JP6917196B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6917196B2
JP6917196B2 JP2017109032A JP2017109032A JP6917196B2 JP 6917196 B2 JP6917196 B2 JP 6917196B2 JP 2017109032 A JP2017109032 A JP 2017109032A JP 2017109032 A JP2017109032 A JP 2017109032A JP 6917196 B2 JP6917196 B2 JP 6917196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
air filter
temperature
sensor
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017109032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018204835A (ja
Inventor
春日井 正樹
正樹 春日井
原田 聴
聴 原田
由美 岡田
由美 岡田
義朗 熊切
義朗 熊切
大輔 平木
大輔 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2017109032A priority Critical patent/JP6917196B2/ja
Publication of JP2018204835A publication Critical patent/JP2018204835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6917196B2 publication Critical patent/JP6917196B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷却貯蔵庫に関する。
従来、冷却貯蔵庫として、機械室を備えるものが知られている(下記特許文献1)。特許文献1のものでは、機械室に凝縮器や圧縮機からなる冷却装置が収容されている。機械室は前方に開口されており、フロントパネルによって開閉可能な構成となっている。
特開2015−210055号公報
上述した凝縮器には、これを覆う形でエアフィルタが取り付けられている。エアフィルタが目詰まりすると冷却装置の冷却効率が低下するため、エアフィルタを定期的に清掃することが求められる。しかしながら、実際には冷却貯蔵庫の使用者がエアフィルタの状態を確認しないことがあり、エアフィルタが目詰まりした状態で冷却運転が行われていることが多いのが現状である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、使用者にエアフィルタの清掃を促すことが可能な冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷却貯蔵庫は、貯蔵物が配される貯蔵室を有する箱体と、機械室と、冷却サイクルを構成し、前記貯蔵室を冷却することが可能な冷却器と、前記機械室に収容され、前記冷却サイクルを構成する凝縮器と、前記機械室に収容され、前記冷却サイクルを構成する圧縮機と、前記機械室に収容され、前記凝縮器を覆うエアフィルタと、前記機械室に収容され、前記凝縮器を冷却するための凝縮器ファンと、制御部と、前記エアフィルタが目詰まりしていることを報知可能な報知部と、を備え、前記制御部は、予め定められた判定条件を満たす場合に前記エアフィルタが目詰まりしていると判定する判定処理と、前記判定処理によって前記エアフィルタが目詰まりしていると判定された場合に前記報知部を動作させる報知処理と、を実行することに特徴を有する。エアフィルタが目詰まりしていることを使用者に報知することが可能となり、使用者にエアフィルタの清掃を促すことができる。
また、前記凝縮器の温度を測定可能な凝縮器温度センサを備え、前記判定条件は、前記凝縮器温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンによる凝縮器の冷却が妨げられるため、凝縮器の温度が上昇する。このため、凝縮器温度センサの測定温度に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記貯蔵室の温度を測定可能な庫内温度センサを備え、前記判定条件は、前記庫内温度センサの測定温度が規定値以下であることを含むものとすることができる。貯蔵室の温度が高いと、凝縮器の温度が高くなる。このため、上記判定条件を含むことで、貯蔵室の温度が高い場合に目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記凝縮器の周囲温度を測定可能な周囲温度センサを備え、前記判定条件は、前記凝縮器温度センサの測定温度と前記周囲温度センサの測定温度との差が規定値以上であること又は規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。凝縮器の周囲温度が高いと凝縮器の温度が高くなる。このため、上記判定条件を含むことで、エアフィルタが目詰まりしておらず周囲温度が高い場合に、エアフィルタが目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記冷却器の出口温度を測定可能な冷却器出口温度センサを備え、前記判定条件は、冷却器出口温度センサの測定温度が規定値以下であることを含むものとすることができる。貯蔵室内の温度上昇などに伴って冷却器の出口温度(冷媒の温度)が高くなると凝縮器の温度が高くなる。このため、上記判定条件を含むことで、冷却器の出口温度が高い場合に目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記箱体に設けられ、前記貯蔵室を開閉可能な扉と、前記扉の開閉を検知可能な扉開閉検知センサと、を備え、前記判定条件は、前記扉開閉検知センサが前記扉の閉状態を検知していることを含むものとすることができる。扉が開いていると、貯蔵室の温度が上昇し、凝縮器の温度が高くなる。このため、上記判定条件を含むことで、扉が開いている場合に目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記貯蔵室の温度を測定可能な庫内温度センサを備え、前記判定条件は、前記庫内温度センサの測定温度が下降中であることを含むものとすることができる。扉が開かれている場合などには貯蔵室の温度が上昇し、凝縮温度が高くなることから、エアフィルタが目詰まりしていない場合であっても、凝縮器の温度が高くなる。庫内温度センサの測定温度が下降中である状態とは、貯蔵室の温度上昇の要因がない状態であると考えることができる。このため、上記判定条件を含むことで、貯蔵室の温度が上昇している場合に目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記判定条件は、前記圧縮機が動作している状態の前記凝縮器温度センサの測定温度と前記圧縮機が停止している状態の前記凝縮器温度センサの測定温度との差が規定値以上であることを含むものとすることができる。凝縮器の周囲温度が高いと凝縮器の温度が高くなる。また、圧縮機が停止している状態では圧縮機及び凝縮器からの排熱がないから、圧縮機が停止している状態の凝縮器温度センサの測定温度は、凝縮器の周囲温度と見なすことができる。このため、上記判定条件を含むことで、エアフィルタが目詰まりしておらず周囲温度が高い場合にエアフィルタが目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
また、前記判定条件は、前記圧縮機が停止した時点の前記凝縮器温度センサの測定温度と、その直後に前記凝縮器温度センサの測定温度が一定になった時点での前記凝縮器温度センサの測定温度との差が規定値以上であることを含むものとすることができる。凝縮器の周囲温度が高いと凝縮器の温度が高くなる。また、圧縮機が停止している状態では圧縮機及び凝縮器からの排熱がないから、圧縮機が停止した直後に凝縮器温度センサの測定温度が一定になった時点での凝縮器温度センサの測定温度は、凝縮器の周囲温度と見なすことができる。このため、上記判定条件を含むことで、エアフィルタが目詰まりしておらず周囲温度が高い場合にエアフィルタが目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。そして、上記判定条件によれば、圧縮機が停止した直後の凝縮器温度センサの測定温度が一定になった時点で判定処理を行うことができるので、判定処理を行う時点での凝縮器の周囲温度に基づいた判定処理を行うことができる。
また、前記判定条件は、凝縮器ファンを回転駆動させるモータの回転数に基づいた判定条件を含むものとすることができる。仮に、モータがインバータ制御などによって回転数が制御可能なモータであって、且つモータに対する指示回転数が増加可能である場合(言い換えると指示回転数が上限値未満である場合)において、エアフィルタの目詰まりに伴って凝縮器の温度が上昇すると、一般的に、制御部は、モータの回転数を高くする(指示回転数を高くする)ことで凝縮器の温度を下げようとする。このため、モータに対する指示回転数が増加可能である場合においては、モータの実回転数が規定値以上となった場合にエアフィルタが目詰まりしていると判定することができる。
また、エアフィルタが目詰まりした際には、エアフィルタを通過する空気の流れが妨げられる結果、凝縮器ファンが回転する際の空気抵抗が大きくなる。このため、仮に、モータの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合に、エアフィルタが目詰まりすると、モータの指示回転数は、それ以上増やせない一方で、凝縮器ファンの空気抵抗が大きくなることから、モータの実回転数が低下する。このため、モータの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合には、モータに対する指示回転数とモータの実回転数との差が規定値以上である状態が規定時間継続した場合において、エアフィルタが目詰まりしていると判定することができる。
また、前記判定条件は、風速センサによって測定された凝縮器ファンの風速に基づいた判定条件を含むものとすることができる。また、判定条件は、風量センサによって測定された凝縮器ファンの風量に基づいた判定条件を含むものとすることができる。凝縮器ファンの風速及び風量は、基本的には、凝縮器ファンの実回転数に比例するものであるから、凝縮器ファン(モータ)の実回転数に基づいた上記判定条件と同様の考え方で、凝縮器ファンの風速又は風量に基づいてエアフィルタの目詰まりを判定することができる。なお、エアフィルタが目詰まりした場合には、凝縮器ファン(モータ)の実回転数が一定であっても、空気の流れが妨げられることで、風速センサによって測定された風速及び風量センサによって測定された風量が低下することが考えられるが、このような事態であっても、凝縮器ファンの風速(又は風量)が規定値以下となった場合にエアフィルタが目詰まりしていると判定することができる。
また、前記判定条件は、凝縮器ファンを回転駆動させるモータに流れる電流が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンによる凝縮器の冷却が妨げられるため、凝縮器の温度が上昇する。この時、仮に、モータがインバータ制御などによって回転数が制御可能なモータであって、且つモータに対する指示回転数が増加可能である場合には、制御部は、モータの回転数を高くすることで凝縮器の温度を下げようとする。モータに流れる電流の大きさは、モータの回転数に比例しているから、モータに流れる電流に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
一方、モータの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合(又は定速のモータを使用している場合)において、エアフィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンが回転する際の空気抵抗が大きくなるためモータに流れる電流が大きくなる。このため、モータに流れる電流に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、モータ温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、上述の通りモータに流れる電流が大きくなる。モータの温度は、モータの電流に比例するから、モータ温度センサの測定温度に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記判定条件は、前記凝縮器ファンの回転数の積算値が規定値以上であることを含むものとすることができる。凝縮器ファンの回転数の積算値が高い程、エアフィルタに埃などが溜まり易い。このため、凝縮器ファンの回転数の積算値に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記凝縮器の入口温度を測定可能な凝縮器入口温度センサと、前記凝縮器の出口温度を測定可能な凝縮器出口温度センサと、を備え、前記判定条件は、前記凝縮器入口温度センサの測定温度と前記凝縮器出口温度センサの測定温度との差が規定値以下である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンによる凝縮器の冷却が妨げられるため、凝縮器の入口温度と凝縮器の出口温度の差が小さくなる。このため、凝縮器入口温度センサの測定温度と凝縮器出口温度センサの測定温度に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタと前記圧縮機は、前記凝縮器ファンの送風方向に沿って配列されており、前記圧縮機の温度を測定可能な圧縮機温度センサを備え、前記判定条件は、前記圧縮機温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。凝縮器ファンで生じる風がエアフィルタを通過して圧縮機に送られるように配列されている。エアフィルタが目詰まりすると、圧縮機への送風が妨げられ、圧縮機の温度が上昇し易くなる。このため、圧縮機温度センサの測定温度に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記判定条件は、前記圧縮機の連続運転時間が規定値以上であることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、冷却サイクルの冷却効率が低下することから、冷却サイクルの連続運転時間が長くなり易い。このため、圧縮機の連続運転時間に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記判定条件は、前記圧縮機の回転数が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、冷却サイクルの冷却効率が低下することから、圧縮機の回転数が高くなり易い。このため、圧縮機の回転数に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタの色を識別可能な色センサを備え、前記判定条件は、前記色センサによって識別された前記エアフィルタの色が規定の色になることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、埃や汚れなどによってエアフィルタの色が変化する。このため、エアフィルタの色に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタの光反射率を測定可能な光反射率センサを備え、前記判定条件は、前記光反射率センサによって測定された前記エアフィルタの光反射率が、規定値以下となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、エアフィルタの光反射率が低下する。このため、エアフィルタの光反射率に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタの光透過率を測定可能な光透過率センサを備え、前記判定条件は、前記光透過率センサによって測定された前記エアフィルタの光透過率が、規定値以下となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、エアフィルタの光透過率が低下する。このため、エアフィルタの光透過率に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタの表面までの距離を測定可能な距離センサを備え、前記判定条件は、前記距離センサによって測定された前記エアフィルタの表面までの距離が、規定値以下となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、エアフィルタの表面に埃などが堆積することから、エアフィルタの表面と距離センサの距離は小さくなる。このため、距離センサによって測定された距離に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記エアフィルタの重量を測定可能な重量センサを備え、前記判定条件は、前記重量センサによって測定された前記エアフィルタの重量が、規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、エアフィルタの表面に埃などが堆積することから、エアフィルタの重量は増加する。このため、重量センサによって測定された重量に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記凝縮器は、前記エアフィルタと前記凝縮器ファンの間に配されており、前記凝縮器ファンは、前記エアフィルタを通じて吸引した空気を前記凝縮器に向かわせる構成であり、前記凝縮器と前記凝縮器ファンとの間の空間の圧力を測定可能な圧力センサを備え、前記判定条件は、前記圧力センサによって測定された前記空間の圧力が、規定値以下となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、エアフィルタを通じて凝縮器側に吸引される空気量が減少する。この結果、凝縮器と凝縮器ファンの間の空間の圧力が低下する。このため、圧力センサによって測定された空間の圧力に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記圧縮機の出口温度を測定可能な圧縮機出口温度センサを備え、前記判定条件は、前記圧縮機出口温度センサによって測定された前記圧縮機の出口温度が、規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、圧縮機の出口温度が上昇するため、これに基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記圧縮機の入口温度を測定可能な圧縮機入口温度センサを備え、前記判定条件は、前記圧縮機入口温度センサによって測定された前記圧縮機の入口温度が、規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、圧縮機の入口温度が上昇するため、これに基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記冷却サイクルの高圧圧力を測定可能な高圧圧力センサを備え、前記判定条件は、前記高圧圧力センサによって測定された高圧圧力が、規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、高圧圧力が上昇するため、高圧圧力に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記冷却サイクルの低圧圧力を測定可能な低圧圧力センサを備え、前記判定条件は、前記低圧圧力センサによって測定された低圧圧力が、規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、低圧圧力が上昇するため、低圧圧力に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記判定条件は、前記冷却器における冷媒の過熱度が規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、凝縮器ファンによる凝縮器の冷却が妨げられるため、冷却器に向かう冷媒の温度が高くなり、冷却器における過熱度が高くなる。このため、過熱度に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記冷却サイクルにおける冷媒の循環量を測定可能な冷媒流量センサを備え、前記判定条件は、前記冷媒流量センサによって測定された冷媒の循環量が規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、冷媒の循環量が多くなる。このため、冷媒の循環量に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記冷却サイクルにおける冷媒の流速を測定可能な冷媒流速センサを備え、前記判定条件は、前記冷媒流速センサによって測定された冷媒の流速が規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、冷媒の循環量が多くなり、冷媒の流速が高くなる。このため、冷媒の流速に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記判定条件は、前記冷却サイクルにおける冷媒の圧力損失が規定値以上となることを含むものとすることができる。エアフィルタが目詰まりすると、冷媒の循環量が多くなり、冷媒の流速が高くなることから、冷媒の圧力損失が高くなる。このため、冷媒の圧力損失に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。
また、前記報知部の動作を停止させることが可能な動作停止部を備えるものとすることができる。報知部の動作を任意のタイミングで停止させることが可能となる。
また、前記制御部は、前記動作停止部によって前記報知部の動作が停止されてから規定時間の間は、前記報知処理を実行しないものとすることができる。報知部の動作が停止された時点では、使用者によってエアフィルタが清掃された可能性が高い。このため、報知部の動作が停止されてから規定時間の間は、エアフィルタが目詰まりする可能性は低いと考えることができる。このため、報知部の動作が停止されてから規定時間の間は、報知処理を実行しないことで、エアフィルタが目詰まりしていると誤判定して報知処理を実行する事態を抑制できる。
また、前記制御部は、前記報知部の動作が停止されてから規定時間経過後に、前記報知部を動作させるものとすることができる。報知部を定期的に動作させることで、エアフィルタの清掃を定期的に使用者に促すことができる。
また、前記制御部は、前記報知処理が実行されてから規定時間経過後に、前記報知部の動作を停止させるものとすることができる。報知部を停止させる作業を使用者が行う必要がない。
また、前記エアフィルタが前記凝縮器を覆う形で取り付けられていることを検知可能なエアフィルタ取付検知センサを備え、前記制御部は、前記エアフィルタが取り付けられたことを前記エアフィルタ取付検知センサが検知してから規定時間経過後に、前記報知部を動作させるものとすることができる。エアフィルタが取り付けられた時点では、使用者によってエアフィルタが清掃されている可能性が高い。このため、エアフィルタが取り付けられたことを検知してから規定時間経過後に報知部を動作させることで、前回のエアフィルタの清掃から規定時間経過後にエアフィルタの清掃を使用者に促すことができる。
本発明によれば、使用者にエアフィルタの清掃を促すことができる。
本発明の一実施形態に係る冷却貯蔵庫を示す正面図 冷却貯蔵庫を示す側断面図 オペレーションボックスを示す斜視図 冷却貯蔵庫が備える冷却サイクルを示す模式図 冷却貯蔵庫の電気的構成の一部を示すブロック図 光反射率センサを示す側面図 光透過率センサを示す側面図 距離センサを示す側面図 重量センサを示す側面図 近接センサを示す側面図 制御部の処理を示すフローチャート 判定条件(1)に係る制御部の処理を示すタイミングチャート 判定条件(3)に係る制御部の処理を示すタイミングチャート 判定条件(2)に係る制御部の処理を示すタイミングチャート 判定条件(5)に係る制御部の処理を示すタイミングチャート 判定条件(1−7)に係るタイミングチャート 判定処理及び報知処理に係る冷却貯蔵庫の電気的構成を示すブロック図
本発明の一実施形態を図1から図17によって説明する。本実施形態では、図1に示すように、冷却貯蔵庫10として、2ドア式の縦型冷蔵庫を例示する。冷却貯蔵庫10は、図1及び図2に示すように、貯蔵室11を有する断熱性の箱体12と、箱体12の上方に設けられた機械室14と、を備える。箱体12の前面(図2における左側の面)は開口されており、その開口は、水平方向に延びる仕切枠15によって仕切られている。これにより、貯蔵室11は、上下方向に配列された2つの開口部11A,11Aを有している。
箱体12には、上下方向に配列された2つの扉16,16が回動可能に取り付けられており、開口部11Aは扉16によって開閉可能な構成となっている。また、箱体12は底面の四隅に設けられた脚13によって支持されている。また、貯蔵室11内には、水平方向に沿う形で棚板17が設けられており、貯蔵室11内に収容された貯蔵物は棚板17の上に載置可能となっている。機械室14には、冷却装置20が収容されている。冷却装置20は、図2に示すように、ユニット台23に載置されている。冷却装置20は、図2に示すように、凝縮器21と、凝縮器ファン21Aと、圧縮機22と、を備える。
箱体12の上部には、冷却ダクトを兼ねたドレンパン24が、後方(図2の右側)に向かうにつれて下降傾斜する形で配されている。これにより、ユニット台23とドレンパン24との間に冷却器室25が形成されている。冷却器室25においては、冷却器26が、例えばユニット台23の下面に取り付けられる形で配されている。冷却器26は、冷却装置20と共に冷却サイクル19を構成するものとされる。図4に示すように冷却サイクル19は、圧縮機22と、凝縮器21と、キャピラリチューブ35と、冷却器26とが冷媒配管によって循環接続されることで主に構成されている。冷媒配管内には、例えば、プロパンやイソブタンからなる、空気よりも重い冷媒が封入されている。ドレンパン24の前側には、図2に示すように、モータで駆動される庫内ファン27が設けられ、ドレンパン24の後側には、冷気の吹出部28が形成されている。
冷却運転時には、圧縮機22、庫内ファン27及び凝縮器ファン21Aが駆動される。庫内ファン27の駆動により、図2の矢印P1に示すように、貯蔵室11内の空気が冷却器室25内に吸引され、その後、冷却器26を通過する間に熱交換されて生成された冷気が、矢印P2に示すように吹出部28から貯蔵室11内に吹き出される。これにより、貯蔵室11内に冷気が循環供給されることで貯蔵室11が冷却される構成となっている。また、冷却器室25内において庫内ファン27の上方には、庫内温度センサ29が配されている。庫内温度センサ29は、庫内ファン27によって吸引された貯蔵室11内の空気の温度(貯蔵室11内の温度)を検出可能となっている。冷却器26の下面には、例えばシーズヒータからなる除霜ヒータ31が設けられている。除霜ヒータ31は、冷却器26に付着した霜を除去するために設けられている。また、機械室14には、凝縮器21を覆う形でエアフィルタ33が収容されている。
次に、冷却貯蔵庫10の電気的構成について説明する。図5に示すように、冷却貯蔵庫10は、制御部40を備えている。制御部40には、表示部41、操作部42、記憶部43、第1タイマ44、第2タイマ45、圧縮機22、凝縮器ファン21Aを回転駆動させるモータ21B、庫内ファン27、除霜ヒータ31、庫内温度センサ29がそれぞれ電気的に接続されている。制御部40は、例えば、CPUを主体に構成されており、記憶部43は、例えば、ROMやRAMなどによって構成されている。制御部40は、記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、制御部40に接続された各機器(圧縮機22、庫内ファン27、及び除霜ヒータ31など)の運転を制御することが可能となっている。また、記憶部43には、後述する判定条件(1)〜(21)における各規定値及び各規定時間が記憶されている。なお、制御部40は、例えば、機械室14内に配置された電装箱18(図1の破線参照)内に収容されているが、これに限定されない。なお、本実施形態においては温度センサとして例えばサーミスタが用いられるがこれに限定されない。
機械室14の前面は、開閉可能なフロントパネル14A(図1参照)によって構成されており、表示部41及び操作部42は、図3に示すオペレーションボックス32に設けられている。オペレーションボックス32は、例えば、フロントパネル14Aの裏側に配されている。表示部41は、液晶パネルによって構成され、操作部42は、押圧操作可能なボタンによって構成されている。また、オペレーションボックス32は、図3に示すように、表示ランプ34を備える。作業者は、フロントパネル14Aに設けられた透明部材46(ガラスなど)を通じて前方から表示部41及び表示ランプ34を視認可能となっている。また、作業者は、フロントパネル14Aを開くことで、操作部42を操作することが可能となっている。作業者は、操作部42を操作することで、冷却貯蔵庫10の運転や各種設定(庫内設定温度の変更など)を行うことができる。
本実施形態では、制御部40は、圧縮機22、凝縮器ファン21A(モータ21B)及び庫内ファン27を動作させることで貯蔵室11内を冷却する冷却運転と、冷却運転の後に行われ冷却器26に付着した霜を除霜する除霜運転と、をそれぞれ交互に実行するものとされる。冷却運転においては、制御部40は、庫内温度センサ29によって検出された温度が庫内設定温度よりも低くなると圧縮機22、凝縮器ファン21A及び庫内ファン27を停止させ、庫内温度センサ29によって検出された温度が庫内設定温度よりも高くなると、圧縮機22、凝縮器ファン21A及び庫内ファン27を駆動させる。これにより、貯蔵室11内の温度が庫内設定温度付近で維持されるようになっている。なお、庫内設定温度は、作業者が操作部42を操作することで設定することが可能であり、設定された庫内設定温度は記憶部43に記憶されている。除霜運転では、制御部40は、圧縮機22及び凝縮器ファン21Aを停止させると共に庫内ファン27を動作させるオフサイクルデフロストを実行する。オフサイクルデフロストは、例えば6時間毎に実行されるが、これに限定されない。また、冷却器26に設けられた除霜サーミスタ129(図2参照)によって測定される冷却器26の温度が規定温度以下となった場合には、制御部40は、圧縮機22、凝縮器ファン21A及び庫内ファン27を停止させると共に除霜ヒータ31によって冷却器26を加熱するヒータデフロストを実行する。
本実施形態では、図2に示すように、凝縮器21を覆う形でエアフィルタ33が設けられており、前側からエアフィルタ33、凝縮器21、凝縮器ファン21A、圧縮機22の順番で配列されている。つまり、凝縮器21は、エアフィルタ33と凝縮器ファン21Aの間に配されており、凝縮器ファン21Aが動作することで、エアフィルタ33を通じて吸引した空気が凝縮器21に向かい、凝縮器21が冷却される構成となっている。そして、空気がエアフィルタ33を通過する際には、埃や油汚れがエアフィルタ33に付着する結果、エアフィルタ33が目詰まりする事態が懸念される。そこで、制御部40は、図11に示すように、後述する判定条件(1)〜(21)のいずれかを満たす場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると判定する判定処理(図11のS10)と、判定処理によってエアフィルタ33が目詰まりしていると判定された場合(S10のYes)にオペレーションボックス32に設けられた表示ランプ34(報知部)を点灯させる報知処理(図11のS20)と、を実行する。表示ランプ34が点灯することで、エアフィルタ33が目詰まりしていることを使用者に報知することができる。
制御部40は、以下の判定条件(1)〜(21)を単独で用いたり、適宜組み合わせたりすることで、判定処理を行うことができる。次に、判定条件(1)〜(21)及び各判定条件による判定を行うための構成について説明する。報知処理を行うための表示ランプ34は、図17に示すように、制御部40と電気的に接続されている。また、冷却貯蔵庫10は、判定条件(1)〜(21)による各判定を行うための各センサを備える。判定条件(1)〜(21)による各判定を行うための各センサは、具体的には、凝縮器温度センサ51、庫内温度センサ29、周囲温度センサ30、扉開閉検知センサ53、風速センサ54、風量センサ55、モータ温度センサ56、凝縮器入口温度センサ57、凝縮器出口温度センサ58、圧縮機温度センサ59、色センサ60、光反射率センサ61、光透過率センサ62、距離センサ63、重量センサ64、圧力センサ65、圧縮機出口温度センサ66、圧縮機入口温度センサ67、高圧圧力センサ68、低圧圧力センサ69、冷却器出口温度センサ52、冷媒流量センサ71、冷媒流速センサ72、及び凝縮器入口圧力センサ73であり、これら各センサは、図17に示すように、制御部40とそれぞれ電気的に接続されている。各センサの機能及び設置態様については後述する。
判定条件(1):凝縮器温度センサ51の測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したこと。
凝縮器温度センサ51は、図2に示すように、凝縮器21の中間部(凝縮器21を構成する冷媒配管の中間部)に取り付けられており、凝縮器21の温度を測定可能な構成となっている。図12に示すように、凝縮器温度センサ51の測定温度が規定温度(例えば42℃)以上である状態が規定時間T2(例えば5分)継続すると、制御部40は、表示ランプ34を動作させる。エアフィルタ33が目詰まりすると、凝縮器ファン21Aによる凝縮器21の冷却が妨げられるため、凝縮器21の温度が上昇する。このため、凝縮器温度センサ51の測定温度に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
凝縮器ファン21Aのモータ21Bは、例えば、DCモータとされ、制御部40からの信号(指示回転数)に基づいて回転数を変更することが可能となっている。本実施形態では、図14に示すように、凝縮器温度センサ51の温度が増速規定温度以上である状態が規定時間T8(例えば10秒)継続すると、制御部40は凝縮器ファン21Aのモータ21Bに対する指示回転数を一段階増やす構成となっている。これにより、凝縮器温度センサ51の温度が上昇すると、凝縮器ファン21Aの回転数が増加し、凝縮器21の温度を下げる構成となっている。ここで、増速規定温度を超えると、凝縮器ファン21Aの回転数が増加し、エアフィルタ33を通過する空気の量が増えることから、エアフィルタ33がより目詰まりし易くなる。このため、判定条件(1)における規定値を、例えば増速規定温度(例えば42℃)にすると好適である。なお、制御部40は、凝縮器温度センサ51の温度が減速規定温度(例えば39℃)以下である状態が規定時間T9(例えば10秒)継続すると、凝縮器ファン21Aのモータ21Bの指示回転数を一段階減らす構成となっている。
次の判定条件(1−1)〜(1−7)は、判定条件(1)と併用することでエアフィルタ33の目詰まり判定の精度をより高くする判定条件である。
判定条件(1−1):庫内温度センサ29の測定温度が規定値以下であること。
貯蔵室11の温度が高いと、エアフィルタ33が目詰まりしていない場合であっても凝縮器21の温度が高くなる。このため、上記判定条件(1−1)を含むことで、貯蔵室11の温度が高い場合に目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
判定条件(1−2):周囲温度センサ30の測定温度と凝縮器温度センサ51の測定温度との差が規定値以上であること。
周囲温度センサ30は、図1の破線に示すように、例えば、オペレーションボックス32内に収容されており、機械室14内の温度(凝縮器21の周囲温度)を検出可能な構成となっている。凝縮器21の周囲温度が高いとエアフィルタ33が目詰まりしていない状態であっても凝縮器21の温度が高くなる。このため、上記判定条件(1−2)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず機械室14内の温度が高い場合に、エアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。判定条件(1−2)の規定値は、例えば7℃で設定されるが、これに限定されない。なお、図12では、判定条件(1)、(1−1)、(1−2)の全てを満たした場合に、制御部40が、表示ランプ34を動作させる場合を例示している。また、判定条件(1−2)は、周囲温度センサ30の測定温度と凝縮器温度センサ51の測定温度との差が規定値以上である状態が規定時間継続したこととしてもよい。
判定条件(1−3):冷却器出口温度センサ52の測定温度が規定値以下であること。
冷却器出口温度センサ52は、図4に示すように、冷却器26の出口側(圧縮機22側)の冷媒配管に取り付けられ、冷却器26の出口温度(冷媒の温度)を測定可能な構成となっている。貯蔵室11内の温度上昇などに伴って冷却器26の出口温度(冷媒の温度)が高くなると、エアフィルタ33が目詰まりしていない場合であっても凝縮器21の温度が高くなる。このため、上記判定条件(1−3)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず冷却器26の出口温度が高い場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
判定条件(1−4):扉開閉検知センサ53が扉16の閉状態を検知していること。
扉開閉検知センサ53は、図1の破線で示すように、箱体12の開口縁部に設けられたドアスイッチとされ、扉16の開閉を検知可能な構成となっている。扉16において扉開閉検知センサ53に対応する箇所には、磁石53Aが設けられている。これにより、扉16が閉状態では扉開閉検知センサ53がオンになる。これにより、制御部40は、扉開閉検知センサ53がオンである場合に、扉16が閉状態であることを検知可能となっている。扉16が開いていると、貯蔵室11の温度が上昇し、エアフィルタ33が目詰まりしていない場合であっても、凝縮器21の温度が高くなる。このため、上記判定条件(1−4)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず扉16が開いている場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
判定条件(1−5):庫内温度センサ29の測定温度が下降中であること。
扉16が開かれている場合などには貯蔵室11の温度が上昇し、凝縮温度が高くなることから、エアフィルタ33が目詰まりしていない場合であっても、凝縮器21の温度が高くなる。庫内温度センサ29の測定温度が設定温度上限(例えば庫内設定温度+1.7℃)から設定温度下限(例えば庫内設定温度−2.0℃)まで下降中である状態(図12のT2参照)とは、貯蔵室11内が比較的適切な温度で維持され、温度上昇の要因がない状態であると考えることができる。このため、上記判定条件(1−5)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず貯蔵室11の温度が上昇している場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。
判定条件(1−6):圧縮機22が動作している状態の凝縮器温度センサ51の測定温度と圧縮機22が停止している状態の凝縮器温度センサ51の測定温度との差が規定値以上であること。
凝縮器21の周囲温度が高いと凝縮器21の温度が高くなる。また、オフサイクルデフロスト時のように、圧縮機22が停止している状態では圧縮機22及び凝縮器21からの排熱がないから、圧縮機22が停止している状態の凝縮器温度センサ51の測定温度は、凝縮器21の周囲温度と見なすことができる。このため、上記判定条件(1−6)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず周囲温度が高い場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。また、判定条件(1−6)によれば、周囲温度センサ30を用いることなく周囲温度を測定できるので、周囲温度センサ30を備えていなくてもよい。また、圧縮機22が停止している状態の周囲温度に基づいてエアフィルタ33の目詰まり判定を行うことができるので、周囲温度が圧縮機22や凝縮器21の排熱の影響を受ける事態を抑制でき、より精度の高い目詰まり判定を行うことができる。
判定条件(1−7):圧縮機22が停止した時点の凝縮器温度センサ51の測定温度と、その直後に凝縮器温度センサ51の測定温度が一定になった時点での凝縮器温度センサ51の測定温度との差が規定値以上であること。
凝縮器21の周囲温度が高いと凝縮器21の温度が高くなる。また、圧縮機22が停止している状態では圧縮機22及び凝縮器21からの排熱がないから、圧縮機22が停止した直後に凝縮器温度センサ51の測定温度が一定になった時点での凝縮器温度センサ51の測定温度は、凝縮器21の周囲温度と見なすことができる。このため、上記判定条件(1−7)を含むことで、エアフィルタ33が目詰まりしておらず周囲温度が高い場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定する事態を抑制できる。そして、上記判定条件(1−7)によれば、圧縮機22が停止した直後の凝縮器温度センサ51の測定温度が一定になった時点で判定処理を行うことができるので、判定処理を行う時点での凝縮器21の周囲温度に基づいた判定処理を行うことができる。なお、凝縮器温度センサ51の測定温度が一定になった状態とは、測定温度が所定時間同じ値になった状態のことである。
これについて、図16を用いて詳しく説明する。図16に示すように、デフロスト時(図16のT13参照)には、圧縮機22を停止させることから、凝縮器21の排熱がない。このため、凝縮器温度センサ51の測定温度は、圧縮機22停止直後から低下し、周囲温度と同じ温度になり、その後圧縮機22が動作するまでは、周囲温度と同じ一定の値となる。つまり、凝縮器温度センサ51によって周囲温度を測定することができる。エアフィルタ33が目詰まりしている場合には、凝縮器温度センサ51の温度は次第に上昇していく。このため、エアフィルタ33が目詰まりしている場合における圧縮機22が停止した時点の凝縮器温度センサ51の測定温度と、その直後に凝縮器温度センサ51の測定温度が(規定時間だけ)一定になった時点での凝縮器温度センサ51の測定温度との差DT2は、エアフィルタ33が目詰まりしていない場合における圧縮機22が停止した時点の凝縮器温度センサ51の測定温度と、その直後に凝縮器温度センサ51の測定温度が(規定時間だけ)一定になった時点での凝縮器温度センサ51の測定温度との差DT1よりも大きくなる。
上記判定条件(1−7)によれば、制御部40は、凝縮器温度センサ51の測定温度が周囲温度と同じ温度になった時点で判定処理を実行することができる。このため、判定処理を実行する時点での周囲温度に基づいてエアフィルタ33の目詰まりを判定することができる。仮に、圧縮機22停止時に凝縮器温度センサ51によって周囲温度を測定し、その後、周囲温度と圧縮機22動作時の凝縮器温度センサ51の測定温度とを比較する場合には、周囲温度を測定した時点と、比較する時点での周囲温度が異なる事態があり、エアフィルタ33の目詰まり判定を正しく行えない場合が懸念される。上記判定条件(1−7)によれば、このような事態を抑制することができる。なお、上記説明では、デフロスト時に圧縮機22を停止させる場合を例示したが、判定条件(1−7)は、デフロスト時に限定されず、圧縮機22を停止する場合に適用可能である。なお、デフロスト時には、凝縮器ファン21Aが動作することにより、凝縮器温度センサ51の測定温度は、より早く周囲温度と同じ値になり易い。
判定条件(2):凝縮器ファン21Aを回転駆動させるモータ21Bの回転数に基づいた判定条件2A又は判定条件2Bのうちいずれか一方の判定条件を満たすこと。
モータ21Bがインバータ制御などによって回転数が制御可能なモータであって、且つモータ21Bに対する指示回転数が増加可能である場合(言い換えると指示回転数が上限値未満である場合)において、エアフィルタ33の目詰まりに伴って凝縮器21の温度が上昇すると、制御部40は、モータ21Bの回転数を高くする(指示回転数を高くする)ことで凝縮器21の温度を下げようとする。このため、モータ21Bに対する指示回転数が増加可能である場合においては、モータ21Bの実回転数が規定値以上となった状態が規定時間以上継続した場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる(判定条件2A)。
また、エアフィルタ33が目詰まりした際には、エアフィルタ33を通過する空気の流れが妨げられる結果、凝縮器ファン21Aが回転する際の空気抵抗が大きくなる。このため、モータ21Bの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合に、エアフィルタ33が目詰まりすると、モータ21Bの指示回転数は、それ以上増やせない一方で、凝縮器ファン21Aの空気抵抗が大きくなることから、モータ21Bの実回転数が低下する。このため、モータ21Bの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合には、図14に示すように、モータ21Bに対する指示回転数とモータ21Bの実回転数との差が規定値(例えば100rpm)以上である状態が規定時間T10(例えば5分)継続した場合において、エアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる(判定条件2B)。なお、モータ21Bの実回転数は、モータ21Bに搭載されたエンコーダによって取得することができる。
なお、本実施形態では、凝縮器温度センサ51の温度が増速規定温度以上となった状態が継続すると、モータ21Bの指示回転数が段階的に増え、モータ21Bの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)になる。また、仮にモータ21Bが定速のモータである場合において、エアフィルタ33が目詰まりした場合には、モータ21Bの指示回転数に対してモータ21Bの実回転数が低下することから、判定条件2Bに基づいてエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる。
次の判定条件(2−1)〜(2−4)は、判定条件(2)と併用することでエアフィルタ33の目詰まり判定の精度をより高くする条件であるが、判定条件(2−1)〜(2−4)の各々を単独で用いることで、エアフィルタ33の目詰まり判定を行うことも可能である。
判定条件(2−1):風速センサによって測定された凝縮器ファンの風速に基づいた判定条件を満たすこと。
判定条件(2−2):風量センサによって測定された凝縮器ファンの風量に基づいた判定条件を満たすこと。
風速センサ54は、図2の破線で示すように、例えば、凝縮器ファン21Aが備えるブラケットの内部に設けられており、凝縮器ファン21Aの風速を測定可能な構成となっている。風量センサ55は、図2の破線で示すように、例えば、凝縮器ファン21Aが備えるブラケットの内部に設けられており、凝縮器ファン21Aの風量を測定可能な構成となっている。なお、風速センサ54及び風量センサ55の設置箇所は、ブラケットの内部に限定されず、例えば、モータ21Bと圧縮機22の間に設置されていてもよい。
凝縮器ファン21Aの風速及び風量は、基本的にはモータ21Bの実回転数に比例するものであるから、モータ21Bの実回転数に基づいた判定条件(2)と同様の考え方で、凝縮器ファン21Aの風速又は風量に基づいてエアフィルタ33の目詰まりを判定することができる。つまり、モータ21Bに対する指示回転数が増加可能である場合においては、凝縮器ファン21Aの風速(又は風量)が規定値以上となった場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる。また、モータ21Bの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合には、凝縮器ファン21Aの風速(又は風量)が規定値以下となった場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる。なお、エアフィルタ33が目詰まりした場合には、モータ21Bの実回転数が一定であっても、空気の流れが妨げられることで、風速センサ54によって測定された風速及び風量センサ55によって測定された風量が低下することが考えられるが、このような事態であっても、凝縮器ファン21Aの風速(又は風量)が規定値以下となった場合にエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる。
判定条件(2−3):凝縮器ファン21Aを回転駆動させるモータ21Bに流れる電流が規定値以上である状態が規定時間継続したこと。
エアフィルタ33が目詰まりすると、凝縮器ファン21Aによる凝縮器21の冷却が妨げられるため、凝縮器21の温度が上昇する。この時、モータ21Bがインバータ制御などによって回転数が制御可能なモータであって、且つモータ21Bに対する指示回転数が増加可能である場合には、制御部40は、モータ21Bの回転数を高くすることで凝縮器21の温度を下げようとする。モータ21Bに流れる電流の大きさは、モータ21Bの回転数に比例しているから、モータ21Bに流れる電流に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
一方、モータ21Bの指示回転数が設定範囲の上限値(最高回転数)である場合(又は定速のモータ21Bを使用している場合)において、エアフィルタ33が目詰まりすると、凝縮器ファン21Aが回転する際の空気抵抗が大きくなるためモータ21Bに流れる電流が大きくなる。このため、モータ21Bに流れる電流に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(2−4):モータ温度センサ56の測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したこと。
モータ温度センサ56は、例えば、図2に示すようにモータ21Bのケースに設けられており、モータ21Bの温度を測定可能な構成となっている。エアフィルタ33が目詰まりすると、上述の通りモータ21Bに流れる電流が大きくなる。モータ21Bの温度は、モータ21Bの電流に比例するから、モータ温度センサ56の測定温度に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(3):凝縮器ファン21A(モータ21B)の回転数の積算値が規定値以上であること。
凝縮器ファン21Aの回転数の積算値が大きい程、エアフィルタ33を多くの空気が通過していることになるから、エアフィルタ33に埃などが溜まり易い。このため、図13に示すように、モータ21Bの回転数(凝縮器ファン21Aの回転数)の積算値に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、モータ21Bの回転数の積算値は、(モータ21Bの回転数)×(モータ21Bの運転時間)で求めることができる。制御部40は、例えば、前回表示ランプ34が消灯された時点を基準として、モータ21Bの回転数の積算値を算出する。
判定条件(4):凝縮器入口温度センサ57の測定温度と凝縮器出口温度センサ58の測定温度との差が規定値以下である状態が規定時間継続したこと。
図4に示すように、凝縮器入口温度センサ57は、凝縮器21を構成する冷媒配管の入口側に設けられ、凝縮器21の入口温度を測定可能な構成となっている。また、凝縮器出口温度センサ58は、凝縮器21を構成する冷媒配管の出口側に設けられ、凝縮器21の出口温度を測定可能な構成となっている。エアフィルタ33が目詰まりすると、凝縮器ファン21Aによる凝縮器21の冷却が妨げられるため、凝縮器21の入口温度と凝縮器21の出口温度の差が小さくなる。このため、凝縮器入口温度センサ57の測定温度と凝縮器出口温度センサ58の測定温度に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。また、凝縮器入口温度センサ57の測定温度と凝縮器出口温度センサ58の測定温度との温度差を用いる代わりに、凝縮器21を構成する冷媒配管の入口側の圧力と、凝縮器21を構成する冷媒配管の出口側の圧力との圧力差を用いてもよい。
判定条件(5):圧縮機温度センサ59の測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したこと。
図2に示すように、圧縮機温度センサ59は、圧縮機22のケースに設けられ、圧縮機22の温度を測定可能な構成となっている。エアフィルタ33と圧縮機22は、凝縮器ファン21Aの送風方向に沿って配列されており、凝縮器ファン21Aで生じる風がエアフィルタ33を通過して圧縮機22に送られるように配列されている。このため、圧縮機22は、凝縮器ファン21Aからの送風によって空冷される。エアフィルタ33が目詰まりすると、圧縮機22への送風が妨げられ、圧縮機22の温度が上昇し易くなる。このため、圧縮機温度センサ59の測定温度に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。図15に示すように、圧縮機22が動作している間は、圧縮機22の温度が上昇する。そして、エアフィルタ33が目詰まりすると、圧縮機22の冷却が妨げられることから、圧縮機22の動作時における圧縮機22の温度上昇率は高くなる。このため、圧縮機温度センサ59の測定温度が規定値以上である状態が規定時間T11継続した場合に、制御部40は、エアフィルタ33が目詰まりしていると判定し、表示ランプ34を点灯させる。なお、圧縮機22の温度は周囲温度が高い程、高くなり易い。このため、記憶部43には、予め実験によって求められた判定条件(5)の測定温度の規定値と周囲温度との対応関係がデータとして記憶されており、制御部40は、判定条件(5)の測定温度の規定値を、上記データと周囲温度センサ30の測定値に基づいて適宜設定する。
判定条件(6):圧縮機22の連続運転時間が規定値以上であること。
本実施形態では、庫内設定温度を目標値として圧縮機22及び凝縮器ファン21Aの動作又は停止を行う。具体的には、図12に示すように庫内設定温度には、上限(図12の設定温度上限)と下限(設定温度下限)が設定され、庫内温度センサ29の値が上限と下限の間になるように圧縮機22及び凝縮器ファン21Aを制御する。エアフィルタ33が目詰まりすると、冷却サイクル19の冷却効率が低下することから、庫内設定温度まで温度が下がり難くなり、その結果、冷却サイクル19(ひいては圧縮機22)の連続運転時間が長くなる。このため、圧縮機22の連続運転時間に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、周囲温度が高いと、庫内設定温度に達するまでに時間が掛かることから、圧縮機22の連続運転時間は多くなる。このため、制御部40は、判定条件(6)の連続運転時間の規定値を、例えば、圧縮機22の動作開始時における周囲温度センサ30の測定値に基づいて決定する。また、制御部40は、圧縮機22の連続運転時間を取得した後、周囲温度センサ30の測定値に基づいて連続運転時間の規定値を決定し、その時点で判定条件(6)を満たしているか否かを判定してもよい。
判定条件(7):圧縮機22の回転数が規定値以上である状態が規定時間継続したこと。
圧縮機22は、例えば、インバータモータによって駆動される方式のものであり、回転数の制御が可能な構成とされる。制御部40は、庫内設定温度と庫内検知温度センサ29の測定温度(庫内温度)との差が小さくなるにつれて、圧縮機22の回転数を段階的に落とすように制御する。エアフィルタ33が目詰まりすると、冷却サイクル19の冷却効率が低下することから、庫内(貯蔵室11内)温度が下がり難く、庫内設定温度に近づき難くなることから、圧縮機22の回転数が高くなり易い。このため、圧縮機22の回転数に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。また、周囲温度が高いと、庫内温度が下がり難いことから、圧縮機22の回転数は高くなり易い。このため、記憶部43には、予め実験によって求められた判定条件(7)の回転数の規定値と周囲温度との対応関係がデータとして記憶されており、制御部40は、判定条件(7)の回転数の規定値を、上記データと周囲温度センサ30の測定値に基づいて適宜設定する。
判定条件(8):色センサ60によって識別されたエアフィルタ33の色が規定の色になること。
図2に示すように、フロントパネル14Aの裏側には、エアフィルタ33の色を識別可能な色センサ60が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、埃や汚れなどによってエアフィルタ33の色が変化する。このため、エアフィルタ33の色が規定の色になることでエアフィルタ33が目詰まりしていると判定することができる。規定の色は冷却貯蔵庫10の使用環境に基づいて適宜設定される。例えば、油がエアフィルタ33に付きやすい環境であれば、エアフィルタ33が油の色(例えば茶色)になった時点でエアフィルタ33が目詰まりしたと判定すればよく、埃がエアフィルタ33に付きやすい環境であれば、エアフィルタ33が埃の色(例えば白色)になった時点でエアフィルタ33が目詰まりしたと判定すればよい。また、油や埃の影響によってエアフィルタ33が本来の色でなくなった場合にエアフィルタ33が目詰まりしたと判定してもよい。なお、色センサ60としては、例えば、赤色、緑色及び青色にそれぞれ感度をもつ3種類のフォトダイオードを備えるRGBカラーセンサーを用いることができるが、これに限定されない。
判定条件(9):光反射率センサ61によって測定されたエアフィルタ33の光反射率が、規定値以下となること。
図6に示すように、エアフィルタ33の前側には、光反射率センサ61が設けられ、光反射率センサ61は、エアフィルタ33に向けて光を出射可能な投光部61Aと、エアフィルタ33で反射した光を受ける受光部61Bと、を備える。これにより、光反射率センサ61は、エアフィルタ33の光反射率を測定可能な構成となっている。エアフィルタ33が目詰まりすると、エアフィルタ33の光反射率が低下する。このため、エアフィルタ33の光反射率に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、光反射率センサ61としては、例えば、拡散反射形の光電センサを用いることができるが、これに限定されない。
判定条件(10):光透過率センサ62によって測定されたエアフィルタ33の光透過率が、規定値以下となること。
図7に示すように、光透過率センサ62は、エアフィルタ33に向けて光を出射可能な投光部62Aと、エアフィルタ33で反射した光を受ける受光部62Bと、を備える。投光部62A及び受光部62Bは、エアフィルタ33を前後から挟む形で配されている。これにより、光透過率センサ62は、エアフィルタ33の光透過率を測定可能な構成となっている。なお、光透過率センサ62を備える構成では、エアフィルタ33と凝縮器21の間に受光部62Bを配置するためのスペースが設けられる。エアフィルタ33が目詰まりすると、エアフィルタ33の光透過率が低下する。このため、エアフィルタ33の光透過率に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、光透過率センサ62としては、例えば、光透過形の光電センサを用いることができるが、これに限定されない。
判定条件(11):距離センサ63によって測定されたエアフィルタ33の表面までの距離が、規定値以下となること。
図8に示すように、距離センサ63は、エアフィルタ33の前側に配され、エアフィルタ33の表面までの距離を測定可能な構成となっている。エアフィルタ33が目詰まりすると、エアフィルタ33の表面に埃33Bなどが堆積する(エアフィルタ33の厚さが大きくなる)ことから、目詰まりしていない状態と比べて、エアフィルタ33の表面と距離センサ63の距離は小さくなる。このため、距離センサ63によって測定された距離に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、距離センサ63としては、例えば、レーザセンサを用いることができる。
判定条件(12):重量センサ64によって測定されたエアフィルタ33の重量が、規定値以上となること。
図9に示すように、ユニット台23においてエアフィルタ33の載置面には、エアフィルタ33の重量を測定可能な重量センサ64が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、エアフィルタ33の表面に埃などが堆積することから、エアフィルタ33の重量は増加する。このため、重量センサ64によって測定されたエアフィルタ33の重量に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(13):圧力センサ65によって測定された凝縮器21と凝縮器ファン21Aの間に配された空間S1の圧力が、規定値以下となること。
図6に示すように、凝縮器21と凝縮器ファン21Aの間に配された空間S1(例えば凝縮器ファン21Aのベルマウス内)には、圧力を測定可能な圧力センサ65が配されている。エアフィルタ33が目詰まりすると、エアフィルタ33を通じて凝縮器21側に吸引される空気量が減少する。この結果、凝縮器21と凝縮器ファン21Aの間に配された空間S1の圧力(静圧)が低下する。このため、圧力センサ65によって測定された空間S1の圧力に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(14):圧縮機出口温度センサ66によって測定された圧縮機22の出口温度が、規定値以上となること。
図4に示すように、圧縮機22の出口側の冷媒配管には、圧縮機22の出口温度を測定可能な圧縮機出口温度センサ66が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、圧縮機22の出口温度が上昇するため、これに基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(15):圧縮機入口温度センサ67によって測定された圧縮機22の入口温度が、規定値以上となること。
図4に示すように、圧縮機22には、圧縮機22の入口温度を測定可能な圧縮機入口温度センサ67が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、圧縮機22の入口温度が上昇するため、これに基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(16):高圧圧力センサ68によって測定された高圧圧力が、規定値以上となること。
判定条件(17):低圧圧力センサ69によって測定された低圧圧力が、規定値以上となること。
図4に示すように、圧縮機22の出口側の冷媒配管には、冷却サイクル19の高圧圧力を測定可能な高圧圧力センサ68が設けられている。また、圧縮機22の入口側の冷媒配管には、冷却サイクル19の低圧圧力を測定可能な低圧圧力センサ69が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、高圧圧力及び低圧圧力が上昇するため、高圧圧力又は低圧圧力に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。
判定条件(18):冷却器26における冷媒の過熱度が規定値以上となること。
エアフィルタ33が目詰まりすると、凝縮器ファン21Aによる凝縮器21の冷却が妨げられるため、凝縮器21から冷却器26に向かう冷媒の温度が高くなり、冷却器26における過熱度が高くなる。このため、過熱度に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。過熱度は、図4に示す冷却器出口温度センサ52と冷却器入口温度センサ70の測定温度の差によって算出することができる。なお、冷却器入口温度センサ70は、図4に示すように、冷却器26の入口側の冷媒配管に取り付けられ、冷却器26の入口温度(冷媒の温度)を測定可能な構成となっている。また、冷却器入口温度センサ70の測定温度を用いる代わりに低圧圧力センサ69で測定された圧力における冷媒の飽和温度を用いて過熱度を算出してもよい。
判定条件(19):冷媒流量センサ71によって測定された冷媒の循環量が規定値以上となること。
判定条件(20):冷媒流速センサ72によって測定された冷媒の流速が規定値以上となること。
判定条件(21):冷却サイクル19における冷媒の圧力損失が規定値以上となること。
図4に示すように、冷却サイクル19を構成する冷媒配管には、冷却サイクル19における冷媒の循環量を測定可能な冷媒流量センサ71が設けられている。また、冷却サイクル19を構成する冷媒配管には、冷却サイクル19における冷媒の流速を測定可能な冷媒流速センサ72が設けられている。エアフィルタ33が目詰まりすると、冷媒の循環量が多くなる。このため、冷媒の循環量に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。また、冷媒の循環量が多くなると、冷媒の流速が高くなる。このため、冷媒の流速に基づいてエアフィルタが目詰まりしているか否かを判定することができる。さらに、冷媒の流速が高くなると、冷媒配管内における冷媒の圧力損失が高くなる。このため、冷媒の圧力損失に基づいてエアフィルタ33が目詰まりしているか否かを判定することができる。なお、冷媒の圧力損失は、冷却サイクル19を構成する冷媒配管において低圧側の2点間(又は高圧側の2点間)の圧力差であり、例えば、図4に示すように、凝縮器21を構成する冷媒配管の入口側に設けられた凝縮器入口圧力センサ73の測定値と高圧圧力センサ68の測定値の差を計算することで求めることができる。
次に、第1タイマ44及び第2タイマ45に係る制御部40の動作について説明する。図3に示すように、オペレーションボックス32の操作部42を構成するボタンの一つは、報知処理を終了するためのリセットボタン42A(動作停止部)とされる。使用者によってリセットボタン42Aが押圧される(図12のP3参照)と、制御部40は、図12に示すように、表示ランプ34を消灯(報知部の動作を停止)させ、第1タイマ44及び第2タイマ45をリセットする。
また、制御部40は、図12に示すように、表示ランプ34が消灯されてから規定時間T1(例えば1週間)の間は、報知処理を実行しないものとされる。具体的には、第1タイマ44は、規定時間T1が経過するとオンとなるように設定されている。制御部40は、第1タイマ44がオンの場合且つ上記判定条件(1)〜(21)のいずれかを満たした場合に表示ランプ34を点灯させる。表示ランプ34が消灯された時点では、使用者によってエアフィルタ33が清掃された可能性が高い。このため、規定時間T1の間は、エアフィルタ33が目詰まりする可能性は低いと考えることができる。このため、規定時間T1の間は、報知処理を実行しないことで、エアフィルタ33が目詰まりしていると誤判定して報知処理を実行する事態を抑制できる。また、図12に示すように、第1タイマ44のカウントは冷却貯蔵庫10の電源がオンされるのと同時にスタートする。このため、制御部40は、冷却貯蔵庫10の電源がオンされてから、規定時間T1の間は報知処理を実行しない。
また、制御部40は、図12に示すように、表示ランプ34が点灯してから(報知処理が実行されてから)規定時間T4(例えば24時間)経過後に、表示ランプ34を消灯させる。これにより、使用者がリセットボタン42Aを押して、表示ランプ34を消灯させる必要がない。また、制御部40は、図12に示すように、表示ランプ34が消灯されてから規定時間T3(例えば2週間)経過後に、表示ランプ34を動作させる。具体的には、第2タイマ45は、規定時間T3経過するとオンとなり、表示ランプ34が消灯されることでリセットされる構成となっている。制御部40は、第2タイマ45がオンになった場合には、上記判定条件に関わらず表示ランプ34を点灯させる。表示ランプ34を定期的に動作させることで、エアフィルタ33の清掃を定期的に使用者に促すことができる。
また、図10に示すように、エアフィルタ33(より具体的にはエアフィルタの網部を支持する骨格部分)には、磁石33Aが埋設され、ユニット台23には、磁石33Aの接近を検知する近接センサ23Aが設けられている。近接センサ23Aは、制御部40と電気的に接続されており、近接センサ23A(エアフィルタ取付検知センサ)によってエアフィルタ33が凝縮器21を覆う形で取り付けられていることを検知することができる。制御部40は、図12に示すように、近接センサ23Aがオンになると、第1タイマ44及び第2タイマ45をリセットする。これにより、制御部40は、近接センサ23Aがオンになってから(エアフィルタが取り付けられたことをエアフィルタ取付検知センサが検知してから)規定時間T3経過後に、表示ランプ34を点灯させる構成となっている。エアフィルタ33が取り付けられた時点では、使用者によってエアフィルタ33が清掃されている可能性が高い。このため、エアフィルタ33が取り付けられたことを検知してから規定時間T3経過後に表示ランプ34を点灯させることで、前回のエアフィルタ33の清掃から規定時間T3経過後にエアフィルタ33の清掃を使用者に促すことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記判定条件(1)〜(21)、(1−1)〜(1−7)、(2−1)〜(2−4)における各規定値及び各規定時間はそれぞれ適宜設定可能である。なお、上記判定条件(1)〜(21)、(1−1)〜(1−7)、(2−1)〜(2−4)における各規定値及び各規定時間は、例えば、エアフィルタ33が目詰まりしている状態と、目詰まりしていない状態でそれぞれ冷却貯蔵庫10を試験的に動作させ、その結果に基づいて決定することができる。
(2)上記実施形態では、報知部として表示ランプ34を例示したが、これに限定されない。報知部は、音を発したり、表示部41に文字を表示したりすることでエアフィルタ33の目詰まりを報知する構成としてもよい。
(3)制御部40は、上記判定条件(1)〜(21)のうち、少なくとも一つの判定条件を用いて判定処理を実行する構成であればよく、冷却貯蔵庫10は、少なくとも一つの判定条件を実行するために必要な構成のみを備えていてもよい。
(4)冷却貯蔵庫は冷却サイクル及びエアフィルタを複数備えていてもよい。このような場合は、全ての冷却サイクルで判定条件を満たす場合にエアフィルタが目詰まりしていると判定してもよい。
10…冷却貯蔵庫、11…貯蔵室、12…箱体、14…機械室、16…扉、19…冷却サイクル、21…凝縮器、21A…凝縮器ファン、21B…モータ、22…圧縮機、23A…近接センサ(エアフィルタ取付検知センサ)、26…冷却器、29…庫内温度センサ、30…周囲温度センサ、33…エアフィルタ、34…表示ランプ(報知部)、40…制御部、42A…リセットボタン(動作停止部)、51…凝縮器温度センサ、52…冷却器出口温度センサ、53…扉開閉検知センサ、54…風速センサ、55…風量センサ、56…モータ温度センサ、57…凝縮器入口温度センサ、58…凝縮器出口温度センサ、59…圧縮機温度センサ、60…色センサ、61…光反射率センサ、62…光透過率センサ、63…距離センサ、64…重量センサ、65…圧力センサ、66…圧縮機出口温度センサ、67…圧縮機入口温度センサ、68…高圧圧力センサ、69…低圧圧力センサ、71…冷媒流量センサ、72…冷媒流速センサ、S1…空間

Claims (35)

  1. 貯蔵物が配される貯蔵室を有する箱体と、
    機械室と、
    冷却サイクルを構成し、前記貯蔵室を冷却することが可能な冷却器と、
    前記機械室に収容され、前記冷却サイクルを構成する凝縮器と、
    前記機械室に収容され、前記冷却サイクルを構成する圧縮機と、
    前記機械室に収容され、前記凝縮器を覆うエアフィルタと、
    前記機械室に収容され、前記凝縮器を冷却するための凝縮器ファンと、
    制御部と、
    前記エアフィルタが目詰まりしていることを報知可能な報知部と、
    前記報知部の動作を停止させることが可能な動作停止部と、
    第1規定時間をカウントし、前記第1規定時間が経過するとオフ状態からオン状態となるように設定されている第1タイマと、を備え、
    前記制御部は、
    予め定められた判定条件を満たす場合に前記エアフィルタが目詰まりしていると判定する判定処理を実行し、
    前記動作停止部によって前記報知部の動作が停止されると、前記第1タイマを前記オフ状態にして前記第1規定時間のカウントをリセットし、
    前記第1タイマが前記オン状態の場合且つ前記判定処理によって前記エアフィルタが目詰まりしていると判定された場合に前記報知部を動作させる報知処理を実行する一方、
    前記第1タイマが前記オフ状態の場合には、前記判定処理によって前記エアフィルタが目詰まりしていると判定された場合であっても前記報知処理を実行しない冷却貯蔵庫。
  2. 前記凝縮器の温度を測定可能な凝縮器温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記凝縮器温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記貯蔵室の温度を測定可能な庫内温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記庫内温度センサの測定温度が規定値以下であることを含む請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記凝縮器の周囲温度を測定可能な周囲温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記凝縮器温度センサの測定温度と前記周囲温度センサの測定温度との差が規定値以上であること又は規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項2又は請求項3に記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記冷却器の出口温度を測定可能な冷却器出口温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記冷却器出口温度センサの測定温度が規定値以下であることを含む請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  6. 前記箱体に設けられ、前記貯蔵室を開閉可能な扉と、
    前記扉の開閉を検知可能な扉開閉検知センサと、を備え、
    前記判定条件は、
    前記扉開閉検知センサが前記扉の閉状態を検知していることを含む請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  7. 前記貯蔵室の温度を測定可能な庫内温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記庫内温度センサの測定温度が下降中であることを含む請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  8. 前記判定条件は、
    前記圧縮機が動作している状態の前記凝縮器温度センサの測定温度と前記圧縮機が停止している状態の前記凝縮器温度センサの測定温度との差が規定値以上であることを含む請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  9. 前記判定条件は、
    前記圧縮機が停止した時点の前記凝縮器温度センサの測定温度と、
    その直後に前記凝縮器温度センサの測定温度が一定になった時点での前記凝縮器温度センサの測定温度との差が規定値以上であることを含む請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  10. 前記判定条件は、
    前記凝縮器ファンを回転駆動させるモータの回転数に基づいた判定条件を含む請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  11. 前記判定条件は、
    前記凝縮器ファンを回転駆動させるモータに流れる電流が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  12. 前記凝縮器ファンの風速を測定可能な風速センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記風速センサによって測定された風速に基づいた判定条件を含む請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  13. 前記凝縮器ファンの風量を測定可能な風量センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記風量センサによって測定された風量に基づいた判定条件を含む請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  14. 前記凝縮器ファンを回転駆動させるモータの温度を測定可能なモータ温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記モータ温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  15. 前記判定条件は、
    前記凝縮器ファンの回転数の積算値が規定値以上であることを含む請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  16. 前記凝縮器の入口温度を測定可能な凝縮器入口温度センサと、
    前記凝縮器の出口温度を測定可能な凝縮器出口温度センサと、を備え、
    前記判定条件は、
    前記凝縮器入口温度センサの測定温度と前記凝縮器出口温度センサの測定温度との差が規定値以下である状態が規定時間継続したことを含む請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  17. 前記エアフィルタと前記圧縮機は、前記凝縮器ファンの送風方向に沿って配列されており、
    前記圧縮機の温度を測定可能な圧縮機温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記圧縮機温度センサの測定温度が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  18. 前記判定条件は、
    前記圧縮機の連続運転時間が規定値以上であることを含む請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  19. 前記判定条件は、
    前記圧縮機の回転数が規定値以上である状態が規定時間継続したことを含む請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  20. 前記エアフィルタの色を識別可能な色センサを備え、
    前記判定条件は、前記色センサによって識別された前記エアフィルタの色が規定の色になることを含む請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  21. 前記エアフィルタの光反射率を測定可能な光反射率センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記光反射率センサによって測定された前記エアフィルタの光反射率が、規定値以下となることを含む請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  22. 前記エアフィルタの光透過率を測定可能な光透過率センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記光透過率センサによって測定された前記エアフィルタの光透過率が、規定値以下となることを含む請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  23. 前記エアフィルタの表面までの距離を測定可能な距離センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記距離センサによって測定された前記エアフィルタの表面までの距離が、規定値以下となることを含む請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  24. 前記エアフィルタの重量を測定可能な重量センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記重量センサによって測定された前記エアフィルタの重量が、規定値以上となることを含む請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  25. 前記凝縮器は、前記エアフィルタと前記凝縮器ファンの間に配されており、
    前記凝縮器ファンは、前記エアフィルタを通じて吸引した空気を前記凝縮器に向かわせる構成であり、
    前記凝縮器と前記凝縮器ファンとの間の空間の圧力を測定可能な圧力センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記圧力センサによって測定された前記空間の圧力が、規定値以下となることを含む請求項1から請求項24のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  26. 前記圧縮機の出口温度を測定可能な圧縮機出口温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記圧縮機出口温度センサによって測定された前記圧縮機の出口温度が、規定値以上となることを含む請求項1から請求項25のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  27. 前記圧縮機の入口温度を測定可能な圧縮機入口温度センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記圧縮機入口温度センサによって測定された前記圧縮機の入口温度が、規定値以上となることを含む請求項1から請求項26のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  28. 前記冷却サイクルの高圧圧力を測定可能な高圧圧力センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記高圧圧力センサによって測定された高圧圧力が、規定値以上となることを含む請求項1から請求項27のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  29. 前記冷却サイクルの低圧圧力を測定可能な低圧圧力センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記低圧圧力センサによって測定された低圧圧力が、規定値以上となることを含む請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  30. 前記判定条件は、
    前記冷却器における冷媒の過熱度が規定値以上となることを含む請求項1から請求項29のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  31. 前記冷却サイクルにおける冷媒の循環量を測定可能な冷媒流量センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記冷媒流量センサによって測定された冷媒の循環量が規定値以上となることを含む請求項1から請求項30のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  32. 前記冷却サイクルにおける冷媒の流速を測定可能な冷媒流速センサを備え、
    前記判定条件は、
    前記冷媒流速センサによって測定された冷媒の流速が規定値以上となることを含む請求項1から請求項31のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  33. 前記判定条件は、
    前記冷却サイクルにおける冷媒の圧力損失が規定値以上となることを含む請求項1から請求項32のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  34. 前記制御部は、
    前記報知処理が実行されてから第2規定時間経過後に、前記報知部の動作を停止させる請求項1から請求項33のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
  35. 前記エアフィルタが前記凝縮器を覆う形で取り付けられていることを検知可能なエアフィルタ取付検知センサを備え、
    前記制御部は、
    前記エアフィルタが取り付けられたことを前記エアフィルタ取付検知センサが検知してから規定時間経過後に、前記報知部を動作させる請求項1から請求項34のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
JP2017109032A 2017-06-01 2017-06-01 冷却貯蔵庫 Active JP6917196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017109032A JP6917196B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017109032A JP6917196B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 冷却貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018204835A JP2018204835A (ja) 2018-12-27
JP6917196B2 true JP6917196B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=64956815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017109032A Active JP6917196B2 (ja) 2017-06-01 2017-06-01 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6917196B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020214939A1 (de) * 2020-11-27 2022-06-02 BSH Hausgeräte GmbH Kältegerät und Verfahren zur Erkennung einer Verschmutzung eines Verflüssigers eines Kältegeräts
CN114234364B (zh) * 2021-12-17 2023-04-25 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调过滤网脏堵判断方法、装置及空调器

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05137929A (ja) * 1991-11-25 1993-06-01 Mita Ind Co Ltd 防塵装置
JP3026428B2 (ja) * 1996-10-04 2000-03-27 サンデン株式会社 自動販売機
JP2000234845A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2002267310A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の制御装置
JP2004263989A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd フィルタ目詰検出装置
JP4535889B2 (ja) * 2005-01-20 2010-09-01 Necエンジニアリング株式会社 エアフィルタの目詰まり検出装置
JP2006230558A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sanden Corp 冷凍ショーケース
JP2007266087A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Meidensha Corp 筐体の防塵装置
JP2009127881A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Daiwa Industries Ltd 冷蔵庫
JP2014098523A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Fujitsu Ltd 冷却システム及びエアフィルタの目詰まり検出方法
JP2016121867A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 異常検知装置、空気調和装置、空気調和システム、空調制御装置、異常検知方法、空調制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018204835A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6917196B2 (ja) 冷却貯蔵庫
US20150302569A1 (en) Sensing system for a cooktop appliance with airflow protected sensor
JP2015218966A (ja) 冷却装置
JP2002228353A (ja) 冷却調理室
JP2012154526A (ja) 空気清浄機
EP2682694A1 (en) Refrigerator
JP6099267B2 (ja) ショーケースのドレン排水装置
KR101560680B1 (ko) 냉장고
JP6796797B2 (ja) ショーケース及び制御装置
JP4759406B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4621720B2 (ja) ガスコンロ
JP5800737B2 (ja) 空気調和機の室内機及び空気調和機
JP2009174815A (ja) 空調機の室内ユニット
JP7386285B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6024224B2 (ja) 冷凍,冷蔵ショーケースの防露ヒータ通電制御装置
JP2002235976A (ja) 冷蔵庫
JP6657032B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4983973B2 (ja) 空調システム
KR200472531Y1 (ko) 결로제거 가능한 쇼 케이스
JP2018009729A (ja) 冷却貯蔵庫
JP6657031B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6667383B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2014035904A (ja) 加熱調理器
JP5261099B2 (ja) 低温ショーケース
KR20100012663A (ko) 공기조화기 및 그 동작방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6917196

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150