JP6934765B2 - フェンス及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フェンス及びその施工方法に関する。
従来、傾斜した地面に設置されるフェンスとして、フェンス本体を傾斜させた状態で、フェンス本体と支柱とを接続部材で接続するフェンスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、傾斜した地面の傾斜角度に合わせて専用に製作されるフェンスが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−189773号公報 特許第2699051号公報
傾斜角度が異なる地面にフェンスを設置する場合には、地面の傾斜角度に応じたフェンスの設置作業が生じるため、フェンスの設置に手間が掛かることがある。また、傾斜した地面の傾斜角度に合わせて専用のフェンスを製作することは、フェンスの製作に時間を要しやすい。
従って、様々な傾斜角度で傾斜した地面に対応して設置できると共に、傾斜した地面に容易に設置できるフェンスが求められている。
本発明は、様々な傾斜角度で傾斜した地面に対応して設置できると共に、傾斜した地面に容易に設置できるフェンス及びフェンスの施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、支柱(例えば、後述の支柱11)と、回転部材本体(例えば、後述の上側筒状体31,31A,31B、下側筒状体51)と、前記回転部材本体に接続されるフック部(例えば、後述の上部フック部34、第1上部フック部38、第2上部フック部39、第1下部フック部58、第2下部フック部59)と、を有する回転部材(例えば、後述の上部側取付部30,30A,30B、下部側取付部50)と、前記支柱に対して前記回転部材本体を回転可能な状態で、前記支柱と前記回転部材本体とを連結する回転軸部(例えば、後述のネジ部材310,510)と、前記フック部に取り付けられるフェンス本体(例えば、後述のフェンス本体20)と、を備えるフェンス(例えば、後述のフェンス10)に関する。
また、前記回転部材は、前記回転軸部が貫通して配置される長穴(例えば、後述の移動用スリット321,521)を有し、前記長穴に沿って前記支柱に対して移動可能に構成されることが好ましい。
また、前記回転部材は、前記長穴に対応して前記長穴から前記支柱とは反対側に離間して配置される開口部(例えば、後述の前面開口部331,531)を有し、前記開口部は、前記回転軸部の頭部(例えば、後述の頭部310b,510b)よりも大きい頭部挿入用開口部(例えば、後述の頭部挿入用開口部332,532)と、前記頭部挿入用開口部に連続して形成され前記長穴に沿って延びると共に前記回転軸部の頭部よりも幅の狭い長尺開口部(例えば、後述の長尺スリット開口部333,533)と、を有することが好ましい。
また、前記支柱と前記回転部材本体との間に配置されるスペーサ部材(例えば、後述のスペーサ部材37,57)を備えることが好ましい。
また、前記回転部材は、前記支柱の上下方向に離間して2つ設けられることが好ましい。
また、本発明は、前記フェンスの施工方法であって、前記支柱に前記回転部材を仮固定する仮固定工程と、前記支柱に前記回転部材が仮固定された状態で、前記フェンス本体における予め設定された取付部分を前記フック部に取り付ける取付工程と、を備え、前記取付工程において、前記回転部材の位置が調整されるフェンスの施工方法に関する。
本発明によれば、様々な傾斜角度で傾斜した地面に対応して設置できると共に、傾斜した地面に容易に設置できるフェンス及びフェンスの施工方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態のフェンスを水平な地面に設置した場合を示す正面図である。 第1実施形態のフェンスにおいて、所定の支柱における取付構造を示す正面図である。 図2のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す正面図である。 図2のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す断面図である。 図2のフェンスにおける支柱の下方側の取付構造を示す正面図である。 図2のフェンスにおける支柱の下方側の取付構造を示す断面図である。 第1実施形態のフェンスを傾斜した地面に設置した場合における所定の支柱の取付構造を示す正面図である。 図7のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す正面図である。 第1実施形態のフェンスの施工方法であって、フェンスを傾斜した地面に設置する場合において、上部側取付部及び下部側取付部を支柱に取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態のフェンスを施工方法であって、フェンス本体を上部側取付部及び下部側取付部に取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態の変形形態を示す図であって、フェンスの施工時にフェンス本体を仮置きする仮置き片を上部側取付部に設けた場合を示す図である。 本発明の第2実施形態のフェンスを水平な地面に設置した場合を示す正面図である。 第2実施形態のフェンスにおいて、所定の支柱における取付構造を示す正面図である。 図13のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す正面図である。 図13のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す断面図である。 図13のフェンスにおける支柱の下方側の取付構造を示す正面図である。 図13のフェンスにおける支柱の下方側の取付構造を示す断面図である。 第2実施形態のフェンスを傾斜した地面に設置した場合における所定の支柱の取付構造を示す正面図である。 図18のフェンスにおける支柱の上方側の取付構造を示す正面図である。 図18のフェンスにおける支柱の下方側の取付構造を示す正面図である。
以下、本発明のフェンス10の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態のフェンス10を水平な地面12に設置した場合を示す正面図である。図2は、第1実施形態のフェンス10において、所定の支柱11における取付構造を示す正面図である。図3は、図2のフェンス10における支柱11の上方側の取付構造を示す正面図である。図4は、図2のフェンス10における支柱11の上方側の取付構造を示す断面図である。図5は、図2のフェンス10における支柱11の下方側の取付構造を示す正面図である。図6は、図2のフェンス10における支柱11の下方側の取付構造を示す断面図である。図7は、第1実施形態のフェンス10を傾斜した地面12Aに設置した場合における所定の支柱11の取付構造を示す正面図である。図8は、図7のフェンス10における支柱11の上方側の取付構造を示す正面図である。
なお、本実施形態の説明においては、フェンス10において、支柱11及びフェンス本体20が並ぶ方向を前後方向といい、支柱11側を後側といい、フェンス本体20側を前側という。
本実施形態のフェンス10は、例えば、屋外に設置される間仕切りなどに用いられる。また、本実施形態のフェンス10は、様々な傾斜角度で傾斜した地面12,12Aに対応して設置可能である。まず、フェンス10を水平な地面12に設置した場合の構成について説明する。図1に示すように、第1実施形態のフェンス10の高さは、例えば、高さH1(地面12からフェンス本体20の上端部までの高さ)である。
フェンス10は、図1〜図6に示すように、複数の支柱11と、複数のフェンス本体20と、回転部材としての上部側取付部30と、ネジ部材310(回転軸部)と、スペーサ部材37と、下部側取付部40と、ネジ部材410と、スペーサ部材47と、を備える。
複数のフェンス本体20は、図1及び図2に示すように、それぞれ、上部側取付部30及び下部側取付部40を介して、複数の支柱11に取り付けられる。具体的には、フェンス本体20は、フェンス10の上部側において、上部側取付部30の上部フック部34(後述)に取り付けられ、フェンス10の下部側において、下部側取付部40の下部フック部44(後述)に取り付けられる。また、上部側取付部30は、ネジ部材310により、支柱11に固定され、下部側取付部40は、ネジ部材410により、支柱11に固定される。
複数のフェンス本体20は、複数の支柱11の前側に配置される。複数の支柱11は、鉛直方向に延びるように配置され、地面12に立設される。図1及び図2においては、地面12は、水平である。複数のフェンス本体20は、所定方向に連設されている。
フェンス本体20は、メッシュ状に形成される。フェンス本体20は、複数の縦線材21と複数の横線材22とを格子状に組み付けることで形成され、縦線材21と横線材22の交差部分は、溶接により接合される。フェンス本体20の上端部201及び下端部202は、複数の縦線材21が前方側に突出する円弧状に形成される(図4及び図6参照)。
上部側取付部30は、図3及び図4に示すように、ネジ部材310により、支柱11に対して回転可能な状態で、支柱11の上方側に取り付けられる。上部側取付部30は、上側筒状体31(回転部材本体)と、上部フック部34(フック部)と、を有する。
上側筒状体31は、上下方向に延びる方形筒状に形成され、支柱11側に配置される背面板32と、フェンス本体20側に配置される前面板33と、を有する。背面板32及び前面板33は、支柱11におけるフェンス本体20側の面に平行な方形板状に形成され、上下方向に延びる。背面板32及び前面板33は、互いに対向して、前後方向に離間して配置される。
背面板32には、移動用スリット321(長穴)が形成される。移動用スリット321は、背面板32を前後方向(水平方向)に貫通すると共に、背面板32の幅方向の中央において、上側筒状体31の長手方向に沿って延びる。移動用スリット321には、ネジ部材310が貫通して配置される。
ネジ部材310は、上側筒状体31を、支柱11に対して回転可能な状態で、支柱11に固定する。ネジ部材310の軸部310aは、上側筒状体31の背面板32及び支柱11を前後方向に貫通して配置される。ネジ部材310の頭部310bは、移動用スリット321におけるフェンス本体20側において上側筒状体31の背面板32を係止する。ネジ部材310の軸部310aの先端は、支柱11の背面において、ナット311により固定される。
移動用スリット321は、ネジ部材310の軸部310aの径よりも広い幅であって、ネジ部材310の頭部310bの径よりも狭い幅で形成される。移動用スリット321には、ネジ部材310の軸部310aが前後方向に貫通して配置される。ネジ部材310は、支柱11に対して上側筒状体31を回転させることが可能且つ移動用スリット321に沿って移動させることが可能な状態で、支柱11と上側筒状体31とを連結する。ネジ部材310が移動用スリット321に配置されることで、上側筒状体31は、移動用スリット321に沿って支柱11に対して移動可能である。
前面板33には、前面開口部331が形成される。前面開口部331は、移動用スリット321に対応して、移動用スリット321からフェンス本体20側(支柱11とは反対側)に離間して配置される。前面開口部331は、頭部挿入用開口部332と、長尺スリット開口部333と、を有する。
頭部挿入用開口部332は、前面板33を前後方向に貫通すると共に、前面板33の上方側における背面板32の移動用スリット321の上端部に対応する位置において円形状に形成される。頭部挿入用開口部332は、ネジ部材310の頭部310bの径よりも大きく形成される。
頭部挿入用開口部332には、移動用スリット321にネジ部材310の軸部310aを挿入する際に、フェンス本体20側から、ネジ部材310及びドライバー(工具)(図示せず)の先端が挿入される。頭部挿入用開口部332にネジ部材310が挿入されることで、ネジ部材310は、軸部310aが、頭部挿入用開口部332及び移動用スリット321を通過して移動され、頭部310bが、頭部挿入用開口部332を通過して、移動用スリット321におけるフェンス本体20側において背面板32を係止する。
なお、本実施形態においては、頭部挿入用開口部332は開放された状態である。しかし、これに限定されず、頭部挿入用開口部332を覆うカバー部材(図示せず)を取り付けてもよい。ネジ部材310により上側筒状体31を支柱に固定した後に、カバー部材(図示せず)により頭部挿入用開口部332を覆うようにカバー部材を取り付けることにより、頭部挿入用開口部332に指が入ることを抑制することができる。
長尺スリット開口部333は、前面板33を前後方向に貫通する。長尺スリット開口部333は、頭部挿入用開口部332の下部に連続して形成され、前面板33の幅方向の中央における移動用スリット321に対応した位置において、移動用スリット321(上側筒状体31の長手方向)に沿って延びる。長尺スリット開口部333は、移動用スリット321に対してフェンス本体20側に形成される。長尺スリット開口部333は、移動用スリット321の幅よりも僅かに広い幅であって、かつ、ネジ部材310(回転軸部)の頭部310bの径よりも狭い幅で形成される。
支柱11と上側筒状体31との間には、スペーサ部材37が配置される。スペーサ部材37は、ネジ部材310の軸部310aの外周面に沿って配置される筒状に形成される。スペーサ部材37は、支柱11と上側筒状体31とを離間させる。
以上のように構成される上部側取付部30においては、ネジ部材310の軸部310aが背面板32の移動用スリット321(後述)に貫通して配置した状態で、ネジ部材310を完全に締め込まずに、支柱11に仮固定する。このネジ部材310の仮固定の状態においては、上側筒状体31は、ネジ部材310により、支柱11に対して回転可能であり、かつ、支柱11に対して移動用スリット321に沿って移動可能な状態で、仮固定状態で支柱11に取り付けられる。
上部フック部34は、図4に示すように、上側筒状体31の上方側において、上側筒状体31を前後方向に貫通して配置される。上部フック部34は、一端に形成される引っ掛け部341と、引っ掛け部341の後端に接続される棒状の棒状部342と、を有する。
引っ掛け部341は、支柱11側が開放した略C字形状に形成される。引っ掛け部341は、前面板33よりも前方側に突出するように配置される。引っ掛け部341のC字形状の内側の部分には、フェンス本体20の横線材22が配置される。
棒状部342は、フェンス本体20側から支柱11側に前後方向に延びる棒状に形成される。棒状部342は、その軸を中心に上側筒状体31に対して回転可能な状態で、上側筒状体31を前後方向に貫通して配置される。棒状部342は、前端側が、引っ掛け部341のC字形状の部分の下端部に接続され、後端部が、上側筒状体31の背面板32の支柱11側の面において、ナット343により固定される。
下部側取付部40は、図5及び図6に示すように、上下方向に離間して配置される2つのネジ部材410により、支柱11に対して回転不能な状態で、支柱11の下方側に固定される。下部側取付部40は、下側筒状体41と、下部フック部44と、を有する。下側筒状体41は、上下方向に延びる方形筒状に形成され、支柱11側に配置される背面板42と、フェンス本体20側に配置される前面板43と、を有する。背面板42及び前面板43は、互いに対向して、前後方向に離間して配置される。
背面板42には、上下方向に離間して配置される2つのネジ穴421が形成される。ネジ穴421は、円形状に形成され、前後方向に貫通する。ネジ穴421には、ネジ部材410が貫通して配置される。
ネジ部材410は、下側筒状体41を、支柱11に対して回転不能な状態で、支柱11に固定する。ネジ部材410の軸部410aは、下側筒状体41の背面板42及び支柱11を前後方向に貫通して配置される。ネジ部材410の頭部410bは、ネジ穴421におけるフェンス本体20側において下側筒状体41の背面板42を係止する。ネジ部材410の軸部410aの先端は、支柱11の背面において、ナット411により固定される。
ネジ穴421は、ネジ部材410の軸部432aの径よりも大きく形成され、ネジ部材410の頭部432bの径よりも小さく形成される。
前面板43には、上下方向に離間して配置されると共にネジ穴421に対応する2つのネジ挿入用開口431が形成される。ネジ挿入用開口431は、ネジ部材410の頭部432bの径よりも大きく形成される。ネジ挿入用開口431には、ネジ穴421にネジ部材410を挿入する際に、ネジ部材410及びドライバー(工具)(図示せず)の先端が挿入される。
支柱11と下側筒状体41との間には、スペーサ部材47が配置される。スペーサ部材47は、ネジ部材410の軸部410aの外周面に沿って配置される筒状に形成される。スペーサ部材47は、支柱11と下側筒状体41とを離間させる。
下部フック部44は、図6に示すように、下側筒状体41におけるネジ部材410が支柱11に固定される位置よりも下方側において、下側筒状体41を前後方向に貫通して配置される。下部フック部44は、一端に形成される引っ掛け部441と、引っ掛け部441の後端に接続される棒状の棒状部442と、を有する。
引っ掛け部441は、支柱11側が開放した略C字形状に形成される。引っ掛け部441は、前面板43よりも前方側に突出するように配置される。引っ掛け部441のC字形状の内側の部分には、フェンス本体20の横線材22が配置される。
棒状部442は、フェンス本体20側から支柱11側に前後方向に延びる棒状に形成される。棒状部442は、その軸を中心に下側筒状体41に対して回転可能な状態で、下側筒状体41を前後方向に貫通して配置される。棒状部442は、前端側が、引っ掛け部441のC字形状の部分の下端部に接続され、後端部が、下側筒状体41の背面板42の支柱11側の面において、ナット443により固定される。
以上のように構成されるフェンス10を、図2に示すように、水平な地面12に設置する場合には、支柱11に上部側取付部30を仮固定した状態で、例えば、最も左側の支柱11において、下部側取付部40の下部フック部44に、左から2番目であって下から4本目の横線材22(x2、y4)を引っ掛け、上部側取付部30の上部フック部34に、左から2番目であって下から9本目の横線材22(x2、y9)を引っ掛けることで、フェンス本体20を上部側取付部30及び下部側取付部40に配置する。
また、フェンス10を、図7に示すように、傾斜角度αで傾斜した地面12Aに設置する場合には、支柱11に上部側取付部30を仮固定した状態で、例えば、最も左側の支柱11において、下部側取付部40の下部フック部44に、左から2番目であって下から4本目の横線材22(x2、y4)を引っ掛け、上部側取付部30を移動用スリット321に沿って移動させ且つ回転させることで上部側取付部30の配置位置を調整して、上部側取付部30の上部フック部34に、左から8番目であって下から9本目の横線材22(x8、y9)を引っ掛けることで、フェンス本体20を上部側取付部30及び下部側取付部40に配置する。
次に、フェンス10を傾斜した地面12Aに施工する場合におけるフェンス10の施工方法について説明する。図9は、第1実施形態のフェンス10の施工方法であって、フェンス10を傾斜した地面12Aに設置する場合において、上部側取付部30及び下部側取付部40を支柱11に取り付けた状態を示す図である。図10は、第1実施形態のフェンス10を施工方法であって、フェンス本体20を上部側取付部30及び下部側取付部40に取り付けた状態を示す図である。
傾斜角度αで傾斜した地面12Aにフェンス10を設置する場合について説明する。
まず、図9に示すように、フェンス10を傾斜した地面12Aに施工する場合には、傾斜した地面12Aにおいて、支柱11を鉛直方向(重力方向)に沿うように設置し、下部側取付部40をネジ部材410により支柱11の下部側に固定する。また、上部側取付部30をネジ部材310により支柱11の上部側において仮止めすることで、支柱11に上部側取付部30を仮固定する(仮固定工程)。
次に、図10及び図11に示すように、支柱11に上部側取付部30を仮固定した状態で、下部側取付部40の下部フック部44にフェンス本体20の所定部分の横線材22を引っ掛けた状態で、上部側取付部30の上部フック部34にフェンス本体20の所定部分の横線材22(予め設定された取付部分)を引っ掛けるように、上部側取付部30を移動用スリット321に沿って移動させ且つ回転させることで上部側取付部30の配置位置を調整して、フェンス本体20を上部側取付部30に取り付ける(取付工程)。これにより、上部側取付部30の支柱11に対する位置が調整される。
その後、フェンス本体20の位置が決定した後に、ネジ部材310を締め付けることで、上部側取付部30を支柱11に本固定する。
ここで、フェンス本体20における下部フック部44及び上部フック部34に引っ掛ける横線材22の取付部分は、事前の試験などに基づいて予め設定されており、施工説明書などに記載される。本実施形態においては、図7に示すフェンス10の最も左側の支柱11においては、例えば、フェンス10の高さH1(地面12からフェンス本体20の上端部までの高さ)(例えば、H1=800mm)である場合に、地面12,12Aの傾斜角度αが様々な場合に対応して、下部フック部44及び上部フック部34を引っ掛ける横線材22を、事前の試験などにより予め確認して、この内容を施工説明書などに記載しておく。
例えば、下部フック部44及び上部フック部34に引っ掛ける横線材22における取付部分は、[上部フック部34(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)、下部フック部44(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)]とした場合に、地面12の傾斜角度αが0°である場合、[上部フック部34(x2、y9)、下部フック部44(x2、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが15°である場合、[上部フック部34(x5、y9)、下部フック部44(x2、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが30°である場合、[上部フック部34(x8、y9)、下部フック部44(x2、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが35°である場合、[上部フック部34(x9、y9)、下部フック部44(x2、y4)]であることが予め確認されており、この内容を施工説明書などに記載しておく。
例えば、地面12Aの傾斜角度αが30°である場合には、図10に示すように、引っ掛ける横線材22における取付部分(x方向位置、y方向位置)は、[上部フック部34(x8、y9)、下部フック部44(x2、y4)]である。そのため、下部フック部44に、左から2番目であって下から4本目の横線材22(x2、y4)を引っ掛け、上部フック部34に、左から8番目であって下から9本目の横線材22(x8、y9)を引っ掛けることで、フェンス本体20を、上部側取付部30及び下部側取付部40に配置する。
フェンス本体20を傾けて配置する際に、下部側取付部40における下部フック部44に縦線材21を引っ掛けた状態で、上部側取付部30を移動用スリット321に沿って移動させ且つ回転させることで上部側取付部30の配置位置を調整しながら、上部側取付部30の上部フック部34に横線材22を引っ掛ける。これにより、フェンス本体20を、上部側取付部30及び下部側取付部40に容易に取り付けることができる。
以上のように構成されるフェンス10は、様々な傾斜角度の地面12Aに対応できる。また、様々な傾斜角度の地面12Aに、フェンス10を、簡単に施工することができる。
以上説明した本実施形態のフェンス10によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態のフェンス10は、支柱11と、上側筒状体31と上部フック部34とを有する上部側取付部30と、支柱11に対して上側筒状体31を回転可能な状態で、支柱11と上側筒状体31とを連結するネジ部材310と、上部フック部34に取り付けられるフェンス本体20と、を備える。そのため、上部側取付部30を回転させることにより、フェンス本体20の支柱11への取り付け角度を変更できる。これにより、様々な傾斜角度の地面12Aに対応して、フェンス10を支柱11に容易に設置できる。
また、本実施形態においては、上部側取付部30は、ネジ部材310が貫通して配置される移動用スリット321を有し、移動用スリット321に沿って支柱11に対して移動可能に構成される。これにより、上部側取付部30を回転させると共に移動用スリット321に沿って移動させることにより、フェンス本体20の支柱11への取り付け角度に柔軟に対応して、フェンス本体20を支柱11に取り付けることができる。よって、様々な傾斜角度の地面12Aに対応して、フェンス10を支柱11に一層容易に設置できる。
また、本実施形態においては、上部側取付部30は、移動用スリット321に対応して移動用スリット321から支柱11とは反対側に離間して配置される前面開口部331を有し、前面開口部331は、ネジ部材310の頭部310bよりも大きい頭部挿入用開口部332と、頭部挿入用開口部332に連続して形成され移動用スリット321に沿って延びると共にネジ部材310の頭部よりも幅の狭い長尺スリット開口部333と、を有する。そのため、ネジ部材310を頭部挿入用開口部332から挿入して移動用スリット321に配置できる。また、移動用スリット321に配置されるネジ部材310の頭部310bの位置を、長尺スリット開口部333を介して、外部から視認して確認でき、かつ、ネジ部材310の頭部よりも幅の狭い長尺スリット開口部333により、ネジ部材310の頭部310bの縁部を、外部から視認しにくいように覆うことができる。よって、ネジ部材310の頭部310bの縁部を覆うことで意匠性を維持しつつ、上部側取付部30を移動用スリット321に対して移動させる際のネジ部材310の位置を外部から確認できることができる。
また、本実施形態においては、支柱11と上部側取付部30との間に配置されるスペーサ部材37を備える。そのため、上部側取付部30をネジ部材310を中心に回転させる場合に、上部側取付部30が他の部材に当接することを抑制できるため、上部側取付部30の回転を妨げることを抑制できる。
また、本実施形態のフェンスの施工方法は、支柱11に上部側取付部30を仮固定する仮定工程と、支柱11に上部側取付部30が仮固定された状態で、フェンス本体20における予め設定された取付部分を上部フック部34に取り付ける取付工程と、を備え、取付工程において、上部側取付部30の位置が調整される。そのため、フェンス本体20における予め設定された取付部分に上部フック部34に取り付けるだけで、様々な傾斜角度の地面12Aに応じて、フェンス10を支柱11に容易に設置できる。
第1実施形態の変形形態について説明する。図11は、第1実施形態の変形形態を示す図であって、フェンス10Aの施工時にフェンス本体20Aを仮置きできる仮置き片334を上部側取付部30Aに設けた場合を示す図である。
第1実施形態の変形形態は、上部側取付部30Aの前側の表面に、仮置き片334(仮置き部)を配置した構成である。上部側取付部30Aは、第1実施形態の上部側取付部30よりも上方側に延在して構成される。
仮置き片334は、固定板334aと、引っ掛け片334bと、を有する。
固定板334aは、上下方向に延びる板状に形成される。固定板334aは、上部側取付部30にフェンス本体20が取り付けられた場合のフェンス本体20の上端部よりも上方側において、上部側取付部30の前側の表面に固定される。引っ掛け片334bは、固定板334aの上端から前側に突出する水平突出片334cと、水平突出片334cの先端から上方に突出する垂直片334dと、を有する。
第1実施形態の変形形態のフェンス10においては、上部側取付部30にフェンス本体20を取り付ける際に、フェンス本体20の上端部201の円弧状部を、仮置き片334に引っ掛けて、仮置きすることができる。これにより、例えば、一人での作業が容易となるため、施工性を向上できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図12は、本発明の第2実施形態のフェンス10Bを水平な地面12に設置した場合を示す正面図である。図13は、第2実施形態のフェンス10Bにおいて、所定の支柱11における取付構造を示す正面図である。図14は、図13のフェンス10Bにおける支柱11の上方側の取付構造を示す正面図である。図15は、図13のフェンス10Bにおける支柱11の上方側の取付構造を示す断面図である。図16は、図13のフェンス10Bにおける支柱11の下方側の取付構造を示す正面図である。図17は、図13のフェンス10Bにおける支柱11の下方側の取付構造を示す断面図である。図18は、第2実施形態のフェンス10Bを傾斜した地面12Aに設置した場合における所定の支柱11の取付構造を示す正面図である。図19は、図18のフェンス10Bにおける支柱11の上方側の取付構造を示す正面図である。図20は、図18のフェンス10Bにおける支柱11の下方側の取付構造を示す正面図である。
図12に示すように、第2実施形態のフェンス10Bは、第1実施形態のフェンス10に比べて、主に、フェンス本体20Bの高さが異なる。第2実施形態のフェンス本体20Bの高さH2(地面12の表面からフェンス本体20の上端部までの高さ)は、第1実施形態のフェンス本体20が高さH1(例えば、H1=800mm)であるのに対して、図12に示すように、高さH1よりも高い高さH2(例えば、H2=1800mm)である(高さH2>高さH1)。
また、第2実施形態のフェンス10Bは、第1実施形態のフェンス10よりも高さが高いことから、フック部の数が、第1実施形態では、2つ(上部フック部34及び下部フック部44)であるのに対して、第2実施形態では、4つ(第1上部フック部38、第2上部フック部39、第1下部フック部58及び第2下部フック部59)である。また、第2実施形態では、第1実施形態の下部側取付部40に代えて、下部側取付部50とした点において、第1実施形態と異なる。第2実施形態の下部側取付部50は、第1実施形態の下部側取付部40のように回転及び移動しない構成ではなく、第1実施形態の上部側取付部30のように、フェンス本体20Bの取付位置の調整の際に、回転及び移動する構成である。第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態の構成と同一の構成については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態のフェンス10Bは、図12〜図17に示すように、複数の支柱11と、複数のフェンス本体20Bと、回転部材としての上部側取付部30Bと、ネジ部材310(回転軸部)と、スペーサ部材37と、回転部材としての下部側取付部50と、ネジ部材510(回転軸部)と、スペーサ部材57と、を備える。上部側取付部30B及び下部側取付部50は、上下方向に離間して設けられる。
上部側取付部30Bは、図13に示すように、ネジ部材310により、支柱11の上方側に取り付けられる。上部側取付部30Bは、図14及び図15に示すように、上下方向に延びる上側筒状体31B(回転部材本体)と、第1上部フック部38と、第2上部フック部39と、を有する。
上側筒状体31Bは、第1実施形態の上側筒状体31と比べて、長手方向の長さが長く形成される。同様に、第2実施形態の背面板32、前面板33、移動用スリット321及び長尺スリット開口部333は、第1実施形態の背面板32、前面板33、移動用スリット321及び長尺スリット開口部333と比べて、長手方向の長さが長く形成される。
第1上部フック部38は、上側筒状体31Bの長手方向の上部側に配置され、第2上部フック部39は、上側筒状体31Bの長手方向の下部側に配置される。第1上部フック部38及び第2上部フック部39の構成は、前述の第1実施形態の上部フック部34と同様の構成である。対応する構成については、対応する符号を付けて、その説明を省略もしくは簡略化する。
下部側取付部50は、図13に示すように、ネジ部材510により、支柱11の下方側に取り付けられる。下部側取付部50は、図16及び図17に示すように、上下方向に延びる下側筒状体51(回転部材本体)と、第1下部フック部58と、第2下部フック部59と、を有する。
下部側取付部50は、上部側取付部30Bの構成とほぼ同様の構成を有し、支柱11の下方側に配置される。下部側取付部50の説明にあたって、説明しない点については上部側取付部30Bと同様の構成であり、上部側取付部30Bの構成に対応する構成については、対応する符号を付けて、その説明を省略もしくは簡略化する。
下部側取付部50と上部側取付部30Bとは、配置される位置の違いの他に次のような違いがある。下部側取付部50における下側筒状体51の移動用スリット521及び前面開口部531は、上部側取付部30Aにおける上側筒状体31Aの移動用スリット321及び長尺スリット開口部333と比べて、配置される位置及び長さが異なる。具体的には、下部側取付部50における下側筒状体51の移動用スリット521及び前面開口部531は、下側筒状体51における長手方向の中央よりも下方の位置に形成され、上部側取付部30Aにおける上側筒状体31Aの移動用スリット321及び長尺スリット開口部333の長さよりも短く形成される。
また、下側筒状体51のネジ部材510は、上側筒状体31のネジ部材310と比べて、配置される位置が異なる。下側筒状体51のネジ部材510の固定位置は、下側筒状体51の長手方向の中央よりも下方に配置される。
次に、図18に示すように、傾斜角度αで傾斜した地面12Aにフェンス10Bを設置する場合について説明する。
フェンス10Bを傾斜した地面12Aに施工する場合には、傾斜した地面12Aにおいて、支柱11を鉛直方向(重力方向)に沿うように設置し、下部側取付部50をネジ部材510により支柱11の下部側において仮止めすることで、支柱11に下部側取付部50を仮固定する(仮固定工程)。また、上部側取付部30Bをネジ部材310により支柱11の上部側において仮止めすることで、支柱11に上部側取付部30Bを仮固定する(仮固定工程)。
次に、図18〜図20に示すように、支柱11に下部側取付部50及び上部側取付部30Bを仮固定した状態で、下部側取付部50の第1下部フック部58及び第2下部フック部59に、フェンス本体20Bの所定部分の横線材22(予め設定された取付部分)を引っ掛けると共に、上部側取付部30Bの第1上部フック部38及び第2上部フック部39に、フェンス本体20Bの所定部分の横線材22(予め設定された取付部分)を引っ掛けるように、上部側取付部30Bを移動用スリット321に沿って移動させ且つ回転させることで上部側取付部30Bの配置位置を調整し、かつ、下部側取付部50を移動用スリット521に沿って移動させ且つ回転させることで下部側取付部50の配置位置を調整して、フェンス本体20Bを上部側取付部30B及び下部側取付部50に取り付ける(取付工程)。これにより、下部側取付部50及び上部側取付部30Bの支柱11に対する位置が調整される。
その後、フェンス本体20Bの位置が決定した後に、ネジ部材310,510を締め付けることで、上部側取付部30A及び下部側取付部50を支柱11に本固定する。
ここで、フェンス本体20Bにおける第1下部フック部58、第2下部フック部59、第1上部フック部38及び第2上部フック部39に引っ掛ける横線材22は、第1下部フック部58、第2下部フック部59、第1上部フック部38及び第2上部フック部39を取り付けるための取付部分として予め設定されており、施工説明書などに記載される。本実施形態においては、図18に示すフェンス10Bの最も左側の支柱11においては、例えば、フェンス10Bの高さH2(地面12からフェンス本体20の上端部までの高さ)(例えば、H2=1800mm)である場合に、地面12,12Aの傾斜角度αが様々な場合に対応して、第1上部フック部38、第2上部フック部39、第1下部フック部58及び第2下部フック部59を引っ掛ける横線材22(取付部分)を、事前の試験などにより予め確認して、この内容を施工説明書などに記載しておく。
例えば、第1上部フック部38、第2上部フック部39、第1下部フック部58及び第2下部フック部59に引っ掛ける横線材22における取付部分は、[第1上部フック部38(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)、第2上部フック部39(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)、第1下部フック部58(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)、第2下部フック部59(横線材22のx方向位置、横線材22のy方向位置)]とした場合に、地面12Aの傾斜角度αが0°である場合、[第1上部フック部38(x2、y16)、第2上部フック部39(x2、y12)、第1下部フック部58(x2、y8)、第2下部フック部59(x2、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが15°である場合、[第1上部フック部38(x10、y16)、第2上部フック部39(x10、y12)、第1下部フック部58(x3、y8)、第2下部フック部59(x3、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが30°である場合、[第1上部フック部38(x18、y16)、第2上部フック部39(x18、y12)、第1下部フック部58(x5、y8)、第2下部フック部59(x5、y4)]であり、地面12Aの傾斜角度αが35°である場合、[第1上部フック部38(x20、y16)、第2上部フック部39(x20、y12)、第1下部フック部58(x5、y8)、第2下部フック部59(x5、y4)]であることが予め確認されており、この内容を施工説明書などに記載しておく。
例えば、地面12Aの傾斜角度αが30°である場合には、図18に示すように、引っ掛ける横線材22における取付部分(x方向位置、y方向位置)は、[第1上部フック部38(x18、y16)、第2上部フック部39(x18、y12)、第1下部フック部58(x5、y8)、第2下部フック部59(x5、y4)]である。そのため、第1上部フック部38に、左から18番目であって下から16本目の横線材22(x18、y16)を引っ掛けると共に、第2上部フック部39に、左から18番目の横線材22(x18)であって下から12本目の横線材22(y12)を引っ掛かけ、かつ、第1下部フック部58に、左から5番目であって下から8本目の横線材22(x5、y8)を引っ掛けると共に、第2下部フック部59に、左から5番目であって下から2本目の横線材22(x5、y2)を引っ掛けて配置することで、フェンス本体20Bを上部側取付部30B及び下部側取付部50に配置する。
フェンス本体20Bを傾けて配置する際に、上部側取付部30を移動用スリット321に沿って移動させ且つ回転させることで上部側取付部30の配置位置を調整し、かつ、下部側取付部50を移動用スリット521に沿って移動させ且つ回転させることで下部側取付部50の配置位置を調整しながら、下部側取付部50における第1下部フック部58及び第2下部フック部59に横線材22に引っ掛けると共に、上部側取付部30Bにおける第1上部フック部38及び第2上部フック部39に横線材22に引っ掛ける。これにより、フェンス本体20を、上部側取付部30B及び下部側取付部50に容易に取り付けることができる。
以上のように構成されるフェンス10Bは、様々な傾斜角度の地面12Aに対応できる。また、様々な傾斜角度の地面12Aに、フェンス10Bを、簡単に施工することができる。
第2実施形態のフェンス10Bは、第1実施形態のフェンス10と同様の効果を奏する。
また、第2実施形態においては、上部側取付部30B及び下部側取付部50は、支柱11の上下方向に離間して2つ設けられる。そのため、フェンス10Bの角度の調整を上部側取付部30B及び下部側取付部50の両方で行うことができるため、フェンス10Bの角度調整をより広範囲で行うことができ、様々な傾斜角度に傾斜した地面12Aの傾斜角度の範囲で適用できる。
以上、本発明のフェンスの好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、上側筒状体31,31A,31B、下側筒状体51、移動用スリット321,521の長さを、様々な長さに設定しているが、これに限定されず、フェンスを設置する地面12Aの傾斜角度やフェンスの大きさなどにより、適宜設定できる。
10 フェンス
11 支柱
20 フェンス本体
30,30A,30B 上部側取付部(回転部材)
31,31A,31B 上側筒状体(回転部材本体)
34 上部フック部(フック部)
37 スペーサ部材
38 第1上部フック部(フック部)
39 第2上部フック部(フック部)
50 下部側取付部(回転部材)
51 下側筒状体(回転部材本体)
57 スペーサ部材
58 第1下部フック部(フック部)
59 第2下部フック部(フック部)
310,510 ネジ部材(回転軸部)
310b,510b 頭部
321,521 移動用スリット(長穴)
331,531 前面開口部(開口部)
332,532 頭部挿入用開口部
333,533 長尺スリット開口部(長尺開口部)

Claims (4)

  1. 支柱と、
    回転部材本体と、前記回転部材本体に接続されるフック部と、を有する回転部材と、
    前記支柱に対して前記回転部材本体を回転可能な状態で、前記支柱と前記回転部材本体とを連結する回転軸部と、
    前記フック部に取り付けられるフェンス本体と、を備え
    前記回転部材は、前記回転軸部が貫通して配置される長穴を有し、前記長穴に沿って前記支柱に対して移動可能に構成され、
    前記回転部材は、前記長穴に対応して前記長穴から前記支柱とは反対側に離間して配置される開口部を有し、
    前記開口部は、
    前記回転軸部の頭部よりも大きい頭部挿入用開口部と、
    前記頭部挿入用開口部に連続して形成され前記長穴に沿って延びると共に前記回転軸部の頭部よりも幅の狭い長尺開口部と、を有するフェンス。
  2. 前記支柱と前記回転部材本体との間に配置されるスペーサ部材を備える請求項に記載のフェンス。
  3. 前記回転部材は、前記支柱の上下方向に離間して2つ設けられる請求項1又は2に記載のフェンス。
  4. 請求項1からのいずれかに記載のフェンスの施工方法であって、
    前記支柱に前記回転部材を仮固定する仮固定工程と、
    前記支柱に前記回転部材が仮固定された状態で、前記フェンス本体における予め設定された取付部分を前記フック部に取り付ける取付工程と、を備え、
    前記取付工程において、前記回転部材の位置が調整されるフェンスの施工方法。
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