JPS61295479A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用９分野〕 本発明は、冷凍冷蔵庫に係り、特に、食品の大きさ、種
類に関係な（適正な急速冷凍を行うのに好適な冷凍冷蔵
庫に関するものである。

〔発明の背景〕

圧縮機の連続運転によって食品を急速冷凍させる機能を
有する冷蔵庫においては、従来、一定時間の連続運転で
食品の凍結を行わせていた。食品を凍結させるのに要す
る時間は、食品の大きさや種類によって当然具なるもの
であるから、例えば、最高に要する時間を基準に連続運
転時間を決めておくと、凍結後も無駄な冷却運転を行う
ことになっていた。

まず、従来技術について第４図を参照して説明する。

第４図は、従来の冷凍冷蔵庫の動作説明図であり、黒く
識別させた部分は機器のＯＮ状態を示している。

冷凍冷蔵庫は、よく知られているように、圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器およびこれらの機器を接続する冷媒
配管からなっている冷凍サイクルにより庫内空気を冷却
するもので、その冷却空気を一定時間連続的に流通せし
める冷凍室を備え、この冷凍室に凍結すべき食品を入れ
て冷凍を行うように構成されている。

急速冷凍運転を行うためには、第４図に示すように、前
記冷凍サイクル用の圧縮機と、この圧縮機の起動、停止
を、庫内温度の検知信号によって制御するサーモスタッ
トと、冷凍室に食品を投入したときに一定時間圧縮機を
連続運転させる急速冷凍スイッチとを備え、その動作状
態は以下に説明するようになっている。

通常運転時は、第４図に示すＡ区間のように、サーモス
タットのＯＮ信号と同期して圧縮機も運転され、冷蔵庫
内の温度は一定に保たれている。

食品も急速冷凍するときは、Ｂ区間のように急速冷凍ス
イッチを押すことにより圧縮機が連続運転され、食品を
冷凍することになる。このとき、急速冷凍を行う連続運
転時間はＢ区間に示す一定時間となっているために、凍
結の早い小さい食品のときは、凍結かなされたのちも急
速冷凍運転が継続されていたり、凍結に時間のかかる大
きい食品のときは、凍結か終る前に急速冷凍運転が終っ
てしまうなどの問題があった。

なお、この種急速冷凍冷蔵庫に関連するものとして、例
えば特開昭５０−３８８１８号公報かあげられる。

〔発明の目的〕

本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、急速冷凍する食品の大小、種類などに関
係なく、食品の凍結が終了したことを直接的に検知して
急速冷凍運転を停止しうる冷凍冷蔵庫の提供を、その目
的としている。

〔発明の概要〕

本発明に係る冷凍冷蔵庫の構成は、食品を冷凍する冷凍
室を備え、この冷凍室に、冷凍サイクルにより冷却され
た空気を流通せしめる冷凍冷蔵庫において、前記食品を
前記冷凍室内に保持するための載置部材の温度を直接的
に検知する温度検知手段を設け、この温度検知手段が検
知した前記載置部材の温度の変化に対応して、上記冷凍
サイクルにおける圧縮機の連続運転の起動、停止を行う
ように制御回路を構成したものである。

なお付記すると、本発明は、急速冷凍を行う食品の載置
部材の温度を直接測定して食品の凍結終了を感知するも
のである。

食品に含まれている水分のほとんどが、−１℃から一５
℃の間で凍結するために、この間の食品温度としてはほ
ぼ一定値を示す。したがって、−５℃以下に達する温度
経過を見て食品の凍結を知ることかでさるものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図を参照し
て説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍室
部の断面図、第２図は、その冷凍冷蔵庫の動作説明図、
第３図は、その制御回路図である。

第１図において、１は冷凍室、２は、特に設けた急速冷
凍室、３は送風機、４は蒸発器、５は、冷凍室１内の温
度を検知するサーモスタット、６は、食品８を急速冷凍
室２内に保持するための載置部材に係る食品の皿、７は
、その食品の皿６の温度を直接的に検知する温度検知手
段に係る温度センサーである。

冷凍サイクルを構成する機器のうち、圧縮機、凝縮器、
減圧器および冷媒配管は、第１図には図示されない。蒸
発器４で熱交換され冷却された空気は矢印に示すように
送風機３により冷凍室部および急速冷凍室２内を流通循
環する。

このような構成の冷凍冷蔵庫の運転動作を第２図を参照
して説明する。図において黒く識別させた部分は機器の
ＯＮ状態を示したものである。

通常運転時は、第２図に示すＡ区間のように、サーモス
タット５のＯＮ信号と同期して圧縮機も運転され冷凍室
部ないし冷蔵室（図示せず）など庫内温度は一定に保た
れている。

食品８を急速冷凍室２へ入れると、食品の皿６の温度上
昇が温度センサー７により検知され、急速冷凍室２内に
食品８か入ったことか感知でき、第２図に示すように圧
縮機が連続運転を行い急速冷凍か行われることになる。

食品８の凍結が終了すると食品の皿６の温度が下がり、
それを直接的に測定する温度センサー７の指示値も下か
り食品８の凍結を知ることかできる。したかって、凍結
終了を感知して圧縮機の連続運転は停止される。第２図
に示すＣの区間が、その連続運転状態を示したものであ
る。

本実施例の制御回路を第３図に示す。

第３図において、９は回路、１０はリレー、１１は圧縮
機を示し、その池の符号は第１図の各機器の符号に合わ
せている。

食品の皿６の温度上昇が、温度センサー７により検知さ
れると、その温度センサー７の検知信号により、回路９
はリレー１０をＯＮさせ、サーモスタット５かＯＦＦの
状態でも急速冷凍を行うために圧縮機１１および送風機
３を連続運転させる。

食品８が凍結して食品の皿６が一５℃以下に温度低下す
ると、温度センサー７の検知信号により、回路９はリレ
ー１０をＯＦＦにし、圧縮機１１および送風機４は連続
運転を停止し、急速冷凍を終了する。

本実施例によれば、急速冷凍室２内の食品の皿６に設け
た温度センサー７により、急速冷凍時の圧縮機１１の運
転を、食品８に必要な凍結時間のみ運転するようにした
ために、凍結したのちの無駄な運転が無くなるので、圧
縮機１１の運転による消費電力量を少な（できるととも
に、食品の未凍結時に圧縮機運転を停止することも無く
なり、食品の冷凍保存を良好な状態で行うことかできる
。

なお、前述の実施例では、特に設けた急速冷凍室２内に
食品８を入れて急速冷凍を行う例を説明したか、本発明
はこれに限定されるものではなく一般的な冷凍室内の食
品を急速冷凍する場合にも適用でさることは言うまでも
ない。

また、前述の実施例では、食品８は食品の皿６に載置し
た例を説明したか、食品を保持する載置部材は皿に限る
ものではない。

温度検知１手段は、載置部材の温度変化を直接測定でさ
るように載置部材に設けるものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、急速冷凍する食品
の大小、種類などに関係なく、食品の凍結が終了したこ
とを直接的に検知して急速冷凍運転を停止しうる冷凍冷
蔵庫を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る冷凍冷蔵庫の冷凍室
部の断面図、第２図は、その冷凍冷蔵庫の動作説明図、
第３図は、その制御回路図、第４図は、従来の冷凍冷蔵
庫の動作説明図である。 １・・・冷凍室、２・・・急速冷凍室、３・・・送風機
、４・・・蒸発器、５・・・サーモスタット、６・・・
食品の皿、７・・・温度センサー、８・・・食品、９・
・・回路、１０・・・リレー、１１・・・圧縮機。 ＡＣ／−一一−ハ　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、食品を冷凍する冷凍室を備え、この冷凍室に、冷凍
   サイクルにより冷却された空気を流通せしめる冷凍冷蔵
   庫において、前記食品を前記冷凍室内に保持するための
   載置部材の温度を直接的に検知する温度検知手段を設け
   、この温度検知手段が検知した前記載置部材の温度の変
   化に対応して、上記冷凍サイクルにおける圧縮機の連続
   運転の起動、停止を行うように制御回路を構成したこと
   を特徴とする冷凍冷蔵庫。