JP6919883B2 - コンロセンサ、コンロバーナ、及びガスコンロ - Google Patents

コンロセンサ、コンロバーナ、及びガスコンロ Download PDF

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Description

本発明は、コンロセンサ、コンロバーナ、及びガスコンロに関するものである。
調理容器の底部温度を検出する温度検出装置を備えたガスコンロの例として、特許文献1のようなガスコンロが提案されている。特許文献1で開示されるガスコンロ1は、調理容器が五徳上に載置されると、ホルダー110の上端部に設けられた集熱部材111に調理容器が当接し、集熱部材111に伝わる調理容器の温度を集熱部材111の下面部に設けられた温度センサ112によって検出する構成をなす。更に、ガスコンロ1には、カバー118が設けられている。このカバー118は、炎からホルダー110を保護するために、ホルダ110の外周を覆うように配置されている。
特許第6017504号公報
特許文献1で開示されるガスコンロは、カバー体であるカバー118の上端部付近に被覆対象となるホルダー110が圧入される形でこれらが固定されている。しかし、カバー118とホルダー110との接続部分(圧入部分)がホルダー110の上端部付近に存在するため、調理容器を載置するにあたり、当該調理容器がホルダー110又はカバー118に接触する際の衝撃が接続部分(圧入部分)に伝わりやすくなる。このような衝撃が繰り返されると、カバー118とホルダー110との接続部分(圧入部分)において接続不良が生じやすくなる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、被覆対象となるセンサヘッドとセンサヘッドを被覆するカバー体となるセンサカバーとを備えたコンロセンサにおいて、センサヘッドとセンサカバーの接続部分に調理容器の衝撃が伝わることを抑制し得る構成を提供することを目的とするものである。
本発明の第1態様であるコンロセンサは、
燃料ガスと一次空気との混合ガスの燃焼に用いる二次空気を下方側から上方側に導く供給通路が内側に形成された環状バーナを備えるとともに当該環状バーナからの火炎により五徳上に載置された調理容器を加熱するように構成されたコンロバーナにおいて、少なくとも一部が前記供給通路の内側に配置されるように取り付けられるコンロセンサであって、
上下方向に沿って延び、少なくとも一部が前記供給通路内に配置された構成で固定される支柱と、
上方側に露出する上面部と、前記上面部から下方側に延びるとともに下端部側が開放した構成をなす筒状部と、を備え、前記支柱が前記筒状部内と前記筒状部の下方側とに跨る構成で挿入され、前記支柱に対して相対的に変位し且つ上下方向に沿うように変位する構成をなし、前記五徳上に前記調理容器が載置されたときに前記上面部が前記調理容器に接触するセンサヘッドと、
前記センサヘッドの内部において前記上面部側に固定される温度センサと、
前記センサヘッドを上方側に付勢する付勢部と、
前記筒状部を環状に囲む構成で前記センサヘッドに固定される筒状のセンサカバーと、
を有し、
前記センサカバーは、
上端部が開放した構成をなすとともに当該上端部が前記センサヘッドの前記上面部に近接して配置され、少なくとも前記筒状部の上端側を環状に囲む構成で上下方向に沿って延びる筒状の第1カバー部と、
前記第1カバー部よりも下方側に配置される筒状の第2カバー部と、
を備え、
前記センサカバーの下端部寄りの位置において前記第2カバー部の内部に前記筒状部が圧入され、前記センサカバーと前記センサヘッドとが固定されている。
本発明の第2態様のコンロバーナは、環状バーナと、第1態様のコンロセンサとを具備する。
本発明の第3態様のガスコンロは、第2態様のコンロバーナを含む。
本発明の第1態様のコンロセンサは、センサヘッドの筒状部を環状に囲む構成で筒状のセンサカバーがセンサヘッドに固定される。このようにセンサカバーが設けられるため、環状バーナの火炎からセンサヘッド(特に、温度センサ付近)を保護することができる。更に、センサカバーの下端部寄りの位置で第2カバー部の内部に筒状部が圧入される形でセンサカバーとセンサヘッドとが固定されるため、センサカバーとセンサヘッドとの接続部分(センサカバーに対するセンサヘッドの圧入部分)をセンサヘッドの上面部から離れた下方側に位置させることができる。従って、調理容器を載置するにあたり、調理容器とセンサヘッドとが接触したとしても、その接触時の衝撃が接続部分(圧入部分)に伝わりにくくなり、強い衝撃が接続部分(圧入部分)に繰り返されることに起因する接続不良を抑えることができる。
本発明の第2態様のコンロバーナは、第1態様のコンロセンサと同様の効果を生じさせる。
本発明の第3態様のガスコンロは、第1態様のコンロセンサと同様の効果を生じさせる。
図1は、実施例1のガスコンロを例示する斜視図である。 図2は、実施例1のガスコンロにおいて天板部を取り外した状態を示す斜視図である。 図3は、実施例1のガスコンロの一部を分解して示す分解斜視図である。 図4は、実施例1のガスコンロの平面図である。 図5は、図4のA−A断面を概略的に示す断面概略図である。 図6は、図5のコンロセンサを拡大して示す拡大断面図である。 図7は、図5のコンロセンサ及びコンロセンサの周辺を拡大して示す拡大断面図である。 図8は、実施例1のガスコンロにおいて五徳上に調理容器が載置された状態を概略的に示す断面概略図である。
以下、本発明の望ましい例を示す。但し、本発明は、以下の例に限定されない。
供給通路は、当該供給通路の上端部側の位置に上方側となるにつれて内径が大きくなる内径拡大部が設けられていてもよい。内径拡大部よりも下方側の位置に上方側となるにつれて内径が小さくなる内径縮小部が設けられていてもよい。内径拡大部と内径縮小部の間の位置に内径が最も小さくなる最小内径部が設けられてもよい。第2カバー部は、第1カバー部の下端部に連結されていてもよく、外周面の径が第1カバー部の外周面の径よりも小さくてもよい。五徳上に載置された調理容器によってセンサヘッドが押し下げられたときに、第1カバー部の下端部と第2カバー部の上端部とによって構成される段差部が、上下方向において、最小内径部よりも下位置に配置されてもよい。
このように、第1カバー部の下端部と第2カバー部の上端部とによって構成される段差部が最小内径部よりも下位置に配置されていれば、二次空気が最小内径部付近を通過する際に段差部の影響を受けにくくなり、内径が最も狭くなる最小内径部付近で段差部に起因する気流の乱れが生じることを抑制することができる。
第1カバー部には、五徳上に載置された調理容器によってセンサヘッドが押し下げられたときに、最小内径部と当該最小内径部の上方側及び下方側とに跨るように外周面の径が一定の円筒部が設けられてもよい。
このように、第1カバー部において、最小内径部の内側の部位を外周面の径が一定の円筒部とすれば、内径が最も狭くなる最小内径部付近で気流の乱れをより一層抑えることができ、二次空気がより円滑に誘導されるようになる。
<実施例1>
以下、本発明を具現化した実施例1について、図面を参照して説明する。
(ガスコンロの基本構成)
図1等を参照し、ガスコンロ1の基本構成を説明する。
図1等で示すガスコンロ1は、テーブルガスコンロとして構成され、天板部30と装置本体1Aを備え、装置本体1Aの上端部に天板部30が固定された構成をなす。図2は、装置本体1Aの外観を示すものであり、図1で示すガスコンロ1から天板部30、排気口カバー80、五徳18,19などを取り外した状態の外観を示すものである。
本構成では、ガスコンロ1が平坦な載置面に載置されたときの載置面と直交する方向が上下方向である。また、上下方向と直交する方向のうち側壁部4A、4Bが向かい合う方向が左右方向であり、上下方向及び左右方向と直交する方向が前後方向である。ガスコンロ1では、図4のように平面視したときの長手方向が左右方向となっており、短手方向が前後方向となっている。また、ガスコンロ1では、図5のように正面視したときの長手方向が左右方向となっており、短手方向が上下方向となっている。
装置本体1Aは、図2のような構成をなし、ガスコンロ1から天板部30及び天板部30に対する取付物(排気口カバー80、五徳18,19など)を取り外した残りの部分を指す。装置本体1Aは、外殻を構成する筐体部2、梁部材20、右側バーナ14、左側バーナ15、ガス供給装置16,17、グリル庫12、排気路13などを備える。
筐体部2は、例えば金属材料によって構成され、上端部が開口する略直方体状に構成されている。筐体部2は、ガスコンロ1の外殻をなすとともにガスバーナ(右側バーナ14、左側バーナ15等)などを収容するケースとして機能する部分である。筐体部2は、主に、筐体本体部4、梁部材20、前パネル5などを備えた構成をなし、上端側が開放した箱状形態をなす。
図2のように、筐体本体部4は、ガスコンロ1の左右両側に配置される一対の側壁部4A,4Bと、後端側に配置される後壁部4Cと、下面側に配置される底壁部(図示略)とを備える。側壁部4A,4B、後壁部4C、底壁部は互いに連結されており、筐体本体部4は、上端側及び前端側が開放した箱状形態をなす。筐体本体部4の一対の側壁部4A,4Bの間には、ガスバーナ(右側バーナ14、左側バーナ15等)、グリル庫12、排気路13などの各種部品が収容される。
図3のように、梁部材20は、筐体本体部4の内部に配置され、筐体本体部4内の前側の位置において左右方向に延びた形態で架設される架設部22を備える。架設部22の両端部は、筐体本体部4を構成する側壁部4A,4Bのそれぞれにおける上側且つ前側の端部に連結されており、側壁部4A,4Bを連結するフレームとして機能する。
図1、図2のように、前パネル5は、ガスコンロ1の前面部として機能する部分である。図2のように、前パネル5は、上述した筐体本体部4及び梁部材20に対して前側から装着される。図2の例では、筐体本体部4の左右両側に前パネル5がそれぞれ装着され、2つの前パネル5の間には、グリル庫12のグリル扉12Aが開閉可能に装着されている。
図1、図3のように、天板部30は、ガスコンロ1の上面部として機能する部分である。図3のように、天板部30は、板状に構成された天板本体31と、天板本体31の周縁部に取り付けられる外枠体50と、天板本体31と外枠体50とによって構成される板状構造体35に形成された開口部に取り付けられる内枠体40と、を備え、全体として板状の形態をなす。天板部30は、筐体部2の上端部に対して当該上端部の開口を閉塞する形態で固定される。
図2のように、グリル庫12は、装置本体1Aの左右方向中央部付近に設置されるとともに、前後左右上下が囲まれた箱状形態をなす。排気路13は、装置本体1Aの上部後端側においてグリル庫12内の空間から連通する構成をなす。排気路13は、グリル庫12内の排気を行うための経路であり、グリル庫12で生じた排気を天板部30に形成された排気口40Aに誘導するように機能する。排気路13の端部には開口部13Aが形成されている。開口部13Aは、排気路13の上部後端側において上方側に開放した形態をなし、天板部30の排気口40Aの下側に位置している(図1、図3参照)。図1のように、排気口カバー80は、排気口40Aを覆う構成で配置されている。排気口カバー80は、天板部30上に載置される形で着脱可能に設置されている。排気口カバー80は、複数の通気孔80Aを備え、通気孔80Aを介して排気口40A(図3)から排出される排気を外部(ガスコンロ1の上方側)に放出するとともに、グリル庫12の内部からの炎のあふれを遮断するように機能する。
図1のように、グリル庫12のグリル扉12Aは、上述した2つの前パネル5の間に設けられており、これら前パネル5とともに、装置本体1Aの前面部を構成する。グリル扉12Aは、装置本体1Aの前面部の幅方向略中央付近に設けられている。グリル扉12Aは、グリル庫12の前方側に引き出し可能とされており、使用者はグリル扉12Aに設けられた取っ手を掴みつつグリル扉12Aを前方に引き出すことにより、グリル庫12内に収納された受け皿及び焼き網等を一体的に外部に取り出すことができる。
図2のように、筐体部2内には、右側バーナ14、左側バーナ15、グリルバーナ10が収容されている。図1、図3のように、天板本体31の左右両側には、円形状の一対の開口部32,33が形成され、これら開口部32,33にそれぞれ挿入される形態で右側バーナ14及び左側バーナ15が天板部30の上方側に向けて突出して配置されている。右側バーナ14及び左側バーナ15の各周囲には、五徳18,19が夫々設置されている。ガスコンロ1の使用時には、五徳18,19の各上部にフライパン、鍋等の調理容器(図示略)が載置される。
右側バーナ14へのガス供給経路には、ガス供給装置16が設けられている。ガス供給装置16は、右側バーナ14の点火消火を行うとともに、右側バーナ14にガスを供給するための装置として機能する。ガス供給装置16は、右側バーナ14の点火又は消火を行うための操作部である点火スイッチ16Aと、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー16Bと備える。ガス供給装置16は、操作レバー16Bの左右方向の変位に応じて右側バーナ14へのガス供給量を調整するように動作する。
左側バーナ15へのガス供給経路には、ガス供給装置17が設けられている。ガス供給装置17は、左側バーナ15の点火消火を行うとともに、左側バーナ15にガスを供給するための装置として機能する。ガス供給装置17は、左側バーナ15の点火又は消火を行うための操作部である点火スイッチ17Aと、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー17Bと備える。ガス供給装置17は、操作レバー17Bの左右方向の変位に応じて左側バーナ15へのガス供給量を調整するように動作する。
グリルバーナ10は、グリル庫12内で火炎を発生させ、グリル庫12内を加熱するように機能する。グリルバーナ10へのガス供給経路には、ガス供給装置11が設けられている。ガス供給装置11は、グリルバーナ10の点火消火を行うとともに、グリルバーナ10にガスを供給するための装置として機能する。ガス供給装置11は、グリルバーナ10の点火又は消火を行うための操作部である点火スイッチ11Aと、装置本体1Aの前方側に延出する操作レバー11Bと備える。ガス供給装置11は、操作レバー11Bの左右方向の変位に応じてグリルバーナ10へのガス供給量を調整するように動作する。
次に、右側バーナ14及び左側バーナ15の詳細構造について、図5〜図8を参照して説明する。右側バーナ14及び左側バーナ15は、本発明の「コンロバーナ」の一例に相当する。右側バーナ14は、図5のように、バーナ本体部90、環状バーナ100、バーナカバー110、コンロセンサ60を備えている。右側バーナ14は、環状バーナ100からの火炎により五徳18上に載置された調理容器Cを加熱する。左側バーナ15は、コンロセンサ60と同様の構成のバーナ本体部、環状バーナ、バーナカバー、コンロセンサを備えており、左側バーナ15の説明は省略する。
バーナ本体部90は、円環状に形成され、燃料ガスと一次空気が混合された混合ガスが混合管92から供給される混合室91が内部に形成される。バーナ本体部90の混合室91に供給された混合ガスは、バーナ本体部90と後述する環状バーナ100との間に形成された複数の炎口93から噴出する。
環状バーナ100は、円環状の部材であり、バーナ本体部90の混合室を上方側から覆うようにバーナ本体部90に載置される。環状バーナ100は、図7のように、第1筒状部101、第2筒状部102、第3筒状部103を備えている。第1筒状部101は、上方側筒状部101A,下方側筒状部101Bを備えている。上方側筒状部101Aは、上方側に向かうにつれて径が大きくなっている。下方側筒状部101Bは、上方側に向かうにつれて径が大きくなっており、上方側筒状部101Aよりも径の拡大の程度が小さくなっている。上方側筒状部101Aと下方側筒状部101Bは、角を有さず滑らかに連なっている。上方側筒状部101Aには、上方側に突出する複数の突起部101Cが形成されている。第2筒状部102は、環状バーナ100の下方側の部分を構成し、上方側となるにつれて内径が小さくなっている。第3筒状部103は、第1筒状部101と第2筒状部102の間の部分を構成し、供給通路120において内径が最も小さくなる部分である。第3筒状部103は、上下方向に所定の長さ(図7、図8ではYで示される長さ)延びる形状で、内径が一定になっている。
バーナカバー110は、円環状の部材であり、突起部101Cに支持されることで環状バーナ100の上方側に取り付けられる。バーナカバー110の内側には、後述するコンロセンサ60の上端部側が配置される。
図6のように、コンロセンサ60は、燃料ガスと一次空気との混合ガスの燃焼に用いる二次空気を下方側から上方側に導く供給通路120の内側に下端部側が位置するように設けられている。コンロセンサ60は、五徳上に載置された調理容器の底部に接触して調理容器の底部の温度を検出する。コンロセンサ60は、支柱61、センサヘッド62、温度センサ63、付勢部64、センサカバー70、を備えている。
支柱61は、上下方向に延びる円筒状に形成され、下端側が供給通路120内に配置されて固定されている。支柱61は、円筒部61A、突起部61Bを備えている。円筒部61Aは、上端部が開放した円筒状に形成され、上端部側が開口部32内に配置され、下端部側が装置本体1Aに固定されている。突起部61Bは、円筒部61Aの上端部から上方側及び径方向外側に突出している。
センサヘッド62は、上端部側が閉塞した円筒状に形成され、支柱61に対して相対的に変位し且つ上下方向に沿うように変位する構成をなす。センサヘッド62は、上面部62A、筒状部62Bを備えている。上面部62Aは、略円板状に形成され、外縁部62Cが内側に向かって折れ曲がっている。上面部62Aは、右側バーナ14の上方側に露出している。筒状部62Bは、支柱61の外径よりも大きな内径の円筒状であり、上端部62Dが外側に向かって折れ曲がっている。筒状部62B内と筒状部62Bの下方側に跨る構成で支柱61が挿入されている。上面部62Aの外縁部62Cが、筒状部62Bの上端部62Dを包み込むようにしてかしめ止めされている。センサヘッド62は、支柱61の上端部側を覆い、内部に温度センサ63、付勢部64を収容する。筒状部62Bの上下方向における中心付近には、下方側に向かって内側に傾斜する傾斜部62Eが形成されている。傾斜部62Eに支柱61の突起部61Bが接触することで、センサヘッド62が支柱61から抜け出ることを規制する。
温度センサ63は、検出温度に応じて抵抗が変わるサーミスタによって構成されている。温度センサ63は、センサヘッド62の上面部62Aの下面部の中心に固定されている。温度センサ63には配線(図示略)が接続されており、配線はセンサヘッド62の内側、支柱61の内側を通ってガスコンロ1のコントローラ(図示略)に接続されている。
付勢部64は、コイルバネによって構成され、支柱61の突起部61Bとセンサヘッド62の上面部62Aの間に圧縮された状態で、センサヘッド62の筒状部62Bの内側に収容されている。
センサカバー70は、上端部が開放した円筒状に形成され、センサヘッド62の筒状部62Bを環状に囲む構成でセンサヘッド62に固定される。センサカバー70は、第1カバー部71、第2カバー部72を備えている。第1カバー部71は、円筒部71A、上端部71Bを備えている。円筒部71Aは、外周面の径が一定の筒状に形成されている。円筒部71Aの内径は、センサヘッド62の筒状部62Bの外径よりも大きくなっている。円筒部71Aは、センサヘッド62の筒状部62Bの上端側を環状に囲む構成で上下方向に沿って延びている。上端部71Bは、円筒部71Aの上端部から上方側且つ内側に延出し、センサヘッド62の外縁部62Cに下方側から近接して配置されている。
第2カバー部72は、筒状に形成され、第1カバー部71の下端部に連なっている。第2カバー部72は、筒状の円筒部72Aを備えている。円筒部72Aの外径は、第1カバー部71の円筒部71Aの外径よりも小さくなっている。円筒部72Aは、第1カバー部71の下方側でセンサヘッド62の筒状部62Bを環状に囲む構成で上下方向に沿って延びている。第2カバー部72の下端部とセンサヘッド62の下端部は、上下方向において同じ位置に位置している。センサカバー70の下端部70A寄りの位置において第2カバー部72の内部に筒状部62Bが圧入され、センサカバー70とセンサヘッド62とが固定されている。円筒部72Aの下端部側に、センサヘッド62の筒状部62Bが圧入する被圧入部72Bが形成されている。センサカバー70とセンサヘッド62との接続部分62F(センサカバー70に対するセンサヘッド62の圧入部分)をセンサヘッド62の上面部62Aから離れた下方側に位置させることができる。五徳18上に調理容器Cを載置した際に、調理容器Cとセンサヘッド62とが接触したとしても、調理容器Cからのセンサヘッド62に伝わる衝撃が付勢部64の圧縮変形によって吸収される。調理容器Cとセンサヘッド62の接触時の衝撃が接続部分62Fに伝わりにくくなり、強い衝撃が接続部分62Fに繰り返し伝えられることに起因する接続不良を抑えることができる。
円筒部71Aの下端部と円筒部72Aの上端部とによって段差部73が構成されている。段差部73は、上下方向に直交する面内で円環状に形成されている。
次に、環状バーナ100によって構成される供給通路120について説明する。図7は、五徳18上に調理容器Cを載置する前のコンロセンサ60及びコンロセンサ60の周辺を拡大して示す拡大断面図である。図8は、五徳18上に調理容器Cを載置した状態を概略的に示す断面概略図である。図7のように、コンロセンサ60は、下端部側が供給通路120の内側に配置されるように取り付けられている。コンロセンサ60は、上端部側がバーナカバー110に挿通されて、バーナカバー110の上方側に突出している。
図8のように、コンロセンサ60は、五徳18上に調理容器Cが載置されると、センサヘッド62の上面部62Aが調理容器Cの底部に当接する。調理容器Cの重量によって付勢部64が圧縮され、調理容器Cの底部が上面部62Aに当接したままセンサヘッド62が支柱61の外周面に沿って下方側へスライドする。
図8のように、供給通路120は、環状バーナ100の内周部によって構成され、上下方向に延びる円筒状の形状をなし、コンロセンサ60との間に、空気を誘導するための空間を構成する。具体的には、供給通路120の内周部とコンロセンサ60の外周部とによって二次空気(燃料ガスと一次空気との混合ガスの燃焼に用いる空気)の流路が構成され、二次空気を下方側から上方側に導く。供給通路120は、内径拡大部121、内径縮小部122、最小内径部123を備えている。
内径拡大部121は、環状バーナ100の第1筒状部101の内周部によって構成されている。内径拡大部121は、供給通路120の上端部側の部分を構成し、上方側となるにつれて内径が大きくなっている。内径縮小部122は、環状バーナ100の第2筒状部102の内周部によって構成されている。内径縮小部122は、供給通路120における内径拡大部121よりも下方側の部分を構成し、上方側となるにつれて内径が小さくなっている。最小内径部123は、環状バーナ100の第3筒状部103の内周部によって構成されている。最小内径部123は、供給通路120における内径拡大部121と内径縮小部122の間の部分を構成し、供給通路120において内径が最も小さくなる部分である。最小内径部123は、上下方向に所定の長さ(図7、図8ではYで示される長さ)延びる形状で、内径が一定になっている。
図8のように、矢印S1で示す気流は、右側バーナ14の下方側から供給される二次空気の流れを示している。供給通路120内において二次空気が下方側から上方側に導かれる。
図8のように、段差部73は、五徳18上に載置された調理容器Cによってセンサヘッド62が押し下げられたときに、上下方向において、最小内径部123よりも下位置に配置されている。段差部73は、内径縮小部122の内側に配置されている。段差部73は、環状バーナ100の第2筒状部102の内側における上下方向中央付近に配置されている。段差部73は、供給通路120内において、供給通路120の上端部から離れた下方側に位置している。段差部73が最小内径部123よりも下位置に配置されていれば、二次空気が最小内径部123付近を通過する際に段差部73の影響を受けにくくなり、内径が最も狭くなる最小内径部123付近で段差部73に起因する気流の乱れが生じることを抑制することができる。気流が乱されることで二次空気の供給量が不安定になることが抑制される。
図8のように、センサカバー70の円筒部71Aは、最小内径部123と当該最小内径部123の上方側及び下方側とに跨っている。円筒部71Aは、最小内径部123の内側の部位であり、外周面の径が一定となっている。気流方向に沿って内周面が一定の流路が形成され、内径が最も狭くなる最小内径部123付近で気流の乱れをより一層抑えることができ、二次空気がより円滑に誘導されるようになる。
以下、本構成の効果を例示する。
本構成のコンロセンサ60は、センサヘッド62の筒状部62Bを環状に囲む構成で筒状のセンサカバー70がセンサヘッド62に固定される。このようにセンサカバー70が設けられるため、環状バーナ100の火炎からセンサヘッド62(特に、温度センサ63付近)を保護することができる。更に、センサカバー70の下端部70A寄りの位置で第2カバー部72の内部に筒状部62Bが圧入される形でセンサカバー70とセンサヘッド62とが固定されるため、センサカバー70とセンサヘッド62との接続部分62F(センサカバー70に対するセンサヘッド62の圧入部分)をセンサヘッド62の上面部62Aから離れた下方側に位置させることができる。従って、調理容器Cを載置するにあたり、調理容器Cとセンサヘッド62とが接触したとしても、その接触時の衝撃が接続部分62F(圧入部分)に伝わりにくくなり、強い衝撃が接続部分62F(圧入部分)に繰り返されることに起因する接続不良を抑えることができる。
供給通路120は、供給通路120の上端部側の位置に上方側となるにつれて内径が大きくなる内径拡大部121が設けられ、内径拡大部121よりも下方側の位置に上方側となるにつれて内径が小さくなる内径縮小部122が設けられ、内径拡大部121と内径縮小部122の間の位置に内径が最も小さくなる最小内径部123が設けられている。第2カバー部72は、第1カバー部71の下端部に連結されるとともに外周面の径が第1カバー部71の外周面の径よりも小さくなっている。五徳18上に載置された調理容器Cによってセンサヘッド62が押し下げられたときに、第1カバー部71の下端部と第2カバー部72の上端部とによって構成される段差部73が、上下方向において、最小内径部123よりも下位置に配置されている。
このように、第1カバー部71の下端部と第2カバー部72の上端部とによって構成される段差部73が最小内径部123よりも下位置に配置されていれば、二次空気が最小内径部123付近を通過する際に段差部73の影響を受けにくくなり、内径が最も狭くなる最小内径部123付近で段差部73に起因する気流の乱れが生じることを抑制することができる。
第1カバー部71には、五徳18上に載置された調理容器Cによってセンサヘッド62が押し下げられたときに、最小内径部123と当該最小内径部123の上方側及び下方側とに跨るように外周面の径が一定の円筒部71Aが設けられている。このように、第1カバー部71において、最小内径部123の内側の部位を外周面の径が一定の円筒部71Aとすれば、内径が最も狭くなる最小内径部123付近で気流の乱れをより一層抑えることができ、二次空気がより円滑に誘導されるようになる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例や後述する実施例の特徴は矛盾しない範囲でどのように組み合わせてもよい。
実施例1のコンロセンサ60は、センサヘッド62及びセンサカバー70が円筒状に形成される例を示したが、角筒状など任意の形状であってもよい。
実施例1のコンロセンサ60は、第1カバー部71の円筒部71Aの外径よりも、第2カバー部72の円筒部72Aの外径が小さい構成を例示したが、第1カバー部71の円筒部71Aの外径よりも、第2カバー部72の円筒部72Aの外径が大きい構成であってもよい。支柱61が円筒状に形成される構成を例示したが、外径が異なる2つの円筒部分を備える構成など、その他の構成であってもよい。
実施例1のガスコンロ1は、テーブルガスコンロとして構成される例を示したが、ビルトインコンロ等であってもよい。
1…ガスコンロ
14…右側バーナ(コンロバーナ)
15…左側バーナ(コンロバーナ)
18,19…五徳
60…コンロセンサ
61…支柱
62…センサヘッド
62A…上面部
62B…筒状部
63…温度センサ
64…付勢部
70…センサカバー
71…第1カバー部
71A…円筒部
71B…上端部
72…第2カバー部
73…段差部
100…環状バーナ
120…供給通路
121…内径拡大部
122…内径縮小部
123…最小内径部
C…調理容器

Claims (4)

  1. 燃料ガスと一次空気との混合ガスの燃焼に用いる二次空気を下方側から上方側に導く供給通路が内側に形成された環状バーナを備えるとともに当該環状バーナからの火炎により五徳上に載置された調理容器を加熱するように構成されたコンロバーナにおいて、少なくとも一部が前記供給通路の内側に配置されるように取り付けられるコンロセンサであって、
    上下方向に沿って延び、少なくとも一部が前記供給通路内に配置された構成で固定される支柱と、
    上方側に露出する上面部と、前記上面部から下方側に延びるとともに下端部側が開放した構成をなす筒状部と、を備え、前記支柱が前記筒状部内と前記筒状部の下方側とに跨る構成で挿入され、前記支柱に対して相対的に変位し且つ上下方向に沿うように変位する構成をなし、前記五徳上に前記調理容器が載置されたときに前記上面部が前記調理容器に接触するセンサヘッドと、
    前記センサヘッドの内部において前記上面部側に固定される温度センサと、
    前記センサヘッドを上方側に付勢する付勢部と、
    前記筒状部を環状に囲む構成で前記センサヘッドに固定される筒状のセンサカバーと、
    を有し、
    前記センサカバーは、
    上端部が開放した構成をなすとともに当該上端部が前記センサヘッドの前記上面部に近接して配置され、少なくとも前記筒状部の上端側を環状に囲む構成で上下方向に沿って延びる筒状の第1カバー部と、
    前記第1カバー部よりも下方側に配置される筒状の第2カバー部と、
    を備え、
    前記センサカバーの下端部寄りの位置において前記第2カバー部の内部に前記筒状部が圧入され、前記センサカバーと前記センサヘッドとが固定されており、
    前記供給通路の内周部と前記センサカバーの外周部とによって前記二次空気の流路が構成され、
    前記供給通路は、当該供給通路の上端部側の位置に上方側となるにつれて内径が大きくなる内径拡大部が設けられ、前記内径拡大部よりも下方側の位置に上方側となるにつれて内径が小さくなる内径縮小部が設けられ、前記内径拡大部と前記内径縮小部の間の位置に内径が最も小さくなる最小内径部が設けられ、
    前記第2カバー部は、前記第1カバー部の下端部に連結されるとともに外周面の径が前記第1カバー部の外周面の径よりも小さくなっており、
    前記五徳上に載置された前記調理容器によって前記センサヘッドが押し下げられたときに、前記第1カバー部の下端部と前記第2カバー部の上端部とによって構成される段差部が、上下方向において、前記最小内径部よりも下位置に配置されているコンロセンサ。
  2. 前記第1カバー部には、前記五徳上に載置された前記調理容器によって前記センサヘッドが押し下げられたときに、前記最小内径部と当該最小内径部の上方側及び下方側とに跨るように外周面の径が一定の円筒部が設けられている請求項1に記載のコンロセンサ。
  3. 前記環状バーナと、請求項1又は請求項2に記載のコンロセンサとを具備するコンロバーナ。
  4. 請求項3に記載のコンロバーナを含むガスコンロ。
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