JPH0996474A - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents
コンテナ用冷凍装置Info
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- JPH0996474A JPH0996474A JP7253676A JP25367695A JPH0996474A JP H0996474 A JPH0996474 A JP H0996474A JP 7253676 A JP7253676 A JP 7253676A JP 25367695 A JP25367695 A JP 25367695A JP H0996474 A JPH0996474 A JP H0996474A
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Abstract
を表示可能にし、庫内温度の履歴全体を認識し得るよう
にする。 【解決手段】 庫内温度が設定温度に維持されるように
冷却運転を実行する。更に、庫内温度が設定温度に対し
て予め設定された偏差以上の冷却運転になると、偏差温
度と共に、偏差温度以上の冷却運転時間を単純積算した
積算時間を記憶する。加えて、積算表示の指令信号が入
力されると、記憶した積算時間と偏差温度とを読み出し
てセグメント表示部(7S)に表示する。
Description
置に関し、特に、庫内温度の履歴表示に係るものであ
る。
開平4−96033号公報に開示されているように、温
度記憶装置を備えているものがある。この温度記憶装置
は、庫内温度を検出する温度センサからの温度信号を増
幅等した後、サーボアンプを介して記録ペンのサーボモ
ータに入力させ、該記録ペンを駆動している。
内温度の履歴を記録するようにしている。
凍装置を備えた冷凍コンテナは、コンテナ船によって長
期間運搬されることになるが、上述した記録紙は、運搬
責任者が代わるたびに取り換えられることが一般であっ
た。
いると、荷物の受取者は、運搬時の状況を判別すること
ができず、つまり、運搬時の庫内温度の履歴を知ること
ができないので、受取時の荷物の品質を判別することが
できないという問題があった。
で、1の発明は、設定温度に対して所定偏差が生じた運
転時間を表示可能にし、庫内温度の履歴全体を認識し得
るようにすることを目的とするものである。
間を表示するようにして冷却状態の履歴を認識し得るよ
うにすることを目的とするものである。
庫内温度を記憶し、特に、平均庫内温度又はデフロスト
運転時のピーク温度を記憶して表示可能にし、庫内温度
の履歴全体を認識し得るようにすることを目的とするも
のである。
めに、図1に示すように、請求項1に係る発明が講じた
手段は、先ず、圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置を前提としている。そし
て、庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を
実行する冷却運転手段(62)が設けられている。更に、
庫内温度が設定温度に対して予め設定された偏差以上の
冷却運転になると、該偏差温度と共に、偏差温度以上の
冷却運転時間を単純積算した積算時間を記憶する積算記
憶手段(65)が設けられている。加えて、積算表示の指
令信号が入力されると、上記積算記憶手段(65)が記憶
した積算時間と偏差温度とを読み出して表示部(7S)に
表示する積算データ読出し手段(66)が設けられてい
る。
は、上記請求項1の発明の積算記憶手段(65)及び積算
データ読出し手段(66)に代えて、庫内温度が設定温度
に対して予め設定された偏差以上の冷却運転になると、
該偏差温度と共に、偏差温度以上の冷却運転時間が一定
時間継続するごとに該一定時間を積算した積算時間を記
憶する積算記憶手段(65)と、積算表示の指令信号が入
力されると、上記積算記憶手段(65)が記憶した積算時
間と偏差温度とを読み出して表示部(7S)に表示する積
算データ読出し手段(66)とが設けられている。
は、上記請求項1の発明と同様なコンテナ用冷凍装置を
前提としている。そして、庫内を急速に冷却する急速冷
却運転を実行するプルダウン運転手段(61)と、該プル
ダウン運転手段(61)による急速冷却運転の後に、庫内
温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行する
冷却運転手段(62)とが設けられている。加えて、上記
プルダウン運転手段(61)による急速冷却運転中の運転
時間と庫内温度とを表示部(7S)に所定時間ごとに交互
に表示させるための指令信号を出力するプルダウン表示
指令手段(64)が設けられている。
は、上記請求項1の発明と同様なコンテナ用冷凍装置を
前提としている。そして、庫内温度が設定温度に維持さ
れるように冷却運転を実行する冷却運転手段(62)と、
該冷却運転手段(62)による冷却運転中に蒸発器(43)
がフロストすると、冷却運転手段(62)に代ってデフロ
スト運転を実行するデフロスト運転手段(63)とが設け
られている。加えて、予め設定された時間間隔ごとに庫
内温度を記憶する手段であって、該庫内温度として時間
間隔の間における冷却運転手段(62)の冷却運転中の平
均庫内温度を記憶する温度記憶手段(67)が設けられて
いる。
は、上記請求項4の発明の温度記憶手段(67)に代え
て、予め設定された時間間隔ごとに庫内温度を記憶する
手段であって、該時間間隔の間にデフロスト運転手段
(63)のデフロスト運転中のピーク温度が生じると庫内
温度として該ピーク温度を記憶する温度記憶手段(67)
が設けられている。
は、上記請求項4の発明の温度記憶手段(67)に代え
て、予め設定された時間間隔ごとに庫内温度を記憶する
手段であって、該時間間隔の全体に亘ってデフロスト運
転手段(63)のデフロスト運転が継続し且つ時間間隔の
間にピーク温度が生じないと庫内温度として時間間隔の
間の平均庫内温度を記憶する温度記憶手段(67)が設け
られている。
は、上記請求項4から請求項6までの何れか1の発明に
おいて、温度表示の指令信号が入力されると、温度記憶
手段(67)が記憶した庫内温度を順次読み出して表示部
(7S)に表示する温度データ読出し手段(68)が設けら
れた構成としている。
急速冷却運転後の冷却運転時において、積算記憶手段
(65)が、所定偏差以上の運転時間を単純積算して記憶
している。例えば、設定温度に対して+1℃だけ高い偏
差温度が設定されている場合、この偏差温度を越えた運
転時間を単純積算する。
手段(65)は、所定偏差以上の運転時間が一定時間継続
するとこの一定時間ごとに積算して記憶している。例え
ば、設定温度に対して+1℃だけ高い偏差温度が設定さ
れている場合、5分ごとに積算することになる。
合、積算表示の指令信号を入力すると、表示部(7S)に
積算記憶手段(65)が記憶した積算時間と偏差温度とを
読み出して表示することになる。
ン運転手段(61)が急速冷却運転を実行すると、プルダ
ウン表示指令手段(64)が、指令信号を出力して表示部
(7S)に庫内温度と急速冷却運転時間とを交互に切り換
えて表示し、例えば、現在の庫内温度が“30℃”であ
り、且つプルダウン運転時間が124時間”である旨な
どを表示することになる。
手段(67)が、予め設定された時間間隔ごとの庫内温度
であって、冷却運転手段(62)の冷却運転中における庫
内温度として、時間間隔の間の平均庫内温度を記憶し、
例えば、30分ごとの平均庫内温度を記憶する。
手段(67)が、予め設定された時間間隔ごとの庫内温度
であって、デフロスト運転中における庫内温度として、
時間間隔の間にピーク温度が生じると該ピーク温度を記
憶する。
手段(67)が、予め設定された時間間隔ごとの庫内温度
であって、デフロスト運転中における庫内温度として、
時間間隔の間にピーク温度が生じないと該時間間隔の間
の平均庫内温度を記憶する。つまり、デフロスト運転中
の平均庫内温度をそのまま記憶する。
示の指令信号が入力されると、温度データ読出し手段
(68)が上記温度記憶手段(67)が記憶した庫内温度を
順次読み出して表示部(7S)に表示することになる。
通常の冷却運転中における設定温度に対する所定偏差の
運転時間であって単純積算時間とその偏差温度とを記憶
するようにし、その運転時間と偏差温度とを表示可能に
したために、荷物の受取り時等に庫内温度の履歴を知る
ことができる。特に、従来の記録紙のような取り換えが
行われることがないので、運搬中の全体の履歴を知るこ
とができるので、荷物の品質判定を正確に行うことがで
きる。
偏差を越えた運転時間を一定時間ごとに積算するように
したために、荷物の受取人等に不必要な情報を提供する
ことを少なくすることができる。つまり、単純積算した
場合、設定温度より外れた運転が長期間行われたかのよ
うな印象を与えることになる場合がある。これを一定時
間ごと積算することによって、一定の精度を保持しつつ
不必要な情報提供を防止することができる。
ダウン運転中ではプルダウン運転時間と庫内温度とを交
互に表示するようにしたために、荷物の受取人等は、荷
物の受取り時等に急速冷却運転中であれば、その急速冷
却運転時間を知ることができる。この結果、荷物の品質
判定を容易に行うことができる。
の冷却運転中における所定時間間隔の平均庫内温度を時
間間隔ごとに記憶するようにしたために、上記時間間隔
の間の一定の瞬時温度を記憶する場合に比して庫内状態
を正確に反映することができる。そして、請求項7に係
る発明によれば、平均庫内温度を読み出して表示するよ
うにしたために、庫内温度の履歴を正確に且つ迅速に知
ることができるので、荷物の品質判定を正確に行うこと
ができる。
ロスト運転のピーク温度を記憶するようにしたために、
正常な運転が行われたか否かを正確に判定することがで
きる。つまり、時間間隔の間の一定の瞬時温度を記憶す
るようにした場合、ピーク温度が記憶されない場合が生
ずる。一方、デフロスト運転は原則的に所定時間ごとに
行われるのでピーク温度が記憶されてないと、正常運転
が行われていなかったという誤解が生ずることになる
が、ピーク温度を必ず記憶するようにしているので、正
常運転が行われたか否かを正確に判定することができ
る。
の時間間隔の間でデフロスト運転が終了することなく続
行すると、平均庫内温度を記憶するようにしたために、
実際の庫内状態を正確に示すことができ、荷物の品質判
定を正確に行うことができる。
基づいて詳細に説明する。
(10)は、各種の荷物が積み込まれ、該荷物を冷却状態
のままコンテナ船やコンテナ車によって運搬するもので
ある。
(11)にコンテナ用冷凍装置(20)が取り付けられて構
成されており、コンテナ本体(11)は、一面(図2にお
ける左側の側面)が開口された矩形状の箱体に形成され
ている。
1)の開口面を閉鎖する蓋体を兼用しており、厚さが所
定薄さに形成されたケーシング(30)の内部に冷媒回路
(40)が収納されて構成されている。該ケーシング(3
0)は、本体壁(31)の内側に隔壁(32)が平行に取り
付けられて形成されており、該本体壁(31)は、断熱材
等で形成されてコンテナ本体(11)に密着固定されると
共に、下半部には、内側に凹む機器類の収納空間(33)
が形成されている。
間は、収納空間(33)の上方に位置して冷却空間部(3
4)が形成されると共に、収納空間(33)の内側に位置
して空気通路部(35)が冷却空間部(34)に連続して形
成されており、上記冷却空間部(34)の上端及び空気通
路部(35)の下端がそれぞれコンテナ本体(11)の内部
である庫内に連通している。
縮器(42)と膨張機構(4E)と蒸発器(43)とが順に接
続されて成り、圧縮機(41)及び凝縮器(42)が凝縮器
ファン(42-F)と共に収納空間(33)に設置され、蒸発
器(43)が蒸発器ファン(43-F)と共に冷却空間部(3
4)に設置されている。そして、上記冷媒回路(40)
は、圧縮機(41)で圧縮した冷媒を凝縮器(42)で凝縮
させ、膨張機構(4E)で減圧した後に蒸発器(43)で蒸
発させて圧縮機(41)に戻る循環を行わせる一方、コン
テナ本体(11)の庫内空気は冷却空間部(34)に流れて
蒸発器(43)で冷却された後、空気通路部(35)を流れ
てコンテナ本体(11)に吹き出し、庫内を冷却してい
る。
コントローラ(50)は、収納空間(33)に設置されてお
り、圧縮機(41)の容量等を制御して庫内温度が設定温
度になるようにしており、該コントローラ(50)は、図
4に示すように、中央制御部であるCPU(60)に表示
入力部(70)が連係されて構成されている。そして、該
CPU(60)には、運転開始時のプルダウン運転手段
(61)の他、冷却運転手段(62)及びデフロスト運転手
段(63)が設けられている。
時に圧縮機(41)をフルロードで運転して急速冷却運転
を実行するように構成され、庫内温度が制御温度範囲
(以下、インレンジという。)に急速に低下するように
冷媒回路(40)を運転制御している。
転によって庫内温度が一旦インレンジ内に低下すると冷
却運転を実行するようにに構成され、庫内温度がインレ
ンジを維持するように冷媒回路(40)を運転制御してい
る。このインレンジは、上記設定温度に対して所定の温
度範囲をもって設定され、例えば、上記設定温度に対し
て±1℃の温度範囲に設定されており、この設定温度が
0℃の場合、チルドモード(冷蔵モード)に、−20℃
の場合、フローズンモード(冷凍モード)になる。
(43)がフロストすると、ホットガス又は電気ヒータに
よるデフロスト運転を実行するように構成され、例え
ば、プルダウン運転中は4時間ごとにデフロスト運転を
実行し、庫内温度がインレンジ内に維持された冷却運転
時は、選択設定された12時間又は24時間等の間隔ご
とにデフロスト運転を実行する。また、上記デフロスト
運転手段(63)は、庫内温度がインレンジより高温にな
ると、このインレンジより高温状態が30分継続した
際、デフロスト運転を実行するように構成されている。
や庫内温度の表示を行っており、入力キー群(71)の
他、第1表示部(72)と第2表示部(73)とランプ表示
部(74)とが設けられている。該入力キー群(71)は、
設定温度等を入力するセットキー(7K-1)と、表示内容
を切り換えるアップキー(7K-2)及びダウンキー(7K-
3)と、モードを切り換えるエンターキー(7K-4)と、
運転制御の開始を書き込むトリップスタートキー(7K-
5)とが設けられている。
ト表示部(7S)の他、発光素子で表示事項を示す吹出温
度表示部(7L-1)とリターン温度表示部(7L-2)とアラ
ーム表示部(7L-3)とセット表示部(7L-4)とが設けら
れている。
情報データを表示するように構成されている。
って運転状況を示す圧縮機表示部(7M-1)とデフロスト
表示部(7M-2)とインレンジ表示部(7M-3)とが設けら
れている。
ン表示指令手段(64)が設けられている。該プルダウン
表示指令手段(64)は、プルダウン運転手段(61)によ
る急速冷却運転中の運転時間と庫内温度とを表示入力部
(70)の第1表示部(72)に所定時間ごとに交互に表示
させるための指令信号を出力するように構成されてい
る。
4)の表示動作について、図5に基づいて説明すると、
例えば、荷物が冷凍コンテナ(10)に積み込まれて冷却
運転を開始すると、プルダウン運転手段(61)が圧縮機
(41)をフルロードにして急速冷却運転を実行するの
で、上記プルダウン表示指令手段(64)は、指令信号を
表示入力部(70)に出力し、第1表示部(72)に庫内温
度と急速冷却運転時間(プルダウン運転時間)とを1秒
ごとに切り換えて表示し、例えば、図5では現在の庫内
温度が“30℃”であり、且つプルダウン運転時間が1
24時間”である旨を表示することになる。
冷凍コンテナ(10)を受け取る場合、プルダウン運転中
はもともと庫内温度が高い状態であるので、プルダウン
運転中の庫内温度よりプルダウン運転時間の方が品質管
理上重要である。このため、どの程度のプルダウン運転
を継続しているのかを庫内温度の履歴の一種として示
し、プルダウン運転中に冷凍コンテナ(10)を受け取る
場合の判断データを表示するようにしている。
え表示は、庫内温度がインレンジに入るまで行われるこ
とになる。尚、この際、表示入力部(70)の第1表示部
(72)は、吹出温度表示部(7L-1)が点灯すると共に、
ランプ表示部(74)の圧縮機表示部(7M-1)が点灯し、
第2表示部(73)は、例えば、設定温度が“0℃”であ
る旨と、24時間ごとにデフロストを行うための24時
間デフロストタイマが設定されている旨を表示する。
取り時に、上記表示入力部(70)を見て、現在、急速冷
却運転中(プルダウン運転中)であれば、その運転時間
を認識することができ、荷物の品質の判定資料とするこ
とができる。
手段(65)と積算データ読出し手段(66)とが設けられ
ている。該積算記憶手段(65)は、庫内温度が設定温度
に対して予め設定された偏差以上の冷却運転になると、
該偏差温度と共に、偏差温度以上の冷却運転時間を単純
積算した積算時間を記憶するように構成されている。
示の指令信号が入力されると、積算記憶手段(65)が記
憶した積算時間と偏差温度とを読み出して表示入力部
(70)の第1表示部(72)に表示するように構成されて
いる。
データ読出し手段(66)の記憶動作及び表示動作につい
て、図5及び図6に基づいて説明する。
速冷却運転が終了し、庫内温度が一旦インレンジに入る
と、冷却運転手段(62)が庫内温度をインレンジ内に維
持するように圧縮機(41)の容量等を制御することにな
る。
は、積算記憶手段(65)が、所定偏差以上の運転時間を
単純積算して記憶している。例えば、図7において、設
定温度SPに対して+1℃だけ高い偏差の積算用温度SP+1
が設定されている場合、この偏差温度(+1)を越えた運
転時間を単純積算する。そして、図7の温度特性の場
合、図7下段の運転時間を積算し、この場合、積算記
憶手段(65)は、4分と4分と3分とを加算して11分
を記憶することになる。
時等に庫内温度の履歴を認識したい場合、図6に示すよ
うに、表示入力部(70)におけるアップキー(7K-2)及
びダウンキー(7K-3)でアラーム表示部(7L-3)を点灯
させる。このアラーム事項内の1つの情報としてdコー
ドが設定されているので、このdコードに設定すると、
積算表示の指令信号が入力されることになり、積算デー
タ読出し手段(66)は、積算記憶手段(65)が記憶した
積算時間と偏差温度とを読み出してセグメント表示部
(7S)に表示する。例えば、この図6においては、3℃
の偏差温度SP+3の場合で、設定温度SPより+3℃だけ高
い運転時間が10時間であった旨を示すことになる。
い偏差の積算用温度SP-1が設定されている場合、図6に
おいては、“d−1□”によって、−1℃だけ低い運転
時間を表示することになる。
手段(67)と温度データ読出し手段(68)とが設けられ
ている。該温度記憶手段(67)は、予め設定された時間
間隔ごとに庫内温度を記憶する手段であって、該庫内温
度として時間間隔の間における冷却運転手段(62)の冷
却運転中の平均庫内温度を記憶し、デフロスト運転手段
(63)のデフロスト運転中における庫内温度として、時
間間隔の間にピーク温度が生じると該ピーク温度を、ま
た、時間間隔の全体に亘ってデフロスト運転手段(63)
のデフロスト運転が継続し且つ時間間隔の間にピーク温
度が生じないと庫内温度として時間間隔の間の平均庫内
温度を記憶するように構成されている。例えば、温度記
憶手段(67)は、30分間隔ごとに庫内温度を記憶す
る。
表示の指令信号が入力されると、温度記憶手段(67)が
記憶した庫内温度を順次読み出して表示入力部(70)の
第1表示部(72)に表示するように構成されている。
ついて説明すると、温度記憶手段(67)は、冷凍コンテ
ナ(10)の運搬中におけるプルダウン運転を除いた通常
運転時の庫内温度を記憶しており、この記憶動作は、後
述するので、表示動作を先に説明する。
内温度の履歴を認識したい場合、表示入力部(70)にお
けるエンターキー(7K-4)を3秒間押し続ける。このエ
ンターキー(7K-4)の操作によって温度表示の指令信号
が入力されることになり、温度データ読出し手段(68)
は、温度記憶手段(67)が記憶した30分間隔の庫内温
度を読み出してセグメント表示部(7S)に表示する。
表示部(7S)の庫内温度が30℃から0.1℃に切換わ
り、第2表示部(73)が消灯する。そして、最も現在に
近い庫内温度のデータから1秒ごとに過去に遡って順番
に表示することになる。この表示中に表示動作を中止し
たい場合には、表示入力部(70)におけるセットキー
(7K-1)を押すと、現在の庫内温度表示に切り換わるこ
とになる。
運転時における記憶動作について図9及び図10の制御
フロー図に基づき説明する。
終了すると、ステップST1において、図示しない吹出温
度センサが検出した庫内温度のデータを取り込む。続
いて、ステップST2に移り、1分のサンプリング用タイ
マをスタートさせてステップST3に移り、ロギングの開
始か否かを判定する。
庫内温度特性におけるa点〜g点で示される30分間隔
のデータ書き込み時であって、a−bの間等においては
ロギングの開始時期でないので、上記ステップST3から
ステップST4に移り、デフロスト運転の開始か否かを判
定する。
の通常の冷却運転においては、原則的に予め設定された
12時間又は24時間等の間隔ごとに行われるようにな
っているので、このデフロスト運転を行っていない場
合、上記ステップST4からステップST5に移り、タイマ
がカウントアップしたか否かを判定する。
ントアップするまで上記ステップST3に移り、上述の動
作を繰り返す一方、タイマがカウントアップすると、つ
まり、データを取り込んでから1分が経過すると、上
記ステップST5からステップST6に移り、次の庫内温度
のデータを取り込むことになる。そして、ステップST
7に移り、上記データとデータとの平均値を算出し
て算出データをデータに書き換え、ステップST2に戻
り、上述の動作を繰り返すことになる。
に庫内温度のデータを取り込み、前回のデータとの平均
値をデータに置き換えている。
例えば、図11のb点やc点及び図12のb点になる
と、ロギング開始時期となるので、上記ステップST3か
らステップST8に移り、上記ステップST7で算出してい
る1分ごとの平均値であるデータをロギングしてリス
タートすることになる。つまり、通常の冷却運転時にお
いては、図11のD1に示すように、30分ごとの平均庫
内温度をロギングして記憶し、上記ステップST1からの
動作を再開することになる。
例えば、図11のF点となると、上記ステップST4から
ステップST5に移り、ロギングの開始か否かを判定す
る。このロギング開始時期になるまでステップST9から
ステップST10に移り、デフロスト運転の終了か否かを
判定し、デフロスト運転が終了するまで、上記ステップ
ST9に戻り、ロギングの開始とデフロスト運転の終了と
の判定を繰り返すことになる。
間では、途中でデフロスト運転が開始されており、この
デフロスト運転の開始までの平均庫内温度D2をステップ
ST7でデータとして算出しているので、ロギング開始
時期になると(図11d点参照)、上記ステップST9か
らステップST11に移り、c点からデフロスト運転の開
始Fまでの平均庫内温度D2をデータとして書き込み、
ステップST10に移ることになる。
間では、デフロスト運転が終了して上記ステップST10
からステップST12に移ることになるが、このデフロス
ト運転の終了時点の近傍では、庫内温度のピーク温度DH
が生じることになる。そこで、このピーク温度DHをデー
タに置き換えてステップST13に移り、ロギングの開
始時期になるまでステップST13に待機する。
の開始になるので、上記ステップST13からステップST
14に移り、データとしてピーク温度DHを書き込み、
リスタートして上記ステップST1からの動作を再開する
ことになる。
ステップST7で算出されたe−f間及びf−g間の平均
庫内温度が書き込まれることになる。
隔に跨がって実行された場合、図10に示すようにな
る。この図10の制御フローは、図9のステップST1か
らステップST8間では同じ動作が行われ、図9のA部分
からステップST21に移ることになる。つまり、図12
のF点でデフロスト運転が開始されると、ステップST2
1でロギングの開始か否かを判定し、ロギングの開始時
期になるまでステップST22に移り、デフロスト運転の
終了か否かを判定し、デフロスト運転が終了するまで、
ステップST21に戻り、ロギングの開始とデフロスト運
転の終了との判定を繰り返す。
でにデフロスト運転が終了すると、ステップST23から
ステップST25までの動作が行われ、図9のステップST
12からステップST14と同様に、ピーク温度DHをデー
タとして書き込むことになる。
プST21からステップST26に移り、b点からデフロス
ト運転開始Fまでの平均庫内温度D2をデータとして書
き込むことになる。続いて、ステップST27に移り、上
記ステップST2と同じようにタイマをスタートさせてス
テップST28に移り、ロギングの開始時期か否かを判定
する。
ST28からステップST29に移り、デフロスト運転が終
了したか否かを判定し、該デフロスト運転が終了するま
でステップST30に移り、タイマがカウントアップした
か否かを判定する。このタイマがカウントアップするま
でステップST30からステップST28に戻る。
ップST30からステップST31に移り、つまり、データ
を取り込んでから1分が経過すると、次の庫内温度の
データを取り込むことになる。そして、ステップST3
2に移り、上記データとデータとの平均値を算出し
て算出データをデータに書き換え、ステップST27に
戻り、上述の動作を繰り返すことになる。
ごとに庫内温度のデータを取り込み、前回のデータとの
平均値をデータに置き換えている。そして、30分の
時間間隔が経過すると、例えば、図12のd点になる
と、ロギング開始時期となるので、上記ステップST28
からステップST26に移り、上記ステップST32で算出
している1分ごとの平均値であるデータをロギングし
て上記ステップST27からの動作を行うことになる。つ
まり、図12のc点とd点との間は、デフロスト運転を
実行している途中であり、庫内温度が上昇過程であるの
で、図12のD3に示すように、30分ごとの平均庫内温
度をそのままロギングして記憶することになる。
では、ステップST32の平均庫内温度を算出している
が、デフロスト運転が終了するので、ステップST29の
判定がYESとなってステップST23に移ることにな
る。この結果、上述したように、図12のe点では、ピ
ーク温度DHをデータとして書き込むことになる(ステ
ップST23〜ステップST25参照)。その後、図12の
f点及びg点では、図11と同様である。
ではプルダウン運転時間と庫内温度とを交互に表示する
ようにしたために、荷物の受取人等は、荷物の受取り時
等に急速冷却運転中であれば、その急速冷却運転時間を
知ることができる。この結果、荷物の品質判定を容易に
行うことができる。
に対する所定偏差の運転時間とその偏差温度とを記憶す
るようにし、その運転時間と偏差温度とを表示可能にし
たために、荷物の受取人等は、荷物の受取り時等に庫内
温度の履歴を知ることができる。特に、従来の記録紙の
ような取り換えが行われることがないので、運搬中の全
体の履歴を知ることができるので、荷物の品質判定を正
確に行うことができる。
間隔の平均庫内温度を時間間隔ごとに記憶するようにし
たために、上記時間間隔の間の一定の瞬時温度を記憶す
る場合に比して庫内状態を正確に反映することができ
る。そして、この平均庫内温度を読み出して表示するよ
うにしたために、庫内温度の履歴を正確に且つ迅速に知
ることができるので、荷物の品質判定を正確に行うこと
ができる。
憶するようにしたために、正常な運転が行われたか否か
を正確に判定することができる。つまり、時間間隔の間
の一定の瞬時温度を記憶するようにした場合、ピーク温
度DHが記憶されない場合が生ずる。一方、デフロスト運
転は原則的に所定時間ごとに行われるのでピーク温度DH
が記憶されてないと、正常運転が行われていなかったと
いう誤解が生ずることになるが、ピーク温度DHを必ず記
憶するようにしているので、正常運転が行われたか否か
を正確に判定することができる。
転が終了することなく続行すると、平均庫内温度を記憶
するようにしたために、実際の庫内状態を正確に示すこ
とができ、荷物の品質判定を正確に行うことができる。
憶手段(65)は、偏差温度以上の冷却運転時間を単純積
算したが、請求項2の発明の実施形態として所定区間ご
とに区分積算するようにしてもよい。つまり、積算記憶
手段(65)は、庫内温度が設定温度に対して予め設定さ
れた偏差以上の冷却運転になると、該偏差温度と共に、
偏差温度以上の冷却運転時間が一定時間継続するごとに
該一定時間を積算した積算時間を記憶する。
して+1℃だけ高い偏差の積算用温度SP+1が設定されて
いる場合、例えば、5分カウンタによって、この積算用
温度SP+1を越えた運転時間が5分継続すると、その5分
を積算する。この結果、図7の温度特性の場合、図7
下段の運転時間のうち7分は5分として積算し、9分
も5分として積算するので、この場合、積算記憶手段
(65)は、5分と5分とを加算して10分を記憶するこ
とになる。尚、上記運転が10分間継続すると5分カウ
ンタが2回カウントするので10分を記憶する。
運転時間を一定時間ごとに積算するようにしたために、
荷物の受取人等に不必要な情報を提供することを少なく
することができる。つまり、単純積算した場合、設定温
度より外れた運転が長期間行われたかのような印象を与
えることになる場合がある。これを一定時間ごと積算す
ることによって、一定の精度を保持しつつ不必要な情報
提供を防止することができる。
フロスト運転中の平均庫内温度をそのまま記憶するよう
にしたが、他の発明として、区間内でピーク温度DHが生
じない場合、前回の平均庫内温度を表示するようにして
もよく、この図12のc点とd点との間では平均庫内温
度D2をそのままコピーするようにしてもよい。
る。
る。
る。
る。
である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行
する冷却運転手段(62)と、 庫内温度が設定温度に対して予め設定された偏差以上の
冷却運転になると、該偏差温度と共に、偏差温度以上の
冷却運転時間を単純積算した積算時間を記憶する積算記
憶手段(65)と、 積算表示の指令信号が入力されると、上記積算記憶手段
(65)が記憶した積算時間と偏差温度とを読み出して表
示部(7S)に表示する積算データ読出し手段(66)とを
備えていることを特徴とすコンテナ用冷凍装置。 - 【請求項2】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行
する冷却運転手段(62)と、 庫内温度が設定温度に対して予め設定された偏差以上の
冷却運転になると、該偏差温度と共に、偏差温度以上の
冷却運転時間が一定時間継続するごとに該一定時間を積
算した積算時間を記憶する積算記憶手段(65)と、 積算表示の指令信号が入力されると、上記積算記憶手段
(65)が記憶した積算時間と偏差温度とを読み出して表
示部(7S)に表示する積算データ読出し手段(66)とを
備えていることを特徴とすコンテナ用冷凍装置。 - 【請求項3】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内を急速に冷却する急速冷却運転を実行するプルダウ
ン運転手段(61)と、 該プルダウン運転手段(61)による急速冷却運転の後
に、庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を
実行する冷却運転手段(62)と、 上記プルダウン運転手段(61)による急速冷却運転中の
運転時間と庫内温度とを表示部(7S)に所定時間ごとに
交互に表示させるための指令信号を出力するプルダウン
表示指令手段(64)とを備えていることを特徴とすコン
テナ用冷凍装置。 - 【請求項4】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行
する冷却運転手段(62)と、 該冷却運転手段(62)による冷却運転中に蒸発器(43)
がフロストすると、冷却運転手段(62)に代ってデフロ
スト運転を実行するデフロスト運転手段(63)と、 予め設定された時間間隔ごとに庫内温度を記憶する手段
であって、該庫内温度として時間間隔の間における冷却
運転手段(62)の冷却運転中の平均庫内温度を記憶する
温度記憶手段(67)とを備えていることを特徴とすコン
テナ用冷凍装置。 - 【請求項5】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行
する冷却運転手段(62)と、 該冷却運転手段(62)による冷却運転中に蒸発器(43)
がフロストすると、冷却運転手段(62)に代ってデフロ
スト運転を実行するデフロスト運転手段(63)と、 予め設定された時間間隔ごとに庫内温度を記憶する手段
であって、該時間間隔の間にデフロスト運転手段(63)
のデフロスト運転中のピーク温度が生じると庫内温度と
して該ピーク温度を記憶する温度記憶手段(67)とを備
えていることを特徴とすコンテナ用冷凍装置。 - 【請求項6】 圧縮機(41)と凝縮器(42)と膨張機構
(4E)と蒸発器(43)とが順に接続されてなる冷媒回路
(40)を備え、該冷媒回路(40)を運転制御して庫内を
冷却するコンテナ用冷凍装置において、 庫内温度が設定温度に維持されるように冷却運転を実行
する冷却運転手段(62)と、 該冷却運転手段(62)による冷却運転中に蒸発器(43)
がフロストすると、冷却運転手段(62)に代ってデフロ
スト運転を実行するデフロスト運転手段(63)と、 予め設定された時間間隔ごとに庫内温度を記憶する手段
であって、該時間間隔の全体に亘ってデフロスト運転手
段(63)のデフロスト運転が継続し且つ時間間隔の間に
ピーク温度が生じないと庫内温度として時間間隔の間の
平均庫内温度を記憶する温度記憶手段(67)とを備えて
いることを特徴とすコンテナ用冷凍装置。 - 【請求項7】 請求項4から請求項6までの何れか1記
載のコンテナ用冷凍装置において、 温度表示の指令信号が入力されると、温度記憶手段(6
7)が記憶した庫内温度を順次読み出して表示部(7S)
に表示する温度データ読出し手段(68)とを備えている
ことを特徴とすコンテナ用冷凍装置。
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