JP2021139208A - 道路用防護構台 - Google Patents
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Abstract
Description
また、仮設足場の下方に設置された防護構台は、そこを通行する歩行者の安全を確保することはできるが、仮設足場の外側に落下した資材等が車両や歩行者に当たるのを防止することはできなかった。
なお、この発明を特定するに当たり、「道路領域」には、歩道・車道(2車線以上の車道の場合は各車線)・自転車道等の複数の区画を有する道路の全体または一部の区画を指す場合がある他、区画を有しない道路(自動車専用道路、歩行者専用道路、自転車専用道路を含む)の全体を指す場合があるものとする。
道路領域の上方に配置されて高所作業領域から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部によって支持されている防護面部とを備えている、道路用防護構台。
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、複数の横架材にまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、上記1)の道路用防護構台。
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う横架材にまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、上記1)の道路用防護構台。
防護面部が、各支持脚部の上端部から道路領域の幅方向両側のうち少なくとも一方の側に向かって張り出すように設けられかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材と、複数の張出材にまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、上記1)の道路用防護構台。
防護面部が、各支持脚部の上端部から道路領域の幅方向両側のうち少なくとも一方の側に向かって張り出すように設けられかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う張出材にまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、上記1)の道路用防護構台。
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、道路領域の両側部のうち少なくとも一方の側部に配置された各支持脚部の上端部から横架材と反対側に向かって張り出すように設けられている複数の張出材と、複数の横架材および複数の張出材のそれぞれにまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、上記1)の道路用防護構台。
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、道路領域の両側部のうち少なくとも一方の側部に配置された各支持脚部の上端部から横架材と反対側に向かって張り出すように設けられている複数の張出材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う横架材および隣り合う張出材それぞれにまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、上記1)の道路用防護構台。
また、上記5)の道路用防護構台によれば、部品構成が比較的単純であってコストが抑えられる。
同防護構台は、例えば歩道のように比較的幅の狭い道路領域に対して好適に用いることができる。
同防護構台は、例えば歩道のように比較的幅の狭い道路領域に対して好適に用いることができる。
同防護構台は、例えば歩道および2車線以上の車道を含む比較的幅の広い道路領域に対して好適に用いることができる。
同防護構台は、例えば歩道および2車線以上の車道を含む比較的幅の広い道路領域に対して好適に用いることができる。
以下の説明において、「左右」とは、図1,図14〜図18,図21,図24,図25の各左右をいい、「前」とは、図2の下および図3の右をいい、「後」とは、図2の上および図3の左をいうものとする。
図1〜図13は、この発明の第1の実施形態の道路用防護構台を示したものである。
この実施形態の道路用防護構台(1A)は、例えば大規模改修工事中のビルの外壁に沿って設置された仮設足場よりなる高所作業領域(S)に近接する道路領域(R1)(より詳細には、計4車線の車道)を通行する車両(C)等を、高所作業領域(S)から落下する資材等の物品から保護するためのものである。仮設足場(S)の外側面には、所定の複数の高さ位置に、朝顔装置(M)が道路領域(R1)側に向かって張り出すように設置されている。
図1ないし図3に示すように、防護構台(1A)は、道路領域(R1)の左右両側部に前後長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されている支持脚部(2)と、道路領域(R1)の上方に配置されて高所作業領域(S)から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部(2)によって支持されている防護面部(5)とを備えている。従って、高所作業領域(S)から資材等の物品が落下した場合であっても、落下した物品が防護面部(5)によって受けられるため、道路領域(R1)を通行する車両(C)等に物品が当たること等による災害の発生が確実に回避される。
各支持脚部(2)は、基台(3)と、基台(3)に立設された支柱(4)とを備えている。
防護面部(5)は、道路領域(R1)の左右幅方向に向かい合った対をなす支持脚部(2)の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域(R1)の前後長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材(6)と、複数の横架材(6)にまたがって渡し止められかつ道路領域(R1)の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材(7)と、複数の桁行材(7)に張り止められている面材(8)とを備えている。
防護面部(5)の左右両側縁部には、補助防護柵(9)が立設されている。
なお、図示は省略したが、道路領域の幅が広い場合には、例えば中央分離帯に複数の支持脚部(2)を前後長さ方向に間隔をおいて配置し、これらの支持脚部(2)によって横架材(6)の長さ中間部を支持するようにしても構わない。
図4および図5において、支持脚部(2)の基台(3)は、例えばブロック状の基台本体(31)を有している。基台本体(31)は、例えばコンクリートブロックによって構成することができる。基台本体(31)の上面中心部には、横断面円形の有底孔(311)が形成されており、この有底孔(311)に支柱挿入用スリーブ(32)の下部が嵌め入れられている。有底孔(311)の底面は底板(33)で覆われている。基台本体(31)の上面は上面板(34)で覆われている。スリーブ(32)と上面板(34)とは、スリーブ(32)の周方向に等間隔おきに配置された4枚の三角形の連結板(35)によって連結されている。
支柱(4)は、例えば鋼等の金属製の管材よりなる。そして、支柱(4)の下端部を基台(3)のスリーブ(32)に挿入することにより、支柱(4)が垂直状に立設されている。
スリーブ(32)における上面板(34)よりもやや上方箇所、および同箇所に対応する支柱(4)の下端部に、互いに合致するようにピン挿通孔(321)(41)が形成されている。
図4の場合、スリーブ(32)におけるピン挿通孔(321)の外側に横断面コ字形のピンホルダ(361)が取り付けられ、ピンホルダ(361)によって頭部プレート付き抜け止めピン(362)が、水平方向にスライド自在に保持されている。抜け止めピン(362)は、スプリング(363)により、スリーブ(32)の径方向内方に向かって付勢されている。この抜け止めピン(362)の先端部が、スリーブ(32)および支柱(4)のピン挿通孔(321)(41)にまたがって挿通されることにより、支柱(4)がスリーブ(32)から抜けなくなり、支柱(4)と基台(3)との連結状態が保持されるようになっている。
図5の場合、図4に示す固定型の抜け止めピンに代えて、ボールロックピン(37)よりなる抜け止めピンが用いられている。このボールロックピン(37)が、スリーブ(32)および支柱(4)のピン挿通孔(321)(41)にまたがって挿通されることにより、支柱(4)がスリーブ(32)から抜けなくなり、支柱(4)と基台(3)との連結状態が保持されるようになっている。
図1および図6を参照して、各横架材分割体(60)は、上下2本の水平横材(601)と、両水平横材(601)に左右長さ方向に所定間隔おきに渡し止められた複数本の垂直材(602)と、隣り合う垂直材(602)どうしの間において、両水平横材(601)に斜めに渡し止められた複数本の筋交材(603)とを備えている。これらの構造材(601)(602)(603)は、例えば鋼等の金属よりなる中空材によって形成することができる。
上下の水平横材(601)の両端部には、ピン挿通孔(604a)を有する前後2つの垂直板片よりなる連結端部(604)がそれぞれ延長状に設けられている。そして、左右に隣り合う2つの横架材分割体(60)の連結端部(604)が互いに嵌まり合うように組み合わされ、これらの連結端部(604)のピン挿通孔(604a)に例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、両横架材分割体(60)が連結一体化されるようになっている。上下の水平横材(601)の連結端部(604)どうしの間には垂直板材(606)が設けられており、隣り合う2つの横架材分割体(60)の垂直板材(606)どうしが当接することで、互いに嵌まり合う連結端部(604)の位置決めが行われ、これらのピン挿通孔(604a)が合致するようになっている。
なお、横架材分割体どうしの連結構造は、図示の態様には限定されず、その他、例えばボルト・ナットにより両者を連結するようにしてもよい。
補助防護柵取付用支柱(607)の上下2つの連結用ブラケット(608)間には、横架材分割体(60)の垂直板材(606)に当接させられる垂直板材(606)が設けられている。
横架材(6)と桁行材(7)との連結は、例えば、図8に示すように、角丸クランプのような2連クランプ(C1)を用いて行うことができる。具体的には、2連クランプ(C1)の一方のクランプ部(C11)で横架材分割体(60)の上側の水平横材(601)を締結するとともに、2連クランプ(C1)の他方のクランプ部(C12)で桁行材(7)に締結すればよい。
また、図9に示すように、横架材分割体(60)の上側の水平横材(601)上面に、単体のクランプ(C2)を取り付け、同クランプ(C2)によって桁行材(7)を締結することにより、横架材(6)と桁行材(7)とを連結してもよい。
桁行材(7)への面材(8)の取付は、例えば針金やロープ等を用いた結束(図示略)により行うことができるが、その他の取付方法であってもよい。
支柱(4)の上部には、その上下2箇所に、左右方向内方に突出しかつピン挿通孔(42a)を有する前後2つの垂直な連結板部(42)がそれぞれ設けられている。一方、補強ブラケット(10)における垂直材(101)の左右方向内側面の上下両端部に、上記連結板部(42)のピン挿通孔(42a)に合致するピン挿通孔(105a)を有する前後2つの垂直な連結板部(105)がそれぞれ設けられている。そして、補強ブラケット(10)の垂直材(101)および上下2組の前後連結板部(105)が、支柱(4)上部における上下2組の前後連結板部(42)間に嵌め込まれて、これらの連結板部(42)(105)のピン挿通孔(42a)(105a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(106)が挿通されることにより、補助ブラケット(10)が支柱(4)の上部に連結固定されている。
また、補強ブラケット(10)における上部水平材(102)の左右方向内端部には、ピン挿通孔(107a)を有する前後2つの垂直な連結板部(107)が上方に突出するように設けられている。一方、左右各端に位置する横架材分割体における下側水平材の上面の所要長さ位置に、上記連結板部(107)のピン挿通孔(107a)に合致するピン挿通孔(609a)を有する前後2つの垂直な連結板部(609)がそれぞれ設けられている。そして、補強ブラケット(10)の上部水平材(102)の前後連結板部(107)間に、横架材分割体(60)の下側の水平横材(601)および前後連結板部(609)が嵌め込まれて、これらの連結板部(107)(609)のピン挿通孔(107a)(609a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(108)が挿通されることにより、補助ブラケット(10)が支柱(4)の上部に連結固定されている。
図3および図11を参照して、各柵単位体(90)は、前後に隣り合う補助防護柵取付用支柱(607)の立ち上がり部に渡し止められている。より詳細には、補助防護柵取付用支柱(607)の立ち上がり部の左右方向内側に、垂直板片よりなる複数のピン固定部(607a)が上下に間隔をおいて設けられ、各ピン固定部(607a)に、例えば折れピンよりなる柵単位体取付用ピン(610)が、左右方向内方に向かって突出するように前後に並んで2つずつ固定されている。一方、柵単位体(90)の方形枠(91)の左右側枠部に、上下に間隔をおいて複数のピン挿通孔(91a)があけられている。そして、前後に隣り合う補助防護柵取付用支柱(607)のピン固定板(607a)の柵単位体取付用ピン(610)を、柵単位体(90)の左右枠部のピン挿通孔(91a)に挿通させることにより、両支柱(607)の立ち上がり部間に柵単位体(90)が渡し止められる。
なお、補助防護柵は、必要な箇所に適宜設ければよく、省略することも可能である。
これらの図に示す防護面部(5X)(5Y)は、前述した防護面部(5)に用いられているものと同様の複数の横架材(6)と、方形枠(11A)および方形枠(11A)に張り止められた面材(11B)をそれぞれ有しておりかつ前後に隣り合う横架材(6)にまたがって渡し止められている複数のパネルユニット(11)とを備えている。
パネルユニット(11)の方形枠(11A)は、左右方向にのびる垂直壁部(111a)および垂直壁部(111a)の上縁から前後方向内方にのびる水平壁部(111b)を有する金属製のアングル材よりなる前後1対の側枠部材(111)と、例えば金属製の円管材よりなり両側枠部材(111)の垂直壁部(111a)どうしの間に左右方向所定間隔おきに渡し止められた複数の連結枠部材(112)とを備えている。また、パネルユニット(11)の面材(11B)には、前述した防護面部(5)の面材(8)と同様に、金網や樹脂製のネット・シート等よりなるメッシュ材が好適に用いられる。面材(11B)は、両側枠部材(111)の水平壁部(111b)下面にまたがって張り止められている。パネルユニット(11)の左右方向長さは、取扱性等を考慮して適宜設定すればよい。
図示の態様の場合、各横架材(6)が、一端部どうしがヒンジ結合された2つの横架材分割体(60)よりなり、各横架材分割体(60)の他端部に、支柱(4)の上端部がヒンジ結合されている。つまり、互いにヒンジ結合された2つの横架材分割体(60)および2本の支柱(4)によって、折り畳みおよび展開可能な1つのユニットが形成されている。
より詳細には、2つの横架材分割体(60)は、これらの下側の水平横材(601)の一端部(左右方向内端部)どうしが蝶番等によってヒンジ結合されている。また、2本の支柱(4)は、これらの上端部が、2つの横架材分割体(60)の下側の水平横材(601)の他端部(左右方向外端部)に蝶番等によってヒンジ結合されている。
保管時および運搬時には、2つの横架材分割体(60)および2本の支柱(4)が折り畳まれてコンパクトになった状態のユニットとして取り扱われる。
従って、上記態様の横架材(6)および支柱(4)によれば、優れた組立・分解作業性が得られる。
図示の態様において、横架材(6)を構成する2つの横架材分割体(60)は、これらの上側の水平横材(601)の一端部(左右方向内端部)どうしが蝶番等によってヒンジ結合されている。また、2本の支柱(4)は、これらの上端部が、2つの横架材分割体(60)の下側の水平横材(601)の他端部(左右方向外端部)に蝶番等によってヒンジ結合されている。
従って、この態様の場合も、保管時および運搬時に、2つの横架材分割体(60)および2本の支柱(4)が折り畳まれてコンパクトになった状態のユニットとして取り扱われるようになっている。
従って、上記態様の横架材(6)および支柱(4)によっても、優れた組立・分解作業性が得られる。
図18〜図20は、この発明の第2の実施形態の道路用防護構台を示したものである。
この実施形態の道路用防護構台(1B)も、例えばビル建築工事現場の仮設足場等よりなる高所作業領域(S)に近接する道路領域(R2)(より詳細には、計2車線の車道および高所作業領域(S)側の歩道)を通行する車両(C)や歩行者等を、高所作業領域(S)から落下する資材等の物品から保護するためのものである。なお、以下の説明において、第1の実施形態と実質的に同一の構成部材については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図18に示すように、防護構台(1B)は、道路領域(R2)の車道の左右両側部に前後長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されている支持脚部(2)と、道路領域(R2)の上方に配置されて高所作業領域(S)から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部(2)によって支持されている防護面部(5B)とを備えている。
各支持脚部(2)は、基台(3)と、基台(3)に立設された支柱(4)とを備えている。
防護面部(5B)は、道路領域(R2)の左右幅方向に向かい合った対をなす支持脚部(2)の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域(R2)の前後長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材(6X)と、道路領域(R2)の車道の左側部に配置された各支持脚部(2)の上端部から横架材(6X)と反対側(左側)に向かって張り出すように設けられている複数の張出材(12)と、複数の横架材(6X)および複数の張出材(12)のそれぞれにまたがって渡し止められかつ道路領域(R2)の左右幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材(7)と、複数の桁行材(7)に張り止められている面材(8)とを備えている。
防護面部(5B)の左右両側縁部には、補助防護柵(9)が立設されている。
図18および図19に示すように、各横架材分割体(60X)は、上側の水平横材(601)と、先端に向かって斜め上向きにのびる下側の斜め横材(601X)と、水平横材(601)および斜め横材(601X)に左右長さ方向に所定間隔おきに渡し止められた複数本の垂直材(602)と、隣り合う垂直材(602)どうしの間において、水平横材(601)および斜め横材(601X)に斜めに渡し止められた複数本の筋交材(603)とを備えている。
水平横材(601)および斜め横材(601X)の両端部には、ピン挿通孔(604a)を有する前後2つの垂直板片よりなる連結端部(604)がそれぞれ延長状に設けられている。そして、2つの横架材分割体(60)の先端側の連結端部(604)が互いに嵌まり合うように組み合わされ、これらの連結端部(604)のピン挿通孔(604a)に例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、両横架材分割体(60X)が連結一体化されるようになっている。水平横材(601)および斜め横材(601X)の連結端部(604)どうしの間には垂直板材(606)が設けられており、2つの横架材分割体(60X)の垂直板材(606)どうしが当接することで、互いに嵌まり合う連結端部(604)の位置決めが行われ、これらのピン挿通孔(604a)が合致するようになっている。
水平横材(121)および斜め横材(121X)の両端部には、ピン挿通孔(124a)を有する前後2つの垂直板片よりなる連結端部(124)がそれぞれ延長状に設けられている。
なお、第1の実施形態の横架材分割体(60)と同様に、張出材(12)の下側の斜め横材(121X)を、水平横材に代えてもよい。
そして、横架材分割体(60X)における水平横材(601)および斜め横材(601X)の基端部に設けられた連結端部(604)が、これらと向かい合う支柱(4)の一側部(図20では右側部)に設けられた上下2組の前後連結板部(44)と嵌め合わせられて、これらのピン挿通孔(604a)(44a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、横架材分割体(60X)の基端部が支柱(4)の上部に連結固定されている。
また、張出材(12)における水平横材(121)および斜め横材(121X)の基端部に設けられた連結端部(124)が、これらと向かい合う支柱(4)の他側部(図20では左側部)に設けられた上下2組の前後連結板部(44)と嵌め合わせられて、これらのピン挿通孔(124a)(44a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、張出材(12)の基端部が支柱(4)の上部に連結固定されている。
あるいは、高所作業領域(S)に近い側(図では左側)の張出材(12)の先端部を、適宜の連結手段(例えば連結用の棒材、管材、線材等)を用いて、高所作業領域(S)の所定箇所(例えば仮設足場の外側の支柱等)に連結するようにしてもよい。
以上のような構成によれば、防護構台(5B)の安定性がより一層高められ、支持脚部(2)が傾いたり倒れたりするのがより確実に防止される。
図21〜図23は、この発明の第3の実施形態の道路用防護構台を示したものである。
この実施形態の道路用防護構台(1C)も、例えばビル建築工事現場の仮設足場等よりなる高所作業領域(S)に近接する道路領域(R3)(より詳細には、計4車線の車道および高所作業領域(S)側の歩道)を通行する車両(C)や歩行者等を、高所作業領域(S)から落下する資材等の物品から保護するためのものである。
図21に示すように、防護構台(1C)は、道路領域(R3)の車道の左右両側部に前後長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されている支持脚部(2)と、道路領域(R3)の上方に配置されて高所作業領域(S)から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部(2)によって支持されている防護面部(5C)とを備えている。
各支持脚部(2)は、基台(3)と、基台(3)に立設された支柱(4)とを備えている。
防護面部(5C)は、道路領域(R2)の左右幅方向に向かい合った対をなす支持脚部(2)の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域(R3)の前後長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材(6Y)と、道路領域(R3)の車道の左側部に配置された各支持脚部(2)の上端部から横架材(6Y)と反対側(左側)に向かって張り出すように設けられている複数の張出材(12)と、複数の横架材(6Y)および複数の張出材(12)のそれぞれにまたがって渡し止められかつ道路領域(R3)の左右幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材(7)と、複数の桁行材(7)に張り止められている面材(8)とを備えている。
防護面部(5C)の左右両側縁部には、補助防護柵(9)が立設されている。
図21および図22に示すように、各横架材分割体(60Y)は、先端(左右方向内方)に向かって斜め上向きにのびる上側の斜め横材(601Y)と、下側の水平横材(601)と、斜め横材(601Y)および水平横材(601)に左右長さ方向に所定間隔おきに渡し止められた複数本の垂直材(602)と、隣り合う垂直材(602)どうしの間において、斜め横材(601Y)および水平横材(601)に斜めに渡し止められた複数本の筋交材(603)とを備えている。つまり、この実施形態の横架材(6Y)は、正面から見て左右幅中央部が最も高くなる略三角形となされている。従って、この横架材(6Y)に架設された桁行材(7)に張り止められている面材(8)は、切妻屋根形となされる。
2つの横架材分割体(60Y)どうしの連結構造は、第2の実施形態と実質的に同一である。
支柱(4)上部における張出材(12)の基端部と向かい合う一側部(図23では左側部)には、上下に長い帯板(43)がその上端部を支柱(4)よりも上方に突出させるようにして固定されている。帯板(43)の両面のうち張出材(12)側にある一方の面(図23では左側面)の上下各端部および同他方の面(図23では右側面)の上端部および高さ中間部のそれぞれに、ピン挿通孔(44a)を有する前後2つの垂直な連結板部(44)が側方突出状に設けられている。
そして、横架材分割体(60Y)における斜め横材(601Y)および水平横材(601)の基端部に設けられた連結端部(604)が、これらと向かい合う帯板(43)の側部(図23では右側部)に設けられた上下2組の前後連結板部(44)と嵌め合わせられて、これらのピン挿通孔(604a)(44a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、横架材分割体(60Y)の基端部が支柱(4)の上部に連結されている。
また、張出材(12)における水平横材(121)および斜め横材(121X)の基端部に設けられた連結端部(124)が、これらと向かい合う帯板(43)の側部(図23では左側部)に設けられた上下2組の前後連結板部(44)と嵌め合わせられて、これらのピン挿通孔(124a)(44a)に、例えばボールロックピンよりなる連結ピン(605)が挿通されることにより、張出材(12)の基端部が支柱(4)の上部に連結されている。
あるいは、高所作業領域(S)に近い側(図では左側)の張出材(12)の先端部を、適宜の連結手段(例えば連結用の棒材、管材、線材等)を用いて、高所作業領域(S)の所定箇所(例えば仮設足場の外側の支柱等)に連結するようにしてもよい。
以上のような構成によれば、防護構台(5C)の安定性がより一層高められ、支持脚部(2)が傾いたり倒れたりするのがより確実に防止される。
図24は、この発明の第4の実施形態の道路用防護構台を示したものである。
この実施形態の道路用防護構台(1D)も、例えばビル建築工事現場の仮設足場等よりなる高所作業領域(S)に近接する道路領域(R4)(より詳細には、計2車線のうち高所作業領域(S)側の1車線の車道および高所作業領域(S)側の歩道)を通行する車両(C)や歩行者等を、高所作業領域(S)から落下する資材等の物品から保護するためのものである。
図24に示すように、防護構台(1D)は、道路領域(R4)の車道の左側部に前後長さ方向に間隔をおいて配置されている複数の支持脚部(2)と、道路領域(R4)の上方に配置されて高所作業領域(S)から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部(2)によって支持されている防護面部(5D)とを備えている。
各支持脚部(2)は、基台(3)と、基台(3)に立設された支柱(4)とを備えている。
防護面部(5D)は、複数の支持脚部(2)の上端部から道路領域(R4)の左右幅方向両側に向かって張り出すように設けられかつ道路領域(R4)の前後長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材(12)と、複数の張出材(12)にまたがって渡し止められかつ道路領域の前後幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材(7)と、複数の桁行材(7)に張り止められている面材(8)とを備えている。
防護面部(5D)の左右両側縁部には、補助防護柵(9)が立設されている。
あるいは、高所作業領域(S)に近い側(図では左側)の張出材(12)の先端部を、適宜の連結手段(例えば連結用の棒材、管材、線材等)を用いて、高所作業領域(S)の所定箇所(例えば仮設足場の外側の支柱等)に連結するようにしてもよい。
以上のような構成によれば、防護構台(5D)の安定性がより一層高められ、支持脚部(2)が傾いたり倒れたりするのがより確実に防止される。
図25は、この発明の第5の実施形態の道路用防護構台を示したものである。
この実施形態の道路用防護構台(1E)も、例えばビル建築工事現場の仮設足場等よりなる高所作業領域(S)に近接する道路領域(R5)(より詳細には、高所作業領域(S)側の歩道)を通行する歩行者等を、高所作業領域(S)から落下する資材等の物品から保護するためのものである。
図25に示すように、防護構台(1E)は、道路領域(R5)を構成する歩道の右側部に前後長さ方向に間隔をおいて配置されている複数の支持脚部(2)と、道路領域(R5)の上方に配置されて高所作業領域(S)から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部(2)によって支持されている防護面部(5E)とを備えている。
各支持脚部(2)は、基台(3)と、基台(3)に立設された支柱(4)とを備えている。
防護面部(5E)は、複数の支持脚部(2)の上端部から高所作業領域(S)側(図では左側)に向かって張り出すように設けられかつ道路領域(R4)の前後長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材(12)と、複数の張出材(12)にまたがって渡し止められかつ道路領域の前後幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材(7)と、複数の桁行材(7)に張り止められている面材(8)とを備えている。
防護面部(5E)の左右両側縁部には、補助防護柵(9)が立設されている。
あるいは、張出材(12)の先端部を、適宜の連結手段(例えば連結用の棒材、管材、線材等)を用いて、高所作業領域(S)の所定箇所(例えば仮設足場の外側の支柱等)に連結するようにしてもよい。
以上のような構成によれば、防護構台(5E)の安定性がより一層高められ、支持脚部(2)が傾いたり倒れたりするのがより確実に防止される。
(R1)(R2)(R3)(R4)(R5):道路領域
(1A)(1B)(1C)(1D)(1E):道路用防護構台
(2):支持脚部
(3):基台
(4):支柱
(5)(5X)(5Y)(5B)(5C)(5D)(5E):防護面部
(6)(6X)(6Y):横架材
(60)(60X)(60Y):横架材分割体
(7):桁行材
(8):面材
(9):補助防護柵
(11):パネルユニット
(11A):方形枠
(11B):面材
(12):張出材
Claims (10)
- 基台および基台に立設された支柱をそれぞれ有しかつ高所作業領域に近接する道路領域の両側部または一側部に長さ方向に間隔をおいて配置されている複数の支持脚部と、
道路領域の上方に配置されて高所作業領域から落下した物品を受けられるように複数の支持脚部によって支持されている防護面部とを備えている、道路用防護構台。 - 支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の両側部に長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されており、
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、複数の横架材にまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の両側部に長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されており、
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う横架材にまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 各横架材が、一端部どうしがヒンジ結合された2つの横架材分割体よりなり、各横架材分割体の他端部に、支柱の上端部がヒンジ結合されている、請求項2または3記載の道路用防護構台。
- 複数の支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の一側部に長さ方向に間隔をおいて配置されており、
防護面部が、各支持脚部の上端部から道路領域の幅方向両側のうち少なくとも一方の側に向かって張り出すように設けられかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材と、複数の張出材にまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の一側部に長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されており、
防護面部が、各支持脚部の上端部から道路領域の幅方向両側のうち少なくとも一方の側に向かって張り出すように設けられかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の張出材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う張出材にまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の両側部に長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されており、
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、道路領域の両側部のうち少なくとも一方の側部に配置された各支持脚部の上端部から横架材と反対側に向かって張り出すように設けられている複数の張出材と、複数の横架材および複数の張出材のそれぞれにまたがって渡し止められかつ道路領域の幅方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の桁行材と、複数の桁行材に張り止められている面材とを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 支持脚部が、高所作業領域に近接する道路領域の両側部に長さ方向に間隔をおいて複数ずつ配置されており、
防護面部が、道路領域の幅方向に向かい合った対をなす支持脚部の上端部にそれぞれ渡し止められかつ道路領域の長さ方向に間隔をおいて並列状に配置されている複数の横架材と、道路領域の両側部のうち少なくとも一方の側部に配置された各支持脚部の上端部から横架材と反対側に向かって張り出すように設けられている複数の張出材と、方形枠および方形枠に張り止められた面材をそれぞれ有しておりかつ隣り合う横架材および隣り合う張出材それぞれにまたがって渡し止められている複数のパネルユニットとを備えている、請求項1記載の道路用防護構台。 - 面材が透光性および通風性を有するメッシュ材よりなる、請求項2〜8のいずれか1つに記載の道路用防護構台。
- 防護面部の両側縁部のうち少なくとも一方の側縁部に補助防護柵が立設されている、請求項1〜9のいずれか1つに記載の道路用防護構台。
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