JP3302933B2 - 運搬車両 - Google Patents

運搬車両

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JP3302933B2
JP3302933B2 JP25774098A JP25774098A JP3302933B2 JP 3302933 B2 JP3302933 B2 JP 3302933B2 JP 25774098 A JP25774098 A JP 25774098A JP 25774098 A JP25774098 A JP 25774098A JP 3302933 B2 JP3302933 B2 JP 3302933B2
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省三 高橋
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉱石その他
を収容し得る箱状のパレット等を運搬する際に用いられ
る運搬車両の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の運搬車両としては、例え
ば実開平5−93975号に記載されたものが知られて
いる。これは、基本的には、後側がパレットの軒下に挿
入される車体と、車体に設けられてこれを操行させる操
行装置と、車体に設けられてパレットを昇降させる昇降
装置と、から構成されている。而して、この様なもの
は、接地されたパレットに対して車体を操行装置にて後
進させてその後側を挿入すると共に、昇降装置にてパレ
ットを上昇させて離地させる事に依りパレットを積込む
と共に、操行装置にて車体を操行させる事に依りパレッ
トを運搬する様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、別段、目印になる様なものがなかったので、パレ
ットに対して車体を所定位置で停止させる事が非常に難
しかった。この為、挿入足らずでは、パレットを適正状
態で昇降する事ができず、車両の軸重配分が変わって強
度や安定性が損なわれる共に、逆に、挿入し過ぎると、
パレットが車体の一部に衝突してこれらが損傷する惧れ
があった。本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消
する為に創案されたもので、その課題とする処は、パレ
ットに対して車体を所定位置で容易に停止させる事で
き、車両の強度や安定性が損なわれる事がないと共に、
車体やパレットが損傷する事もない様にした運搬車両を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の運搬車両は、基
本的には、後側がパレットの軒下に挿入される車体と、
車体に設けられてこれを操行させる操行装置と、車体に
設けられてパレットを昇降させる昇降装置と、パレット
の前端に当合し得る当合体と、当合体と車体との間に設
けられて当合体とパレットとの衝突を緩衝し得る緩衝装
置と、から構成した事に特徴が存する。
【0005】パレットを積込む際には、操行装置に依り
車体が後進されてその後側がパレットの軒下に挿入さ
れ、所定位置に達すると、車体の後進が停止される。こ
の時、当合体を注視しながら、パレットの前端と当合体
が接する処で車体が停止される。然し、この様な所定位
置で停止できずにこれを越えた場合には、当合体とパレ
ットとが衝突されるが、緩衝装置に依りこの時の衝撃が
緩衝される。車体が所定位置に停止されると、昇降装置
に依りパレットが上昇されて離地される。パレットが離
地されると、操行装置に依り車体が操行されてパレット
が運搬される。パレットを降ろす場合は、前述の積込み
とは逆の手順に依り行なわれる。当合体が設けられてい
るので、これを目印にして車体を所定位置に停止する事
ができる。緩衝装置が設けられているので、当合体とパ
レットとの衝突を緩衝する事ができ、これら及び車体の
損傷を防止する事ができる。
【0006】昇降装置は、車体に対して昇降可能に設け
られたリフトフレームと、車体に対してリフトフレーム
を昇降させるリフトシリンダと、車体に起伏可能に設け
られて起立時にはリフトフレームを上昇位置に保持する
突支い体とから構成されているのが好ましい。この様に
すれば、突支い体に依りリフトフレームを上昇位置に保
持できるので、仮えリフトシリンダが故障しても、リフ
トフレームが不用意に下降して事故を招く惧れがなく、
安全性を高める事ができる。
【0007】緩衝装置は、車体に設けられて当合体を前
後方向に平行移動させる平行リンクと、車体に設けられ
て平行リンクの運動を緩衝させるショックアブソーバと
から構成されているのが好ましい。この様にすれば、当
合体が平行リンクに依り前後方向に平行移動されるの
で、パレットが上下動しても、当合体とパレットの前端
とが常に平行に当合されてこれらが損傷する事がない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の運搬車両を示
す側面図。図2は、緩衝装置付近を拡大して示す側面図
である。
【0009】運搬車両1は、車体2、操行装置3、昇降
装置4、当合体5、緩衝装置6とからその主要部が構成
されている。
【0010】車体2は、後側がパレットPの軒下Qに挿
入されるもので、この例では、前車体7と、これの後側
に屈曲可能に設けられてパレットPの軒下Qに挿入され
る後車体8とから成り、所謂アーティキュレイト式にし
てある。前車体7は、トラクタ状を呈し、運転室9を備
えている。後車体8は、トレーラ状を呈し、垂直片10
と、これの下端から後方に延びる水平片11とを備えて
側面略L型を為している。前車体7の後側と後車体8の
垂直片10の前側とは、旋回軸12に依り縦軸廻りに旋
回可能に枢結されている。
【0011】操行装置3は、車体2に設けられてこれを
操行させるもので、この例では、前車体7に搭載された
ディーゼルエンジン等の原動機13と、前車体7の中程
に横軸廻りに回転可能に設けられて原動機13に依り回
転駆動される左右一対(合計二つ)の前輪14と、後車
体8の後寄りに横軸廻りに回転可能に設けられて前中後
の三列で各列八つづつ(合計二十四)の後輪15と、前
車体7と後車体8との間に介設されて前車体7に対して
後車体8を屈曲させる左右一対のステアリングシリンダ
16とを備えている。
【0012】昇降装置4は、車体2に設けられてパレッ
トPを昇降させるもので、この例では、後車体8に対し
て昇降可能に設けられたリフトフレーム17と、後車体
8とリフトフレーム17との間に介設されてリフトフレ
ーム17を上下方向に平行移動させる左右一対で前後
(合計四つ)のリンク18と、後車体8とリフトフレー
ム17との間に介設されてリフトフレーム17を昇降さ
せる左右一対で前後(合計四つ)のリフトシリンダ19
と、後車体8に起伏可能に設けられて起立時にはリフト
フレーム17を上昇位置に保持する左右一対で前中後
(合計六つ)の突支い体20と、後車体8と突支い体2
0との間に介設されて突支い体20を起伏させる前中後
(合計三つ)の起伏シリンダ(図示せず)とを備えてい
る。
【0013】当合体5は、パレットPの前端に当合し得
るもので、この例では、後車体8の垂直片10の後方に
左右一対設けられている。
【0014】緩衝装置6は、当合体5と車体2との間に
設けられて当合体5とパレットPとの衝突を緩衝し得る
もので、この例では、後車体8の垂直片10に中程が横
軸廻りに回転可能に設けられて当合体5を前後方向に平
行移動させる平行リンク21と、後車体8の水平片11
に設けられて平行リンク21の運動を緩衝させるショッ
クアブソーバ(油圧式)22とを備えている。
【0015】パレットPは、鉱石その他を収容する箱状
を呈して居り、下部には下方が解放した軒下Qを備えて
いる。
【0016】次に、この様な構成に基づいてその作用を
述解する。パレットPを積込む際には、操行装置3の原
動機13にて前輪14が回転駆動される事に依り車体2
が後進されて後車体8の水平片11がパレットPの軒下
Qに挿入され、所定位置に達すると、車体2の後進が停
止される。この時、当合体5を注視しながら、できるだ
け、パレットPの前端と当合体5とが接する処で車体2
が停止される。然し、この様な所定位置で停止できずに
これを越えた場合には、当合体5とパレットPとが衝突
されるが、緩衝装置6の平行リンク21を介してショッ
クアブソーバ22に依りこの時の衝撃が緩衝される。車
体2が所定位置に停止されると、昇降装置4のリフトシ
リンダ19に依りリンク18を介してリフトフレーム1
7が上昇され、これに依りパレットPが上昇されて離地
される。パレットPが上昇されると、起伏シリンダに依
り突支い体20が起立されてパレットPの下降が防止さ
れる。パレットPが離地されると、操行装置3の原動機
13にて前輪14が回転駆動されると共に、ステアリン
グシリンダ16にて前車体7に対して後車体8が屈曲換
向される事に依り車体2が操行されてパレットPが運搬
される。パレットPを降ろす場合は、前述の積込みとは
逆の手順に依り行なわれる。
【0017】当合体5が設けられているので、これを目
印にして車体2を所定位置に停止する事ができる。緩衝
装置6が設けられているので、当合体5とパレットPと
の衝突を緩衝する事ができ、これら及び車体2の損傷を
防止する事ができる。パレットPに対して車体2を所定
位置に停止する事ができるので、パレットPを適正に昇
降する事ができると共に、車両の強度や安定性が損なわ
れる事がない。緩衝装置6が設けられているので、急制
動に依るパレットPの前方への滑りに対する緩衝や位置
確保にも役立つ。緩衝装置6は、平行リンク21とショ
ックアブソーバ22とで構成しているので、パレットP
が上下動しても、当合体5とパレットPの前端とが常に
平行に当合されてこれらが損傷する事がない。
【0018】尚、車体2は、先の例では、前車体7と後
車体8とから成る所謂アーティキュレイト式であった
が、これに限らず、例えばこれらが一体的な通常のトラ
ック式でも良い。当合体5は、先の例では、緩衝装置6
を介して車体2に支持されていただけであったが、例え
ば当合体5とパレットPとが接触した事を検出する近接
スイッチ等の検出器を備えたものでも良い。この場合、
検出器からの信号をモニター等に送ってオペレータに認
知させたり、或は検出器からの信号に依り自動的に原動
機13を停止させる様にしても良い。緩衝装置6は、先
の例では、油圧式のショックアブソーバ22を用いた
が、これに限らず、例えば機械式や空圧式のものを用い
ても良い。
【0019】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 車体、操行装置、昇降装置、当合体、緩衝装置
とで構成し、とりわけパレットの前端に当合し得る当合
体と、当合体とパレットとの衝突を緩衝し得る緩衝装置
とを設けたので、パレットに対して車体を所定位置で容
易に停止させる事でき、車両の強度や安定性が損なわれ
る事がないと共に、車体やパレットが損傷する事もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運搬車両を示す側面図。
【図2】緩衝装置付近を拡大して示す側面図。
【符号の説明】
1…運搬車両、2…体、3…操行装置、4…昇降装
置、5…当合体、6…緩衝装置、7…前車体、8…後車
体、9…運転室、10…垂直片、11…水平片、12…
旋回軸、13…原動機、14…前輪、15…後輪、16
…ステアリングシリンダ、17…リフトフレーム、18
…リンク、19…リフトシリンダ、20…突支い体、2
1…平行リンク、22…ショックアブソーバ、P…パレ
ット、Q…軒下。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後側がパレットの軒下に挿入される
    車体と、車体に設けられてこれを操行させる操行装
    と、車体に設けられてパレットを昇降させる昇
    降装置と、パレットの前端に当合し得る当合体
    と、当合体と車体との間に設けられて当合体とパ
    レットとの衝突を緩衝し得る緩衝装置とから構成
    、前記緩衝装置6は、車体2に設けられて当合体5を
    前後方向に平行移動させる平行リンク21と、車体2に
    設けられて平行リンク21の運動を緩衝させるショック
    アブソーバ22とから構成されている事を特徴とする運
    搬車両。
  2. 【請求項2】 昇降装置は、車体に対して昇降可能
    に設けられたリフトフレーム17と、車体に対してリ
    フトフレーム17を昇降させるリフトシリンダ19と、
    車体に起伏可能に設けられて起立時にはリフトフレー
    17を上昇位置に保持する突支い体20とから構成さ
    れている請求項1に記載の運搬車両。
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