JP3026428B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3026428B2
JP3026428B2 JP26444096A JP26444096A JP3026428B2 JP 3026428 B2 JP3026428 B2 JP 3026428B2 JP 26444096 A JP26444096 A JP 26444096A JP 26444096 A JP26444096 A JP 26444096A JP 3026428 B2 JP3026428 B2 JP 3026428B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵商品や冷凍商
品の販売を可能とした冷凍機内蔵の自動販売機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機には、圧縮機,凝縮
器,膨張手段及び蒸発器を少なくとも備えた冷凍機が内
蔵されており、蒸発器で冷却された空気を循環させるこ
とで庫内に収納された商品を所定温度で保冷することが
できる。
【0003】ところで、冷凍機を備えた自動販売機で
は、凝縮器や凝縮器用フィルタに塵埃が付着して目詰ま
りを生じると、凝縮器における熱交換が阻害されて冷却
効率が著しく低下する問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動販売機の取扱説明
書や自動販売機に張り付けられたステッカー等には、凝
縮器や凝縮器用フィルタの清掃を定期的に実施すべき旨
が掲載されているが、適当な清掃時期を外部から判断す
ることが難しく、自動販売機の設置環境に応じて清掃の
時間間隔が異なることも相俟って、実際のところは目詰
まり防止のための清掃が適正に実施されていない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、凝縮器や凝縮器用フィル
タの清掃時期を的確に報知できる自動販売機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、冷凍機を備えた自動販売機にお
いて、圧縮機運転時の凝縮器温度と圧縮機停止時の凝縮
器温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、圧縮機運転
時の検出温度から圧縮機運転時の凝縮器平均温度を算出
する第1の平均温度算出手段と、圧縮機停止時の検出温
度から圧縮機停止時の凝縮器平均温度を算出する第2の
平均温度算出手段と、算出された圧縮機運転時の凝縮器
平均温度と圧縮機停止時の凝縮器平均温度との温度差が
予め設定した基準温度差以上のときに目詰まりの判定を
下す目詰まり判定手段と、目詰まりの判定が下されたと
きにこれを報知する目詰まり報知手段とを具備した、こ
とをその特徴としている。
【0007】本発明に係る自動自動販売機によれば、圧
縮機運転時の凝縮器平均温度と圧縮機停止時の凝縮器平
均温度との差が予め設定した基準温度差以上のときに目
詰まり判定手段によって目詰まりの判定が下され、凝縮
器または凝縮器用フィルタに目詰まりを生じていること
が目詰まり報知手段によって報知される。
【0008】また、請求項3の発明は、冷凍機を備えた
自動販売機において、圧縮機運転時の凝縮器温度と圧縮
機停止時の凝縮器温度をそれぞれ検出する温度検出手段
と、圧縮機運転時の検出温度から圧縮機運転時の凝縮器
最高温度を検出する最高温度検出手段と、圧縮機停止時
の検出温度から圧縮機停止時の凝縮器最低温度を検出す
る最低温度検出手段と、検出された圧縮機運転時の凝縮
器最高温度と圧縮機停止時の凝縮器最低温度との温度差
が予め設定した基準温度差以上のときに目詰まりの判定
を下す目詰まり判定手段と、目詰まりの判定が下された
ときにこれを報知する目詰まり報知手段とを具備した、
ことをその特徴としている。
【0009】本発明に係る自動自動販売機によれば、圧
縮機運転時の凝縮器最高温度と圧縮機停止時の凝縮器最
低温度との差が予め設定した基準温度差以上のときに目
詰まり判定手段によって目詰まりの判定が下され、凝縮
器または凝縮器用フィルタに目詰まりを生じていること
が目詰まり報知手段によって報知される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には本発明を適用した自動販
売機の制御構成を示してある。図中の1は圧縮機、2は
凝縮器、3は凝縮器2に付設されたサーミスタ、4はキ
ャピラリチューブ、5〜7は蒸発器、8はマイコン、9
は目詰まり報知用の表示器、例えばLEDや液晶パネル
等である。
【0011】この自動販売機では、圧縮機1,凝縮器
2,キャピラリチューブ4及び蒸発器5〜7によって冷
凍機が構成されている。この冷凍機は、庫内の熱付加に
応じて圧縮機1の運転をオンオフ制御することにより、
庫内に収納された冷蔵商品や冷凍商品を予め設定した冷
蔵温度や冷凍温度で保冷することができる。自動販売機
の構造及び冷蔵,冷凍機能は周知のものと変わりないた
めここでの詳述を省略する。
【0012】冷凍機を構成する凝縮器2は自販機本体下
部の機械室内に設置されており、該凝縮器2の一面には
冷却ファン(図示省略)が対向配置され、他面には塵埃
捕獲のためのフィルタ(図示省略)が着脱自在に対向配
置されている。
【0013】マイコン8は目詰まり報知のためのプログ
ラムをメモリに格納しており、圧縮機1のオンオフ信号
とサーミスタ3の検出信号に基づいて、後に詳述する目
詰まり報知機能を実行する。
【0014】以下に、上述の自動販売機で実行される目
詰まり報知機能について、図2及び図3を参照して説明
する。
【0015】先に述べたように冷凍機の圧縮機1は庫内
の熱負荷に応じて運転と停止を繰り返すため、図2に示
すように、凝縮器温度は圧縮機運転時に上昇し圧縮機停
止時に外気温度近くまで下降するような温度変化を示す
ことになる。
【0016】自動販売機の主電源を投入した後は、サー
ミスタ3の検出信号に基づいて圧縮機運転時の凝縮器温
度を所定時間単位、例えば分単位でメモリに記憶すると
共に(図3(a)のステップSa1,Sa2)、圧縮機
停止時の凝縮器温度を同一の時間単位でメモリに記憶す
る(図3(a)のステップSa3,Sa4)。
【0017】一方、圧縮機1の運転が再開される度、換
言すれば2回目以降の運転が開始される度に(図3
(b)のステップSb1)、メモりに記憶されている前
回の圧縮機運転時における所定時間単位の凝縮器温度を
全て読み出し、その平均温度Trを算出すると共に(図
3(b)のステップSb2)、メモりに記憶されている
前回の圧縮機停止時における所定時間単位の凝縮器温度
を全て読み出し、その平均温度Tsを算出する(図3
(b)のステップSb3)。
【0018】続いて、圧縮機運転時の凝縮器平均温度T
rから圧縮機停止時の凝縮器平均温度Tsを減算してそ
の温度差ΔTを算出し(図3(b)のステップSb
4)、この温度差ΔTを、目詰まり判定のために予め設
定した基準温度差T1と比較する(図3(b)のステッ
プSb5)。
【0019】そして、温度差ΔT1がΔT≧T1となる
ときには目詰まりの判定を下すと共に、凝縮器用フィル
タに目詰まりが生じていることを表示器9によって報知
する(図3(b)のステップSb6)。ちなみに、表示
器9がLEDの場合には該LEDを点灯または点滅させ
て目詰まりを報知し、また、表示器9が液晶パネルの場
合には該液晶パネルに目詰まりのメッセージを表示す
る。
【0020】この目詰まり報知によって凝縮器用フィル
タの清掃が実施されれば、これ以後、圧縮機運転時の凝
縮器平均温度Trと圧縮機停止時の凝縮器平均温度Ts
との温度差ΔTはΔT<T1となるため、このときは先
の下した目詰まりの判定を解くと共に、表示器9による
目詰まりの報知を解除する(図3(b)のステップSb
7)。
【0021】このように、本実施形態の自動販売機によ
れば、凝縮器用フィルタの目詰まりを自動的に判定して
適当な清掃時期を的確に報知することができ、清掃時期
判断に伴う管理者サイドの負担を軽減し、ひいては目詰
まりを原因とした冷却効率の低下や冷却効率低下に伴う
ランニングコストの高騰を未然に防止できる。
【0022】しかも、凝縮器温度を検出するだけで上記
の目詰まり報知を行えるので、構成が複雑にならず、コ
スト面でも有利であると共に、冷凍機を備えた既存の自
動販売機にも目詰まり報知機能を比較的簡単に付加でき
る利点がある。
【0023】尚、上述の実施形態では、目詰まり報知の
解除を自動的に行うものを例示したが、専用の解除ボタ
ンを設け、該解除ボタンの押圧によって目詰まり報知の
解除を手動で行えるようにしてもよい。
【0024】また、上述の実施形態では、凝縮器用フィ
ルタを設けたものを例示したが、フィルタ要せず凝縮器
を直接清掃するタイプのものでも同様の効果を得ること
ができる。
【0025】更に、上述の実施形態では、圧縮機運転時
の凝縮器平均温度と圧縮機停止時の凝縮器平均温度との
温度差が予め設定した基準温度差以上のときに目詰まり
の判定を下すようにしたものを例示したが、圧縮機運転
時の凝縮器最高温度と圧縮機停止時の凝縮器最低温度を
それぞれ検出し、検出された圧縮機運転時の凝縮器最高
温度と圧縮機停止時の凝縮器最低温度との温度差が予め
設定した基準温度差以上のときに同様の目詰まりの判定
を下すようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
凝縮器や凝縮器用フィルタの目詰まりを自動的に判定し
て適当な清掃時期を的確に報知することができ、清掃時
期判断に伴う管理者サイドの負担を軽減し、ひいては目
詰まりを原因とした冷却効率の低下や冷却効率低下に伴
うランニングコストの高騰を未然に防止できる。しか
も、凝縮器温度を検出するだけで上記の目詰まり報知を
行えるので、構成が複雑にならず、コスト面でも有利で
あると共に、冷凍機を備えた既存の自動販売機にも目詰
まり報知機能を比較的簡単に付加できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の制御構成を示す図
【図2】圧縮機の運転状態と凝縮器温度の変化を示す図
【図3】目詰まり報知に係るフローチャート
【符号の説明】
1…圧縮機、2…凝縮器、3…サーミスタ、4…キャピ
ラリチューブ、5〜7…蒸発器、8…マイコン、9…表
示器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/10 101 F25B 49/02 570 F25B 11/00 101 F25B 23/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機を備えた自動販売機において、 圧縮機運転時の凝縮器温度と圧縮機停止時の凝縮器温度
    をそれぞれ検出する温度検出手段と、 圧縮機運転時の検出温度から圧縮機運転時の凝縮器平均
    温度を算出する第1の平均温度算出手段と、 圧縮機停止時の検出温度から圧縮機停止時の凝縮器平均
    温度を算出する第2の平均温度算出手段と、 算出された圧縮機運転時の凝縮器平均温度と圧縮機停止
    時の凝縮器平均温度との温度差が予め設定した基準温度
    差以上のときに目詰まりの判定を下す目詰まり判定手段
    と、 目詰まりの判定が下されたときにこれを報知する目詰ま
    り報知手段とを具備した、 ことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 目詰まりの判定が下された後、圧縮機運
    転時の凝縮器平均温度と圧縮機停止時の凝縮器平均温度
    との差が予め設定した基準温度差未満となったときに目
    詰まりの判定を解除する目詰まり判定解除手段を具備し
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 冷凍機を備えた自動販売機において、 圧縮機運転時の凝縮器温度と圧縮機停止時の凝縮器温度
    をそれぞれ検出する温度検出手段と、 圧縮機運転時の検出温度から圧縮機運転時の凝縮器最高
    温度を検出する最高温度検出手段と、 圧縮機停止時の検出温度から圧縮機停止時の凝縮器最低
    温度を検出する最低温度検出手段と、 検出された圧縮機運転時の凝縮器最高温度と圧縮機停止
    時の凝縮器最低温度との温度差が予め設定した基準温度
    差以上のときに目詰まりの判定を下す目詰まり判定手段
    と、 目詰まりの判定が下されたときにこれを報知する目詰ま
    り報知手段とを具備した、 ことを特徴とする自動販売機。
  4. 【請求項4】 目詰まりの判定が下された後、圧縮機運
    転時の凝縮器最高温度と圧縮機停止時の凝縮器最低温度
    との差が予め設定した基準温度差未満となったときに目
    詰まりの判定を解除する目詰まり判定解除手段を具備し
    た、 ことを特徴とする請求項3記載の自動販売機。
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