JP6916324B2 - 畝立器 - Google Patents

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Description

本発明は、車軸に耕耘爪を配置して、走行と耕耘を同時に行えるようにした歩行型管理機に装着する畝立器において、畝及び畝間の溝をきれいに整形できるようするための技術に関する。
従来、管理機の機体フレームの後部にヒッチを設け、該ヒッチに支持枠を連結支持し、該支持枠の前面にはゴム板で構成した整形板を取り付け、該整形板の下辺に畝の底面の横端部を押圧整形する舌片を備え、該舌片及び前記整形板の側端辺を、畝整形作用姿勢にて畝の底面及び側面を押圧する反力によって後方に弾性屈曲可能に構成した技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、尾輪フレームの一端に抵抗棒が形成され、他端に尾輪が支持され、中間部に支持軸(回転軸)が設けられ、該支持軸が、管理機の機体後部の支持部に回転可能に取り付けられ、前記尾輪の前側に畝立器を設けた技術が公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5069577号公報 特開2012−90536号公報
前記特許文献1における支持枠は、上部に左右方向に長い上部横枠部と、下部に左右方向に短い下部横枠部と、これら左右の中心部をつなぐ縦枠部を備え、該支持枠の前面に整形板が固定され、整形板の横外端及び下端片が支持枠よりもはみ出す構成として、耕起ロータによる耕耘後において、畝の側面と底面を押圧整形する構成としていた。しかし、上部横枠部と下部横枠部の左右両側端の上下は連結されていなかったので、強度が高くなく、整形板が撓んできれいな畝を整形することができないことがあった。また、支持枠は進行方向と直交する平面構成されその平面で押して畝を整形するため、積極的に土を後方左右へ流す構成ではなく、抵抗が大きくなり本機が前に進まなくなり、作業ができない状態となることがあった。
また、前記特許文献2の畝整形板は、後面視でハート型の板状部材で構成され、ゴムカバーの後面が畝整形板の前面に固定され、ゴムカバーの左側、右側、及び上側は、畝整形板の外郭から大きくはみ出す構成となっていたので、畝立作業時には、ゴムカバーが弾性屈曲するのみで、きれいな畝を整形することが難しく、溝底の幅は狭く、溝底を歩くのが難しく、法面も崩れ易くなっていた。
そこで、本発明は、畝立作業時に、左右中央の整形板の上部から耕耘した土が後方へ乗り越えてこぼれないようにすることが可能な畝立器を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、耕耘した後を移動する弾性屈曲可能な整形板の下辺および側端辺とで畝間の溝の底面および畝の法面を整形するように構成するとともに、整形板を支持する板状の支持枠を整形板の進行方向下手側に備える畝立器であって、前記整形板は、溝の底面と畝の法面において前記支持枠よりも突出し、前記整形板の側端辺は前記支持枠の側端辺と略平行に構成されている
請求項2においては、前記整形板は、下方ほど狭まる形状である。
請求項3においては、前記支持枠には、移動方向と直交する左右方向の中央平面を設け、前記中央平面は、上下方向で下方ほど幅広の形状であり、さらに前記支持枠の移動方向と直交する中央平面の両外側には、外側になるに従って移動方向下手側に傾斜する両側平面を設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、整形板の左右中央の支持枠からの上方へのはみ出し長さが左右両側よりも長くなるので、畝立作業時に、左右中央の整形板の上部から耕耘した土が後方へ乗り越えてこぼれないようにすることができ、溝が浅くならず、仕上がりの外観をよくすることができる。また、支持枠の中央平面の下方ほど幅広の形状でその外側平面が後ろ傾斜しているので、耕耘後の土をスムーズに左右に流し、整形板で左右両側の法面を押さえ付けて、きれいな畝を整形することができる。
本発明の畝立器を備える管理機の全体側面図。 本発明の畝立器を備える管理機の全体後面図と整形後の畝断面を示す図。 畝立器を取り付けたアタッチメントの側面図。 同じく平面図。 畝立器の斜視図。 畝立器の後面図。 抵抗装置を作用させて作業する状態の管理機の側面図。
次に、本発明の畝立器70を備える管理機1の実施の形態を説明する。なお、F方向を前方として説明する。図1、図2において、管理機1は機体フレーム2上にエンジン3を搭載し、該エンジン3の後部で機体フレーム2の左右中央部にミッションケース4が立設され、該ミッションケース4の上部と前記エンジン3の間に伝動ケース5を配設して、動力を伝達可能としている。該ミッションケース4の下部には耕耘軸6が左右水平方向に横架され、つまり、進行方向となるF方向に直交して耕耘軸6が設けられ、該耕耘軸6上に耕耘爪7・7・・・が放射状に固定されて、耕耘装置10を構成している。
機体後部となる前記ミッションケース4の上部に操作ハンドル8の基部が固設され、該操作ハンドル8は斜め後上方に突設されて、該操作ハンドル8の後部にグリップを形成して、オペレータが握れるようにし、該グリップの近傍にクラッチレバー11やアクセルレバー12や後進レバー13等を配設している。前記エンジン3の上部には燃料タンクが配設され、ボンネット9により覆われている。また、前記機体フレーム2の後部には、ヒッチ15が設けられ、該ヒッチ15に抵抗棒や畝立器等の作業機を装着可能としている。本実施形態では、抵抗装置40と畝立器70と尾輪43を一体的に構成し、「抵抗棒作用位置」と「畝立・尾輪作用位置」とに切替可能なアタッチメント20を装着している。
アタッチメント20は、図1に示すように、取付ブラケット54を介して前記ヒッチ15に取り付けられる。取付ブラケット54は、図3、図4に示すように、ヒッチ15に取り付ける円柱状の取付基部54aと、抵抗装置40(第1抵抗棒41と第2抵抗棒42)と尾輪43と畝立器70を支持する回転軸47を取り付ける支持ボス54bと、取付基部54aと支持ボス54bを連結する連結体54cからなる。
取付基部54aは、円柱状としてその上部にピン孔54dが開口され、取付基部54aをヒッチ15の後部に形成される円筒部に挿入して、ヒッチ15に開口された複数のピン孔の一つと前記ピン孔54dを所望の高さで一致させて、固定ピン16により固定可能としている。つまり、耕耘深さに合わせて抵抗装置40の高さを調整可能としている。
前記取付基部54aの下端から後斜め上方にはプレート状の連結体54cが突設され、該連結体54cの後端に支持ボス54bの前下面が固定される。該支持ボス54bの軸心O1は前後方向で後下がりの斜め方向となるようにしている。該支持ボス54bの側面には抵抗装置40と尾輪43を所定の角度位置で固定するロック手段60が設けられている。
ロック手段60は支持体61とロックピン62とバネ63からなり、支持体61はプレートを「コ」字状に折り曲げて、開放側を支持ボス54bの側面に固設し、閉じた側は側方からロックピン62を挿入して、支持ボス54bと後述する回転軸47を貫通して固定できるようにしている。支持体61内においてロックピン62にはバネ63が外嵌されて、ロックピン62を支持ボス54b側(ロック側)へ付勢するようにしている。但し、ロック手段60の構成は限定するものではなく、ボルト等により支持ボス54bと回転軸47を固定する構成とすることもできる。
前記取付ブラケット54の支持ボス54bには、回転軸47が回転自在に挿入され、該回転軸47は前記ロック手段60により所定の角度位置で固定される。つまり、前記回転軸47には直径方向にピン孔が開口され、前記支持ボス54bに回転軸47を挿入した後に前記ロックピン62を回転軸47と支持ボス54bのピン孔に挿入して固定可能としている。
前記回転軸47の後端には、直交するように抵抗装置40の第1抵抗棒41の基部側が固設される。抵抗装置40は、第1抵抗棒41と第2抵抗棒42からなり、該第1抵抗棒41は棒体で構成されて、図7に示すように、抵抗装置40を作用させて作業する状態(抵抗棒作用位置)では、前下がりの前傾姿勢となるように配設される。つまり、第1抵抗棒41は取付ブラケット54の後部から前下方へ斜めに突出するように取り付けられ、一端(前端)は土中への挿入部とし、ヒッチ15の取付部よりも前下方に位置し、前進時には土中に突き刺し易い構成としている。
図7において、第1抵抗棒41の長手方向中途部からは後下方へ第2抵抗棒42が突出される。該第2抵抗棒42は棒体を側面視V字状に折り曲げ形成し、下部は上下方向における下方へ延出している。つまり、第2抵抗棒42の下先端部は上下方向を向くように構成される。こうして、第1抵抗棒41と第2抵抗棒42により側面視略「h」状に構成され、第2抵抗棒42の先端(下端)が抵抗装置40の取付基部41cよりも後方に配置され、上下方向で下方に延設される。
前記第1抵抗棒41の他端(上端)は尾輪フレーム48とし, 該尾輪フレーム48の先端に車軸45が左右方向に横設される。尾輪フレーム48と第1抵抗棒41は本実施形態では一つの棒体の延長上に一体的に構成しているが、別の部材で構成することも可能である。車軸45の両側には尾輪43・43が回転自在に支持される。該車軸45の左右中央には畝立器70を取り付けるための取付プレート46が固設されている。なお、尾輪43は一輪であってもよい。
このような構成において、第1抵抗棒41と第2抵抗棒42が下方を向くように回転軸47を固定した状態では、耕耘作業時に、第1抵抗棒41と第2抵抗棒42が土中に差し込まれて抵抗を付与して、耕耘爪7・7・・・の回転により圃場を耕す。そして、第1抵抗棒41が前下がりの斜め前下方へ突出される構成としているので、硬い圃場に至っても土中に食い込むように前進するためダッシュを防止することができるようになっている。
また、非作業時で移動するときや畝立作業をするときには、ロックピン62を引き抜いてロックを解除し、回転軸47を中心にアタッチメント20を180度回転して、図1に示すように、尾輪43が下方に位置する状態とし、ロックピン62を差し込んで再度固定する。このようにアタッチメント20は「抵抗棒作用位置」から「畝立・尾輪作用位置」に切り替えることができる。このとき、回転軸47が後下がりに突出され回転軸47の後部に尾輪フレーム48が取り付けられるので、回転軸47の前方に畝立器70を位置させることができるようになり、「抵抗棒作用位置」と「畝立・尾輪作用位置」に切り替えるときには、抵抗装置40や畝立器70は取付ブラケット54の左右外方を回転し、畝立器70が上方に位置するときには取付ブラケット54よりも後方に位置し、ヒッチ15やハンドル基部に当たらずに容易に切り替えることができる。
また、「畝立・尾輪作用位置」において、圃場で耕耘装置10を作動させて前進することで、畝立作業ができる。この「畝立・尾輪作用位置」では、後述する整形板74は取付基部54aの前方に位置するので、整形板74の上部は回転軸47よりも高く構成することができ、従来(特許文献2)よりも上下方向で長く構成することができ、大きな畝を整形することができる。そして、この「畝立・尾輪作用位置」においては、道路や硬い地面等で、操作ハンドル8を下げて耕耘装置10を地表から浮かせて尾輪43のみを接地させることで、尾輪43・43により管理機1を容易に移動可能としている。
次に、図1から図6より畝立器70について説明する。なお、アタッチメント20が図1に示す「畝立・尾輪作用位置」にセットされた状態において、前後左右方向及び上下方向を規定して説明する。畝立器70は、取付フレーム71と補強板72と支持枠73と整形板74からなり、尾輪43の前方であって、耕耘装置10の後方に配置される。つまり、畝立器70は耕耘装置10と尾輪43の間に配置される。非作業時で水平面に管理機1を静止させた状態では、耕耘爪7と尾輪43が接地し、畝立器70の下端は浮いた状態としている。つまり、畝立器70の対地高さは尾輪43の下端よりも高くなるように設定され、倉庫等への格納時に、整形板74の下端が接地して変形することを防止している。
前記取付フレーム71は、図5に示すように、前後方向に長いプレートの前端を支持枠73の下部左右中央後面に溶接等により固設し、水平面のプレートの後端の左右に固定孔71a・71aを開口し、前記車軸45に固設した取付プレート46にボルト等により着脱可能に固設している。
前記補強板72は、プレートを側面視台形状に形成して、取付フレーム71と支持枠73の間に固設している。つまり、板面が左右方向を向くようにして補強板72の後下辺を取付フレーム71の後上面に固設し、補強板72の前辺を支持枠73の上下中途部の左右中央後面に固設している。
前記支持枠73は、鋼板で構成されて、図6に示すように、後面視において、上辺(上底)が下辺(下底)より長い等脚台形状に形成され、支持枠73の左右中央に下辺(下底)73aBが上辺(上底)73aUより長い等脚台形の中央平面73aが形成される。該中央平面73aは進行方向と直交する左右方向の平面とし、該中央平面73aの左右両側辺に横平面73b・73bが連続して形成される。該支持枠73の前面に一回り大きい整形板74が固定される。
前記中央平面73aは、支持枠73の左右中央に位置し、中央平面73aの上辺73aUが幅狭で、下辺73aBが幅広の台形、または、二等辺三角形としている。中央平面73aの下部後面に取付フレーム71の前端が固定され、中央平面73aの上下中途部の左右中央後面に補強板72の前上端が固定される。こうして、支持枠73が取付プレート46に取り付けられた状態では、図3に示すように、中央平面73aは進行方向に対して前傾した状態となって、畝立作業時に、矢印のように、土を下方へ流すようにしている。
前記両側平面73b・73bは、中央平面73aの左右辺(台形の左右脚)を折目として、図4に示すように、平面視で外側になるに従って移動方向下手側に傾斜するように形成される。つまり、両側平面73b・73bは中央平面73aの左右両側から斜め後方へ折り曲げられる。こうして、支持枠73の前面に固定される整形板74は鈍角で後方に折り曲げられて、平面視でV字状となり、前進畝立作業時に、矢印のように土が左右へ流されるようになる。
前記整形板74は、ゴムまたは合成樹脂等の弾性屈曲可能な弾性体で構成され、本実施形態では、EVA樹脂で構成している。整形板74は支持枠73を一回り大きくした台形状に構成される。つまり、整形板74は支持枠73よりも上下左右方向に所定長さ長く構成される。整形板74の上辺は左右中央が高い山形に形成され、つまり、整形板74の左右中央の支持枠73からの上方へのはみ出し長さを左右両側よりも長くして、畝立器70を前傾姿勢で尾輪フレーム48に取り付けたときに、左右中央が低くならないようにして、畝立作業時に、左右中央の整形板74の上部から耕耘した土が後方へ乗り越えてこぼれないようにしている。つまり、土が溝底にこぼれると、仕上がりの外観が悪く、溝が浅くなり、溝さらい作業が必要となるので、できるだけ整形板74の上部から乗り越えないようにしている。
支持枠73の中央平面73aの下辺73aBの両端後方には尾輪43・43が配置されており、前記整形板74の支持枠73の下端から下方へのはみ出し長さは、後方へ変形しても十分溝底を押さえる長さであり、折れ曲がり変形したときに尾輪43が踏みつけられない長さとしている。言い換えれば、尾輪43は整形板74の下部を踏みつけない程度に畝立器70に近づけて配置され、尾輪43をできるだけ前方に配置して、作業者の足が作業時に当たらないようにしている。
そして、前記整形板74は支持枠73の前面に複数のボルト・ナット75・75・・・により固定される。本実施形態では、支持枠73の台形の頂部近傍の四隅の4箇所をボルト・ナット75・75・75・75により固定している。こうして、密着して固定して、管理機1を後進させても整形板74がめくれて剥がれないようにするとともに、交換やメンテナンスが容易にできるようにしている。
このように構成した管理機1により畝立作業を行う場合、先ず、アタッチメント20を抵抗装置40を下方に位置させてロック手段60で固定して「抵抗棒作用位置」とし、耕耘装置10を作動させて耕耘を行い圃場の土を柔らかくしておく。次に、ロック手段60を解除してアタッチメント20を畝立器70が下方となるように回動して、「畝立・尾輪作用位置」としてロック手段60で固定する。この状態で管理機1を耕耘しながら前進させると、畝立器70により畝30(図2)が整形される。このとき、畝立器70の中央平面73aで耕耘された土を下方へ流して、中央平面73aの下辺73aBで整形板74を押さえて、整形板74の弾性により畝30・30間の溝底面31を押さえつけて、土を締め固めて整形する。
そして、畝立器70の上部は平面視舳先状となっているために、前進とともに土は左右に流され、両側平面73b・73bの左右後部で整形板74の弾性により左右の畝30の法面32・32が押さえ付けられて締め固められ、法面32・32が崩れ落ちることを防止し、きれいな畝30に仕上げることができるようになる。また、法面32・32下部と溝底面31両側の境界部分は、整形板74がきれいに折れ曲がることができないが、この部分は尾輪43・43が通過するため、尾輪43・43により踏み固められ、溝底面31をきれいに仕上げることができる。
以上のように、耕耘装置10で耕耘した後を移動する弾性屈曲可能な整形板74の下辺および側端辺とで畝30・30間の溝の底面31および畝30の法面32を整形するように構成するとともに、整形板74を支持する板状の支持枠73を整形板74の進行方向下手側に備える畝立器70であって、前記支持枠73には移動方向と直交する左右方向の中央平面73aを設け、該中央平面73aは、下辺73aB側が幅広で、上辺73aU側が幅狭とし、整形板74の下辺が溝の底面31を整形するので、溝底面31が幅広な平面に形成でき、溝底面31の歩行や溝底面31に位置して畝30上における播種や植付等の作業が容易にできるようになる。
さらに、支持枠73の移動方向と直交する中央平面73aの両外側には、外側になるに従って移動方向下手側に傾斜する両側平面73b・73bを設け、該両側平面73bの側端辺(外側辺)が位置する整形板74は、溝両側の法面32を整形するので、進行に従って土が左右に流されて、両側平面73bの側端辺で土を締め固める。このとき、従来支持枠は進行方向に対して直交していたために抵抗が大きかったが、本発明では両側平面73b・73bは斜めに配置されているために、抵抗が減少されて負荷が軽減され、土が正面に停滞せず、整形板74の左右両側へ流れて法面32・32を整形することができる。
また、前記畝立器70を構成する支持枠73は、歩行型管理機1の機体後部に尾輪43を配置するための尾輪フレーム48に取り付けられ、少なくとも一つの尾輪43、本実施形態では左右二つの尾輪43・43が支持枠73の中央平面73aの下辺73aB両側の移動方向後方に設けられるので、尾輪43は畝30・30間の溝底面31上を転動することとなり、溝深さを安定させることができる。また、左右の尾輪43・43が整形した溝底面31両側を押えつけることができ、きれいな溝を整形できる。
また、前記畝立器70の支持枠73が取り付けられる尾輪フレーム48は、一端に抵抗装置40が形成され、他端に尾輪43が取り付けられ、中間部から回転軸47が突出され、該回転軸47は歩行型管理機1の機体後部に上下調節可能に取り付けられる支持部となる取付ブラケット54に、「抵抗棒作用位置」と「畝立・尾輪作用位置」に回転可能に取り付けられ、回転軸47が後下がりに突出されるので、取付基部54aの前方に畝立器70を位置させることができるようになり、「抵抗棒作用位置」と「畝立・尾輪作用位置」に切り替えるときに支持枠73がヒッチ15やハンドル基部に当たらずに容易に切り替えることができる。また、整形板74を従来よりも上下方向で長く構成することができ、大きな畝を整形することができる。
また、「畝立・尾輪作用位置」において、機体後部のヒッチ15に装着する取付基部54aの前側に支持枠73が配置され、後側に尾輪43が配置されるので、畝立器70を耕耘装置10に近づけて配置することができ、耕耘土の持ち回りが増加し、砕土性が向上し、整形板74から左右方向への土の流れも向上し、畝立が容易にできるようになり、尾輪43が支持枠73の後部に位置して管理機1を安定して自立させることができる。
1 管理機
10 耕耘装置
30 畝
31 溝底面
32 法面
40 抵抗装置
43 尾輪
48 尾輪フレーム
70 畝立器
73 支持枠
73a 中央平面
73aB 下辺
73aU 上辺
73b 両側平面
74 整形板

Claims (3)

  1. 耕耘した後を移動する弾性屈曲可能な整形板の下辺および側端辺とで畝間の溝の底面および畝の法面を整形するように構成するとともに、整形板を支持する板状の支持枠を整形板の進行方向下手側に備える畝立器であって、
    前記整形板は、溝の底面と畝の法面において前記支持枠よりも突出し
    前記整形板の側端辺は前記支持枠の側端辺と略平行に構成されている
    ことを特徴とする畝立器。
  2. 前記整形板は、下方ほど狭まる形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の畝立器。
  3. 前記支持枠には、移動方向と直交する左右方向の中央平面を設け、
    前記中央平面は、上下方向で下方ほど幅広の形状であり、
    さらに前記支持枠の移動方向と直交する中央平面の両外側には、外側になるに従って移動方向下手側に傾斜する両側平面を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の畝立器。
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