JP6938762B2 - 複数のレーザダイオードを製造する方法およびレーザダイオード - Google Patents

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Description

ここで示されるのは、複数のレーザダイオードを製造する方法である。特に、結合体に存在する複数のレーザバーから、レーザダイオードが個別化される。さらにここでは、この方法によって製造可能なレーザダイオードが示される。
結合体に配置されたレーザバーを個別化するための考えられ得る方法は、レーザバーを破断することである。この際に結合体は、好適には所期のように、レーザバーに使用される材料の結晶面において破断され、これにより、製造すべきレーザダイオードのレーザ面が構成されるようにする。理想的には、レーザ動作に適したわずかな粗さおよび十分な光学反射率を有するようにするために、破断面は、原子レベルで平坦である。
しかしながらこのレーザ面を構成することは、技術的な挑戦である。というのは、例えば、破断プロセスの種類、入れられた刻み目における破断の開始、ならびにレーザバー結合体の大局的および局所的な応力比のような種々異なる要因により、レーザ面の品質に影響が及ぼされるからである。例えば、応力比が不適切であると、結晶の段がレーザ面に発生することがあり、この結晶の段は、第1には、反射率を悪化させて光出力をより少なくしてしまい、第2には、品質危険を生じさせる。というのは結晶の段は、自発的な破損に結び付き得るからである。しかしながら、レーザバー結合体の根本的な構造は、容易に変更することはできない。というのは、この構造の変更は、第1には、破断を損ない、第2には、完成したレーザダイオードの機能を損ない得るからである。
本発明の課題は、複数のレーザダイオードを製造する改善された方法を示すことである。この課題は、特に、方法についての独立請求項の特徴を有する製造方法によって解決される。
本発明の別の課題は、改善された品質を備えたレーザダイオードを示すことである。この課題は、特に、レーザダイオードについての独立請求項の特徴を有するレーザダイオードによって解決される。
製造方法およびレーザダイオードの有利な発展形態は、従属請求項の対象である。
少なくとも1つの実施形態によれば、複数のレーザダイオードを製造する方法は、以下の方法ステップを有する。すなわち、
・結合体に複数のレーザバーを準備するステップを有し、ここでレーザバーは、並んで配置された複数のレーザダイオード素子をそれぞれ含んでおり、レーザダイオード素子は、共通の基板と、基板に配置されたそれぞれ1つの半導体積層体とを有しており、隣接した2つのレーザバー間に延びるそれぞれ1つの長手方向分離面において結合体を切り分けることにより、製造すべきレーザダイオードのレーザ面を形成し、
上記方法はさらに、
・少なくとも1つの長手方向分離面において結合体を構造化し、基板に構造化領域を形成するステップを有する。
上で述べた方法ステップは、示した順番で実行される。
有利には、光学反射率のために半導体積層体ほど重要でない基板を構造化することにより、レーザ設計に根本的に介入することを避けることができる。
結合体に複数のレーザバーを準備するステップには、好適には、基板と、複数の半導体層を含む半導体積層体とを準備することが含まれる。半導体積層体は、好適には、それぞれのレーザダイオード素子に半導体積層体を対応付けできるように構造化されている。
半導体積層体には、特に、電磁ビームを形成するのに適した少なくとも1つの活性ゾーンが含まれている。半導体積層体の層は、好適には、少なくとも1つのIII/V族半導体材料、例えば、材料系InxGayAl1−x−yP、InxGayAl1−x−yNまたはInxGayAl1−x−yAs、ただしそれぞれ0≦x、y≦1かつx+y≦1、からの材料を含んでいる。III/V族半導体材料は、紫外のスペクトル領域(InxGayAl1−x−yN)において、可視のスペクトル領域(特に青から緑のビームについてはInxGayAl1−x−yN、または特に黄色から赤色のビームについてはInxGayAll−x−yP)にわたり、赤外のスペクトル領域(InxGayAll−x−yAs)までにおいて、特に適している。基板用の材料としては、例えばサファイア、SiC、InP、GaAsおよび/またはGaNが対象となる。基板は、例えば、半導体積層体が層状に順次に成長させられる成長基板である。
半導体積層体の活性ゾーンは、好適には、ビーム形成のためにpn接合部、ダブルヘテロ構造、単一量子井戸構造(SQW)または多量子井戸構造(MQW)を有する。量子井戸構造という語には、本発明の枠内において、特に、閉じ込め(コンファインメント)により、荷電粒子が、複数のエネルギ状態に量子化される任意の構造が含まれる。特に、量子井戸構造という語には、量子化の次元について規定は含まれていない。したがって量子井戸構造には、特に、量子井戸、量子細線および量子ドットおよびこれらの構造の任意の組み合わせが含まれる。
さらに、半導体積層体は、特にn型半導体領域およびp型半導体領域を有し、これらの間には活性ゾーンが配置されている。n型半導体領域、活性ゾーンおよびp型半導体領域は、1つ以上の層をそれぞれ有していてよい。n型半導体領域と、活性ゾーンと、p型半導体領域とが、ドーピングされていない1つ以上の層を含むことが可能である。
長手方向分離面は、好適には、個々のレーザバーに沿って、特に個々のレーザバーの配向方向に対して平行に配置されている。好適には、長手方向分離面と、長手方向分離面に対して横方向に延びる横方向分離面とにおいて、結合体を複数のレーザダイオードに個別化する。この方法の好ましい一実施形態では、長手方向分離面および横方向分離面において破断することにより、結合体を個別化する。結合体において、有利には、基板とは反対側の面に、結合体を所期のように切り分けるために設けられる分離箇所を長手方向分離面の面に形成する。さらに、結合体は、基板とは反対側の面に、横方向分離面に沿って、別の複数の分離箇所を有するように形成可能である。これらの分離箇所は、特に、所期の切り分けを可能にする、結合体における凹みである。
「レーザ面」とは、本発明において、完成したレーザダイオードにおいて光共振器の一部を形成する、レーザダイオード素子のそれぞれ1つの境界面、特に側面のことと理解される。レーザ面は、平坦に形成されている点が特徴である。ここで「平坦」とは、特に、レーザ面の表面粗さが、このレーザダイオードによって動作時に形成される光の波長よりも格段に小さく、好ましくは波長の半分よりも、特に好ましくは波長の4分の1よりも小さいことである。
この方法の好ましい一実施形態において、レーザダイオード素子は、1つのコンタクト領域、特にp導電型コンタクト領域を第1主面にそれぞれ有するように形成されている。完成したレーザダイオードにおいて、このコンタクト領域は、電気接続領域として使用される。さらに、レーザダイオード素子は、第1主面とは反対側の第2主面に、別のコンタクト領域、特にn導電型のコンタクト領域をそれぞれ有するように形成可能である。完成したレーザダイオードにおいて、この別のコンタクト領域は、別の電気接続領域として使用される。コンタクト領域用の適切な材料は、導電性材料、好適には純粋な金属または金属化合物である。
結合体の構造化は、機械的なソーイングを用いて、またはエッチング手法を用いて行うことが可能である。考えられ得るエッチング手法は、例えば、レーザエッチング、湿式化学エッチングまたは乾式エッチングである。この構造化には、特に、基板の材料の削り取りが含まれており、すなわち基板の厚さが局所的に減少される。
この構造化により、長手方向分離面に配置される構造化領域を基板に形成可能である。好適には、この構造化領域は、レーザバーの配向方向に対して平行に延びる主延在方向を有する。特に好ましくは、この構造化領域は、長手方向分離面に関して軸対称に構成される。
所期のように設けられた構造化領域により、応力分布に有利に影響を及ぼすことが可能である。発明者が発見したのは、この構造化領域を用いれば、レーザバー結合体の第1主面に加わる最大の引張強さを増大できることである。さらに、この構造化領域を用いれば、第1主面とは反対側の第2主面に加わる最大の圧縮強さを増大させることができる。例えば、レーザバー結合体の厚さを局所的に20%だけ減少させると、最大の引張強さを2倍〜10倍に増大させることができる。達成可能な値は、構造化領域の形状に依存して変化する。第1主面において最大の引張強さを増大させることにより、切り分けプロセスに特に有利に影響が及ぼされ、レーザ面の品質が改善される。
少なくとも1つの実施形態によれば、構造化領域は、長手方向分離面に沿って、もしくはその主延在方向に沿って、連続的に、すなわちつながって延びる凹設部を有する。この構造化領域は、特にただ1つの凹設部だけを有する。このただ1つの凹設部は、長手方向分離面に沿って、大部分がレーザバー結合体を貫通して延在する。択一的には、この構造化領域は、長手方向分離面に沿って互いに分離された複数の凹設部を有していてよく、隣接する2つの凹設部は、基板領域によってそれぞれ互いに分離されている。好適には、少なくとも1つの凹設部は、水平方向に、すなわち基板の主延在面に対して平行な方向に、少なくとも部分的に基板によって画定される。少なくとも1つの凹設部の深さは、好適には、両端の値を含めて、結合体の厚さの10〜90%である。特に、この深さは、両端の値を含めて1μm〜100μmである。
好ましい一実施形態において、連続的に延びる凹設部は、角柱状、例えば平行6面体状、または(半)円柱状の形状を有する。この場合に、長手方向分離面に対して平行に配置される長手方向断面において、凹設部は、特に多角形の形状を有する。例えば、連続的に延びる凹設部は、長手方向分離面に対して平行に配置される長手方向断面において、矩形の形状を有していてよい。特に、この際には、凹設部の深さは、長手方向分離面に沿って変化しない。
さらに、連続的に延びる凹設部は、長手方向分離面に沿って、深さが異なりかつ交互に配置される領域を有していてよい。特に、深い方の領域は、レーザダイオード素子の領域に配置されており、これにより、特にレーザダイオード素子の領域において、応力比に影響を及ぼすことができる。好適には、深い方の領域は、レーザダイオード素子の幅よりも大きな幅をそれぞれ有する。
連続的に延びる凹設部は、組み合わされた形状を有していてよい。例えば、この組み合わせられた形状は、大きい方の部分領域と、この大きい方の部分領域に隣り合う複数の小さい方の部分領域とから構成可能である。好適には、小さい方の部分領域は、大きい方の部分領域に垂直方向に続いている。垂直方向とは、特に、半導体積層体が基板に続いている方向のことである。例えば、大きい方の部分領域は角柱、特に平行6面体の形状を有していてよい。さらに、小さい方の部分領域は、角柱、特に平行6面体、角錐または半球の形状を有していてよい。特に、深い方の領域は、大きい方の部分領域の一部分と、小さい方の部分領域とからそれぞれ組み合わせされ、これに対し、別の領域は、大きい方の部分領域の一部分から構成される。好適には、小さい方の部分領域は、レーザダイオード素子の幅よりも大きな幅をそれぞれ有する。レーザダイオード素子もしくはレーザダイオードの幅は、好適には、両端の値を含めて50μm〜1000μmであり、特に好ましくは100μm〜400μmである。特に、深い方の領域もしくは小さい方の部分領域の幅は、レーザダイオード素子もしくはレーザダイオードの2倍である。
少なくとも1つの実施形態によれば、構造化領域は、複数の凹設部を有する。これらの凹設部は、長手方向分離面に対して平行に配置された長手方向断面において、多角形または半円の形状をそれぞれ有していてよい。凹設部は、角柱、特に平行6面体、角錐、円柱または半球の形状を有していてよい。好適には、凹設部は、レーザダイオード素子の幅よりも大きな幅をそれぞれ有する。
好ましい一実施形態において、構造化領域は、長手方向分離面に対して垂直に配置された横断面において、多角形または半円の形状を有する。特に、少なくとも1つの凹設部は、横断面において多角形の形状、例えば矩形の形状、または、例えば半楕円または半円に似た半円状の形状を有していてよい。長手方向分離面に対して垂直に定められる、構造化領域の最大の横方向寸法は、好適には、両端の値を含めて0.5〜50μmである。
少なくとも1つの実施形態によれば、構造化領域は、半導体積層体とは反対側を向いた、基板の表面から出発して基板に入り込んで延在している。好適には、半導体積層体とは反対側を向いた、基板の表面は、レーザバー結合体の第2主面によって定められる、レーザバー結合体の背面に配置されている。構造化領域は、少なくとも部分的に基板を突き抜けている。言い換えると、構造化領域は、基板において終端するか、または基板を貫通して延在し、基板を完全に突き抜けることが可能である。
この方法の少なくとも1つの実施形態によれば、レーザダイオード素子の半導体積層体は、ウェブ構造部を有するようにそれぞれ形成されている。特にこのウェブ構造部は、特に、横方向分離面に対して平行に延びる主延在方向を有しかつ半導体積層体の盛り上がった領域によって形成される。完成したレーザダイオードは、好適には、いわゆるリッジ導波路レーザダイオードであり、ウェブ構造部は、放射光用のラテラル導波路として作用する。択一的には、レーザダイオードをブロードエリアレーザとして構成可能である。この際には、ウェブ構造部の形成が省略される。
レーザダイオードの少なくとも1つの実施形態によれば、このレーザダイオードは、基板と、電磁ビームを形成するのに適した活性ゾーンを含みかつ基板に配置された半導体積層体とを有する半導体基体を含んでいる。半導体基体は、第1主面と、第1主面とは反対側の第2主面と、第1主面および第2主面に対してそれぞれ横方向に配置されている少なくとも1つの第1および第2レーザ面とを有する。「横方向」とは、レーザ面のそれぞれの法線ベクトルが、第1主面および/または第2主面の法線ベクトルに対して平行に延びていないことを意味する。好適には、レーザ面は、それぞれ水平方向に半導体基体を画定している。水平方向は、特に、基板の主延在面に対して平行に配置されている平面内に配置されている。第1主面とは、好適には、基板とは反対側を向いた、活性ゾーンの側で半導体基体を画定する、半導体積層体の表面のことである。半導体基体は、レーザ面の他に、第1主面および第2主面に対してそれぞれ横方向に配置されている別の側面を有していてよい。
有利には、レーザダイオードは、第2主面と、2つのレーザ面のうちの少なくとも1つとの間の移行部に設けられている少なくとも1つの構造化面領域を有する。構造化面領域は、凹部を有する。半導体基体は、凹部の領域において厚さが減少されている。凹部は、特に、片側が開放されており、すなわち凹部は、水平方向に最大でも部分的に半導体基体によって画定される。構造化面領域により、レーザ面は、少なくとも近似的に平坦に構成されており、したがって高い光反射率を有する。
構造化面領域は、第2主面とレーザ面との間の移行部に設けられている、半導体基体のエッジに対して平行に延在していてよい。
有利な一実施形態において、凹部は、基板から出発し、半導体積層体を貫通し、最大で活性ゾーンまで延在している。特に、レーザダイオードは、活性ゾーンの領域において広範囲にわたって構造化されないままである。凹部は、均一な深さを有していてよい。凹部は、凹設部に対応して、両端の値を含めて1μm〜100μmの深さを有していてよい。
凹部は、最大でレーザダイオードの幅に対応する第1横方向寸法を有し、すなわち凹部は、最大でレーザダイオードの幅全体にわたって延在している。好適には、凹部は、両端の値を含めて50μm〜1000μm、特に好ましく100μm〜400μmの第1横方向寸法を有する。さらに、凹部は、好適には、構造化領域もしくは少なくとも1つの凹設部の横方向寸法の半分に対応する第2横方向寸法を有し、すなわち、凹部は、好ましくは、両端の値を含めて0.25〜25μmの第2横方向寸法を有する。
さらに、凹部は、レーザ面に対して平行に配置された横断面において、多角形、特に矩形の形状を有していてよい。さらに、凹部は、レーザ面に対して垂直に配置された長手方向断面において、多角形の形状または4分楕円もしくは4分円の形状を有していてよい。
レーザダイオードは、好適には端面発光型放射器である。レーザビームは、動作時に、2つのレーザ面のうちの1つにおいて、レーザ面の法線に対して平行に放射される。
上記の方法ならびにレーザダイオードの別の有利かつ好ましい実施形態および発展形態は、図1〜16Bについての説明から明らかになる。
第1実施例によるレーザバー結合体の概略斜視図である。 第1実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 第1実施例によるレーザバー結合体の概略横断面の一部分を示す図である。 比較例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 比較例によるレーザバー結合体の概略横断面の一部分を示す図である。 一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 別の一実施形態によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略長手方向断面図である。 一実施例によるレーザバー結合体の概略横断面図である。 別の一実施例によるレーザバー結合体の概略横断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略横断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略横断面図である。 さらに別の一実施例によるレーザバー結合体の概略横断面図である。 一実施例によるレーザダイオードの概略横断面図である。 一実施例によるレーザダイオードの概略長手方向断面図である。
図1〜15に関連して、方法およびレーザバー結合体の種々異なる実施例を説明する。
図1には、複数のレーザバー2を有する結合体20の概略斜視図が示されている。結合体20は、図示したレーザバー2よりもはるかに多くのレーザバーを有していてよい。レーザバー2は、並んで配置された複数のレーザダイオード素子3をそれぞれ有しており、それらの個数は、図示した個数とは異なっていてよい。図2Aおよび4〜10には、レーザバー結合体の種々異なる実施例の、長手方向分離面y−y’に沿った概略長手方向断面図が、図11〜15には、レーザバー結合体の種々異なる実施例の、横方向分離面x−x’に沿った概略横断面図示されている。
複数のレーザダイオード1(図16Aおよび16Bを参照されたい)を製造する方法の一実施形態では、まず、レーザバー2から成る結合体20を準備する。レーザバー2は、並んで配置された複数のレーザダイオード素子3をそれぞれ含み、これらのレーザダイオード素子3は、共通の基板4と、基板4に配置されたそれぞれ1つの半導体積層体5とを有する。
結合体20を準備した後、長手方向分離面y−y’における、結合体20の構造化、すなわち構造変更を行い、基板4に構造化領域8を形成する。この構造化には、特に、基板4の材料の削り取りが含まれ、すなわち基板4の厚さが局所的に減少される。この構造化は、機械的なソーイングを用いて、またはエッチング手法を用いて行うことが可能である。考えられ得るエッチング手法は、例えば、レーザエッチング、湿式化学エッチングまたは乾式エッチングである。
好適には、構造化領域8は、レーザバー2の配向方向に対して平行に延びる主延在方向Hを有する。構造化領域8は、長手方向分離面y−y’もしくは主延在方向Hに関して、軸対称に構成可能である。
レーザダイオード素子3は、第1主面において、コンタクト領域10、特にp導電型のコンタクト領域を有するようにそれぞれ構成可能である。完成したレーザダイオード1において、コンタクト領域10は、電気的な接続領域として使用される。コンタクト領域10用の適切な材料は、導電性材料、好適には純粋な金属または金属化合物である。
結合体20において、基板4とは反対側の面に、結合体20を所期のように切り分けるために設けられる分離箇所11Aを長手方向分離面y−y’に形成する。さらに結合体20は、基板4とは反対側の面に、横方向分離面x−x’に沿って、別の分離箇所11Bを有するように構成可能である。分離箇所11A、11Bは、所期の切り分けを可能にする、結合体20における凹みである。分離箇所11A、11Bは、図1〜5および7〜15の実施例において、最大で基板4に入り込むまで延在しており、構造化領域8、9の上方で終端する。
複数のレーザバー2への結合体20の切り分けは、隣接した2つのレーザバー2間に延びる長手方向分離面y−y’においてそれぞれ行われる。さらに、切り離されたレーザバー2は、隣接した2つのレーザダイオード素子3間に延びかつ長手方向分離面y−y’に対して横方向に、特に垂直方向に延びる横方向分離面x−x’において、複数のレーザダイオード1に個別化される。特に、結合体20の個別化は、長手方向分離面y−y’および横方向分離面x−x’において破断することによって行われ、分離箇所11A、11Bは、目標破断箇所として使用される。好適には、切り分けプロセスは、結合体20の背面から出発して、すなわち基板4の面から出発して行われる。破断プロセスは、例えば、3点曲げ試験の場合のように行われる。
隣接した2つのレーザバー2の間に延びるそれぞれの長手方向分離面y−y’において、結合体20を切り分けることにより、レーザダイオード素子3では、レーザダイオード1のレーザ面1Cがそれぞれ形成される。図1および2Aに示した実施例において、構造化領域8は、長手方向分離面y−y’に沿って連続的に延びる凹設部9を有する。凹設部9は、角柱状もしくは平行6面体状の形状を有する(図2Bを参照されたい)。さらに凹設部9は、図2Aに示したように、長手方向分離面y−y’に対して平行に配置された長手方向断面において、矩形の形状を有する。特に、ここでは凹設部9の深さTは、長手方向分離面y−y’に沿って変化しない。深さTは、両端の値を含めて1μm〜100μmであってよい。長手方向分離面y−y’に対して垂直に定められる、凹設部9の最大横方向寸法Aは、好適には、両端の値を含めて0.5μm〜50μmである。
所期のように設けられた凹設部9により、もしくは構造化領域8により、結合体20における応力分布に有利に影響を及ぼすことができる。このことは、図2Bおよび3Bにより、明確に示されている。
2つの図2Bおよび3Bからわかるように、引張強さPは、結合体20の第1主面20Aから出発して、応力のない中立領域Nまで線形に減少する。圧縮強さPは、結合体20の第2主面20Bから出発して、応力のない中立領域Nまで線形に減少する。構造化領域8を用いることにより、第1主面20Aの方向に中立領域Nをシフトさせることできる。これにより、第1主面20Aに発生する最大の引張強さPを増大させることができる。さらに、これにより、第2主面20Bに加わる最大の圧縮強さPも増大される。例えば、レーザバー結合体20の厚さDを20%だけ局所的に減少させると、最大の引張強さPを2〜10倍に増大させることができる。第1主面20Aにおける最大の引張強さPの増大は、切り分けプロセスに特に有利に影響を及ぼし、レーザ面1Cの品質が改善される。
図4〜9には、構造化領域8が、第1実施例の場合と同様に、連続的に延びかつレーザバー結合体20を貫通して延在する、ただ1つの凹設部9をそれぞれ有するレーザバー結合体20の別の実施例が示されている。しかしながら第1実施例とは異なり、凹設部9の深さは、長手方向分離面y−y’に沿って変化している。凹設部9は、交互に配置されかつ深さT1、T2の異なる領域9A、9Bをそれぞれ有する。特に、深い方の領域9Bは、レーザダイオード素子3の領域に配置されており、これにより、特にレーザダイオード素子3の領域において、応力比に影響を及ぼすことが可能である。
連続的に延びる凹設部9は、組み合わせされた形状を有していてよい。例えば、この組み合わせられた形状は、1つの大きい方の部分領域90と、大きい方の部分領域90に隣り合う複数の小さい方の部分領域91とから構成可能である。好適には、小さい方の部分領域91は、垂直方向Vに大きい方の部分領域90に続いている。特に、深い方の領域9Bは、大きい方の部分領域90の一部分と、小さい方の部分領域91とからそれぞれ構成されており、これに対し、別の領域9Aは、大きい方の部分領域90の一部分から成る。例えば、大きい方の部分領域90は、角柱の、特に平行6面体の形状を有していてよい。さらに、小さい方の部分領域91は、角柱、特に平行6面体、角錐、円柱または半球の形状を有していてよい。好適には、小さい方の部分領域91もしくは深い方の領域9Bは、レーザダイオード素子3の幅Bよりも大きな幅B2をそれぞれ有する。レーザダイオード素子3もしくはレーザダイオード1の幅Bは、好適には、両端の値を含めて50μm〜1000μmであり、特に好ましくは100μm〜400μmである。特に、小さい方の部分領域91もしくは深い方の領域9Bの幅は、レーザダイオード素子3もしくはレーザダイオード1の2倍である。
図4、5および6に示した実施例において、凹設部9の形状は、大きい方の角柱形状の、特に平行6面体形状の1つの部分領域90と、小さい方の角柱形状の、特に平行6面体形状の複数の部分領域91とからそれぞれ構成されている。図5に示した実施例において、深い方の部分領域9Bは、垂直方向Vに分離箇所11A間まで延在しており、これにより、その幅B2は、図4に示した実施例よりも減少されている。このことは、図6に示した実施例にも当てはまる。さらに、この実施例では、分離箇所11Aは、構造化領域8まで延在している。構造化領域8と分離箇所11Aとを連続して構成することにより、結合体20の個別化を容易にすることが可能である。
図7および8に示した実施例において、凹設部9の形状は、角柱状の、特に平行6面体状の1つの大きい方の部分領域90と、球状の複数の小さい方の部分領域91とから構成されている。図8に示した実施例において、深い方の領域9Bは、図7に示した実施例の場合よりも、大きな深さT2を有する。
図9に示した実施例において、凹設部9の形状は、角柱状の、特に平行6面体状の1つの大きい方の部分領域90と、角錐状または角柱状の複数の小さい方の部分領域91とから構成されている。
図10には、構造化領域8が、ただ1つの凹設部領域9ではなく、互いに分離された複数の凹設部9を有する点が、先行の複数の実施例とは異なる、レーザバー結合体20の別の一実施例が示されており、ここでは、隣接した2つの凹設部9は、基板領域、すなわち基板4の一領域によってそれぞれ互いに分離されている。凹設部9は、長手方向分離面y−y’に対して平行に配置された長手方向断面において矩形の形状を有する。凹設部9は、角柱の、特に平面6面体の、または円柱の3次元形状を有していてよい。凹設部9は、レーザダイオード素子3の幅Bよりも大きい幅B2をそれぞれ有する。凹設部9は、レーザダイオード3の領域に配置されており、これにより、特にレーザダイオード素子3の領域において応力比に影響を及ぼすことが可能である。
図11〜15には、横方向分離面x−x’に対して平行に配置された横断面において、レーザバー結合体20の種々異なる実施例が示されている。図11〜14に示した実施例において、構造化領域8は、多角形の形状を有する。多角形の形状は、矩形(図11を参照されたい)、5角形(図12を参照されたい)、4角形(図13を参照されたい)または3角形(図14を参照されたい)であってよい。図15に示した実施例において、構造化領域8は、例えば、半楕円または半円に似た半円形状の形状を有する。
図2A、4、5、6および10に示した実施例にそれぞれについて、図11〜15の実施例による構造化領域8の横断面形状が対象となる。図7および8に示した実施例については、特に、図15の実施例による、構造化領域8の横断面形状が対象となる。さらに、図9に示した実施例については、特に、図12の実施例による構造化領域8の横断面形状が対象となる。
図16Aおよび16Bには、特に、図1、2A、4、5、6、9および10の実施例による結合体から、もしくは一方法によって製造可能なレーザダイオード1の一実施例が示されている。
レーザダイオード1には、基板4と、電磁ビームを形成するのに適した活性ゾーン6を含みかつ基板4に配置された半導体積層体5とが含まれている。さらに、半導体積層体5は、特に、n型半導体領域5Aおよびp型半導体領域5Bを有しており、これらの間に活性ゾーン6が配置されている。さらに、半導体基体7は、第1主面1Aと、第1主面1Aとは反対側にある第2主面1Bと、第1主面1Aおよび第2主面1Bに対してそれぞれ横方向に配置されている少なくとも1つの第1および第2レーザ面1Cとを有する。「横方向」とは、レーザ面1Cのそれぞれ法線ベクトルが、第1主面1Aおよび/または第2主面1Bの法線ベクトルに対してそれぞれ平行に延びていないことを意味する。2つのレーザ面1Cは、それぞれ水平方向L2、−L2において半導体基体7を画定している(図16Bを参照されたい)。水平方向L2、−L2は、基板4の主延在面L1−L2に対して平行に配置されている面内に配置されている。第1主面1Aとは、好適には、基板4とは反対側を向いた、活性ゾーン6の側で半導体基体7を画定する半導体積層体5の表面のことである。半導体基体7は、レーザ面1Cの他に、第1主面1Aおよび第2主面1Bに対してそれぞれ横方向に配置されている別の側面1Dを有する。
レーザダイオード1は、ウェブ構造部15を有する。このウェブ構造部15は、第1主面1Aに配置されており、これにより、半導体積層体5の第1主面1Aは、複数の部分面によって構成される面である。すなわちレーザダイオード1は、いわゆるリッジ導波路レーザダイオードであり、ウェブ構造部15は、放射光用のラテラル導波路として作用する。さらに、レーザダイオード1は、半導体基体7とコンタクト領域10との間に配置されているパッシベーション層14を有する。パッシベーション層14は、特に、ラテラル導波路の一部分である。パッシベーション層14用の適切な材料は、電気的に弱いまたは非導電性の材料、特に酸化ケイ素または窒化ケイ素である。
レーザダイオード1は、第1主面1Bと、2つのレーザ面1Cとの間の移行部にそれぞれ設けられている2つの構造化面領域13を有する。構造化面領域13は、凹部12をそれぞれ有する。凹部12の領域において、半導体基体7は、厚さが小さくなっている。凹部12は、切り分けの際にレーザバー結合体の種々異なる凹設部から生じる。
構造化面領域13は、第2主面1Bとレーザ面1Cとの間の移行部に設けられている、半導体基体7のエッジに対してそれぞれ平行に延在している。図示した実施例において、凹部12は、レーザダイオード1の幅B全体にわたってそれぞれ延在している。凹部12は、好適には、両端の値を含めて50μm〜1000μmの、特に好ましくは100μm〜400μmの第1横方向寸法A1を有する。第1横方向寸法A1は、第1横方向L1に対して平行に定められる。さらに、凹部12は、第2水平方向L2に対して平行に定められる第2横方向寸法A2を有する。第2横方向寸法A2は、好適には、構造化領域8の横方向寸法Aの半分に対応する(図2Bを参照されたい)。凹部12は、好適には、両端の値を含めて0.25〜25μmの第2横方向寸法A2を有する。レーザダイオード1は、10%の見込まれる偏差で600〜1200μmの第2横方向寸法A2’を有する。
凹部12は、基板領域に限定されており、活性ゾーン6にまでは延在しない。すなわちレーザダイオード1は、活性ゾーン6の領域において、構造化されないままである。凹部12は、均一な深さTを有する。深さTは、両端の値を含めて1μm〜100μmであってよい。
凹部12は、レーザ面1Cに対して平行に配置された横断面においても、レーザ面1Cに対して垂直に延びる長手方向断面においても共に多角形もしくは矩形の形状を有する。
レーザダイオード1は、好適には端面発光型放射器である。動作の際、レーザビームは、2つのレーザ面1Cのうちの1つにおいて、レーザ面1Cの法線ベクトルに対して平行に放射される。
本発明は、実施例に基づく説明によって限定されない。むしろ本発明には、あらゆる新たな特徴および特徴の組み合わせが含まれるのであり、これには、特に、特許請求の範囲における特徴のあらゆる組み合わせが含まれており、これは、この特徴または組み合わせそれ自体が、特許請求の範囲または実施例に明示的に示されていない場合であっても含まれる。
この特許明細書は、独国特許公開第102017117136.3号明細書に優先権を主張するものであり、その開示内容は、参照により、ここに取り込まれものである。
1 レーザダイオード
1A 第1主面
1B 第2主面
1C レーザ面
1D 側面
2 レーザバー
3 レーザダイオード素子
4 基板
5 半導体積層体
6 活性ゾーン
7 半導体基体
8 構造化領域
9 凹設部
9A、9B 凹設部の領域
90、91 凹設部の部分領域
10 コンタクト領域
11A、11B 分離箇所
12 凹部
13 構造化面領域
14 パッシベーション層
15 ウェブ構造部
20 レーザバー結合体
20A 第1主面
20B 第2主面
A、A1、A2、A2’ 横方向寸法
B、B2 幅
D 厚さ
H 主延在方向
L1、L2 横方向
N 中立領域
引張強さ
圧縮強さ
T、T1、T2 深さ
V 垂直方向
X−X’ 横方向分離面
Y−Y’ 長手方向分離面

Claims (14)

  1. 複数のレーザダイオード(1)を製造する方法であって、
    前記方法は、以下の方法ステップ、すなわち、
    ・結合体(20)に複数のレーザバー(2)を準備するステップを有し、前記レーザバー(2)は、並んで配置された複数のレーザダイオード素子(3)をそれぞれ含み、前記レーザダイオード素子(3)は、共通の基板(4)と、前記基板(4)に配置されたそれぞれ1つの半導体積層体(5)とを有しており、隣接した2つのレーザバー(2)間に延びるそれぞれ1つの長手方向分離面(y−y’)において前記結合体(20)を切り分けることにより、製造すべき前記レーザダイオード(1)のレーザ面(1C)を形成し、
    上記方法はさらに、
    ・少なくとも1つの長手方向分離面(y−y’)において前記結合体(20)を構造化し、前記基板(4)に構造化領域(8)を形成するステップを有し、
    前記構造化領域(8)は、前記長手方向分離面(y−y’)に沿って連続的に延びる凹設部(9)を有し、前記凹設部(9)は、前記長手方向分離面(y−y’)に沿って、深さ(T1、T2)が異なりかつ交互に配置される領域(9A、9B)を有し、深い方の前記領域(9B)は、前記レーザダイオード素子(3)の幅(B)よりも大きな幅(B2)をそれぞれ有する、複数のレーザダイオード(1)を製造する方法。
  2. 連続的に延びる前記凹設部(9)は、角柱状または半円柱状の形状を有する、請求項1記載の方法。
  3. 連続的に延びる前記凹設部(9)は、1つの大きい方の部分領域(90)と、大きい方の前記部分領域(90)に隣り合う複数の小さい方の部分領域(91)とから組み合わされた形状を有し、小さい方の前記部分領域(91)は、大きい方の前記部分領域(90)に垂直方向(V)に続いている、請求項1または2記載の方法。
  4. 大きい方の前記部分領域(90)は、角柱、特に平行6面体の形状を有する、請求項記載の方法。
  5. 小さい方の前記部分領域(91)は、角柱、特に平行6面体、角錐、半球の形状を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 小さい方の前記部分領域(91)は、前記レーザダイオード素子(3)の幅(B)よりも大きな幅(B2)をそれぞれ有する、請求項からまでのいずれか1記載の方法。
  7. 前記構造化領域(8)は、前記半導体積層体(5)とは反対側を向いた、前記基板(4)の表面から出発して前記基板(4)に入り込んで延在している、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記構造化領域(8)は、前記基板(4)を少なくとも部分的に突き抜けている、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. レーザエッチングを用いて前記構造化を行う、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記長手方向分離面(y−y’)と、前記長手方向分離面(y−y’)に対して横方向に延びる横方向分離面(x−x’)とにおいて、前記結合体(20)を破断することにより、前記結合体(20)を複数のレーザダイオード(1)に個別化する、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記結合体(20)において、前記基板(4)とは反対側の面に、前記結合体(20)を所期のように切り分けるために設けられる分離箇所(11A)を長手方向分離面(y−y’)に形成する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ・基板(4)と、電磁ビームを形成するのに適した活性ゾーン(6)を含みかつ前記基板(4)に配置された半導体積層体(5)とを有する半導体基体(7)を含み、前記半導体基体(7)は、第1主面(1A)と、前記第1主面(1A)とは反対側の第2主面(1B)と、前記第1主面(1A)および前記第2主面(1B)に対してそれぞれ横方向に配置されている少なくとも1つの第1および第2レーザ面(1C)とを有し、
    さらに
    ・前記第2主面(1B)と、2つの前記レーザ面(1C)のうちの少なくとも1つとの間の移行部に設けられている少なくとも1つの構造化面領域(13)を有し、前記構造化面領域(13)は、前記基板(4)から出発し、前記半導体積層体(5)を貫通して最大で前記活性ゾーン(6)まで延在する凹部(12)を有する、レーザダイオード(1)。
  13. 前記凹部(12)は、前記レーザ面(1C)に対して垂直に配置された長手方向断面において、多角形の形状または4分楕円または4分円の形状を有する、請求項12記載のレーザダイオード(1)。
  14. 前記凹部(12)は、均一な深さ(T)を有しかつ最大で前記レーザダイオード(1)の幅(B)全体にわたって延在している、請求項12または13記載のレーザダイオード(1)。
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