JP6922802B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンとモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
特許文献1には、エンジンが連結された第1キャリヤと、モータが連結された第1サンギヤと、第1リングギヤとにより構成された第1差動機構と、第1リングギヤと一体に回転する第2キャリヤと、第2サンギヤと、出力部材である第2リングギヤとにより構成された第2差動機構とを備え、第1キャリヤと第2サンギヤとを選択的に係合できる第1クラッチ機構と、第2サンギヤと第2リングギヤとを選択的に係合できる第2クラッチ機構とを備えたハイブリッド車両が記載されている。このハイブリッド車両は、第1クラッチ機構を係合することによりハイモードを設定し、第2クラッチ機構を係合することによりローモードを設定し、第1クラッチ機構および第2クラッチ機構を係合することにより直結モードを設定することができるように構成されている。
また、特許文献2には、ブレーキ機構によって一つの回転要素を固定部に連結することによりエンジンと駆動輪とを一定の回転数比とする固定変速モードと、ブレーキ機構を解放することによりエンジンと駆動輪との回転数比を連続的に変更可能な無段変速モードとを設定することができるように構成されたハイブリッド車両が記載されている。また、ブレーキ機構は、噛み合い式の係合機構によって構成されている。したがって、特許文献2に記載されたハイブリッド車両の制御装置は、固定変速モードから無段変速モードへの切り替えを行うためのブレーキ機構の解放を適切に検出するために、動力分割機構に連結された第1モータのトルクを、ブレーキ機構に作用するトルクが低下するようにスイープして変更するとともに、ブレーキ機構が解放した時点で第1モータが回転するように制御されている。すなわち、ドグ歯に作用するトルクが低下した時点で、ブレーキ機構が解放され、それと同時にブレーキ機構の入力側回転部材の回転数が変化するように第1モータのトルクが制御されている。
特開2017−007437号公報 特開2009−190595号公報
特許文献1に記載されたハイブリッド車両は、第1クラッチ機構と第2クラッチ機構とのいずれか一方を解放することにより、直結モードからハイモードやローモードに切り替えることができる。それらのクラッチ機構が噛み合い式のクラッチ機構により構成されている場合には、解放する側のクラッチ機構(以下、解放側クラッチ機構と記す)の噛み合い面に作用するトルクを低下させるために、第1モータのトルクを制御して、係合状態を維持するクラッチ機構(以下、係合側クラッチ機構と記す)に作用するトルクを増大させる。一方、直結モードで走行している際には、係合側クラッチ機構に作用するトルクがほぼ「0」となる場合があり、そのような場合に、走行モードを切り替えるために第1モータのトルクを制御すると、係合側クラッチ機構の噛み合い方向が切り替わる。すなわち、ドグ歯のバックラッシュが詰まる。したがって、解放側クラッチ機構に作用するトルクを低下させるために第1モータのトルクを迅速に変化させると、係合側クラッチ機構の噛み合い方向が切り替わった時点で、駆動輪に伝達されるトルクが一時的に変化し、ショックが生じる可能性がある。
また、特許文献2に記載されたハイブリッド車両の制御装置によれば、ブレーキ機構が解放されると同時にブレーキ機構の入力側回転部材の回転数が変化するように第1モータのトルクが制御されている。そのため、上記のようにバックラッシュが詰まった時点で駆動輪に伝達されるトルクが一時的に変化する可能性があり、またそのような課題に着目していないため、噛み合い式のクラッチ機構を解放させる際に生じるショックを低減するために、未だ技術的な改善の余地がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、直結モードからローモードやハイモードに切り替える際にショックが生じることを抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンが連結された第1回転要素と、モータが連結された第2回転要素と、駆動輪が連結された第3回転要素との少なくとも三つの回転要素を含む複数の回転要素を有する動力分割機構と、前記複数の回転要素のうちの一対の回転要素を選択的に連結する噛み合い式の第1係合機構と、前記複数の回転要素のうちの他の一対の回転要素を選択的に連結する噛み合い式の第2係合機構とを備え、前記第1係合機構を係合状態としかつ前記第2係合機構を解放状態とした第1走行モードと、前記第1係合機構を解放状態としかつ前記第2係合機構を係合状態とした第2走行モードと、第1係合機構および第2係合機構を係合状態とした直結モードとの少なくとも三つの走行モードを選択的に設定できるように構成されたハイブリッド車両の制御装置において、前記走行モードを切り替えるコントローラを備え、前記コントローラは、前記直結モードから前記第1走行モードと前記第2走行モードとのうちの一方の走行モードに切り替える際に係合状態を維持する前記第1係合機構と前記第2係合機構とのうちの一方の係合機構に、前記直結モードを設定して走行している際に作用するトルクを推定し、前記直結モードから前記一方の走行モードへの切り替え時における前記推定されたトルクが所定トルク未満の場合には、前記直結モードから前記一方の走行モードに切り替える際に解放される前記第1係合機構と前記第2係合機構とのうちの他方の係合機構に作用するトルクを第1所定変化率で減少させた後に、前記第1所定変化率よりも大きい第2所定変化率で前記他方の係合機構に作用するトルクを減少させて、前記他方の係合機構を解放するように構成されていることを特徴とするものである。
この発明においては、直結モードを設定している状態で、一方の走行モードに切り替える際に係合状態を維持する一方の係合機構に作用するトルクを推定し、その推定されたトルクが所定トルク未満の場合に、一方の走行モードに切り替える際に解放される他方の係合機構に作用するトルクを緩やかに低下させることにより、一方の係合機構の噛み合い方向が変化することを要因としたショックを低減することができる。
この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の一例を説明するためのスケルトン図である。 この発明の実施形態における制御装置の制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図2に示す制御例を実行した場合における各クラッチ機構の状態、第1モータ3の回転数、係合側クラッチ機構の差回転数、各クラッチ機構の分担トルク、エンジンおよび各モータのトルク、出力軸のトルク、車両Veの加速度のそれぞれの変化を説明するためのタイムチャートである。
この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の一例を図1を参照して説明する。図1に示すハイブリッド車両1は、エンジン2と二つのモータ3,4とを駆動力源として備えたいわゆる2モータタイプの駆動装置5を備えている。第1モータ3は、この発明の実施形態における「モータ」に相当するものであり、発電機能のあるモータ(すなわちモータ・ジェネレータ:MG1)によって構成されている。この第1モータ3によって、エンジン2の回転数を制御するとともに、第1モータ3で発電された電力を第2モータ4に供給し、その第2モータ4が出力する駆動トルクを走行のための駆動トルクに加えることができるように構成されている。なお、第2モータ4は発電機能のあるモータ(すなわちモータ・ジェネレータ:MG2)によって構成することができる。
エンジン2には、動力分割機構6が連結されている。この動力分割機構6は、エンジン2から出力されたトルクを第1モータ3側と出力側とに分割する機能を有する分割部7と、そのトルクの分割率を変更する機能を有する変速部8とにより構成されている。
分割部7は、三つの回転要素によって差動作用を行う構成であればよく、遊星歯車機構を採用することができる。図1に示す例では、シングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成されている。図1に示す分割部7は、サンギヤ9と、サンギヤ9に対して同心円上に配置された、内歯歯車であるリングギヤ10と、これらサンギヤ9とリングギヤ10との間に配置されてサンギヤ9とリングギヤ10とに噛み合っているピニオンギヤ11と、ピニオンギヤ11を自転および公転可能に保持するキャリヤ12とにより構成されている。そのサンギヤ9が主に反力要素として機能し、リングギヤ10が主に出力要素として機能し、キャリヤ12が主に入力要素として機能する。上記キャリヤ12が、この発明の実施形態における「第1回転要素」に相当し、サンギヤ9が、この発明の実施形態における「第2回転要素」に相当する。
エンジン2が出力した動力が前記キャリヤ12に入力されるように構成されている。具体的には、エンジン2の出力軸13に、動力分割機構6の入力軸14が連結され、その入力軸14がキャリヤ12に連結されている。なお、キャリヤ12と入力軸14とを直接連結する構成に替えて、歯車機構などの伝動機構を介してキャリヤ12と入力軸14とを連結してもよい。また、その出力軸13と入力軸14との間にダンパ機構やトルクコンバータなどの機構を配置してもよい。
サンギヤ9に第1モータ3が連結されている。図1に示す例では、分割部7および第1モータ3は、エンジン2の回転中心軸線と同一の軸線上に配置され、第1モータ3は分割部7を挟んでエンジン2とは反対側に配置されている。この分割部7とエンジン2との間で、これら分割部7およびエンジン2と同一の軸線上に、その軸線の方向に並んで変速部8が配置されている。
変速部8は、シングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成されており、サンギヤ15と、サンギヤ15に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ16と、これらサンギヤ15とリングギヤ16との間に配置されてこれらサンギヤ15およびリングギヤ16に噛み合っているピニオンギヤ17と、ピニオンギヤ17を自転および公転可能に保持しているキャリヤ18とを有し、サンギヤ15、リングギヤ16、およびキャリヤ18の三つの回転要素によって差動作用を行う差動機構である。この変速部8におけるサンギヤ15に分割部7におけるリングギヤ10が連結されている。また、変速部8におけるリングギヤ16に、出力ギヤ19が連結されている。上記リングギヤ16が、この発明の実施形態における「第3回転要素」に相当し、上記分割部7および変速部8を構成する各回転要素が、この発明の実施形態における「複数の回転要素」に相当する。
上記の分割部7と変速部8とが複合遊星歯車機構を構成するように噛み合い式の第1クラッチ機構CL1が設けられている。第1クラッチ機構CL1は、一対の回転要素を選択的に連結するように構成されており、図1に示す例では、変速部8におけるキャリヤ18を、分割部7におけるキャリヤ12に選択的に連結するように構成されている。この第1クラッチ機構CL1を係合させることにより分割部7におけるキャリヤ12と変速部8におけるキャリヤ18とが連結されてこれらが入力要素となり、また分割部7におけるサンギヤ9が反力要素となり、さらに変速部8におけるリングギヤ16が出力要素となった複合遊星歯車機構が形成される。
さらに、変速部8の全体を一体化させるための噛み合い式の第2クラッチ機構CL2が設けられている。この第2クラッチ機構CL2は、変速部8におけるキャリヤ18とリングギヤ16もしくはサンギヤ15とを、あるいはサンギヤ15とリングギヤ16とを連結するなどの少なくともいずれか二つの回転要素を連結するためのものである。すなわち、第2クラッチ機構CL2は、第1クラッチ機構CL1により連結される一対の回転要素とは異なる他の一対の回転要素を連結するものであり、図1に示す例では、第2クラッチ機構CL2は、変速部8におけるキャリヤ18とリングギヤ16とを連結するように構成されている。
そして、第1クラッチ機構CL1および第2クラッチ機構CL2は、エンジン2および分割部7ならびに変速部8と同一の軸線上に配置され、かつ変速部8を挟んで分割部7とは反対側に配置されている。なお、各クラッチ機構CL1,CL2同士は、図1に示すように、半径方向で内周側と外周側とに並んだ状態に配置されていてもよく、あるいは軸線方向に並んで配置されていてもよい。
上記のエンジン2や分割部7あるいは変速部8の回転中心軸線と平行にカウンタシャフト20が配置されている。前記出力ギヤ19に噛み合っているドリブンギヤ21がこのカウンタシャフト20に取り付けられている。また、カウンタシャフト20にはドライブギヤ22が取り付けられており、このドライブギヤ22が終減速機であるデファレンシャルギヤユニット23におけるリングギヤ24に噛み合っている。さらに、前記ドリブンギヤ21には、第2モータ4におけるロータシャフト25に取り付けられたドライブギヤ26が噛み合っている。したがって、前記出力ギヤ19から出力された動力もしくはトルクに、第2モータ4が出力した動力もしくはトルクを、上記のドリブンギヤ21の部分で加えるように構成されている。このようにして合成された動力もしくはトルクをデファレンシャルギヤユニット23から左右のドライブシャフト27に出力し、その動力やトルクが前輪28R,28Lに伝達されるように構成されている。
図1に示す例では、第1モータ3から出力された駆動トルクを、前輪28R,28Lに伝達することができるように、出力軸13または入力軸14を選択的に固定できるように構成された、摩擦式あるいは噛み合い式のブレーキ機構B1が設けられている。すなわち、ブレーキ機構B1を係合して出力軸13または入力軸14を固定することにより、分割部7におけるキャリヤ12や、変速部8におけるキャリヤ18を反力要素として機能させ、分割部7におけるサンギヤ9を入力要素として機能させることができるように構成されている。なお、ブレーキ機構B1は、第1モータ3が駆動トルクを出力した場合に、反力トルクを発生させることができればよく、出力軸13または入力軸14を完全に固定する構成に限らず、要求される反力トルクを出力軸13または入力軸14に作用させることができればよい。または、出力軸13や入力軸14が、エンジン2の駆動時に回転する方向とは逆方向に回転することを禁止するワンウェイクラッチをブレーキ機構B1として設けてもよい。
上記のエンジン2、各クラッチ機構CL1,CL2、およびブレーキ機構B1を制御するための電子制御装置(ECU)29が設けられている。このECU29は、この発明の実施形態における「コントローラ」に相当するものであり、マイクロコンピュータを主体にして構成され、ハイブリッド車両1に搭載された種々のセンサからデータが入力され、その入力されたデータと、予め記憶されているマップや演算式などとに基づいて、エンジン2、各クラッチ機構CL1,CL2、およびブレーキ機構B1に指令信号を出力するように構成されている。そのECU29に入力される信号は、例えば、車速、アクセル開度、第1モータ(MG1)3の回転数、第2モータ(MG2)4の回転数、エンジン2の出力軸13の回転数(エンジン回転数)、変速部8におけるリングギヤ16またはカウンタシャフト20の回転数である出力回転数、各クラッチ機構CL1,CL2やブレーキ機構B1に設けられたピストンのストローク量、図示しない蓄電装置の温度、各モータ3,4を制御するためのインバータなどの電力制御装置の温度、第1モータ3の温度、第2モータ4の温度、分割部7や変速部8などを潤滑するオイル(ATF)の温度、蓄電装置の充電残量(以下、SOCと記す)などである。
上記のECU29は、要求される駆動力や車速、あるいはSOCなどの種々の条件に応じてエンジン2から駆動トルクを出力して走行するHV走行モードと、エンジン2から駆動トルクを出力することなく、第1モータ3や第2モータ4から駆動トルクを出力して走行するEV走行モードとを選択的に設定する。さらに、HV走行モードは、第1モータ3を低回転数で回転させた場合(「0」回転を含む)に、変速部8におけるリングギヤ16の回転数よりもエンジン2(または入力軸14)の回転数が高回転数となるHV-Loモードと、変速部8におけるリングギヤ16の回転数よりもエンジン2(または入力軸14)の回転数が低回転数となるHV-Hiモードと、変速部8におけるリングギヤ16の回転数とエンジン2(または入力軸14)の回転数が同一である直結モードとを選択的に設定する。
なお、EV走行モードは、第1モータ3から出力されたトルクの増幅率が比較的大きいEV-Loモードと、第1モータ3から出力されたトルクの増幅率が比較的小さいEV-Hiモードと、第2モータ4のみから駆動トルクを出力するシングルモードとを設定することができる。上記のEV-Loモードは、第1クラッチ機構CL1およびブレーキ機構B1を係合することにより設定され、EV-Hiモードは、第2クラッチ機構CL2およびブレーキ機構B1を係合することにより設定され、シングルモードは、各クラッチ機構CL1,CL2およびブレーキ機構B1を解放することにより設定される。
上記のHV-Loモードは、第1クラッチ機構CL1のみを係合することにより設定される走行モードであり、エンジン2から出力されたトルクを前輪28R,28Lに伝達するために、第1モータ3から反力トルクを発生させる。その場合、第1モータ3が発電機として機能するときには、第1モータ3により発電された電力が、第2モータ4に供給されて、エンジン2から動力分割機構6を介して伝達されたトルクに、ドリブンギヤ21の部分で第2モータ4から出力されたトルクが加算される。
また、HV-Hiモードは、第2クラッチ機構CL2のみを係合することにより設定される走行モードであり、HV-Loモードと同様に、エンジン2から出力されたトルクを前輪28R,28Lに伝達するために、第1モータ3から反力トルクを発生させる。その場合、第1モータ3が発電機として機能するときには、第1モータ3により発電された電力が、第2モータ4に供給されて、エンジン2から動力分割機構6を介して伝達されたトルクに、ドリブンギヤ21の部分で第2モータ4から出力されたトルクが加算される。
さらに、直結モードは、第1クラッチ機構CL1および第2クラッチ機構CL2を係合することにより設定される走行モードであり、動力分割機構6を構成する各回転要素が一体に回転する。すなわち、HV-LoモードやHV-Hiモードと異なり、第1モータ3から反力トルクを発生させることなく、エンジン2から前輪28R,28Lにトルクが伝達される。なお、直結モードでは、第1モータ3から駆動トルクを出力することにより、動力分割機構6を介して伝達されるトルクを増大させることができ、または第1モータ3から回生トルクを出力することにより、動力分割機構6を介して伝達されるトルクを低減させることができる。
この発明の実施形態における制御装置は、上述した直結モードからHV-LoモードやHV-Hiモードへの切り替え時にショックが生じることを抑制するものである。その制御の一例を図2に示している。図2に示す制御例では、まず、直結モードが設定されているか否かを判断する(ステップS1)。このステップS1は、例えば、各クラッチ機構CL1,CL2のそれぞれに出力される指示信号が係合信号であるか、またはECU29で設定されている走行モードが直結モードであるかなどに基づいて判断することができる。
直結モードが設定されていないことによりステップS1で否定的に判断された場合は、そのままこのルーチンを一旦終了する。それとは反対に直結モードが設定されていることによりステップS1で肯定的に判断された場合は、クラッチ機構を解放する要求があるか否かを判断する(ステップS2)。すなわち、HV-LoモードやHV-Hiモードへの切り替えの要求があるか否かを判断する。なお、図1に示すハイブリッド車両は、直結モードからEV走行モードへの切り替えを行う場合も、一時的に、HV-LoモードやHV-Hiモードを設定するものであり、そのような場合も、ステップS2で肯定的に判断される。
クラッチ機構を解放する要求がないことによりステップS2で否定的に判断された場合は、そのままこのルーチンを一旦終了する。それとは反対に、クラッチ機構を解放する要求があることによりステップS2で肯定的に判断された場合は、分担トルクの推定値を取得する(ステップS3)。ここで、分担トルクとは、直結モードを設定して走行している場合に、各クラッチ機構CL1,CL2のそれぞれに作用するトルクであって、動力分割機構6のギヤ比や、第1モータ3の出力トルク、あるいは第1モータ3を連れ回すことによる負荷トルクなどに応じて求めることができる。
上述した各クラッチ機構CL1,CL2は、噛み合い式のクラッチ機構であるため、ステップS2で解放する要求があるクラッチ機構(以下、解放側クラッチ機構と記す)を解放するためには、解放側クラッチ機構の分担トルクを低減する必要がある。言い換えると、係合状態を維持するクラッチ機構(以下、係合側クラッチ機構と記す)の分担トルクを増大する必要がある。一方、直結モードでは、各クラッチ機構CL1,CL2の分担トルクは、第1モータ3の出力トルクなどに応じて異なるため、係合側クラッチ機構の分担トルクがほぼ「0」の場合がある。そのような場合には、係合側クラッチ機構の分担トルクを増大させる以前の噛み合い歯の噛み合い方向と、分担トルクを増大させた後の噛み合い方向とが反転する。また、係合側クラッチ機構の分担トルクを増大させるためには、第1モータ3の出力トルクを制御するため、噛み合い方向が反転した時点で、第1モータ3の出力トルクが一時的に、駆動トルクとして出力されて、ショックが生じる可能性がある。そのため、この発明の実施形態における制御装置は、係合側クラッチ機構の分担トルクが、所定値未満の場合には、解放側クラッチ機構の分担トルクを緩やかに減少させ、係合側クラッチ機構の分担トルクが所定値以上になった時点で、解放側クラッチ機構の分担トルクを急激に減少させるように構成されている。
したがって、図2に示す例では、ステップS3についで、まず、係合側クラッチ機構の分担トルクT_enが所定値α未満であるか否かを判断する(ステップS4)。このステップS4における所定値αは、上述したように係合側クラッチ機構の分担トルクT_enを増大させることに伴って係合側クラッチ機構の噛み合い歯の噛み合い方向が反転する可能性があるトルクに定められており、必ずしも「0」である必要はない。
係合側クラッチ機構の分担トルクT_enが所定値α以上であることによりステップS4で否定的に判断された場合は、係合側クラッチ機構の分担トルクT_enが急激に増大したとしても、係合側クラッチ機構の噛み合い歯の噛み合い方向が反転することがなくショックが生じないため、そのままこのルーチンを一旦終了する。すなわち、解放側クラッチ機構の分担トルクを急激に減少させて、解放側クラッチ機構を解放させる。
それとは反対に係合側クラッチ機構の分担トルクT_enが所定値α未満であることによりステップS4で肯定的に判断された場合は、解放側クラッチ機構の分担トルクの減少速度を所定減少速度dT/dt1に定めて(ステップS5)、ステップS4にリターンする。言い換えると、係合側クラッチ機構の噛み合い歯の噛み合い方向が反転する速度を緩やかにする。この所定減少速度dT/dt1は、係合側クラッチ機構の噛み合い方向が反転した際に生じる駆動力の変化が、運転者がショックと感じない程度の大きさとなるように予め実験などにより求めた速度であり、この発明の実施形態における「第1所定変化率」に相当する。
そして、ステップS5およびステップS4を繰り返し実行することにより、係合側クラッチ機構の分担トルクT_enが次第に増大して所定値α以上になることにより、このルーチンを一旦終了する。すなわち、解放側クラッチ機構の分担トルクを急激に減少させて、解放側クラッチ機構を解放させる。なお、ステップS4で否定的に判断された後に、解放側クラッチ機構の分担トルクを低減させる減少速度が、この発明の実施形態における「第2所定変化率」に相当し、上記ステップS5における所定減少速度dT/dt1よりも大きな変化率に定められている。
図3には、図2に示す制御例を実行した場合における各クラッチ機構CL1,CL2の状態、第1モータ3の回転数、係合側クラッチ機構の入力回転数と出力回転数との差(差回転数)、各クラッチ機構CL1,CL2の分担トルク、エンジン2および各モータ3,4のトルク(引き摺りトルクを含む)、カウンタシャフト20やドライブシャフト27などの出力軸のトルク、車両Veの加速度のそれぞれの変化を説明するためのタイムチャートを示している。
図3に示す例においてt0時点では、直結モードが設定され、エンジン2のみから駆動トルクを出力している。したがって、各クラッチ機構CL1,CL2は係合状態であり、かつ各モータ3,4はトルクを出力していない。一方、各モータ3,4を連れ回すことによる引き摺りトルク、より具体的には、各モータ3,4のコギングトルクや、各モータ3,4の摺動抵抗、あるいは各モータ3,4のイナーシャトルクなどが生じるため、図3では、各モータ3,4のトルクが負の値となっている。このような状況下において、第1クラッチ機構CL1の分担トルクはほぼ「0」となっている。
そして、t1時点で、HV-Loモードへの切り替えの要求が成立している。したがって、図2におけるステップS2およびステップS4で肯定的に判断されることにより、ステップS5に従い、解放側クラッチ機構(ここでは、第2クラッチ機構CL2)の分担トルクを緩やかに減少させる。より具体的には、第1モータ3のトルクを緩やかに増大させる。なお、図3に示す例では、第1モータ3の引き摺りトルクを低減させるようにトルクを出力している程度であって、第1モータ3からサンギヤ9に駆動トルクを作用させる程度のトルクは第1モータ3によって発生させていない。
そのように第2クラッチ機構CL2の分担トルクを緩やかに減少させることにより、t2時点で、第1クラッチ機構CL1の噛み合い方向が反転し始めるため、t2時点から第1モータ3の回転数が増大し始めるとともに、第1クラッチ機構CL1の差回転数が増大し始めている。そして、第1クラッチ機構CL1の噛み合い方向が反転することにより(t3時点)、第1モータ3の回転数が低下するとともに、第1クラッチ機構CL1の差回転数が低下している。さらに、t3時点と同時にまたは一時遅れて出力軸のトルクおよび車両Veの加速度が一時的に増大している。しかしながら、上述したように第2クラッチ機構CL2の分担トルクを緩やかに減少させることにより、出力軸のトルクと車両Veの加速度は、僅かに増大するのみであって、運転者が違和感を抱かない程度となっている。
そして、t4時点で、第1クラッチ機構CL1の分担トルクT_enが所定α値以上となり、図2におけるステップS4で否定的に判断されるため、分担トルクを緩やかに変化させるスイープ制御(図2に示す制御)が終了し、その結果、第2クラッチ機構CL2の分担トルクを急激に減少させる。より具体的には、第1モータ3の出力トルクを急激に増大させる。そのように第2クラッチ機構CL2の分担トルクを急激に減少させることに伴って、第1クラッチ機構CL1の分担トルクが急激に増大している。一方、エンジン2のトルクを一定に保っているため、第1モータ3の出力トルクを増大させると、要求駆動力よりも大きな駆動力が出力されることになるため、第2モータ4から回生トルクを出力している。すなわち、第1モータ3から出力した動力分を、第2モータ4で回生するように制御されている。そして、第2クラッチ機構CL2の分担トルクがほぼ「0」となったことにより(t5時点)、HV-Loモードへの切り替えを開始する条件を満たし、そのため、第2クラッチ機構CL2を解放させ始め、t6時点で、HV-Loモードへの切り替えが完了する。
上述したように直結モードを設定している状態で係合側クラッチ機構の分担トルクを推定し、その推定された分担トルクが所定値未満の場合に、解放側クラッチ機構の分担トルクを緩やかに低下させることにより、係合側クラッチ機構の噛み合い方向が変化することを要因としたショックを低減することができる。
なお、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両は、図1に示す構成に限らず、少なくとも二つのクラッチ機構を備え、双方のクラッチ機構を係合した走行モードと、一方を解放した走行モードとを設定することができる車両であればよい。したがって、図1におけるブレーキ機構B1を備えていなくてもよい。また、噛み合い式の係合機構は、係合側または解放側に荷重を作用させるアクチュエータと、そのアクチュエータの荷重に対抗した方向の荷重を常時発生させる反力部材とを備えた、いわゆるノーマルオープン型のクラッチ機構や、ノーマルクローズ型のクラッチ機構であってもよく、もしくは係合側と解放側とのそれぞれの荷重を発生させるアクチュエータを備え、アクチュエータに信号を入力していない場合に、その信号が入力されなくなる直前の状態(係合状態や解放状態)を維持するように構成されたノーマルステイ型のクラッチ機構であってもよい。
1…ハイブリッド車両、 2…エンジン、 3,4…モータ、 5…駆動装置、 6…動力分割機構、 7…分割部、 8…変速部、 9,15…サンギヤ、 10,16,24…リングギヤ、 12,18…キャリヤ、 13…出力軸、 14…入力軸、 20…カウンタシャフト、 27…ドライブシャフト、 28R,28L…前輪、 29…ECU(電子制御装置)、 CL1,CL2…クラッチ機構。

Claims (1)

  1. エンジンが連結された第1回転要素と、モータが連結された第2回転要素と、駆動輪が連結された第3回転要素との少なくとも三つの回転要素を含む複数の回転要素を有する動力分割機構と、前記複数の回転要素のうちの一対の回転要素を選択的に連結する噛み合い式の第1係合機構と、前記複数の回転要素のうちの他の一対の回転要素を選択的に連結する噛み合い式の第2係合機構とを備え、
    前記第1係合機構を係合状態としかつ前記第2係合機構を解放状態とした第1走行モードと、前記第1係合機構を解放状態としかつ前記第2係合機構を係合状態とした第2走行モードと、第1係合機構および第2係合機構を係合状態とした直結モードとの少なくとも三つの走行モードを選択的に設定できるように構成されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記走行モードを切り替えるコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記直結モードから前記第1走行モードと前記第2走行モードとのうちの一方の走行モードに切り替える際に係合状態を維持する前記第1係合機構と前記第2係合機構とのうちの一方の係合機構に、前記直結モードを設定して走行している際に作用するトルクを推定し、
    前記直結モードから前記一方の走行モードへの切り替え時における前記推定されたトルクが所定トルク未満の場合には、前記直結モードから前記一方の走行モードに切り替える際に解放される前記第1係合機構と前記第2係合機構とのうちの他方の係合機構に作用するトルクを第1所定変化率で減少させた後に、前記第1所定変化率よりも大きい第2所定変化率で前記他方の係合機構に作用するトルクを減少させて、前記他方の係合機構を解放するように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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