JP2513539B2 - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JP2513539B2
JP2513539B2 JP3140072A JP14007291A JP2513539B2 JP 2513539 B2 JP2513539 B2 JP 2513539B2 JP 3140072 A JP3140072 A JP 3140072A JP 14007291 A JP14007291 A JP 14007291A JP 2513539 B2 JP2513539 B2 JP 2513539B2
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信之 増田
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恵 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機の停止から所定
期間その再起動を禁止するためのタイマを具備した低温
庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温庫は、圧縮機、凝縮器、
減圧器、冷却器等から構成した周知の冷媒回路からなる
冷却装置を具備して前記冷却器により貯蔵室を冷却する
よう構成されている。この圧縮機の停止直後は、冷媒回
路内の高圧側と低圧側の圧力差が大きく、その状態で圧
縮機が再起動されると、圧縮機に過大な負荷が掛かり、
モータがロックする等により圧縮機に損傷を来す。
【0003】その為、従来より圧縮機の停止から所定期
間、例えば多くの場合は3分間圧縮機の再起動を禁止す
る遅延タイマが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の低
温庫においては、タイマの電源も交流電源から取るか或
いはそれを整流した後用いているので、コンセントが誤
って抜かれる等、交流電源の切断により圧縮機が停止し
た場合には、電源が再接続された時点からタイマは計数
を始める。
【0005】その為、図7に示す如く交流電源が切断さ
れて圧縮機が停止してから例えば2分後に再接続された
場合にも、接続から3分間圧縮機の起動は遅延される。
即ち、圧縮機の停止から3分以上経過し、冷媒回路内の
圧力差は安全な値まで充分減少しているのに、停止から
5分間起動が禁止される結果となっていた。このように
冷媒回路内の圧力状態に係わらず、圧縮機は電源接続か
ら3分間は起動が禁止されている状態であり、電源投入
からすぐに冷却に移行しない煩わしさがあった。
【0006】本発明は、係る課題を解決するためになさ
れたものであり、圧縮機の過負荷を防止しつつ、電源再
接続から迅速に圧縮機を再起動できる低温庫を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の低温庫Rは、交
流電源(AC200V)に接続された圧縮機8を有した
冷媒回路からなる冷却装置7と、圧縮機8の停止から所
定期間計数して圧縮機8の再起動を禁止するタイマA
と、交流電源に充電回路33を介して接続された蓄電池
32とを具備し、タイマAは交流電源の切断に係わら
ず、蓄電池32より給電されて計数を継続するようにし
たものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、交流電源が切断されてもタイ
マAには蓄電池32から給電されるので、タイマAは交
流電源の切断から所定期間を引き続き計数することがで
きる。
【0009】
【実施例】次に図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は電気回路のブロック図、図2は低温庫Rの縦
断面図を示している。
【0010】低温庫Rは断熱箱体より成る本体1と、本
体1内に形成された物品を貯蔵するための貯蔵室2と、
貯蔵室2を開閉するドア3と、ダクト5を介して貯蔵室
2と連通する蓄冷室4と、蓄冷室4内に収納された蓄冷
剤6と、蓄冷剤6を冷却する冷却装置7とから構成され
ている。蓄冷剤6は、ここでは凍結、融解温度Tsが−
25℃のものを使用する。
【0011】冷却装置7は、圧縮機8と、凝縮器12
と、キャピラリチューブ11と、蓄冷室4内にて蓄冷剤
6と熱的に密着するよう配置された冷却器10と、アキ
ュムレータ9とを順次環状に接続した冷媒回路と、凝縮
器用送風機13とから構成されている。また、蓄冷剤6
によって冷却された空気は送風手段としてのDCファン
モータ14により、ダクト5を介して貯蔵室2へ送られ
る。
【0012】貯蔵室2の空気は吸込口15から蓄冷室4
に吸い込まれ、蓄冷室4からの空気はダクト5の吹出口
16から貯蔵室2に吹き出される。蓄冷剤6には、その
温度を検出する温度検出手段としての蓄冷剤温度センサ
17が取り付けられる。また、吹出口16には、貯蔵室
2に送風される冷気の温度を検出する庫内温度センサ1
8が設けられる。更に、凝縮器12の温度は凝縮器温度
センサ19によって検出される。
【0013】本体1底部にはキャスター20が取り付け
られ、本体1外周面上下端にはバンパー21が取り付け
られる。また、本体1下部後隅部には機械室22が構成
され、圧縮機8や後述する蓄電池等が収納される。尚、
本実施例では、充分な冷却能力を得るため、大きさの等
しい冷却装置7、DCファンモータ14を各2台搭載し
ている。
【0014】図1において、電源回路としての整流回路
31は、切換リレー36のa接点に接続され、充電回路
33に接続された蓄電池32の出力はリレーコイルRy
6の接点を介して切換リレー36のb接点に接続されて
いる。切換リレー36は、制御部を構成するマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと称する。)46の電源を
交流電源(AC200V)と蓄電池32とで切り換える
切換手段として機能する。即ち、切換リレー36のコモ
ン接点cはマイコン46に接続され、交流電源接続時に
は接点をa接点に閉じ、交流電源切断時には接点bに閉
じる。これによって、マイコン46は交流電源接続時に
はその交流電源を、交流電源切断時にはその蓄電池32
を電源として動作する。
【0015】蓄電池32には電流センサとしての抵抗3
4が直列に接続され、その充電電流に比例した電圧を出
力する。また、切換リレー36のコモン接点cには蓄電
池32の電圧を監視する電圧監視回路35が接続され、
その出力はマイコン46に入力される。トランジスタセ
ンサにて構成する蓄冷剤温度センサ17、庫内温度セン
サ18、凝縮器温度センサ19及び抵抗34が発生する
電圧はアンプ回路37、38、39及び40によってそ
れぞれ増幅され、いずれもマイコン46に入力される。
更に、接続される3相交流電源の接続状態を検出する逆
相検出回路41の出力もマイコン46に入力される。
【0016】2台の圧縮機8のコンプレッサモータ4
2、43及び逆相検出回路41の検出結果に基づき図示
しない接点を切り換えて交流電源を正常な接続状態とす
るリレーコイル44、45はそれぞれリレーコイルRy
2、Ry3、Ry4、Ry5の接点を介して前記交流電
源に接続される。DCファンモータ14、14はリレー
コイルRy1の接点を介して切換リレー36のコモン接
点cに接続される。これらのリレーコイルRy1、Ry
2、Ry3、Ry4、Ry5及びRy6はマイコン46
の出力に接続され、マイコン46はこれらの通電制御を
行うことにより各接点を開閉し、圧縮機8、DCファン
モータ14を後述する如く運転、停止制御する。また、
同様に正相、逆相の切り換え、及び蓄電池32の放電制
御もマイコン46によって制御されることになる。
【0017】ここで、DCファンモータ14はマイコン
46と同様に交流電源接続時には整流回路31、切換リ
レー36を介してその交流電源を電源として動作し、交
流電源切断時には蓄電池32を電源として動作する。即
ち、蓄冷剤6を凍結させる蓄冷運転時においてはDCフ
ァンモータ14は電源として整流回路31の出力を使用
し、蓄電池32、充電回路33は使用しない。
【0018】また、マイコン46に対して信号を入力す
る入力手段や各種表示手段を設けた操作パネル47から
のスイッチ入力ライン及び操作パネル47への表示出力
ラインがマイコン46に接続されている。更に、整流回
路31の出力は電源信号ライン49によってマイコン4
6に入力され、これによって交流電源の有無がマイコン
46によって判断される。
【0019】次に、動作につき説明する。低温庫Rが交
流電源(AC200V)に接続され、マイコン46の電
源が最初に投入されると、操作パネル47に設けられた
入力手段であるスイッチSW1からSW4の設定操作状
態が読み取られる。ここで、操作パネル47に設けられ
るのは、庫内冷却の開始を指示する冷蔵庫スイッチSW
1、冷蔵温度である+5℃に庫内温度を選択する温度選
択スイッチSW2、氷温温度である0℃に選択する温度
選択スイッチSW3及び冷凍温度である−18℃に選択
する温度選択スイッチSW4、LED4からLED6、
7セグメントLED2桁からなる表示部48であり、S
W2からSW4のいずれかが操作されると、その操作選
択された温度に対応するLED4からLED6がマイコ
ン46によって点灯される。また、マイコン46は電源
信号ライン49からの出力によって低温庫Rが交流電源
に接続されたことを検知する。
【0020】図3は運転時の各部の温度変化と動作を示
し、図4及び図5はマイコン46の制御プログラムのフ
ローチャートを示す。配送ベースにおいて、低温庫Rが
交流電源(AC200V)に接続されると蓄電池32の
充電が開始される。また、操作パネル47においてはS
W4が操作されて庫内設定温度Tcとして−18℃が指
定されたものとする。マイコン46には切換リレー36
のa接点を介して整流回路31から電源が供給され、こ
の電源供給と同時にスタートしてステップ50で蓄冷剤
温度センサ17が短絡しているか否か判断し、短絡して
いなければステップ51で蓄冷剤温度センサ17が今度
は断線しているか否か判断する。いずれの故障もなけれ
ばステップ52で現在圧縮機8が運転中か否か判断し、
停止しているからステップ53で蓄冷剤6の温度が−3
5℃以上か否か判断し、運転開始時には温度は高いから
ステップ54で圧縮機8を運転する。これによって図3
の蓄冷運転が開始される。尚、蓄冷剤温度センサ17の
短絡若しくは断線は、センサからの出力電位の異常によ
って判断できる。
【0021】ステップ52で圧縮機8が運転中である場
合はステップ55で蓄冷剤6の温度が−37℃以下か否
か判断し、以下になっていればステップ56で圧縮機8
を停止する。蓄冷剤温度センサ17が正常で、交流電源
(AC200V)が接続されている限りは、圧縮機8は
以上の制御で運転、停止を繰り返される。
【0022】ステップ57では蓄冷剤6の凍結完了判定
及び蓄電池32の充電完了判定のサブルーチンが実行さ
れる。即ち、蓄冷剤6の凍結判定条件はここでは2つ有
り、1つは蓄冷剤温度センサ17の出力に基づく蓄冷剤
6の温度が凍結、融解温度である−25℃よりも4℃低
い−29℃以下である状態が9時間以上継続したこと、
もう1つは蓄冷剤6の温度が−25℃より7℃低い−3
2℃以下である状態が10分以上継続したことである。
この2つの条件の内いずれか1つが満たされれば蓄冷剤
6の凍結は完了したと見做す。
【0023】また、蓄電池32の充電状態は抵抗34が
発生する電圧を入力してその値から蓄電池32に流れる
充電電流を算出することにより行われ、0.3A以下で
あれば蓄電池32の充電が完了したと見做す。これらの
全てが完了したときはマイコン46はLED2を点灯
し、保冷運転準備完了を示す。
【0024】次に、ステップ58では冷蔵庫スイッチS
W1が押されたか否か判断し、押されていなければステ
ップ59で前記凍結、充電が完了しているか判断し、こ
こでは電源投入直後であるから凍結、充電いずれも完了
していないからステップ64でDCファンモータ14は
停止している。
【0025】これまでの蓄冷運転動作を図3に基づき説
明すると、圧縮機8の運転により蓄冷剤6の温度は急速
に低下し、運転開始後約3.5時間で蓄冷剤6の凍結温
度Tsである−25℃に達する。しかし、蓄冷剤6の過
冷却現象のため、蓄冷剤6はすぐには凍結せず、その温
度は更に下がり続ける。そして、蓄冷剤6の温度が約−
31℃に達すると凍結が始まり、蓄冷剤6の温度は約−
25℃に戻る。蓄冷剤6の凍結中にはその温度は−25
℃で一定となるが、凍結が終わるとその温度は再び低下
を始め、−32℃よりも低くなって行く。
【0026】以上の動作の過程で前記ステップ57の凍
結、充電完了判定条件が満たされるとステップ59から
ステップ60に進んで現在DCファンモータ14が運転
中か判断し、運転されていないからステップ61で庫内
温度センサ18に基づく貯蔵室2の温度が設定温度Tc
+1℃以上か否か判断し、ここでは貯蔵室2の温度は高
いからステップ63でDCファンモータ14を運転し、
蓄冷運転を終了して庫内冷却運転に移行する。このDC
ファンモータ14の運転により蓄冷剤6の融解潜熱或い
は冷却器10によって冷却された冷気が貯蔵室2に循環
され、それによって貯蔵室2は冷却されて行く。
【0027】この冷却によって庫内温度センサ18に基
づく貯蔵室2の温度が設定温度Tcに達するとステップ
60及びステップ62からステップ64に進みDCファ
ンモータ14を停止する。この様にDCファンモータ1
4は運転、停止を繰り返され、貯蔵室2の温度は−18
℃前後に維持される。
【0028】ここで、前記蓄冷運転中に冷蔵庫スイッチ
SW1が押されると、蓄冷剤6の凍結或いは蓄電池32
の充電が完了しているか否かに係わらず、ステップ58
からステップ60に進むので、蓄冷運転から庫内冷却運
転に移行する。これは蓄冷剤6の凍結を行いながら貯蔵
室2において食品を冷却する必要が生じた場合等に行わ
れる。
【0029】また、上記蓄冷運転若しくは庫内冷却運転
中にステップ50若しくは51で蓄冷剤温度センサ17
の故障が発見された場合は、ステップ65に進む。ステ
ップ65ではDCファンモータ65が運転中か否か判断
され、運転されていなければステップ66で庫内温度セ
ンサ18に基づく貯蔵室2の温度が設定温度Tc+1℃
(即ち−17℃)以上か否か判断し、以上であればステ
ップ68及び70で圧縮機8及びDCファンモータ14
を運転し、この冷却によって庫内温度センサ18に基づ
く貯蔵室2の温度が設定温度Tcに達するとステップ6
5及びステップ67からステップ69に進み圧縮機8及
びDCファンモータ14を停止する。
【0030】即ち、蓄冷剤温度センサ17に短絡若しく
は断線等の故障が発生すると、蓄冷剤6の凍結完了の判
定が不可能となるが、その場合でも全システムを停止す
るのではなく、圧縮機8及びDCファンモータ14は自
動的に庫内温度センサ18に基づく貯蔵室2の温度と設
定温度Tcの比較による制御、即ち一般的な冷蔵庫運転
の制御に移行せられ、以後、圧縮機8及びDCファンモ
ータ14は運転、停止を繰り返されて、貯蔵室2の温度
は設定温度Tcである−18℃前後に維持されることに
なる。従って、蓄冷剤6の凍結制御は行われないが、貯
蔵室2内に食品が収納された状態であっても、これらの
食品の保存は少なくとも達成される。
【0031】ここで、マイコン46は正常時には表示部
48において貯蔵室2内温度や設定温度を表示するが、
上記蓄冷剤温度センサ17の故障が生じると、断線の場
合はE5、短絡の場合はE6等のエラー表示を行う。そ
れによって使用者に故障の発生を告知する。
【0032】更に、この種冷却装置7においては、圧縮
機8の停止直後は冷媒回路内の高圧側と低圧側の圧力差
が大きく、その状態で圧縮機8を再び起動すると過負荷
となって起動不良を引き起こし、圧縮機8に損傷を来す
ため、圧縮機8の停止後3分間は再起動を禁止するよう
にしている。この再起動禁止は後述するマイコン46の
機能としての遅延タイマAによって行われるが、圧縮機
8の停止はステップ56或いは69における制御により
マイコン46によって停止させられるものと、交流電源
(AC200V)の切断により停止してしまうものとが
ある。本発明の特徴は特にこの交流電源が切断された場
合に関するものであり、図5のフローチャートにより交
流電源(AC200V)が切り離されてからの3分間の
圧縮機8の運転禁止についてのみ説明する。
【0033】即ち、ステップ75にて禁止フラグがセッ
トされているか判断し、初期状態ではリセットされてい
るからステップ76で交流電源が切り離されたか否か判
断する。低温庫Rのコンセントが誤って引き抜かれる等
により交流電源が切断されると、ステップ76からステ
ップ77で禁止フラグをセットし、ステップ78でマイ
コン46が機能として有するタイマAをカウントし、ス
テップ79でタイマAのカウントが3分になっているか
判断し、カウント開始、即ち、最初に交流電源が切り離
されてから3分経過後にステップ80で禁止フラグ及び
タイマAをリセットする。一方、図4のフローチャート
のステップ54及び68においては、実際にはこの禁止
フラグのセット、リセットを監視しており、ステップ5
4或いは68において圧縮機8を起動する際には、この
禁止フラグの状態をチェックし、禁止フラグがリセット
の場合にはそのまま起動するが、禁止フラグがセットさ
れている場合にはマイコン46は圧縮機8を起動しな
い。これによって交流電源切断直後の圧縮機8の再起動
を防止している。
【0034】ここで、マイコン46の電源は交流電源が
切断されても切換スイッチ36が接点b側に切り換わる
ことにより、蓄電池32から図3の如く引き続き給電さ
れてこのタイマAのカウントを継続している。従って、
図6の如く交流電源が切断されて2分後に再接続された
場合でも、切断されて圧縮機8が停止した時点から厳密
に3分後に圧縮機8の起動禁止は解除される。それによ
って図7の従来の場合に比較し、2分間早く禁止解除が
なされることになる。更に、配送が終了して帰還した低
温庫Rに交流電源を投入した場合でも、既に3分は経過
しているのに従来ではそれから3分待たなければならな
かったが、本発明によればすぐに圧縮機8は起動できる
ことになる。尚、一般的にはマイコン46のタイマAは
前述の如く温度制御により圧縮機8を停止した場合ても
前述の禁止フラグをセットする動作をしている。従っ
て、図6のタイミングチャートで、交流電源の切断1分
前に圧縮機8が停止していても、切断から2分後に電源
が接続された時点で3分になるので、そこから圧縮機8
の起動禁止は解かれることになる。
【0035】以上の様な蓄冷運転、庫内冷却運転を経
て、低温庫Rには食品等の物品が収納され、交流電源か
ら切り離されて配送車に積載される。低温庫Rは交流電
源の供給が無くなると(交流電源OFF)、次に蓄冷剤
6の融解潜熱によって貯蔵室2を冷却する保冷運転に入
る。保冷運転中マイコン46及びDCファンモータ14
には切換スイッチ36がb接点に切り換わることによっ
て蓄電池32の放電による給電がなされる。また、DC
ファンモータ14はマイコン46により制御され、庫内
温度センサ18による貯蔵室2の温度が設定温度Tc+
1℃に上昇したら運転、Tcに降下したら停止される。
これによって貯蔵室2内は−18℃前後に維持される。
尚、リレースイッチRy6の接点は閉じているものとす
る。
【0036】この保冷運転は交流電源切断(OFF)か
ら5時間後に終了し、以後はDCファンモータ14も全
停止となる。この5時間は、配送車が配送に必要な充分
な時間として割り出されるものである。
【0037】この配送から低温庫Rが配送ベースに帰還
してくると、当然に保冷運転の開始から数時間経過して
いる。即ち、交流電源の切断から少なくとも3分以上は
経過しており、マイコン46には保冷運転中にも蓄電池
32から給電されてタイマAのカウントは完了してい
る。従って、帰還した低温庫Rに交流電源を接続すれ
ば、すぐに圧縮機8を起動できるので、繁忙時には著し
い使用性の向上となる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、交流電源の切断に係わ
らずタイマには蓄電池から給電されるので、タイマは交
流電源の切断から所定期間を引き続き計数する。その
為、交流電源の切断により圧縮機が停止し、前記所定期
間中に交流電源が再接続された場合には再接続から残存
期間のみの経過後、或いは所定期間経過後に再接続され
た場合にはその直後に圧縮機を再起動することが可能と
なり、迅速な冷却開始を達成し、使用性の著しい向上が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気回路のブロック図である。
【図2】低温庫の縦断面図である。
【図3】運転時の温度変化と動作を説明する特性図であ
る。
【図4】制御プログラムのフローチャートである。
【図5】制御プログラムのフローチャートである。
【図6】交流電源と圧縮機の運転状態を説明するタイミ
ングチャートである。
【図7】従来の低温庫の場合の図6に相当するタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
7 冷却装置 8 圧縮機 32 蓄電池 33 充電回路 R 低温庫
フロントページの続き (72)発明者 大谷 恵 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−189471(JP,A) 特開 平3−91677(JP,A) 特開 昭53−4338(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続された圧縮機を有した冷
    媒回路からなる冷却装置と、前記圧縮機の停止から所定
    期間計数して該圧縮機の再起動を禁止するタイマと、前
    記交流電源に充電回路を介して接続された蓄電池とを具
    備し、前記タイマは前記交流電源の切断に係わらず、前
    記蓄電池より給電されて前記計数を継続することを特徴
    とする低温庫。
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