JP2573106B2 - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JP2573106B2
JP2573106B2 JP14007191A JP14007191A JP2573106B2 JP 2573106 B2 JP2573106 B2 JP 2573106B2 JP 14007191 A JP14007191 A JP 14007191A JP 14007191 A JP14007191 A JP 14007191A JP 2573106 B2 JP2573106 B2 JP 2573106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凝縮器の異常温度上昇
によって圧縮機を停止すると共に、警報を発する低温庫
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温庫は、圧縮機、凝縮器、
減圧器及び冷却器等を順次環状に接続して冷媒回路を構
成した冷却装置と、断熱材から構成した断熱箱体とから
成り、前記冷却器によって断熱箱体内の貯蔵室を冷却し
て物品の冷却保存に供されている。この時、凝縮器は圧
縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒の放熱器として
働き、冷媒はここで放熱することにより凝縮液化し、減
圧器にて減圧されて冷却器にて蒸発する。
【0003】この様に凝縮器は高温ガス冷媒の放熱のた
めに用いられるので、その放熱性能を向上させるため、
自然空冷或いは送風機による強制空冷によって冷却する
必要がある。係る空冷作用によって凝縮器に塵埃等が堆
積し、目詰まりが発生すると、空気の流通が妨げられ、
凝縮器の温度が異常に上昇して放熱凝縮性能は著しく悪
化する。高温高圧ガス冷媒の凝縮能力が悪化すると、冷
却器における冷却能力が著しく悪化すると共に、圧縮機
の温度上昇も引き起こして機器の損傷の原因になる。そ
のため、一般的には凝縮器の温度が異常に上昇した場合
には、一旦圧縮機の運転を停止し、凝縮器の温度が低下
するまで待って再び圧縮機を起動するようにしている。
【0004】但し圧縮機の停止により凝縮器の温度が低
下したとしても、凝縮器の目詰まりが解消された訳では
ないので凝縮器の温度は再び上昇する。従って、従来で
は凝縮器の温度上昇に伴い圧縮機の運転を停止すると共
に、所定の警報を発して使用者に凝縮器の異常を告知し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はこの警報が圧縮機の停止、及び停止解除と同時に行わ
れていた。即ち、従来では凝縮器の温度が異常に上昇し
て圧縮機の運転が停止されると共に警報を行い、圧縮機
の運転再開と共に警報を解除していたため、圧縮機の運
転、停止と裏返しに警報が断続される結果となってお
り、使用者の注意を引くことが困難な場合が多かった。
【0006】本発明はかかる課題を解決し、凝縮器の異
常を使用者に強く促すことが出来る低温庫を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機8、凝
縮器12及び冷却器10等からなる冷却装置7を具備し
た低温庫Rにおいて、凝縮器12の温度を検出するセン
サ19と、警報部として警報表示を行う表示部48と、
圧縮機8の運転を制御する制御装置(マイコン)46と
から成り、この制御装置46はセンサ19の出力に基づ
き凝縮器12の所定の異常高温度にて圧縮機8を停止
し、且つ、表示部48にて警報表示を行い、凝縮器12
の温度が所定の低温度に低下した時点で圧縮機8の停止
を解除すると共に、警報表示は前記凝縮器12の温度が
前記低温度よりも更に低い温度に低下するまで継続する
ようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、凝縮器12に目詰まり等が生
じてその温度が異常に上昇した場合は圧縮機8が停止さ
れ、同時に表示部48に警報表示が行われる。この圧縮
機8の停止により凝縮器12の温度は低下して行き、所
定の低温度で圧縮機8の運転は再開されるが、警報表示
は凝縮器12の温度が更に低下するまで解除されない。
従って、この異常が放置され、凝縮器12の異常高温度
により圧縮機8の運転、停止が繰り返されても、表示部
48における警報表示は継続して行われる。
【0009】
【実施例】次に図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は電気回路のブロック図、図2は低温庫Rの縦
断面図を示している。本実施例で低温庫Rは、配送車に
積載されて低温物品の保冷配送に用いられる所謂コール
ドロールボックスと称されるものである。
【0010】低温庫Rは断熱箱体より成る本体1と、本
体1内に形成された物品を貯蔵するための貯蔵室2と、
貯蔵室2を開閉するドア3と、ダクト5を介して貯蔵室
2と連通する蓄冷室4と、蓄冷室4内に収納された蓄冷
剤6と、蓄冷剤6を冷却する冷却装置7とから構成され
ている。蓄冷剤6は、ここでは凍結、融解温度Tsが−
25℃のものを使用する。
【0011】冷却装置7は、圧縮機8と、アキュムレー
タ9と、蓄冷室4内にて蓄冷剤6と熱的に密着するよう
配置された冷却器10と、減圧器としてのキャピラリチ
ューブ11と、凝縮器12と、凝縮器用送風機13とか
ら構成されている。また、蓄冷剤6によって冷却された
空気は送風手段としてのDCファンモータ14によりダ
クト5を介して貯蔵室2へ送られる。
【0012】貯蔵室2の空気は吸込口15から蓄冷室4
に吸い込まれ、蓄冷室4からの空気はダクト5の吹出口
16から貯蔵室2に吹き出される。蓄冷剤6には、その
温度を検出する温度検出手段としての蓄冷剤温度センサ
17が取り付けられる。また、吹出口16には、貯蔵室
2に送風される冷気の温度を検出する庫内温度センサ1
8が設けられる。更に、凝縮器12の温度は凝縮器温度
センサ19によって検出される。
【0013】本体1底部にはキャスター20が取り付け
られ、本体1外周面上下端にはバンパー21が取り付け
られる。また、本体1下部後隅部には機械室22が構成
され、圧縮機8や後述する蓄電池等が収納される。尚、
本実施例では、充分な冷却能力を得るため、大きさの等
しい冷却装置7、DCファンモータ14を各2台搭載し
ている。
【0014】図1において、電源回路としての整流回路
31は、切換リレー36のa接点に接続され、充電回路
33に接続された蓄電池32の出力はリレーコイルRy
6の接点を介して切換リレー36のb接点に接続されて
いる。切換リレー36は、制御部を構成するマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと称する。)46の電源を
交流電源(AC200V)と蓄電池32とで切り換える
切換手段として機能する。即ち、切換リレー36のコモ
ン接点cはマイコン46に接続され、交流電源接続時に
は接点をa接点に閉じ、交流電源切断時には接点bに閉
じる。これによって、マイコン46は交流電源接続時に
はその交流電源を、交流電源切断時にはその蓄電池32
を電源として動作する。
【0015】蓄電池32には電流センサとしての抵抗3
4が直列に接続され、その充電電流に比例した電圧を出
力する。また、切換リレー36のコモン接点cには蓄電
池32の電圧を監視する電圧監視回路35が接続され、
その出力はマイコン46に入力される。トランジスタセ
ンサにて構成する蓄冷剤温度センサ17、庫内温度セン
サ18、凝縮器温度センサ19及び抵抗34が発生する
電圧はアンプ回路37、38、39及び40によってそ
れぞれ増幅され、いずれもマイコン46に入力される。
更に、接続される3相交流電源(AC200V)の接続
状態を検出する逆相検出回路41の出力もマイコン46
に入力される。
【0016】2台の圧縮機8のコンプレッサモータ4
2、43及び逆相検出回路41の検出結果に基づき図示
しない接点を切り換えて交流電源を正常な接続状態とす
るリレーコイル44、45はそれぞれリレーコイルRy
2、Ry3、Ry4、Ry5の接点を介して前記交流電
源に接続される。DCファンモータ14、14はリレー
コイルRy1の接点を介して切換リレー36のコモン接
点cに接続される。これらのリレーコイルRy1、Ry
2、Ry3、Ry4、Ry5及びRy6はマイコン46
の出力に接続され、マイコン46はこれらの通電制御を
行うことにより各接点を開閉し、圧縮機8、DCファン
モータ14を後述する如く運転、停止制御する。また、
同様に正相、逆相の切り換え、及び蓄電池32の放電制
御もマイコン46によって制御されることになる。
【0017】ここで、DCファンモータ14はマイコン
46と同様に交流電源接続時には整流回路31、切換リ
レー36を介してその交流電源を電源として動作し、交
流電源切断時には蓄電池32を電源として動作する。即
ち、蓄冷剤6を凍結させる蓄冷運転時においてはDCフ
ァンモータ14は電源として整流回路31の出力を使用
し、蓄電池32、充電回路33は使用しない。
【0018】また、マイコン46に対して信号を入力す
る入力手段や各種表示手段を設けた操作パネル47から
のスイッチ入力ライン及び操作パネル47への表示出力
ラインがマイコン46に接続されている。更に、整流回
路31の出力は電源信号ライン49によってマイコン4
6に入力され、これによって交流電源の有無がマイコン
46によって判断される。
【0019】次に、動作につき説明する。低温庫Rが交
流電源(AC200V)に接続され、マイコン46の電
源が最初に投入されると、操作パネル47に設けられた
入力手段であるスイッチSW1からSW4の設定操作状
態が読み取られる。ここで、操作パネル47に設けられ
るのは、庫内冷却の開始を指示する冷蔵庫スイッチSW
1、冷蔵温度である+5℃に貯蔵室2内温度を選択する
温度選択スイッチSW2、氷温温度である0℃に選択す
る温度選択スイッチSW3及び冷凍温度である−18℃
に選択する温度選択スイッチSW4、LED4からLE
D6、7セグメントLED2桁からなる表示部48であ
り、SW2からSW4のいずれかが操作されると、その
操作選択された温度に対応するLED4からLED6が
マイコン46によって点灯される。また、マイコン46
は電源信号ライン49からの出力によって低温庫Rが交
流電源に接続されたことを検知する。
【0020】図3は運転時の各部の温度変化と動作を示
し、図4及び図5はマイコン46の制御プログラムのフ
ローチャートを示す。配送ベースにおいて、低温庫Rが
交流電源(AC200V)に接続されると蓄電池32の
充電が開始される。また、操作パネル47においてはS
W4が操作されて設定温度Tcとして−18℃が指定さ
れたものとする。マイコン46には切換リレー36のa
接点を介して整流回路31から電源が供給され、この電
源供給と同時にスタートしてステップ50で蓄冷剤温度
センサ17が短絡しているか否か判断し、短絡していな
ければステップ51で蓄冷剤温度センサ17が今度は断
線しているか否か判断する。いずれの故障もなければス
テップ52で現在圧縮機8が運転中か否か判断し、停止
しているからステップ53で蓄冷剤6の温度が−35℃
以上か否か判断し、運転開始時には温度は高いからステ
ップ54で圧縮機8を運転する。これによって図3の蓄
冷運転が開始される。尚、蓄冷剤温度センサ17の短絡
若しくは断線は、センサからの出力電位の異常によって
判断できる。
【0021】ステップ52で圧縮機8が運転中である場
合はステップ55で蓄冷剤6の温度が−37℃以下か否
か判断し、以下になっていればステップ56で圧縮機8
を停止する。蓄冷剤温度センサ17が正常で、交流電源
(AC200V)が接続されている限りは、圧縮機8は
以上の制御で運転、停止を繰り返される。
【0022】ステップ57では蓄冷剤6の凍結完了判定
及び蓄電池32の充電完了判定のサブルーチンが実行さ
れる。即ち、蓄冷剤6の凍結判定条件はここでは2つ有
り、1つは蓄冷剤温度センサ17の出力に基づく蓄冷剤
6の温度が凍結、融解温度である−25℃よりも4℃低
い−29℃以下である状態が9時間以上継続したこと、
もう1つは蓄冷剤6の温度が−25℃より7℃低い−3
2℃以下である状態が10分以上継続したことである。
この2つの条件の内いずれか1つが満たされれば蓄冷剤
6の凍結は完了したと見做す。
【0023】また、蓄電池32の充電状態は抵抗34が
発生する電圧を入力してその値から蓄電池32に流れる
充電電流を算出することにより行われ、0.3A以下で
あれば蓄電池32の充電が完了したと見做す。これらの
全てが完了したときはマイコン46はLED2を点灯
し、保冷運転準備完了を示す。
【0024】次に、ステップ58では冷蔵庫スイッチS
W1が押されたか否か判断し、押されていなければステ
ップ59で前記凍結、充電が完了しているか判断し、こ
こでは電源投入直後で、凍結、充電いずれも完了してい
ないからステップ64でDCファンモータ14は停止し
ている。
【0025】これまでの蓄冷運転動作を図3に基づき説
明すると、圧縮機8の運転により蓄冷剤6の温度は急速
に低下し、運転開始後約3.5時間で蓄冷剤6の凍結温
度Tsである−25℃に達する。しかし、蓄冷剤6の過
冷却現象のため、蓄冷剤6はすぐには凍結せず、その温
度は更に下がり続ける。そして、蓄冷剤6の温度が約−
31℃に達すると凍結が始まり、蓄冷剤6の温度は約−
25℃に戻る。蓄冷剤6の凍結中にはその温度は−25
℃で一定となるが、凍結が終わるとその温度は再び低下
を始め、−32℃よりも低くなって行く。
【0026】以上の動作の過程で前記ステップ57の凍
結、充電完了判定条件が満たされるとステップ59から
ステップ60に進んで現在DCファンモータ14が運転
中か判断し、運転されていないからステップ61で庫内
温度センサ18に基づく貯蔵室2の温度が設定温度Tc
+1℃以上か否か判断し、ここでは貯蔵室2の温度は高
いからステップ63でDCファンモータ14を運転し、
蓄冷運転を終了して庫内冷却運転に移行する。このDC
ファンモータ14の運転により蓄冷剤6の融解潜熱或い
は冷却器10によって冷却された冷気が貯蔵室2に循環
され、それによって貯蔵室2は冷却されて行く。
【0027】この冷却によって庫内温度センサ18に基
づく貯蔵室2の温度が設定温度Tcに達するとステップ
60及びステップ62からステップ64に進みDCファ
ンモータ14を停止する。この様にDCファンモータ1
4は運転、停止を繰り返され、貯蔵室2の温度は−18
℃前後に維持される。
【0028】ここで、前記蓄冷運転中に冷蔵庫スイッチ
SW1が押されると、蓄冷剤6の凍結或いは蓄電池32
の充電が完了しているか否かに係わらず、ステップ58
からステップ60に進むので、蓄冷運転から庫内冷却運
転に移行する。これは蓄冷剤6の凍結を行いながら貯蔵
室2において食品を冷却する必要が生じた場合等に行わ
れる。
【0029】また、上記蓄冷運転若しくは庫内冷却運転
中にステップ50若しくは51で蓄冷剤温度センサ17
の故障が発見された場合は、ステップ65に進む。ステ
ップ65ではDCファンモータ65が運転中か否か判断
され、運転されていなければステップ66で庫内温度セ
ンサ18に基づく貯蔵室2の温度が設定温度Tc+1℃
(即ち−17℃)以上か否か判断し、以上であればステ
ップ68及び70で圧縮機8及びDCファンモータ14
を運転し、この冷却によって庫内温度センサ18に基づ
く貯蔵室2の温度が設定温度Tcに達するとステップ6
5及びステップ67からステップ69に進み圧縮機8及
びDCファンモータ14を停止する。
【0030】即ち、蓄冷剤温度センサ17に短絡若しく
は断線等の故障が発生すると、蓄冷剤6の凍結完了の判
定が不可能となるが、その場合でも全システムを停止す
るのではなく、圧縮機8及びDCファンモータ14は自
動的に庫内温度センサ18に基づく貯蔵室2の温度と設
定温度Tcの比較による制御、即ち一般的な冷蔵庫運転
の制御に移行せられ、以後、圧縮機8及びDCファンモ
ータ14は運転、停止を繰り返されて、貯蔵室2の温度
は設定温度Tcである−18℃前後に維持されることに
なる。従って、貯蔵室2内に食品が収納された状態であ
っても、これらの食品の保存は少なくとも達成される。
【0031】ここで、マイコン46は正常時には表示部
48において貯蔵室2内温度や設定温度Tcを表示する
が、上記蓄冷剤温度センサ17の故障が生じると、断線
の場合はE5、短絡の場合はE6等の警報表示を行う。
それによって使用者に故障の発生を告知する。
【0032】更に、この種冷却装置7においては、凝縮
器12のフィルター目詰まりや凝縮器用送風機13の故
障等によって凝縮器12の放熱性能が悪化すると、冷却
器10での冷却能力も低下し、機器の損傷を引き起こす
危険性があるため図5のフローチャートにより凝縮器1
2の温度が異常に上昇した場合は、圧縮機8の運転を中
断するようにしている。
【0033】即ち、ステップ95にてマイコン46は凝
縮機温度センサ19により凝縮器12の温度を検出し、
温度が+58℃以上か否か判断し、以上になっている場
合はステップ96にて警報出力を発する。この警報出力
は表示出力ラインによって操作パネル47に送られ、表
示部48においてE1等の警報表示を行うことにより使
用者に凝縮器12の異常を警告する。次に、ステップ9
7で中断フラグをセットし、ステップ98で凝縮器12
の温度が+55℃以上か否か判断し、以上であれば次に
ステップ99で凝縮器12の温度が+52℃以上か否か
判断し以上であれば元に戻る。一方、図4のフローチャ
ートのステップ54及び68においては、実際にはこの
中断フラグのセット、リセットを監視しており、ステッ
プ54或いは68においては、この中断フラグの状態を
チェックし、中断フラグがリセットの場合にはそのまま
運転するが、中断フラグがセットされている場合にはマ
イコン46は圧縮機8を運転しない。これによって凝縮
器12の温度が異常に上昇した場合には圧縮機8の運転
を停止し、凝縮器12の温度低下を促す。
【0034】圧縮機8の停止により凝縮器12の温度は
やがて徐々に低下して行き、+55℃より低くなると、
ステップ95及び98からステップ100に進んで中断
フラグをリセットする。これによって圧縮機8の運転中
断は解除され、再び運転を開始するが、凝縮器12の温
度が+52℃より下がらなければステップ99から10
1に進まないので警報表示は依然行われる。凝縮器12
の異常が解消されていなければ、圧縮機8の運転再開に
伴い凝縮器12の温度は再び上昇し始めるので、+58
℃以上に達した時点で再びステップ95から96に進
み、中断フラグがセットされて圧縮機8の運転は中断さ
れる。
【0035】このように凝縮器12の異常が解消されず
に圧縮機8の運転開始、中断が断続的に行われている間
にも、凝縮器12の温度が+52℃より低くならない限
り警報表示は継続されるので使用者の注意を強く促すこ
とがでる。この異常が取り除かれ、凝縮器12の温度が
+52℃より低くなった時点でステップ101にて警報
出力は解除され、警報表示は消失する。
【0036】以上の様な蓄冷運転、庫内冷却運転を経
て、或いはその途中に低温庫Rには食品等の物品が収納
され、交流電源から切断されて配送車に積載される。低
温庫Rは交流電源の供給が無くなると(交流電源OF
F)、次に蓄冷剤6の融解潜熱によって貯蔵室2を冷却
する保冷運転に入る。保冷運転中マイコン46及びDC
ファンモータ14には切換スイッチ36がb接点に切り
換わることによって蓄電池32の放電による給電がなさ
れる。また、DCファンモータ14はマイコン46によ
り制御され、庫内温度センサ18による貯蔵室2の温度
が設定温度Tc+1℃に上昇したら運転、Tcに降下し
たら停止される。これによって貯蔵室2内は−18℃前
後に維持される。尚、リレースイッチRy6の接点は閉
じているものとする。
【0037】この保冷運転は交流電源切断(OFF)か
ら5時間後に終了し、以後はDCファンモータ14も全
停止となる。この5時間は、配送車が配送に必要な充分
な時間として割り出されるものである。
【0038】尚、実施例における各温度、時間等はそれ
に限られるものではなく、機器の種類、能力等によって
適宜決定されるものであることは言うまでもない。ま
た、実施例では所謂コールドロールボックスに本発明を
適用したが、それに限らず、通常の冷凍冷蔵庫、ショー
ケース等においても本発明は有効である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、凝縮器に目詰まり等が
生じてその温度が異常に上昇した場合は圧縮機が停止さ
れ、同時に警報部に警報動作が行われる。特に、この警
報動作は、その後圧縮機の停止により凝縮器の温度が低
下して圧縮機の運転が再開されても引き続き継続して行
われるので使用者の注意を強く促し、異常に対する迅速
な対応を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気回路のブロック図である。
【図2】低温庫の縦断面図である。
【図3】運転時の温度変化と動作を示す特性図である。
【図4】制御プログラムのフローチャートである。
【図5】制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
8 圧縮機 12 凝縮器 19 凝縮器温度センサ 46 マイコン 48 表示部 R 低温庫
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 寿夫 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (72)発明者 中野 広隆 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−113274(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器及び冷却器等からなる冷
    却装置を具備した低温庫において、前記凝縮器の温度を
    検出するセンサと、警報動作を行う警報部と、前記圧縮
    機の運転を制御する制御装置とから成り、該制御装置は
    前記センサの出力に基づき前記凝縮器の所定の異常高温
    度にて前記圧縮機を停止し、且つ、前記警報部にて警報
    動作を行い、前記凝縮器の温度が所定の低温度に低下し
    た時点で前記圧縮機の停止を解除すると共に、前記警報
    動作は前記凝縮器の温度が前記低温度よりも更に低い温
    度に低下するまで継続することを特徴とする低温庫。
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