JP6292449B2 - 壁つなぎ支持部材及び足場構造 - Google Patents

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本発明は、建物の外壁に沿って立設される足場に設けられる壁つなぎ支持部材及び足場構造に関する。
従来から、住宅等の建物の建築改修時や解体時等には、建物の外壁に沿って足場が立設され、各種の作業が行われている。このような足場は、複数の支柱が所定の間隔を離して設けられ、隣接する支柱間に手摺や中桟といった水平材及び踏板等がそれぞれ組み付けられて構成される。
通常、足場では、倒壊や変形等を防止するために、足場を建物に固定するための壁つなぎが用いられる。壁つなぎは、一端に足場の支柱や水平材に固定するためのクランプが設けられており、他端には雄ネジが形成されたボルトが設けられている。このような壁つなぎは、足場を建物に固定する際に、一端側のクランプが足場の支柱や水平材に固定され、他端側のボルトが建物側に設けられるナット部材に螺着されることにより用いられる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、壁つなぎとしては、他端側にボルトの代わりに、圧縮部材を建物の外壁面に押し当てて固定するものもある。
特開平07−207924号公報 特開平10−266554号公報
しかしながら、従来の足場では、壁つなぎの足場側の一端は、足場の支柱や水平材に固定される。そのため、壁つなぎ一端が取り付けられる位置は、足場の支柱や水平材が設けられている位置によって決まってしまうため、壁つなぎの一端が取り付けられる位置によっては、壁つなぎが作業者の移動や作業の邪魔になる等の虞がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、壁つなぎの足場側の一端が取り付けられる位置を上下方向及び水平方向に自由に調整することができる壁つなぎ支持部材及び足場構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の壁つなぎ支持部材は、建物の外壁に沿って立設される足場に設けられ、前記足場を前記建物に固定するための壁つなぎを支持する壁つなぎ支持部材であって、上下方向に延びるパイプ状に形成され、上下方向の任意の位置に前記壁つなぎの前記足場側の一端が取り付けられる本体部と、前記本体部の下端に設けられ、前記足場の隣接する支柱間に架け渡される第1水平材に固定されるクランプ部と、前記本体部の上端に設けられ、前記第1水平材の上方に設けられる第2水平材に引っ掛けられるフック部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の壁つなぎ支持部材では、前記本体部の軸心は、前記フック部が前記第2水平材に引っ掛けられ、前記クランプ部が前記第1水平材に固定された状態において、前記第1水平材の軸心及び前記第2水平材の軸心に直交することを特徴としている。
請求項3に記載の壁つなぎ支持部材は、前記本体部が、上下方向に長さ調節可能であることを特徴としている。
請求項4に記載の壁つなぎ支持部材では、前記本体部は、上端に前記フック部が設けられ、内部にナット部が着脱自在に取り付けられる上パイプ部材と、下端に前記クランプ部が設けられ、内部に前記ナット部に対して上下方向に進退自在に螺合されるボルト部が着脱自在に取り付けられる下パイプ部材と、を有しており、前記ボルト部が軸回りに回転することにより、上下方向に長さ調節可能であることを特徴としている。
請求項5に記載の足場構造は、請求項1乃至4のいずれかに記載の壁つなぎ支持部材を設けた足場構造であって、前記第2水平材の水平方向の任意の位置に前記フック部が引っ掛けられ、前記第1水平材に前記クランプ部が固定されることを特徴としている。
請求項1に記載の壁つなぎ支持部材によれば、上下方向に延びるパイプ状に形成され、上下方向の任意の位置に壁つなぎの足場側の一端が取り付けられる本体部の下端に、足場の隣接する支柱間に架け渡される第1水平材に固定されるクランプ部が設けられ、本体部の上端に第1水平材の上方に設けられる第2水平材に引っ掛けられるフック部が設けられているので、壁つなぎの足場側の一端の取り付け位置を上下方向だけでなく、水平方向にも自由に調整することができる。また、壁つなぎ支持部材では、第1水平材の上方に設けられる第2水平材には、フック部を引っ掛けるだけで良いので、別の作業者を上階に上げておく必要がなく、フック部を第2水平材に引っ掛けた後、第1水平材にクランプを固定することにより、作業者1人で容易に施工することができる。
請求項2に記載の壁つなぎ支持部材によれば、本体部の軸心は、フック部が第2水平材に引っ掛けられ、クランプ部が第1水平材に固定された状態において、第1水平材の軸心及び第2水平材の軸心に直交するように構成されているので、外側に本体部が張り出すことがないため、足場を設けるスペースを大きくすることなく、足場に設けることができる。また、本体部は内側に張り出すこともないので、作業者の移動や作業の邪魔になることを防止することができる。
請求項3に記載の壁つなぎ支持部材によれば、本体部が、上下方向に長さ調節可能であるので、メーカーの違い等によって足場の寸法や形状が異なることにより、第1水平材から第2水平材までの距離が異なるような場合でも適切に用いることができる。
請求項4に記載の壁つなぎ支持部材によれば、本体部は、内部にナット部が着脱自在に取り付けられる上パイプ部材と、内部に前記ナット部に対して上下方向に進退自在に螺合されるボルト部が着脱自在に取り付けられる下パイプ部材とを有しており、ボルト部が軸回りに回転することにより、上下方向に長さ調節可能であるので、微妙な長さ調節も適切に行うことができる。
請求項5に記載の足場構造によれば、第2水平材の水平方向の任意の位置に、上下方向の任意の位置に壁つなぎの足場側の一端が取り付けられる本体部の上端に設けられたフック部が引っ掛けられ、第1水平材に本体部の下端に設けられたクランプ部が固定されるので、壁つなぎの足場側の一端の取り付け位置を上下方向だけでなく、水平方向にも自由に調整することができる。
本発明に係る足場構造の一例を示す概略正面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明に係る壁つなぎ支持部材の一例を示す概略側面図である。 本発明に係る壁つなぎ支持部材の一例を示す概略正面図である。 本発明に係る壁つなぎ支持部材の一例を示す分解図である。 壁つなぎ支持部材に壁つなぎを取り付けた状態の一例を示す概略平面断面図である。 本発明に係る壁繋ぎ支持部材に壁つなぎを取り付けた状態の他の一例を示す概略側面断面図である。
以下、本発明に係る足場構造の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明に係る足場構造1は、建物9の建築改修や解体等の各種作業を行うために、建物9の外壁に沿って立設されるものであって、図1及び図2に示すように、所定の間隔を離して配置される複数の支柱2に、手摺3、中桟4、踏板5等が組み付けられて構成されている。また、足場構造1では、隣接する支柱2a間に架け渡される手摺(第1水平材)3aと手摺3aの上方(上階)に設けられる中桟(第2水平材)4bに、壁つなぎ7の足場側の一端のクランプ71が取り付けられる壁つなぎ支持部材6が設けられている。
支柱2aは、建物9に対して遠い側の位置に配置される外側支柱であって、図2に示すように、建物9に近い側には、内側支柱2bが支柱2aと対向するように配置されている。これらの支柱2a、2bには、上下方向に沿って所定距離毎に、外周に4個ずつコマ金具21が設けられている。このコマ金具21が設けられる間隔である所定距離は、例えば、450mmや475mmに設定される。このコマ金具21は、詳しくは図示しないが、平面視略コ字型の形状に形成されており、その両側片の先端が支柱2a、2bの外周面に溶接によって固定され、内側には上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。
隣接する支柱2a間に配置される手摺3や中桟4等の水平材には、それぞれ両端に楔片31及び41が設けられている。そして、この楔片31及び41が支柱2aの対応するコマ金具21の貫通孔に打ち込まれることにより、手摺3及び中桟4は、隣接する支柱2a間に水平に架け渡された状態でそれぞれ組み付けられる。
踏板5は、詳しくは図示しないが、例えば、矩形状の枠材と、この枠材によって支持される多数の網目を有するメッシュ部材により構成される床面材とを備えている。また、踏板5の両端には、それぞれフック51が設けられており、外側支柱2aのコマ金具21と内側支柱2bのコマ金具21に架け渡されて支持されているブラケット8にフック51が係合されることにより、踏板5が水平に組み付けられている。また、踏板5の幅寸法は、外側支柱2aと内側支柱2bの間に収まるように、外側支柱2aから内側支柱2bまでの距離よりも短く設計されている。
本実施形態に係る足場構造1では、踏板5aの所定距離(支柱2のコマ金具21が設けられる間隔)だけ上方の位置に中桟4aが水平に架け渡されており、更に中桟4aの所定距離だけ上方の位置に手摺3aが水平に架け渡されている。また、手摺3aの所定距離の2倍(例えば、900mm又は950mm)だけ上方には、上階部分の踏板5bが水平に架け渡されている。また、踏板5bの上方には、下階と同様に所定距離だけ上方の位置に中桟4bが水平に架け渡されており、更に中桟4bの所定距離だけ上方の位置に手摺3bが水平に架け渡されている。そして、手摺3aと手摺3aの1つ上階側に設けられる中桟4bには、壁つなぎ支持部材6が取り付けられている。
壁つなぎ支持部材6は、足場を建物9に固定するための壁つなぎ7の一端のクランプ71を取り付けるためのものであって、図1〜図5に示すように、上下方向に延びるパイプ状に形成された本体部61と、本体部61の下端に設けられるクランプ部62と、本体部61の上端に設けられるフック部63とを備えている。
本体部61は、それぞれパイプ状に形成されている上パイプ部材64と下パイプ部材65により構成されている。上パイプ部材64は、上端にフック部63が溶接によって固定されており、内部にはナット部66が着脱自在に取り付けられている。この上パイプ部材64の外径は、壁つなぎ7の一端が取り付けられるように、支柱2の外径と略同径に形成されている。
ナット部66は、図3〜図5に示すように、上パイプ部材64の内部に挿入できるように、外径が上パイプ部材64の内径よりも小さい円筒状に形成された円筒部66aと、内周に雌ネジが形成され、円筒部66aの下端に溶接によって固定されたナット66bとを備えている。円筒部66aの上端側には、図5に示すように、ボルト10を挿通させることができるボルト孔66cが形成されている。また、上パイプ部材64にも円筒部66aのボルト孔66cに対応するように、ボルト10を挿通させることができるボルト孔64aが形成されており、円筒部66aを上パイプ部材64の内部に挿入し、ボルト孔66cとボルト孔64aの位置を合わせた状態で、ボルト10をボルト孔66c及びボルト孔64aに挿通し、ボルト10の先端側をナット11により締結することにより、上パイプ部材64の内部にナット部66を着脱自在に取り付けることができる。
下パイプ部材65は、下端にクランプ部62が溶接によって固定されており、内部にはボルト部67が着脱自在に取り付けられている。この下パイプ部材65の内径は、上パイプ部材64の下端側を内部に挿入することができるように、上パイプ部材64の外径よりも若干大きく形成されている。
ボルト部67は、図3〜図5に示すように、外周に雄ネジが形成され、ナット66bに対して上下方向に進退自在に螺着されるねじ軸67aと、ねじ軸67aの下端に設けられる頭部67bとを備えている。頭部67bには、図5に示すように、ボルト10を挿通させることができるボルト孔67cが形成されている。また、下パイプ部材65にも頭部67aのボルト孔67cに対応するように、ボルト10を挿通させることができるボルト孔65aが形成されており、ボルト部67を下パイプ部材65の内部に挿入し、頭部67bのボルト孔67cとボルト孔65aの位置を合わせた状態で、ボルト10をボルト孔67c及びボルト孔65aに挿通し、ボルト10の先端側をナット11により締結することにより、下パイプ部材65の内部にボルト部67を着脱自在に取り付けることができる。
また、ボルト部67には、ねじ軸67aとナット66bが螺着された状態から解除されないように、抜け止め防止具67dがねじ軸67aの外周に固定されている。このように抜け止め防止具67dをねじ軸67aの外周に固定する場合には、例えば、予めねじ軸67をナット66bに螺着させておき、ねじ軸67aとナット66bの螺着状態が解除されないように、抜け止め防止具67dをねじ軸67aに溶接よって固定する。その後、ナット66bと円筒部66aの下端を溶接によって固定する。
このように構成されるナット部66とボルト部67を螺着させた状態で、それぞれ上パイプ部材64と下パイプ部材65に取り付けることにより、上パイプ部材64と下パイプ部材65がナット部66及びボルト部67を介して連結される。従って、本体部61は、下パイプ部材65を回転させることで、下パイプ部材65に取り付けられているボルト部67が軸回りに回転することにより、上下方向に長さ調節を行うことができる。
フック部63は、上パイプ部材64の上端に溶接によって固定されており、中桟4b等の水平材に引っ掛けることができるように、略逆U字状に形成されている。このフック部63は、図3〜図5に示すように、下端側が上パイプ部材64の上端側の外周面に溶接される連結部63aと、連結部63aに直交するように、連結部63aの上端に基端側が溶接される天板部63bと、天板部63bの先端側に上端が溶接される後片部63cとを備えている。連結部63a、天板部63b、及び後片部63cは、それぞれ強度を向上させるために、幅方向の両側にリブ片が形成された略コ字型の形状に形成されている。また、連結部63aから後片部63cまでの距離の中心位置は、上パイプ部材64及び下パイプ部材65の軸心Oのほぼ延長線上に位置するように設計されている。従って、図2に示すように、フック部63が中桟4bに引っ掛けられた状態において、上パイプ部材64及び下パイプ部材65の軸心Oと中桟4bの軸心が直交するようになっている。
クランプ部62は、手摺3a等の水平材に固定されるものであって、下パイプ部材65の下端に溶接によって固定されている。クランプ部62は、図3〜図5に示すように、下パイプ部材65の下端に溶接されるクランプ本体部62aと、クランプ本体部62aに基端側がそれぞれ支持軸62b、62cを介して回動可能に軸支される一対のクランプ爪62d、62eと、クランプ爪62dの先端側に回動可能に軸支される調節ボルト62fとを備えている。クランプ爪62eの先端側には、詳しくは図示しないが、調節ボルト62fを挿入させることができる切欠部が形成されており、この切欠部に調節ボルト62fを挿入すると共に、ナットを調節ボルト62fに螺着させて回転させていくことで、一対のクランプ爪62d、62eの間隔を調節し、手摺3a等の水平材を把持した状態で固定することができる。
このように中桟4bにフック部63を引っ掛け、手摺3aにクランプ部62を固定した壁つなぎ支持部材6の本体部61には、図2及び図6に示すような従来公知の壁つなぎ7が取り付けられ、足場と建物9が固定されるようになっている。この壁つなぎ7は、伸縮可能な構造になっており、一端に本体部61に固定するためのクランプ71が設けられ、他端側の先端には、建物9側に設けられるナット部材12に螺着される雄ネジが形成されたボルト部72が設けられている。尚、壁つなぎ支持部材6の本体部61に一端が取り付けられる壁つなぎ7は、このように先端にボルト部72が設けられているものに限定されるものではなく、図7に示すように、ボルトの代わりに、圧縮部材72を建物9の外壁面に押し当てて固定する壁つなぎ7aであっても良い。
以下、本発明の壁つなぎ支持部材6の取り付け方法の一例について図面を参照しつつ説明する。まず、作業者は、踏板5aに立った状態で、図1及び図2に示すように、壁つなぎ支持部材6のフック部63を上階の中桟4bの水平方向の所定の位置に引っ掛ける。この際、フック部63は、連結部63aが足場構造1の外側に位置するように引っ掛けられる。これにより、壁つなぎ支持部材6が中桟4bを中心に図2中の時計回りに回転したような場合でも、連結部63aは上パイプ部材64と繋がっているので、フック部63が中桟4bから容易に外れることがない。また、図2中の反時計回りに回転したような場合は、上階の踏板5bに当接するため、所定角度以上は回転することを防止できるので、壁つなぎ支持部材6が中桟4bを中心に回転することによって、フック部63が中桟4bから外れることを防止することができる。
次に、作業者は、下パイプ部材65を軸回りに回転させることにより、クランプ部62が手摺3aの位置に来るように長さを調節する。この際、クランプ62のクランプ本体部62aに回動可能に軸支される一対のクランプ爪62d、62eは、それぞれ外側へ開放させた状態にしておく。
そして、クランプ部62が手摺3aの位置に来たら、作業者は、クランプ爪62eの切欠部に、クランプ爪62dに回動可能に軸支されている調節ボルト62fを挿入すると共に、ナットを調節ボルト62fに螺着させて回転させていくことで、一対のクランプ爪62d、62eの間隔を調節し、手摺3aに固定する。この際、壁つなぎ支持部材6は、本体部61の軸心が、図2に示すように、手摺3aの軸心及び中桟4bの軸心に直交するように取り付けられるので、足場の外側に本体部61が張り出すことがなく、足場を設けるスペースを大きくする必要がない。また、本体部61は足場の内側に張り出すこともないので、作業者の移動や作業の邪魔になることもない。
その後、作業者は、足場と建物9を固定するために、壁つなぎ支持部材6の本体部61の上下方向の所定の位置に、壁つなぎの一端のクランプ71を固定し、他端側のボルト部62を建物9に固定する。この際、例えば、図1に示すように、上階の踏板5bの少し下方に位置する高さに壁つなぎ7が位置するように、壁つなぎ7の一端を壁つなぎ支持部材6の本体部61に固定すれば、作業者の移動や作業の邪魔になることを防止することができる。
以上のように、壁つなぎ支持部材6を設けた足場構造1では、壁つなぎ7の足場側の一端の取り付け位置を上下方向及び水平方向に自由に調整することができる。また、壁つなぎ支持部材6は、上階側の中桟4bにフック部63を引っ掛けるだけで良いので、別の作業者を上階に上げておく必要がなく、フック部63を中桟4bに引っ掛けた後、手摺3aにクランプ62を固定することにより、作業者1人で容易に取り付け作業を行うことができる。尚、壁つなぎ支持部材6が取り付けられる位置は、本実施形態に限定されるものではなく、他の水平材に取り付けることも可能である。
また、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
1 足場構造
2 支柱
3a 手摺(第1水平材)
4b 中桟(第2水平材)
6 壁つなぎ支持部材
61 本体部
62 クランプ部
63 フック部
64 上パイプ部材
65 下パイプ部材
66 ナット部
67 ボルト部
7 壁つなぎ
9 建物

Claims (5)

  1. 建物の外壁に沿って立設される足場に設けられ、前記足場を前記建物に固定するための壁つなぎを支持する壁つなぎ支持部材であって、
    上下方向に延びるパイプ状に形成され、上下方向の任意の位置に前記壁つなぎの前記足場側の一端が取り付けられる本体部と、
    前記本体部の下端に設けられ、前記足場の隣接する支柱間に架け渡される第1水平材に固定されるクランプ部と、
    前記本体部の上端に設けられ、前記第1水平材の上方に設けられる第2水平材に引っ掛けられるフック部と、を備えることを特徴とする壁つなぎ支持部材。
  2. 前記本体部の軸心は、前記フック部が前記第2水平材に引っ掛けられ、前記クランプ部が前記第1水平材に固定された状態において、前記第1水平材の軸心及び前記第2水平材の軸心に直交することを特徴とする請求項1に記載の壁つなぎ支持部材。
  3. 前記本体部は、上下方向に長さ調節可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁つなぎ支持部材。
  4. 前記本体部は、上端に前記フック部が設けられ、内部にナット部が着脱自在に取り付けられる上パイプ部材と、下端に前記クランプ部が設けられ、内部に前記ナット部に対して上下方向に進退自在に螺合されるボルト部が着脱自在に取り付けられる下パイプ部材と、を有しており、前記ボルト部が軸回りに回転することにより、上下方向に長さ調節可能であることを特徴とする請求項3に記載の壁つなぎ支持部材。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の壁つなぎ支持部材を設けた足場構造であって、
    前記第2水平材の水平方向の任意の位置に前記フック部が引っ掛けられ、前記第1水平材に前記クランプ部が固定されることを特徴とする足場構造。
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