JP6934726B2 - スパッタエッチング用マスク、スパッタエッチング方法及びスパッタエッチング装置 - Google Patents

スパッタエッチング用マスク、スパッタエッチング方法及びスパッタエッチング装置 Download PDF

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Description

本発明は、スパッタエッチング用マスク、これを用いたスパッタエッチング方法及びスパッタエッチング装置に関する。特に、本発明は、スパッタエッチングを施す基板にバリ状の突起が発生するのを防止すると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングを可能にするスパッタエッチング用マスク、これを用いたスパッタエッチング方法及びスパッタエッチング装置に関する。
従来、基板本体上に金属膜などの被エッチング膜が形成された基板をエッチングするプラズマエッチングの一種として、スパッタエッチングが知られている。スパッタエッチングは、Arイオンなどの不活性ガスイオンを基板の被エッチング膜に衝突させることで、被エッチング膜を構成する材料の一部を被エッチング膜から弾き出して(スパッタして)エッチングする方法である。基板に対してスパッタエッチングを施す際には、所望する電極や配線などの形状や寸法に対応するパターンが形成されたマスクを基板上に配置するのが一般的である。このマスクを介してスパッタエッチングを施すことで、マスクで被覆されていない基板(被エッチング膜)の領域がエッチングされ、電極や配線などが形成されることになる。スパッタエッチングが終了するとマスクは基板から除去される。
図5は、従来のスパッタエッチング用マスクの問題点を説明する説明図である。図5(a)はスパッタエッチングを施している状態を示す断面図であり、図5(b)はスパッタエッチングが終了した状態を示す断面図であり、図5(c)はマスクを除去した状態を示す断面図である。
図5に示すように、従来のスパッタエッチング用マスク1Aは、その厚み方向に沿った断面視において単純な矩形であるのが一般的である。このため、図5(a)に示すように、基板2に対して不活性ガスイオン3によりスパッタエッチングを施している過程において、被エッチング膜22からランダムな方向にスパッタされた被エッチング膜22を構成する材料の一部である被エッチング物4がマスク1Aの側面に再付着して徐々に蓄積していく。これにより、図5(b)に示すように、スパッタエッチングが終了した時点で、マスク1Aの側面に再付着した被エッチング物4が基板2の被エッチング膜22と繋がる場合がある。これにより、図5(c)に示すように、マスク1Aを除去した後に、被エッチング物4から形成されたバリ状の突起(エッチング残渣の一種)5が基板2に残る場合がある。
基板2に残存する突起5が折れると、折れた突起5を介して基板2に形成された配線間が短絡したり、突起5が折れる際に基板2に形成された電極や配線に応力が作用して破損するおそれがある。基板2に残存する突起5は、電極や配線などが基板2に密に形成されている場合に顕著に問題となる。
上記のようなバリ状の突起が基板に発生しないようにするため、例えば特許文献1に記載のマスクが提案されている。
特許文献1に記載のマスクは、図6に示すように、基板2に近づくほどマスク1Bの幅が広くなるように、マスク1Bの側面が下広がりに傾斜したテーパ面とされている(特許文献1の図2参照)。特許文献1には、マスク1Bの側面のテーパ角(マスク1Bの側面が基板2の基板面と成す角)θが5°以上80°以下であることが好ましい旨、記載されている(特許文献1の段落0024)。
特許文献1に記載のマスク1Bをスパッタエッチングに用いれば、基板2に対してスパッタエッチングを施している過程においてマスク1Bの側面に被エッチング物が再付着したとしても、マスク1Bの側面が下広がりのテーパ面であるため、スパッタエッチングで用いる不活性ガスイオンがマスク1Bで遮蔽されることなく再付着した被エッチング物に衝突し易い。このため、基板2の被エッチング膜22と同様に、マスク1Bの側面に再付着した被エッチング物も逐次スパッタエッチングされることで、基板2にバリ状の突起が発生し難いと考えられる。
しかしながら、特許文献1の記載のマスク1Bは、側面が下広がりのテーパ面であるため、基板2(被エッチング膜22)に接する下部の縁部13の厚みが小さい。このため、基板2に対してスパッタエッチングを施している過程において、基板2がエッチングされると同時にマスク1Bの縁部13も除去され、スパッタエッチング開始前にはマスク1Bの縁部13でコーティングされていた基板2の表面が、スパッタエッチングを施している過程で露出するおそれがある。表面が露出した基板2の部位もエッチングされるため、予定していた部位以外の部位がエッチングされることで、スパッタエッチングの寸法精度が悪化するおそれがある。
特許第2954877号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、スパッタエッチングを施す基板にバリ状の突起が発生するのを防止すると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングを可能にするスパッタエッチング用マスク、これを用いたスパッタエッチング方法及びスパッタエッチング装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、スパッタエッチングを施す基板の基板面上に配置されるスパッタエッチング用マスクであって、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、前記基板にスパッタエッチングを施す際、前記スパッタエッチング用マスクは、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように配置され、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であり又は前記第1マスク層に向かうにつれて前記突出方向と逆方向に傾斜しており、前記第1マスク層の厚みは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上であり、前記第1マスク層の側面に対する前記第2マスク層の側面の最大突出長さは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、ことを特徴とするスパッタエッチング用マスクを提供する。
本発明に係るスパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、基板にスパッタエッチングを施す際、第1マスク層側が基板面に対向するように配置される。すなわち、下から、基板、第1マスク層、第2マスク層の順に積層されることになる。
本発明において、基板は、例えば、基板本体と、基板本体上に形成されたエッチングされる膜である被エッチング膜(金属膜など)とを備える。この場合、本発明に係るスパッタエッチング用マスクの第1マスク層が基板の被エッチング膜に接するように配置されることになる。
そして、本発明に係るスパッタエッチング用マスクは、スパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、第2マスク層の側面が、第1マスク層の側面に対して基板面に平行な方向に突出していることに特徴を有する。なお且つ、スパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、第2マスク層の側面が、基板面に対して略垂直であり又は第1マスク層に向けて前記突出方向と逆方向に傾斜していることに特徴を有する。
本発明において、「第1マスク層の側面」は、第1マスク層の厚み方向に沿った側面を意味する。本発明に係るスパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、「第1マスク層の側面」は、基板面に垂直な方向に沿った側面に相当する。
また、本発明において、「第2マスク層の側面」は、第2マスク層の厚み方向(第1マスク層の厚み方向と同じ)に沿った側面を意味する。本発明に係るスパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、「第2マスク層の側面」は、基板面に垂直な方向に沿った側面に相当する。
さらに、本発明において、「前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、・・(中略)・・前記第1マスク層に向かうにつれて前記突出方向と逆方向に傾斜して」いるとは、第2マスク層の側面を構成する各点について、各点の位置が第1マスク層に近づくにつれて、各点の基板面に平行な方向の位置が第2マスク層の側面の突出方向と逆方向にズレることを意味する。換言すれば、本発明に係るスパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、第2マスク層の側面は基板面に対して略垂直な方向から下窄まりに傾斜した逆テーパのテーパ面となることを意味する。第2マスク層の側面が基板面に対して略垂直な方向から傾斜する場合、その傾斜角(第2マスク層の側面の接線が基板面と成す角)が一定の平面であってもよいし、傾斜角が徐々に変化する曲面であってもよい。また、第2マスク層の側面は、上部が基板面に対して略垂直で下部が略垂直な方向に対して傾斜しているなど、略垂直な部分と略垂直な方向に対して傾斜している部分とが混在していてもよい。
上記の構成を有する本発明に係るスパッタエッチング用マスクを用いて基板にスパッタエッチングを施すと、不活性ガスイオンが基板(被エッチング膜)に衝突する領域は、主として、側面が突出している第2マスク層によって規制されることになる。具体的には、第2マスク層の側面が、基板面に対して略垂直又は第1マスク層に向かうにつれて第2マスク層の側面の突出方向と逆方向に傾斜しているため、鉛直上方から飛来した不活性ガスイオンは、主として、第2マスク層の側面の上端の下方に位置する基板面上の点を基点として第2マスク層の側面の突出方向に延びる領域で基板に衝突することになる。このため、不活性ガスイオンが基板に衝突することで被エッチング物がスパッタされる位置から第1マスク層の側面までの距離(基板面に平行な方向の距離)は、第2マスク層の最大突出長さ(第2マスク層の側面の上端と第1マスク層の側面との距離)以上となり、スパッタされた被エッチング物は、第1マスク層の側面まで到達し難くなる。この結果、被エッチング物が第1マスク層の側面に再付着し難くなり、被エッチング物が基板(被エッチング膜)と繋がり難くなる。
また、基板(被エッチング膜)と第2マスク層の側面及び下面とは、第1マスク層の厚み分以上に基板面に対して垂直な方向に離れているため、スパッタされた被エッチング物が第2マスク層の側面及び下面まで到達して再付着したとしても、被エッチング物が基板(被エッチング膜)と繋がり難くなる。
以上のように、本発明に係るスパッタエッチング用マスクを用いて基板にスパッタエッチングを施すと、スパッタされた被エッチング物が基板と繋がり難くなるため、基板にバリ状の突起が発生するのを防止することが可能である。
また、本発明に係るスパッタエッチング用マスクを用いて基板にスパッタエッチングを施す際、前述のように、不活性ガスイオンが基板(被エッチング膜)に衝突する領域は、主として、側面が突出している第2マスク層によって規制されることになる。換言すれば、スパッタエッチングの寸法精度は、第2マスク層の側面の位置に依存することになる。第2マスク層の側面が基板面に対して略垂直である場合には、十分な厚みを確保できるため、図6を参照して説明したような厚みの小さいマスク1Bの縁部13が除去されることに起因する寸法精度の悪化は生じない。一方、第2マスク層の側面が突出方向と逆方向に傾斜しており、その傾斜角が一定の平面である場合、第2マスク層の縁部(第2マスク層の側面の上端部)の厚み自体は小さくなるものの、第2マスク層の側面に再付着した被エッチング物に不活性ガスイオンが衝突せず、この再付着した被エッチング物がマスクの一部として機能することが期待できるため、第2マスク層の縁部が除去されることに起因する寸法精度の悪化は生じ難い。
したがい、本発明に係るスパッタエッチング用マスクを用いて基板にスパッタエッチングを施すと、基板にバリ状の突起が発生するのを防止可能であると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
本発明に係るスパッタエッチング用マスクにおいて、前記第1マスク層の厚みは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である。
「エッチング深さ」とは、スパッタエッチングされる領域において、スパッタエッチング開始前の基板(被エッチング膜)表面から、スパッタエッチング終了後に基板に形成された凹部の最深部までの距離を意味する。
例えば、基板本体上に金属の被エッチング膜が形成されている場合、エッチング深さは0.05μm〜1.0μm程度であり、このときの第1マスク層の厚みは、このエッチング深さ以上の0.05μm以上にすることが好ましい。
本発明によれば、基板(被エッチング膜)と第2マスク層の側面及び下面とは、エッチング深さ以上に厚み方向に離れることになるため、スパッタされた被エッチング物が第2マスク層の側面及び下面まで到達し難くなる。この結果、被エッチング物が基板(被エッチング膜)とより一層繋がり難くなり、基板にバリ状の突起が発生するのをより一層防止することが可能である。
本発明に係るスパッタエッチング用マスクにおいて、前記第1マスク層の側面に対する前記第2マスク層の側面の最大突出長さは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である。
第1マスク層の側面に対する第2マスク層の側面の「最大突出長さ」とは、第1マスク層の側面と第2マスク層の側面との最大距離(基板面に平行な方向の距離)を意味する。具体的には、スパッタエッチング用マスクが基板面上に配置された状態において、第2マスク層の側面の上端と第1マスク層の側面との距離(基板面に平行な方向の距離)を意味する。
例えば、基板本体上に金属の被エッチング膜が形成されている場合、前述のように、エッチング深さは0.05μm〜1.0μm程度であり、このときの第2マスク層の側面の最大突出長さは、このエッチング深さ以上の0.05μm以上にすることが好ましい。
本発明によれば、被エッチング物がスパッタされる位置から第1マスク層の側面までの距離(基板面に平行な方向の距離)が、エッチング深さ以上に離れることになるため、スパッタされた被エッチング物が第1マスク層の側面により一層再付着し難くなり、被エッチング物が基板(被エッチング膜)と繋がり難くなる。このため、基板にバリ状の突起が発生するのをより一層防止することが可能である。
また、前記課題を解決するため、本発明は、スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記第1マスク層に向かうにつれて前記突出方向と逆方向に傾斜しており、前記第2工程において、スパッタされた被エッチング物を前記第2マスク層の側面に再付着させ、前記再付着した被エッチング物を前記第2マスク層の一部として機能させる、ことを特徴とするスパッタエッチング方法としても提供される。
或いは、前記課題を解決するため、本発明は、スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、前記スパッタエッチング後に前記スパッタエッチング用マスクを除去する第3工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であ前記第1マスク層の厚みは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、ことを特徴とするスパッタエッチング方法としても提供される。
或いは、前記課題を解決するため、本発明は、スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、前記スパッタエッチング後に前記スパッタエッチング用マスクを除去する第3工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であ前記第1マスク層の側面に対する前記第2マスク層の側面の最大突出長さは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、ことを特徴とするスパッタエッチング方法としても提供される。
本発明に係るスパッタエッチング方法によれば、本発明に係るスパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置した状態でスパッタエッチングを施すため、基板にバリ状の突起が発生するのが防止されると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である
さらに、前記課題を解決するため、本発明は、スパッタエッチングを施す基板が内部に配置されるチャンバを備え、前記チャンバ内にプラズマを生成し、該生成したプラズマを用いて、前記基板の配置面上に配置された前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す、ことを特徴とするスパッタエッチング装置としても提供される。
本発明に係るスパッタエッチング装置によれば、本発明に係るスパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置した状態でスパッタエッチングを施すため、基板にバリ状の突起が発生するのが防止されると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
また、図6に示すような従来のマスク1Bを用いる場合には、マスク1Bの側面に再付着した被エッチング物が逐次スパッタエッチングされることで、被エッチング物がチャンバの内壁に再び再付着し、メンテナンス性が低下する。これに対し、本発明に係るスパッタエッチング装置によれば、マスクに再付着した被エッチング物がスパッタエッチングされる可能性が低減する結果、被エッチング物がチャンバの内壁に再び再付着する可能性も低減する。この結果、メンテナンス性に優れたスパッタエッチング装置が得られる。
本発明によれば、スパッタエッチングを施す基板にバリ状の突起が発生するのを防止可能であると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
本発明の一実施形態に係るスパッタエッチング用マスクを用いたスパッタエッチング方法を実行するためのスパッタエッチング装置の概略構成を模式的に示す断面図である。 図1に示す破線で囲った領域におけるスパッタエッチング用マスク及び基板の部分拡大断面図である。 スパッタエッチング用マスクの他の例及び基板の部分拡大断面図である。 スパッタエッチング用マスクの更に他の例及び基板の部分拡大断面図である。 従来のスパッタエッチング用マスクの問題点を説明する説明図である。 特許文献1に記載のマスクの概略構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しつつ説明する。
なお、説明の便宜上、各図に示す各構成要素の寸法や縮尺比は、実際のものとは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係るスパッタエッチング用マスクを用いたスパッタエッチング方法を実行するためのスパッタエッチング装置の概略構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、スパッタエッチング装置100は、スパッタエッチングを施す基板2が内部に配置されるチャンバ10を備える他、チャンバ10内に配置され、基板2が載置される載置台20、チャンバ10の外部に配設されたコイル30、コイル30に高周波電力を印加するための高周波電源40、コイル30の配設箇所に設けられたアルミナや石英等から形成された誘電体窓50、載置台20に高周波電力を印加するための高周波電源60等を備える。スパッタエッチング装置100では、スパッタエッチング用マスク1が用いられる。
上記の構成を有するスパッタエッチング装置100において、コイル30及び載置台20に高周波電力が印加され、チャンバ10内にArなどの不活性ガスが供給される。コイル30に高周波電力が印加されることで磁界が形成され、この磁界によって誘起される電界により、供給された不活性ガスがプラズマ化する。一方、載置台20に高周波電力が印加されることで載置台20とプラズマとの間に電位差が生じ、プラズマ中のイオン(Arイオンなど)がこの電位差によって載置台20に向けて移動し、スパッタエッチング用マスク1を介して基板2と衝突することで、基板2がスパッタエッチングされる。
上記の構成を有するスパッタエッチング装置100を用いてスパッタエッチングを施す基板2は、後述の図2等に示すように、基板本体21と、基板本体21上に形成された被エッチング膜22とを備えている。
基板本体21としては、特に限定されるものではないが、Si基板、SOI(Silicon-On-Insulator)基板、SiO基板、SiC基板等を例示できる。
被エッチング膜22としては、特に限定されるものではないが、金、銀、プラチナ、チタン等の金属膜の他、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、InP、AlGaInPなどの3元系・4元系材料等の難エッチング材料を例示できる。
図2は、図1に示す破線で囲った領域におけるスパッタエッチング用マスク及び基板の部分拡大断面図である。図2(a)はスパッタエッチング開始直後の状態を、図2(b)はスパッタエッチングを施している途中の状態を、図2(c)はスパッタエッチング終了直後の状態を示す。
図2に示すように、本実施形態に係るスパッタエッチング用マスク(以下、適宜、単に「マスク」と称する)1は、第1マスク層11と、第1マスク層11上に設けられた第2マスク層12とを備え、基板2にスパッタエッチングを施す際、第1マスク層11側が基板2の基板面(上面)に対向するように配置される。すなわち、第1マスク層11の方が第2マスク層12よりも下側に配置される。
マスク1(第1マスク層11及び第2マスク層12)は、例えば、フォトレジストを塗布して露光・現像したり、成膜装置を用いて、SiO、酸化チタン、窒化チタン、タングステンなどを真空蒸着する公知の方法によって形成することができる。好ましくは、マスク1は、フォトレジスト又はSiOから形成される。
フォトレジストを用いる場合には、例えば、第1マスク層11を形成する素材の現像レートが第2マスク層を形成する素材の現像レートよりも速くなるように、組成の異なる素材を積層した多層レジストを用いればよい。
現像レートを異ならせるためには、例えば、積層する素材として、各素材の感光硬化性が異なるネガ型感光性樹脂を使用すればよい。また、積層する素材として、各素材の現像液に対する溶解速度が異なるポジ型感光性樹脂を使用することもできる。さらには、第1マスク層11を形成する素材として非感光性樹脂を使用し、第2マスク層12を形成する素材としてネガ型感光性樹脂又はポジ型感光性樹脂を使用することもできる。
マスク1をフォトレジストによって形成する場合には、後述のようにマスク1に再付着した被エッチング物4と共に、リフトオフによって基板2から除去可能であるという利点を有する。
また、マスク1を酸化膜によって形成する場合には、例えば、第1マスク層11及び第2マスク層12を順次基板2の基板面に蒸着した後、第1マスク層にサイドエッチングを施すことが考えられる。
さらに、マスク1を金属膜によって形成する場合には、形成するマスク1の形状に応じたレジストマスクを基板2の基板面に先に形成し、このレジストマスクを介して金属を蒸着した後、リフトオフによってレジストマスクを基板2から除去することが考えられる。
図2に示すように、第2マスク層12の側面12aは、第1マスク層11の側面11aに対して基板2の基板面に平行な方向(図2のX方向)に突出している。また、図2に示す例では、第2マスク層12の側面12aは、基板面に略垂直(図2のY方向)な平面である。すなわち、第2マスク層12の側面12aが基板面と成す傾斜角(テーパ角)θが略90°である。同様に、第1マスク層11の側面11aも、基板面に略垂直な平面である。
第1マスク層11の厚みd1は、スパッタエッチングのエッチング深さd以上である。エッチング深さdは、スパッタエッチング開始前の基板2(被エッチング膜22)表面から、スパッタエッチング終了後に基板2に形成された凹部の最深部までのY方向の距離を意味する。本実施形態では、エッチング深さdは、被エッチング膜22の厚みに等しい。
また、第1マスク層11の側面11aに対する第2マスク層12の側面12aの最大突出長さLは、スパッタエッチングのエッチング深さd以上である。最大突出長さLは、第1マスク層11の側面11aと第2マスク層12の側面12aとの最大距離(基板面に平行なX方向の距離)を意味する。
上記の構成を有するマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施すと、不活性ガスイオン3が基板2(被エッチング膜22)に衝突する領域は、主として、側面12aが突出している第2マスク層12によって規制されることになる。具体的には、図2に示す例では、第2マスク層12の側面12aが、基板2の基板面に対して略垂直である。このため、鉛直上方(Y方向上方)から飛来した不活性ガスイオン3は、主として、第2マスク層12の側面12aの上端の下方に位置する基板面上の点Pを基点として第2マスク層12の側面12aの突出方向(図2の左方向)に延びる領域で基板2に衝突することになる。したがい、不活性ガスイオン3が基板2に衝突することで被エッチング物4がスパッタされる位置から第1マスク層11の側面11aまでの距離(X方向の距離)は、第2マスク層12の最大突出長さL以上(本実施形態では、エッチング深さd以上)となる。このため、スパッタされた被エッチング物4は、第1マスク層11の側面11aまで到達し難くなる(図2(c)参照)。この結果、被エッチング物4が第1マスク層11の側面11aに再付着し難くなり、被エッチング物4が基板2(被エッチング膜22)と繋がり難くなる。
また、基板2(被エッチング膜22)と第2マスク層12の側面12a及び下面12bとは、第1マスク層11の厚みd1分以上(本実施形態では、エッチング深さd以上)に基板面に対して垂直なY方向に離れているため、スパッタされた被エッチング物4が第2マスク層12の側面12a及び下面12bまで到達して再付着したとしても(図2(b)、(c)参照)、被エッチング物4が基板2(被エッチング膜21)と繋がり難くなる。
以上のように、本実施形態に係るマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施すと、スパッタされた被エッチング物4が基板2と繋がり難くなるため、基板2にバリ状の突起が発生するのを防止することが可能である。
また、本実施形態に係るマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施す際、前述のように、不活性ガスイオン3が基板2(被エッチング膜22)に衝突する領域は、主として、側面12aが突出している第2マスク層12によって規制されることになる。換言すれば、スパッタエッチングの寸法精度は、第2マスク層12の側面12aの位置に依存することになる。図2に示す例では、第2マスク層12の側面12aが基板2の基板面に対して略垂直であり、十分な厚みを確保できるため、図6を参照して説明したような厚みの小さいマスク1Bの縁部13が除去されることに起因する寸法精度の悪化は生じない。
したがい、本実施形態に係るマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施すと、基板2にバリ状の突起が発生するのを防止可能であると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
図3は、スパッタエッチング用マスクの他の例及び基板の部分拡大断面図である。図3(a)はスパッタエッチング開始直後の状態を、図3(b)はスパッタエッチングを施している途中の状態を、図3(c)はスパッタエッチング終了直後の状態を示す。
図3に示すように、第2マスク層12の側面12aは、図2に示す例と同様に、第1マスク層11の側面11aに対して基板2の基板面に平行な方向(図3のX方向)に最大突出長さLで突出している。ただし、図3に示す例では、図2に示す例と異なり、第2マスク層12の側面12aは、第1マスク層11に向かうにつれて第2マスク層12の側面12aの突出方向と逆方向に傾斜している。具体的には、図3に示す第2マスク層12の側面12aは、基板面と成す傾斜角(テーパ角)θが一定の平面である。傾斜角θは、特に限定されるものではないが、例えば、好ましくは90.1°≦θ≦120°の範囲で、より好ましくは90.1°≦θ≦95°の範囲で設定される。
図3に示すマスク1の場合、第2マスク層12の側面12aは、その傾斜角θが一定の平面であるため、第2マスク層12の縁部(第2マスク層12の側面12aの上端部)の厚み自体は小さくなる。しかしながら、第2マスク層12の側面12aに再付着した被エッチング物4(図3(b)、(c)参照)に不活性ガスイオン3が衝突せず、この再付着した被エッチング物4がマスクの一部として機能することが期待できる。このため、第2マスク層12の縁部が除去されることに起因する寸法精度の悪化は生じ難い。
したがい、図3に示すマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施す場合も、基板2にバリ状の突起が発生するのを防止可能であると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
図4は、スパッタエッチング用マスクの更に他の例及び基板の部分拡大断面図である。図4(a)はスパッタエッチング開始直後の状態を、図4(b)はスパッタエッチングを施している途中の状態を、図4(c)はスパッタエッチング終了直後の状態を示す。
図4に示すように、第2マスク層12の側面12aは、図2や図3に示す例と同様に、第1マスク層11の側面11aに対して基板2の基板面に平行な方向(図4のX方向)に最大突出長さLで突出している。ただし、図4に示す例では、図2に示す例と異なり、第2マスク層12の側面12aは、第1マスク層11に向かうつれて第2マスク層12の側面12aの突出方向と逆方向に傾斜している。具体的には、図4に示す第2マスク層12の側面12aは、その接線が基板面と成す傾斜角(テーパ角)θが徐々に変化する(大きくなる)曲面である。図4に示す例では、傾斜角θは、90°≦θ≦180°の範囲で徐々に増加している。
図4に示すマスク1の場合、図3に示すマスク1に比べて、第2マスク層12の縁部(第2マスク層12の側面12aの上端部)の厚みが大きくなる。このため、第2マスク層12の縁部がエッチングされることに起因する寸法精度の悪化が、図3に示すマスク1よりも生じ難い。
したがい、図4に示すマスク1を用いて基板2にスパッタエッチングを施す場合も、基板2にバリ状の突起が発生するのを防止可能であると共に、寸法精度に優れたスパッタエッチングが可能である。
なお、図2では、第2マスク層12の側面12aが基板2の基板面に略垂直な平面である場合を、図3では、第2マスク層12の側面12aが基板面に垂直な方向に対して一定の傾斜角θを有する平面である場合を、図4では、第2マスク層12の側面12aが基板面に垂直な方向に対して徐々に変化する傾斜角θを有する曲面である場合を例に挙げて説明したが、本発明に係るマスクはこれに限るものではない。例えば、第2マスク層12の側面12aは、図2に示す場合と同様に上部が基板面に対して略垂直で、図3や図4に示す場合と同様に下部が基板面に垂直な方向に対して傾斜しているなど、略垂直な部分と傾斜している部分とが混在していてもよい。
1・・・スパッタエッチング用マスク
11・・・第1マスク層
12・・・第2マスク層
2・・・基板
21・・・基板本体
22・・・被エッチング膜
100・・・スパッタエッチング装置

Claims (5)

  1. スパッタエッチングを施す基板の基板面上に配置されるスパッタエッチング用マスクであって、
    第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、
    前記基板にスパッタエッチングを施す際、前記スパッタエッチング用マスクは、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように配置され、
    前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であり又は前記第1マスク層に向かうにつれて前記突出方向と逆方向に傾斜しており、
    前記第1マスク層の厚みは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上であり、
    前記第1マスク層の側面に対する前記第2マスク層の側面の最大突出長さは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、
    ことを特徴とするスパッタエッチング用マスク。
  2. スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、
    前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、
    前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、
    前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記第1マスク層に向かうにつれて前記突出方向と逆方向に傾斜しており、
    前記第2工程において、スパッタされた被エッチング物を前記第2マスク層の側面に再付着させ、前記再付着した被エッチング物を前記第2マスク層の一部として機能させる、
    ことを特徴とするスパッタエッチング方法。
  3. スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、
    前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、
    前記スパッタエッチング後に前記スパッタエッチング用マスクを除去する第3工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、
    前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、
    前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であ
    前記第1マスク層の厚みは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、
    ことを特徴とするスパッタエッチング方法。
  4. スパッタエッチング用マスクを基板の基板面上に配置する第1工程と、
    前記スパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す第2工程と、
    前記スパッタエッチング後に前記スパッタエッチング用マスクを除去する第3工程と、を含むスパッタエッチング方法であって、
    前記スパッタエッチング用マスクは、第1マスク層と、前記第1マスク層上に設けられた第2マスク層とを備え、
    前記第1工程において、前記第1マスク層側が前記基板面に対向するように、前記スパッタエッチング用マスクを配置し、前記スパッタエッチング用マスクが前記基板面上に配置された状態において、前記第2マスク層の側面は、前記第1マスク層の側面に対して前記基板面に平行な方向に突出しており、なお且つ、前記基板面に対して略垂直であり、
    前記第1マスク層の側面に対する前記第2マスク層の側面の最大突出長さは、スパッタエッチングのエッチング深さ以上である、
    ことを特徴とするスパッタエッチング方法。
  5. スパッタエッチングを施す基板が内部に配置されるチャンバを備え、
    前記チャンバ内にプラズマを生成し、該生成したプラズマを用いて、前記基板の基板面上に配置された請求項1に記載のスパッタエッチング用マスクを介して前記基板にスパッタエッチングを施す、
    ことを特徴とするスパッタエッチング装置。
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