JP6917021B1 - 低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構 - Google Patents
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Abstract
Description
1)スライド型:に示すように、荷台の後部にスライド式の伸長部材を取り付け、地面に向けて後傾するよう伸長させるもの。
2)リアゲート回転型:荷台後部のリアゲートを後ろ向きに回転させ、地面向けて後傾させるもの。
3)ダンプ型:トラックの運転席近傍あるいは後方に設置したジャッキで後輪を支点として運転席側を持上げて荷台を傾斜させ、荷台後方からの積み降ろしを容易にするもの。
このようなダンプ型としては、特開平7−117552号公報(特許文献1参照)、実開昭55−161629号公報(特許文献2参照)、実開昭58−124339号公報(特許文献3参照)、実開昭59−51638号公報(特許文献4参照)が挙げられる。
4)低床型:トレーラーの後輪のタイヤハウス前後の荷台を1段低く構成し、背の高い重量物を無理なく積載できるようにしたもの。
このような低床型としては、実開昭62−92960号公報(特許文献5参照)が挙げられる。
したがって請求項1の低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構によれば、トレーラー部分後部を開放させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラックにスムーズに積載し、かつ低床型として車高のある大型車・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようになった。
図1において11は、運転席12の車輪13aの後部にさらに車輪13bが付設されたセミトレーラー型の低床式トレーラーである。
そして図2および図4に示すように、床面を低くしたトレーラー部分14には、その後部の後輪13cのタイヤハウス15を回転軸16で軸着してあり、前記低床式トレーラー11に貨物を搭載する際にはタイヤハウス15を前記回転軸16部分で水平方向に90°回転させ、トレーラー部分14後部を開放した上、トレーラー部分14後部の段差をなくして貨物を搭載しやすくしてある。
図において、43は前記低床式トレーラー11の後部の他方の側に取り付けた平ピンであり、前記タイヤハウス15が逆方向に90°回転して元の位置に復帰した際に前記低床式トレーラー11の他方の側の連結部分に配設した平ピン43をくわえ込む抜け止め機構44が前記後輪13cのタイヤハウス15の前記回転軸16とは反対側の端に取り付けられている。したがって、前記後輪13cのタイヤハウス15は油圧シリンダ31によって作動してトレーラー部分14から離れて90°になるまで開放される。
他方、前記低床式トレーラー11への貨物の搭載や積み下ろしが終わると、前記後輪13cのタイヤハウス15は油圧シリンダ31によって作動してトレーラー部分14に当接するよう90°回転する。
もちろん、前記後輪13cのタイヤハウス15の回転駆動に際しては、油圧シリンダ31のみならずチェーン機構、ギア機構に基づく作動機構によっても駆動させることができる。
なお、図において、45は後輪13cのタイヤハウス15の底部に設置した補助タイヤである。
まず、図6および図7に示すように、貨物を搭載する前の低床式トレーラー11は、後輪13cのタイヤハウス15が前記平ピン43を介して前記トレーラー部分14の後部位置に保持されている。
このとき、前記後輪13cのタイヤハウス15内の前記後輪13cを適宜手段で持上げた上、この補助タイヤ45を下降させて接地させることにより、前記後輪13cのタイヤハウス15の90°の回転を非常にスムーズに行わせることができるようになる。なお、前記後輪13cの持ち上げ手段としては、前記後輪13cが接続されたシャフトに昇降機能を搭載させることもできるが、前記後輪13cを適宜持ち上げることができる手段であれば、これに限られるものではない。
また、前記補助タイヤ45を前記後輪タイヤ13cよりも下方に下降させて接地させることにより、相対的に前記後輪タイヤ13cを持ち上げた状態とすることもできる。
このときも、前記後輪13cのタイヤハウス15内の前記後輪13cを適宜手段で持上げた上、この補助タイヤ45を下降させて接地させることにより、前記後輪13cのタイヤハウス15の90°の回転を非常にスムーズに行わせることができるようになるのである。
したがって、この発明の要旨を変更しない限りにおいて、低床式のトレーラー部分を備えていて背の高い重量物を無理なく積載して運搬する大型車両運搬用トラック、あるいはその他の運送用車両に好適に適用することができる。
12 運転席
13a,13b,13c 車輪
14 トレーラー部分
15 タイヤハウス
16 回転軸
21 傾斜板
31 油圧シリンダ
32 アーム
41 回動片
42 軸ピン
43 平ピン
44 抜け止め機構
51 貨物
Claims (3)
- 低床式トレーラーのトレーラー部分後部に、後輪のタイヤハウスを回転軸で軸着してあり、前記トレーラーに貨物を搭載する際にはタイヤハウスを前記回転軸部分で水平方向に90°回転させ、トレーラー部分後部を開放した上、前記トレーラー部分後部に、一対の傾斜板を接続して、トレーラー部分後部の段差をなくして貨物を搭載しやすくしたことを特徴とする低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構。
- 前記後輪のタイヤハウスを水平方向に90°回転させる機構が、油圧シリンダもしくはエアサスペンションに基づく作動機構であることを特徴とする請求項1に記載の低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構。
- 前記低床式トレーラーの後輪のタイヤハウスの底部には、補助タイヤが設置されており、前記後輪のタイヤハウス内の前記後輪を適宜手段で持上げた上、この補助タイヤを下降させて接地させることにより、前記後輪のタイヤハウスの90°の回転を非常にスムーズに行わせることができるようにしたことを特徴とする請求項1、又は2のいずれかに記載の低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構。
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JP2021069988A JP6917021B1 (ja) | 2021-04-16 | 2021-04-16 | 低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構 |
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JP2021069988A JP6917021B1 (ja) | 2021-04-16 | 2021-04-16 | 低床式トレーラーの後輪のタイヤハウス開放機構 |
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