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002021440A (ja) 2002-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4598520A (en) Window panel
US11866989B2 (en) Frameless supplemental window for fenestration
EP0686495A1 (en) Process for producing laminated ornamental glass
JP3394230B2 (ja) 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材
JP2015121012A (ja) 意匠性を付与した熱膨張材
JP5465054B2 (ja) 開口部装置
US20230374851A1 (en) Frameless supplemental window for fenestration
JP2019022990A (ja) 意匠性を付与した熱膨張材
US6128857A (en) Louver shutter having decorative louver inserts
JP3126909U (ja) ガラス戸
JP2009091818A (ja) 窓構造体
JPH084441A (ja) ユニット式組立軽量断熱遮音障子及びその製造方法
CN206829950U (zh) 透光透气的门窗
JPH0249352Y2 (ja)
CN106930659A (zh) 透光透气的门窗
JPH10131638A (ja) 内 窓
JPH0526920B2 (ja)
JPS5811903Y2 (ja) 金属製戸袋
JPS6019908Y2 (ja) 簡易複層窓
JPH0722467Y2 (ja) 障 子
JPS6120230Y2 (ja)
JP3276224B2 (ja) 窓枠構造及びその施工方法
KR101707750B1 (ko) 목재로 된 문의 단열방법 및 그 장치
JP2547373Y2 (ja) 間仕切り材
JPH07238748A (ja) ユニット式組立軽量断熱遮音障子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3394230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140131

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term