JP4253751B2 - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蓄熱式空気調和装置に係り、特に、予め設定された蓄熱時間帯に蓄熱媒体を冷却する冷房用蓄熱運転を行うか蓄熱媒体を加熱する暖房用蓄熱運転を行うかを自動的に決定するようにした蓄熱式空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の蓄熱式空気調和装置の概略構成を示している。図中、1は室外機、2は蓄熱媒体として水を収容した蓄熱槽、3は室内機、4は室内機運転スイッチ、5は室外機1と蓄熱槽2を接続する冷媒配管、6は蓄熱槽2と室内機3を接続する冷媒配管、7は冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転切り換えスイッチを示している。
【0003】
図7の蓄熱式空気調和装置において、予め設定された蓄熱時間帯(主として夜間)に、蓄熱槽2内の水を冷却して冷水又は氷とする冷房用蓄熱運転を行うか、蓄熱槽2内の水を加熱して温水とする暖房用蓄熱運転を行うかは、冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転切り換えスイッチ7を手動操作で切り換えることにより設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、従来の蓄熱式空気調和装置においては、予め設定された蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを、手動操作によって切り換えていた。そのため蓄熱式空気調和装置が実際に使用されている状況に応じて適切に、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことが難しく、また、切り換え操作を忘れることにより、冷房用の冷水(氷)を蓄える運転が必要な冷房シーズンに暖房用の温水を蓄える運転を行ったり、暖房用の温水を蓄える運転が必要な暖房シーズンに冷房用の冷水(氷)を蓄える運転を行ったりしてしまうという問題があった。
また、蓄熱槽にて冷房用の冷水(氷)を蓄える運転と暖房用の温水を蓄える運転を交互に繰り返すことにより、蓄熱槽内でのエネルギーロスが大きくなるという問題があった。また蓄熱槽から外気への放熱ロスにより、空気時間帯に蓄熱槽の蓄熱量が不足するという問題があった。
【0005】
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであって、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを所定の条件に基づいて自動的に決定することにより、使用状況に応じて適切に冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことができる蓄熱式空気調和装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、蓄熱媒体を収容した蓄熱槽を備え、予め設定された蓄熱時間帯に前記蓄熱槽内の蓄熱媒体を冷却する冷房用蓄熱運転又は前記蓄熱槽内の蓄熱媒体を加熱する暖房用蓄熱運転を行うとともに、予め設定された空調時間帯には前記蓄熱槽内の蓄熱媒体に蓄えられた熱を利用して冷房運転又は暖房運転を行う蓄熱式空気調和装置において、前記蓄熱時間帯に前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを複数の所定の条件の中から選択された所定の条件に基づいて自動的に決定する制御手段を備え、制御手段は、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱運転から暖房用蓄熱運転に切り換えるか、又は暖房用蓄熱運転から冷房用蓄熱運転に切り換える蓄熱運転モード切り換え決定を行った場合、実際には蓄熱運転モードの切り換えを保留しつつ蓄熱運転モード切り換え決定の回数をカウントし、このカウントされた蓄熱運転モード切り換え決定の回数が所定回数に達したときに蓄熱運転モードの切り換えを実行するように構成されたものである。
【0007】
また、前記構成において、前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを決定する複数の所定の条件を選択できる自動決定方法選択スイッチを設け、前記制御手段は、前記自動決定方法選択スイッチで選択された所定の条件に基づいて前記蓄熱時間帯に前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを自動的に決定するように構成されているものである。
【0008】
また、前記構成に加えて外気温度検出手段を備え、制御手段は、外気温度検出手段の検出温度を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているものである。
【0009】
また、前記構成に加えて、空調時間帯における室内機の冷房運転容量と暖房運転容量とをそれぞれ検出する運転容量検出手段を備え、制御手段は、運転容量検出手段が検出した冷房運転容量と暖房運転容量との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているものである。
【0010】
また、前記構成に加えて、空調時間帯における冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間とをそれぞれ計時する第1の計時手段を備え、制御手段は、第1の計時手段が計時した冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているものである。
【0011】
また、前記構成に加えて、空調時間帯における冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間とをそれぞれ計時する第2の計時手段を備え、制御手段は、第2の計時手段が計時した冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているものである。
【0012】
また、前記構成に加えて、蓄熱槽内の蓄熱媒体の蓄熱量を検出する蓄熱量検出手段と、室内機が設定された室内の空気温度を検出する室内温度検出手段と、空調時間帯における蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間とをそれぞれ計時する第3の計時手段とを備え、制御手段は、空調時間帯に冷房運転モードに設定されていて、且つ、室内温度検出手段の検出温度が所定温度以上である場合は、蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が冷房運転に利用可能な量であれば蓄熱利用冷房運転を行い、蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が冷房運転に利用不可能な量であれば蓄熱非利用冷房運転を行い、一方、空調時間帯に暖房運転モードに設定されていて、且つ、室内温度検出手段の検出温度が所定温度以下である場合は、蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が暖房運転に利用可能な量であれば蓄熱利用暖房運転を行い、蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が暖房運転に利用不可能な量であれば蓄熱非利用冷房運転を行い、さらに、第3の計時手段が計時した蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているものである。
【0014】
また、前記各構成において、蓄熱槽から外気への放熱ロスを検出する放熱ロス検出手段を備え、蓄熱時間帯に前記放熱ロス検出手段が検出した放熱ロスが所定量よりも多くなった場合に冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うように構成されているものである。
さらに、前記構成において、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを手動操作によっても設定可能に構成されているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
発明の実施の形態1.
図1は、この実施の形態に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成を示している。同図において、1は冷媒を圧縮する圧縮機(不図示)を備えた室外機、2は蓄熱を行うための蓄熱媒体(例えば水)を収容した蓄熱槽、3は室内機、4は室内機運転スイッチ、5は室外機1と蓄熱槽2とを接続する冷媒配管、6は蓄熱槽2と室内機3とを接続する冷媒配管、8は冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の自動決定/手動決定選択スイッチ、9は冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の自動決定方法選択スイッチ、10は室外機1周囲の外気温度を検出する外気温度検出手段、11は蓄熱槽2内の蓄熱媒体の蓄熱量を検出する蓄熱量検出手段、12は室内機3が設置された室内の空気温度を検出する室内温度検出手段、13は空調時間帯における室内機3の冷房運転容量と暖房運転容量とをそれぞれ検出する運転容量検出手段を示している。
また、14は、前記各スイッチ(符号8,9)や前記各検出手段(符号10〜13)等と信号線(不図示)で接続され、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを自動的に決定する制御手段である。
【0016】
なお、図示及び詳細な説明は省略するが、室外機1には室外側熱交換器が、蓄熱槽2には蓄熱用熱交換器が、室内機3には室内側熱交換器が、それぞれ設けられ、これらの熱交換器及び圧縮機等が冷媒配管で接続されて公知の冷媒回路が構成されている。そして、予め設定された蓄熱時間帯(主として夜間)には前記室外側熱交換器を通じて得た熱を蓄熱槽2内の蓄熱媒体に蓄える蓄熱運転(すなわち、蓄熱媒体を冷却する冷房用蓄熱運転、又は蓄熱媒体を加熱する暖房用蓄熱運転)を行うとともに、蓄熱時間帯から外れた空調時間帯(主として昼間)には、蓄熱媒体に蓄えられた熱を前記蓄熱用熱交換器を通じて取り出して空調に利用する蓄熱利用冷房運転又は蓄熱利用暖房運転を行うようになっている。また、状況に応じて、蓄熱を利用せずに前記室外側熱交換器からの熱で直接空調を行う蓄熱非利用冷房運転又は蓄熱非利用暖房運転も行えるようになっている。
【0017】
また、図示を省略するが、この蓄熱式空気調和装置は、空調時間帯における冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間とをそれぞれ計時する第1の計時手段、空調時間帯における冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間とをそれぞれ計時する第2の計時手段、及び空調時間帯における蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間とをそれぞれ計時する第3の計時手段という、3種類の計時手段(タイマ)を備えている。
【0018】
図2は、図1の蓄熱式空気調和装置の空調時間帯における運転モードの決定方法を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、図1の蓄熱式空気調和装置の空調時間帯における運転モードの決定手順を具体的に説明する。
先ず、ステップS1にて室内機運転スイッチ4からの信号を判定し、「冷房ON」の場合ステップS2に進み、「暖房ON」の場合ステップS4に進み、「OFF」の場合ステップS6に進んで、運転モードを「停止モード」とする。
ステップS2では、室内温度検出手段12により検出された室内温度が所定温度以上であり室内機3で冷房運転を行うために室外機1の圧縮機を運転する必要がある場合にはステップS3に進み、一方、室内温度検出手段12により検出された室内温度が所定温度以下であり室内機3を冷房運転させる必要がない場合にはステップS9に進んで運転モードを「冷房サーモOFFモード」とする。
ステップS3では、蓄熱量検出手段11により検出された蓄熱槽2内の蓄熱媒体の蓄熱量が所定値以上であり蓄熱を冷房運転に利用可能である場合にはステップS7に進んで運転モードを「蓄熱利用冷房モード」とし、一方、蓄熱量検出手段11により検出された蓄熱槽2内の蓄熱媒体の蓄熱量が所定値以下であり蓄熱を冷房運転に利用不可能である場合にはステップS8に進んで運転モードを「蓄熱非利用冷房モード」とする。
【0019】
また、前記ステップS1からステップS4に進んだ場合は、室内温度検出手段12により検出された室内温度が所定温度以下であり室内機3で暖房運転を行うために室外機1の圧縮機を運転する必要がある場合にはステップS5に進み、一方、室内温度検出手段12により検出された室内温度が所定温度以上であり室内機3を暖房運転させる必要がない場合にはステップS12に進んで運転モードを「暖房サーモOFFモード」とする。
ステップS5では、蓄熱量検出手段11により検出された蓄熱槽2内の蓄熱媒体の蓄熱量が所定値以上であり蓄熱を暖房運転に利用可能である場合にはステップS10に進んで運転モードを「蓄熱利用暖房モード」とし、一方、蓄熱量検出手段11により検出された蓄熱槽2内の蓄熱媒体の蓄熱量が所定値以下であり蓄熱を暖房運転に利用不可能である場合にはステップS11に進んで運転モードを「蓄熱非利用暖房モード」とする。
【0020】
次に、図1の蓄熱式空気調和装置において、制御手段14が蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを自動決定する方法を説明する。この空気調和装置では、以下にパターン1〜パターン5として説明する5通りの方法で、それぞれ蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを自動決定することが可能となっている。なお、以下の説明で積算運転容量や積算運転時間という場合は、例えば1日とか1週間とかいうような所定の積算期間あたりの積算値を用いる。
【0021】
先ず、パターン1の方法では、外気温度検出手段10により空調時間帯における室外機1周辺の外気温度を検出し、前記検出された外気温度の平均値が所定値以上であれば蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、所定値以下であれば蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0022】
次に、パターン2の方法では、運転容量検出手段13により検出された空調時間帯における室内機3の冷房運転容量の積算値をAとし、空調時間帯における室内機3の暖房運転容量の積算値をBとする。そして、AとBの比(A/B)が所定値以上である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、AとBの比が所定値以下である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0023】
また、パターン3の方法では、前記第1の計時手段が、空調時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードが「冷房運転モード」となっている場合(すなわち図2のステップS1で室内機運転スイッチ4からの信号が「冷房ON」と判定されて蓄熱利用冷房モード、蓄熱非利用冷房モード、冷房サーモOFFモードのいずれかが選択されている場合)の積算時間Cと、空調時間帯における運転モードが「暖房運転モード」となっている場合(すなわち図2のステップS1で室内機運転スイッチ4からの信号が「暖房ON」と判定されて蓄熱利用暖房モード、蓄熱非利用暖房モード、暖房サーモOFFモードのいずれかが選択されている場合)の積算時間Dとを計時する。そして、前記計時されたCとDの比が所定値以上である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、CとDの比が所定値以下である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0024】
さらに、パターン4の方法では、前記第2の計時手段が、空調時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードが「冷房運転モード」で且つ圧縮機が運転されている場合(すなわち図2のステップS2で室内機を冷房運転する必要があると判定された結果蓄熱利用冷房モード又は蓄熱非利用冷房モードのいずれかが選択されている場合)の積算時間Eと、空調時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードが「暖房運転モード」で且つ圧縮機が運転されている場合(すなわち図2のステップS4で室内機を暖房運転する必要があると判定された結果蓄熱利用暖房モード又は蓄熱非利用暖房モードのいずれかが選択されている場合)の積算時間Fとを計時する。そして、前記計時されたEとFの比が所定値以上である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、EとFの比が所定値以下である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0025】
さらにまた、パターン5の方法では、前記第3の計時手段が、空調時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードが「冷房運転モード」で且つ蓄熱槽2内の蓄熱が冷房運転に利用されている場合(すなわち図2のステップS3で蓄熱が冷房運転に利用可能であると判定された結果蓄熱利用冷房モードが選択されている場合)の積算時間Gと、空調時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードが「暖房運転モード」で且つ蓄熱槽2内の蓄熱が暖房運転に利用されている場合(すなわち図2のステップS5で蓄熱が暖房運転に利用可能であると判定された結果蓄熱利用暖房モードが選択されている場合)の積算時間Hとを計時する。そして、前記計時されたGとHの比が所定値以上である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、GとHの比が所定値以下である場合には蓄熱時間帯における蓄熱式空気調和装置の運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0026】
次いで、前記でパターン1〜パターン5として説明した冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の自動決定方法をふまえ、図1の蓄熱式空気調和装置の、蓄熱時間帯における冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の決定方法の選択のしかたについて、図3を参照しつつ説明する。
すなわち、図3は蓄熱運転モード決定方法の選択手順を示すフローチャートであり、同図に示すように先ずステップS13にて、冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の自動決定/手動決定選択スイッチ8からの信号を判定し、「自動決定」であった場合はステップS14に進み、一方、「手動決定」であった場合はステップS15に進んで、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかは、設定スイッチ(不図示)の手動設定によって決めるものとする。
【0027】
ステップS13からステップS14に進んだ場合は、ここで冷房用蓄熱運転/暖房用蓄熱運転の自動決定方法選択スイッチ9からの信号を判定し、その判定結果に応じてそれぞれのステップへ進む。
すなわち、パターン1の場合はステップS16に進み、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかの決定は、外気温度検出手段10の検出温度に基づくパターン1の方法によるものとする。
また、パターン2の場合はステップS17に進み、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかの決定は、運転容量検出手段13の検出容量に基づくパターン2の方法によるものとする。
また、パターン3の場合はステップS18に進み、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかの決定は、第1の計時手段の計時時間に基づくパターン3の方法によるものとする。
さらに、パターン4の場合はステップS19に進み、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかの決定は、第2の計時手段の計時時間に基づくパターン4の方法によるものとする。
さらにまた、パターン5の場合はステップS20に進み、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱モードとするか暖房用蓄熱モードとするかの決定は、第3の計時手段の計時時間に基づくパターン5の方法によるものとする。
【0028】
発明の実施の形態2.
図4は、この実施の形態に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成を示している。図中、1は室外機、2は蓄熱槽、3は室内機、4は室内機運転スイッチ、5は室外機1と蓄熱槽2を接続する冷媒配管、6は蓄熱槽2と室内機3を接続する冷媒配管、14は制御手段である。また、15は、冷房用蓄熱運転から暖房用蓄熱運転に切り換えるか、又は暖房用蓄熱運転から冷房用蓄熱運転に切り換えるというような、蓄熱時間帯における運転モード切り換え決定を制御手段14が行った場合に、その回数をカウントする、切り換え決定回数カウント手段である。
なお、この実施の形態で、制御手段14が蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを自動決定する方法は、前記実施の形態1と同様であり、各スイッチ(符号8,9)や各検出手段(符号10〜13)を備えていることも実施の形態1と同様であるが、これらの図示及び説明は省略する。
【0029】
図5は、図4の蓄熱式空気調和装置の蓄熱時間帯における制御方法を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、この実施形態における制御を具体的に説明する。
先ずステップS21では、前記実施の形態1にパターン1〜パターン5として示したいずれかの方法で自動決定された蓄熱時間帯における運転モードが「冷房用蓄熱運転」か「暖房用蓄熱運転」かを判定し、冷房用蓄熱運転と判定された場合はステップS22に進み、暖房用蓄熱運転と判定された場合はステップS27に進む。
ステップS22では、前回の蓄熱時間帯における運転モードを判定し、冷房用蓄熱運転であった場合はステップS25に進んで、運転モードを「冷房用蓄熱モード」とする。一方、ステップS22で、前回の蓄熱時間帯における運転モードが暖房用蓄熱運転であった場合はステップS23に進んで、切り換え決定回数カウント手段15がカウントしている。蓄熱運転モードの冷房用蓄熱運転から暖房用蓄熱運転への切り換え決定の回数に“1”を加算し、ステップS24に進む。
ステップS24では、切り換え決定回数カウント手段15がカウントしている蓄熱運転モード切り換え決定の回数と予め設定されている所定回数とを比較し、切り換え決定の回数が所定回数以上の場合にはステップS25に進んで運転モードを「冷房用蓄熱モード」とし、一方、所定回数以下の場合にはステップS26に進んで運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。
【0030】
また、ステップS21からステップS27に進んだ場合には、ここで前回の蓄熱時間帯における運転モードを判定し、暖房用蓄熱運転であった場合はステップS26に進んで、運転モードを「暖房用蓄熱モード」とする。一方、ステップS27で、前回の蓄熱時間帯における運転モードが冷房用蓄熱運転であった場合はステップS28に進んで、切り換え決定回数カウント手段15がカウントしている、蓄熱運転モードの暖房用蓄熱運転から冷房用蓄熱運転への切り換え決定の回数に“1”を加算し、ステップS29に進む。
ステップS29では、切り換え決定回数カウント手段15がカウントしている蓄熱運転モードの切り換え決定の回数が予め設定されている所定回数以上の場合にはステップS26に進んで運転モードを「暖房用蓄熱モード」とし、一方、所定回数以下の場合にはステップS25に進んで運転モードを「冷房用蓄熱モード」とする。
【0031】
以上のような制御を行うことにより、制御手段14が蓄熱運転モード切り換え決定を行った場合でも、その切り換え決定の回数が所定回数以下であるうちは実際の運転における蓄熱運転モードの切り換えが保留され、前回の蓄熱時間帯と同じ運転モードによる運転が行われる。そして、蓄熱運転モード切り換え決定の回数が所定回数以上となったときにはじめて、実際に蓄熱運転モードが切り換えられる。
【0032】
発明の実施の形態3.
図6は、この実施の形態に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成を示している。図中、1は室外機、2は蓄熱槽、3は室内機、4は室内機運転スイッチ、5は室外機1と蓄熱槽2を接続する冷媒配管、6は蓄熱槽2と室内機3を接続する冷媒配管、14は制御手段、16は蓄熱槽2から外気への放熱ロスを検出する放熱ロス検出手段を表す。
【0033】
次いで、この実施の形態における動作を説明する。
図6において、放熱ロス検出手段16により検出された、蓄熱槽2の内部温度(蓄熱媒体の温度)が蓄熱槽2の周囲温度(外気温度)よりも低い場合の外気への放熱ロスの積算値をIとし、蓄熱槽2の内部温度が蓄熱槽2の周囲温度よりも高い場合の外気への放熱ロスの積算値をJとする。そして、Iの値が所定値以上であり、且つIとJの比が所定値以上の場合は蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行い、一方、Jの値が所定値以上であり、且つIとJの比が所定値以下の場合は蓄熱時間帯に暖房用蓄熱運転を行う。
【0034】
以上説明したように、本発明に係る蓄熱式空気調和装置によれば、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを複数の所定の条件の中から選択された所定の条件に基づいて自動的に決定する制御手段を備え、制御手段は、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱運転から暖房用蓄熱運転に切り換えるか、又は暖房用蓄熱運転から冷房用蓄熱運転に切り換える蓄熱運転モード切り換え決定を行った場合、実際には蓄熱運転モードの切り換えを保留しつつ蓄熱運転モード切り換え決定の回数をカウントし、このカウントされた蓄熱運転モード切り換え決定の回数が所定回数に達したときに蓄熱運転モードの切り換えを実行するので、冷房シーズンにおける冷房用蓄熱運転から暖房シーズンにおける暖房用蓄熱運転への切り換え、もしくは暖房シーズンにおける暖房用蓄熱運転から冷房シーズンにおける冷房用蓄熱運転への切り換えを手動操作により行う手間を省くことができるとともに、切り換え操作を忘れたために冷房シーズンに暖房用蓄熱運転を行ったり、暖房シーズンに冷房用蓄熱運転を行ったりしてしまい、蓄熱を有効に活用できなくなるというような事態を回避することができる。また、冷房用蓄熱運転と暖房用蓄熱運転を交互に繰返すことにより蓄熱槽内で生じるエネルギーロスを低減することができる。
【0035】
また、制御手段は、複数の所定の条件(たとえば、パターン1〜パターン5)の中から選択された条件で、それぞれ蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを自動決定することが可能となっている。
【0036】
また、制御手段は、外気温度検出手段の検出温度を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているので、気候の変化を反映した冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことができ、また空調時間帯に室内機の運転実績が長期間ない場合でも蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うべきか暖房用蓄熱運転を行うべきかの決定を的確に行うことが可能となる。
【0037】
また、制御手段は、運転容量検出手段が検出した冷房運転容量と暖房運転容量との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているので、室内機が設置された部屋の空調負荷が冷房の方が大きければ蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行い、暖房の方が大きければ蓄熱時間帯に暖房用蓄熱運転を行うというように、室内機が設置されている部屋の空調負荷を反映した冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことが可能となる。
【0038】
また、制御手段は、第1の計時手段が計時した冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているので、例えば室内機使用者が空調時間帯に室内機運転スイッチを「冷房ON」にしている時間が長ければ蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行い、「暖房ON」にしている時間が長ければ蓄熱時間帯に暖房用蓄熱運転を行うというように、室内機使用者の意図を反映した冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことが可能となる。
【0039】
また、制御手段は、第2の計時手段が計時した冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているので、例えば室内機使用者が空調時間帯に室内機運転スイッチを「冷房ON」にし、且つ室内機が設置されている部屋の室温が高くて実際に冷房運転の必要がある場合には蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行い、一方、室内機使用者が空調時間帯に室内機運転スイッチを「暖房ON」にし、且つ室内機が設置されている部屋の室温が低くて実際に暖房運転の必要がある場合には蓄熱時間帯に暖房用蓄熱運転を行うというように、室内機が設置されている部屋の空調負荷及び室内機使用者の意図の両方を反映した冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことが可能となる。
【0040】
また、制御手段は、第3の計時手段が計時した蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されているので、空調時間帯に蓄熱を冷房運転に利用している時間が長い場合は蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行い、空調時間帯に蓄熱を暖房運転に利用している時間が長い場合は蓄熱時間帯に暖房用蓄熱運転を行うというように、空調時間帯における実際の蓄熱利用状況を反映した冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うことが可能となる。
【0042】
また、蓄熱槽から外気への放熱ロスを検出する放熱ロス検出手段を備え、蓄熱時間帯に前記放熱ロス検出手段が検出した放熱ロスが所定量よりも多くなった場合に冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うように構成されているので、蓄熱槽から外気への放熱ロスにより、空調時間帯に必要な蓄熱量が確保できなくなるという事態を回避することができる。
さらに、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを手動操作によっても設定できるので、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかの決定方式を、蓄熱式空気調和装置の使用状況に応じて柔軟に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成図である。
【図2】 図1の蓄熱式空気調和装置の空調時間帯における運転モードの決定方法を示すフローチャートである。
【図3】 蓄熱運転モード決定方法の選択手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成図である。
【図5】 図4の蓄熱式空気調和装置の蓄熱時間帯における制御方法を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る蓄熱式空気調和装置の概略構成図である。
【図7】 従来の蓄熱式空気調和装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 室外機、2 蓄熱槽、3 室内機、10 外気温度検出手段、11 蓄熱量検出手段、12 室内温度検出手段、13 運転容量検出手段、14 制御手段、15 切り換え決定回数カウント手段、16 放熱ロス検出手段。

Claims (9)

  1. 蓄熱媒体を収容した蓄熱槽を備え、予め設定された蓄熱時間帯に前記蓄熱槽内の蓄熱媒体を冷却する冷房用蓄熱運転又は前記蓄熱槽内の蓄熱媒体を加熱する暖房用蓄熱運転を行うとともに、予め設定された空調時間帯には前記蓄熱槽内の蓄熱媒体に蓄えられた熱を利用して冷房運転又は暖房運転を行う蓄熱式空気調和装置において、前記蓄熱時間帯に前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを複数の所定の条件の中から選択された所定の条件に基づいて自動的に決定する制御手段を備え、
    制御手段は、蓄熱時間帯における運転モードを冷房用蓄熱運転から暖房用蓄熱運転に切り換えるか、又は暖房用蓄熱運転から冷房用蓄熱運転に切り換える蓄熱運転モード切り換え決定を行った場合、実際には蓄熱運転モードの切り換えを保留しつつ蓄熱運転モード切り換え決定の回数をカウントし、このカウントされた蓄熱運転モード切り換え決定の回数が所定回数に達したときに蓄熱運転モードの切り換えを実行するように構成されている蓄熱式空気調和装置。
  2. 前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを決定する前記複数の所定の条件を選択できる自動決定方法選択スイッチを設け、前記制御手段は、前記自動決定方法選択スイッチで選択された所定の条件に基づいて前記蓄熱時間帯に前記冷房用蓄熱運転を行うか前記暖房用蓄熱運転を行うかを自動的に決定するように構成されている請求項第1項記載の蓄熱式空気調和装置。
  3. 外気温度検出手段を備え、制御手段は、前記外気温度検出手段の検出温度を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されている請求項第1項又は第2項に記載の蓄熱式空気調和装置。
  4. 空調時間帯における室内機の冷房運転容量と暖房運転容量とをそれぞれ検出する運転容量検出手段を備え、制御手段は、前記運転容量検出手段が検出した冷房運転容量と暖房運転容量との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されている請求項第1項又は第2項に記載の蓄熱式空気調和装置。
  5. 空調時間帯における冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間とをそれぞれ計時する第1の計時手段を備え、制御手段は、前記第1の計時手段が計時した冷房運転モードの積算時間と暖房運転モードの積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されている請求項第1項又は第2項に記載の蓄熱式空気調和装置。
  6. 空調時間帯における冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間とをそれぞれ計時する第2の計時手段を備え、制御手段は、前記第2の計時手段が計時した冷房運転モードでの圧縮機積算運転時間と暖房運転モードでの圧縮機積算運転時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されている請求項第1項又は第2項に記載の蓄熱式空気調和装置。
  7. 蓄熱槽内の蓄熱媒体の蓄熱量を検出する蓄熱量検出手段と、室内機が設置された室内の空気温度を検出する室内温度検出手段と、空調時間帯における蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間とをそれぞれ計時する第3の計時手段とを備え、制御手段は、空調時間帯に冷房運転モードに設定されていて、且つ、前記室内温度検出手段の検出温度が所定温度以上である場合は、前記蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が冷房運転に利用可能な量であれば蓄熱利用冷房運転を行い、前記蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が冷房運転に利用不可能な量であれば蓄熱非利用冷房運転を行い、一方、空調時間帯に暖房運転モードに設定されていて、且つ、前記室内温度検出手段の検出温度が所定温度以下である場合は、前記蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が暖房運転に利用可能な量であれば蓄熱利用暖房運転を行い、前記蓄熱量検出手段の検出蓄熱量が暖房運転に利用不可能な量であれば蓄熱非利用冷房運転を行い、さらに、前記第3の計時手段が計時した蓄熱利用冷房運転の積算時間と蓄熱利用暖房運転の積算時間との比較を所定の条件として、蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを決定するように構成されている請求項第1項又は第2項に記載の蓄熱式空気調和装置。
  8. 蓄熱槽から外気への放熱ロスを検出する放熱ロス検出手段を備え、蓄熱時間帯に前記放熱ロス検出手段が検出した放熱ロスが所定量よりも多くなった場合に冷房用蓄熱運転又は暖房用蓄熱運転を行うように構成されている請求項第1項乃至第7項のいずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
  9. 蓄熱時間帯に冷房用蓄熱運転を行うか暖房用蓄熱運転を行うかを手動操作によっても設定可能に構成されている請求項第1項乃至第8項のいずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
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