JP6921232B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体に内鍋を着脱自在に収納し、内鍋を誘導加熱する加熱コイル、及び、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路基板を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されているような、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを各々独立に通電させて、対流を向上させて食味や加熱ムラを改善し、調理性能を向上させる誘導加熱調理器が提案されている。これらの誘導加熱調理器は、上面が開口する円筒状の筐体で、筐体内部には、円筒状の内鍋と、内鍋収納部と、内鍋収納部の外側には加熱コイルが設けられている。内鍋の形状は、例えば、特許文献2に記載されているように、底板を楕円形とし、そのまま側壁を上方に立ち上げ、上端に外鍔を形成した形状を有するものがある。
特開平10−113278号公報 特開2002−065454号公報
このように、従来の構成では、加熱コイルが同心円状に配置され、内コイルと外コイルを交互に通電するが、内コイルと外コイルで外径が異なるため、内コイルと外コイルで内鍋の加熱できる面積が異なる。この場合外コイルの方が、外径が大きいため、内鍋の加熱できる面積が大きくなる。すなわち、内コイルと外コイルで投入電力がそれぞれ同一の場合、外コイルは単位面積当たりの加熱電力が小さくなる。したがって外コイルが通電し、内コイルが停止しているときに発生する対流の速度が、外コイルが停止、内コイルが通電しているときに発生する対流の速度よりも弱くなり、均一な対流が得られない。さらに、同心円状コイルでは、内鍋中央部から内鍋側面部にかけての流路で発生する被加熱物の対流が主となり、内鍋の一方の内鍋側面部から他方の内鍋側面部にかけての流路になる被加熱物の対流が発生しにくいという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、内鍋の被加熱物に対して、内鍋の一方の内鍋側面部から他方の内鍋側面部にかけての流路になる対流を発生させる誘導加熱調理器を提供する。
本発明に係る誘導加熱調理器は、筐体と、第1領域と第2領域を含む底面部を有する内鍋と、筐体内に設置され内鍋を着脱自在に収納する内鍋収納部と、内鍋収納部の下方に設置され内鍋の第1領域に対向する位置に配置され内鍋を誘導加熱する第1の加熱コイルと、内鍋収納部の下方に設置され内鍋の第2領域に対向する位置に配置され内鍋を誘導加熱する第2の加熱コイルと、筐体内に設置され第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルに高周波電流を供給する駆動手段と、駆動手段を制御し、第1領域の加熱と、第2領域の加熱とを交互に繰りかえす制御部と、を備え、第1領域は、底面部の中心を通過する軸線の一方側にあり、第2領域は軸線の他方側にあり、内鍋の底面部は、レーストラック形状を有し、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルは、内鍋の底面部における半円部の半径と同じ半径を有する円形状を有する
本発明に係る誘導加熱調理器によれば、第1領域と第2領域を含む底面部を有する内鍋に対して、この第1領域と第2領域の各々に対向する位置に加熱コイルを配置し、各加熱コイルに独立して高周波電流を供給するので、内鍋の被加熱物に対して、内鍋の一方の内鍋側面部から他方の内鍋側面部にかけての流路になる対流を発生させることが可能になる。
本発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の構成図である。 本発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の回路ブロック図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の対流加熱状態における加熱コイルの通電波形を示す図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の対流加熱状態の内鍋を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の弱火での対流加熱状態における加熱コイルの通電波形を示す図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の均一加熱状態における加熱コイルの通電波形を示す図である。 本発明の実施の形態1における2つの加熱コイルに同時に電流を流した場合の電流の向きを示す図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の内鍋と加熱コイルの外形形状及び位置関係を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の内鍋と加熱コイルの外形形状及び位置関係の変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態2を示す誘導加熱調理器の構成図である。 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の加熱コイルの通電波形を示す図である。 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の温度センサの設置を示す平面図である。 本発明の実施の形態3を示す誘導加熱調理器の構成図である。 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の加熱コイルの通電波形を示す波形図である。 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の変形例を示す構成図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器について、図1から図9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の構成図である。図1において、誘導加熱調理1は、筐体2、内鍋3、内鍋収納部4、加熱部5、インバータ回路基板6、制御部7、蓋体8及び開閉用ボタン9を有する。また、加熱部5は、内鍋収納部4の下方に配置され、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを備えている。誘導加熱調理器1は、例えば内鍋3に白米と水を投入し炊飯器として使用することも可能である。
筐体2は、例えば外形が立方体の形状で構成されており、この筐体2内に設置される内鍋収納部4に内鍋3が収納される。内鍋3は、上部が開口した有底筒形状に構成されており、内鍋3の底面部20の形状は、例えばレーストラック形状(横長形状)に形成され、筐体2の内鍋収納部4に着脱自在に設けられる。尚、レーストラック形状とは、一対の半円形部分と矩形形状部とを連結した形状のことである。内鍋3の底面部20は、第1領域21と第2領域22を有している。この第1領域21と第2領域22は、例えば底面部20の中心を通過する軸線23に関して対称の形状又は非対称の形状であってもよい。
また、内鍋3は、被加熱物であり、熱伝導率が高いアルミ等からなる母材で構成されている。内鍋3の外面には、強磁性材料がコーティングや接合等によって施されており、加熱部5への高周波電流の通電によって電磁誘導加熱される。内鍋収納部4は、筐体2の内部に形成されており、内鍋3が着脱自在に収納できるようになっている。
第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bは、例えば円形の加熱コイルであり、内鍋収納部4に収納された内鍋3を誘導加熱するため、内鍋3の底面部20内の第1領域21と第2領域22の各々に対向する位置に設けられ、この底面部20の長手方向に対して加熱部5が同一平面上に一列に配置される。そして、インバータ回路基板6は、加熱部5に高周波電流を供給するものである。インバータ回路基板6は、商用電源から供給される電力を高周波に変換して高周波電流として第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bに供給する。尚、インバータ回路基板6は、加熱部5を電気的に駆動する駆動手段の具体的な構成を示すものである。
制御部7は、例えば蓋体8の内部に配置され、更に、使用者からの調理指示あるいは調理内容の変更などを受け付ける表示及び操作部を蓋体8の上部表面に備える。そして、指示された制御内容でインバータ回路基板6を制御するものである。制御部7は、例えば、マイクロコンピュータ、読み書き可能メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、及びタイマー(計時手段)等を備えており、入力信号と記憶されたプログラムとに従って演算を行い、インバータ回路基板6を制御して、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの出力を調整する。蓋体8は、筐体2の上部に取り付けられているものであり、ヒンジ部(図示省略)を有し、開閉自在な構成となっており、調理時は閉じている。内鍋3の着脱時や、食材投入時には開閉動作を行う。蓋体8は、例えば開閉用ボタン9を備えても良い。
なお、加熱部5とインバータ回路基板6、及び、インバータ回路基板6と制御部7は、それぞれケーブル等で接続されている(図示省略)。また、内鍋収納部4は内鍋3の温度を測定する温度センサ(図示省略)を有し、制御部7は内鍋3の温度に応じてインバータ回路基板6を制御する構成としても良い。
次に、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の回路ブロック図である。図2において、使用者により表示及び操作部を有する制御部7へ調理指示等の加熱開始の指示がなされると、制御部7はインバータ回路基板6の制御を開始する。インバータ回路基板6は、制御部7より信号を受けて動作を開始し、第1の加熱コイル5aまたは第2の加熱コイル5bに高周波電流を供給する。加熱部5に高周波電流が流れると、加熱部5からは交番磁界が発生し、これにより被加熱物である内鍋3に磁束が与えられる。これにより、内鍋3には渦電流が発生し、この渦電流と内鍋3の電気抵抗によりジュール熱が発生し、内鍋3は加熱される。なお、図2において、内鍋3は平面の外形のみを示している。
本実施の形態においては、インバータ回路基板6は一石電圧共振形インバータ方式とし、第1の加熱コイル5aに高周波電流を供給する第1のインバータ6aと、第2の加熱コイル5bに高周波電流を供給する第2のインバータ6bの2つのインバータを有している。一石電圧共振インバータは公知の回路構成である。なお、加熱部5に高周波電流を供給するインバータの回路として、ハーフブリッジインバータやフルブリッジインバータが知られており、これらの回路を使用することも可能である。
次に、内鍋3に投入された調理物に対して対流を促進する加熱(以下、対流加熱と呼ぶ。)を行う場合の誘導加熱調理器1の動作について説明する。対流加熱の動作は、使用者が制御部7に、内鍋3に投入された調理物に対して対流加熱を行う指示で開始される場合と、制御部7に予めプログラムされた調理メニューのシーケンスにしたがって対流加熱を行う場合がある。
図3は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の対流加熱状態における加熱コイルの通電波形を示す図である。
図3において、高周波の交流電流が加熱部5に高周波電流が流れている状態をHIGH、高周波電流が流れていない状態をLOWとして簡略化して示している。制御部7は第1期間t1では第1の加熱コイル5aに高周波電流を供給し、第2期間t2では第2の加熱コイル5bに高周波電流を供給する。このように、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの何れか一方のみを通電するように第1のインバータ回路6aと第2のインバータ回路6bを制御することで対流の発生を促進する。即ち、制御部7は、第1期間t1と第2期間t2が連続して交互に繰り返すように第1のインバータ6a及び第2のインバータ6bを制御する。
図4は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の対流加熱状態の内鍋を示す断面図である。図3に示した第1期間t1においては、第1の加熱コイル5aに通電されるため、図4の矢印Aの実線で示す経路で対流が発生し、第2期間t2においては、第2の加熱コイル5bに通電されるため、矢印Bの破線で示す経路で対流が発生する。
このように、内鍋3の底面部20をレーストラック形状とし、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを内鍋3の底面の長手方向に対して一列となるように配置したので、内鍋3の長手方向に沿って長い流路が形成され、大きな対流が発生する。なお、図3では、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの通電している第1期間t1と第2期間t1の比率を1:1程度としているが、これに限定するものではなく、例えば調理メニューや対流状態、内鍋3の温度等に応じて、適宜比率を変更しても良いし、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bがいずれも通電しない休止期間を設けても良い。
次に、投入電力が低い状態、いわゆる弱火で対流加熱を行う場合の動作について説明する。
図5は弱火で対流加熱を行う際の第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの通電状態を示す図である。図3と同様に加熱コイル5の通電状態をHIGH、LOWで示している。第1期間t1では、第1の加熱コイル5aに対して断続的に通電を行い、内鍋3への平均投入電力を減少させる。次に第2期間t2では、第2の加熱コイル5bに対して同様に断続的に通電を行う。各加熱コイルに断続的に通電を行う周期は、断続的な通電により内鍋3の温度が大きく変動しない周期としている。したがって、第1の加熱コイル5a、第2の加熱コイル5bの切換え周期より短い周期となっている。このように、断続的に通電することによって、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの加熱電力を平均的に減少させて、火力を弱めている。尚、第1期間t1及び第2期間t2の設定時間としては、例えば各々5秒から10秒程度に設定される。
第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bに対して断続的に電力を投入して投入電力を抑制するのは、インバータ回路基板6に用いている一石電圧共振形インバータが投入電力を小電力まで大きく減少させることが困難とされる回路方式だからである。本実施の形態では、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを交互に通電して対流を促進するとともに、個々の加熱コイルには、それよりも短い周期で断続的に通電を行うので、通電する割合を調整することで内鍋3への投入電力をきめ細やかに制御でき、調理性能を向上させることができる。なお、図5では、第1期間t1、第2期間t2の比率を1:1としているが、これに限定するものではなく、例えば調理メニューや対流状態、内鍋3の温度等に応じて、適宜比率を変更しても良いし、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bがいずれも通電しない休止期間を設けても良い。また、投入電力自体を調整できる範囲で増減し、断続的な通電による平均電力制御と併用しても構わない。
次に、使用者が制御部7に、内鍋3に投入された調理物に対して対流加熱を行わない加熱、すなわち内鍋3の底面部に対して均一に加熱(以下、均一加熱と呼ぶ。)を行う場合の誘導加熱調理器1の動作について説明する。
均一加熱の動作は、使用者が制御部7に、内鍋3に投入された調理物に対して均一加熱を行う指示で開始される場合と、制御部7に予めプログラムされた調理メニューのシーケンスにしたがって均一加熱を行う場合がある。
図6は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の均一加熱状態における加熱コイルの通電波形を示す図である。図3と同様に加熱コイルの通電状態をHIGH、LOWで示している。
図6において、均一加熱を行う場合においても、制御部7は、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを交互に通電するようにインバータ回路基板6を制御する。このとき、第1の加熱コイル5a、第2の加熱コイル5bを交互に通電する周期は、対流加熱を行う場合と比較して短い周期としている。これは、内鍋3の鍋底の温度変化のスピードに対して通電周期を短い周期とすることにより、通電状態の加熱コイル側と非通電状態の加熱コイル側での鍋底の温度がほぼ等しくなり、鍋底の温度をなるべく均一化できる。このとき、内鍋3の底面部の温度変化に対して、通電周期が短いので、対流加熱の動作時のような対流は発生しない。尚、上述の短い周期の具体的な時間としては、例えば、パルス周期が3秒から5秒程度であり、パルス幅はパルス周期の半分以下に設定される。
このように、均一加熱を行う場合でも、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを交互に通電するようにインバータ回路基板6を駆動するのは、誘導加熱による干渉音を抑制することに加え、加熱効率を向上させるためである。例えば、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bを同時通電したと仮定すると、両者の駆動周波数は同一にはならない。すなわち、インバータ回路基板6に用いる一石電圧共振形インバータは、加熱部5のインダクタンスと共振コンデンサの静電容量により駆動周波数が決定されるが、加熱コイルのインダクタンスや共振コンデンサの静電容量は個体ばらつきを有するため、第1のインバータ6aと第2のインバータ6bは同一の電力を出力した場合でも駆動周波数は同一にはならない。
一般に複数の加熱コイルが近接する状態で、複数の加熱コイルを用いて同時に誘導加熱する場合、互いの駆動周波数の差が可聴領域の周波数であると干渉音となって騒音が発生することが知られている。例えば、一方のインバータが30kHzで駆動し、他方のインバータが35kHzで駆動する場合、5kHzの干渉音が発生する。同様に第1のインバータ6aと第2のインバータ6bが異なる駆動周波数で同時に駆動すると両者の駆動周波数の差に起因する干渉音が発生し、騒音の原因となる。
また、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bに同時通電する場合、加熱コイルに流れる高周波電流の互いの位相によって加熱効率が低下する場合がある。
図7は、本発明の実施の形態1における2つの加熱コイルに同時に電流を流した場合
の電流の向きを示す図である。図7(a)に記載の矢印が指し示す方向に電流が流れる場
合は、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bが隣接する付近では、互いに流れる
電流の向きが同一となり、互いの加熱コイルに発生する磁束は足し合わされるので問題な
い。図7(b)に記載の矢印が指し示す方向に電流が流れる場合は、第1の加熱コイル5
aと第2の加熱コイル5bが隣接する付近では、互いに流れる電流の向きが逆方向になり
、磁束が打ち消される。したがって有効な加熱ができず、加熱効率が大幅に低下してしま
う。第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを同時に通電しながら、干渉音や効
率低下を抑制する場合、加熱コイルに流れる電流の周波数や位相を正確に一致させる必要
があり、高度な制御技術やインバータ回路技術が必要となり、機器の高コスト化や大型化
を招くことがある。
したがって、本実施の形態においては、対流加熱を積極的に行わない加熱時でも第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bを交互に通電することで第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bに同時に通電しないようにしている。これにより複雑なインバータ回路や制御を必要とせずに干渉音の発生と加熱効率の低下を抑制することができる。よって、小型で安価な誘導加熱調理器を提供することができる。
図8は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の内鍋と加熱コイルの外形形状及び位置関係を示す平面図である。
図8において、内鍋3の底面部20をレーストラック形状としているため、加熱部5の半径aを、内鍋3の半円部の半径bにほぼ合わせて2個配置できるので、例えば、真円形状の内鍋3を用いて、真円形状の加熱部5を2個並べる場合と比較して、内鍋3の底面部20の面積に対して、加熱部5の設置面積を大きくすることができる。したがって、底面部20内の誘導加熱されない部分を小さくすることができる。さらには、レーストラック形状なので、真円形状の内鍋と比較して、長手方向に沿って対流経路が長くなり、大きな対流を発生させることができる。また、魚等の細長い食材をそのままの形状で調理できるという効果もある。
なお、内鍋3の底面部20の形状は、図8に示したレーストラック形状に限定するものではなく、以下に説明する他の形状でも良い。
図9は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の内鍋と加熱コイルの外形形状及び位置関係の変形例を示す平面図である。
図9において、内鍋3と加熱部5の平面図を示しており、内鍋3の形状について、(a)が長方形、(b)がオーバル(楕円)、(c)が円形の構成である。内鍋3の底面部20内に、第1の加熱コイル5a及び第1の加熱コイル5bが含まれる構成で有れば良い。尚、図9は、図8と同様に、内鍋3、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの外形のみを簡略化して示した平面図であり、詳細な構造は省略している。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2の誘導加熱調理器について図10から図12を用いて説明する。
上述した実施の形態1との相違点を主に説明するため、実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図10は、本発明の実施の形態2を示す誘導加熱調理器の構成図である。
実施の形態1では、内鍋3は、上部が開口した有底筒形状に構成されており、底面部20の平面形状が横長形状に形成され、筐体2の内鍋収納部4に着脱自在に設ける形態を示した。図10において、誘導加熱調理器1は、実施の形態1の構成に加え、第1の加熱コイル5a、または、第2の加熱コイル5bの何れか一方の上面に配置され、筐体2の内鍋収納部4に着脱自在に設けられた円筒状の小型内鍋10を有し、使用者は調理内容に応じて内鍋3か小型内鍋10を選択し、いずれか一方の内鍋を内鍋収納部4に収納するものとする。尚、小型内鍋10の底面部のサイズは、内鍋3の底面部の長手方向よりも短い構成である。
次に、使用者が小型内鍋10を内鍋収納部4に収納したものとして、誘導加熱調理器1の動作について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の加熱コイルの通電波形を示す図である。
図11において、使用者により表示及び操作部を有する制御部7へ調理指示等の加熱開始の指示がなされると、制御部7はインバータ回路基板6の駆動、制御を開始する。インバータ回路基板6は、制御部7より信号を受けて動作を開始し、図11の時刻t1で、第1の加熱コイル5aに高周波電流を短時間供給し、時刻t2で第2の加熱コイル5bに高周波電流を短時間供給する。ここでは、第1の加熱コイル5aの上面に小型内鍋10が設置され、第2の加熱コイル5bの上部は加熱物がない、無負荷状態であるとする。したがって、制御部7は第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの負荷状態を供給する高周波電流や、それに伴って発生する電圧等から判別し、小型内鍋10の有無及び、内鍋の種類を判別する。すなわち、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの両方に鍋があることを検知すれば、内鍋3が収納されていると判断し、第1の加熱コイル5aか第2の加熱コイル5bの何れかに内鍋があることを検知すれば、小型内鍋10が収納されていると判断する。図10に示す誘導加熱調理器1の場合、第1の加熱コイル5aの上面に小型内鍋10が収納された状態で、第2の加熱コイル5bは無負荷状態であると判断する。
次に、時刻t4にて制御部7は小型内鍋10が存在する第1の加熱コイル5aのみに高周波電流を供給するように制御し、第2の加熱コイル5bについては通電しない。これにより、小型内鍋10は誘導加熱され、小型内鍋10内に収容された調理物の調理を開始する。
このように、本実施の形態では、調理物の収容体積が大きい横長形状の内鍋3と、調理物の収容体積が小さい小型内鍋10を使用者が調理物の量に応じて選択でき、調理物が少ない場合は収容体積の小さい小型内鍋10を選択することで、誘導加熱調理器1は小型内鍋10が収納された側の加熱部5のみを駆動するので、無駄な電力を削減しつつ効率よく加熱でき、調理時間も短縮することができる。なお、小型内鍋10は第1の加熱コイル5aまたは第2の加熱コイル5bの何れか一方の上面のみに厳密に配置される必要はなく、第1の加熱コイル5aの上面に配置した小型内鍋10の一部が第2の加熱コイル5bの上面の一部にかかっても問題ない。すなわち、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの上面部のうち、小型内鍋10で加熱コイル5の上面部を覆う面積が広い方に該当する加熱コイルに通電すればよい。第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの上面部のうち、小型内鍋10で覆う面積が広い側の加熱コイルの判定は、例えば、加熱コイルを駆動するインバータに流れる電流が加熱コイルの上面部を覆う磁性体の調理容器の面積に応じて変動するので、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bの各々を駆動する第1のインバータ6a及び第2のインバータ6bに流れる電流値によって行うことが可能である。
次に、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの各々の中央部に温度センサを配置する構成について説明する。
図12は、発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の温度センサの設置を示す平面図である。
図12において、小型内鍋10は第1の加熱コイル5aの上部または第2の加熱コイル5bの上部の何れでも設置可能とするため、温度センサ11を設けても良い。温度センサ11は、例えば、第1の加熱コイル5aの中央部と第2の加熱コイル5bの中央部の両方に第1の温度センサ11a及び第2の温度センサ11bを設けている。温度センサ11は、例えばサーミスタで構成され、内鍋収納部4を貫通して小型内鍋10の底面部20にバネ等を用いて押し当てられ、小型内鍋10の底面部20の温度を直接測定するためのものである。これにより小型内鍋10の温度を監視しながら調理を行い、調理メニューに応じて投入電力や調理時間の制御に使用される。このように第1の加熱コイル5a側と第2の加熱コイル5b側の何れにも温度センサ11を設けたので、使用者は小型内鍋10を第1の加熱コイル5aの上部または第2の加熱コイル5bの上部の何れに設置しても調理を行うことができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3の誘導加熱調理器について図13から図15を用いて説明する。
上述した実施の形態1との相違点を主に説明するため、実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図13は、本発明の実施の形態3を示す誘導加熱調理器の構成図である。
実施の形態1に示す誘導加熱調理器1は、内鍋3は、上部が開口した有底筒形状に構成されており、上面からみて、横長形状に形成され、筐体2の内鍋収納部4に着脱自在に設ける形態を示した。図13において、誘導加熱調理器1は、実施の形態1の構成に加え、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの上部にそれぞれ配置され、筐体2の内鍋収納部4に着脱自在に設けられた円筒状の複数の小型内鍋10を有し、使用者は調理内容に応じて内鍋3か複数の小型内鍋10の何れかを選択し、内鍋収納部4に収納するものとする。また、小型内鍋10の底面部20は、内鍋収納部4に複数配置されるため、内鍋3の底面部20の長手方向よりも短い長さに設定されている。
次に、使用者が複数の小型内鍋10を内鍋収納部4に収納したものとして、誘導加熱調理器1の動作について説明する。
図14は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の加熱コイルの通電波形を示す波形図である。
図14において、使用者により表示及び操作部を有する制御部7へ調理指示等の加熱開始の指示がなされると、制御部7はインバータ回路基板6の制御を開始する。インバータ回路基板6は、制御部7より信号を受けて動作し、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bに交互に高周波電流を供給する。例えば、使用者の指示又は予めプログラムされた調理シーケンスにより、第1の加熱コイル5a上に配置される小型内鍋10が高火力で加熱され、第2の加熱コイル5b上に配置される小型内鍋10が低火力で加熱される場合に、図14に示すように、第1の加熱コイル5aに通電する第1期間t1を、第2の加熱コイル5bに通電される第2期間t2に対して長く設定し、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bに交互に高周波電流を供給する。これにより、第1の加熱コイル5aの上部に配置される小型内鍋10への平均投入電力を、第2の加熱コイル5bの上部に配置される小型内鍋12bの平均投入電力よりも大きくすることができる。
なお、例えば調理メニューや内鍋の温度等に応じて、第1期間t1と第2期間t2の比率を適宜変更しても良いし、第1の加熱コイル5aと第2の加熱コイル5bがいずれも通電しない休止期間を設けても良い。また、インバータ回路基板6の制御により投入電力を調整できる範囲で調整し、断続的な通電による平均電力制御と併用しても構わない。
このように、本実施の形態では、調理物の収容体積の大きい横長形状の内鍋3と、収容体積の小さい複数の小型内鍋10を使用者が調理内容に応じて選択できる。収容体積の小さい複数の小型内鍋10を選択した場合、それぞれ異なる電力や調理時間を設定することが可能となるので、1つの調理器で、同時に2つの異なる調理が可能となる。これにより調理時間を短縮することができる。また、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bは同時に通電することがないので、干渉音の発生と隣接する加熱コイルに同時に電流が流れることによる加熱効率の低下を抑制することができる。
次に、内鍋構成の変形例について説明する。
図15は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の他の変形例を示す構成図である。
図13においては、独立した2つの小型内鍋を用いた構成について説明したが、例えば、図15に示すように、1つの横長形状の内鍋として、内側に調理物を分離する分離壁13を設けた二室内鍋12を用いても構わない。この分離壁13は、二室内鍋12の底面部20が横長形状である場合、この底面部の長手方向に対して調理物を収納する空間を2分割する構成である。
また、図12と同様に、図13及び図15に示す誘導加熱調理器1は、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bの中央部の両方に温度センサ11を設けることが望ましい。図13に示す誘導加熱調理器1において、複数の小型内鍋10の両方の温度を独立して測定できるため、鍋温度に応じて適切な電力制御が可能となり、調理時の使い勝手が向上する。また、図14に示す誘導加熱調理器1において、調理物を収納する空間に対応する二室内鍋12の温度を各々測定できるため、鍋温度に応じて適切な電力制御が可能となり、調理時の使い勝手が向上する。
また、上述の実施の形態1から3における駆動手段は、第1の加熱コイル5a及び第2の加熱コイル5bのそれぞれに第1のインバータ6a及び第2のインバータ6bが接続される構成として説明したが、本発明はこの構成に限定されるものでは無い。例えば駆動手段は、単一のインバータを備え、このインバータの出力をリレーによって第1の加熱コイル5a又は第2の加熱コイル5bのうちのいずれか一方に接続し駆動する構成でも良い。
上記各実施の形態で示される構成要素、構成要素の接続形態及び制御内容等は一例であり、本発明を限定するものではない。つまり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素、その接続形態及び制御内容等を他の装置へ展開したり、構成要素、その接続形態及び制御内容等に様々な変形を加えたり、それらを組み合わせることが可能である。
1 誘導加熱調理器、2 筐体、3 内鍋、4 内鍋収納部、5 加熱部、5a 第1の加熱コイル、5b 第2の加熱コイル、6 インバータ回路基板、6a 第1のインバータ、6b 第2のインバータ、7 制御部、8 蓋体、9 開閉用ボタン、10 小型内鍋、11 温度センサ、 11a 第1の温度センサ、11b 第2の温度センサ、12 二室内鍋、13 分離壁、20 底面部、21 第1領域、22 第2領域、23 軸線

Claims (6)

  1. 筐体と、
    第1領域と第2領域を含む底面部を有する内鍋と、
    前記筐体内に設置され前記内鍋を着脱自在に収納する内鍋収納部と、
    前記内鍋収納部の下方に設置され前記内鍋の前記第1領域に対向する位置に配置され前記内鍋を誘導加熱する第1の加熱コイルと、
    前記内鍋収納部の下方に設置され前記内鍋の前記第2領域に対向する位置に配置され前記内鍋を誘導加熱する第2の加熱コイルと、
    前記筐体内に設置され前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御し、前記第1領域の加熱と、前記第2領域の加熱とを交互に繰りかえす制御部と、を備え、
    前記第1領域は、前記底面部の中心を通過する軸線の一方側にあり、前記第2領域は前記軸線の他方側にあり、
    前記内鍋の前記底面部は、レーストラック形状を有し、
    前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイルは、前記内鍋の前記底面部における半円部の半径と同じ半径を有する円形状を有することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記第1領域と前記第2領域は、前記軸線に関して対称の形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記駆動手段は、
    前記第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータと、
    前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータと、を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記制御部は、前記第1の加熱コイルにのみ通電する第1期間と、前記第2の加熱コイルにのみ通電する第2期間と、を有する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記制御部は、前記第1期間では、前記第1の加熱コイルに断続的に通電し、前記第2期間では前記第2の加熱コイルに断続的に通電するように前記駆動手段を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記第1の加熱コイルによって加熱される前記内鍋の温度を計測するための第1の温度センサと、
    前記第2の加熱コイルによって加熱される前記内鍋の温度を計測するための第2の温度センサと、を備える
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
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