JPH1186912A - 低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法及び低温貯蔵庫 - Google Patents
低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法及び低温貯蔵庫Info
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- JPH1186912A JPH1186912A JP9243002A JP24300297A JPH1186912A JP H1186912 A JPH1186912 A JP H1186912A JP 9243002 A JP9243002 A JP 9243002A JP 24300297 A JP24300297 A JP 24300297A JP H1186912 A JPH1186912 A JP H1186912A
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- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
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- G01R31/3644—Constructional arrangements
- G01R31/3647—Constructional arrangements for determining the ability of a battery to perform a critical function, e.g. cranking
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄電池の寿命を適正に判断できる低温貯蔵庫
の蓄電池寿命判定方法を提供する。 【解決手段】 庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度を
その都度検出し、放電深度が大きい場合には1よりも大
きな値を放電回数Nとして累積しているので、蓄電池1
6の寿命をその使用状況に応じて適正に判定することが
できる。依って、所期の性能が得られなくなる前に蓄電
池16を新しいものとタイミングよく交換することがで
き、これにより蓄電池16を利用した庫内冷却を不良な
く行うことができる。
の蓄電池寿命判定方法を提供する。 【解決手段】 庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度を
その都度検出し、放電深度が大きい場合には1よりも大
きな値を放電回数Nとして累積しているので、蓄電池1
6の寿命をその使用状況に応じて適正に判定することが
できる。依って、所期の性能が得られなくなる前に蓄電
池16を新しいものとタイミングよく交換することがで
き、これにより蓄電池16を利用した庫内冷却を不良な
く行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載して運
搬される低温貯蔵庫に係り、特に蓄電池を電源として利
用して庫内冷却を行う低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法
と、これを用いた低温貯蔵庫に関するものである。
搬される低温貯蔵庫に係り、特に蓄電池を電源として利
用して庫内冷却を行う低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法
と、これを用いた低温貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の低温貯蔵庫は、物品を貯
蔵する貯蔵庫と、冷却源となる蓄冷剤と、蓄冷剤の冷気
を庫内に循環させる送風機と、送風機の電源となる蓄電
池とを備えており、冷蔵商品等の物品を庫内に収納しト
ラック等の車両に搭載して運搬するときに、蓄電池によ
り送風機を作動し蓄冷剤の冷気を循環させることによっ
て庫内冷却を行っている。また、この庫内冷却によって
放電した蓄電池に対して充電を行うことで該蓄電池を繰
り返し使用している。
蔵する貯蔵庫と、冷却源となる蓄冷剤と、蓄冷剤の冷気
を庫内に循環させる送風機と、送風機の電源となる蓄電
池とを備えており、冷蔵商品等の物品を庫内に収納しト
ラック等の車両に搭載して運搬するときに、蓄電池によ
り送風機を作動し蓄冷剤の冷気を循環させることによっ
て庫内冷却を行っている。また、この庫内冷却によって
放電した蓄電池に対して充電を行うことで該蓄電池を繰
り返し使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の蓄電
池には当然ながら寿命があり、寿命となった蓄電池は再
度充電を行っても所期の容量を回復することができない
ため、冷気循環用の送風機を満足に作動させることがで
きず冷却不良を生じてしまう。
池には当然ながら寿命があり、寿命となった蓄電池は再
度充電を行っても所期の容量を回復することができない
ため、冷気循環用の送風機を満足に作動させることがで
きず冷却不良を生じてしまう。
【0004】前記の庫内冷却を支障なく行うには、蓄電
池の寿命を適正に判断し、寿命と判断されたときにはこ
れを直ちに新しいものと交換する必要がある。しかし、
同一規格の蓄電池であってもその使用状況によって寿命
が大きく変わるため、累積使用時間等を目安として寿命
を判断することは適当であるとは言えず、実際のところ
は所期の性能が得られなくなって初めてその寿命を知る
ことから交換時期に遅れを生じてしまう。
池の寿命を適正に判断し、寿命と判断されたときにはこ
れを直ちに新しいものと交換する必要がある。しかし、
同一規格の蓄電池であってもその使用状況によって寿命
が大きく変わるため、累積使用時間等を目安として寿命
を判断することは適当であるとは言えず、実際のところ
は所期の性能が得られなくなって初めてその寿命を知る
ことから交換時期に遅れを生じてしまう。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてされたもので、
その目的とするところは、蓄電池の寿命を適正に判断で
きる低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法と、蓄電池の寿命
判定機能を備えた低温貯蔵庫を提供することにある。
その目的とするところは、蓄電池の寿命を適正に判断で
きる低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法と、蓄電池の寿命
判定機能を備えた低温貯蔵庫を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法は、
物品を貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却する冷却手段と、
蓄電池とを備え、蓄電池を電源として利用して庫内冷却
を行う低温貯蔵庫に係り、前記庫内冷却に伴う蓄電池の
放電回数を1またはこれ以外の値を累積値として累積
し、該累積放電回数と予め設定された蓄電池の寿命放電
回数とを比較することにより蓄電池の寿命を判定する、
ことをその特徴としている。
め、本発明に係る低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法は、
物品を貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却する冷却手段と、
蓄電池とを備え、蓄電池を電源として利用して庫内冷却
を行う低温貯蔵庫に係り、前記庫内冷却に伴う蓄電池の
放電回数を1またはこれ以外の値を累積値として累積
し、該累積放電回数と予め設定された蓄電池の寿命放電
回数とを比較することにより蓄電池の寿命を判定する、
ことをその特徴としている。
【0007】この低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法によ
れば、蓄電池に応じて予め設定された寿命放電回数と累
積された放電回数との比較によって蓄電池の寿命を自動
的に判定できる。
れば、蓄電池に応じて予め設定された寿命放電回数と累
積された放電回数との比較によって蓄電池の寿命を自動
的に判定できる。
【0008】また、本発明に係る低温貯蔵庫は、物品を
貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却する冷却手段と、蓄電池
とを備え、蓄電池を電源として利用して庫内冷却を行う
低温貯蔵庫において、前記蓄電池の寿命放電回数を予め
設定するための寿命放電回数設定手段と、前記庫内冷却
に伴う蓄電池の放電回数を1またはこれ以外の値を累積
値として累積する放電回数累積手段と、前記寿命放電回
数と前記累積放電回数とを比較して蓄電池の寿命を判定
する寿命判定手段と、前記寿命判定手段で寿命と判定さ
れたときにこれを報知する警報手段とを備えた、ことを
その特徴としている。
貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却する冷却手段と、蓄電池
とを備え、蓄電池を電源として利用して庫内冷却を行う
低温貯蔵庫において、前記蓄電池の寿命放電回数を予め
設定するための寿命放電回数設定手段と、前記庫内冷却
に伴う蓄電池の放電回数を1またはこれ以外の値を累積
値として累積する放電回数累積手段と、前記寿命放電回
数と前記累積放電回数とを比較して蓄電池の寿命を判定
する寿命判定手段と、前記寿命判定手段で寿命と判定さ
れたときにこれを報知する警報手段とを備えた、ことを
その特徴としている。
【0009】この低温貯蔵庫によれば、蓄電池に応じて
予め設定された寿命放電回数と累積された放電回数との
比較によって蓄電池の寿命が自動的に判定され、蓄電池
が寿命であると判定されたときには警報手段を通じてこ
れを報知できる。
予め設定された寿命放電回数と累積された放電回数との
比較によって蓄電池の寿命が自動的に判定され、蓄電池
が寿命であると判定されたときには警報手段を通じてこ
れを報知できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の一実施形
態に係るもので、図1は低温貯蔵庫の縦断面図、図2は
低温貯蔵庫の冷凍機系を除く電気回路図、図3は寿命判
定プログラムのフローチャート、図4は放電深度と寿命
放電回数との関係を示す図、図5は放電深度に対する重
み付けの例を示す図である。
態に係るもので、図1は低温貯蔵庫の縦断面図、図2は
低温貯蔵庫の冷凍機系を除く電気回路図、図3は寿命判
定プログラムのフローチャート、図4は放電深度と寿命
放電回数との関係を示す図、図5は放電深度に対する重
み付けの例を示す図である。
【0011】まず、図1を参照して低温貯蔵庫の構成を
説明する。図中の1は前面を開口した断熱性の貯蔵庫本
体、2は貯蔵庫本体1の前面開口を開閉自在に覆う断熱
性の扉、3は貯蔵庫本体1の下面に設けられたキャスタ
ー、4は貯蔵庫本体1内に配置されたダクト板であり、
貯蔵庫本体1の上部には機械室MRが、貯蔵庫本体1内
のダクト板4の上側には貯蔵室SRが、ダクト板4の下
側には蓄冷室CRがそれぞれ形成されている。
説明する。図中の1は前面を開口した断熱性の貯蔵庫本
体、2は貯蔵庫本体1の前面開口を開閉自在に覆う断熱
性の扉、3は貯蔵庫本体1の下面に設けられたキャスタ
ー、4は貯蔵庫本体1内に配置されたダクト板であり、
貯蔵庫本体1の上部には機械室MRが、貯蔵庫本体1内
のダクト板4の上側には貯蔵室SRが、ダクト板4の下
側には蓄冷室CRがそれぞれ形成されている。
【0012】5は電動圧縮機、6は凝縮器、7は凝縮器
冷却用の送風機で、それぞれ機械室MR内に配置されて
いる。8は蒸発パイプ、9は蒸発パイプ8に熱的に密着
する蓄冷剤で、それぞれ蓄冷室CR内に配置されてい
る。10は冷気循環用の送風機で、貯蔵室SR内のダク
ト板4の上部開口に配置されている。
冷却用の送風機で、それぞれ機械室MR内に配置されて
いる。8は蒸発パイプ、9は蒸発パイプ8に熱的に密着
する蓄冷剤で、それぞれ蓄冷室CR内に配置されてい
る。10は冷気循環用の送風機で、貯蔵室SR内のダク
ト板4の上部開口に配置されている。
【0013】16は機械室MR内に配置された蓄電池
(図2参照)、23は庫内温度を検出するサーミスタ等
の温度センサ(図2参照)である。
(図2参照)、23は庫内温度を検出するサーミスタ等
の温度センサ(図2参照)である。
【0014】図1に示した低温貯蔵庫は、前記の電動圧
縮機5,凝縮器6及び蒸発パイプ8と図示省略のキャピ
ラリチューブ等の膨張手段によって構成された冷凍機を
具備しており、該冷凍機を商用交流電源(図2の符号1
1)により作動させることで、蓄冷剤9の蓄熱を可能と
している。また、蓄冷剤9の蓄熱を行うときには、充電
回路(図2の符号12)を商用交流電源により作動させ
ることで、蓄電池16の充電を同時に行うことができ
る。
縮機5,凝縮器6及び蒸発パイプ8と図示省略のキャピ
ラリチューブ等の膨張手段によって構成された冷凍機を
具備しており、該冷凍機を商用交流電源(図2の符号1
1)により作動させることで、蓄冷剤9の蓄熱を可能と
している。また、蓄冷剤9の蓄熱を行うときには、充電
回路(図2の符号12)を商用交流電源により作動させ
ることで、蓄電池16の充電を同時に行うことができ
る。
【0015】この低温貯蔵庫は、貯蔵室SR内に冷蔵商
品等の物品を収納した状態でこれをトラック等の車両に
搭載して運搬されるものであり、この運搬時にあって
は、蓄電池16により送風機10を作動して、図中実線
矢印で示すように、蓄冷剤9で冷却された空気をダクト
板4の上部開口から貯蔵室SRを介してダクト板4の下
部開口に導く空気循環路を形成することにより、外部電
源を用いることなく貯蔵室SR内に収納された物品を冷
却保持することができる。
品等の物品を収納した状態でこれをトラック等の車両に
搭載して運搬されるものであり、この運搬時にあって
は、蓄電池16により送風機10を作動して、図中実線
矢印で示すように、蓄冷剤9で冷却された空気をダクト
板4の上部開口から貯蔵室SRを介してダクト板4の下
部開口に導く空気循環路を形成することにより、外部電
源を用いることなく貯蔵室SR内に収納された物品を冷
却保持することができる。
【0016】次に、図2を参照して前記低温貯蔵庫の冷
凍機系を除く電気回路を説明する。図中の11は商用交
流電源、12は充電回路、13は電源回路、14,15
は回路切替リレー、16は蓄電池、17は蓄電池16の
容量と放電量(放電電流値と時間から算出)からその放
電深度を検出する放電深度検出回路、18は送風機10
(図1参照)のモータ、19はマイクロコンピュータ、
20は使用する蓄電池16に応じてその寿命放電回数を
予め設定するための寿命放電回数設定器、21は庫内冷
却に伴う蓄電池16の放電回数を1またはこれ以外の値
を累積値として累積する放電回数累積器、22は液晶表
示部,ブザー,ランプ等から成る警報器、23は庫内温
度を検出するサーミスタ等の温度センサである。
凍機系を除く電気回路を説明する。図中の11は商用交
流電源、12は充電回路、13は電源回路、14,15
は回路切替リレー、16は蓄電池、17は蓄電池16の
容量と放電量(放電電流値と時間から算出)からその放
電深度を検出する放電深度検出回路、18は送風機10
(図1参照)のモータ、19はマイクロコンピュータ、
20は使用する蓄電池16に応じてその寿命放電回数を
予め設定するための寿命放電回数設定器、21は庫内冷
却に伴う蓄電池16の放電回数を1またはこれ以外の値
を累積値として累積する放電回数累積器、22は液晶表
示部,ブザー,ランプ等から成る警報器、23は庫内温
度を検出するサーミスタ等の温度センサである。
【0017】この電気回路は、商用交流電源11に接続
し、且つ回路切替リレー14,15を図示と異なる側に
切り替えることで、図示省略の冷凍機を作動して蓄冷剤
9(図1参照)の蓄熱を行えると同時に、充電回路12
の作動によって蓄電池16の充電を行うことができ、且
つ電源回路13を通じて送風機10用のモータ18に給
電することができる。
し、且つ回路切替リレー14,15を図示と異なる側に
切り替えることで、図示省略の冷凍機を作動して蓄冷剤
9(図1参照)の蓄熱を行えると同時に、充電回路12
の作動によって蓄電池16の充電を行うことができ、且
つ電源回路13を通じて送風機10用のモータ18に給
電することができる。
【0018】また、商用交流電源11との接続を解き、
且つ回路切替リレー14,15を図示のように切り替え
ることで、蓄電池16により送風機10用のモータ18
を作動させ、これにより蓄冷剤9の冷気を庫内に循環さ
せて庫内冷却を行うことができる。ちなみに、この庫内
冷却時において送風機10は、温度センサ23で検出さ
れる庫内温度が所定の保冷温度となるようにオン・オフ
制御される。
且つ回路切替リレー14,15を図示のように切り替え
ることで、蓄電池16により送風機10用のモータ18
を作動させ、これにより蓄冷剤9の冷気を庫内に循環さ
せて庫内冷却を行うことができる。ちなみに、この庫内
冷却時において送風機10は、温度センサ23で検出さ
れる庫内温度が所定の保冷温度となるようにオン・オフ
制御される。
【0019】ところで、前記蓄電池16の寿命は庫内冷
却に伴う放電深度(蓄電池容量に対する放電量の割合)
と関係が深い。例えば、図4に示すように、毎回の放電
深度が30%のとき寿命放電回数(Nend)が120
0回である蓄電池であっても、毎回の放電深度が50%
となると寿命放電回数は450回に低減し、毎回の放電
深度が100%となると寿命放電回数は200回まで低
減する。
却に伴う放電深度(蓄電池容量に対する放電量の割合)
と関係が深い。例えば、図4に示すように、毎回の放電
深度が30%のとき寿命放電回数(Nend)が120
0回である蓄電池であっても、毎回の放電深度が50%
となると寿命放電回数は450回に低減し、毎回の放電
深度が100%となると寿命放電回数は200回まで低
減する。
【0020】つまり、運搬時間等によって蓄電池16の
使用状況が変化する前記の低温貯蔵庫で、蓄電池16の
寿命をより正確に判定するには、庫内冷却に伴う蓄電池
の放電深度をその都度検出し、放電深度が大きいときに
は累積される値に重み付け、換言すれば1よりも大きな
値を選定してからこの値を累積するとよい。
使用状況が変化する前記の低温貯蔵庫で、蓄電池16の
寿命をより正確に判定するには、庫内冷却に伴う蓄電池
の放電深度をその都度検出し、放電深度が大きいときに
は累積される値に重み付け、換言すれば1よりも大きな
値を選定してからこの値を累積するとよい。
【0021】ここで、図3及び図5を参照して、放電回
数として累積される値に重み付けを行いながら蓄電池の
寿命を判定する方法を具体的に説明する。
数として累積される値に重み付けを行いながら蓄電池の
寿命を判定する方法を具体的に説明する。
【0022】図3中のNendは蓄電池16の容量に応
じて予め設定した寿命放電回数であり、例えば、図4に
示した放電深度30%のときの寿命放電回数1200回
をその値として設定する。また、Nは重み付けを行いな
がら累積される累積放電回数である。
じて予め設定した寿命放電回数であり、例えば、図4に
示した放電深度30%のときの寿命放電回数1200回
をその値として設定する。また、Nは重み付けを行いな
がら累積される累積放電回数である。
【0023】累積放電回数Nが寿命放電回数Nendに
達するまでは、1回の庫内冷却に伴って蓄電池16が放
電する度に、そのときの放電の重み付けが行われる(図
3のステップST1〜ST3)。
達するまでは、1回の庫内冷却に伴って蓄電池16が放
電する度に、そのときの放電の重み付けが行われる(図
3のステップST1〜ST3)。
【0024】重み付け用のテーブルは使用される蓄電池
16の容量等に応じて予め設定されている。例えば、図
5の例1の場合には、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電
深度が30%のときは累積値として1が選定され、50
%のときは累積値として1.7が選定され、100%の
ときは累積値として3.3が選定される。一方、例2の
場合には、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度が30
%のときは累積値として1が選定され、50%のときは
累積値として2.3が選定され、100%のときは累積
値として6.0が選定される。勿論、図5に示した以外
の重み付け値を予め設定するようにようにしてもよい。
16の容量等に応じて予め設定されている。例えば、図
5の例1の場合には、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電
深度が30%のときは累積値として1が選定され、50
%のときは累積値として1.7が選定され、100%の
ときは累積値として3.3が選定される。一方、例2の
場合には、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度が30
%のときは累積値として1が選定され、50%のときは
累積値として2.3が選定され、100%のときは累積
値として6.0が選定される。勿論、図5に示した以外
の重み付け値を予め設定するようにようにしてもよい。
【0025】つまり、例1の場合を想定して説明する
と、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度が30%のと
きは累積放電回数Nに1が加算され、50%のときは累
積放電回数Nに1.7が加算され、100%のときは累
積放電回数Nに3.3が加算される(図3のステップS
T4)。このように、累積放電回数Nには、基準値であ
る1の他に、蓄電池16の放電深度に基づいて重み付け
された後の値が随時累積されることになる。
と、庫内冷却に伴う蓄電池16の放電深度が30%のと
きは累積放電回数Nに1が加算され、50%のときは累
積放電回数Nに1.7が加算され、100%のときは累
積放電回数Nに3.3が加算される(図3のステップS
T4)。このように、累積放電回数Nには、基準値であ
る1の他に、蓄電池16の放電深度に基づいて重み付け
された後の値が随時累積されることになる。
【0026】蓄電池16に対する充電とその放電が繰り
返されて、前記の累積放電回数Nが寿命放電回数Nen
dに達すると、警報が出力されて蓄電池16が寿命であ
ることが利用者に報知される(図3のステップST
5)。
返されて、前記の累積放電回数Nが寿命放電回数Nen
dに達すると、警報が出力されて蓄電池16が寿命であ
ることが利用者に報知される(図3のステップST
5)。
【0027】このように、本実施形態によれば、庫内冷
却に伴う蓄電池16の放電深度をその都度検出し、放電
深度が大きい場合には1よりも大きな値を放電回数Nと
して累積しているので、蓄電池16の寿命をその使用状
況に応じて適正に判定することができる。依って、所期
の性能が得られなくなる前に蓄電池16を新しいものと
タイミングよく交換することができ、これにより蓄電池
16を利用した庫内冷却を不良なく適正に行うことがで
きる。
却に伴う蓄電池16の放電深度をその都度検出し、放電
深度が大きい場合には1よりも大きな値を放電回数Nと
して累積しているので、蓄電池16の寿命をその使用状
況に応じて適正に判定することができる。依って、所期
の性能が得られなくなる前に蓄電池16を新しいものと
タイミングよく交換することができ、これにより蓄電池
16を利用した庫内冷却を不良なく適正に行うことがで
きる。
【0028】尚、前記実施形態では、放電回数として累
積される値に放電深度に基づく重み付けを行うものを例
示したが、庫内冷却に伴う放電深度に大きな差が現れな
いような使い方をされる場合には、平均的な放電深度に
基づいて予め累積する値を設定しておけば、前記のよう
な重み付けをすることなく、累積放電回数と寿命放電回
数とを比較するだけで蓄電池の寿命を適正に判断するこ
とができる。
積される値に放電深度に基づく重み付けを行うものを例
示したが、庫内冷却に伴う放電深度に大きな差が現れな
いような使い方をされる場合には、平均的な放電深度に
基づいて予め累積する値を設定しておけば、前記のよう
な重み付けをすることなく、累積放電回数と寿命放電回
数とを比較するだけで蓄電池の寿命を適正に判断するこ
とができる。
【0029】また、前記実施形態では、放電回数として
累積される値に放電深度に基づく重み付けを行うものを
例示したが、放電回数として累積される値を1とし、且
つ予め定めた寿命放電回数から放電の重み付けに応じた
値を減じるようにしても同様の寿命判定を行うことがで
きる。
累積される値に放電深度に基づく重み付けを行うものを
例示したが、放電回数として累積される値を1とし、且
つ予め定めた寿命放電回数から放電の重み付けに応じた
値を減じるようにしても同様の寿命判定を行うことがで
きる。
【0030】さらに、前記実施形態では、蓄電池により
作動する送風機によって蓄冷剤の冷気を循環させること
で庫内冷却を行うものを例示したが、直流駆動のコンプ
レッサを備えた冷凍機やペルチェ素子等の冷却機器を必
要に応じて送風機を併用して蓄電池により作動させるこ
とによって庫内冷却を行うようにしてもよい。
作動する送風機によって蓄冷剤の冷気を循環させること
で庫内冷却を行うものを例示したが、直流駆動のコンプ
レッサを備えた冷凍機やペルチェ素子等の冷却機器を必
要に応じて送風機を併用して蓄電池により作動させるこ
とによって庫内冷却を行うようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
蓄電池の寿命をその使用状況に応じて適正に判定できる
ので、所期の性能が得られなくなる前に蓄電池を新しい
ものとタイミングよく交換することができ、これにより
蓄電池を利用した庫内冷却を不良なく適正に行うことが
できる。
蓄電池の寿命をその使用状況に応じて適正に判定できる
ので、所期の性能が得られなくなる前に蓄電池を新しい
ものとタイミングよく交換することができ、これにより
蓄電池を利用した庫内冷却を不良なく適正に行うことが
できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る低温貯蔵庫の縦断面
図
図
【図2】図1に示した低温貯蔵庫の冷凍機系を除く電気
回路図
回路図
【図3】寿命判定プログラムのフローチャート
【図4】放電深度と寿命放電回数との関係を示す図
【図5】放電深度に対する重み付けの例を示す図
1…貯蔵庫本体、2…扉、3…キャスター、9…蓄冷
剤、10…冷気循環用の送風機、16…蓄電池、17…
放電深度検出回路、18…送風機10のモータ、19…
マイコン、20…寿命放電回数設定器、21…放電回数
累積器、22…警報器。
剤、10…冷気循環用の送風機、16…蓄電池、17…
放電深度検出回路、18…送風機10のモータ、19…
マイコン、20…寿命放電回数設定器、21…放電回数
累積器、22…警報器。
Claims (5)
- 【請求項1】 物品を貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却す
る冷却手段と、蓄電池とを備え、蓄電池を電源として利
用して庫内冷却を行う低温貯蔵庫に係り、 前記庫内冷却に伴う蓄電池の放電回数を1またはこれ以
外の値を累積値として累積し、該累積放電回数と予め設
定された蓄電池の寿命放電回数とを比較することにより
蓄電池の寿命を判定する、 ことを特徴とする低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法。 - 【請求項2】 庫内冷却に伴う蓄電池の放電深度をその
都度検出し、検出された放電深度に基づいて累積放電回
数として累積される累積値の重み付けを行う、 ことを特徴とする請求項1記載の低温貯蔵庫の蓄電池寿
命判定方法。 - 【請求項3】 物品を貯蔵する貯蔵庫と、庫内を冷却す
る冷却手段と、蓄電池とを備え、蓄電池を電源として利
用して庫内冷却を行う低温貯蔵庫において、 前記蓄電池の寿命放電回数を予め設定するための寿命放
電回数設定手段と、 前記庫内冷却に伴う蓄電池の放電回数を1またはこれ以
外の値を累積値として累積する放電回数累積手段と、 前記寿命放電回数と前記累積放電回数とを比較して蓄電
池の寿命を判定する寿命判定手段と、 前記寿命判定手段で寿命と判定されたときにこれを報知
する警報手段とを備えた、 ことを特徴とする低温貯蔵庫。 - 【請求項4】 庫内冷却に伴う蓄電池の放電深度をその
都度検出する放電深度検出手段と、 前記放電深度検出手段で検出された放電深度に基づいて
前記放電回数累積手段で累積される累積値の重み付けを
行う重み付け手段とを備えた、 ことを特徴とする請求項3記載の低温貯蔵庫。 - 【請求項5】 冷却手段が、庫内に配置された蓄冷剤
と、蓄冷剤の冷気を庫内に循環させる送風機とから成
る、 ことを特徴とする請求項3または4に記載の低温貯蔵
庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243002A JPH1186912A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法及び低温貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9243002A JPH1186912A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法及び低温貯蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186912A true JPH1186912A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17097436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9243002A Pending JPH1186912A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 低温貯蔵庫の蓄電池寿命判定方法及び低温貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1186912A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001094962A1 (fr) * | 2000-06-08 | 2001-12-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif servant a evaluer la duree de vie d'une batterie auxiliaire |
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-
1997
- 1997-09-08 JP JP9243002A patent/JPH1186912A/ja active Pending
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