JP6941287B2 - シート材搬送装置、シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置、シート材給送装置及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、シート材搬送装置、シート材給送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置の画像形成部に紙等のシート材を供給するシート材給送装置である給紙装置として、シート材載置部に載置されたシート材の束の上面に給紙ローラを接触させ、給紙ローラを回転することでシート材を一枚ずつ供給するものが知られている。
この種の給紙装置として、特許文献1には給紙ローラを装置本体に対して着脱可能とする構成が記載されている。
給紙ローラを備える給紙装置として、給紙するシート材の搬送経路を挟んで給紙ローラの側で、シート材に接触して搬送方向をガイドするガイドリブを有するガイド部材を備える構成のものがある。この給紙装置は、ガイドリブを支持するガイド部材の本体部分が、給紙ローラの軸部材に対してシート材の搬送経路の反対側に位置する構成となっている。このような構成で、シート材の搬送経路から離れる方向に給紙ローラを移動させて、給紙ローラを装置本体から取り外そうとすると、給紙ローラの軸部材がガイド部材の本体部分に邪魔されて取り外せない。よって、この給紙装置で、装置本体に対して給紙ローラを着脱するときには、ガイド部材を取り外す必要があり、給紙ローラの交換性が低下するという不具合が生じる。
このような問題は、画像形成部にシート材を供給する給紙装置に限らず、搬送するシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な回転体を備えるシート材搬送装置であれば生じ得る問題である。
上述した課題を解決するために、本発明は、搬送するシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な回転体を備えるシート材搬送装置において、シート材の搬送経路を挟んで前記回転体の側でシート材に接触して、シート材を案内する回転体側ガイド部材を備え、 記回転体の軸部材の軸方向一端側には、前記軸部材に固定された固定円環部と、前記固定 円環部に対して軸方向の外側に配置され、前記軸部材上を移動可能な移動円環部と、前記 固定円環部と前記移動円環部とに突き当たるように配置され、前記移動円環部を前記固定 円環部から離れる方向に付勢する圧縮スプリングとが配置されており、前記回転体側ガイド部材を、前記回転体の軸部材とシート材の搬送経路との間に配置するとともに、前記回転体の軸部材は、軸方向両端部が前記装置本体に対して着脱可能に保持されており、前記装置本体に対して前記回転体を前記圧縮スプリングが配置された側の軸方向一端側に移動させることで、前記回転体の軸部材の前記圧縮スプリングが配置された側とは反対側の端 の保持が解除され、その後、前記回転体の軸部材の前記圧縮スプリングが配置された側 の軸方向一端側を斜めに移動させることで前記回転体の軸部材の前記軸方向一端側の保持が解除され、前記回転体を前記装置本体から取り外すことが可能となる機構を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、シート材の搬送経路を挟んで回転体の側でシート材に接触して、シート材を案内する回転体側ガイド部材を備えるシート材搬送装置で、回転体の交換性の向上を図ることができるという優れた効果がある。
実施形態に係る手差し給紙装置の斜視説明図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 正面外装カバーを開放状態とした実施形態に係るプリンタの概略構成図。 下流上ガイド板によって手差し給紙コロが覆われた実施形態に係る手差し給送装置の斜視説明図。 下流上ガイド板を取り外した実施形態に係る手差し給送装置の斜視説明図。 実施形態に係る手差し給紙コロ、手差し給紙コロ軸、手差し上ガイド板及び下流上ガイド板を斜め下方から見た斜視説明図。 実施形態に係る手差し給紙装置の断面説明図。 手差し給紙コロ及び手差し給紙コロ軸を取り外した実施形態に係る手差し給紙装置の斜視説明図。 手差し上ガイド板を取り外した実施形態に係る手差し給紙装置の斜視説明図。 図9中の「α」で示す領域の拡大斜視図。 分離ユニットの斜視説明図。 実施形態に係る手差し給紙装置の軸方向の中央部における断面説明図。 参考構成例の手差し給送装置の斜視説明図。 手差し上ガイド板を取り外した参考構成例の手差し給送装置の斜視説明図。 参考構成例の手差し給紙コロ、手差し給紙コロ軸、手差し上ガイド板及び下流上ガイド板を斜め下方から見た斜視説明図。 参考構成例の手差し給紙装置の断面説明図。
以下、本発明に係る画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
図2に示すプリンタ100は、潜像担持体である感光体6と、感光体6の表面上にトナー像を作像する作像部7と、感光体6の表面上のトナー像を用紙Pに転写する転写装置8と、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置9と、を備える。これらによって、記録媒体である用紙Pに画像を形成する画像形成部70を構成する。
また、プリンタ100は、画像形成部70の下方に、用紙Pの紙束を収納する記録媒体収納手段である給紙トレイ1と、給紙トレイ1に収納された用紙Pに搬送力を付与する給紙手段である給紙ローラ2とを備える給紙装置200が配置されている。
さらに、画像形成部70の図中の右側には、手差しの用紙Pを載置する手差し給紙トレイ3と、手差し給紙トレイ3に載置された用紙Pに搬送力を付与する手差し給紙コロ4とを備える手差し給紙装置300が配置されている。
プリンタ100で画像を形成する場合には、作像部7が具備する露光手段によって感光体6の表面上に潜像を形成し、作像部7が具備する現像装置で感光体6の表面上の潜像を現像し、感光体6の表面上にトナー像を形成する。
給紙トレイ1に収納された用紙Pに画像を形成する場合には、給紙ローラ2によって一枚ずつ搬送される用紙Pが、用紙搬送路21を通過して、レジストローラ対5に突き当たる位置まで搬送される。
手差し給紙トレイ3に載置された用紙Pに画像を形成する場合には、手差し給紙コロ4によって一枚ずつ搬送される用紙Pが、レジストローラ対5に突き当たる位置まで搬送される。
そして、感光体6の表面上のトナー像が転写装置8との対向部である転写位置に到達するタイミングに合わせるようにレジストローラ対5が回転駆動し、転写位置で感光体6の表面上のトナー像が用紙Pの表面上に転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着装置9での加熱及び加圧によりトナー像が定着され、排紙部10を通過し、排紙ローラ対26によって装置外の排紙トレイ29に排出される。
手差し給紙トレイ3は、プリンタ100本体に対してトレイ回動軸3aを中心に回動可能に支持されている。手差し給紙トレイ3をプリンタ100内に収納した状態から図2中の矢印A方向に回転させるように手差し給紙トレイ3を引き出し、トレイ延長部3bを手差し給紙トレイ3から引き出すことで、図2に示すように、用紙Pの紙束を載置できるようになる。
プリンタ100は、装置正面側(図2中の右側)の外装を形成する正面外装カバー50を備える。正面外装カバー50は、カバー回動軸50aを中心に装置本体に対して回動する。図3は、図2に示す状態から手差し給紙トレイ3を図2中の矢印A方向とは逆方向に回転させてプリンタ100内に収納し、図3中の矢印B方向に回転させるように正面外装カバー50を引き出して開放状態としたプリンタ100の概略構成図である。
手差し給紙トレイ3は、トレイ回動軸3aを介して正面外装カバー50に支持されており、図3に示すように正面外装カバー50を回転させると、手差し給紙トレイ3も正面外装カバー50とともにカバー回動軸50aを中心に回転する。
正面外装カバー50がプリンタ100の装置正面側を覆っている閉鎖状態から図3中の矢印B方向に正面外装カバー50を回転させて図3に示す状態となると、プリンタ100の内部を視認することができる正面開口部55が現れる。作像部7と感光体6とを一体的に構成したプロセスカートリッジは、正面開口部55から装置正面側(図3中の右側)に引き出すことで、装置本体から取り外すことができる構成となっている。
一般的に、プリンタや複写機などの画像形成装置は、シート材を一枚ずつ給送するシート材給送装置を備えている。シート材給送装置は、シート積載手段である積載台と、積載台上のシートを給送する給送手段である給送ローラとを備えている構成が知られている。シート材給送装置にはシート材である用紙を収容する装置本体内に装着される本体標準トレイと、シート材である用紙を収容する装置本体外に装着されるシート材収容手段であり手差し給紙手段である手差し給紙トレイとを備えている場合が多い。
シート材給送装置では、通紙枚数を重ねると給送ローラの外周に紙粉が付着したり、給送ローラの外周が摩耗したり摩擦係数が低下して、不送り等の不具合が発生するようになることがあり、給送ローラを交換する必要が出てくる。従来のシート材給送装置では、交換の際に装置本体から駆動軸を取り外してから給送ローラを交換し、再度組み立て直すというきわめて煩わしい作業をする必要があり、交換に技術を要したり、時間が掛かってしまったりするという問題があった。
特許文献1には、給送ローラを、第一ローラ軸と、ローラ本体部と、ローラ本体部と一体の第二ローラ軸と、コロ部材とを一体化したものとすることにより、給送ローラを取り外す際、コロ部材が外れないようにする構成が記載されている。また、ローラ本体部を第一軸支部に軸支された第一ローラ軸に沿ってスライド可能とする構成が記載されている。
次に、給送ローラである手差し給紙コロ4と、これを支持する手差し給紙コロ軸12とを、軸方向にスライドさせて装置本体から着脱可能な手差し給紙装置300の参考構成例について説明する。
図13は、参考構成例の手差し給紙装置300の斜視説明図であり、図14は、図13に示す状態から手差し上ガイド板16を取り外した参考構成例の手差し給紙装置300の斜視説明図である。
図13及び図14に示す参考構成例の手差し給紙装置300は、シート材である用紙Pの紙束を載置する載置部を構成する手差し給紙トレイ3と、手差し給紙トレイ3に載置された用紙Pに接触して搬送力を付与する手差し給紙コロ4と、を備える。
また、手差し給紙トレイ3に用紙Pがセットされたことを検知する用紙セット検知センサフィラー13と、手差し給紙コロ4に対向する分離パッド14とを備える。さらに、手差し給紙トレイ3に用紙Pがセットされたことを検知すると、上昇してセットされた用紙Pの給紙方向先端を手差し給紙コロ4と分離パッド14とが対向する高さまで持ち上げる手差し底板15を備える。
手差し給紙コロ4を装置本体に対して回転可能に支持する手差し給紙コロ軸12は、手差し給紙コロ4と一体的に装置本体から着脱可能に構成されている。手差し給紙コロ4と手差し給紙コロ軸12とを装置本体に装着すると、手差し給紙コロ軸12が、装置本体側に設けられた駆動係合部18と連結する。
また、用紙Pの搬送経路である手差し給紙コロ4と分離パッド14との対向部を挟んで手差し給紙コロ4側(上側)で用紙Pに接触し、シート材を案内する手差し上ガイド板16を備える。手差し上ガイド板16におけるガイドリブ16bを支持する板状の本体部分が、手差し給紙コロ4と手差し給紙コロ軸12との上方に位置する形状となっている。
図15は、図13に示す状態の参考構成例の手差し給紙装置300の手差し給紙コロ4、手差し給紙コロ軸12、手差し上ガイド板16及び下流上ガイド板19を斜め下方から見た斜視説明図である。図16は、図13に示す状態の参考構成例の手差し給紙装置300を図14中のC−C断面で見たときの断面説明図である。図16では手差し給紙トレイ3を取り外した状態を示しており、図16中の矢印Fは、用紙Pの搬送経路を示す。
手差し給紙トレイ3に積載された用紙Pの紙束は、手差し底板15によって上昇し、手差し給紙コロ4に当接する。駆動係合部18と連結する手差し給紙コロ軸12が回転することで、手差し給紙コロ4が回転し、紙束の上位にある用紙Pを分離パッド14と手差し給紙コロ4との対向部に送り込む。そして、分離パッド14と手差し給紙コロ4との対向部で、最上位の用紙Pを他の用紙Pから分離して、一枚の用紙Pに搬送力を付与する。この搬送力が付与された用紙Pは、手差し上ガイド板16の下面のガイドリブ16bによって案内され、レジストローラ対5に向かう下流上ガイド板19等のよって形成される下流側の用紙搬送路へと送り出される。
手差し上ガイド板16は、用紙Pを案内する搬送ガイドの機能を備える。さらに、手差し上ガイド板16は、手差し給紙コロ4の上方を覆うコロ被覆部16aを備え、上述したプロセスカートリッジを取り出す際に、作業者の手やプロセスカートリッジなどが手差し給紙コロ4に接触することを防ぐ役割も備えている。
手差し上ガイド板16の下方にある手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を交換する場合には、ネジ等で装置本体に固定されている手差し上ガイド板16を外してから交換作業を行う必要がある。このため、一般のユーザーでは交換作業は困難で、専門のサービス技術者が交換作業を行う必要がある。
次に、本実施形態の手差し給紙装置300について説明する。
図4は、手差し給紙装置300の斜視説明図であり、図1は、図4に示す状態から下流上ガイド板19を、下流上ガイド板開閉支点20を中心に上方に回転させて、手差し給紙コロ4を露出させた状態の手差し給紙装置300の斜視説明図である。図5は、図1及び図2に示す状態から下流上ガイド板19を取り外した本実施形態の手差し給紙装置300の斜視説明図である。
図6は、図4に示す状態の手差し給紙装置300の手差し給紙コロ4、手差し給紙コロ軸12、手差し上ガイド板16及び下流上ガイド板19を斜め下方から見た斜視説明図である。図7は、図4に示す状態の手差し給紙装置300を図5中のD−D断面で見たときの断面説明図である。図7中の矢印Fは、用紙Pの搬送経路を示す。
図1、図4乃至図7に示す実施形態の手差し給紙装置300は、図13乃至図16を用いて説明した参考構成例の手差し給紙装置300と同様の機能を有する部材については同じ符号を付している。実施形態の手差し給紙装置300は、参考構成例の手差し給紙装置300が備える分離パッド14の代わりに分離ローラ41を備える。
また、本実施形態の手差し給紙装置300は、図13乃至図16を用いて説明した参考構成例の手差し給紙装置300と同様に、用紙Pの紙束を載置する手差し給紙トレイ3を備える。しかし、図1、図4、図5及び図7では手差し給紙トレイ3を取り外した状態を示している。
本実施形態の手差し給紙装置300では、手差し上ガイド板16の上面側に軸避け凹部16dを設けている。そして、用紙Pの搬送経路である手差し給紙コロ4と分離ローラ41との対向部に対して、手差し上ガイド板16を挟んで上側に、手差し給紙コロ軸12を配置する構成となっている。また、手差し上ガイド板16の軸方向の中央部には、手差し給紙コロ4を手差し上ガイド板16の下面側に露出させるガイド板開口部16cが設けられている。これにより、手差し上ガイド板16を挟んで上側に配置された手差し給紙コロ軸12に支持された手差し給紙コロ4が、手差し上ガイド板16の下方を通過する用紙Pに接触できる構造となっている。手差し上ガイド板16にガイド板開口部16cを設ける構成の代わり、軸方向における手差し給紙コロ4が配置された位置には手差し上ガイド板16を設けず、手差し給紙コロ4を挟んで軸方向の外側にそれぞれ手差し上ガイド板16を設ける構成としてもよい。
手差し給紙コロ4は、手差し上ガイド板16の上方からも露出しているため、下流上ガイド板19に手差し給紙コロ4の上方を覆うコロカバー部19aを設けている。これにより、上述したプロセスカートリッジを取り出す際に、作業者の手やプロセスカートリッジなどが手差し給紙コロ4に接触することを防止できる。
下流上ガイド板19は、下流上ガイド板開閉支点20を中心に回動可能に装置本体に支持されており、図4中の矢印E方向に回転させることで、図1に示すように、手差し給紙コロ4が露出する。
図2に示すレジストローラ対5は、図6に示すように、駆動ローラ軸5cを中心に回転するレジスト駆動ローラ5aと、従動ローラ軸5dを中心に回転するレジスト従動ローラ5bとを備える。そして、本実施形態では、下流上ガイド板開閉支点20がレジスト従動ローラ5bの回転中心と一致し、下流上ガイド板19が従動ローラ軸5dを中心に回動する構成となっている。
図5及び図6に示すように、手差し給紙コロ軸12の一方の端部(図5及び図6中の左側の端部)には、手差し給紙装置300の装置本体に対する手差し給紙コロ軸12の軸方向の位置決めを行うための圧縮スプリング17が配置されている。
本実施形態の手差し給紙装置300は、手差し給紙コロ4を支持する手差し給紙コロ軸12の軸方向両端部を挟持し、着脱可能に支持する一対の支持部材を備える。具体的には、手差し給紙コロ軸12における圧縮スプリング17が配置された側の端部を支持する支持部材は、手差し給紙装置300の本体に固定された支持側板である。また、手差し給紙コロ軸12における反対側の端部を支持する支持部材は、駆動係合部18である。
図5及び図6に示すように、手差し給紙コロ軸12における圧縮スプリング17が配置された側の端部近傍には、手差し給紙コロ軸12に対して固定された固定円環部12aを備える。また、固定円環部12aに対して軸方向外側に配置され、手差し給紙コロ軸12に対して軸方向にスライド可能な移動円環部12bを備える。さらに、移動円環部12bの軸方向外側への移動を規制し、装置本体に固定された支持側板と係合するコロ軸係合部12cを備える。圧縮スプリング17の軸方向の両端部が固定円環部12a及び移動円環部12bにそれぞれ突き当たるように配置され、圧縮スプリング17の付勢力により移動円環部12bは固定円環部12aから離れる方向に付勢され、コロ軸係合部12cに突き当たる。
手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を装置本体に装着した状態では、コロ軸係合部12cが支持側板の係合穴に挿入されることで手差し給紙コロ軸12の軸方向に直交する方向の位置決めがなされる。また、移動円環部12bが支持側板に係合穴を形成する縁に突き当たることで、圧縮スプリング17が圧縮され、固定円環部12aを介して手差し給紙コロ軸12が駆動係合部18側に向かう付勢力が作用する。圧縮スプリング17に付勢された手差し給紙コロ軸12が駆動係合部18に突き当たることで、手差し給紙コロ軸12の軸方向の位置決めがなされる。
交換作業において、手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4を手差し給紙装置300に取り外す際には、装着状態の軸方向に対して平行に、手差し給紙コロ軸12が駆動係合部18から離れる側向けて手差し給紙コロ軸12を移動させる。これにより、圧縮スプリング17が圧縮され、支持側板に突き当たった移動円環部12bに固定円環部12aが近づき、手差し給紙コロ軸12を支持側板の係合穴に対して装着状態よりも深く差し込んだ状態となる。この状態から手差し給紙コロ軸12を装着状態の軸方向に対して斜めに向け、この斜め方向に手差し給紙コロ軸12を移動させることで、支持側板の係合穴から手差し給紙コロ軸12を抜いて、取り外し作業が完了する。
交換作業において、手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4を手差し給紙装置300に装着する際には、装着状態の手差し給紙コロ軸12の軸方向に対して、手差し給紙コロ軸12を斜めにして、コロ軸係合部12cを支持側板の係合穴に挿入する。そして、移動円環部12bが支持側板に突き当たった状態で手差し給紙コロ軸12をさらに挿入する。これにより、圧縮スプリング17が圧縮され、支持側板に突き当たった移動円環部12bに固定円環部12aが近づき、手差し給紙コロ軸12を支持側板の係合穴に対して装着状態よりも深く差し込んだ状態となる。次に、斜めにしていた手差し給紙コロ軸12を装着状態の軸方向に平行にして、手差し給紙コロ軸12の圧縮スプリング17を設けた側とは反対側の軸方向端部を駆動係合部18に係合するように手差し給紙コロ軸12を軸方向に移動させ装着作業が完了する。
装着状態では、圧縮スプリング17が移動円環部12bを軸方向外側に付勢し、移動円環部12bが支持側板の係合穴が形成された壁面に突き当たる。これにより、支持側板の係合穴と駆動係合部18との間で手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4を保持することが可能となる。
ガイド板開口部16cの軸方向の長さは、手差し給紙コロ軸12に固定された手差し給紙コロ4が、交換作業時に手差し給紙コロ軸12とともに軸方向にスライドできるように、手差し給紙コロ4の軸方向の長さよりも十分に長く設定されている。
本実施形態では、手差し給紙コロ軸12の軸方向の一方の端部に圧縮スプリング17を圧縮させる機構を配置しているが、圧縮スプリング17とそれを圧縮させる機構は、手差し給紙コロ軸12の軸方向の両端に設けてもよい。軸方向の少なくとも一端に、突き当て部材である移動円環部12bを圧縮スプリング17によって軸方向外側に向けて付勢する構成を設けることで、手差し給紙コロ軸12を軸方向に移動可能とすることができる。
そして、移動円環部12bを設けた側に手差し給紙コロ軸12を移動させることで、移動方向とは反対側の端部と、支持部材との係合を解除することができる。手差し給紙コロ4の交換作業以外のときに手差し給紙コロ軸12と支持部材との係合が解除されることを防止するため、手差し給紙コロ軸12の軸方向への移動を規制する規制部材を設けてもよい。
本実施形態の手差し給紙装置300での手差し給紙コロ4の交換作業を行う際には、図4に示す状態から下流上ガイド板19を矢印E方向に回転させ、手差し給紙コロ4を露出させる。このとき、手差し給紙コロ軸12は、手差し上ガイド板16の上方に配置されているため、手差し上ガイド板16を取り外すことなく、上述した手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4の交換作業を行うことができる。
手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4の交換性を向上させる構成として、手差し上ガイド板16を配置しない構成も考えられる。しかし、手差し上ガイド板16を備えないと、手差し給紙コロ4による給送時の用紙Pの動きが不安定になり、用紙搬送性能が低下する。
これに対して、本実施形態の手差し給紙装置300は、手差し上ガイド板16を備える構成で、手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4の交換性を向上させることができる。よって、用紙搬送性能を犠牲にすることなく、手差し給紙コロ4の交換性の向上を図ることができる。
ネジ等で装置本体に固定され、工具等を使用して装置本体からの着脱を行う手差し上ガイド板16を取り外すことなく、手差し給紙コロ軸12及び手差し給紙コロ4の交換作業を行うことができるので、交換作業を容易に行うことができる。専門のサービス技術者でなく一般のユーザーが交換作業を行うことが可能となる。これにより、一般のユーザーによるプリンタ100のメンテナンス性の向上を図ることができる。
また、参考構成例の手差し給紙装置300において、手差し上ガイド板16による手差し給紙コロ4の保護機能としての役割は、実施形態の手差し給紙装置300では、下流上ガイド板19のコロカバー部19aにより担保される。
手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を脱着する際には、下流上ガイド板19を上に退避させた状態で作業を行うことにより、工具等を使用することなく、容易に手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12の脱着が可能である。
図6及び図7に示すように、本実施形態の手差し上ガイド板16は、下面に、搬送する用紙Pに接触するガイドリブ16bを備える。
また、図15及び図16に示すように、参考構成例の手差し上ガイド板16も、下面にガイドリブ16bを備えるが、下面側に軸避け凹部16dを設けているため、ガイドリブ16bが軸避け凹部16dで途切れた形状となっている。用紙Pの搬送方向の途中でガイドリブ16bが途切れていると、用紙Pの搬送の安定性が低下し、ジャムが生じるおそれがある。
一方、本実施形態の手差し上ガイド板16は、上面側に軸避け凹部16dを設けているため、下面に設けたガイドリブ16bが用紙Pの搬送方向の途中で途切れることなく、連続的な形状となっている。これにより、用紙Pの搬送の安定性が向上し、ジャムの発生を抑制できる。
本実施形態では、シート材搬送装置である手差し給紙装置300が搬送するシート材が用紙Pである場合について説明した。本発明に係るシート材搬送装置が搬送するシート材としては、普通紙、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、ラベル紙、OHPシート、記録シート及びフィルム等を含む。
シート材給送装置では、通紙枚数を重ねると給送ローラだけでなく、分離ローラの外周に紙粉が付着したり、分離ローラの外周が摩耗したり摩擦係数が低下して、不送り等の不具合が発生するようになることがあり、分離ローラも交換する必要が出てくる。
本実施形態の手差し給紙装置300では、手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12が手差し上ガイド板16の上方に配置されているため、手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を容易に清掃することが可能である。手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を清掃する際には、下流上ガイド板19を上に退避させた状態で作業を行うことにより、工具等を使用することなく、容易に手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12の清掃が可能である。
本実施形態の手差し給紙装置300では、容易に手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12の交換作業や清掃作業を、専門のサービス技術者でなくても、サービスマンはもちろんのこと、一般のユーザーも行うことが可能である。
本実施形態の手差し給紙装置300は、用紙の重送を防止する分離部材として、上述したように分離ローラ41を備える。
次に、本実施形態の手差し給紙装置300における分離ローラ41を交換する構成として、図8〜図12を用いて、分離ローラ41を備え、手差し給紙装置300に対して着脱可能な分離ユニット40について説明する。
図8は、図5に示す状態から手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を取り外した手差し給紙装置300の斜視説明図である。
図8に示すように、手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を取り外すことで、分離ローラ41が見える状態になり、分離ローラ41へのアクセスが容易となるため、ユーザーが簡単に分離ローラ41の清掃を行うことが可能である。
分離ローラ41は、手差し給紙コロ4の下方にあるため、清掃の際には手差し給紙コロ4を取り外すことになるが、本実施形態では手差し給紙コロ4を容易に取り外すことができるため、分離ローラ41の清掃を容易に行うことができる。
図9は、図8に示す状態から手差し上ガイド板16を取り外した手差し給紙装置300の斜視説明図である。図10は、図9中の「α」で示す領域の拡大斜視図であり、図11は、手差し給紙装置300から取り外した状態の分離ユニット40の斜視説明図である。
分離ローラ41の交換はユーザーではなく、サービスマンが作業を行うことになる。手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を簡単に取り外すことができ、手差し給紙コロ4及び手差し給紙コロ軸12を取り外した後に、手差し給紙装置300の構造体である手差しフレーム301に締結された上ガイド板締結ネジ161を取り外す。これにより、手差し上ガイド板16を簡単に取り外すことができ、図9に示す状態とすることができる。
図9に示すように、手差し上ガイド板16を取り外すと、用紙Pの搬送経路を挟んで手差し上ガイド板16と対向する手差し下ガイド板36が見える状態になる。
また、手差し上ガイド板16を取り外すと、図10に示すように、手差し下ガイド板36の下方にある手差しフレーム301に分離ユニット40を固定する分離ユニット締結ネジ45が露出する。この分離ユニット締結ネジ45を外すことで、手差しフレーム301にネジ締結された分離ユニット40を簡単に取り外すことが可能となる。
このように分離ローラ41を含む分離ユニット40を簡単に取り外すことができる。このため、分離ローラ41の交換のために、手差し給紙ユニット部である手差し給紙装置300をプリンタ100本体から取り外して、分解し、分離ローラ41の交換後、再度組み立て直す等の煩わしい作業をする必要がない。このため、分離ローラ41の交換に高度な技術を要したり、時間が掛かったりしてしまう不具合を防止できる。
本実施形態の手差し給紙装置300では、手差し給紙コロ4だけでなく、分離ローラ41の交換性も向上することが出来る。このため、シート材給送装置の給送を行う部材の交換性を総合的に向上させることができる。
分離ユニット40は、分離ローラ41を回転可能に保持する分離ローラブラケット44と、分離ローラ41とを一体としたユニット状態のまま交換が可能である。このため、予め交換用の分離ユニット40を準備しておけば、交換作業に掛かる時間を短縮できる。また、分離ローラ41を分離ユニット40の他の部材から取り外し可能に構成することで、回収した分離ユニット40の分離ローラ41以外の部品を再利用することも可能である。
図12は、図9に示す状態の手差し給紙装置300の軸方向の中央部における断面説明図である。図12に示す状態では、手差し上ガイド板16を取り外しているため、手差し給紙コロ4も取り外しているが、図12では便宜的に手差し給紙コロ4の断面図を追記している。
図12に示すように、分離ユニット40が備える分離ローラブラケット44は、用紙Pを手差し給紙トレイ3にセットしたときに、用紙Pの幅方向(軸方向に平行な方向)の中央に突き当たる用紙突き当て部44aを有する。用紙突き当て部が分離ローラ41と別体で構成されている場合、分離ローラ41の着脱時に、用紙突き当て部を別途取り外す必要が生じ、分離ローラ41の交換作業に時間が掛かる。これに対して、本実施形態の手差し給紙装置300では、分離ローラ41を含む分離ユニット40内に用紙突き当て部44aを有する分離ローラブラケット44を含める構成であるため、分離ローラ41の交換作業の時間を短くすることができる。
手差し給紙装置300の経時劣化によって給紙性能が低下した場合には、手差し給紙コロ4と分離ローラ41との両方を交換する必要が生じる場合がある。このため、用紙Pの搬送を行う部材の片方の部材の交換性を向上させるだけでは不十分な場合がある。本実施形態では、手差し給紙コロ4だけでなく、分離ローラ41の交換性も向上することが出来るため、手差し給紙装置300の用紙Pの搬送を行う部材の交換性を総合的に向上させることができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
搬送する用紙P等のシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な手差し給紙コロ4等の回転体を備える手差し給紙装置300等のシート材搬送装置において、手差し給紙コロ4と分離ローラ41との対向部等のシート材の搬送経路を挟んで上側等の回転体の側でシート材に接触して、シート材を案内する手差し上ガイド板16等の回転体側ガイド部材を備え、回転体側ガイド部材を、手差し給紙コロ軸12等の回転体の軸部材とシート材の搬送経路との間に配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転体の軸部材に対して、シート材の搬送経路から離れる方向に回転体側ガイド部材が存在せず、回転体の着脱を行う際に回転体側ガイド部材を取り外す必要がない。このため、回転体側ガイド部材を取り外すことなく、回転体との交換を行うことが可能となり、回転体の交換性の向上を図ることができる。
上述した実施形態では、シート材搬送装置が手差し給紙装置300である場合について説明したが、態様Aの構成は、装置本体の筐体内の用紙Pを搬送する給紙装置200にも適用可能である。また、手差し給紙装置300や給紙装置200等のシート材給送装置に限らない。搬送するシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な回転体を備えるシート材搬送装置であれば、態様Aの構成は適用可能である。
上述した実施形態では、回転体は駆動が入力される手差し給紙コロ4であるため、回転体と軸部材とが固定され、軸部材が回転体とともに装置本体に対して回転する構成となっている。搬送するシート材に接触して、装置本体に着脱可能な回転体が、従動ローラであれば、軸部材が装置本体に固定され、回転体が軸部材に対して回転可能な構成にも態様Aの構成は適用可能である。
(態様B)
態様Aにおいて、手差し給紙コロ4等の回転体は、手差し給紙トレイ3に積載された用紙P等の搬送するシート材の上面に接触し、手差し上ガイド板16等の回転体側ガイド部材を手差し給紙コロ軸12等の回転体の軸部材の下方に配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シート材の上面に接触する回転体を備える構成で、回転体の交換性の向上を図ることができる。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、手差し給紙コロ軸12等の回転体の軸部材は、軸方向両端部が装置本体に対して着脱可能に支持されており、装置本体に対して手差し給紙コロ4等の回転体を軸方向の一方(圧縮スプリング17を配置した側等)に移動させることで、回転体の軸部材の軸方向一端側(駆動係合部18と係合する側等)の保持が解除され、その後、回転体を軸方向の他方の側(圧縮スプリング17を配置していない側等)に斜めに移動させることで回転体の軸部材の軸方向他端側(圧縮スプリング17を配置した側等)の保持が解除され、回転体を装置本体から取り外すことが可能となる機構(固定円環部12a、移動円環部12b、コロ軸係合部12c及び圧縮スプリング17等)を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転体を装置本体に対して容易に着脱することが可能となる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、手差し給紙コロ4等の回転体を覆う被覆状態と回転体を覆わない非被覆状態とに切替可能な下流上ガイド板19等の回転体被覆部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転体の交換時の着脱操作性を失うことなく、回転体を保護することが可能となる。このため、ユーザー等の作業者の着脱操作による回転体へのキズ等のダメージや接触によって付着する手脂等の異物に起因する搬送不良の発生を未然に防止することが可能となる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、手差し上ガイド板16等の回転体側ガイド部材は用紙P等のシート材に接触するガイドリブ16b等のガイドリブを備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、手差し給紙コロ軸12等の回転体軸部材を、回転体側ガイド部材を挟んでシート材の搬送経路の反対側に配置しているため、シート材に接触するガイドリブを連続的な形状に形成することができる。これにより、シート材の搬送の安定性が向上し、ジャムの発生を抑制できる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、用紙P等のシート材の搬送経路を挟んで手挿し給紙コロ4等の回転体と対向する位置に、分離ローラ41等の分離部材を配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、交換性の高い回転体を取り外すと、分離部材が露出し、分離部材へのアクセスが可能となるため、分離部材の清掃や交換が容易となる。
また、態様Fでは、手差し給紙コロ4等の回転体だけでなく、分離ローラ41等の分離部材の交換性も向上することが出来るため、手差し給紙装置300等のシート材搬送装置のシート材の搬送を行う部材の交換性を総合的に向上させることができる。
上述した実施形態では分離部材が分離ローラ41である場合について説明したが、分離部材としてはローラ部材に限らず、分離パッドのようなシート材との摩擦係数が高くなる固定部材であっても良い。
(態様G)
態様Fにおいて、分離ローラ41等の分離部材と分離部材を保持する分離ローラブラケット44等の分離保持部材とを一体化した分離ユニット40等の分離ユニットが、手差し給紙装置300の本体等の装置本体に対して着脱可能である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ユニットのままの状態で交換が可能なため、予め交換用の分離ユニットを準備しておけば、交換作業に掛かる時間を短縮できる。
(態様H)
態様Gにおいて、分離ローラ41等の分離部材は、分離ユニット40等の分離ユニットから分解可能である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回収した分離ユニットの分離部材以外の部品を再利用することが可能となる。
(態様I)
用紙P等のシート材を載置する手差し給紙トレイ3等の載置部と、載置部のシート材に接触して搬送力を付与する手差し給紙コロ4等の給送ローラと、を備える手差し給紙装置300等のシート材給送装置において、搬送するシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な回転体として給送ローラを備え、態様A乃至Hの何れかの態様に係るシート材搬送装置の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、給紙装置が備える給送ローラの交換性の向上を図ることができる。
(態様J)
態様Iにおいて、手差し給紙トレイ3等の載置部にシート材を載置するときには、載置部が装置外部に露出する構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、手差し給紙トレイ3のように、シート材を載置するときには装置外部に露出する載置部を備える給紙装置で、給送ローラの交換性の向上を図ることができる。
(態様K)
態様GまたはHを引用する態様IまたはJにおいて、分離ユニット40等の分離ユニットが、手差し給紙トレイ3等の載置部に載置された用紙P等のシート材が突き当たる用紙突き当て部44a等の突き当て部を有する部材(分離ローラブラケット44等)を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、分離ローラ41等の分離部材の交換作業の時間を短くすることができる。
(態様L)
用紙P等のシート材に画像を形成する画像形成部70等の画像形成手段と、画像形成手段へ向けてシート材を給送する給送手段とを備えたプリンタ100等の画像形成装置において、給送手段として、態様FまたはGに係る手差し給紙装置300等のシート材給送装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置のメンテナンス性の向上を図ることができる。
1 給紙トレイ
2 給紙ローラ
3 手差し給紙トレイ
3a トレイ回動軸
3b トレイ延長部
4 手差し給紙コロ
5 レジストローラ対
5a レジスト駆動ローラ
5b レジスト従動ローラ
5c 駆動ローラ軸
5d 従動ローラ軸
6 感光体
7 作像部
8 転写装置
9 定着装置
10 排紙部
12 手差し給紙コロ軸
12a 固定円環部
12b 移動円環部
12c コロ軸係合部
13 用紙セット検知センサフィラー
14 分離パッド
15 手差し底板
16 手差し上ガイド板
16a コロ被覆部
16b ガイドリブ
16c ガイド板開口部
16d 軸避け凹部
17 圧縮スプリング
18 駆動係合部
19 下流上ガイド板
19a コロカバー部
20 下流上ガイド板開閉支点
21 用紙搬送路
26 排紙ローラ対
29 排紙トレイ
36 手差し下ガイド板
40 分離ユニット
41 分離ローラ
44 分離ローラブラケット
44a 用紙突き当て部
45 分離ユニット締結ネジ
50 正面外装カバー
50a カバー回動軸
55 正面開口部
70 画像形成部
100 プリンタ
161 上ガイド板締結ネジ
200 給紙装置
300 手差し給紙装置
301 手差しフレーム
P 用紙
特開2004−256287号公報

Claims (12)

  1. 搬送するシート材に接触し、装置本体に対して着脱可能な回転体を備えるシート材搬送装置において、
    シート材の搬送経路を挟んで前記回転体の側でシート材に接触して、シート材を案内する回転体側ガイド部材を備え、
    前記回転体の軸部材の軸方向一端側には、前記軸部材に固定された固定円環部と、前記固 定円環部に対して軸方向の外側に配置され、前記軸部材上を移動可能な移動円環部と、前 記固定円環部と前記移動円環部とに突き当たるように配置され、前記移動円環部を前記固 定円環部から離れる方向に付勢する圧縮スプリングとが配置されており、
    前記回転体側ガイド部材を、前記回転体の軸部材とシート材の搬送経路との間に配置するとともに、
    前記回転体の軸部材は、軸方向両端部が前記装置本体に対して着脱可能に保持されており、前記装置本体に対して前記回転体を前記圧縮スプリングが配置された側の軸方向一端側に移動させることで、前記回転体の軸部材の前記圧縮スプリングが配置された側とは反対 側の端部の保持が解除され、その後、前記回転体の軸部材の前記圧縮スプリングが配置さ れた側の軸方向一端側を斜めに移動させることで前記回転体の軸部材の前記軸方向一端側の保持が解除され、前記回転体を前記装置本体から取り外すことが可能となる機構を有することを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 請求項1のシート材搬送装置において、
    前記回転体は、搬送するシート材の上面に接触し、前記回転体側ガイド部材を前記回転の軸部材の下方に配置することを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 請求項1または2のシート材搬送装置において、
    前記回転体を覆う被覆状態と前記回転体を覆わない非被覆状態とに切替可能な回転体被覆部材を備えることを特徴とするシート材搬送装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のシート材搬送装置において、
    前記回転体側ガイド部材はシート材に接触するガイドリブを備えることを特徴とするシート材搬送装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のシート材搬送装置において、
    前記シート材の搬送経路を挟んで前記回転体と対向する位置に、分離部材を配置することを特徴とするシート材搬送装置。
  6. 請求項5のシート材搬送装置において、
    前記分離部材と前記分離部材を保持する分離保持部材とを一体化した分離ユニットが、前記装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするシート材搬送装置。
  7. 請求項6のシート材搬送装置において、
    前記分離部材は、前記分離ユニットから分解可能であることを特徴とするシート材搬送装置。
  8. シート材を載置する載置部と、
    前記載置部のシート材に接触して搬送力を付与する給送ローラと、を備えるシート材給送装置において、
    搬送するシート材に接触し、前記装置本体に対して着脱可能な回転体として前記給送ローラを備え、
    請求項1乃至7の何れかに記載のシート材搬送装置の構成を備えることを特徴とするシート材給送装置。
  9. 請求項8のシート材給送装置において、
    前記載置部にシート材を載置するときには、前記載置部が装置外部に露出する構成であることを特徴とするシート材給送装置。
  10. 請求項6または7を引用する請求項8または9のシート材給送装置において、
    前記分離ユニットが、前記載置部に載置されたシート材が突き当たる突き当て部を有する部材を備えることを特徴とするシート材給送装置。
  11. 前記装置本体に固定され、前記回転体の軸部材を支持する支持側板を有し、
    前記軸部材には前記移動円環部の軸方向の外側への移動を規制し、前記支持側板と係合す る係合部を有し、
    前記回転体が前記装置本体に装着された状態では、前記係合部が前記支持側板の係合穴に 挿入され、且つ、前記移動円環部が前記支持側板の係合穴の縁に突き当たっていることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  12. シート材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段へ向けてシート材を給送する給送手段とを備えた画像形成装置において
    前記給送手段として、請求項8乃至11の何れかに記載のシート材給送装置を備えること を特徴とする画像形成装置。
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