JP2018188901A - 支保工におけるパイプサポートの連結装置 - Google Patents

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Nobuo Sugiyama
信夫 杉山
昌史 鈴木
Masashi Suzuki
昌史 鈴木
慎太郎 小酒
Shintaro Kosake
慎太郎 小酒
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Abstract

【課題】支保工におけるパイプサポートの連結装置を提供する。【解決手段】足場構築体を構成する支柱の上部に設置された連結支持機構にパイプサポートを立設する支保工において、連結支持機構は、支柱の上部に個別に設置される連結装置(20)により構成され、支柱(1)に挿着される挿着体(21)と、該挿着体の上方でパイプサポート(2)の台板(12)を載置させる支持面(22a)を備えた支持板(22)と、台板を支持面に対して着脱自在に締結する締結手段(23)を備え、前記締結手段(23)は、支持面に台板を載置した状態で該台板(12)の上面に臨む締結姿勢(P1)と、該台板の上面から退避して支持面(22a)の上方空間を開放する待機姿勢(P2)との間において姿勢変更自在とされた回動体(26)と、該回動体から台板を支持面に向けて押圧することにより着脱自在に固着するクランプ手段(27)を設けている。【選択図】図6

Description

本発明は、支保工におけるパイプサポートの連結装置に関する。
例えば、高層建築物の各階のスラブコンクリートを打設する場合、図1に示すように、足場構築体S1を構成する支柱1の上部に連結支持機構S2を設置し、該連結支持機構S2に伸縮調節手段を備えたパイプサポート2を立設することにより支保工サポートS3を構築し、これにより、型枠のための根太及び大引きを下方から支持する支保工が実施されている。
前記連結支持機構S2は、それぞれの支柱1の上端部に対してジャッキ付きの支持金具3を装着した後、列設された支持金具3の受部4に大引き5を搭載することにより構築されている。
前記パイプサポート2は、下側の外管6と上側の内管7を伸縮自在に嵌合した入れ子式の伸縮管を構成しており、内管7の軸方向に間隔をあけて設けられた係合孔8と外管6のスリット9に係合ピン10を挿通させ、外管6に螺合された調節ナット11により前記係合ピン10を下方から支持するように構成されている。従って、係合ピン10を挿通させる係合孔8の選択と、調節ナット11の上下移動により、外管6と内管7の伸長距離を調節可能とする伸縮調節手段が構成されている。
前記外管6の下端部には台板12が固設されており、パイプサポート2は、前記台板12を前記大引き5の上に載置することにより立設される。この際、台板12は、貫通孔13を貫設しており、ネジ釘その他の固着具14を打ち込むことにより、大引き5に対して固着される。
特開2006−200162号公報 特開平11−287048号公報
上述のような支保工におけるパイプサポート2の連結支持機構S2は、足場構築体S1の上部に列設された支持金具3の受部4に大引き5を搭載した状態で、該支持金具3のジャッキを調節することにより大引き5の水平姿勢を確保し、その後、パイプサポート2の台板12を大引き5に搭載すると共に、固着具14を打ち込む等の多くの作業を必要としているため、支保工の構築及び解体が煩雑であり、労力と時間を要する問題がある。
特に、大引き5は長大かつ重量物であり、支保工の構築と解体の際に、これを地上と高所の間で運搬しなければならないことは、作業者に重労働を強いることになり、労働環境が望ましくない。
本発明は、上記に鑑み、支保工の構築と解体のための作業性並びに作業者の労働環境を改善した支保工におけるパイプサポートの連結装置を提供するものである。
そこで、本発明が手段として構成したところは、足場構築体を構成する支柱の上部に連結支持機構を設置し、該連結支持機構に伸縮調節手段を備えたパイプサポートを立設する支保工であり、前記パイプサポートの下端部の台板を前記連結支持機構に搭載する構成において、前記連結支持機構は、支柱の上部に個別に設置される連結装置により構成され、前記連結装置は、前記支柱に挿着される挿着体と、該挿着体の上方で前記パイプサポートの台板を載置させる支持面を備えた支持板と、前記台板を支持面に対して着脱自在に締結する締結手段を備えており、前記締結手段は、前記支持面に台板を載置した状態で該台板の上面に臨む締結姿勢と、該台板の上面から退避して前記支持面の上方空間を開放する待機姿勢との間において姿勢変更自在とされた回動体と、前記締結姿勢とした回動体から台板を支持面に向けて押圧することにより着脱自在に固着するクランプ手段により構成されて成る点にある。
好ましくは、前記パイプサポートの台板は、複数の貫通孔を設けており、前記連結装置の支持板は、前記貫通孔にそれぞれ係止される少なくとも2本以上のピンを支持面に立設している。
好適な実施形態において、前記回動体は、締結姿勢としたとき台板の上面に臨む庇部を備えており、前記クランプ手段は、前記庇部から台板の上面に向けて進退自在に螺合されたボルトにより構成されている。
本発明の第1実施形態において、前記支持板は、相対向する周縁から張出して形成された一対の軸受舌片を設けており、前記締結手段は、一対の回動体を前記軸受舌片のそれぞれに縦軸を介して縦軸廻りに回動自在に枢結している。
別の実施形態において、前記支持板は、該支持板の下側の相対向する位置に一対の軸受ブラケットを設けており、前記締結手段は、一対の回動体を前記軸受ブラケットのそれぞれに横軸を介して横軸廻りに回動自在に枢結している。
前記回動体は、締結姿勢としたとき、台板の上面に臨まされる庇部と支持板の下面に当接させられる受片を備え、前記クランプ手段は、前記庇部から台板の上面に向けて進退自在に螺合されたボルトにより構成することが好ましい。このような好ましい構成によれば、前記ボルトと受片により、支持板と台板を上下から好適に挟着することができるので、強力なクランプ結合を可能にする。
本発明によれば、連結装置20の設置により連結支持機構S1を構築する作業や、その上にパイプサポート2を立設することにより支保工サポートS3を構築する作業は、簡単容易に行うことができ、作業性が良い。しかも、足場構築体S1の上に連結支持機構S2を構築する作業は、コンパクトな連結装置20を所定の必要個数だけ地上から持ち運べば良いので、作業者に重労働を強いることはなく、労働環境の改善に貢献することができる効果がある。
従来方法により構築された支保工を示しており、(A)は構築物の全体を概略的に示す正面図、(B)はB部の拡大図、(C)は連結支持機構とパイプサポートを示す斜視図である。 本発明の連結装置を使用することにより構築された支保工の第1例を示しており、(A)は構築物の全体を概略的に示す正面図、(B)はB部の拡大図、(C)は連結装置が設置された支柱の上端部に布材が設けられている例を示す正面図である。 本発明の連結装置を使用することにより構築された支保工の第2例を示しており、(A)は構築物の全体を概略的に示す正面図、(B)はB部の拡大図、(C)は連結装置が設置された支柱の上端部に先行手摺が設けられている例を示す正面図である。 本発明の連結装置を使用することにより構築された支保工の第3例を示しており、(A)は構築物の全体を概略的に示す正面図、(B)はB部の拡大図、(C)は連結装置が設置された支柱の上端部に荷重受梁が設けられている例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る連結装置に関して、支柱の上端部及びパイプサポートと共に示す斜視図である。 第1実施形態に係る連結装置を示し、(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)は締結手段の拡大図である。 第1実施形態に係る連結装置を支柱の上部に設置し、その上にパイプサポートを立設した状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る連結装置に関して、支柱の上端部及びパイプサポートと共に示す斜視図である。 第2実施形態に係る連結装置を示し、(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)は締結手段の拡大図である。 第2実施形態に係る連結装置を支柱の上部に設置し、その上にパイプサポートを立設した状態を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る連結装置に関して、支柱の上端部及びパイプサポートと共に示す斜視図である。 第2実施形態に係る連結装置を示し、(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)ないし(E)は締結手段の作用を示す部分断面図である。 第3実施形態に係る連結装置を支柱の上部に設置し、その上にパイプサポートを立設した状態を示す縦断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。尚、図1に基づいて説明した従来技術と同一又は類似する技術的構成部分は、図1に示された符号と同一の符号で示している。
図2ないし図4に示すように、足場構築体S1を構成する支柱1の上部には連結支持機構S2が設置され、該連結支持機構S2に伸縮調節手段を備えたパイプサポート2を立設することにより支保工サポートS3が構築される。
前記連結支持機構S2は、支柱1の上端部に対して個別に連結装置20を設置することにより構築され、それぞれの連結装置20の上にパイプサポート2を立設することにより、支保工サポートS3が構築される。この際、パイプサポート2は、図1に基づいて説明した従来技術のパイプサポートと同一構成のものが使用されている。
本発明において、従来技術の大引きのような長大かつ重い部材は使用されず、所定個数のコンパクトな連結装置20だけで連結支持機構S2が構築される。連結装置20に立設されるパイプサポート2には上述のような伸縮調節手段が備えられているので、図示のように、連結装置20それ自体に従来技術における支持金具のようなジャッキを設けなければならないとする必要はない。
図2ないし図4は、連結装置20を使用することにより構築された支保工の実施例を示しており、足場構築体S1は、緊結孔を備えたフランジを支柱1に設けた楔緊結式の構築構造が例示されている。
図2は、第1例を示しており、隣り合う支柱1、1の上端部は、相互に布材(水平材)15により連結され、該布材の両端の楔片15aを前記フランジの緊結孔に緊結している。連結装置20は、後述する挿着体を支柱1の上端開口部から内部に挿入することにより設置される。
図3は、第2例を示しており、隣り合う支柱1、1の上部の間には先行手摺16が配設され、該先行手摺における斜材先端の爪部16aを前記フランジの緊結孔に嵌挿している。連結装置20は、後述する挿着体を支柱1の上端開口部から内部に挿入することにより設置される。
図4は、第3例を示しており、隣り合う支柱1、1の上端部は、相互に荷重受梁17により連結され、該荷重受梁の両端の楔片17aを前記フランジの緊結孔に緊結している。荷重受梁17には、隣り合う支柱1、1の間に位置して縦管17bが固設されている。そこで、連結装置20をそれぞれの支柱1と縦管17bの上端開口部に挿着することにより設置し、これにより、支柱1の間隔に比して、間隔を密とした状態でパイプサポート2を立設可能とするように構成されている。
(連結装置の第1実施形態)
図5ないし図7は、連結装置20の第1実施形態を示している。連結装置20は、支柱1の上端開口部に挿着される管状の挿着体21と、該挿着体21の上方で前記パイプサポート2の台板12を載置させる支持面22aを備えた支持板22と、前記台板12を支持面22aに対して着脱自在に締結する締結手段23を備えている。
前記挿着体21は、支柱1の内部に嵌挿される小径管部21aの上側に大径管部21bを連設し、前記小径管部21aに係止手段24を設けている。従って、支柱1の上端開口部から前記小径管部21aを嵌挿すると、前記係止手段24が支柱1に係止して抜止め状態を保持し、前記大径管部21bが支柱1の上端開口縁の上に載置されることにより支持されるように構成されている。
足場構成体を構成する支柱1は、複数の支柱を継手により順次、上方に延長させる構成とされ、継手を係止するための係止孔1aを設けているので、前記係止手段24は、この係止孔1aに対して係脱自在に係止させられるように構成されている。図例の場合、係止手段24は、小径管部21aに内装されたほぼU形の板バネ24aと、該板バネ24aの両端に設けられた係止突起24bを備えており、前記板バネ24aの弾発力により前記係止突起24bを小径管部21aの挿通孔から外側に向けて突出させている。従って、小径管部21aは、作業者が指先で係止突起24bを板バネ24aに抗して小径管部21aの表面から没入させることにより、支柱1の上部開口に挿入することができ、大径管部21bが支柱1の上部開口縁に当接するまで挿入移動すると、板バネ24aの弾発力により係止突起24bが支柱1の係止孔1aに向けて自動的に係止させられるように構成している。尚、係止孔1aから突出した係止突起24bを深く押し込めば、係止が解除され、小径管部21aを支柱1から引き抜くことができる。
図示実施形態の場合、パイプサポート2の台板12は、矩形(図例の場合は正方形)とされ、各コーナ部に貫通孔13を貫設している。従って、これに対応して、前記支持板22の支持面22aは、同形同寸の矩形(図例の場合は正方形)に形成され、前記台板12に設けられた4個の貫通孔のうち対角線上に位置して対向する2個の貫通孔13、13に対して係止される2個のピン25、25を支持面22aに立設している。尚、貫通孔13とピン25の個数の関係は、図示のような構成の他、複数の貫通孔13に対して少なくとも2本以上のピン25が挿入係止されるものであれば良い。
これにより、支柱1の上部に設置された連結装置20の支持板22にパイプサポート2の台板12を載置するとき、少なくとも2本以上のピン25が貫通孔13に挿入係止するので、台板12を支持面22aの所定位置に位置決めすることができる。
前記締結手段23は、前記支持面22aに台板12を載置した状態で、該台板12の上面に臨む締結姿勢P1と、該台板12の上面から退避して前記支持面22あの上方空間を開放する待機姿勢P2との間において、姿勢変更自在とされた回動体26により構成され、前記締結姿勢P1とした回動体26から台板12を支持面に22a向けて押圧することにより着脱自在に固着するクランプ手段27を設けている。
第1実施形態の場合、前記支持板22は、前記ピン13、13を設けていない個所の相対向周縁から張出して形成された一対の軸受舌片28、28を延設すると共に、その下面を支持ブラケット29により大径管部21bに支持させており、それぞれの軸受舌片28にボルト・ナットから成る縦軸30を介して前記回動体26を縦軸廻りに回動自在に枢結している。従って、支持板22の対角線上で対向する一対の締結手段23、23が設けられている。
図例の場合、回動体26は、縦軸30に軸支される平板状の枢結部31を備えると共に、該枢結部31からほぼL形に折曲状態で延設され、前記締結姿勢P1としたときに台板12の上面に臨む平板状の庇部32を備えており、前記枢結部31と庇部32を両側から挟持状態で連結する補強材33を設けている。
前記クランプ手段27は、前記庇部32の上下方向に貫設された雌ネジに螺挿されたボルト34により構成され、回転工具により回転駆動される上側の頭部34aからボルト軸部を台板12の上面に向けて進退自在に構成している。
第1実施形態によれば、連結装置20は、挿着体21を支柱1に挿着することにより設置し、締結手段23を待機姿勢P2とした状態で、支持板22の支持面22aにパイプサポート2の台板12を簡単容易に載置することができ、しかも、ピン25と貫通孔13の挿入係止を介して、台板12を支持面22aの所定位置に位置決めすることができる。
そこで、締結手段23を待機姿勢P2から締結姿勢P1となるように姿勢変更させ、その状態からボルト34の頭部34aを回転工具で回転駆動することにより螺進させ、ボルト軸部を台板12の上面に強く押圧させれば、台板12が支持面22aに圧着された状態で固定される。従って、連結装置20を設置する作業や、その上にパイプサポート2を立設する作業は、簡単容易であり、作業性が良い。しかも、連結装置20により足場構築体S1の上に連結支持機構S2を構築する作業は、コンパクトな連結装置20を所定の必要個数だけ地上から持ち運べば足りるので、作業者に重労働を強いることはない。尚、解体を行う場合も同様である。
(連結装置の第2実施形態)
図8ないし図9は、連結装置20の第2実施形態を示している。連結装置20の構成に関して、支柱1の上端開口部に挿着される管状の挿着体21と、該挿着体21の上方で前記パイプサポート2の台板12を載置させる支持面22aを備えた支持板22と、前記台板12を支持面22aに対して着脱自在に締結する締結手段23を備えている点は、上述した第1実施形態と同様であるから、第1実施形態と相違する構成だけを説明する。
支持板22は、パイプサポート2の台板12に適合する矩形(図示の場合は正方形)に形成され、該支持板22の上面の全面により支持面22aを形成しており、大径管部21bから支持板22の各辺の下側を支持する軸受ブラケット35を設けている。
締結手段23は、支持板22の対向する2辺に位置して一対が設けられており、前記軸受ブラケット35に対してボルト・ナットから成る横軸36を介して回動自在に枢結された回動体26により構成されており、支持面22aにパイプサポート2の台板12を載置した状態で、起立回動させたとき台板12の上面に臨む締結姿勢P1とされ、倒立回動させたとき台板12の上面から後退して支持面22aの上方空間を開放する待機姿勢P2とされる庇部32を備えている。庇部32の上下方向に貫設された雌ネジには、ボルト34が螺挿され、回転工具により回転駆動される上側の頭部34aからボルト軸部を台板12の上面に向けて進退自在とすることにより、クランプ手段27を構成しており、この点は、上述した第1実施形態と同様である。
図示実施形態の場合、回動体26は、金属板を断面コ字形に折曲形成され、前記軸受ブラケット35に向けて延びると共に横軸36に枢結される下顎部37と、締結姿勢P1とした状態で台板12の上面に臨まされる上顎部38を備え、該上顎部38に架設された平板により前記庇部32を形成している。
第2実施形態によれば、連結装置20を支柱1に設置し、締結手段23を待機姿勢P2とした状態で、支持板22の支持面22aにパイプサポート2の台板12を載置した後、締結手段23を待機姿勢P2から締結姿勢P1となるように姿勢変更させ、その状態からボルト34の頭部34aを回転工具で回転駆動することにより螺進させることにより、台板12を支持面22aに固定することができる。従って、第1実施形態の場合と同様に、連結装置20を設置する作業や、その上にパイプサポート2を立設する作業が簡単容易で作業性が良く、足場構築体S1の上に連結支持機構S2を構築する作業は、コンパクトな連結装置20を所定の必要個数だけ地上から持ち運べば足りるので、作業者に重労働を強いる必要はないという効果があり、解体を行う場合も同様である。
(連結装置の第3実施形態)
図11ないし図13は、連結装置20の第3実施形態を示している。連結装置20の多くの構成は、上述した第1実施形態と同様であり、締結手段23は、第2実施形態と同様に横軸35を介して軸受ブラケット35に枢結され、起立姿勢とされる締結姿勢P1と、倒立姿勢とされる待機姿勢P2の間で回動自在である。
第3実施形態において、締結手段23を構成する回動体26は、ほぼU形に折曲形成された金属板により、締結姿勢P1とした状態で、支持板22の下側に位置する受片39と、台板12の上面に臨まされる庇部32を備えており、前記受片39に固設された枢結片40を横軸36に軸支されている。尚、庇部32の上下方向に貫設された雌ネジには、ボルト34が螺挿され、回転工具により回転駆動される上側の頭部34aからボルト軸部を台板12の上面に向けて進退自在とすることにより、クランプ手段27を構成しており、この点は、上述した第2実施形態と同様である。
前記横軸39による回動体26の枢結構造に関して、回動体26は、枢結姿勢P1とされた状態で、上下方向に移動可能となるように長孔41を設けている。図示実施形態の場合、枢結片40に長孔41を設け、軸受ブラケット35に固定された横軸39に対して、枢結片40が上下方向に移動可能となるように構成している。しかしながら、長孔41は、枢結片40ではなく軸受ブラケット35に設けても良く、枢結片40が横軸39に固定された状態で長孔41に沿って上下方向に移動可能となるように構成しても良い。
従って、第3実施形態の場合、回動体26は、図12(C)のように、長孔41を介して回動体26を下動させ、受片39を支持板22の下方に離間させることにより、待機姿勢P2と締結姿勢P1の間で回動自在となるように構成されている。
ところで、支持板22の支持面22aにパイプサポート2の台板12を載置した後、図12(D)に示すように、回動体26を起立回動することにより締結姿勢P1にすると、ボルト34により構成されたクランプ手段27が台板12の上面に臨むが、この状態では、受片39が支持板22の下面から離反させられている。
そこで、ボルト34の頭部34aを回転工具で回転駆動することにより螺進させると、ボルト軸部が台板12の上面に当接した後、該ボルト34により回動体26が引き上げられ、図12(E)に示すように、受片39が支持板22の下面に当接される。
従って、更にボルト34を強く締結すると、ボルト軸部の先端と受片39により、支持板22と台板12が上下から好適に挟着され、強力にクランプ結合される。この点に関して、第1実施形態及び第2実施形態の場合は、ボルト34の締結力が縦軸30や横軸36を構成する枢軸に及ぶため、枢軸を変形し難い大径軸等により構成する必要があるが、第3実施形態の場合は、ボルト34の締結力が受片39で支持され、横軸36には及ばないので、横軸36の設計が容易であると共に、強力な締結力により支持板22と台板12を挟着できる利点がある。
S1 足場構築体
S2 連結支持機構
S3 支保工サポート
1 支柱
1a 係止孔
2 パイプサポート
3 ジャッキ付き支持金具(従来技術)
4 受部(従来技術)
5 大引き(従来技術)
6 外管
7 内管
8 係合孔
9 スリット
10 係合ピン
11 調節ナット
12 台板
13 貫通孔
14 固着具(従来技術)
15 布材
15a 楔片
16 先行手摺
16a 爪部
17 荷重受梁
17a 楔片
17b 縦管
20 連結装置
21 挿着体
21a 小径管部
21b 大径管部
22 支持板
22a 支持面
23 締結手段
24 係止手段
24a 板バネ
24b 係止突起
25 ピン
26 回動体
27 クランプ手段
28 軸受舌片
29 支持ブラケット
30 縦軸
31 枢結部
32 庇部
33 補強材
34 ボルト
34a 頭部
35 軸受ブラケット
36 横軸
37 下顎部
38 上顎部
39 受片
40 枢結片
41 長孔

Claims (6)

  1. 足場構築体を構成する支柱の上部に連結支持機構を設置し、該連結支持機構に伸縮調節手段を備えたパイプサポートを立設する支保工であり、前記パイプサポートの下端部の台板を前記連結支持機構に搭載する構成において、
    前記連結支持機構は、支柱の上部に個別に設置される連結装置(20)により構成され、
    前記連結装置(20)は、前記支柱(1)に挿着される挿着体(21)と、該挿着体の上方で前記パイプサポート(2)の台板(12)を載置させる支持面(22a)を備えた支持板(22)と、前記台板を支持面に対して着脱自在に締結する締結手段(23)を備えており、
    前記締結手段(23)は、前記支持面に台板を載置した状態で該台板(12)の上面に臨む締結姿勢(P1)と、該台板の上面から退避して前記支持面(22a)の上方空間を開放する待機姿勢(P2)との間において姿勢変更自在とされた回動体(26)と、前記締結姿勢とした回動体から台板を支持面に向けて押圧することにより着脱自在に固着するクランプ手段(27)により構成されて成ることを特徴とする支保工におけるパイプサポートの連結装置。
  2. 前記パイプサポートの台板(12)は、複数の貫通孔(13)を設けており、
    前記連結装置(20)の支持板(22)は、前記貫通孔にそれぞれ係止される少なくとも2本以上のピン(25)を支持面(22a)に立設して成ることを特徴とする請求項1に記載の支保工におけるパイプサポートの連結装置。
  3. 前記回動体(26)は、締結姿勢(P1)としたとき台板の上面に臨む庇部(32)を備えており、
    前記クランプ手段(27)は、前記庇部(32)から台板の上面に向けて進退自在に螺合されたボルト(34)により構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の支保工におけるパイプサポートの連結装置。
  4. 前記支持板(22)は、相対向する周縁から張出して形成された一対の軸受舌片(28,28)を設けており、
    前記締結手段(23)は、一対の回動体(26,26)を前記軸受舌片(28,28)のそれぞれに縦軸(30)を介して縦軸廻りに回動自在に枢結して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の支保工におけるパイプサポートの連結装置。
  5. 前記支持板(22)は、該支持板の下側の相対向する位置に一対の軸受ブラケット(35,35))を設けており、
    前記締結手段(23)は、一対の回動体(26,26)を前記軸受ブラケット(35,35)のそれぞれに横軸(36)を介して横軸廻りに回動自在に枢結して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の支保工におけるパイプサポートの連結装置。
  6. 前記回動体(26)は、締結姿勢(P1)としたとき、台板(12)の上面に臨まされる庇部(32)と支持板(22)の下面に当接させられる受片(39)を備え、前記クランプ手段(27)は、前記庇部(32)から台板の上面に向けて進退自在に螺合されたボルト(34)により構成されており、
    前記ボルト(34)と受片(39)により、支持板(22)と台板(12)を挟着するように構成して成ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の支保工におけるパイプサポートの連結装置。
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