JP6415770B1 - 支柱構造体及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、台座に支柱を容易に安定して保持させることができる支柱構造体及びその施工方法を提供すること。
【解決手段】支柱構造体1は、上下方向に延びる支柱3と、支柱3に沿って延び支柱3に支持される被支持部材4と、支柱3の径よりも大きい取付開口部21が上面22に形成された台座2と、支柱3と台座2との間に配置される支持ブラケット5であって、支柱3が挿入されると共に取付開口部21に挿入され底部53を有する筒状部51と、筒状部51の外周面から径方向に延出して台座2の上面に配置される延出部52と、を有する支持ブラケット5と、筒状部51に挿入された支柱3を筒状部51に固定する第1固定部材11と、延出部52を台座2の上面22に固定する第2固定部材13と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、支柱構造体及びその施工方法に関する。
従来、台座と、台座に立設される支柱と、支柱に支持されるフェンス本体(被支持部材)と、を備える仮設フェンス(支柱構造体)が知られている(例えば、特許文献1参照)。支柱の下端部は、台座の上面に形成された取付開口部に挿入されて保持される。特許文献1に記載の技術においては、台座の取付開口部の大きさは、支柱の下端部が挿入される大きさで且つ支柱を安定して支持できる大きさに形成されている。
ところで、仮設フェンスは、設置してから一定期間後に撤去されることが多く、低コストで製造でき、設置が容易で且つ撤去が容易であることが望まれる。そのため、低コストで仮設フェンスを設置するという観点から、既存の台座(例えば、ガードレール用の台座)を利用して、仮設フェンスを設置する場合がある。例えば、ガードレールの場合には、ガードレール用の台座の取付開口部にガードレール用の支柱を挿入して、台座の取付開口部と支柱との隙間にコンクリートを流し込んで支柱を固定している。
しかし、台座が仮設フェンス専用でない場合には、台座の取付開口が、フェンスの支柱の径に対して大きいことがある。そのため、台座の取付開口に支柱を取り付ける場合に、そのままの状態では、フェンスの支柱を挿入しても、台座の取付開口とフェンスの支柱との間の隙間が大きく、支柱を安定して支持することができないことがあった。
ここで、道路標識の支柱を支持する構造において、支柱の径に対して台座の取付開口が大きく形成され、台座の取付開口に支柱の下端部を挿入する場合に、台座と支柱の下端部との間に係止部材を介在させて、台座に支柱を立設する構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−62892号公報 特開2008−19636号公報
特許文献2に記載の技術においては、係止部材は、支柱に装着可能な帯状部材と、台座の取付開口の周縁部に形成された係止凹部に載架されるアームと、を有して構成されている。
しかし、特許文献2に記載の技術においては、係止部材のアームを台座の係止凹部に載架するため、台座に係止凹部を加工する必要がある。また、特許文献2に記載の技術においては、支柱は帯状部材に装着されて保持されており、より安定して保持できる構成が望まれる。
よって、簡易な構成により、台座に支柱を容易に安定して保持させることができる構成が望まれる。
本発明は、簡易な構成により、台座に支柱を容易に安定して保持させることができる支柱構造体及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上下方向に延びる支柱(例えば、後述の支柱3)と、前記支柱に沿って延び前記支柱に支持される被支持部材(例えば、後述のフェンス本体4)と、前記支柱の径よりも大きい取付開口部(例えば、後述の取付開口部21)が上面(例えば、後述の上面22)に形成された台座(例えば、後述の台座2)と、前記支柱と前記台座との間に配置される支持ブラケット(例えば、後述の支持ブラケット5)であって、前記支柱が挿入されると共に前記取付開口部に挿入され底部(例えば、後述の底面板53)を有する筒状部(例えば、後述の収容筒体51)と、前記筒状部の外周面から径方向に延出して前記台座の上面に配置される延出部(例えば、後述の中間板材52)と、を有する支持ブラケットと、前記筒状部に挿入された前記支柱を前記筒状部に固定する第1固定部材(例えば、後述の第1固定ネジ11)と、前記延出部を前記台座の上面に固定する第2固定部材(例えば、後述の第2固定ネジ13)と、を備える支柱構造体(例えば、後述の仮設フェンス1)に関する。
また、水平方向に対する前記支持ブラケットの傾きを調整可能な傾き調整部(例えば、後述の傾き調整ワッシャ15)を備えることが好ましい。
また、前記支柱と前記筒状部との間に配置されるスペーサ部材(例えば、後述のスペーサシート6)を更に備えることが好ましい。
また、前記支柱構造体の施工方法であって、前記支持ブラケットを前記取付開口部に設置するブラケット設置工程と、前記筒状部に前記支柱の下端部を挿入する支柱配置工程と、前記第1固定部材により、前記支柱を前記筒状部に固定する固定工程と、を含む支柱構造体の施工方法に関する。
本発明によれば、簡易な構成により、台座に支柱を容易に安定して保持させることができる支柱構造体及びその施工方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の仮設フェンスの全体構成を示す正面図である。 支柱の支持構造を示す縦断面図である。 支柱の支持構造を示す平面図である。 支柱の支持構造を示す分解斜視図である。 本実施形態の仮設フェンスの施工方法であって、(a)は支持ブラケットを台座に取り付ける場合を示す図であり、(b)は支持ブラケットに支柱を取り付ける場合を示す図であり、(c)は支持ブラケットに支柱を固定する場合を示す図である。
以下、本発明の支柱構造体としての仮設フェンス1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態の仮設フェンス1の全体構成を示す正面図である。図2は、支柱3の支持構造を示す縦断面図である。図3は、支柱3の支持構造を示す平面図である。図4は、支柱3の支持構造を示す分解斜視図である。
本実施形態において、支柱構造体を仮設フェンスに適用した例について説明する。なお、本実施形態の説明においては、図1における左右方向を「左右方向」という。
仮設フェンス1は、図1〜図4に示すように、複数の台座2と、複数の支柱3と、複数のフェンス本体4(被支持部材)と、複数の支持ブラケット5と、2つのスペーサシート6(スペーサ部材)と、複数の第1固定ネジ11(第1固定部材)と、複数の第2固定ネジ13(第2固定部材)と、傾き調整ワッシャ15(傾き調整部)と、を備える。
複数の台座2は、図1に示すように、それぞれ、例えば、所定幅を有して所定方向(左右方向)に所定長さで延びるコンクリートブロックにより構成される。複数の台座2は、所定方向(左右方向)に並んで配置され、隣接する台座2同士が連結されている。本実施形態における台座2は、例えば、本実施形態の仮設フェンス専用に製造されたものではなく、既存のガードレール用の台座である。仮設フェンスは、設置してから一定期間後に撤去されることが多いため、本実施形態では、支柱を地中に埋め込むことを避けて、台座として、例えば、既存のガードレール用の台座を用いている。ガードレールの場合には、ガードレール用の台座の取付開口部にガードレール用の支柱を挿入して、台座の取付開口部と支柱との隙間にコンクリートを流し込んで支柱を固定している。
なお、本実施形態においては、台座2として、既存のガードレール用の台座を利用した場合の例について説明するが、これに限定されない。台座2は、既存のものに限定されず、新規に製造したものでもよい。また、台座2は、ガードレール用の台座に限定されず、支柱の径よりも大きい取付開口部を有していればよく、例えば、道路標識の支柱を支持する台座などであってもよい。
台座2の上面22には、取付開口部21が形成される。取付開口部21は、平面視円形状に開口して形成され、台座2の上面22から下方側に延びる。本実施形態においては、取付開口部21は、台座2を上下方向に貫通する貫通孔により形成される。なお、取付開口部21は、台座2を上下方向に貫通する貫通孔に限定されない。取付開口部21は、台座2を上下方向に貫通していなくてもよく、例えば、取付開口部21を、台座2の上面22に開口して、台座2の上面22から下方側に窪む凹部や凹溝で構成してもよいし、台座2が中空である場合には上面板に開口を形成することで構成してもよい。取付開口部21において、台座2の上面22に開口した部分の下方側に、後述する支持ブラケット5の収容筒体51を挿入できる上下方向の空間が確保されていることが好ましい。
取付開口部21は、支柱3の径よりも大きい開口である。本実施形態においては、台座2として、例えば、既存のガードレール用の台座を用いており、取付開口部21は、ガードレール用の支柱が挿入される大きさであるため、支柱3の径よりも大きい。なお、本実施形態においては、取付開口部21を、平面視で、円形状に開口して構成したが、これに限定されず、例えば、多角形状に開口して構成してもよいし、楕円形状に開口して構成してもよい。
複数の支柱3は、図1に示すように、所定方向(左右方向)に並んで配置された複数の台座2の上方側において、所定方向(左右方向)に並んで配置される。複数の支柱3は、それぞれ、上下方向に延びて形成される。支柱3の下端部は、台座2の取付開口部21において、支持ブラケット5を介して、台座2に固定される。支持ブラケット5の詳細については後述する。
支柱3には、上下方向における複数の所定位置に、複数のフェンス取り付け用フック31が取り付けられる。支柱30には、複数のフェンス取り付け用フック31を介して、フェンス本体4が接続される。
フェンス本体4は、図1に示すように、支柱3に沿って延びる。フェンス本体4は、複数の上側フェンス体41と、複数の下側フェンス体42とが略同一平面上に配置されて構成される。複数の上側フェンス体41及び複数の下側フェンス体42は、メッシュ状に形成される。
上側フェンス体41及び下側フェンス体42は、上下方向に並べられて配置され、互いが、連結部材401により連結される。複数の上側フェンス体41は、フェンス本体4の上側において、左右方向に並べられて配置され、隣接する上側フェンス体41同士が、連結部材402により連結される。複数の下側フェンス体42は、フェンス本体4の下側において、左右方向に並べられて配置され、隣接する下側フェンス体42同士が、連結部材402により連結される。フェンス本体4は、複数のフェンス取り付け用フック31を介して、支柱3に支持される。
支持ブラケット5について説明する。
支持ブラケット5は、支柱3と台座2との間に配置される。支持ブラケット5は、台座2に固定された状態で、支柱3を支持する。支持ブラケット5は、図2〜図4に示すように、底面板53(底部)を有する収容筒体51(筒状部)と、中間板材52と、一対の補強支持板54と、を有する。
収容筒体51は、上下方向に延びる円筒状に形成される。収容筒体51は、例えば、管体により形成されたサヤ管とも呼ばれる。収容筒体51には、支柱3の下端部が挿入される。収容筒体51は、支柱3の下端部が挿入された状態で、台座2の取付開口部21に挿入される。収容筒体51は、中間板材52よりも上側に配置される上側筒部511と、中間板材52よりも下側に配置される下側筒部512と、を有する。
収容筒体51が支柱3を支持するという観点からは、収容筒体51の内径は、支柱3の外形と同じであることが好ましい。しかし、本実施形態においては、収容筒体51の内径は、収容筒体51への支柱3の挿入し易さを考慮して、支柱3の外径よりも僅かに大きく形成される。これにより、収容筒体51の内周面と支柱3の外周面との間には、僅かな隙間(例えば、1mm以下)が設けられる。収容筒体51にスペーサシート6(後述)が貼り付けられた支柱3が挿入されることで、収容筒体51の内周面と支柱3の外周面との間の隙間には、上下方向に離間した2箇所において、スペーサシート6が配置される。
底面板53は、収容筒体51の下端部において、径方向の内側に水平方向に延びる環状の板部材により形成される。底面板53には、中央に円形状に貫通する水抜き開口531が形成される。底面板53の上面には、収容筒体51に挿入された支柱3の下端部が載置され、底面板53は、収容筒体51に挿入された支柱3の下端部を保持する。
中間板材52は、収容筒体51の上下方向(軸方向)の途中の外周面から収容筒体51の径方向に延出して形成される。中間板材52は、例えば、金属板により形成される。本実施形態においては、中間板材52は、収容筒体51の上下方向(軸方向)の中央よりも上側において、収容筒体51の外周面から径方向に延出する。中間板材52は、平面視で、外形が、台座2の取付開口部21よりも大きい大きさの矩形状に形成される。中間板材52は、台座2の取付開口部21の周縁において、台座2の上面22に配置される。本実施形態においては、中間板材52は、収容筒体51の外周面に溶接により接合されている。
本実施形態においては、支持ブラケット5を作製する場合には、例えば、金属板である中間板材52にサヤ管である収容筒体51を貫通させて、収容筒体51(サヤ管)の外周面に中間板材52(金属板)を溶接する。
一対の補強支持板54は、図2及び図4に示すように、中間板材52の下面と収容筒体51の表面とを接続する略直角三角形状の板部材により形成される。一対の補強支持板54は、中間板材52を下面側から支持して補強する。
2つのスペーサシート6は、支柱3における収容筒体51に挿入される部分において、上下方向に離間して配置されている。スペーサ部材6は、所定幅を有し、支柱3の周面において周方向に周回して貼り付けられている。スペーサシート6は、弾性材料により形成され、例えば、硬質ゴムにより形成される。スペーサシート6は、支柱3と支持ブラケット5の収容筒体51の内面との間に配置され、支柱3を収容筒体51に強固に安定して保持させる。
複数の第1固定ネジ11は、図2〜図4に示すように、それぞれ、ナット12を介して、収容筒体51の上側筒部511の周面を貫通して、第1固定ネジ11の先端を、収容筒体51に挿入された支柱3の周面に押し付けることで、収容筒体51に挿入された支柱3を、支持ブラケット5の収容筒体51に固定する。本実施形態においては、3つの第1固定ネジ11が、収容筒体51の周方向に離間して配置される。3つの第1固定ネジ11は、収容筒体51の上側筒部511の周方向の3箇所の所定位置において、収容筒体51に挿入された支柱3を、支持ブラケット5の収容筒体51に固定する。
複数の第2固定ネジ13は、それぞれ、ワッシャ14を介して、中間板材52の角部の内側の位置において、中間板材52を貫通して、台座2に締め付けることで、中間板材52を台座2の上面22に固定する。本実施形態においては、4つの第2固定ネジ13により、中間板材52の角部の内側の4箇所の位置において、中間板材52は台座2の上面22に固定される。
傾き調整ワッシャ15は、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整可能である。傾き調整ワッシャ15は、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整する場合に、図4に示すように、支柱3を傾かせる方向や傾かせる程度に応じて選択された第2固定ネジ13の位置において、支持ブラケット5の中間板材52と台座2の上面22との間に配置される。第2固定ネジ13により中間板材52を台座2の上面22に固定した状態において、傾き調整ワッシャ15を支持ブラケット5の中間板材52と台座2の上面22との間に配置して、第2固定ネジ13を傾き調整ワッシャ15に貫通させる。これにより、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整でき、支柱3の傾きを調整できる。
次に、仮設フェンス1の施工方法について説明する。図5は、本実施形態の仮設フェンスの施工方法であって、(a)は支持ブラケット5を台座2に取り付ける場合を示す図であり、(b)は支持ブラケット5に支柱3を取り付ける場合を示す図であり、(c)は支持ブラケット5に支柱3を固定する場合を示す図である。
まず、図5(a)に示すように、第1固定ネジ11をナット12と共に、支持ブラケット5の収容筒体51の上側筒部511に仮止めした状態で、支持ブラケット5の収容筒体51の下側筒部512を台座2の取付開口部21に挿入して、図5(b)に示すように、支持ブラケット5の中間板材52を、台座2おける取付開口部21の周縁の上面22に載置する。
この状態で、中間板材52の4つの角部の内側の4箇所の位置において、4つの第2固定ネジ13を、それぞれ、ワッシャ14を介して、中間板材52を貫通させて、台座2に締め付けることで、中間板材52を台座2の上面22に固定する。
また、支柱3の傾きを調整する場合には、第2固定ネジ13により中間板材52を台座2の上面22に固定する際に、支柱3を傾かせる方向や傾かせる程度に応じて選択された第2固定ネジ13の位置において、支持ブラケット5の中間板材52と台座2の上面22との間に傾き調整ワッシャ15(図4参照)を配置して、第2固定ネジ13を傾き調整ワッシャ15に貫通させる。これにより、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整でき、支柱3の傾きを調整できる。
このようにして、4つの第2固定ネジ13により、支持ブラケット5を台座2に固定することで、支持ブラケット5を、台座2の取付開口部21に設置する(ブラケット設置工程)。
次に、図5(b)に示すように、2つのスペーサ部材6を貼り付けた支柱3の下端部を、支持ブラケット5の収容筒体51に挿入し、続けて、図5(c)に示すように、支柱3の下端部が収容筒体51の底面板53に到達するまで挿入する(支柱配置工程)。
そして、図5(c)に示すように、支持ブラケット5の収容筒体51の上側筒部511において、3つの第1固定ネジ11により、支柱3を収容筒体51に本固定する。この場合に、3つの第1固定ネジ11を締め付けることで、3つの第1固定ネジ11の先端を、それぞれ、収容筒体51に挿入された支柱3の周面に押し付けて、収容筒体51に挿入された支柱3を、支持ブラケット5収容筒体51に固定する。このように、支柱3を支持ブラケット5に容易に取り付けることができる。
続けて、支柱3にフェンス本体4を取り付けることで、図1に示すように、仮設フェンス1を設置できる。
その後、一定期間後において、仮設フェンス1が必要なくなった場合には、仮設フェンス1を撤去する。この場合には、仮設フェンス1を設置した場合と反対の作業手順により、仮設フェンス1を撤去する。この場合において、支持ブラケット5から支柱3を取り外して、支持ブラケット5を台座2から取り外すことを容易に行うことができるため、仮設フェンス1を容易に撤去できる。
このように、本実施形態においては、仮設フェンス1を容易に設置でき、かつ、仮設フェンス1を容易に撤去できる。
ここで、本発明の仮設フェンス1の利点について説明する。本実施形態の仮設フェンス1は、設置してから一定期間後に撤去されることが多く、低コストで製造でき、設置が容易で且つ撤去が容易であることが望まれる。そのため、低コストで仮設フェンスを設置するという観点から、既存の台座(例えば、ガードレール用の台座)を利用して、仮設フェンスを設置する場合がある。しかし、台座が仮設フェンス専用でない場合には、台座の取付開口が、フェンスの支柱の径に対して大きいことがあり、台座の取付開口に支柱を取り付ける場合に、そのままの状態では、フェンスの支柱を挿入しても、台座の取付開口とフェンスの支柱との間の隙間が大きく、支柱を安定して支持することができない。
これに対して、本発明の仮設フェンス1は、例えば、既存のガードレール用の台座2を利用して構成され、支柱3が挿入されると共に取付開口部21に挿入され底面板53を有する収容筒体51と、収容筒体51の外周面から径方向に延出して台座2の上面に配置される中間板材52と、を有する支持ブラケット5と、収容筒体51に挿入された支柱3を収容筒体51に固定する第1固定部材11と、中間板材52を台座2の上面22に固定する第2固定部材13と、を備える。これにより、簡易な構成により、台座2に支柱3を容易に安定して保持させて固定できる。
以上説明した本実施形態の仮設フェンス1によれば、以下のような効果を奏する。
これに対して、本実施形態の仮設フェンス1は、支柱構造体1は、上下方向に延びる支柱3と、支柱3に沿って延び支柱3に支持されるフェンス本体4と、支柱3の径よりも大きい取付開口部21が上面22に形成された台座2と、支柱3と台座2との間に配置される支持ブラケット5であって、支柱3が挿入されると共に取付開口部21に挿入され底面板53を有する収容筒体51と、収容筒体51の外周面から径方向に延出して台座2の上面に配置される中間板材52と、を有する支持ブラケット5と、収容筒体51に挿入された支柱3を収容筒体51に固定する第1固定部材11と、中間板材52を台座2の上面22に固定する第2固定部材13と、を備える。これにより、簡易な構成により、台座2に支柱3を容易に安定して保持させて固定できる。
また、本実施形態においては、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整可能な傾き調整ワッシャ15を備える。そのため、調整ワッシャ15により、水平方向に対する支持ブラケット5の傾きを調整することで、支柱3の傾きを容易に調整できる。
また、本実施形態においては、支柱3と収容筒体51との間に配置されるスペーサシート6を備える。そのため、支柱3と収容筒体51との間の隙間においてスペーサシート6を弾性変形させた状態で、支柱3を収容筒体51に挿入できる。これにより、支柱3を収容筒体51に容易に挿入できると共に、支柱3を収容筒体51に強固に安定して保持させることができる。
また、本実施形態の仮設フェンスの施工方法は、支持ブラケット5を取付開口部21に設置するブラケット設置工程と、収容筒体51に支柱3の下端部を挿入する支柱配置工程と、第1固定ネジ11により、支柱3を収容筒体51に固定する固定工程と、を含む。これにより、台座2に支柱3を容易に安定して固定させることができ、台座2に支柱3を容易に固定して、仮設フェンス1を容易に施工できる。
以上、本発明の仮設フェンス1の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、支柱構造体を仮設フェンス1に適用した例について説明したが、これに限定されない。例えば、支柱構造体を、柵、ガードレール、標識、看板などに適用してもよい。
1 仮設フェンス(支柱構造体)
2 台座
3 支柱
4 フェンス本体(被支持部材)
5 支持ブラケット
6 スペーサシート(スペーサ部材)
11 第1固定ネジ(第1固定部材)
13 第2固定ネジ(第2固定部材)
15 傾き調整ワッシャ(傾き調整部)
21 取付開口部
22 上面
51 収容筒体(筒状部)
52 中間板材(延出部)
53 底面板(底部)

Claims (4)

  1. 上下方向に延びる支柱と、
    前記支柱に沿って延び前記支柱に支持される被支持部材と、
    コンクリートブロックにより構成され、地面に載置可能な台座であって、前記支柱の径よりも大きい取付開口部が上面に形成された台座と、
    前記支柱と前記台座との間に配置される支持ブラケットであって、前記支柱が挿入されると共に前記取付開口部に挿入され底部を有する筒状部と、前記筒状部の外周面から径方向に延出して前記台座の上面に配置される延出部と、を有する支持ブラケットと、
    前記筒状部に挿入された前記支柱を前記筒状部に固定する第1固定部材と、
    前記延出部を前記台座の上面に固定する第2固定部材と、を備える支柱構造体。
  2. 水平方向に対する前記支持ブラケットの傾きを調整可能な傾き調整部を備える請求項1に記載の支柱構造体。
  3. 前記支柱と前記筒状部との間に配置されるスペーサ部材を更に備える請求項1又は2に記載の支柱構造体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の支柱構造体の施工方法であって、
    前記支持ブラケットを前記取付開口部に設置するブラケット設置工程と、
    前記筒状部に前記支柱の下端部を挿入する支柱配置工程と、
    前記第1固定部材により、前記支柱を前記筒状部に固定する固定工程と、を含む支柱構造体の施工方法。
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