JP5697814B1 - 自在手摺り - Google Patents

自在手摺り

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Abstract

【課題】構造が簡単であって、運搬し易く、安価に製造でき、しかも、既存の仮設階段や仮設足場に対しても容易かつ安全に取り付けることが可能な自在手摺りを提供する。【解決手段】自在手摺り(1a)は、仮設階段(S)の傾斜に沿って設置される手摺り部材(2)と、この手摺り部材(2)の端部を保持する円筒状の支柱(3)と、この支柱(3)の下端に設けられる固定手段(4)からなり、この固定手段(4)を介して仮設階段(S)の踏板(P)に対して着脱自在に連結される構造となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、建設現場等に設置された仮設階段や仮設足場に取り付けて使用される自在手摺りに係り、特に、設置場所に対する制約が少なく、構造が簡単で安価に製造することが可能な自在手摺りに関する。
建設現場や工事現場等では、作業者の移動を容易にするために仮設足場が設置される。また、上下に設置された仮設足場を接続するために仮設階段が設置されることもある。そして、これらの仮設足場や仮設階段には、作業者の落下等の事故を防ぐために、手摺りが必要となる場合が多い。
仮設足場等に用いられる手摺りは、工事完了後に撤去されるものである。また、通常、仮設足場の周囲には十分なスペースがない。そのため、従来、簡単な構造で、運搬し易く、かつ、取り付けや取り外し等の作業を安全かつ容易に行うことが可能な手摺りが求められていた。
そこで、このような要求を満たすべく、近年では、軽量構造の仮設手摺りについて様々な研究や開発がなされており、それに関し、既に幾つかの発明や考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、梯子としても使用できる軽量で安全な「仮設階段」に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明では、断面がほぼ門字形に折り曲げられた金属踏み板の左右に、ささら板の代わりに金属単管桁が角度調整可能に取り付けられている。そして、手摺り受け支柱が金属踏み板に立設されており、金属単管からなる手摺が、この手摺り受け支柱に対して着脱自在、かつ、角度可変に取り付けられた構造となっている。
このような構造によれば、部品点数が少なく、軽量であるため、容易に持ち運ぶことができる。そして、梯子のように、立て掛ける場所を変えて使用することもできる。
また、特許文献2には、「構造物の作業足場」という名称で、構造物を組み立てたり、補修したりする際に、その周囲に仮設する作業足場に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、構造物の外周面に周方向へ所定の間隔をあけて設けられた複数のアイプレートに基端部が連結される足場取付台と、この足場取付台に先端部が連結されるとともに基端部が上記アイプレートに連結される支持部材と、足場取付部材の先端部に固定された手摺り支持筒に下端部が挿入される手摺り支柱と、この手摺り支柱の上部に固定された固定筒に挿入される横手摺りパイプと、を備えた構造となっている。
このような構造によれば、共通する部材で構造物の外周辺に近接して作業足場を容易に架設することができるとともに、この作業足場に対して手摺り支柱を容易に設けることができる。
特許文献3には、建築工事現場等において、作業者が昇降し、または歩行できるとともに、組立及び解体が容易な「枠組足場」に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明では、前後一対の建地と、各建地の間に架設される横地によって構成される建枠と、この建枠の横地の間に着脱自在に架設される足場板と、横方向に隣接する建地同士の間に着脱自在に結合される枠体を備えている。また、この枠体は、左右一対の縦方向支柱と、各縦方向支柱の内側下部及び上部にそれぞれ着脱自在に架設される巾木及び手摺と、を備えており、建地に設けられたフランジに、先端部を係合させるようにして横地が着脱自在に結合される構造となっている。
このような構造によれば、縦方向支柱と手摺支柱と巾木の足場板の両サイドへの組立又は撤去を一度に行うことができる。また、足場板の両サイドに配置された枠体により作業者の安全性が図られる。さらに、巾木によって足場板からの工具、止め具、破片等の落下が防止される。
特開2011−241560号公報 特開2000−129908号公報 特開平6−299691号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明では、専用の金属踏み板にしか手摺り受け支柱を取り付けることができないため、既存の仮設階段や仮設足場に対しては利用できないという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明では、手摺り支柱を足場取付部材の先端部に固定された手摺り支持筒に挿入する構造であり、取り付けられる対象が限定されているため、汎用性に乏しいという課題があった。
また、特許文献3に開示された発明では、手摺が枠体の一部を構成しており、この枠体ごと足場板に設置する構造となっているため、設置対象や設置箇所が限定されてしまう。また、嵩張るため、運搬や保管が容易でないという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、構造が簡単であって、運搬し易く、安価に製造でき、しかも、既存の仮設階段や仮設足場に対しても容易かつ安全に取り付けることが可能な自在手摺りを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、仮設階段の踏板や仮設足場の床板等を構成する板材に取り付けられる自在手摺りであって、長手方向へ突出するように連結片が両端にそれぞれ形成された棒状体からなる手摺り部材と、断面の輪郭が円形をなす棒状の支柱と、この支柱の下端に取り付けられて板材を挟持するためのクランプを有する固定手段と、支柱に設けられ手摺り部材の一端が連結される保持手段と、支柱の下端に、下方へ突出するよう形成される支持片と、支柱の長手方向に直交する第一の軸体と、を備え、固定手段として、第一の軸体を介して回動自在に支持片と連結される角度調整板と、この角度調整板が立設され第一の軸体と平行をなす連結板と、この連結板に対してクランプの背面を所定の回動角度で固定する連結板角度固定手段と、が設けられたことを特徴とするものである。
上記構造の自在手摺りにおいては、大きく分けて、手摺り部材と支柱という2種類の部材からなる簡単な構造であるため、製造が容易である。また、使用しない場合には、手摺り部材と支柱を分解できるため、運搬も容易である。さらに、連結板角度固定手段による拘束を解除することで、クランプの背面が連結板に対して回動自在となり、連結板に平行な仮想平面上に投影されるクランプの開閉方向と第一の軸体のなす角度が可変になるという作用を有する。また、連結板角度固定手段によって連結板に対するクランプの背面の回動を拘束することで、クランプの開閉方向と第一の軸体がなす上記角度が固定されるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の自在手摺りにおいて、手摺り部材は、棒状体の長手方向に平行な仮想平面内で揺動自在に連結片と連結されるとともに係止片が設けられた継手部を備え、保持手段は、対向配置される第一の抜け止め具及び第二の抜け止め具と、支柱の外周面の一部に設けられた雄ネジ部と、からなり、第一の抜け止め具及び第二の抜け止め具は、一方が雄ネジ部に螺着され、他方が支柱の外周面に固設されるとともに、少なくとも一方の対向面に係止片と係止可能に凹溝が形成されたことを特徴とするものである。
このような構造の自在手摺りによれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、上記仮想平面内において係止片と棒状体のなす角度が容易に変更されるという作用を有する。また、係止片が第一の抜け止め具と第二の抜け止め具の間に配置された状態で、第一の抜け止め具と第二の抜け止め具のうち雄ネジ部に螺着された方を回動し、凹溝に係止片が係止するまで、両者の間隔を狭めることで、手摺り部材が保持手段によって離脱不能に保持されるという作用を有する。なお、この状態から、雄ネジ部に螺着された抜け止め具を回動し、第一の抜け止め具と第二の抜け止め具の間隔を拡げることで、手摺り部材は保持手段から容易に離脱可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の自在手摺りにおいて、継手部に代えて、棒状の挿入部の一端に板状の連結部が形成されて側面視略L字状をなす連結具と、平面視した場合に外形が円弧の一部をなすように形成される係止片に挿入部を中心軸のまわりに回動自在に保持する保持部が接続された連結リングと、を備え、手摺り部材は、継手部の代わりに、連結具の連結部が揺動自在に連結片に連結され、連結リングは、係止片が第一の抜け止め具及び第二の抜け止め具に挟まれた状態で凹溝に対して係止可能に形成されたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明では、手摺り部材が揺動する中心となる軸が連結片の中心軸のみであるため、例えば、手摺り部材の揺動平面を支柱の長手方向に平行な状態から直交する状態に切り換える場合には、第一の抜け止め具と第二の抜け止め具の間隔を変更する必要がある。これに対し、請求項3記載の発明においては、手摺り部材が連結片の中心軸と、それに直交する連結具の挿入部の中心軸のまわりにそれぞれ同時に揺動可能であるため、例えば、第一の抜け止め具と第二の抜け止め具の間隔を変更して手摺り部材の揺動平面を支柱の長手方向に平行な状態から直交する状態に切り換える等の作業を行う必要がない。また、連結具の連結リングへの連結やその解除が容易である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自在手摺りにおいて、棒状体は、筒状の外側部材と、この外側部材に対してスライド自在に挿入される内側部材と、からなることを特徴とするものである。
このような構造の自在手摺りにおいては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、外側部材に対して内側部材をスライドさせることで手摺り部材の全体の長さが容易に調節されるという作用を有する。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自在手摺りにおいて、支柱の下端には、下方へ突出するように支持片が形成され、固定手段として、支柱の長手方向に直交する第一の軸体を介して回動自在に支持片と連結される角度調整板が設けられ、支持片は、第一の軸体が挿通される第一の挿通孔と、この第一の挿通孔から支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて形成され第二の軸体が挿通される第一の角度固定孔と、を備え、角度調整板は、第一の挿通孔と連通した状態で第一の軸体が挿通される第二の挿通孔と、この第二の挿通孔を中心として所定の半径の回動軌跡に沿って略等間隔で複数設けられる第二の角度固定孔と、を備え、これら複数の第二の角度固定孔は、いずれも第一の角度固定孔と連通した状態で第二の軸体を挿通可能に形成され、固定手段は、クランプの開閉方向が第一の軸体と直交するように角度調整板に取り付けられたことを特徴とするものである。
このような構造の自在手摺りによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、第一の挿通孔と第二の挿通孔に差し込まれた第一の軸体を介して角度調整板が支持片に対して回動自在に連結されるとともに第一の角度固定孔と第二の角度固定孔に第二の軸体が差し込まれることで角度調整板の回動が拘束されている状態において、第二の軸体を第二の角度固定孔から抜き出すと、角度調整板が支持片に対して第一の軸体の周りに回動自在となり、第一の軸体に直交する仮想平面内においてクランプの開閉方向と支柱の長手方向のなす角度が可変になるという作用を有する。また、第二の軸体を第二の角度固定孔に差し込んで角度調整板の支持片に対する回動を拘束すると、クランプの開閉方向と支柱の長手方向がなす上記角度が固定されるという作用を有する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自在手摺りにおいて、支柱の下端には、下方へ突出するように支持片が形成され、固定手段として、支柱の長手方向に直交する第一の軸体を介して回動自在に支持片と連結される角度調整板が設けられ、支持片は、第一の軸体が挿通される第一の挿通孔と、この第一の挿通孔から支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて形成され第二の軸体が挿通される第一の角度固定孔と、を備え、角度調整板は、第一の挿通孔と連通した状態で第一の軸体が挿通される第二の挿通孔と、この第二の挿通孔を中心として所定の半径の回動軌跡に沿って長孔状に形成される第二の角度固定孔と、を備えるとともに、円弧状の側面に雄ネジ部が形成され、支持片には、角度調整板の雄ネジ部と噛合して回動するギヤと、このギヤの側面との間に摩擦力を生じさせる回動抑制手段と、が設置され、固定手段は、クランプの開閉方向が第一の軸体と直交するように角度調整板に取り付けられたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明では、支柱に対する角度調整板の回動角度を変更する場合、第二の角度固定孔に挿通されている第二の軸体を別の第二の角度固定孔に差し込み直す必要がある。これに対し、請求項6に記載の発明においては、支柱に対する角度調整板の回動角度が連続的に変更されるという作用を有する。また、角度調整板の雄ネジ部に噛合して回動するギヤの回動が回動抑制手段によって抑制され、支柱に対する固定手段の回動速度が調節されるという作用を有する。
請求項記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の自在手摺りにおいて、平面視矩形状をなし、支柱の側面に設けられた保持枠内に端部を挿設可能に形成される巾木を備え、この巾木は、角筒状の第一の平板材と、この第一の平板材に対してスライド自在に挿入される第二の平板材と、からなることを特徴とするものである。
このような構造の自在手摺りにおいては、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、第二の平板材を第一の平板材に対してスライドさせることで、巾木全体の長さが調節されるという作用を有する。
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の自在手摺りによれば、運搬コストや製造コストを安くすることができる。そして、連結板と平行な平面上に投影されるクランプの開閉方向と第一の軸体がなす角度を調整できることから、クランプで挟持可能な厚さを有する各種の部材に対して取り付けることができる。
本発明の請求項2に記載の自在手摺りによれば、請求項1記載の発明の効果を奏することに加えて、係止片のサイズが異なる複数の手摺り部材に対して保持手段を共通して使用することができる。また、第一の抜け止め具又は第二の抜け止め具の回動という簡単な操作によって、手摺り部材の支柱への連結や離脱を行うことができる。したがって、仮設階段等への設置作業を容易かつ安全に行うことが可能である。さらに、手摺り部材、支柱、固定手段及び保持手段が簡単で軽量な構造であるため、運搬し易く、かつ、安価に製造することができる。
加えて、第一の抜け止め具及び第二の抜け止め具によって継手部を保持する際の対向面同士の間隔を変更することで、支柱の長手方向と継手部の揺動平面のなす角度を調節することができる。そのため、支柱に対する手摺り部材の連結方向が限定されず、支柱の設置場所に対する制約が少ない。したがって、既存の仮設階段や仮設足場に対しても取り付けることができる。
本発明の請求項3に記載の自在手摺りによれば、請求項2に記載の発明に比べて手摺り部材を揺動させる際の操作が容易であるため、作業性が良い。
本発明の請求項4に記載の自在手摺りによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果を奏することに加えて、支柱を設置する間隔に応じて手摺り部材の長さを変更できるため、支柱の設置箇所に対する制約が少なく、使い勝手が良いという効果を奏する。
本発明の請求項5に記載の自在手摺りによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の効果を奏することに加えて、第一の軸体に直交する平面内においてクランプの開閉方向と支柱の長手方向がなす角度を調整できることから、クランプで挟持可能な厚さを有する部材であれば、取り付け角度を気にすることなく簡単に取り付けることができる。
本発明の請求項6に記載の自在手摺りによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の効果を奏することに加えて、支柱に対する角度調整板の回動角度を変更する際に、第二の軸体を差し込み直す作業を行う必要がないため、作業効率が向上するという効果を奏する。また、支柱に対する固定手段の回動速度を調節することにより、固定手段を仮設階段等に設置する作業等において、途中で支柱が急に倒れるなどの事故を防止できるため、安全である。さらに、第一の軸体に直交する平面内においてクランプの開閉方向と支柱の長手方向がなす角度を調整できることから、クランプで挟持可能な厚さを有する部材であれば、取り付け角度を気にすることなく簡単に取り付けることができる。
本発明の請求項に記載の自在手摺りによれば、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、巾木の全体の長さが固定されている場合と異なり、支柱を設置する間隔に対する制約が少ないという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る自在手摺りの実施例1の外観図である。 (a)乃至(c)はそれぞれ実施例1の自在手摺りを構成する支柱の正面図、側面図及び背面図である。 (a)及び(b)は図2(a)の支柱が分解された状態を示す正面図であり、(c)は同図(b)における支柱の下端部分を拡大して示した図である。 (a)乃至(d)はそれぞれ図2に示した固定手段を構成する固定部の正面図、側面図、平面図及び背面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図2に示した固定手段を構成する取付部の正面図及び側面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図2(b)及び図2(c)において固定手段とその近傍を部分的に拡大して示した図である。 (a)は実施例1の自在手摺りを構成する手摺り部材の正面図であり、(b)は同図(a)において継手部とその近傍を部分的に拡大して示した縦断面図である。 (a)は図1において保持手段とその近傍を部分的に拡大して示した図であり、(b)は同図(a)の縦断面図である。 (a)は図8(a)におけるC−C線矢視断面図であり、(b)は図8(a)において手摺り部材の連結状態の変形例を示した図である。 本発明の実施の形態に係る自在手摺りの実施例2の外観図である。 (a)乃至(d)はそれぞれ図10におけるE−E線矢視断面図、F−F線矢視断面図、G−G線矢視断面図及びH−H線矢視断面図である。 本発明の実施の形態に係る自在手摺りの実施例3の外観図である。 (a)は実施例3の自在手摺りを構成する手摺り部材の正面図であり、(b)は同図(a)において手摺り部材の端部をI方向から見た拡大図であり、(c)は同図(a)におけるJ−J線矢視断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ連結具の側面図及び正面図であり、(c)は同図(b)におけるK−K線矢視断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ連結リングの側面図及び平面図であり、(c)は図12において保持手段とその近傍を部分的に拡大して示した図である。 図12における固定手段の拡大図である。 図16のL方向矢視図である。 (a)は図16におけるM−M線矢視断面図であり、(b)はシャフトに組み付けられる部品の外観を示す斜視図である。
本発明の自在手摺りの構造と、その作用及び効果について、図1〜図18を用いて具体的に説明する。
なお、本実施例では、仮設階段に設置する場合を想定しているが、以下の説明は、仮設足場に設置する場合についても同様である。
実施例1の自在手摺りについて図1乃至図9を用いて説明する(特に、請求項1,2,4,5に対応)。
図1は本実施例の自在手摺り1aの外観を示したものであるが、仮設階段Sについては模式的に示されている。また、図3(a)及び図3(b)はそれぞれ上部支柱6及び下部支柱7の外観図であり、図3(c)は図3(b)において下部支柱7の下端を部分的に拡大した図である。なお、図3(c)では、ボルトやナットの図示が省略されている。
図1に示すように、自在手摺り1aは、仮設階段Sの傾斜に沿って設置される手摺り部材2と、この手摺り部材2の端部を保持する円筒状の支柱3と、この支柱3の下端に設けられる固定手段4からなり、この固定手段4を介して仮設階段Sの踏板Pに対して着脱自在に連結される構造となっている。
図2及び図3に示すように、支柱3は断面の輪郭が円形をなす棒状の金属製部材であり、上端6aに環状の把持部5aが設けられた上部支柱6と、上部支柱6が上方からスライド自在に挿入される筒状の下部支柱7からなる。なお、本実施例では、上部支柱6が下部支柱7に挿入される構造となっているが、上部支柱6に下部支柱7が挿入される構造であっても良い。また、上部支柱6と下部支柱7のいずれも筒状としているが(図8(b)参照)、挿入される方のみ筒状とし、挿入する方を中実構造とすることもできる。
上部支柱6では、把持部5aの近傍に保持手段8が設けられ、保持手段8と下端6bの間の側面に一対のピン挿通孔6c,6cが上下2箇所に設けられている。
一方、下部支柱7では、上端7aの近傍と略中央に保持手段9,10がそれぞれ設けられ、保持手段9,10の間の側面にピン挿通孔6c,6cと連通可能にピン挿通孔7c,7cが上下2箇所に設けられている。また、保持手段10と下端7bの間の側面には把持部5bが設けられている。
すなわち、支柱3は、下部支柱7に対して上部支柱6をスライドさせるようにして全体の長さを調節した後、ピン挿通孔6cとピン挿通孔7cを横架するようにピン23aを挿通することにより、その長さが維持される構造となっている。
なお、本実施例では保持手段を支柱3の3箇所に設けているが、設置箇所や個数は、これに限定されず、適宜変更可能である。また、ピン挿通孔6c,7cの個数や設置箇所も同様に変更可能である。
下部支柱7は、下端7bを閉塞するように基板11が設けられており、ボルト挿通孔12aと角度固定孔12bがそれぞれ設けられた一対の支持片12,12が基板11に立設されている。なお、支持片12,12は、ボルト挿通孔12a,12a及び角度固定孔12b,12bが連通するように、かつ、支柱3の長手方向に沿って所定の間隔をあけて対向配置されており、ボルト23bを挿通するための角度固定孔12bはボルト挿通孔12aの中心からRの距離に設けられている(図6参照)。また、ボルト挿通孔12a,12aに挿通されたボルト13aの端部にはナット13bが締結されるとともに抜け止めピン14が取り付けられている。
固定手段4を構成する固定部15と取付部20について図4及び図5を用いて説明する。
図4に示すように、固定部15は、側面視略「コ」の字状をなし上部17aの先端近傍に2本のボルト16,16が螺合されたクランプ17と、このクランプ17の背面に接合されるとともに、片側に突出するように2本の雄ネジ18a,18aが立設された連結板19からなる。そして、雄ネジ18a,18aは連結板19の中心を挟んで対称に、かつ、中心からRの距離に配置されるとともに、それぞれナット18b,18bが取り付けられている。
なお、固定部15は、このような構造に限定されるものではなく、例えば、雄ネジ18a,18aの代わりに、ボルトを使用し、そのボルト挿通孔を連結板19に設けた構造としても良い。
図5に示すように、取付部20は、連結板21と、その中心を通るように、この連結板21の片面に立設される角度調整板22によって構成されている。そして、連結板21には、半径Rの回動軌跡に沿った一対の長孔21a,21aが角度調整板22を挟んで対称に、かつ、固定部15の雄ネジ18a,18aを挿通可能に設けられている。
一方、角度調整板22には、幅方向(連結板21に平行な方向)の略中央にボルト挿通孔12aと同径のボルト挿通孔22aが設けられるとともに、角度固定孔12bと同径の角度固定孔22bがボルト挿通孔22aを中心として半径Rの回動軌跡に沿って15°間隔で13箇所に設けられている。
なお、両端の角度固定孔22b,22bは、中心同士を結んだ直線が連結板21と平行をなすように形成されている。そして、取付部20は固定部15に対し、連結板19と連結板21の中心同士が一致するように互いの背面を接触させた状態で、長孔21aに挿通された雄ネジ18aにナット18bを締め込むことによって固定される構造となっている(図2(b)参照)。
図6(a)に示すように、固定手段4は、取付部20の角度調整板22を支持片12,12の間に、ボルト挿通孔22a(図5(b)参照)がボルト挿通孔12a,12a(図3(c)参照)に連通するように配置し、これらの孔にボルト13aを差し込んで横架させ、ナット13bを締め込むことで、支柱3の下端に連結される。このとき、ボルト13aは支柱3の長手方向に直交するとともに、角度調整板22を支持片12,12に対して回動自在に連結する軸体として機能するため、固定手段4は支柱3に対し、矢印Aで示すように揺動自在となる。なお、クランプ17はボルト13aと直交する方向へ開閉する。
また、支持片12,12の角度固定孔12b,12b(図3(c)参照)に角度固定孔22bの1つを連通させた状態で、これら3つの孔にボルト23bを差し込んで横架させると、支持片12,12に対して角度調整板22が回動不能となるため、支柱3に対する矢印Aの方向への固定手段4の揺動が拘束される。
この場合、角度固定孔12b,12bと角度固定孔22b及びボルト23bは角度調整板22を支柱3に対して所定の回動角度で固定する調整板角度固定手段として機能する。
すなわち、ボルト23bを角度固定孔12b,12b及び角度固定孔22bから抜出することで、支持片12,12に対して角度調整板22が回動自在となり、ボルト13aに直交する仮想平面内においてクランプ17の開閉方向と支柱3のなす角度が変更可能な状態となる。また、ボルト23bを角度固定孔12b,12b及び角度固定孔22bに挿入し、支持片12,12に対する角度調整板22の回動を拘束することで、クランプ17の開閉方向と支柱3がなす上記角度が固定されるという作用を有する。
なお、本実施例では、ボルト23bを差し込む角度固定孔12b,12bと角度固定孔22bの組合せを変えることにより、0〜180°の範囲内で支柱3に対する角度調整板22の回動角度を15°間隔で調整可能となっているが、角度固定孔12bを設ける箇所や個数は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
一方、雄ネジ18aに締め込まれたナット18bを緩めると、図6(b)に矢印Bで示すように、雄ネジ18aが長孔21aの内部を移動できる範囲内で、連結板19は連結板21に対して回動自在となるため、固定部15は支柱3に対し、矢印Bで示すように揺動自在となる。また、ナット18bを締め込むと、連結板21に対して連結板19が回動不能となるため、支柱3に対する矢印Bの方向への固定部15の揺動が拘束される。
この場合、雄ネジ18aとナット18b及び長孔21aはクランプ17の背面を連結板21に対して所定の回動角度で固定する連結板角度固定手段として機能する。
すなわち、雄ネジ18aに締め込まれたナット18bを緩めることで、連結板21に対して連結板19が回動自在となり、連結板21に平行な仮想平面上に投影したクランプ17の開閉方向と支柱3のなす角度が変更可能な状態となる。また、雄ネジ18aにナット18bを締め込み、連結板21に対する連結板19の回動を拘束することで、クランプ17の開閉方向と支柱3がなす上記角度が固定されるという作用を有する。
なお、本実施例では、固定部15に対する取付部20の回動角度を0〜90°の範囲内で調整可能となっているが、長孔21aを形成する範囲は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
手摺り部材2の構造について図7を用いて説明する。なお、図7(b)は図7(a)において、端部を拡大するとともに、中心軸を含む平面で切断した状態を示した図に相当する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、手摺り部材2は、金属製の棒状体2aの両端に継手部24がそれぞれ連結された構造であり、棒状体2aは筒状の外側部材33と、外側部材33に対してスライド自在に挿入される筒状の内側部材34によって構成されている。そして、外側部材33の側面にはネジ孔(図示せず)が設けられており、このネジ孔に蝶ネジ35が螺入されている。
すなわち、自在手摺り1aにおいては、蝶ネジ35を緩めた状態で外側部材33に対して内側部材34をスライドさせることで手摺り部材2の全体の長さが容易に調節されるとともに、蝶ネジ35を回し、その下端で内側部材34の側面を押圧することにより、外側部材33に対して内側部材34がスライド不能に固定されるという作用を有する。
このように、自在手摺り1aにおいては、支柱3を設置する間隔に応じて手摺り部材2の長さを変更できるため、支柱3の設置箇所に対する制約が少なく、使い勝手が良い。
なお、本実施例では、外側部材33と内側部材34のいずれも筒状としているが、外側部材33のみを筒状とし、内側部材34は中実構造とすることもできる。また、支柱3を一旦設置した後は、支柱3同士の間隔は不変であるため、外側部材33に対して内側部材34を固定せずとも内側部材34が勝手にスライドして手摺り部材2の長さが変わってしまうおそれはない。したがって、蝶ネジ35を省略した構造とすることもできる。ただし、本実施例のように蝶ネジ35を備えた構造であれば、手摺り部材2を運搬する際に内側部材34が勝手にスライドしないように固定できるため、安全である。
棒状体2aの両端には、長手方向へ突出するように連結片2bがそれぞれ形成されており、継手部24は、連結片2bを間に挿入配置可能に対向配置される一対の連結片24a,24aと、連結片24a,24aが立設される円板状の係止片24bからなる。また、連結片2bには軸孔が設けられ、連結片24aには、この連結片2bの軸孔と連通するように軸孔が設けられている。そして、これらの軸孔には軸体25が嵌挿されており、連結片2bと連結片24a,24aは軸体25を中心として回動自在に連結されている。これにより、継手部24,24は棒状体2aに対して揺動自在となっている。
すなわち、手摺り部材2では、棒状体2aの長手方向に平行な仮想平面内において係止片24bと棒状体2aの長手方向のなす角度が容易に変更されるという作用を有する。
なお、係止片24bは平面視して周縁部が連結片24a,24aに対して側方へ突出するように形成されている。
次に、手摺り部材2を支柱3に連結する際に使用される保持手段9について図8及び図9を用いて説明する。図8(b)は図8(a)において抜け止め具27を下降させて抜け止め具28との間に手摺り部材2を挟持した状態を示しており、図8(a)において下部支柱7の中心軸を含む平面で切断した状態を示した図に相当する。
なお、保持手段10は保持手段9と構造が同じであり、また、保持手段8に関する説明は、保持手段9の説明において下部支柱7を上部支柱6と読み替えたものと同じであるため、以下、保持手段9を例にとって説明し、保持手段8,10については、その説明を省略する。
保持手段9は下部支柱7の外周面7dの一部に形成される雄ネジ部26と、外周面に滑り止め用の凹凸が設けられ雄ネジ部26に螺着されるリング状の抜け止め具27と、抜け止め具27と対向するように雄ネジ部26の下方に配置され下部支柱7の外周面7dに固設されるリング状の抜け止め具28によって構成されている。また、抜け止め具27の対向面27aと抜け止め具28の対向面28aには、下部支柱7の外周面7dに沿ってリング状の凹溝27b,28bがそれぞれ係止片24bと係止可能に形成されている。
なお、本実施例では、抜け止め具27が雄ネジ部26に螺着され、抜け止め具28が下部支柱7の外周面7dに固設されているが、これに限らず、抜け止め具27,28のうち、少なくとも一方が雄ネジ部26に螺着された構造とすることもできる。また、凹溝は対向面27a,28aのうちの少なくとも一方に形成された構造であっても良い。
図8(a)に示すように、手摺り部材2の継手部24を、軸体25が下部支柱7の軸方向と平行をなし、係止片24bの下部が凹溝28bに係止するように抜け止め具28の対向面28aに設置した後、抜け止め具27を回動し、図8(b)に示すように、係止片24bの上部が凹溝27bに係止するまで下降させた場合、継手部24は、抜け止め具27,28によって離脱不能に保持される。このとき、継手部24は、抜け止め具27,28の対向面27a,28aに連結片24a,24aが当接するため、係止片24bの中心軸周りの回動が抑制される。
一方、連結片2bは連結片24a,24aに対し、軸体25を中心として回動自在であるため、図9(a)に矢印Dで示すように、棒状体2aは下部支柱7の軸方向に垂直な平面内で揺動可能となっている。
また、この状態から、抜け止め具27を回動して上昇させ、凹溝27b,28bに対する係止片24bの係止状態が解除されると、保持手段9から手摺り部材2が容易に離脱可能となる。
なお、図9(b)に示すように、手摺り部材2の継手部24を、軸体25が下部支柱7の軸方向と直交し、係止片24bの下部が凹溝28bに係止するように抜け止め具28の対向面28aに設置した後、抜け止め具27を回動し、係止片24bの上部が凹溝27bに係止するまで下降させた場合、継手部24は、抜け止め具27,28によって離脱不能に保持される。ただし、この場合、棒状体2aは矢印Dで示すように下部支柱7の中心軸を含む平面内で揺動可能となる。
自在手摺り1aでは、ボルト13aに直交する平面内においてクランプ17の開閉方向と支柱3の長手方向がなす角度及び連結板21と平行な平面上に投影したクランプ17の開閉方向とボルト13aがなす角度を調整できることから、踏板P以外の仮設階段Sの部材に対しても、クランプ17で挟持可能な厚さであれば、取り付けることができる。
さらに、抜け止め具27,28によって継手部24を保持する際の対向面27a,28aの間隔を変更することで、支柱3の長手方向と継手部24の揺動平面のなす角度を調節可能となっている。したがって、支柱3に対して手摺り部材2を所望の方向から連結することが可能である。また、係止片24bのサイズ(直径)が異なる複数の手摺り部材2に対して保持手段8〜10を共通して使用することができる。
以上説明したように、本発明の自在手摺り1aは、クランプ17で挟持する対象物の姿勢によらず、支柱3を鉛直方向に設置することができる。また、支柱3に対する手摺り部材2の連結方向が限定されない。すなわち、自在手摺り1aは、支柱3の設置場所に対する制約が少ないため、既存の仮設階段や仮設足場に対しても取り付けることができる。さらに、抜け止め具27やナット18bの回動及びボルト23bの挿抜等の簡単な操作によって、手摺り部材2の支柱3への連結や離脱及び支柱3の設置対象に応じたクランプ17の取り付け姿勢の調整を行うことができる。したがって、自在手摺り1aでは、上記設置作業を容易かつ安全に行うことができる。さらに、大きく分けて、手摺り部材2と支柱3という2種類の部材からなる簡単な構造であるため、製造が容易である。また、使用しない場合には、手摺り部材2と支柱3を分解できるため、運搬も容易である。そして、固定手段4及び保持手段8〜10も簡単で軽量な構造である。したがって、運搬コストや製造コストを安くすることができる。
実施例2の自在手摺りについて図10及び図11を用いて説明する(特に、請求項に対応)。
なお、図10は図1に対応する図であるが、手摺り部材2の図示を省略している。また、図11(a)乃至図11(d)はそれぞれ図10におけるE−E線矢視断面、F−F線矢視断面、G−G線矢視断面及びH−H線矢視断面の一部を拡大して示した図である。さらに、図1乃至図9に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10及び図11に示すように、本実施例の自在手摺り1bは、実施例1の自在手摺り1aにおいて、巾木29を備えるとともに、この巾木29を支柱3に取り付けるための保持枠30が下部支柱7に設けられたことを特徴とする。
巾木29は、平面視矩形状をなし、角筒状の平板材29b,29cが平板材29a,29aの一端からそれぞれ延設された構造となっている。そして、平板材29aは、平板材29b,29cに対して、その一端を嵌挿した状態で溶接されている。また、平板材29cは、平板材29bに対し、スライド自在に一端が内挿されている。
保持枠30は、平板材29aの一端を挿入可能に、扁平した角筒状に形成され、ネジ32を用いて外周面7dに下部支柱7の軸方向と平行に固設されている。
なお、本実施例では、図11(a)及び図11(c)に示すように、平板材29aは、受け枠31をスペーサとして端部に取り付けた状態で保持枠30に内挿されている。
上記構造の自在手摺り1bにおいては、平板材29cを平板材29bに対してスライドさせることで、巾木29の全体の長さが調節されるという作用を有する。したがって、巾木29の全体の長さが固定されている場合と異なり、支柱3を設置する間隔に対する制約が少ない。
実施例3の自在手摺りについて図12〜図17を用いて説明する(特に、請求項3,6に対応)。
図12は本実施例の自在手摺り1cの外観図であり、図13(a)は自在手摺り1cを構成する手摺り部材36の正面図であり、図13(b)は図13(a)において手摺り部材36の端部をI方向から見た拡大図であり、図13(c)は図13(a)におけるJ−J線矢視断面図である。また、図14(a)及び図14(b)はそれぞれ連結具38の側面図及び正面図であり、図14(c)は図14(b)におけるK−K線矢視断面図である。なお、図13(c)及び図14(c)では、それぞれ蝶ネジ35及びバネ40cについて、断面であることを示すハッチングを省略している。
図15(a)及び図15(b)はそれぞれ連結リング41の側面図及び平面図であり、図15(c)は図12において保持手段8〜10のいずれかとその近傍を部分的に拡大して示した図である。また、図16は図12における固定手段37の拡大図であり、図17は図16のL方向矢視図である。さらに、図18(a)は図16におけるM−M線矢視断面図であり、図18(b)はシャフト49に組み付けられる各部品の外観を示す斜視図である。
なお、図15(c)では、抜け止め具27,28の一部と連結具38及び連結リング41について、支柱3の軸と手摺り部材36の軸の双方を含む平面で切断した状態を示している。また、図18(a)では、取付部43と固定部42の図示を省略している。さらに、図1乃至図11に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、本実施例の自在手摺り1cは、実施例2の自在手摺り1bにおいて、手摺り部材2と固定手段4の代わりにそれぞれ手摺り部材36及び固定手段37を備えたことを特徴とする。
図13(a)及び図13(b)に示すように、手摺り部材36は、金属製の棒状体36aと、この棒状体36aの両端に、長手方向へ突出するようにそれぞれ形成される一対の連結片36b,36bとからなる。また、連結片36b,36bは、後述する連結具38の連結部38b(図14参照)を間に挿入配置可能に対向配置されている。そして、連結片36b,36bは、連結具38の連結部38bに設けられた軸孔39aと連通可能に軸孔39b,39bが設けられている。
また、棒状体36aは、筒状の外側部材33と、この外側部材33に対してスライド自在に挿入される筒状の内側部材34によって構成されている。そして、図13(c)に示すように、外側部材33の側面に設けられたネジ孔33aには蝶ネジ35が螺入され、内側部材34の表面には、その長手方向に沿って係止溝34aが蝶ネジ35の先端部と係止可能に形成されている。すなわち、外側部材33と内側部材34は、ネジ孔33aに螺入された蝶ネジ35の先端部を係止溝34aに係止させることで、円筒軸を中心とする相対的な回転が阻止される構造となっている。
なお、本実施例では、外側部材33と内側部材34に対し、長手方向への移動のみが許容されるように、内側部材34の係止溝34aに蝶ネジ35の先端部を係止させることで、円筒軸を中心とするそれらの回動を阻止しているが、本発明の自在手摺りは、このような構造に限定されるものではない。
例えば、蝶ネジ35の代わりに、又は蝶ネジ35とともにボルト等を使用しても良い。そして、ボルト等をネジ孔33aに螺入して、その先端部を内側部材34の係止溝34aに係止させる構造とした場合、外側部材33と内側部材34の上述の回動がより効果的に阻止される。
図14(a)〜図14(c)に示すように、連結具38は、棒状の挿入部38aの一端に板状の連結部38bが形成された構造となっており、全体として側面視略L字状をなしている。また、連結部38bには前述したように軸孔39aが形成され、挿入部38aの先端近傍には、長手方向へ沿って凹溝40aが細長く形成されている。そして、凹溝40aには、係止片40bと、この係止片40bを外側へ押し出す方向へ付勢するバネ40cが内蔵されている。すなわち、係止片40bはバネ40cに付勢されて、その一部を出没自在に凹溝40aの内部に設置されている。
図15(a)及び図15(b)に示すように、連結リング41は、平面視した場合に外形が円弧の一部をなすように形成される係止片41aと、平面視リング状をなし連結具38の挿入部38aを回動自在に保持する保持部41bが接続部41cを介して接続された構造となっている。
図15(c)に示すように、棒状体36aの連結片36b,36bが連結部38bに連結された連結具38の挿入部38aを連結リング41の保持部41bに挿通し、連結リング41の係止片41aを、その下部が凹溝28bに係止するように抜け止め具28の対向面28aに設置した後、雄ネジ部26に螺着された抜け止め具27を回動して、係止片41aの上部が凹溝27bに係止するまで下降させる。これにより、連結リング41が抜け止め具27,28によって離脱不能に保持され、手摺り部材36は、連結具38の軸孔39a及び連結リング41の保持部41bの中心軸のまわりにそれぞれ回動可能に連結される。
このとき、係止片40bは連結リング41に係止することにより、連結具41の保持部41bからの連結具38の挿入部38aの抜けを防ぐという作用を有する。また、この状態で、バネ40cに抗して係止片40bを凹溝40aの中へ押し込むと、係止片40bが保持部41bに係止しなくなるため、挿入部38aは保持部41bから容易に抜出可能となる。
なお、保持手段8〜10を構成する抜け止め具28,29は、それぞれ少なくとも2本以上の手摺り部材36を連結可能な構造となっている。
このような構造の自在手摺り1cにおいては、連結具38の連結リング41への連結やその解除が容易である。また、実施例1の自在手摺り1aでは、手摺り部材2が連結片2bの中心軸のまわりについてのみ揺動可能であることから、例えば、手摺り部材2の揺動平面を支柱3の長手方向に平行な状態から直交する状態に切り換える場合には、抜け止め具27と抜け止め具28の間隔を変更する必要がある。これに対し、本実施例の自在手摺り1cでは、手摺り部材36が連結片2bの中心軸と、連結具38の挿入部38aの中心軸という互いに直交する2本の軸のまわりにそれぞれ独立に揺動可能であり、抜け止め具27,28の間隔を変更して手摺り部材36の揺動平面を支柱3の長手方向に平行な状態から直交する状態に切り換える等の作業を行う必要がない。
次に、固定手段37を構成する固定部42と取付部43について図16〜図18を用いて説明する。
図16に示すように、固定部42は、側面視略「コ」の字状をなすクランプを有し、背面に取付部43が回動可能にボルトによって固定される構造となっている。なお、固定部42の背面には、実施例1の取付部20に対する固定部15の場合と同様に、取付部43の回動角度を調整可能に、複数のボルト挿通孔が形成されている。
取付部43は、連結板44と、その中心を通るように、この連結板44の片面に立設され円弧状の側面に雄ネジ部45bが形成された角度調整板45によって構成されている。そして、連結板44には、所定の半径の回動軌跡に沿った一対の長孔が角度調整板45を挟んで対称に、かつ、固定部42に取り付けるためのボルト47を挿通可能に設けられている。また、連結板44の中心には、固定部42の背面の略中央に設けられた貫通孔に対して挿通可能に形成される軸体46が角度調整板45と反対方向へ、その先端を突出させるように設けられている。
一方、角度調整板45には、幅方向(連結板44に平行な方向)の略中央にボルト13aを挿通するための貫通孔が設けられるとともに、ボルト23bが挿通される角度固定孔45aが設けられている。なお、角度固定孔45aは、ボルト13aの挿通孔を中心とする所定の長さの半径の回動軌跡に沿って略長孔状に形成されている。
なお、角度固定孔45aは、始点と終点を結ぶ直線が連結板44と平行をなすように形成されている。そして、取付部43は、連結板44から突出する軸体46の先端を固定部42の背面に設けられた貫通孔に回動自在に挿通させた状態で、背面に設けられた前述のボルト挿通孔に挿通されたボルト47を締め込むことによって固定される構造となっている。
したがって、ボルト47を緩めると、連結板44に設けられた前述の長孔の内部をボルト47が移動できる範囲で、固定部42は連結板44に対して軸体46を中心として回動自在となり、固定部42は支柱3に対して揺動自在となる。一方、ボルト47を締め込むと、連結板44に対して固定部42が回動不能となり、支柱3に対する固定部42の揺動が拘束される。
この場合、ボルト47及び連結板44の長孔は固定部42の背面を連結板44に対して所定の回動角度で固定する連結板角度固定手段として機能する。
図17及び図18に示すように、基板11には、ボルト13a,23bが挿通されるボルト挿通孔48a及び角度固定孔48bとシャフト49を回動自在に保持する保持孔48cがそれぞれ設けられた一対の支持片48,48が立設されている。
シャフト49は、断面が六角形をなす角柱部49aの両端に雄ネジ部49b,49cが形成された構造となっている。角柱部49aには、ギヤ保持具50とバネ保持具51が挿通され、雄ネジ部49b,49cには、把持具52とナット53がそれぞれ螺合し、ギヤ保持具50とナット53の間及びバネ保持具51と把持具52の間にはワッシャー54がそれぞれ設置されている。
ギヤ保持具50は、外面と内面の輪郭形状がそれぞれ円形及び六角形をなす嵌合部50aと、この嵌合部50aに立設される矩形板状の係止部50bからなり、嵌合部50aは角柱部49aに挿通された場合に、シャフト9に対して回動不能となるとともに、係止部50bが支持片48の内壁の一部と係止して支持片48に対して回動不能となるように形成されている。
バネ保持具51は、外面と内面の輪郭形状がそれぞれ円形及び六角形をなす嵌合部51aと、この嵌合部51aの一端に設けられ端面に微小な凹凸が形成された段付き部51bからなり、嵌合部51aが角柱部49aに挿通された場合に、シャフト9に対して回動不能となるように形成されている。
ギヤ保持具50の嵌合部50aには、微小な凹凸が設けられた側面55aをバネ保持具51の段付き部51bの端面に対して当接可能、かつ、角度調整板45の雄ネジ部45bと噛合して回動可能に、ギヤ55が外挿されている。
また、支持片48の内壁面と段付き部51bの間には、コイル状の押しバネ56がバネ保持具51の嵌合部51aに外挿された状態でバネ保持具51をギヤ55に対して押し付ける方向へ付勢可能に設置されている。
このような構造の自在手摺り1cにおいては、係止部50bが支持片48の内壁の一部と係止することで嵌合部49aとともにシャフト49を支持片48に対して回動しないように抑制するという作用を有する。この場合、バネ保持具51と押しバネ56は、ギヤ55の側面55aとの間に摩擦力を生じさせ、その回動を抑制する手段として機能する。また、把持具52を回動してバネ保持具51をギヤ55に押し付ける方向へ押動すると、バネ保持具51は押しバネ56によって押される場合よりも強い力で把持具52によって直接、ギヤ55に押し付けられることになるため、ギヤ55の回動を抑制する効果が、より一層発揮される。なお、把持具52を操作してギヤ55を押し付ける方向にバネ保持具51を前進させればさせるほど、ギヤ55の回動を抑制する力は強くなる。そして、最終的には、ギヤ55は完全に回動不能な状態となる。
すなわち、シャフト49、バネ保持具51、把持具52及び押しバネ56は、角度調整板45を支柱3に対して所定の回動角度で固定する調整板角度固定手段として機能する。
実施例1や実施例2の自在手摺り1a,1bでは、支柱3に対する角度調整板22の回動角度を変更する場合、別の角度固定孔22bにボルト23bを差し込み直さなければならない。これに対し、本実施例の自在手摺り1cにおいては、ボルト23bを差し込み直すという作業を行うことなく、支柱3に対する角度調整板45の回動角度が連続的に変更されるという作用を有する。したがって、作業効率が良い。
また、角度調整板45の雄ネジ部45bに噛合して回動するギヤ55の回動がバネ保持具51と押しバネ56によって抑制され、支柱3に対する固定手段37の回動速度が調節されるという作用を有する。この場合、固定手段37を仮設階段等に設置する作業等において、途中で支柱3が急に倒れるなどの事故を防止できるため、安全である。
請求項1乃至請求項に記載された発明は、建設現場や工事現場等に設置された仮設階段や仮設足場に対して適用可能である。
1a 自在手摺り
1b 自在手摺り
1c 自在手摺り
2 手摺り部材
2a 棒状体
2b 連結片
3 支柱
4 固定手段
5a 把持部
5b 把持部
6 上部支柱
6a 上端
6b 下端
6c ピン挿通孔
7 下部支柱
7a 上端
7b 下端
7c ピン挿通孔
7d 外周面
8 保持手段
9 保持手段
10 保持手段
11 基板
12 支持片
12a ボルト挿通孔
12b 角度固定孔
13a ボルト
13b ナット
14 抜け止めピン
15 固定部
16 ボルト
17 クランプ
17a 上部
18a 雄ネジ
18b ナット
19 連結板
20 取付部
21 連結板
21a 長孔
22 角度調整板
22a ボルト挿通孔
22b 角度固定孔
23a ピン
23b ボルト
24 継手部
24a 連結片
24b 係止片
25 軸体
26 雄ネジ部
27 抜け止め具
27a 対向面
27b 凹溝
28 抜け止め具
28a 対向面
28b 凹溝
29 巾木
29a 平板材
29b 平板材
29c 平板材
30 保持枠
31 受け枠
32 ネジ
33 外側部材
33a ネジ孔
34 内側部材
34a 係止溝
35 蝶ネジ
36 手摺り部材
36a 棒状体
36b 連結片
37 固定手段
38 連結具
38a 挿入部
38b 連結部
39a 軸孔
39b 軸孔
40a 凹溝
40b 係止片
40c バネ
41 連結リング
41a 係止片
41b 保持部
41c 接続部
42 固定部
43 取付部
44 連結板
45 角度調整板
45a 角度固定孔
45b 雄ネジ部
46 軸体
47 ボルト
48 支持片
48a ボルト挿通孔
48b 角度固定孔
48c 保持孔
49 シャフト
49a 角柱部
49b 雄ネジ部
49c 雄ネジ部
50 ギヤ保持具
50a 嵌合部
50b 係止部
51 バネ保持具
51a 嵌合部
51b 段付き部
52 把持具
53 ナット
54 ワッシャー
55 ギヤ
55a 側面
56 押しバネ
S 仮設階段
P 踏板

Claims (7)

  1. 仮設階段の板や仮設足場の床板等を構成する板材に取り付けられる自在手摺りであって、
    長手方向へ突出するように連結片が両端にそれぞれ形成された棒状体からなる手摺り部材と
    断面の輪郭が円形をなす棒状の支柱と
    この支柱の下端に取り付けられて前記板材を挟持するためのクランプを有する固定手段と
    前記支柱に設けられ前記手摺り部材の一端が連結される保持手段と
    前記支柱の下端に、下方へ突出するよう形成される支持片と、
    前記支柱の長手方向に直交する第一の軸体と、を備え
    前記固定手段として、
    前記第一の軸体を介して回動自在に前記支持片と連結される角度調整板と、
    この角度調整板が立設され前記第一の軸体と平行をなす連結板と、
    この連結板に対して前記クランプの背面を所定の回動角度で固定する連結板角度固定手段と、が設けられたことを特徴とする自在手摺り。
  2. 前記手摺り部材は
    前記棒状体の長手方向に平行な仮想平面内で揺動自在に前記連結片と連結されるとともに係止片が設けられた継手部を備え、
    前記保持手段は
    対向配置される第一の抜け止め具及び第二の抜け止め具と
    前記支柱の外周面の一部に設けられた雄ネジ部と、からなり、
    前記第一の抜け止め具及び前記第二の抜け止め具は、一方が前記雄ネジ部に螺着され、他方が前記支柱の外周面に固設されるとともに、少なくとも一方の対向面に前記係止片と係止可能に凹溝が形成されたことを特徴とする請求項1記載の自在手摺り。
  3. 前記継手部に代えて、
    棒状の挿入部の一端に板状の連結部が形成されて側面視略L字状をなす連結具と
    平面視した場合に外形が円弧の一部をなすように形成される係止片に前記挿入部を中心軸のまわりに回動自在に保持する保持部が接続された連結リングと、を備え、
    前記手摺り部材は、前記継手部の代わりに、前記連結具の前記連結部が揺動自在に前記連結片に連結され、
    前記連結リングは、前記係止片が前記第一の抜け止め具及び前記第二の抜け止め具に挟まれた状態で前記凹溝に対して係止可能に形成されたことを特徴とする請求項2記載の自在手摺り。
  4. 前記棒状体は、筒状の外側部材と、この外側部材に対してスライド自在に挿入される内側部材と、からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自在手摺り。
  5. 前記支持片は
    前記第一の軸体が挿通される第一の挿通孔と
    この第一の挿通孔から前記支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて形成され第二の軸体が挿通される第一の角度固定孔と、を備え、
    前記角度調整板は
    前記第一の挿通孔と連通した状態で前記第一の軸体が挿通される第二の挿通孔と
    この第二の挿通孔を中心として所定の半径の回動軌跡に沿って略等間隔で複数設けられる第二の角度固定孔と、を備え、
    これら複数の第二の角度固定孔は、いずれも前記第一の角度固定孔と連通した状態で前記第二の軸体を挿通可能に形成され、
    前記固定手段は
    前記クランプの開閉方向が前記第一の軸体と直交するように前記角度調整板に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自在手摺り。
  6. 前記支持片は
    前記第一の軸体が挿通される第一の挿通孔と
    この第一の挿通孔から前記支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて形成され第二の軸体が挿通される第一の角度固定孔と、を備え、
    前記角度調整板は
    前記第一の挿通孔と連通した状態で前記第一の軸体が挿通される第二の挿通孔と、
    この第二の挿通孔を中心として所定の半径の回動軌跡に沿って長孔状に形成される第二の角度固定孔と、を備えるとともに、円弧状の側面に雄ネジ部が形成され、
    前記支持片には、
    前記角度調整板の前記雄ネジ部と噛合して回動するギヤと
    このギヤの側面との間に摩擦力を生じさせる回動抑制手段と、が設置され、
    前記固定手段は
    前記クランプの開閉方向が前記第一の軸体と直交するように前記角度調整板に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自在手摺り。
  7. 平面視矩形状をなし、前記支柱の側面に設けられた保持枠内に端部を挿設可能に形成される巾木を備え、
    この巾木は、角筒状の第一の平板材と、この第一の平板材に対してスライド自在に挿入される第二の平板材と、からなることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の自在手摺り。
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