JPH0589069U - 荷台傾斜式車両 - Google Patents

荷台傾斜式車両

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JPH0589069U
JPH0589069U JP3216392U JP3216392U JPH0589069U JP H0589069 U JPH0589069 U JP H0589069U JP 3216392 U JP3216392 U JP 3216392U JP 3216392 U JP3216392 U JP 3216392U JP H0589069 U JPH0589069 U JP H0589069U
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JP
Japan
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frame
vehicle
chassis frame
self
fixed
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Withdrawn
Application number
JP3216392U
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English (en)
Inventor
卓士 田島
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台を傾斜させて重機類を自走させて搭載す
るセルフローダ車両における荷台傾斜角度の増大をフレ
ーム強度及び乗り心地を満足させながら達成させる。 【構成】 セルフローダ車両のシャーシフレーム1に固
定される案内部材12と、案内部材12に係合する第1
ローラ部材14とシャーシフレーム1に係合する第2ロ
ーラ部材15とが配設され、該フレーム1に対して摺動
自在に支持されるベース部材11と、フレーム1に固定
されベース部材11に連結しベース部材11を摺動させ
る駆動部材13とからなるスライド機構Sによって、ベ
ース部材11に固定され後後軸4(B)とフレーム1との
間に位置される緩衝部材10を可動式とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シャーシフレームに設けられる荷台を傾斜させて搭載車両を自走登 坂させる荷台傾斜式車両であるセルフローダ車両、詳しくは、サスペンションと フレームの間に配設される緩衝部材のスライド機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ブルドーザ等の重機の積降し作業を容易にするためにシャーシ フレームに固定された荷台を傾斜させ、上記重機等の搭載車両が自走登坂できる スロープとなるようにした所謂セフルローダといわれる車両がある。
【0003】 このセルフローダ車両は、運転席後方に位置する油圧ジャッキをパワーテーク オフ(PTO)等から油圧モータの駆動力を取り出して作動させ、車両前方を持 ち上げ、車両後方に位置する荷台を重機が自走可能な角度(8°〜17°)まで 傾斜させている。
【0004】 また、このような構造を有するセルフローダ車両のリアアクスルは、二軸(タ ンデム)ものが多く、懸架装置には、重量物を高速で運搬するのに適していて荷 重平衡機構が設けられるトラニオンスプリングサスペンション、略してトラニオ ンサスと呼ばれるサスペンションが用いられている。タンデムリアアクスルのう ち、フロント側のアクスルを後前軸、リア側を後後軸と呼んでいる。
【0005】 トラニオンサスは、双方のリアアクスルに板バネを架設しつつ両アクスルをリ ンクで支持していて、一方のアクスルが上がった場合、他方のアクスルが下がっ て常に接地荷重を均等にするような構成となっている。すなわち、2軸にかかる 荷重の均分化を図っていて、各軸に取り付けられるタイヤ一本に対する負荷を低 減させている。
【0006】 また、シャーシフレームには、バンプストッパーと呼ばれる緩衝部材が固定さ れていている。この緩衝部材は車両の乗り心地に関係していて、フレームとアク スル関係の接触をやわらげるクッション機能を有している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
通常、タンデムリアアクスルにかかる加重は、板ばねを介してシャーシフレー ム全体に逃がしているのであるが、セルフローダ角度の増加を図ろうとする場合 、角度の増加に伴って緩衝部材が積載時に後後軸と接触してしまう。さらに、角 度の増大により後前軸が浮いてしまうと、フレームに荷重を逃がすことができず 後後軸のみに荷重がかかり、緩衝部材と上記フレームの接触点一点に過大荷重が かかってしまい該フレームを歪めてしまうおそれがある。
【0008】 そこで、現状では、セルフローダ角度を制限したり、あるいは、セルフローダ 角を大きくする場合には、オーダーによって緩衝部材を薄いものに変更して対応 しているのであるが、緩衝部材を薄くすれば乗り心地が満足されず、厚いままで はフレーム損傷のおそれと共に傾斜角を増加させることができないという問題が 発生してしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、シャーシフレームに設けられる荷台を傾斜させて搭載す る車両を自走登坂可能とし、リアアクスルが二軸であって該アクスルがトラニオ ンサスペンションを介して装備される荷台傾斜式車両であるセルフローダ車両に おいて、 上記シャーシフレームに固定される案内部材と、上記案内部材に係合 する第1ローラ部材と上記シャーシフレームに係合する第2ローラ部材とが配設 され、上記シャーシフレームに対して摺動自在に支持されるベース部材と、上記 フレームに固定され上記ベース部材に連結し該ベース部材を摺動させる駆動部材 とからなるスライド機構を有し、上記ベース部材に固定され上記リアアクスルと 上記シャーシフレームとの間に位置される緩衝部材を可動式としたことを特徴と する。
【0010】
【作用】
リアアクスルとシャーシフレームの間に配設され緩衝部材が固定されるベース 部材をスライド機構で移動可能としたので、セルフローダ時すなわち運搬車両の 積載時に上記緩衝部材を移動させることができ、リアアクスルとシャーシフレー ムの間に余剰空間を形成することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1において、符号1はセル フローダ車両のシャーシフレームを示す。このフレーム1は断面コの字形状をし ていて、車両前後方向(矢印FR方向)に配設される。シャーシフレーム1は、 表面にリベットが打ち込まれていないリベットレス構造であって、その上面には 荷台2が固定されている。また、シャーシフレーム1には、サスペンション3に よって後前軸4(A)と後後軸4(B)とからなるタンデムリアアクスルが支持され ている。
【0012】 後前軸4(A)はフロントよりに、後後軸4(B)は車両後部よりに配設されてい て、後前軸4(A)と後後軸4(B)のそれぞれの両端には車輪Tが配設される。ま た、後前軸4(A)と後後軸4(B)には、サスペンション3の重ね板バネ5が固定 されると共に、2組のリンクアーム6,7が枢支されていてる。リンクアーム6 ,7はそれぞれ車体前後方向(FR方向)に延長されていて、その内、アーム6 は一端6aを補強部材8を介してフレーム1に枢支されていて、他端6bを後前 軸4(A)と後後軸4(B)のハウジング上部にリンク結合されている。
【0013】 リンクアーム7は、その一端7aを後前軸4(A)と後後軸4(B)のハウジング 下部に枢支されていて、他端7bを重ね板ばね5に支持され車幅方向に配設され るトルクシャフト9に枢支されている。すなわち、後前軸4(A)、後後軸4(B) は、例えば後前軸4(A)が上がった場合でも後後軸4(B)が下がって常に地面E と車輪Tの接地荷重を均等にされ、各軸4(A)、4(B)にかかる荷重の均分化が 図られる構造となっている。
【0014】 一方、後後軸4(B)とシャーシフレーム1との間には緩衝部材10が配設され る。この緩衝部材10は、図2に示すように、鋼材10aにゴム材10bを取り 付けられたものであって、サスペンション3に対する過大負荷によって生じる後 後軸4(B)とシャーシフレーム1の衝突を防止している。また、この緩衝部材1 0は、フレーム1に配設されるスライド機構Sに取り付けられていて、走行時に 後後軸4Bとフレーム1の接触範囲L内に位置するように配設されている。
【0015】 スライド機構Sは、主に、ブラケット11、ガイドレール12、駆動手段13 によって構成される。
【0016】 ガイドレール12は、全体形状がタオル掛けのようにコの形をしていて車両側 方方向に突出しており、接触範囲L近傍に位置するフレーム1の側面1bに固定 されている。
【0017】 ブラケット11は、図2に示すように断面コの字形状をしていて、その外側端 11aと内側端11bには、ローラ14,15がそれぞれ枢支されている。ロー ラ14はガイドレール12に係合するように、ローラ15はシャーシフレーム1 の内端部1cに接触するように配置されていて、ブラケット11をシャーシフレ ーム1の下面1a側に摺動自在に懸設している。このブラケット11の下面側に 緩衝部材10が溶接固定されている。また、ブラケット11の側面11cには、 駆動手段であるエアシリンダ13のロッド13aが軸16で固定されている。エ アシリンダ13は、図1に示すように、接触範囲Lより車両後方に位置するフレ ーム側面1bに固定されていて、車両に搭載されるエアポンプ17と接続してお り、図示しない運転席からの操作によって作動するように構成されている。また 、エアシリンダ13は安全弁を装備していて、エア系統の故障時にエアを大気放 出しており、緩衝部材10を手動可能としている。
【0018】 このような構成によると、荷台2を傾斜させるときにまず、エアシリンダ13 を作動させる。そして、ブラケット11を図3に実線で示す初期位置(走行位置 )から二点鎖線で示す位置まで摺動させ、緩衝部材10を図1に示す接触範囲L から外れた範囲まで移動させる。その後、車両前方Fに配設される油圧ジャッキ を作動させ、車両前方を持ち上げて荷台2を図1に太い二点鎖線で示すように傾 斜させ、搬送する重機類を自走させて積載する。
【0019】 重機類の積載が完了すると、エアシリンダ13を逆に作動させブラケット11 を車両前方に向かって摺動させ緩衝部材10を接触範囲Lに位置させる。
【0020】 このように荷台傾斜時に緩衝部材10を移動可能としたので、緩衝部材10の 厚みを替えることなく後後軸4(B)とシャーシフレーム1の間に余剰空間を形成 することができ、荷台傾斜角を増大することができる。また、荷台傾斜時に緩衝 部材10とフレーム1の接触がなくなるので、緩衝部材10とフレーム1の接触 部分に加わる過大負荷を削減でき、フレーム1の歪みのおそれが低減される。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、シャーシフレームとリアアクスルの間に配設される緩衝部材 を必要に応じて移動可能としたので、該フレームとリアアクスルの間に余剰空間 が形成され、緩衝部材とフレームを接触によるフレームの歪みを防止することが できると共に、セルフローダ角度や緩衝部材の厚みに自由度を持たせることがで き、乗り心地とセルフローダ角度の増大の双方を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である緩衝部材のスライド機構
が実施された荷台セルフローダー車両の部分構成図であ
る。
【図2】本考案の主要部であるスライド機構の部分断面
図である。
【図3】本考案の主要部であるスライド機構の動作を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 シャーシフレーム 2 荷台 3 サスペンション 4A,4B リアアクスル 10 緩衝部材 11 ベース部材 12 案内部材 13 駆動部材 14 第1ローラ部材 15 第2ローラ部材 S スライド機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシフレームに設けられる荷台を傾斜
    させて搭載する車両を自走登坂可能とし、リアアクスル
    が2軸であって該アクスルがトラニオンサスペンション
    を介して装備される荷台傾斜式車両であるセルフローダ
    車両において、 上記シャーシフレームに固定される案内部材と、上記案
    内部材に係合する第1ローラ部材と上記シャーシフレー
    ムに係合する第2ローラ部材とが配設され、上記シャー
    シフレームに対して摺動自在に支持されるベース部材
    と、上記フレームに固定され上記ベース部材に連結し該
    ベース部材を摺動させる駆動部材とからなるスライド機
    構を有し、上記ベース部材に固定され上記リアアクスル
    と上記シャーシフレームとの間に位置される緩衝部材を
    可動式としたことを特徴とする荷台傾斜式車両。
JP3216392U 1992-05-15 1992-05-15 荷台傾斜式車両 Withdrawn JPH0589069U (ja)

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JP3216392U JPH0589069U (ja) 1992-05-15 1992-05-15 荷台傾斜式車両

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JPH0589069U true JPH0589069U (ja) 1993-12-03

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