JP6630167B2 - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ Download PDF

Info

Publication number
JP6630167B2
JP6630167B2 JP2016013219A JP2016013219A JP6630167B2 JP 6630167 B2 JP6630167 B2 JP 6630167B2 JP 2016013219 A JP2016013219 A JP 2016013219A JP 2016013219 A JP2016013219 A JP 2016013219A JP 6630167 B2 JP6630167 B2 JP 6630167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
burner
support
stove
virtues
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016013219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017133745A (ja
Inventor
裕人 水上
裕人 水上
雄介 槙野
雄介 槙野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2016013219A priority Critical patent/JP6630167B2/ja
Publication of JP2017133745A publication Critical patent/JP2017133745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6630167B2 publication Critical patent/JP6630167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gas Burners (AREA)

Description

本発明は、2つ以上のコンロバーナを有するガスコンロに関する。
図5に示すものは、2つのコンロバーナ(4a)(4b)がケース本体(40)内に収容されたビルトインコンロであり、天板の装着前の様子を示している。
ケース本体(40)内でコンロバーナ(4a)(4b)は前後を反対にして配設されており、コンロバーナ(4a)は、ケース本体(40)内の左側壁寄りの前方にバーナボディ(44)が位置し、バーナボディ(44)から後方に混合管(45)が連接されており、コンロバーナ(4b)は、ケース本体(40)内の右側壁寄りの後方にバーナボディ(44)が位置し、バーナボディ(44)から前方に混合管(45)が連接されている。
また、図示しないが、天板には、バーナボディ(44)に対応する位置にバーナ用開口が開設されており、天板によりケース本体(40)の上方の開口を閉塞すると、ケース本体(40)内からバーナ用開口を通してバーナボディ(44)の一部が天板の上面に突出する。
ケース本体(40)の前方側と後方側とには、それぞれ、左右の各側壁に固定されケース本体(40)の前後の中央部まで延設された固定板(41a)と、固定板(41a)の内方端から下方に延設され、ケース本体(40)の前後の中央部の底壁に固定された垂下板(41b)とからなる略L字状のバーナ支持台(41)が設けられている。各コンロバーナ(4a)(4b)は、バーナボディ(44)の下端が、各バーナ支持台(41)に、図示しない締結手段により締結されることにより、ケース本体(40)に固定されている。
また、ケース本体(40)内の各バーナボディ(44)の周囲であって、バーナ支持台(41)の固定板(41a)上には、下方に開放する箱状の天板支持台(42)が設けられている。天板支持台(42)は、中央部にバーナボディ(44)を挿通させる挿通孔(42c)が開設された矩形状の水平板(42a)と水平板(42a)の前後左右の周縁から下方に垂下する垂下板(42b)とを備えており、混合管(45)側に位置する垂下板(42b)には、混合管(45)の形状に対応した切欠(46)が下方に開放するように形成されている。そして、水平板(42a)の両側辺の中央部には、バーナ支持台(41)に固定させる天板固定部材に突設させた板ばね製の爪部(図示せず)を挿通させるための長孔(48)が設けられている。
バーナボディ(44)が天板のバーナ用開口に対応するように、ケース本体(40)の上方に天板を配置し、ケース本体(40)の上方開口部を天板で閉塞する。天板の裏側の、前記爪部の突出位置に対応する位置には、舌片(図示せず)が固定されており、前記天板は、前記爪部を、天板支持台(42)の水平板(42a)を介して、前記舌片に係合させることにより固定される。これにより、天板の外周縁はケース本体(40)の前後左右の側壁の上端部(43)で下方から支持されるとともに、天板のバーナ用開口の周辺部は天板支持台(42)で下方から支持される。
特開2015−210023号公報
ところで、天板のバーナ用開口の周縁近傍は、コンロバーナ(4a)(4b)の炎孔部から外方へ吹き出される火炎や鍋底からの輻射熱によって集中的に加熱されるため熱歪みや熱変形による撓みが生じ易い。このため、従来のガスコンロでは、この熱歪みが生じ易いバーナ用開口の周縁部分を天板支持台(42)で下方から支持することにより、歪みの発生を低減させている。
しかしながら、上記した従来の天板支持台(42)では、天板に熱変形による下向きの応力がかかると、この天板からの応力に伴って水平板(42a)に下向きの力が作用する。一方、天板支持台(42)が固定されているバーナ支持台(41)は、垂下板(41b)によってケース本体(40)に締結されているため、下向きの応力が作用しても、固定板(41a)の位置は変動し難い。その結果、天板支持台(42)にかかる下向きの応力によって、切欠(42c)の下方開放周縁部がコンロバーナ(4)の混合管(45)の上面に負荷をかけるという問題がある。しかも、上記のような熱変形が天板に生じると、コンロバーナ(4a)(4b)の炎孔部と天板上に載置されている五徳との相対位置が変動するため、燃焼不良が生じる虞がある。
また、バーナ用開口からコンロバーナ(4a)(4b)を突出させ、外周縁がケース本体(40)の前後左右の側壁の上端部(43)で支持される天板では、前記外周縁よりも、コンロバーナ(4a)(4b)間に相当する中央部で熱変形が大きくなり易い。しかしながら、従来の天板支持台(42)は、バーナ用開口周縁のみの熱変形を考慮して、コンロバーナ(4)のバーナボディ(44)が位置する前方の左側壁寄りと後方の右側壁寄りにのみ配設されているため、天板の中央部であるコンロバーナ(4a)(4b)間は下方から支持されておらず、それゆえ熱変形に十分に対応できない。その結果、外周縁に比べて中央部にて、コンロバーナ(4a)(4b)間に大きな熱変形が生じ易く、天板が熱変形することにより、天板上に載置させる五徳をがたつかせてしまうといった問題が生じてしまう。
さらに、天板のバーナ用開口の周縁に設けた接続部と、天板支持台(42)との接続部とを、締結手段により上方から接続し、その締結部分の上方にバーナリングを被覆させる構成の従来のガスコンロがあるが、ケース本体(40)内への煮こぼれの浸入防止や美観向上のために、バーナ用開口の周縁にバーナリングを天板と一体化させた天板の場合では、バーナ用開口の周縁で天板と天板支持台(42)とを接続することができず、天板の熱変形が大きくなり易い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数のコンロバーナを有するガスコンロにおいて、天板が高温に加熱された場合の天板の熱変形に起因する燃焼不良や五徳のがたつきを防止することにある。
本発明は、相互に対向する第1及び第2側壁と、相互に対向する第3及び第4側壁とを有し、上方に開口する有底矩形箱状のケース本体と、
バーナ用開口を有し、前記ケース本体の上方を閉塞する天板と、
前記ケース本体内から前記バーナ用開口を通して前記天板上に突出する複数のコンロバーナと、
前記バーナ用開口を囲うように前記天板の上面に位置決め状態で載置される五徳と、
前記ケース本体内の前記第1及び第2側壁側にそれぞれ配置されるように、前記第3及び第4側壁間に架設された一対の帯状体であって、前記複数のコンロバーナが固定されるバーナ支持体と、
隣接するコンロバーナ間に配置され、前記一対のバーナ支持体間に架設されて、前記天板が下方へ変形したときに前記天板を下方から支持する天板支持台と、を備え
前記五徳は、前記バーナ用開口の周囲に載置される五徳枠と、前記五徳枠から外方へ放射状に突出され且つ下端部が前記天板の上面に載置される複数の五徳爪とを有し、
前記五徳が前記天板の上面に位置決め状態で配置されたとき、前記隣接するコンロバーナ間に位置する少なくとも一部の前記五徳爪の下端部が載置される前記天板上の五徳爪載置部に対応する前記天板支持台の上面に、前記天板が下方へ変形したときに前記天板の下面に当接する支持突起部が突設されているガスコンロである。
上記手段は次のように作用する。
ケース本体の第3及び第4側壁に一対の帯状体からなるバーナ支持体を架設することにより、バーナ支持体はケース本体の底壁に締結されない状態で、コンロバーナを固定している。そして、隣接するコンロバーナ間には、変形時の天板を下方から支持する天板支持台が、一対のバーナ支持体に架設されている。加熱による熱歪みや熱変形による撓みが生じ、天板支持台に下向きの応力がかかって、天板支持台が下方に押し下げられると、天板支持台が架設されているバーナ支持体は対向する第3及び第4側壁に架設されているから、バーナ支持体も、それに固定されているコンロバーナと共に下方に押し下げられる。これにより、天板に熱変形が生じた場合でも、天板支持台によるコンロバーナへの負荷を回避できる。また、天板の熱変形に伴って、コンロバーナも下方へ移動することとなるから、コンロバーナの炎孔部と天板上に載置されている五徳との相対位置の大きな変動も防止できる。
さらに、一対の帯状体からなるバーナ支持体は、ケース本体の第3及び第4側壁に架設されており、折り曲げ加工等の必要がある垂下板を用いる必要はないから、ケース本体内で、一対のバーナ支持体を、天板が載置されるケース本体の上端部に対して精度良く配設できる。そして、天板支持台は、上記のようにして配設された一対のバーナ支持体に架設されるから、天板支持台の上面を天板の下面に対して精度良く配設でき、天板と天板支持台との間に接続部や係合部を設けることなく、所定の各位置で天板を下方から支持できる。
また、バーナ用開口の周縁に五徳が位置決め状態で配置され、五徳爪の下端部が天板の上面に載置される場合、天板の上面と接している五徳爪の下端部からの伝熱によって、天板が高温となり易い。特に、天板の隣接するコンロバーナ間は熱変形が大きくなるため、隣接するコンロバーナ間で五徳爪の下端部が載置される五徳爪載置部は熱変形が最も大きくなり易い。さらに、前記五徳爪載置部は、五徳に載置した鍋の重量によっても変形し易い。
上記ガスコンロでは、隣接するコンロバーナ間に位置する少なくとも一部の五徳爪の下端部が載置される天板上の五徳爪載置部に対応する天板支持台の所定位置に支持突起部を突設させ、天板が熱や重量によって変形し下方に撓むと、前記五徳爪載置部は前記支持突起部で下方から支持される構成としたから、天板、特に、前記五徳爪載置部の熱や重量による変形を確実に抑制することができる。
上記ガスコンロにおいて、好ましくは、
前記天板の前記バーナ用開口の近傍に対応する前記天板支持台の所定位置に、前記支持突起部より低い小突起部を突設させている。
上記したようにバーナ用開口の周縁の天板は高温に加熱されるから、五徳爪の下端部が載置される天板の五徳爪載置部の下面のみを前記支持突起部で支持した場合、バーナ用開口の周縁に応力が集中して大きな熱変形が生じ易く、五徳のがたつきが大きくなり易い。そこで、上記ガスコンロでは、天板支持台の、バーナ用開口近傍に対応する位置に、支持突起部より低い小突起部を突設させて、バーナ用開口の周縁にて下方に熱変形した天板を小突起部で支持させている。
上記ガスコンロにおいて、好ましくは、
前記天板は、前記ケース本体の前記第1から第4側壁の各上端部と、前記天板支持台とのみによって下方から支持される。
天板は、天板支持台の架設域や外周縁においては下方から支持されているから、熱変形が生じ難いが、例えば、バーナボディから突出している混合管の上方は、天板が下方から支持されない非支持領域となっている。これにより、天板の熱変形をこの非支持領域に逃がすことができる。このように、天板に熱変形可能な逃げの非支持領域を残しておくことにより、天板の上方への熱変形を抑制できる。従って、天板の歪みによる支持不良や、五徳のがたつき、さらには、外観が低下を防止できる。
本発明によれば、コンロバーナからの熱によって天板が熱変形した場合のコンロバーナへの負荷を抑制できる。また、天板が熱変形して下方に応力がかかった場合でも、コンロバーナの炎孔部と天板上に載置されている五徳との相対位置の大きな変動を防止できるから、五徳上に載置される調理容器の底面がコンロバーナの炎孔部に過度に近接する不都合も防止できる。
また、バーナ支持体及び天板支持台は、いずれも、ケース本体に対して精度良く配置させることができるから、ケース本体の上端部に載置させる天板は、天板支持台にも適切に支持させることができる。これにより、バーナ用開口近傍に、天板支持台を設けなくても、天板の熱変形を防止できる。
さらに、熱変形が生じ易い隣接するコンロバーナ間で、少なくとも一部の五徳爪の下端部が載置される五徳爪載置部は天板に熱変形が生じたとき支持突起部により下方から支持されるとともに、バーナ用開口の周縁は小突起部で支持されるように設定しておけば、五徳が載置される部分の大きな熱変形を確実に防止することができる。
このように、本発明によれば、天板の熱変形による燃焼不良や五徳のがたつきを防止可能なガスコンロを提供できる。
本発明の実施の形態のガスコンロの分解斜視図である。 本発明の実施の形態のガスコンロに採用する天板支持台の斜視図である。 本発明の実施の形態のガスコンロの天板を非表示とした平面図である。 本発明の実施の形態のガスコンロの五徳の五徳爪と天板と天板支持台とを示した要部拡大断面図である。 従来のガスコンロの天板を除いた部分斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明実施の形態のガスコンロは、図1に示すように、上方に開口を有する略矩形箱状のケース本体(10)内に2つのコンロバーナ(2a)(2b)が、電磁弁、点火装置等の出力装置等と共に収容されているもので、ケース本体(10)の上方の開口は金属製薄板からなる天板(3)で被覆される。
ケース本体(10)は、前面に操作部が設けられている前壁(10a)(第1側壁)と、前壁(10a)と対向する後壁(10b)(第2側壁)と、これら前後壁(10a)(10b)とを左右で連接する左側壁(10c)(第3側壁)及び右側壁(10d)(第4側壁)と、ケース本体(10)の下面を構成する底壁とを有する。なお、本明細書では、ガスコンロの操作部が設けられる正面側を前方とし、前壁と後壁とが対向する方向を前後方向、前後方向に直行する左右の側壁とが対向する方向を左右方向、ガスコンロの高さ方向を上下方向という。
天板(3)は、ケース本体(10)の周壁を構成している4つの側壁(10a)〜(10d)の上端部に支持され、コンロバーナ(2a)(2b)の各バーナボディ部(22)に対応する天板(3)の各位置には、バーナボディ部(22)の上端部に設けられるバーナヘッド(20)を突出させるためのバーナ用開口(30)が形成されている。また、バーナ用開口(30)の周囲は、わずかに上方に隆起させた五徳(5)の位置決め部(図示せず)を設けたバーナリング部(31)が一体的に成形されており、バーナリング部(31)の周囲には、五徳(5)が載置される。
五徳(5)は、バーナリング部(31)の周囲に載置される環状の五徳枠(50)と、五徳枠(50)から等間隔に外方へ放射状に突設する6つの略コ字状の五徳爪(51a)〜(51f)とからなり、図示しないが、五徳爪(51a)〜(51f)の一部の下辺から内方に向かって、延長部を突出させ、延長部をバーナリング部(31)の周縁に設けられた位置決め部に嵌め込むことにおり、天板(3)に回転方向に位置決め状態で載置される。また、五徳(5)は、天板(3)に熱変形が生じていないとき、五徳爪(51a)〜(51f)の外方下端部(53)のみが天板(3)の上面(3a)に当接するように構成されている。従って、五徳(50)を天板(3)上に載置させると、調理容器としての鍋を載置させる五徳爪(51a)〜(51f)の上辺の載置面は、後述するコンロバーナ(2a)(2b)の炎孔部(23)に対して上下方向で位置決めされた状態で天板(3)上に載置され、それによって五徳爪(51a)〜(51f)上に載置される鍋底とコンロバーナ(2a)(2b)の炎孔部(23)との間に一定の距離が確保される。
コンロバーナ(2a)(2b)は共に、混合管(21)と、混合管(21)の下流端部から上方に続くバーナボディ部(22)と、バーナボディ部(22)の上に載置される環状のバーナヘッド(20)とからなり、バーナヘッド(20)の下面と、バーナボディ部(22)の上面との間に炎孔部(23)が形成される。コンロバーナ(2a)(2b)はそれぞれ、ケース本体(10)の前壁(10a)近傍と後壁(10b)近傍にバーナボディ部(22)が位置するように前後を反対にしてケース本体(10)内に配設されている。すなわち、前壁(10a)側にバーナボディ部(22)が配設されたコンロバーナ(2a)は、後方に向かって混合管(21)が延設されており、後壁(10b)側にバーナボディ部(22)が配設されたコンロバーナ(2b)は、前方に向かって混合管(21)が延設されている。また、各バーナボディ部(22)の下方には、ネジ止めによってバーナボディ部(22)をバーナ支持体(11a)(11b)に固定するための外方に張り出させた取付片(17)が設けられている。
左右の側壁(10c)(10d)の前後の上端部近傍には、内方に突設させた突設片(図示せず)が設けられており、ケース本体(10)の前壁(10a)及び後壁(10b)側にはそれぞれ、突設片にネジ止めされて、左右の側壁(10c)(10d)間を架設するように一対の帯状体からなるバーナ支持体(11a)(11b)が設けられている。前壁(10a)側のバーナ支持体(11a)には、左側壁(10c)側に配設されたコンロバーナ(2a)のバーナボディ部(22)が固定され、後壁(10b)側のバーナ支持体(11b)には、右側壁(10d)側に配設されたコンロバーナ(2b)のバーナボディ部(22)が固定されている。なお、左右の側壁(10c)(10d)に突設片を設けることなく、バーナ支持体(11a)(11b)の左右端を左右の側壁(10c)(10d)にそれぞれ係止あるいは締結することにより、左右の側壁(10c)(10d)間にバーナ支持体(11a)(11b)を架設させてもよい。
一対のバーナ支持体(11a)(11b)の左右方向の中央部であって、隣接するコンロバーナ(2a)(2b)の間には、天板(3)を下方から支持するための天板支持台(1)が架設されている。
天板支持台(1)は、図2に示すように、バーナ支持体(11a)(11b)間に架設可能な長さの長辺を有する矩形上面(100)とその前後左右の端縁から垂下させた4つの垂下板(1a)〜(1d)からなる下方開放の浅い矩形箱体であり、矩形上面(100)の短辺側の垂下板(1a)(1b)の下端からは固定片(12)(12)が前後の外方へ延設されており、この固定片(12)(12)でバーナ支持板(11a)(11b)にネジ止めされて固定される。
矩形上面(100)の中央域の両長辺寄りにはそれぞれ、絞り部(15)が、長辺側の垂下板(1c)(1d)に開放するように形成されていると共に、絞り部(15)に隣接する位置であって且つ矩形上面(100)の中心に対して点対称な各位置に、一対の大突起部(支持突起部)(13a)(13b)が突設されている。また、前記各長辺寄りの一端であって且つ矩形上面(100)の中心に対して点対称な各位置に、大突起部(13a)(13b)よりも低い、一対の小突起部(14a)(14b)が突設されている。
大突起部(13a)(13b)は、図3及び図4に示すように、コンロバーナ(2a)(2b)の周囲の天板(3)の上面に五徳(5)が位置決め状態で載置されたときに、コンロバーナ(2a)(2b)間に突出している一つの五徳爪(51a)の外方下端部(53)が天板(3)の上面に当接する五徳爪載置部に対応する矩形上面(100)の所定位置にそれぞれ設けられている。
また、大突起部(13a)(13b)はそれぞれ、天板支持台(1)が一対のバーナ支持体(11a)(11b)に固定され状態にて、天板(3)に熱変形が生じたとき、上記五徳爪(51a)の外方下端部(53)に対応する天板(3)の下面に当接して、天板(3)を下方から支持する高さに形成されている。小突起部(14a)(14b)は、天板(3)の上面に五徳(5)が位置決め状態で載置されたときに、コンロバーナ(2a)(2b)間の各五徳枠(50)の下方であって、五徳枠(50)と五徳爪(51b)との連結部に対応する位置に設けられている。また、小突起部(14a)(14b)は、天板(3)のバーナ用開口(30)の周縁域が下方に一定以上熱変形すると、天板(3)の下面に当接して、天板(3)を下方から支持する高さに形成されている。
絞り部(15)には、各コンロバーナ(2a)(2b)の混合管(21)の両側に水平に張り出している張出し片(26)を支持するための支持片(16)がそれぞれネジ止めされている。これにより、コンロバーナ(2a)(2b)のバーナボディ部(22)は、取付片(17)を介してバーナ支持板(11a)(11b)に固定され、混合管(21)は、張出し片(26)と支持片(16)を介して、天板支持台(1)に支持される構成となる。
この実施の形態のガスコンロでは、上記したように、ケース本体(10)のうち、前方の左側壁(10c)寄りと後方の右側壁(10d)寄りにバーナボディ部(22)が位置するようにコンロバーナ(2a)(2b)がそれぞれ配設されており、バーナ用開口(30)も、天板(3)の対応する位置に開口されている。このため、天板(3)上に五徳(5)を載置したとき、各五徳(5)において、五徳爪(51a)からそれぞれ前方又は後方へ一つ置きに位置する五徳爪(51c)は、前壁(10a)又は後壁(10b)寄りにそれぞれ突出しており、五徳爪(51c)からそれぞれ左側又は右側へ一つ置きに位置する五徳爪(51e)は、左側壁(10c)又は右側壁(10d)寄りにそれぞれ突出するように設定されている。そして、既述したように、天板支持台(1)は、隣接するコンロバーナ(2a)(2b)間に向かって突出する五徳爪(51a)の外方下端部(53)が載置される五徳爪載置部に対応する位置に、大突起部(13a)(13b)がそれぞれ突設させている。
従って、五徳枠(50)から放射状に等間隔に突出しているこれら3本の五徳爪(51a)(51c)(51e)の外方下端部(53)は、三角形の頂点に相当する位置にあると共に、それぞれが当接する天板(3)は、天板支持台(1)の大突起部(13a)(13b)や各側壁(10a)〜(10d)の上端部で下方から支持されている。
本実施の形態のガスコンロにおいて、ケース本体(10)の上方開放部を天板(3)で閉塞させた状態にて、コンロバーナ(2a)(2b)を点火させると、金属製薄板で形成されている天板(3)のうち、特に、バーナ用開口(30)の周縁から所定範囲が、コンロバーナ(2a)(2b)の炎口部(23)から周囲へ吹き出される炎や鍋底からの輻射熱によって加熱されて温度が上昇し、熱歪みや熱変形による撓みが生じ易い。特に、前後壁(10)(10b)及び左右の側壁(10c)(10d)の上端部で下方から支持されている天板(3)の外周縁から離れた天板(3)の中央に位置するコンロバーナ(2a)(2b)間で大きな熱変形が生じ易い。
しかしながら、本実施の形態では、左右の側壁(10c)(10d)間に架設させた一対のバーナ支持体(11a)(11b)にコンロバーナ(2a)(2b)を固定し、コンロバーナ(2a)(2b)間において、一対のバーナ支持体(11a)(11b)間に架設させた天板支持台(1)により天板(3)の中央域を下方から支持させているから、天板(3)の熱変形により下方に応力がかかっても、コンロバーナ(2a)(2b)に直接、負荷がかかるのを防止できる。これにより、コンロバーナ(2a)(2b)の変形を回避でき、コンロバーナ(2a)(2b)の燃焼不良を防止できる。
また、天板(3)の中央域が下方へ撓むことにより、天板支持台(1)に下方への負荷がかかって、天板支持台(1)が下方へ移動することがあったとしても、天板支持台(1)の下方への移動に伴って、バーナ支持板(11a)(11b)もコンロバーナ(2a)(2b)と共に下方に移動することとなる。これにより、天板(3)のみが下方へ撓むことにより、五徳(5)に載置されている鍋底とコンロバーナ(2a)(2b)の炎孔部(23)とが近くなり過ぎて、炎孔部(23)に燃焼用の二次空気を十分供給できなくなったり、炎孔部(23)と点火電極との離隔距離が担保できなくなったりして、コンロバーナ(2a)(2b)に燃焼不良が生じるという不都合はない。
さらに、一対のバーナ支持体(11a)(11b)は、ケース本体(10)の左右の側壁(10c)(10d)に架設されており、従来のバーナ支持体のように折り曲げ加工等の必要がある垂下板を用いる必要はないから、ケース本体(10)内で一対のバーナ支持体(11a)(11b)を、天板(3)が載置されるケース本体(10)の上面に対して精度良く配設できる。そして、天板支持台(1)は、一対のバーナ支持体(11a)(11b)上に架設させているから、天板(3)の下面と天板支持台(1)の矩形上面(100)の位置関係も精度良く配設できる。これにより、天板(3)のバーナ用開口(30)の周縁や天板支持台(1)に、両者を接続させるための接続部を設けることなく、天板(3)の下面を支持することができる。
また、本実施の形態ガスコンロでは、バーナ用開口(30)は、上記したように、天板(3)の前方左寄りと後方右寄りに位置するため、前方の左側壁(10c)寄りに設けられている一方のバーナ用開口(30)では、その前方と左側方が前壁(10a)と左側壁(10c)の上端部で支持され、後方の右壁(10d)寄りに設けられている他方のバーナ用開口(30)では、その後方と右側方が後壁(10b)と右側壁(10d)の上端部で支持され、さらに、両バーナ用開口(30)の間に相当する天板(3)の下面は、天板支持台(1)で支持される態様となっている。
これにより、天板(3)のバーナ用開口(30)の周辺の温度上昇による熱歪みや撓みは、これら前後左右の側壁(10a)〜(10d)の上端部と天板支持台(1)とで受けることができ、天板(3)の熱変形を抑制できる。
特に、天板(3)の上面に当接する五徳爪(51a)〜(51f)の外方下端部(53)のうち、天板(3)の外周縁から離れたコンロバーナ(2a)(2b)間に位置する五徳爪(51a)の外方下端部(53)からの伝熱によって、天板(3)に熱変形を生じさせ易いが、本実施の形態のガスコンロでは、コンロバーナ(2a)(2b)間に介在させた天板支持台(1)のうち、五徳爪(51a)の外方下端部(53)が載置する天板(3)の五徳爪載置部に対応する各位置に、大突起部(13a)(13b)を突設させて、天板(3)が熱変形したときに、天板(3)下面に当接する構成としたから、天板(3)の熱変形を抑制できる。また、上記したように、前後左右の側壁(10a)〜(10d)の上端部と天板支持台(1)の大突起部(13a)(13b)で支持される各箇所に、五徳枠(50)から等間隔に放射状に突出させた3本の五徳爪(51a)(51c)(51e)の各外方下端部(53)が三角形の頂点に位置するように設定されているから、五徳(5)のがたつきを確実に抑制することができる。
さらに、本実施の形態のガスコンロでは、天板支持台(1)の、バーナ用開口(30)近傍の五徳枠(50)に対応する位置に、大突起部(13a)(13b)より低い小突起部(14a)(14b)を突設させて、バーナ用開口(30)の周縁で下方に熱変形した天板(3)を小突起部(14a)(14b)で支持できるようにしたから、天板(3)の下方への熱変形をさらに抑制することができる。これにより、五徳のがたつきを一層防止することができる。
これら大突起部(13a)(13b)や小突起部(14a)(14b)は、五徳(5)に重量のある鍋等が載置された場合の天板補強部材としても機能し、天板(3)に大きな荷重がかかっても天板(3)が変形したり破損したりする不都合を防止することができる。
なお、バーナ用開口(30)の周縁から所定範囲は、上記したように、前後左右の側壁(10a)〜(10d)の上端部と天板支持台(1)の大突起部(13a)(13b)が当接しているため、天板(3)の下方への撓みは阻止されるが、熱変形していない天板(3)の下面と、天板支持台(1)の矩形上面(100)や、大突起部(13a)(13b)及び小突起部(14a)(14b)の頂面との間には、それぞれ所定の隙間が設けられていると共に、天板支持台(1)の非架設域には、天板(3)の下面が当接するものが何も存在しない空間が設けられているから、天板(3)に生じる熱歪みや撓みは、これら隙間や空間に逃がすことができる。
このように、天板(3)が受ける、加熱による熱歪みや撓みによるストレスを逃がす隙間や空間を設ける構成としたから、天板(3)が加熱により上方へ膨張したり、全体に歪んだりする熱変形の発生を抑制することができる。これにより、天板(3)に歪みが生じることによって、天板(3)のバーナ用開口(30)の位置がずれたり、天板(3)の支持不良が生じたり、五徳(5)ががたついたり、さらには、外観が損なわれたりするといった不都合を防止することができる
上記実施の形態のものでは、2つのコンロバーナ(2a)(2b)を具備させた二口コンロに採用したが、ケース本体の前方左寄りと前方右寄りと後方中央の3箇所にコンロバーナのバーナヘッドが天板上に突出する3口コンロに採用することも可能である。3口コンロの場合、後方中央のコンロバーナとその両側のコンロバーナとの間に、それぞれ天板支持台を架設させれば良い。
(1) ・・・・・・天板支持台
(10)・・・・・・ケース本体
(10a) ・・・・・前壁(第1側壁)
(10b) ・・・・・後壁(第2側壁)
(10c) ・・・・・左側壁(第3側壁)
(10d) ・・・・・右側壁(第4側壁)
(11a)(11b) ・・・バーナ支持体
(2a)(2b) ・・・・コンロバーナ
(21)・・・・・・混合管
(22)・・・・・・バーナボディ部
(3) ・・・・・・天板
(30)・・・・・・バーナ用開口
(5) ・・・・・・五徳

Claims (3)

  1. 相互に対向する第1及び第2側壁と、相互に対向する第3及び第4側壁とを有し、上方に開口する有底矩形箱状のケース本体と、
    バーナ用開口を有し、前記ケース本体の上方を閉塞する天板と、
    前記ケース本体内から前記バーナ用開口を通して前記天板上に突出する複数のコンロバーナと、
    前記バーナ用開口を囲うように前記天板の上面に位置決め状態で載置される五徳と、
    前記ケース本体内の前記第1及び第2側壁側にそれぞれ配置されるように、前記第3及び第4側壁間に架設された一対の帯状体であって、前記複数のコンロバーナが固定されるバーナ支持体と、
    隣接するコンロバーナ間に配置され、前記一対のバーナ支持体間に架設されて、前記天板が下方へ変形したときに前記天板を下方から支持する天板支持台と、を備え
    前記五徳は、前記バーナ用開口の周囲に載置される五徳枠と、前記五徳枠から外方へ放射状に突出され且つ下端部が前記天板の上面に載置される複数の五徳爪とを有し、
    前記五徳が前記天板の上面に位置決め状態で配置されたとき、前記隣接するコンロバーナ間に位置する少なくとも一部の前記五徳爪の下端部が載置される前記天板上の五徳爪載置部に対応する前記天板支持台の上面に、前記天板が下方へ変形したときに前記天板の下面に当接する支持突起部が突設されているガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    前記天板の前記バーナ用開口の近傍に対応する前記天板支持台の所定位置に、前記支持突起部より低い小突起部を突設させているガスコンロ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    前記天板は、前記ケース本体の前記第1から第4側壁の各上端部と、前記天板支持台とのみによって下方から支持されるガスコンロ。
JP2016013219A 2016-01-27 2016-01-27 ガスコンロ Active JP6630167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013219A JP6630167B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 ガスコンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013219A JP6630167B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 ガスコンロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017133745A JP2017133745A (ja) 2017-08-03
JP6630167B2 true JP6630167B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=59502410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016013219A Active JP6630167B2 (ja) 2016-01-27 2016-01-27 ガスコンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6630167B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7001266B2 (ja) * 2018-03-05 2022-01-19 株式会社パロマ ビルトインコンロ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5345958B2 (ja) * 2010-01-29 2013-11-20 リンナイ株式会社 ガスコンロ
JP6076095B2 (ja) * 2013-01-08 2017-02-08 リンナイ株式会社 加熱調理器用天板、及び加熱調理器
JP6247545B2 (ja) * 2014-01-22 2017-12-13 株式会社ハーマン ガスコンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017133745A (ja) 2017-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6630167B2 (ja) ガスコンロ
TW200406563A (en) Grate
JP4930192B2 (ja) 組み込み式加熱調理器
JP7367969B2 (ja) 給湯器
KR20060134709A (ko) 가스레인지용 그레이트 패킹구조
JP6546478B2 (ja) こんろ
JP5912068B2 (ja) ガスコンロ
KR20060046719A (ko) 드롭인식 곤로용 상판
JP6712696B2 (ja) こんろ
JP6129128B2 (ja) 組込式加熱調理器
JP6639161B2 (ja) こんろ
JP5395821B2 (ja) ガス炊飯器
JP5319351B2 (ja) ガスコンロ
JP3795839B2 (ja) ビルトインコンロ
JP7001266B2 (ja) ビルトインコンロ
JP6919883B2 (ja) コンロセンサ、コンロバーナ、及びガスコンロ
JP6018111B2 (ja) グリル
JP6410665B2 (ja) 加熱調理器
JP6919888B2 (ja) ガスコンロ
JP6066957B2 (ja) ガスコンロ
JP5748700B2 (ja) コンロバーナー
CN102006808A (zh) 烧烤架
JP2019090553A (ja) ガス調理器
JP2013083383A (ja) 加熱調理器
JP6615693B2 (ja) 暖房機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6630167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250