JP6315332B2 - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents

車両用灯具の取付構造

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    • F21W2102/30Fog lights

Description

本発明は、車両用灯具の取付構造に関するもので、例えば、自動車のフロントバンパー等に取り付けられるフォグランプ等の車両用灯具の取付構造に関する。
自動車のフロントバンパー等に取り付けられるフォグランプ等の車両用灯具は、フロントバンパー等の被取付部材に対して上下方向に回転可能に支持され、エイミングスクリュ等の調整部材により固定されている。かかる車両用灯具は、調整部材を調整することにより、被取付部材に対して上下方向に回転させられ、車両用灯具の光軸が上下方向に調整される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、車両用灯具がフロントバンパーの下方に設けられたフロントバンパカバーから車両前後方向後方に水平に延在する弾性板部に取り付けられ、エイミングスクリュ等の調整部材により弾性板部が弾性変形する車両用灯具の取付構造が知られている。かかる車両用灯具は、調整部材を調整することにより、弾性板部が弾性変形させられ、車両用灯具の光軸が上下方向に調整される(例えば、特許文献3参照)。
特開2013−175378号公報 特開2004−217091号公報 特開2004−217092号公報
ところで、上述した特許文献1〜3に開示された車両用灯具は、車両用灯具を車両に取り付けた後に車両用灯具の光軸を調整しなければならないが、これには手間と時間がかかる。
上記実情を鑑みて、車両に取り付けられた車両用灯具の光軸を別途調整しなくても、車両用灯具の取り付け時に光軸を簡単に所定の角度に設定できる車両用灯具の取付構造を提供することを課題とする。
本発明は、車両に取り付けられる車両用灯具と、前記車両の被取付部材に取り付けられ、前記車両用灯具を水平方向に延びる軸線回りに回転可能に支持するブラケットと、前記車両用灯具を前記ブラケットに対して回動不能に固定する固定手段と、を備え、前記車両用灯具は、前記ブラケットの前記軸線回りに回転可能に支持された状態で、当該車両用灯具の光軸が水平方向に対して所定の角度だけ傾くよう重心の位置が設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、車両用灯具は、ブラケットの軸線回りに回転可能に支持された状態で、当該車両用灯具の光軸が所定の角度だけ傾くように重心の位置が設定されているので、車両用灯具がブラケットの軸線回りに回転可能に支持された状態で、車両用灯具を固定手段でブラケットに固定するだけで、簡単に車両用灯具の光軸を所定の角度だけ傾けて固定することができる。したがって、車両用灯具の組み付けと光軸の設定を手間無く同時に行うことができ、車両用灯具を取り付けた後、別途光軸を調整する必要をなくすことができる。
本発明の一態様では、前記車両用灯具は、ランプが収納された胴部が前記ブラケットの前記軸線回りに回転可能に支持されるとともに前記胴部の下部に錘が設置されている。
このようにすれば、車両用灯具は、ランプが収納された胴部がブラケットの軸線回りに回転可能に支持されるとともに胴部の下部に錘が設置されているので、車両用灯具の取付構造をコンパクトなものとすることができる。
本発明の一態様では、前記車両用灯具は、ランプが収納された胴部から上方に延びる支持腕が前記ブラケットの前記軸線回りに支持される。
このようにすれば、車両用灯具の上下を間違えることがなく、取付精度を高めることができる。また、車両用灯具の胴部が錘の役目をするので、構造が簡素化され部品点数を減らしてコストを低減することができる。
本発明の一態様では、前記固定手段は、前記ブラケットに設けられたネジと、前記車両用灯具に設けられ、前記ネジの端部が当接される固定座と、を備え、前記ネジを締め付けることで、前記車両用灯具がブラケットに固定される。
このようにすれば、ネジを締め付けることで、車両用灯具がブラケットに固定されるので、車両用灯具をブラケットに対して簡単に固定できる。
本発明の一態様では、前記ブラケットは、門型に形成され、前記ブラケットの両側柱部に支持部が設けられ、前記被取付部材は、フロントバンパーに設けられた開口の車幅方向両側設けられる
このようにすれば、被取付部材は、フロントバンパーに設けられた開口の車幅方向両側設けられるので、車両用灯具を取り付ける取付具を別途設ける必要をなくすことができる。
以上説明したように、本発明によれば、車両用灯具は、ブラケットの軸線回りに回転可能に支持された状態で、当該車両用灯具の光軸が所定の角度だけ傾くように重心の位置が設定されているので、車両用灯具がブラケットの軸線回りに回転可能に支持された状態で、車両用灯具を固定手段でブラケットに固定するだけで、簡単に車両用灯具の光軸を所定の角度だけ傾けて固定することができる。したがって、車両用灯具の組み付けと光軸の設定を手間無く同時に行うことができ、車両用灯具を取り付けた後、別途光軸を調整する必要をなくすことができる。
本発明の実施の形態1であるフォグランプの取付構造を示す分解斜視図である。 ブラケットに回転可能に支持されたフォグランプを示す模式図である。 本発明の実施の形態2であるフォグランプの取付構造を示す分解斜視図である。 ブラケットに回転可能に支持されたフォグランプを示す模式図である。 フォグランプの固定構造の第1の例を示す図である。 フォグランプの固定構造の第2の例を示す図である。 フォグランプの固定構造の第3の例を示す図である。 フォグランプの固定構造の第4の例を示す図であって、(a)は固定構造を示す平面図、(b)は固定構造を示す正面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用灯具の取付構造に好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、フォグランプの取付構造を例に説明するが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1であるフォグランプの取付構造を示す分解斜視図である。図2は、ブラケットに回転可能に支持されたフォグランプの状態を示す模式図であり、水平方向に対して光軸が所定の角度だけ傾いた状態を示している。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係るフォグランプの取付構造において、フォグランプ1は、車体の前方に取り付けられたフロントバンパー2にブラケット3を介して取り付けられる。
フロントバンパー2は、車両が衝突した場合の衝撃を緩和するためのもので、本発明の実施の形態1に係るフロントバンパー2の前面には、車両幅方向両側にフォグランプ1を取り付けるための開口21が設けられている。開口21は、車両前面視略矩形であって、その車幅方向両側にフォグランプ1を取り付けるための座22が設けられている。座22は、車両前後方向後側に突出して設けられ、車両前面側に前面視矩形の凹部23が形成される。
また、車両幅方向両側に設けられた座22の隅(四隅)には、貫通穴221が設けられている。貫通穴221は、フロントバンパー2にブラケット3を取り付けるためのもので、ブラケット3を取り付けるためのネジ31が挿通する大きさを有している。
ブラケット3は、上述したように、フォグランプ1をフロントバンパー2に取り付けるためのもので、中央下方域が開口した門型の板状体が適宜折り曲げられて形成される。ブラケット3は、その外形がフロントバンパー2に設けられた座22の外形と略同一の大きさに形成され、その開口32がフロントバンパー2に設けられた開口21と略同一の大きさに形成されている。ブラケット3の四隅には、貫通穴(図示せず)が設けられ、該貫通穴の中心を通る軸線上にナット33が溶着されている。貫通穴及びナット33は、ブラケット3をフロントバンパー2の座22に取り付けるためのネジ31を留めるためのもので、フロントバンパー2の座22に設けられた貫通穴221に対応して設けられている。そして、ブラケット3は、座22に重ねられた状態で、貫通穴221に挿通されたネジ31がナット33に締結されることでフロントバンパー2に取り付けられる。
また、ブラケット3の開口32の両側で上下方向に延びる柱部のそれぞれの内側の縁には、フォグランプ1を上下方向に回転可能に支持する一対のフォグランプ支持部34,35が設けられている。具体的には、フォグランプ支持部34,35の高さ方向略中央域には、それぞれフォグランプ1の両側部を支持するための軸穴341,351が設けられており、この軸穴341,351に後述するフォグランプ1の一対の支持軸11,12が回転可能に嵌合される構造となっている。そして、支持軸11,12が嵌合される軸穴341,351の中心を通る軸線mを中心にフォグランプ1が回転可能とされている。この軸線mは、ブラケット3がフロントバンパー2の座22に取り付けられた状態で、車両幅方向に水平に延びるよう設定されている。すなわち、フォグランプ1は、ブラケット3がフロントバンパー2に取り付けられた状態で、水平方向に延びる軸線mを中心に上下方向に回転可能に支持される。また、ブラケット3の車両幅方向右側となるフォグランプ支持部35には、貫通穴352が設けられ、該貫通穴352の中心を通る軸線上となるフォグランプ支持部35の内側にナット36が溶着されている。貫通穴352及びナット36は、軸穴351の上方域となる位置に設けられ、フォグランプ1をブラケット3に固定するためのネジ4(固定手段)が留められている。
フォグランプ1は、前照灯(図示せず)を補助する補助前照灯であって、本発明の実施の形態に係るフォグランプ1は、ランプ(図示せず)の光軸L(図2参照)を中心線とする円柱状に形成され、ランプを収納する胴部がブラケット3に設定された軸線mの回りに回動可能に支持される。具体的には、フォグランプ1の胴部の両側部には、ブラケット3のフォグランプ支持部34,35の軸穴341、351に嵌合される一対の支持軸11,12が設けられており、この一対の支持軸11,12がブラケット3の軸穴341、351に嵌合されることで、フォグランプ1がブラケット3に支持されている。
また、本発明の実施の形態に係るフォグランプ1は、フォグランプ1の回転中心となる一対の支持軸11,12よりも下方域に錘13を備えている。具体的には、錘13は、フォグランプ1の胴部下面に取り付けられる。この錘13を設けることで、フォグランプ1がブラケット3に回転可能に支持された状態で、フォグランプ1の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾くようにフォグランプ1の重心Gの位置が設定されている。従って、ブラケット3がフロントバンパー2の開口21の座22に取り付けられた状態では、フォグランプ1は、車両幅方向に水平に延びる軸線mの回りに回転可能に支持され、フォグランプ1の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾いた状態で支持されることになる(図2参照)。
また、フォグランプ1の車両幅方向右側に設けられた支持軸12の上方域には、固定座14が設けられている。固定座14は、貫通穴352を挿通しナット36に留められたネジ4と協働してフォグランプ1をブラケット3に対して回転不能に固定するためのもので、フォグランプ1の胴部車両幅方向右側面に平坦な座面141が形成される。なお、座面141は、フォグランプ1のブラケット3に対する取付角度がある程度自由に調整できるように前後幅を持たせている。本実施形態では、固定座14の座面141は、上方側が下方側に比べて車両前後方向に幅広となるよう形成されている。
そして、ブラケット3のネジ4を締め込み、ネジ4の先端部をフォグランプ1の固定座14(座面141)に押し当てることで、フォグランプ1の回転が阻止されてブラケット3に固定される仕組みとなっている。つまり、フォグランプ1の固定座14およびブラケット3のネジ4でフォグランプ1を固定するための固定手段を構成している。
図2に示すように、上述した本発明の実施の形態1に係るフォグランプ1の取付構造は、フォグランプ1がブラケット3に設定された軸線mの回りに回転可能に支持された状態で、ブラケット3がフロントバンパー2に取り付けられる。
そして、ブラケット3がフロントバンパー2に取り付けられると、錘13が取り付けられたフォグランプ1の重心Gの位置により、フォグランプ1の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方へ傾いた状態になる。
その後、貫通穴352を挿通し、ナット36に留められたネジ4(図1参照)を回し、ネジ4の先端面をフォグランプ1の車両幅方向右側に設けられた固定座14の座面141に当たるまで締めると、フォグランプ1は、その光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾いた状態で固定される。
上述した本発明の実施の形態1に係るフォグランプ1の取付構造によれば、フォグランプ1をブラケット3を介してフロントバンパー2に取り付けるだけで、フォグランプ1は、車両幅方向に水平に延びるブラケット3に設定された軸線mの回りに回転可能に支持された状態で、フォグランプ1の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾くように設定されている。これにより、フォグランプ1がブラケット3に設定された軸線mの回りに回転可能に支持された状態でフォグランプ1を回転しないようブラケット3に固定するだけで、簡単にフォグランプ1の光軸Lを水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾斜した状態に設定することができる。この結果、フォグランプ1の組み付けと光軸Lの設定を手間無く同時に行うことができ、フォグランプ1を取り付けた後、別途光軸Lを調整する必要をなくすことができる。
また、フォグランプ1は、ランプが収納された胴部がブラケット3に設定された軸線mの回りに回転可能に支持されるとともに胴部の下部に錘13が設置されているので、フォグランプ1の取付構造をコンパクトなものとすることができる。
また、フォグランプ1は、錘13の大きさや形状を変えるだけでフォグランプ1の重心の位置を変更することができるので、車種やバンパ形状が変わる等、水平方向に対するフォグランプ1の光軸Lの傾きの設定が変わっても錘13を変更することで柔軟に対応することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2であるフォグランプの取付構造を示す分解斜視図である。図4は、ブラケットに回転可能に支持されたフォグランプの状態を示す模式図であって、水平線に対して光軸が所定の角度だけ傾いた状態を示している。
図3に示すように、本発明の実施の形態2に係るフォグランプ5は、上述した実施の形態1に係るフォグランプ1と同様、車体の前方に取り付けられたフロントバンパー6にブラケット7を介して取り付けられる。
フロントバンパー6は、上述した実施の形態1に係るフロントバンパー2と同様、車両が衝突した場合の衝撃を緩和するためのもので、本発明の実施の形態2に係るフロントバンパー6の前面には、車両幅方向両側にフォグランプ5を取り付けるための開口61が設けられている。図3に示すように、開口61は、車両前面視矩形であって、その車両幅方向両側にフォグランプ5を取り付けるための座62が設けられている。座62は、車両前後方向後側に突出して設けられ、車両前面側に前面視矩形の凹部63が形成される。
また、車両幅方向両側に設けられた座62の隅(四隅)には、貫通穴621が設けられている。貫通穴621は、フロントバンパー6にブラケット7を取り付けるためのもので、ブラケット7を取り付けるためのネジ71が挿通する大きさを有している。
ブラケット7は、上述したように,フォグランプ5をフロントバンパー6に取り付けるためのもので、中央下方域が開口した門型の板状体が適宜折り曲げられて形成される。ブラケット7は、その外形がフロントバンパー6に設けられた座62の外形と略同一の大きさに形成され、その開口72がフロントバンパー6に設けられた開口61と略同一の大きさに形成されている。ブラケット7の4隅には、貫通穴(図示せず)が設けられ、該貫通穴の中心を通る軸線上にナット73が溶着されている。貫通穴及びナット73は、ブラケット7をフロントバンパー6の座62に取り付けるためのネジ71を留めるためのもので、フロントバンパー6の座62に設けられた貫通穴621に対応して設けられている。そして、ブラケット7は、座62に重ねられた状態で、貫通穴621に挿通されたネジ71がナット73に締結されることでフロントバンパー6に取り付けられる。
また、ブラケット7の開口72の両側で上下方向に延びる柱部のそれぞれの内側の縁には、フォグランプ5を上下方向に回転可能に支持する一対のフォグランプ支持部74,75が設けられている。具体的には、フォグランプ支持部74,75の高さ方向上方域には、それぞれフォグランプ5の両側部を支持する軸穴741,751が設けられており、この軸穴741,751に後述するフォグランプ5の一対の支持軸511,521が回転可能に嵌合される構造となっている。そして、支持軸511,521が嵌合される軸穴341,351の中心を通る軸線oを中心にフォグランプ1が回転可能とされている。この軸線oは、ブラケット7が開口61の座62に取り付けられた状態で、車両幅方向に水平に延びるよう設定されている。すなわち、フォグランプ5は、ブラケット7がフロントバンパー6に取り付けられた状態で、水平方向に延びる軸線oを中心に上下方向に回転可能に支持される。また、ブラケット7の車両幅方向右側となるフォグランプ支持部75には、貫通穴752が設けられ、該貫通穴752の中心を通る軸線上となるフォグランプ支持部75の内側にナット76が溶着されている。貫通穴752及びナット76は、フォグランプ5を固定するためのもので、軸穴751の下方域となる位置に設けられ、フォグランプ5を固定するネジ8が留められる。
フォグランプ5は、前照灯(図示せず)を補助する補助前照灯であって、本発明の実施の形態に係るフォグランプ5は、ランプ(図示せず)の光軸L(図4参照)を中心線とする円柱状に形成され、ランプを収納する胴部から上方に延びる支持腕51,52がブラケット7に設定された軸線oの回りに回動可能に支持される。具体的には、フォグランプ5の支持腕51,52の上端には、ブラケット7のフォグランプ支持部74,75の軸穴741,751に嵌合される一対の支持軸511,521が設けられており、この一対の支持軸511,521がブラケット7の軸穴741,751に嵌合されることで、フォグランプ5がブラケット7に回転可能に支持されている。つまり、実施形態2に係るフォグランプ5は、回転中心である支持軸511,521がフォグランプ5の胴部より上方側にオフセットされている。
また、本発明の実施の形態2に係るフォグランプ5は、支持腕51,52がブラケット7に回転可能に支持された場合に、フォグランプ5の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾く位置に重心Gの位置が設定されている(図4参照)。
また、フォグランプ5の車両幅方向右側に設けられた支持軸521の下方域は固定座53を構成する。固定座53は、貫通穴752を挿通してナット76に留められたネジ8と協働してフォグランプ5をブラケット7に対して回転不能に固定するためのもので、フォグランプ5の支持腕52において基部となる位置に平坦な座面531が形成される。なお、座面531は、ブラケット7に対するフォグランプ5の取付角度をある程度自由に調整できるように、前後方向の幅が確保されている。本実施形態では、支持腕52を基端側(下方側)に向かうに従って車両前後方向に幅広となるよう形成することで、座面531の前後幅を確保している。
そして、ブラケット7のネジ8を締め込み、フォグランプ5の固定座53(座面153)に押し当てることで、フォグランプ5の回転が阻止されてブラケット7に固定される仕組みとなっている。つまり、フォグランプ5の固定座53およびブラケット7のネジ8でフォグランプ5を固定するための固定手段を構成している。
図4に示すように、上述した本発明の実施の形態2に係るフォグランプ5の取付構造は、フォグランプ5がブラケット7に設定された軸線oの回りに回転可能に支持された状態で、ブラケット7がフロントバンパー6に取り付けられる。
そして、ブラケット7がフロントバンパー6に取り付けられると、フォグランプ5の重心により、フォグランプ5の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾いた状態になる。
その後、貫通穴752を挿通し、ナット76に留められたネジ8を回し、ネジ8の先端面をフォグランプ5の車両幅方向右側に設けられた固定座53の座面531に当たるまで締めると、フォグランプ5は、その光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾いた状態で固定される。
上述した本発明の実施の形態2に係るフォグランプ5の取付構造によれば、フォグランプ5をブラケット7を介してフロントバンパー6に取り付けるだけで、フォグランプ5は、車両幅方向に水平に延びるブラケット7に設定された軸線oの回りに回転可能に支持された状態で、フォグランプ5の光軸Lが水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾くように設定されている。これにより、フォグランプ5がブラケット7に設定された軸線oの回りに回転可能に支持された状態でフォグランプ5を回転しないようブラケット7に固定するだけで、簡単にフォグランプ5の光軸Lを水平方向(水平線H)に対して所定の角度(設定角度)θだけ下方に傾斜した状態に設定することができる。この結果、フォグランプ5の組み付けと光軸Lの設定を手間無く同時に行うことができ、フォグランプ1を取り付けた後、別途光軸Lを調整する必要をなくすことができる。
また、フォグランプ5は、ランプが収納された胴部から上方に延びる支持腕51,52がブラケット7に設定された軸線oの回りに回転可能に支持されるので、フォグランプ5の上下を間違えることがなく、取付精度(水平線Hに対する光軸Lの角度)を高めることができる。
また、フォグランプ5の胴部が錘の役目をするので、構造が簡素化され部品点数を減らしてコストを低減することができる。
つぎに、フォグランプの固定構造の変形例を説明する。ここでは、上述した本発明の実施の形態2に係るフォグランプの取付構造を例に説明するが、上述した本発明の実施の形態1に係るフォグランプの取付構造にも適用可能である。
図5は、フォグランプの固定構造の第1の例を示す図である。
図5に示すように、第1の固定構造では、支持腕52の固定座54に支持軸521を中心とする円弧状の凹部542を設け、ネジ8が嵌るようにしている。このようにすれば、ブラケット7を取り付けたフォグランプ5の回転が円弧状の凹部542に制限される。したがって、フォグランプ5をブラケット7に取り付けた状態でブラケット7をフロントバンパー6に取り付ける場合でも、フォグランプ5の回転が制限される。これにより、フォグランプ5の回転を意識することなくブラケット7をフロントバンパー6に取り付けることができる。
図6は、フォグランプの固定構造の第2の例を示す図である。
図6に示すように、第2の固定構造では、フォグランプ5の胴部右側面に固定座54が設けられている。固定座54には、車両前後方向に沿って設けられ、その側面を成す座面543には、山と谷が交互に形成されている。また、フォグランプ5を固定するネジ81は、雄ネジ部811の先端に円錐状に尖った尖部8111を有している。これにより、尖部8111が固定座54の座面543に形成された谷に噛み合い、固定座54の座面543に対してネジ81締め付け位置がズレることを防止することができるので、フォグランプ5がブラケット7に対してより確実に固定される。また、ネジ81には、レバー812が設けられている。したがって、レバー812を回転させればネジ81を回すことができる。これにより、工具を用いなくてもネジ81を締めたり、緩めたりすることができる。
図7は、フォグランプの固定構造の第3の例を示す図である。
図7に示すように、第3の固定構造では、第2の固定構造と同様、フォグランプ5の胴部右側面に固定座54が設けられている。固定座54は、車両前後方向に沿って設けられ、その側面を成す座面543には、山と谷が交互に形成されている。一方、ブラケット7には、フォグランプ5を固定するための固定ピン82が設けられている。固定ピン82は、フォグランプ5に設けられた固定座54の座面543と対向する位置に進退可能に設けられ、その先端に円錐状に尖った尖部821を有している。これにより、図7(a)に示すように、固定ピン82の尖部821が座面543から退いた状態でフォグランプ5が支持軸511,521の回りに回転可能となる。一方、図7(b)に示すように、固定ピン82の尖部821が座面543に進んだ状態で座面543に噛み合い、フォグランプ5が支持軸511,521の回りに回転不能となり、フォグランプ5がブラケット7に固定される。
また、固定ピン82には貫通穴822が設けられている。貫通穴822は、固定ピン82が進出した状態で固定ピン82を固定するためのもので、固定ピン82が進退する方向と交差する方向に設けられている。また、ブラケット7のフォグランプ支持部75には、カンヌキ83が設けられている。図7(b)に示すように、カンヌキ83は、固定ピン82に向けて進退可能であって、固定ピン82の先端が座面543に進んだ状態で固定ピン82に設けられた貫通穴822に挿入され、固定ピン82を固定する。一方、図7(a)に示すように、カンヌキ83は、貫通穴822から抜去された状態で固定ピン82を進退可能とする。
上述した第3の固定構造によれば、車両が振動してもカンヌキ83が外れない限り固定ピン82の尖部8111が座面543に進んだ状態を維持する。これにより、固定ピン82の先端が座面543に噛み合う状態が確実に維持され、フォグランプ5の光軸Lが車両の振動で振動することがない。
図8は、フォグランプの固定構造の第4の例を示す図であって、(a)は固定構造を示す平面図、図8(b)は固定構造を示す正面図である。
図8に示すように、第4の固定構造では、第2及び第3の固定構造と同様、フォグランプ5の胴部右側面に固定座54が設けられている。固定座54は、車両前後方向に沿って設けられ、その側面を成す座面543には、山と谷が交互に形成されている。一方、固定座54の側方には、固定装置9が設けられている。固定装置9は、フォグランプ5を固定するためのもので、車両高さ方向に回転可能に支持される軸91を備えている。そして、軸91の一端(下端)には、円柱状のノブ92が設けられ、軸の他端(上端)には爪93が設けられている。これにより、ノブ92を回転させると、軸91と爪93とがノブ92の回転方向と同一方向に回転する。
爪93は、フォグランプ5の胴部右側面に設けられた固定座54の座面543と対向する位置に設けられ、その先端に尖った尖部931を有している。これにより、図8(a)において二点鎖線で示すように、爪93の尖部931が座面543から退いた状態でフォグランプ5が支持軸511,521の回りに回転可能となる。一方、実線で示すように、軸91が回転され、爪93の尖部931が座面543に進んだ状態で座面に噛み合い、フォグランプ5が支持軸511,521の回りに回転不能となり、フォグランプ5がブラケット7に固定される。
上述した第4の固定構造によれば、ノブ92をフロントバンパー6の下方域に位置させることができる。これにより、フォグランプ5をフロントバンパー6に取り付けた後でもフォグランプ5を簡単に固定することができる。また、爪93の尖部931が座面に噛み合うので、フォグランプ5の光軸Lが車両の振動で振動することがない。
尚、上述したフォグランプ1,5の取付構造では、一般的なフロントバンパー6を示したが、フロントバンパー6の構造及び形状はこれに限られるものではなく、例えば、フォグランプ1,5の前側にベゼル(図示せず)に代表される化粧部材を設け、デザイン性を高めてもよい。
また、上述したフォグランプ1,5の取付構造では、フロントバンパー2,6に設けた座22,62の車両後方側にブラケット3,7を取りつけるものとしたが、これに限られるものではなく、座22,62の車両前方側にブラケット3,7を取り付けるものとしてもよい。
以上説明したように、本発明は、車両に取り付けた車両用灯具の光軸を別途調整しなくても車両用灯具を取り付けるだけで車両用灯具の光軸を所定の角度に設定できるので、光軸の調整が必要とされていた車両用灯具の取付構造に広く利用可能である。
1 フォグランプ(車両用灯具)
11,12 支持軸
13 錘
14 固定座
141 座面
2 フロントバンパー
21 開口
3 ブラケット
34,35 フォグランプ支持部(支持部)
341,351 軸穴
352 貫通穴
36 ナット
4 ネジ(固定具)
5 フォグランプ(車両用灯具)
51,52 支持腕
511,521 支持軸
53 固定座
531 座面
54 固定座
541 座面
542 凹部
543 座面
6 フロントバンパー
61 開口
7 ブラケット
74,75 フォグランプ支持部
741,751 軸穴
752 貫通穴
76 ナット
8 ネジ(固定具)
81 ネジ(固定具)
811 雄ネジ部
8111 尖部
812 レバー
82 固定ピン(固定具)
821 尖部
83 カンヌキ
9 固定装置
91 軸
92 ノブ
93 爪
931 尖部
G 重心
H 水平線
L 光軸

Claims (5)

  1. 車両に取り付けられる車両用灯具と、
    前記車両の被取付部材に取り付けられ、前記車両用灯具を水平方向に延びる軸線回りに回転可能に支持するブラケットと、
    前記車両用灯具を前記ブラケットに対して回動不能に固定する固定手段と、
    を備え、
    前記車両用灯具は、前記ブラケットの前記軸線回りに回転可能に支持された状態で、当該車両用灯具の光軸が水平方向に対して所定の角度だけ傾くよう重心の位置が設定されていることを特徴とする車両用灯具の取付構造。
  2. 前記車両用灯具は、ランプが収納された胴部が前記ブラケットの前記軸線回りに回転可能に支持されるとともに前記胴部の下部に錘が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の取付構造。
  3. 前記車両用灯具は、ランプが収納された胴部から上方に延びる支持腕が前記ブラケットの前記軸線回りに支持されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の取付構造。
  4. 前記固定手段は、前記ブラケットに設けられたネジと、前記車両用灯具に設けられ、前記ネジの端部が当接される固定座と、を備え、前記ネジを締め付けることで、前記車両用灯具がブラケットに固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用灯具の取付構造。
  5. 前記ブラケットは、
    門型に形成され、前記ブラケットの両側柱部に支持部が設けられ、
    前記被取付部材は、フロントバンパーに設けられた開口の車両幅方向両側設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用灯具の取付構造。
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