JP6917489B1 - 筆記具 - Google Patents
筆記具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6917489B1 JP6917489B1 JP2020016498A JP2020016498A JP6917489B1 JP 6917489 B1 JP6917489 B1 JP 6917489B1 JP 2020016498 A JP2020016498 A JP 2020016498A JP 2020016498 A JP2020016498 A JP 2020016498A JP 6917489 B1 JP6917489 B1 JP 6917489B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- rear end
- grip
- end side
- pusher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 46
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 206010061217 Infestation Diseases 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
Description
筒状の前軸と、弾性材料から形成され前記前軸の外周に設けられた筒状のグリップと、前記前軸の後端側に接続された筒状の後軸とを備えた筆記具において、前記前軸の後端側には、前記グリップの後端と略面一に被押圧面が設けられ、前記後軸の周壁前端側には、前記被押圧面と前記グリップの後端との両方に対し接触するように押圧面が設けられ、前記前軸には、径方向外側へ突出する環状突起が設けられ、この環状突起の後端に前記被押圧面が形成され、前記グリップは、前記環状突起を含むようにして前記前軸の外周部を覆っており、前記環状突起の外周部が、後方へ向かって徐々に拡径する傾斜面状に形成され、前記グリップは、前記環状突起の傾斜面状の外周部に沿って後方へゆくのにつれて徐々に肉薄になっていることを特徴とする筆記具。
第1の特徴は、筒状の前軸と、弾性材料から形成され前記前軸の外周に設けられた筒状のグリップと、前記前軸の後端側に接続された筒状の後軸とを備えた筆記具において、前記前軸の後端側には、前記グリップの後端と略面一に被押圧面が設けられ、前記後軸の周壁前端側には、前記被押圧面と前記グリップの後端との両方に対し接触するように押圧面が設けられている(図4及び図6参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、軸筒軸方向とは軸筒の中心線が延設される方向を意味し、軸筒周方向とは軸筒の外周を回る方向を意味する。また、「前」とは、軸筒軸方向の一方側であって筆記部が突出する方向を意味し、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。
また、軸筒径方向とは軸筒の中心線に直交する軸筒の直径方向を意味し、軸筒径方向外側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心から離れる方向を意味し、軸筒径方向内側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心に向かう方向を意味する。
そして、グリップ装着部11cの後端側には、径方向外側へ突出する環状突起11c1が設けられる。
このグリップ20は、二色成形によって、前軸11の外周部に対し、軸方向にわたって一体化されている。
なお、他例としては、弾性材料からなる別体のグリップ20を前軸11の外周部に重ね合わせるようにして嵌合した構成とすることも可能である。
前軸11側の被押圧面11c2と、後軸12側の押圧面12cとは、前軸11側の雄ネジ部11dに対する後軸12側の雌ネジ部12aの締め付けにより、圧接される。
このガイド孔12dの内縁には、前後方向へわたるガイド面(図示せず)と、このガイド面の前端側で軸筒径方向内側へ凹んだ係止部(図示せず)とが設けられる。第一の押子40は、前記ガイド面に沿って前方へ移動し、軸筒径方向内側へ沈み込むようにして前記係止部に係止される。
この被当接部12hは、軸筒中心線に略直交する面である。
このため、第二の押子50の後端側が軸筒径外方向へ撓んで、第二の押子50の操作部52の後端部と頭冠30との間の隙間s1(図3参照)が拡大するのを阻むことができる。
詳細に説明すれば、当該筆記具Aは、後方から視て楕円状に構成され、その楕円における長軸方向の一端側に、切欠部12e1を配置し、この切欠部12e1に操作部52を嵌め合わせている。
各被嵌合突起12g4は、頭冠30の乗り越え嵌合突起32aを乗り越え嵌合可能な山形に形成される。
この軸筒内進退部41の前端側には、筆記芯61に対し後方側から圧入接続される筆記芯接続部41aと、コイルスプリング63に対し後方側から挿入されるコイル接続部41bとが設けられる。
さらに、他の一例であるコイル受け部41b2”は、径方向の全域にわたって後方斜め軸筒径方向外側へ向かう傾斜面を有する(図16(c)参照)。
これらコイル受け部41b2’,41b”によれば、何れも、コイルスプリング63の前側を軸筒径方向外側へ傾斜させて、他のコイルスプリングに干渉するのを軽減することができる。
前側の係合突起41cは、先に他の押子が前進して掛止されている場合に、この押子の後側の係合突起に当接して、その掛止状態を解除する。
後側の係合突起41dは、当該第一の押子40が先に前進して掛止されており、その掛止状態を解除する場合、後から前進する押子の前側の係合突起に当接される。
この当接部41eは、操作部42を形成する弾性部40bによって形成される。すなわち、操作部42と当接部41eは、弾性部40bを構成する弾性材料により連続するように形成されている。
この構成によれば、第一の押子40を被当接部12hに当接させる際、傾斜面状の当接部41eが、徐々に被当接部12hに圧接され変形するため、その際の衝撃(当接音や振動等)を効果的に軽減することができる。
なお、図10中、符号41fは、ガイド孔12d内のガイド面(図示せず)の前端側で軸筒径方向内側へ凹んだ係止部(図示せず)に対し掛止される掛止突起である。
詳細に説明すれば、図2の横断面に示すように、硬質部40aは、ガイド孔12dの内面に対し近接又は摺接するように形成される。これに対し、弾性部40bは、硬質部40aから段状に幅を狭めて、ガイド孔12dの内面から離隔するように形成される。
この構成によれば、第一の押子40を前後方向へスライドさせる際に、弾性部40bが軸筒10に摺接するのを阻んで、硬質部40aのみをガイド孔12d内面に摺接させることができる。このため、第一の押子40のスライド動作性が良好である。
この第二の押子50は、操作部52の後端部を、他の二つの第一の押子40の操作部42よりも後方側に配置している(図1参照)。
この軸筒内進退部51は、第一の押子40の軸筒内進退部41と略同様にして、筆記芯62に対し後方側から圧入接続される筆記芯接続部51a、コイルスプリング64に対し後方側から挿入されるコイル接続部51b、コイル接続部51bの外周面から軸筒径方向外側へ部分的に突出する偏心突起51b1、偏心突起51b1よりも後側でコイルスプリング64の後端部を受けるコイル受け部51b2、他の押子と係合させるための係合突起51c及び係合突起51d等を有する。
この構成によれば、第二の押子50を後退させた際、傾斜面状の当接部51eが、徐々に被当接部12hに圧接され変形するため、その際の衝撃(当接音及び振動等)を効果的に軽減することができる。
なお、図中、符号51fは、ガイド孔12e内のガイド面12f1の前端側で軸筒径方向内側へ凹んだ係止部12f2に対し掛止される掛止突起である。
この操作部52は、軸筒外に露出する部分が弾性部50bによって形成される。この弾性部50bは、軸筒内進退部51後端側の当接部51eまで連続している(図13参照)。
詳細に説明すれば、操作部52は、軸筒周方向及び軸筒軸方向の寸法が、操作部42よりも大きい。
さらに、操作部52は、軸筒10外周面から突出する寸法が、操作部42よりも大きい(図2参照)。
ここで、前記「略面一」には、操作部52の後端部が、製造上の誤差や寸法公差の範囲内で、軸筒10の後端部よりも若干前側や後側に位置する場合を含む。
すなわち、筆記具Aの後端側は、図2及び図3に示すように横断面略楕円状に構成される。そして、この楕円における長軸の一端側に操作部52が配設され、他端側にはクリップ部12bが配設される。
これら筆記芯61,62は、インク収容管の前端側に筆記部であるボールペンチップを接続したボールペン用リフィールであり、例えば、異なる色のインクが充填される。
これら筆記芯61,62の他例としては、シャープペンシル用リフィールや、電子ペン用筆記芯等とすることも可能である。
なお、前記使用頻度は、複数種類の筆記芯について、多数の使用者に対する調査や実験等に基づき、統計的に求めた使用の頻度である。
このコイルスプリング63は、後端側の内周面が偏心突起41b1に圧接され、後端部が段状のコイル受け部41b2に当接することで、後端側が第一の押子40に対し径方向外側へ偏心して位置するとともに、前端側が径方向外側へ傾いている(図16(a)参照)。
そして、このコイルスプリング63の前端部は、後述する筆記芯支持部材70に受けられる。
この筆記芯支持部材70は、複数の筆記芯61,62をそれぞれ複数の貫通孔に挿通して、筆記芯間及びコイルスプリング間等の干渉を防ぐ。
次に上記構成の筆記具Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
筆記具Aの製造作業や筆記芯交換作業等において、前軸11に対し後軸12を螺合し締め付けた際、前軸11の被押圧面11c2に対し後軸12の押圧面12cが押し付けられるため、グリップ20に軸方向の圧縮力が加わるのを軽減することができ、ひいては、グリップ20が径方向外側へ膨出するのを防ぐことができる。
上記実施態様によれば、特に効果的な一例として、前軸11に対しグリップ20を一体的に成形したが、他例としては、前軸11に対し別体のグリップ20を嵌め合わせた構成とすることも可能である。
11:前軸
11c1:環状突起
11c2:被押圧面
11d:雄ネジ部
12:後軸
12a:雌ネジ部
12c:押圧面
12g:凹状部
12g1:底部
12g2:周縁側壁部
12g3:突片部
12g4:被嵌合突起
12e1:切欠部
12h:被当接部
20:グリップ
30:頭冠
32:嵌合部
32a:乗り越え嵌合突起
40:第一の押子
40a:硬質部
40b:弾性部
50:第二の押子
50a:硬質部
50b:弾性部
41,51:軸筒内進退部
41e,51e:当接部
41b,51b:コイル接続部
41b1,51b1:偏心突起
41b2,51b2:コイル受け部
42,52:操作部
61,62:筆記芯
63,64:コイルスプリング
A:筆記具
s1,s2:隙間
Claims (3)
- 筒状の前軸と、弾性材料から形成され前記前軸の外周に設けられた筒状のグリップと、前記前軸の後端側に接続された筒状の後軸とを備えた筆記具において、
前記前軸の後端側には、前記グリップの後端と略面一に被押圧面が設けられ、
前記後軸の周壁前端側には、前記被押圧面と前記グリップの後端との両方に対し接触するように押圧面が設けられ、
前記前軸には、径方向外側へ突出する環状突起が設けられ、この環状突起の後端に前記被押圧面が形成され、前記グリップは、前記環状突起を含むようにして前記前軸の外周部を覆っており、
前記環状突起の外周部が、後方へ向かって徐々に拡径する傾斜面状に形成され、
前記グリップは、前記環状突起の傾斜面状の外周部に沿って後方へゆくのにつれて徐々に肉薄になっていることを特徴とする筆記具。 - 前記前軸と前記後軸には、それぞれ雄ネジ部と雌ネジ部が設けられ、前記被押圧面と前記押圧面が、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部の螺合接続により圧接されていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記グリップの後端側が、二色成形により前記前軸に一体化されていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020016498A JP6917489B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020016498A JP6917489B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6917489B1 true JP6917489B1 (ja) | 2021-08-11 |
JP2021122985A JP2021122985A (ja) | 2021-08-30 |
Family
ID=77172684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020016498A Active JP6917489B1 (ja) | 2020-02-03 | 2020-02-03 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6917489B1 (ja) |
-
2020
- 2020-02-03 JP JP2020016498A patent/JP6917489B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021122985A (ja) | 2021-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101228001B1 (ko) | 노크식 필기구 | |
JP6917489B1 (ja) | 筆記具 | |
JP7436223B2 (ja) | 筆記具 | |
CN114714794B (zh) | 自动铅笔 | |
JP7394643B2 (ja) | 筆記具 | |
JP7394644B2 (ja) | 筆記具 | |
JP7436224B2 (ja) | 筆記具 | |
JP7067942B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5412123B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
TW201742760A (zh) | 原子筆頭及具備該原子筆頭的書寫用具 | |
JP4958650B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP2014091239A (ja) | 筆記具 | |
JP2012210745A (ja) | 筆記具 | |
JP6853701B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JP2017030247A (ja) | 複式筆記具 | |
JP6670137B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具 | |
JP2001270285A (ja) | ノック式筆記具 | |
JP6173760B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6612082B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP6935212B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP4386338B2 (ja) | 筆記具 | |
JP7479263B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP7261032B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具 | |
JP7048410B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP7261034B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具並びにシャープペンシルユニットの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210719 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6917489 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |