JP2017219288A - 暖房機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減することができるとともに、燃焼部の熱を床面に伝わり難くすることができる暖房機器を提供することを課題とする。【解決手段】暖房機器1は、本体装置20と、板状の下皿10とを備えている。本体装置20は、下皿10の上面11aに取り付けられたベース部材40と、ベース部材40の上面に設けられた燃焼部50と、ベース部材40に被せられた箱状の外装部材30と、を備えている。ベース部材40は、平板部41と、平板部41の外縁部に形成された固定部42と、を備えている。固定部42は、平板部41の外縁部から下方に向けて延びている側板部42aと、側板部42aの下端から内方に向けて延びている取付板部42bと、を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、暖房機器に関する。
灯油を燃焼部で燃焼させて赤熱体を加熱し、赤熱体の熱を室内に輻射させる輻射式の暖房機器(石油ストーブ)では、燃焼部を有する本体装置を平板状の下皿に載設している。
下皿は、本体装置を安定させるとともに、本体装置から灯油が漏れた場合に、灯油を受けるための置台である。従来の暖房機器では、本体装置の下面の四隅に、装置本体および下皿とは別体の脚部材(台脚)がそれぞれ取り付けられており、四本の脚部材によって本体装置と下皿との間に空間が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−29863号公報
前記した従来の暖房機器では、複数の脚部材が設けられており、部品点数、組付工数および組付時間が多くなるため、製造コストが高くなる。また、前記した従来の暖房機器では、本体装置と下皿との間の空間に塵が入り込み易い。
そこで、本体装置に脚部材を設けることなく、本体装置を下皿に直接取り付けることが好ましい。しかしながら、従来の暖房機器において、本体装置を下皿に直接取り付けた場合には、燃焼部の熱が下皿に伝わり易くなるため、床面温度が高くなるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、部品点数を削減することができるとともに、燃焼部の熱を床面に伝わり難くすることができる暖房機器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る暖房機器は、本体装置と、板状の下皿とを備えている暖房機器であって、前記本体装置は、前記下皿の上面に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材の上面に設けられた燃焼部と、前記ベース部材に被せられた箱状の外装部材と、を備え、前記ベース部材は、平板部と、前記平板部の外縁部に形成された固定部と、を備え、前記固定部は、前記平板部の外縁部から下方に向けて延びている側板部と、前記側板部の下端から内方に向けて延びている取付板部と、を有していることを特徴とする。
かかる構成によれば、本発明の暖房機器では、固定部が、平板部の外縁部から下方に向けて延びている側板部と、側板部の下端から内方に向けて延びている取付板部と、を有して、折り曲がった状態に形成されている。つまり、ベース部材の平板部の外縁部に形成された固定部の断面形状は、C形状(コの字形状)である。このため、本発明の暖房機器は、本体装置を下皿に安定した状態に直接取り付けることができるので、部品点数を削減して、製造コストを低減させることができる。
また、固定部は、ベース部材と下皿との間に、空間(隙間)を形成するので、燃燃部の熱を床面に伝わり難くする。したがって、本発明の暖房機器では、本体装置を下皿に直接取り付けても、床面温度の上昇を抑えることができる。
また、暖房機器は、固定部によって、本体装置と下皿との間の内部に塵が入り込むのを抑制することができるとともに、デザイン性を向上させることができる。
また、固定部は、下皿との接触面積が大きいため、高い固定強度で下皿に固定することができる。
また、前記下皿には、上方に向けて突出した取付台座が形成され、前記取付台座内に空間が形成されており、前記取付板部は、前記取付台座の上面に固定されているが好ましい。
かかる構成によれば、下皿は、ベース部材内の空間と、取付台座内に空間と、が上下に積層されるため、暖房機器を床面に設置したときに、燃焼部と床面との間に二層の空気層が介在することになる。これにより、燃焼部の熱が二層の空気層に遮られて、床面に伝わり難くなるため、床面温度の上昇を効果的に抑えることができる。
また、前記取付台座の上面には、上方に向けて突出した受座が形成され、前記取付板部は、前記受座の上面に固定されていることが好ましい。
かかる構成によれば、下皿は、さらに、取付台座の上面に受座を突出形成されていることで、二段階に凸状に突出しているため、ベース部材を固定する部位の強度を高めることができる。
また、前記側板部の外側面に前記外装部材の内側面が固定されていることが好ましい。
かかる構成によれば、固定部は、側板部の外側面に外装部材の内側面が固定されていることで、外装部材をベース部材にしっかりと固定させることができる。
本発明に係る暖房機器は、部品点数を削減することができるとともに、燃焼部の熱を床面に伝わり難くすることができる。
本発明の実施形態に係る暖房機器を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る暖房機器の外装部材、ベース部材および下皿の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る暖房機器を示した正面断面図である。 本発明の実施形態に係る暖房機器を示した側断面図である。 図3のA部拡大図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の暖房機器1は、図1に示すように、本体装置20と、本体装置20の下部に配置された板状の下皿10と、を備え、下皿10の上面に本体装置20が取り付けられている。暖房機器1は、本体装置20で灯油を燃焼させ、その熱を室内に輻射させる石油ストーブである。
本体装置20は、図3に示すように、下皿10の上面に取り付けられたベース部材40と、ベース部材40の上面に設けられた燃焼部50および送気装置70と、ベース部材40に被せられた箱状の外装部材30(図1参照)と、外装部材30内に設けられた送風装置60と、を備えている。
ベース部材40は、図1に示すように、金属製の箱体であり、本体装置20の底部を構成するものである。ベース部材40は、前後左右の縁部の長さよりも上下の高さが小さく形成されている。また、箱状のベース部材40の下面は開口している。
ベース部材40には、図2に示すように、長方形の平板部41と、平板部41の前後左右の四箇所の外縁部から下方向に向けてそれぞれ折曲形成された固定部42と、が一体形成されている。平板部41は、前後方向の長さよりも左右方向の長さが大きく形成されている。
固定部42は、ベース部材40の外縁部に、内側に向けて開口するように縦断面視してC形状(コの字形状)に折曲形成されて、下皿10上に水平に固定されている。固定部42は、平板部41の外縁部から下方向に向けて延びている側板部42aと、側板部42aの下端から内方に向けて水平に延びている取付板部42bと、を有している。
側板部42aは、平板部41の前後左右の外周縁部から下方に向けて直角に折り曲げられたフラップ形状の突出片からなる。側板部42aは、平板部41に対して下方に向けて垂直に折り曲げられた状態にプレス加工して形成されている(図3および図4参照)。側板部42aは、側面視して平板部41の縁部に沿って横方向に長い帯状に形成されている。
図5に示すように、側板部42aには、外装部材30のねじ挿入孔30dに挿入されたねじB1がねじ込められる外装部材固定用雌ねじ部42cが形成されている。なお、外装部材固定用雌ねじ部42cは、図2に示すように、四つある側板部42aうちのいずれかの箇所に、複数形成されてあればよく、設置箇所は適宜変更してもよい。側板部42aの外側面には、ねじB1によって外装部材30の内側面の下端部が固定されている。
取付板部42bは、側板部42aの下縁部から内方に向けて直角に折り曲げられて、底面視して外周方向に長い帯状の水平な板部からなる。取付板部42bは、側板部42aの下端から内方に向けて水平になるように直角に折り曲げられた状態にプレス加工して形成されている。取付板部42bには、図5に示すように、下皿10のねじ挿入孔11gに挿入されたねじB2が、ねじ込められる下皿固定用雌ねじ部42dが形成されている。下皿固定用雌ねじ部42dは、図2に示すように、例えば、四つの取付板部42bにそれぞれ二つ形成されている。取付板部42bは、ねじB2によって下皿10の受座11f上に固定されている。
ベース部材40の前後左右の側部には、平板部41の側縁部、側板部42aおよび取付板部42bによって、軸断面がC形状(コの字形状)の脚部が形成されている(図3および図4参照)。
ベース部材40は、平板部41と各取付板部42bとが上下方向に間隔を空けて配置されており、平板部41と各取付板部42bとの間には、各側板部42aに囲まれた上側空間S1が形成されている。
ベース部材40の下面の前後左右の縁部には、各取付板部42bが配置されており、各取付板部42bに囲まれた開口部が形成されている。
平板部41の上面の中央部には、円形の空気流出穴44が貫通している。また、平板部41の上面(ベース部材40の上面)には、図3に示すように、燃焼部50が取り付けられており、燃焼部50の吸気口(図示せず)が空気流出穴44に連通している。
燃焼部50は、バーナーや燃料供給部などを有するポット式の熱源である。燃焼部50には、空気流出穴44から空気が供給される。
平板部41において、燃焼部50の側方には、図2に示すように、空気流入穴45が貫通している。また、平板部41の上面(ベース部材40の上面)には、図3に示すように、送気装置70が取り付けられており、送気装置70の送風口(図示せず)が空気流入穴45に連通している。
送気装置70は、送風ファン(図示せず)を有しており、空気流入穴45に空気を送り込むように構成されている。
送気装置70には、供給管53が連結されている。供給管53は、外装部材30の側壁30bを貫通して、本体装置20の側方に延びている。室外から供給管53を通じて、送気装置70に空気が取り入れられる。
平板部41の下面には、空気流入穴45と、空気流出穴44とを連通させる筒状の導風部46が設けられている(図2参照)。すなわち、導風部46は、ベース部材40の上側空間S1内に配置されている。
導風部46は、外周壁46aと、外周壁46aの下面を塞いでいる底板46bと、を備え、外周壁46aの上面は、平板部41によって塞がれている。このように、外周壁46a、底板46bおよび平板部41によって筒状の導風部46が形成されている。
導風部46の一端は、空気流入穴45に連通し、導風部46の他端は、空気流出穴44に連通している。導風部46は、図2に示すように、空気流入穴45と空気流出穴44との間に直線状に配置されている。
送気装置70は、図3に示すように、空気流入穴45から導風部46および空気流出穴44を通じて、燃焼部50に空気を送り込むように構成されている。
導風部46の下端部(底板46b)は、取付板部42bよりも下方に突出している。すなわち、導風部46の下端部は、ベース部材40の下面の開口部から下方に突出している。
平板部41には、複数の開口部47が貫通している。開口部47は、ベース部材40の外側の空間とベース部材40内の上側空間S1とを連通させるものであり、通気用の穴部である。
本実施形態の各開口部47は、平板部41の上面に電気部品や燃料ポンプなどの各種部品を取り付けるための取付穴や切り欠き部を兼ねている。
なお、各種部品を取り付けるための取付穴や切り欠き部以外に、通気のみを目的とした開口部47を形成してもよい。
また、開口部47の数や位置は限定されるものではない。本実施形態では、図4に示すように、燃焼部50の前方および後方にそれぞれ開口部47が形成されている。
外装部材30は、図1に示すように、前後左右の側壁30bおよび上板が形成された金属製の箱体である。外装部材30は、前後方向の奥行きよりも左右方向の幅が大きく形成されている。また、外装部材30は、図2に示すように、下面全体が開口している。
外装部材30は、図3に示すように、ベース部材40に被せられている。外装部材30の側壁30bの下端部には、図5に示すように、側板部42aの外装部材固定用雌ねじ部42cに対向する位置に、ねじB1が挿入されるねじ挿入孔30dが形成されている(図2参照)。ベース部材40は、図3に示すように、外装部材30の下端部の下側開口部30c内に配置されており、外装部材30の下端部と、ベース部材40の各側板部42aとが複数のねじB1によって固定されている。
外装部材30の高さ方向の中央部には、図1に示すように、輻射室35が形成されている。輻射室35は、図3および図4に示すように、上下左右後の金属板によって、外装部材30内に区画されている。輻射室35は、外装部材30の前面30aに開口している。
輻射室35の底面には、燃焼部50の上端部が突出している。
また、輻射室35内には、赤熱体51が配置されている。赤熱体51は、金属製の円筒部材である。赤熱体51は、輻射室35の上面から吊り下げられており、燃焼部50の直上に配置されている。赤熱体51は、燃焼部50によって加熱される部材である。
外装部材30内において、輻射室35の上側には、図3に示すように、排気管52の吸気部52aが設けられている。吸気部52aは、赤熱体51の上方に配置されている。また、排気管52は、吸気部52aから外装部材30の側壁30bを貫通して、本体装置20の側方に延びている。
燃焼部50と、排気管52の吸気部52aとの間には、耐熱性のガラス外筒55が配置されている。ガラス外筒55は、燃焼部50と吸気部52aとの間に通気路を形成するものである。ガラス外筒55内は、輻射室35内の空間に対して気密性を有している。また、ガラス外筒55内には赤熱体51が収容されている。
そして、燃焼部50の燃焼により、ガラス外筒55内で赤熱体51が加熱されるとともに、燃焼部50からガラス外筒55および排気管52を通じて、室外に燃焼ガスが排気される。
本実施形態では、外装部材30の外部において、排気管52が供給管53内に挿入されている。このように、排気管52と供給管53とが一つの管内に配置された二重構造の給排気管54が設けられている。
外装部材30の後壁の内面には、図4に示すように、送風装置60が設けられている。送風装置60は、送風ファン61を有しており、送風ファン61の回転によって、前方に向けて送風する。
外装部材30の前面30aには、図1に示すように、各種スイッチや表示部などが設けられた操作パネル36が輻射室35の下方に配置されている。
下皿10は、図2に示すように、金属製の平板にプレス加工により凹凸を形成したものである。下皿10は、長方形に形成されており、前後方向の長さよりも、左右方向の長さが大きく形成されている。下皿10の上面には、図1に示すように、本体装置20が取り付けられている。
下皿10は、暖房機器1を床面Fに設置したときに、本体装置20を安定させるとともに、本体装置20から灯油が漏れた場合に、灯油を受けるための置台である。下皿10は、本体装置20の下端部の外形よりも、大きく形成されている。
下皿10には、図2に示すように、上方に向けて突出形成された取付台座11と、取付台座11の外周縁部に形成された外枠部12と、が一体形成されている。
取付台座11は、金属板をプレス加工して形成された中空な凸部である。下皿10の下面には、図3に示すように、取付台座11が形成されている部位に凹部が形成されている。そして、取付台座11の内部には、下側空間S2が形成されている。
取付台座11は、図2に示すように、平面視で長方形に形成されている。取付台座11の上面11aは、ベース部材40が重ねられる部位であり、ベース部材40の外形と略同じ形状に形成されている。取付台座11の上面11aには、固定部42が載置されてねじ込まれる受座11fが凸状に突出形成されている。受座11fには、取付板部42bの下皿固定用雌ねじ部42dに対向する位置に、ねじB2が挿入されるねじ挿入孔11gが形成されている(図5参照)。
取付台座11とベース部材40の取付板部42bとは、図3に示すように、複数のねじB2によって固定されている。つまり、本実施形態では、ベース部材40が下皿10の取付台座11に直接取り付けられている。
取付台座11の上面11aにベース部材40を取り付けた状態では、ベース部材40の下面が取付台座11の上面11aによって塞がれている。これにより、ベース部材40内の上側空間S1は、平板部41、各側板部42aおよび取付台座11の上面11aに囲まれている。
取付台座11の上面11aには、図2に示すように、凹部11bが形成されている。凹部11bは、図3に示すように、ベース部材40の導風部46の直下に形成されており、導風部46の下端部が挿入されている。導風部46の底板46bと凹部11bの底面との間には隙間が形成されている。
取付台座11の上面11aの前縁部には、下方に窪んだ溝部11cが形成されている。溝部11cは、取付台座11の左右方向の中央部に形成されており、前方に向けて開放されている。
図4に示すように、ベース部材40の取付板部42bと、下皿10の溝部11cの底面との間には、通風口11dが形成されている。
通風口11dは、本体装置20の前面側に開口するとともに、ベース部材40内の上側空間S1に連通している。
通風口11dは、外装部材30の前面30aの下縁部の下方に配置されている。また、通風口11dは、本体装置20の左右方向の中央部に配置されており、燃焼部50の前方に配置されている。
取付台座11の上面11aにおいて、溝部11cの後方には、図2に示すように、突起部11eが形成されている。突起部11eは、左右方向に延びており、溝部11cの左右方向の長さと、突起部11eの左右方向の長さとが略同じ大きさに形成されている。
突起部11eは、図4に示すように、通風口11dに対応する位置に形成されている。本実施形態では、通風口11dの後方に突起部11eが配置されている。
外枠部12には、図2に示すように、取付台座11の外周部の下縁部から外方に向けて水平に張り出した底部12aと、底部12aの外縁部から上方に向けて立ち上げられた壁部12bとが形成されている。底部12aおよび壁部12bは、取付台座11の全周に亘って環状に形成されている。
図3に示すように、下皿10を床面Fに載置すると、底部12aの下面が床面Fに接して、取付台座11内の下側空間S2が密閉される。そして、取付台座11の上面11aと、床面Fとの間に下側空間S2が介在している。また、ベース部材40と下皿10との間には、外装部材30の外側の大気中に連通する上側空間S1(空間)が形成されている。
このように、本実施形態の暖房機器1を床面Fに設置したときには、ベース部材40内の上側空間S1と、下皿10の取付台座11内の下側空間S2とが上下に積層される。つまり、燃焼部50と床面Fとの間に上下二層の空気層が介在している。
本実施形態の暖房機器1によって室内を暖房するときには、図3に示すように、送気装置70から導風部46を通じて燃焼部50に空気を供給し、燃焼部50で灯油を燃焼させる。このとき、送気装置70には、供給管53を通じて室外から空気が取り入れられる。
そして、燃焼部50の燃焼によって赤熱体51が加熱され、赤熱体51の熱が輻射室35から室内に輻射される。
なお、排気管52内を高温の燃焼ガスが通過することで、排気管52が加熱される。したがって、給排気管54内では、排気管52の熱によって供給管53が加熱され、供給管53内の空気が高温となる。そして、高温の空気が送気装置70から導風部46に送り込まれるため、導風部46の温度が高くなる。
また、燃焼部50の燃焼時には、図4に示すように、送風装置60を駆動させ、送風装置60から前方に向けて送風することで、外装部材30内の燃焼部50や電気部品を冷却する。
以上のような暖房機器1では、図3に示すように、ベース部材40の上側空間S1と、下皿10の下側空間S2とが上下に積層されているため、暖房機器1を床面Fに設置したときに、燃焼部50と床面Fとの間に上下二層の空気層が介在することになる。これにより、燃焼部50の熱が二層の空気層に遮られて、床面Fに伝わり難くなる。したがって、暖房機器1では、本体装置20を下皿10に直接取り付けても、燃焼部50を下皿10の取付台座11、受座11fおよびベース部材40の側板部42aの高さ分だけ床面Fから高い位置に配置できるとともに、床面温度の上昇を抑えることができる。
そして、ベース部材40の固定部42は、平板部41の前後左右の四方向の外縁部から下方に向けて延びている側板部42aと、それぞれの側板部42aの下端から内方に向けて延びている取付板部42bと、を有して、折り曲がった状態に形成されている。つまり、ベース部材40の平板部41の外縁部に形成された固定部42の断面形状は、C形状(コの字形状)に形成されている。このため、固定部42は、折れ曲がった角部に稜線が形成されることによって補強されて、強度が向上されている。
その固定部42は、図5に示すように、側板部42aをねじB1で外装部材30に固定し、取付板部42bをねじB2で下皿10の受座11f上に直接固定することができるため、ベース部材40を下皿10および外装部材30にしっかりと固定させることができる。
その固定部42は、図3に示すように、ベース部材40の周縁部の略全体に形成されているので、下皿10との接触面積が大きいため、高い固定強度で下皿10に固定することができる。このため、暖房機器1は、落下したときの衝撃や、輸送中の衝撃に対する強度、剛性および安定性を向上させることができる。
また、下皿10は、図2に示すように、上方に向けて突出した取付台座11が、下皿10の外周部に沿って複数形成されているため、下皿10の強度を向上させて歪みを抑制することができる。
下皿10は、さらに、取付台座11の上面11aに、上方に向けて突出した受座11fが形成されて、ベース部材40を固定する部位が、二段階に凸部状に突出してされているため、の取付板部42bを固定する部位の強度を高めることができる。また、その下皿10の取付台座11と受座11fは、上方向に向けて二段階に突出していることによって、その突出している分だけ、燃焼部50を床面Fから上方に離して配置することができるため、燃焼部50の熱を床面Fに伝わり難くすることができる。
また、固定部42は、側板部42aの外側面に外装部材30の内側面が固定されているので、外装部材30をベース部材40にしっかりと固定させることができるため、暖房機器1を強いフレーム構造にすることができる。
また、下皿10上に固定される固定部42は、ベース部材40の前後左右の四箇所の外縁部に、内方に向けて開口するようにC形状にそれぞれ折曲形成されている。このため、固定部42は、本体装置20と下皿10との間に設けられた支持部材(脚部)の役目を果すので、下皿10およびベース部材40とは別体に脚部材を形成することを不要にするため、部品点数を削減して、製造コストを低減させることができる。
このようにして本体装置20と下皿10とは、製造時に、水平に直接取り付けられて一体化されるため、暖房機器1を床面Fに設置するときに、下皿10に対して本体装置20の傾きを調整する必要がなくなり、暖房機器1を容易に設置することができる。
また、図3に示すように、ベース部材40は、前後左右の四方向の外縁部に、内方に向けて折曲形成されたフラップ形状の固定部42が、下皿10に直接取り付けられて、下皿10とベース部材40と間の外周部を覆うように配置されている。このため、固定部42は、本体装置20と下皿10との間の外周部の隙間を削減して、本体装置20と下皿10との間の内部に、塵が入り込むのを抑制することができるとともに、デザイン性を向上させることができる。その結果、塵を取り除く作業を軽減させることができるため、暖房機器1のメンテナンスを容易にすることができる。
また、縦断面視してC形状の固定部42は、ベース部材40の外縁部から下皿10の外周部寄りの上面に亘って配置されているので、ベース部材40と下皿10との間に、燃焼部50からの熱を遮るための上側空間S1(空間)を形成する。このため、固定部42は、燃焼部50を床面Fから離間させて、燃焼部50の熱を床面Fに伝わり難くする。これにより、ベース部材40内の上側空間S1の温度上昇を抑えることができ、ベース部材40内の上側空間S1による遮熱効果を高めることができる。したがって、暖房機器1では、本体装置20を下皿10に直接取り付け一体化しても、床面Fの温度の上昇を抑えることができる。
下皿10は、上方に向けて突出形成された取付台座11に固定部42が固定されていることで、ベース部材40内の下側空間S2と、取付台座11内の上側空間S1と、が上下に積層される。このため、暖房機器1を床面Fに設置したときに、燃焼部50と床面Fとの間には、二層の空気層が介在することになる。これにより、燃焼部50の熱が二層の空気層に遮られて、床面Fに伝わり難くなるため、床面温度の上昇を効果的に抑えることができる。
本実施形態の暖房機器1では、図4に示すように、送風装置60が送風すると、ベース部材40の各開口部47から上側空間S1に空気が流入し、上側空間S1の空気は通風口11dから室内に排出される。これにより、上側空間S1の温度上昇を抑えることができるため、上側空間S1および下側空間S2による遮熱効果を高めることができる。
また、本実施形態の暖房機器1では、燃焼部50の後方の開口部47から上側空間S1に流入した空気によって、上側空間S1には前方に向けて空気の流れが生じる。これにより、燃焼部50の前方の開口部47には、吸気作用が生じるため、燃焼部50の前方の高温の空気を開口部47から上側空間S1および通風口11dを通じて排出することができる。
また、本実施形態の暖房機器1では、熱の輻射方向と同じ方向に向けて通風口11dから温風を排出することができる。
本実施形態の暖房機器1では、図3に示すように、下皿10の取付台座11の上面11aに形成された凹部11bに、ベース部材40の導風部46の下端部が挿入されているため、暖房機器1を小型化することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の暖房機器1では、図3に示すように、ベース部材40の固定部42の一例として、ベース部材40の平板部41の外縁部を縦断面視してC形状に折り曲げて一体形成したものを例に挙げて説明した。しかしながら、固定部42は、縦断面視してC形状(コの字形状)の部材を、スポット溶接等の溶接手段や、締結手段等によって平板部41の外縁部に固定したものであってもよい。
本実施形態の暖房機器1では、図3に示すように、ベース部材40の上側空間S1と、下皿10の取付台座11内の下側空間S2とが上下に積層されている。しかしながら、下皿10全体を平坦に形成し、下皿10に下側空間S2を設けなくてもよい。
本実施形態の暖房機器1では、図1に示すように、本体装置20の前面側に通風口11dが配置されているが、通風口11dの位置は限定されるものではない。
1 暖房機器
10 下皿
11 取付台座
11a 上面
11e 突起部
11f 受座
11g,30d ねじ挿通孔
20 本体装置
30 外装部材
30a 前面
30c 下側開口部
40 ベース部材
41 平板部
42 固定部
42a 側板部
42b 取付板部
42c 外装部材固定用雌ねじ部
42d 下皿固定用雌ねじ部
50 燃焼部
60 送風装置
70 送気装置
B1,B2 ねじ
S1 上側空間(空間)
S2 下側空間

Claims (4)

  1. 本体装置と、板状の下皿とを備えている暖房機器であって、
    前記本体装置は、
    前記下皿の上面に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材の上面に設けられた燃焼部と、
    前記ベース部材に被せられた箱状の外装部材と、を備え、
    前記ベース部材は、平板部と、前記平板部の外縁部に形成された固定部と、を備え、
    前記固定部は、
    前記平板部の外縁部から下方に向けて延びている側板部と、
    前記側板部の下端から内方に向けて延びている取付板部と、を有していることを特徴とする暖房機器。
  2. 請求項1に記載の暖房機器であって、
    前記下皿には、上方に向けて突出した取付台座が形成され、
    前記取付台座内に空間が形成されており、
    前記取付板部は、前記取付台座の上面に固定されていることを特徴とする暖房機器。
  3. 請求項2に記載の暖房機器であって、
    前記取付台座の上面には、上方に向けて突出した受座が形成され、
    前記取付板部は、前記受座の上面に固定されていることを特徴とする暖房機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の暖房機器であって、
    前記側板部の外側面に前記外装部材の内側面が固定されていることを特徴とする暖房機器。
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