JP2001336806A - 蓄熱式空気調和機 - Google Patents

蓄熱式空気調和機

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JP2001336806A
JP2001336806A JP2000159863A JP2000159863A JP2001336806A JP 2001336806 A JP2001336806 A JP 2001336806A JP 2000159863 A JP2000159863 A JP 2000159863A JP 2000159863 A JP2000159863 A JP 2000159863A JP 2001336806 A JP2001336806 A JP 2001336806A
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JP
Japan
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operation time
heat
time
cooling
heat storage
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Tomohiro Nagao
朋洋 長尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼間の冷暖房運転時間に見合った適正な蓄熱
量の確保を可能にし、無駄な電力の消費を防ぐことがで
きる蓄熱式空気調和機の提供を図る。 【解決手段】 集中制御装置に設けた蓄冷熱利用運転時
間カウント手段12で昼間の蓄冷熱利用運転時間をカウ
ントし、蓄冷熱運転を開始する場合に、蓄冷熱運転時刻
決定手段13において、蓄冷熱利用運転時間があらかじ
め設定された運転時間より短いときは蓄冷熱運転時間が
予め設定された基準時間よりも短くなるよう蓄冷熱運転
時刻を補正し、蓄冷熱利用運転時間が設定運転時間より
長いときは蓄冷熱運転時刻が予め設定された基準時間よ
りも長くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し蓄冷熱運転時
刻を決定することにより、複数の冷凍サイクルユニット
全てが、昼間の冷暖房運転時間に見合った適正な蓄熱量
を確保することができ、無駄な電力の消費を防ぐことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニットに蓄
熱槽、及び複数台の室内ユニットを配管接続および信号
線接続したマルチタイプの蓄熱式空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、1台の室外ユニットに蓄熱槽、及
び複数台の室内ユニットを接続して1つの冷凍サイクル
ユニットを構成する蓄熱式空気調和機が登場している
(例えば、特開平9−26182号公報)。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の蓄熱式空
気調和機について説明する。
【0004】図7は従来の蓄熱式空気調和機のブロック
図である。図7において、1はバス通信回線、2A,2
Bは冷媒配管、3A,3Bは室外ユニット制御部、4は
蓄熱運転信号5を受けて蓄熱運転を開始し、あらかじめ
定められた時間を計測する運転時間計測手段6からの時
間情報によって蓄熱運転を終了させる運転モード決定手
段、7A,7Bはバス通信回線で室外ユニット制御部3
A,3Bと接続された蓄熱槽制御部、8A,8B,8
C,8Dはバス通信回線で室外ユニット制御部3A,3
Bと接続された室内ユニットである。
【0005】以上のように構成された蓄熱式空気調和機
について、以下その動作を説明する。
【0006】まず、蓄熱運転信号5を受けたモード決定
手段4は蓄熱運転を開始する。その後、必要とされる蓄
熱量が十分に確保されるだけのあらかじめ定められた時
間が経過した時点で、運転時間計測手段6からの情報に
よりモード決定手段4は蓄熱運転の終了を決定し、蓄熱
運転を終了させ、必要な蓄熱量を確保する。その後、室
内ユニット8A,8Bを運転することにより冷暖房蓄熱
利用運転が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成は、運転時間計測手段6においてあらかじめ蓄熱運転
時間が定められているため、一定の蓄熱量しか得ること
しかできず、昼間の負荷が小さいときは蓄熱量が多すぎ
て余ることとなり、無駄な電力消費を行ってしまう欠点
があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、昼間の冷暖房運転時間、及び負荷に見合った適正な
蓄熱量の確保を可能にし、無駄な電力の消費を防ぐこと
ができる蓄熱式空気調和機の提供を目的とする。
【0009】また、上記従来の構成は、昼間の蓄熱利用
運転時においても負荷変動について何ら関知していない
ため、蓄熱利用運転を優先的に行うことにより夕方まで
に蓄熱量が消費されてしまい、電力負荷集中時間帯の終
了までに蓄熱利用ができなくなるという欠点があった。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、昼間の負荷の大きい時間帯のみ蓄熱利用運転を行う
ことにより、夕方まで蓄熱量を温存することを可能にす
る蓄熱式空気調和機の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、集中制御装置に設けた蓄冷熱利用運転時間カ
ウント手段で昼間の蓄冷熱利用運転時間をカウントし、
蓄冷熱運転を開始する場合に、蓄冷熱利用運転時間があ
らかじめ設定された運転時間より短いときは蓄冷熱運転
時間が予め設定された基準時間よりも短くなるよう蓄冷
熱運転時刻を補正し、蓄冷熱利用運転時間が設定運転時
間より長いときは蓄冷熱運転時刻が予め設定された基準
時間よりも長くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し、蓄冷
熱運転時刻を決定したものである。
【0012】これにより、複数の冷凍サイクルユニット
全てが、昼間の冷暖房運転時間に見合った適正な蓄熱量
を確保することができ、無駄な電力の消費を防ぐことが
できる。
【0013】また、本発明は、集中制御装置に設けた冷
暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻設定手段と、冷
暖房運転時刻設定手段により設定された冷暖房運転時刻
と時刻カウント手段によりカウントされる現在時刻とを
比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、室外機に設けた
外気温検出手段により検出された外気温をバス通信回線
により検出し、外気温があらかじめ決められた温度より
高い、あるいは低いときは、蓄冷利用または蓄熱利用運
転を指示するのである。
【0014】これにより、複数の冷凍サイクルユニット
全てが、昼間の負荷の大きい時間帯のみ蓄冷利用または
蓄熱利用運転を行うことができ、夕方まで蓄熱量を温存
することが可能となる。
【0015】また、本発明は、集中制御装置に設けた冷
暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻設定手段と、冷
暖房運転時刻設定手段により設定された冷暖房運転時刻
と時刻カウント手段によりカウントされる現在時刻とを
比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、集中制御装置に
設けた電力量検出手段より検出される電力量があらかじ
め決められた電力量を超えたときは、蓄冷熱利用運転を
指示するのである。
【0016】これにより、複数の冷凍サイクルユニット
全てが、昼間の負荷の大きい時間帯のみ蓄冷熱利用運転
を行うことができ、夕方まで蓄熱量を温存することが可
能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機および室外熱交換器を有する1台の室外ユニ
ットに、蓄熱用熱交換器を有する1台の蓄熱槽と、それ
ぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットを冷
媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、
この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室外ユニット
と各蓄熱槽と各室内ユニットと各冷凍サイクルユニット
に共通した集中制御装置をバス通信回線で接続した蓄熱
式空気調和機において、集中制御装置に設けた蓄冷熱利
用運転時間カウント手段で昼間の蓄冷熱利用運転時間を
カウントし、蓄冷熱運転を開始する場合に、前記蓄冷熱
利用運転時間があらかじめ設定された運転時間より短い
ときは蓄冷熱運転時間が予め設定された基準時間よりも
短くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し、前記蓄冷熱利用
運転時間が前記設定運転時間より長いときは蓄冷熱運転
時刻が予め設定された基準時間よりも長くなるよう蓄冷
熱運転時刻を補正し蓄冷熱運転時刻を決定する蓄冷熱運
転時刻決定手段と、前記蓄冷熱運転時刻決定手段により
決定した蓄冷熱運転時刻と時刻カウント手段によりカウ
ントされる現在時刻とを比較し、各冷凍サイクルユニッ
トへの蓄冷熱運転指示を決定する運転指示手段と、前記
運転指示手段により決定した運転指示をバス通信回線に
より検出し、運転モードを決定するモード決定手段とか
らなり、昼間の蓄冷熱利用運転時間の長さに応じて蓄冷
熱運転時間を変更するものであり、複数の冷凍サイクル
ユニット全てが昼間の冷暖房運転時間に見合った適正な
蓄熱量を確保することができる作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、圧縮機および室
外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、蓄熱用熱交
換器を有する1台の蓄熱槽と、それぞれが室内熱交換器
を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つ
の冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユ
ニットを複数設け、各室外ユニットと各蓄熱槽と各室内
ユニットと各冷凍サイクルユニットに共通した集中制御
装置をバス通信回線で接続した蓄熱式空気調和機におい
て、集中制御装置に設けた冷暖房運転時刻を設定する冷
暖房運転時刻設定手段と、冷暖房運転時刻設定手段によ
り設定された冷暖房運転時刻と時刻カウント手段により
カウントされる現在時刻とを比較し、冷暖房運転時間帯
にあるとき、室外機に設けた外気温検出手段により検出
された外気温をバス通信回線により検出し、前記外気温
があらかじめ決められた温度より高い、あるいは低いと
きは、蓄冷利用または蓄熱利用運転を指示する運転指示
手段と、前記運転指示手段により決定した運転指示をバ
ス通信回線により検出し、運転モードを決定するモード
決定手段とからなり、昼間の負荷に応じて蓄冷熱利用運
転と非蓄冷熱利用運転を切り換えるものであり、複数の
冷凍サイクルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間
帯のみ蓄冷利用または蓄熱利用運転を行うことができ、
夕方まで蓄熱量を温存することが可能となる。
【0019】請求項3に記載の発明は、圧縮機および室
外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、蓄熱用熱交
換器を有する1台の蓄熱槽と、それぞれが室内熱交換器
を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つ
の冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユ
ニットを複数設け、各室外ユニットと各蓄熱槽と各室内
ユニットと各冷凍サイクルユニットに共通した集中制御
装置をバス通信回線で接続した蓄熱式空気調和機におい
て、集中制御装置に設けた冷暖房運転時刻を設定する冷
暖房運転時刻設定手段と、冷暖房運転時刻設定手段によ
り設定された冷暖房運転時刻と時刻カウント手段により
カウントされる現在時刻とを比較し、冷暖房運転時間帯
にあるとき、集中制御装置に設けた電力量検出手段より
検出される電力量があらかじめ決められた電力量を超え
たときは、蓄冷熱利用運転を指示する運転指示手段と、
前記運転指示手段により決定した運転指示をバス通信回
線により検出し、運転モードを決定するモード決定手段
とからなり、昼間の電力負荷に応じて蓄冷熱利用運転と
非蓄冷熱利用運転を切り換えるものであり、複数の冷凍
サイクルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間帯の
み蓄冷利用または蓄熱利用運転を行うことができ、夕方
まで蓄熱量を温存することが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による蓄熱式空気調和機の実施
例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来
と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる蓄熱式空気調和機のブロック図である。図2は、同
実施例の動作を示すフローチャートである。
【0022】図1において、11は集中制御装置、12
は蓄冷熱利用運転時間をカウントする蓄冷熱利用運転カ
ウント手段である。
【0023】13は、蓄冷熱運転を開始する場合に、蓄
冷熱利用運転時間カウント手段12でカウントされた蓄
冷熱利用運転時間があらかじめ設定された運転時間より
短いときは蓄冷熱運転時間が予め設定された基準時間よ
りも短くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し、蓄冷熱利用
運転時間が設定運転時間より長いときは蓄冷熱運転時刻
が予め設定された基準時間よりも長くなるよう蓄冷熱運
転時刻を補正し蓄冷熱運転時刻を決定する蓄冷熱運転時
刻決定手段である。
【0024】14は、蓄冷熱運転時刻決定手段13によ
り決定した蓄冷熱運転時刻と時刻カウント手段15によ
りカウントされる現在時刻とを比較し、各冷凍サイクル
ユニットへの蓄冷熱運転指示を決定する運転指示手段で
ある。
【0025】21Aは室外ユニット制御部、22は運転
指示手段14により決定した運転指示をバス通信回線に
より検出し、運転モードを決定するモード決定手段であ
る。
【0026】以上のように構成された蓄熱式空気調和機
について、以下その動作を説明する。
【0027】まず、蓄熱運転開始時に、蓄冷熱利用運転
時間カウント手段12においてカウントされた蓄冷熱利
用運転時間を蓄冷熱運転時刻決定手段13において予め
設定された基準時間と比較し(STEP1)、蓄冷熱利
用運転時間が、あらかじめ設定された基準時間より短い
ときは蓄冷熱運転時間が予め設定された基準時間よりも
短くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し(STEP2)、
逆に蓄冷熱利用運転時間が、あらかじめ設定された基準
時間より長いときは蓄冷熱運転時間が予め設定された基
準時間よりも長くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し(S
TEP3)蓄冷熱運転時刻を決定する。
【0028】その後、運転指示手段14において、決定
した蓄冷熱運転時刻と時刻カウント手段15でカウント
される現在時刻とを比較し、蓄冷熱運転の開始,終了を
バス通信回線1を通してモード決定手段22に通知し、
蓄冷または蓄熱運転の開始,終了を実施する。
【0029】以上のように本実施例の蓄熱式空気調和機
は、蓄冷熱運転時刻決定手段13において、蓄冷熱利用
運転時間から、翌日の昼間の冷暖房負荷を予測し、その
結果に応じて蓄冷または蓄熱運転時刻を決定するので、
複数の冷凍サイクルユニットにおいて、個々の冷凍サイ
クルユニットの昼間の冷暖房運転負荷に見合った適正な
蓄熱量を確保することができ、無駄な電力の消費を防ぐ
ことができる。
【0030】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
よる蓄熱式空気調和機のブロック図である。図4は、同
実施例の動作を示すフローチャートである。
【0031】図3において、31は集中制御装置、32
は昼間の冷房または暖房運転時間帯を設定する冷暖房運
転時刻設定手段である。
【0032】33は、冷暖房運転時刻設定手段32によ
り設定された冷暖房運転時刻と、時刻カウント手段34
によりカウントされる現在時刻とを比較し、冷暖房運転
時間帯にあるとき、室外機制御部41Aに設けた外気温
検出手段42により検出された外気温をバス通信回線1
により検出し、外気温があらかじめ決められた温度より
高い、あるいは低いときは、蓄冷利用または蓄熱利用運
転を指示する運転指示手段である。
【0033】43は運転指示手段33により決定した運
転指示をバス通信回線1により検出し、運転モードを決
定するモード決定手段である。
【0034】以上のように構成された蓄熱式空気調和機
について、以下その動作を説明する。
【0035】まず、冷暖房運転時刻設定手段32にて設
定された時間帯に冷房運転が開始されると、運転指示手
段33において、外気温検出手段42によりバス通信回
線1を通して検出される外気温が、あらかじめ決められ
た温度より高いときは蓄冷利用運転を(STEP1)、
あらかじめ決められた温度より低いときは非蓄冷利用運
転を(STEP2)バス通信回線1を通してモード決定
手段43に通知し、冷房運転を開始する。
【0036】以上のように本実施例の蓄熱式空気調和機
は、外気温検出手段42により外気温を検出し、昼間の
冷暖房負荷の高い時は蓄冷利用または蓄熱利用運転を行
うよう運転指示手段33において決定するので、複数の
冷凍サイクルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間
帯は蓄冷利用または蓄熱利用運転を行うことができ、夕
方まで蓄熱量を温存することが可能となる。
【0037】(実施例3)図5は、本発明の実施例3に
よる蓄熱式空気調和機のブロック図である。図6は、同
実施例の動作を示すフローチャートである。
【0038】図5において、51は集中制御装置、52
は昼間の冷房または暖房運転時間帯を設定する冷暖房運
転時刻設定手段である。
【0039】53は、冷暖房運転時刻設定手段52によ
り設定された冷暖房運転時刻と、時刻カウント手段54
によりカウントされる現在時刻とを比較し、冷暖房運転
時間帯にあるとき、電力量検出手段55により検出され
た電力量があらかじめ決められた電力量を超えるとき
は、蓄冷熱利用運転を指示する運転指示手段である。
【0040】22は運転指示手段53により決定した運
転指示をバス通信回線1により検出し、運転モードを決
定するモード決定手段である。
【0041】以上のように構成された蓄熱式空気調和機
について、以下その動作を説明する。
【0042】まず、冷暖房運転時刻設定手段52にて設
定された時間帯に冷暖房運転が開始されると、運転指示
手段53において、電力量検出手段55により検出され
る電力量が、あらかじめ決められた電力量を超えるとき
は蓄冷熱利用運転を(STEP1)、あらかじめ決めら
れた電力量を超えないときは非蓄冷熱利用運転を(ST
EP2)バス通信回線1を通してモード決定手段22に
通知し、それぞれのモードで冷房または暖房運転を開始
する。
【0043】以上のように本実施例の蓄熱式空気調和機
は、電力量検出手段55により電力量を検出し、昼間の
冷暖房負荷の高い時は蓄冷利用または蓄熱利用運転を行
うよう運転指示手段53において決定するので、複数の
冷凍サイクルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間
帯は蓄冷利用または蓄熱利用運転を行うことができ、夕
方まで蓄熱量を温存することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、集中制御装置に設けた蓄冷熱利用運転時間カウン
ト手段で昼間の蓄冷熱利用運転時間をカウントし、蓄冷
熱運転を開始する場合に、蓄冷熱利用運転時間があらか
じめ設定された運転時間より短いときは蓄冷熱運転時間
が予め設定された基準時間よりも短くなるよう蓄冷熱運
転時刻を補正し、蓄冷熱利用運転時間が設定運転時間よ
り長いときは蓄冷熱運転時刻が予め設定された基準時間
よりも長くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し蓄冷熱運転
時刻を決定することにより、複数の冷凍サイクルユニッ
ト全てが、昼間の冷暖房運転時間に見合った適正な蓄熱
量を確保することができ、無駄な電力の消費を防ぐこと
ができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明は、集中制御
装置に設けた冷暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻
設定手段と、冷暖房運転時刻設定手段により設定された
冷暖房運転時刻と時刻カウント手段によりカウントされ
る現在時刻とを比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、
室外機に設けた外気温検出手段により検出された外気温
をバス通信回線により検出し、外気温があらかじめ決め
られた温度より高い、あるいは低いときは、蓄冷利用ま
たは蓄熱利用運転を指示することにより、複数の冷凍サ
イクルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間帯のみ
蓄冷利用または蓄熱利用運転を行うことができ、夕方ま
で蓄熱量を温存することができる。
【0046】また、請求項3に記載の発明は、集中制御
装置に設けた冷暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻
設定手段と、冷暖房運転時刻設定手段により設定された
冷暖房運転時刻と時刻カウント手段によりカウントされ
る現在時刻とを比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、
集中制御装置に設けた電力量検出手段より検出される電
力量があらかじめ決められた電力量を超えたときは、蓄
冷熱利用運転を指示することにより、複数の冷凍サイク
ルユニット全てが、昼間の負荷の大きい時間帯のみ蓄冷
熱利用運転を行うことができ、夕方まで蓄熱量を温存す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓄熱式空気調和機の実施例1のブ
ロック図
【図2】同実施例の動作を示すフローチャート
【図3】本発明による蓄熱式空気調和機の実施例2のブ
ロック図
【図4】同実施例の動作を示すフローチャート
【図5】本発明による蓄熱式空気調和機の実施例3のブ
ロック図
【図6】同実施例の動作を示すフローチャート
【図7】従来の蓄熱式空気調和機のブロック図
【符号の説明】
1 バス通信回線 7A,7B,41A,41B 蓄熱槽 8A,8B,8C,8D 室内ユニット 11,31,51 集中制御装置 12 蓄冷熱利用運転時間カウント手段 13 蓄冷熱運転時刻決定手段 14,33,53 運転指示手段 15,34,54 時刻カウント手段 21A,21B 室外ユニット 22,43 モード決定手段 32,52 冷暖房運転時刻設定手段 42 外気温検出手段 55 電力量検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機および室外熱交換器を有する1台
    の室外ユニットに、蓄熱用熱交換器を有する1台の蓄熱
    槽と、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユ
    ニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニット
    を構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室
    外ユニットと各蓄熱槽と各室内ユニットと各冷凍サイク
    ルユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接
    続した蓄熱式空気調和機において、集中制御装置に設け
    た蓄冷熱利用運転時間カウント手段で昼間の蓄冷熱利用
    運転時間をカウントし、蓄冷または蓄熱運転を開始する
    場合に、前記蓄冷熱利用運転時間があらかじめ設定され
    た運転時間より短いときは蓄冷熱運転時間が予め設定さ
    れた基準時間よりも短くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正
    し、前記蓄冷熱利用運転時間が前記設定運転時間より長
    いときは蓄冷熱運転時間が予め設定された基準時間より
    も長くなるよう蓄冷熱運転時刻を補正し蓄冷熱運転時刻
    を決定する蓄冷熱運転時刻決定手段と、前記蓄冷熱運転
    時刻決定手段により決定した蓄冷熱運転時刻と時刻カウ
    ント手段によりカウントされる現在時刻とを比較し、各
    冷凍サイクルユニットへの蓄冷熱運転指示を決定する運
    転指示手段と、前記運転指示手段により決定した運転指
    示をバス通信回線により検出し、運転モードを決定する
    モード決定手段とを備えた蓄熱式空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機および室外熱交換器を有する1台
    の室外ユニットに、蓄熱用熱交換器を有する1台の蓄熱
    槽と、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユ
    ニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニット
    を構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室
    外ユニットと各蓄熱槽と各室内ユニットと各冷凍サイク
    ルユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接
    続した蓄熱式空気調和機において、集中制御装置に設け
    た冷暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻設定手段
    と、冷暖房運転時刻設定手段により設定された冷暖房運
    転時刻と時刻カウント手段によりカウントされる現在時
    刻とを比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、室外機に
    設けた外気温検出手段により検出された外気温をバス通
    信回線により検出し、前記外気温があらかじめ決められ
    た温度より高い、あるいは低いときは、蓄冷利用または
    蓄熱利用運転を指示する運転指示手段と、前記運転指示
    手段により決定した運転指示をバス通信回線により検出
    し、運転モードを決定するモード決定手段とを備えた蓄
    熱式空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機および室外熱交換器を有する1台
    の室外ユニットに、蓄熱用熱交換器を有する1台の蓄熱
    槽と、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユ
    ニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニット
    を構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室
    外ユニットと各蓄熱槽と各室内ユニットと各冷凍サイク
    ルユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接
    続した蓄熱式空気調和機において、集中制御装置に設け
    た冷暖房運転時刻を設定する冷暖房運転時刻設定手段
    と、冷暖房運転時刻設定手段により設定された冷暖房運
    転時刻と時刻カウント手段によりカウントされる現在時
    刻とを比較し、冷暖房運転時間帯にあるとき、集中制御
    装置に設けた電力量検出手段より検出される電力量があ
    らかじめ決められた電力量を超えたときは、蓄冷熱利用
    運転を指示する運転指示手段と、前記運転指示手段によ
    り決定した運転指示をバス通信回線により検出し、運転
    モードを決定するモード決定手段とを備えた蓄熱式空気
    調和機。
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Cited By (2)

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JP2015114051A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社東芝 空気調和システム
WO2016013312A1 (ja) * 2014-07-25 2016-01-28 株式会社日立製作所 空調管理装置、空調管理方法、及びプログラム

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