JP2009225731A - ロータリ耕耘装置用の整地部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリ耕耘装置に使用される整地部材において、均平作業及び畝立て作業を適切に行えるように構成する。
【解決手段】 ロータリ耕耘装置8の上部カバー11の後端部11cに横方向に沿って連結される上辺部18aと、上辺部18aの反対側に位置する下辺部18bとを備え、上部カバー11の後端部11cの下方に位置するようにロータリ耕耘装置8に備えられた固定部12aに、下辺部18bの横方向の中央部を連結及び取り外し自在に構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、歩行型作業機や乗用型の農用トラクタに装備されるロータリ耕耘装置に使用される整地部材に関する。
例えば歩行型作業機においてロータリ耕耘装置を備えた場合、特許文献1及び2に開示されているように、ロータリ耕耘装置 (特許文献1の図1の6)の上部カバー (特許文献1の図1の20)の後端部に、正面視で横長の長方形状の整地部材(特許文献1の図1及び図2の21)を連結することがある。
これにより、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められて、整地部材の下辺部によって均平面が形成される(均平作業)。
前述のように、ロータリ耕耘装置によって耕起された土を平面状に形成する均平作業に対して、ロータリ耕耘装置によって耕起された土を右及び左の横側に押し分けて、ロータリ耕耘装置の右及び左の横側に畝を形成する畝立て作業がある。畝立て作業を行う場合には、特許文献1及び2のような整地部材をロータリ耕耘装置から取り外し、特許文献3に開示されているような整地部材(特許文献3の図2の14)を、ロータリ耕耘装置の後部に連結する。
これにより、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により右及び左の横側に押し分けられて、右及び左の横側に畝(右及び左の横側の畝の壁部、畝の底部)が形成される。
特開平6−153604号公報 特開平6−153602号公報 特開2003−52202号公報
例えばロータリ耕耘装置を備えた歩行型作業機において、前述のような均平作業及び畝立て作業を行う場合、ロータリ耕耘装置に2種類の整地部材を連結したり取り外したりする必要があるので、作業性の面で改善の余地がある。
本発明は、歩行型作業機や乗用型の農用トラクタに装備されるロータリ耕耘装置に使用される整地部材において、均平作業及び畝立て作業を適切に行えるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、ロータリ耕耘装置用の整地部材において、次のように構成することにある。
可撓性を備えた平板状で横長状に構成し、ロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部に横方向に沿って連結される上辺部と、上辺部の反対側に位置する下辺部とを備え、上部カバーの後端部の下方に位置するようにロータリ耕耘装置に備えられた固定部に、下辺部の横方向の中央部を連結及び取り外し自在に構成する。
(作用)
本発明の第1特徴によると、均平作業を行う場合、整地部材の上辺部をロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部に連結した状態において、ロータリ耕耘装置の固定部から整地部材の下辺部を取り外しておく。
これにより、ロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部から整地部材の下辺部が垂れ下がる状態となるので、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められて、整地部材の全体が後方 (上方)に移動する状態となるのであり、整地部材の下辺部によって均平面が形成される。
本発明の第1特徴によると、畝立て作業を行う場合、整地部材の上辺部をロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部に連結した状態において、整地部材の下辺部の横方向の中央部をロータリ耕耘装置の固定部に連結しておく。
これにより、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められる場合、整地部材の中央部(下辺部)は後方に移動せず(整地部材の下辺部の横方向の中央部がロータリ耕耘装置の固定部に連結されていることによる)、整地部材の一方及び他方の横側部が後方に移動することになり、整地部材の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がるような状態となる(例えば図8参照)。この状態において、整地部材の中央部(下辺部)によって畝の底部が形成され、整地部材の折れ曲がった一方及び他方の横側部によって右及び左の横側の畝の壁部が形成される。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、一つのロータリ耕耘装置用の整地部材により均平作業及び畝立て作業が行えるようになり、均平作業及び畝立て作業に応じてロータリ耕耘装置に2種類の整地部材を連結したり取り外したりする必要が無くなって、操作性及び作業性の向上を図ることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴のロータリ耕耘装置用の整地部材において次のように構成することにある。
下辺部の横方向の中央部に金属製の中部材を固定し、中部材とは分離した横部材を下辺部の一方及び他方の横側部に固定する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、均平作業において、前項[I]に記載のように、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められる場合、一方及び他方の横部材によって整地部材の下辺部が不必要に変形し難い点により、整地部材の下辺部によって均平面が安定して形成される。
本発明の第2特徴によると、畝立て作業において、前項[I]に記載のように、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められる場合、中部材と一方の横部材との間、及び中部材と他方の横部材との間を起点として、整地部材の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がるような状態となるので(整地部材の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がる位置がバラ付くようなことがないので)、整地部材の一方及び他方の横側部によって右及び左の横側の畝の壁部が安定して形成される。
整地部材の中央部(下辺部)によって畝の底部が形成される場合、中部材によって整地部材の中央部(下辺部)が不必要に変形し難い点により、整地部材の中央部(下辺部)によって畝の底部が安定して形成される。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、均平作業において均平面が安定して形成され、畝立て作業において右及び左の横側の畝の壁部、畝の底部が安定して形成されるようになって、作業性能の向上を図ることができた。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴のロータリ耕耘装置用の整地部材において次のように構成することにある。
中部材が下辺部から外方に突出し、一方及び他方の横部材が下辺部から外方に突出している。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]に記載のように、整地部材を可撓性を備えた平板状で横長状に構成する場合(例えば整地部材をゴム板で構成する場合)、土に常に接触する整地部材の下辺部の磨耗が懸念される。
本発明の第3特徴によると、中部材が整地部材の下辺部から外方に突出し、一方及び他方の横部材が整地部材の下辺部から外方に突出しているので、中部材、一方及び他方の横部材によって整地部材の下辺部が土から保護される状態となり、整地部材の下辺部の磨耗が抑えられる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、中部材、一方及び他方の横部材によって整地部材の下辺部が土から保護される状態となり、整地部材の下辺部の磨耗が抑えられるようになって、整地部材の耐久性の向上を図ることができた。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第2又は第3特徴のロータリ耕耘装置用の整地部材において次のように構成することにある。
中部材と一方及び他方の横部材とを連結及び連結解除自在な連結部材を備える。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第2又は第3特徴と同様に前項[I][II][III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第4特徴によると、均平作業において、連結部材により中部材と一方及び他方の横部材とを連結することにより、中部材と一方及び他方の横部材とが一つの部材となるようにする。
これにより、ロータリ耕耘装置によって耕起された土が、整地部材により受け止められる場合、前項[II]に記載のように、中部材、一方及び他方の横部材により整地部材の下辺部がさらに変形し難くなるのであり、整地部材の下辺部によって均平面が安定して形成される。
本発明の第4特徴によると、畝立て作業において、中部材と一方及び他方の横部材との連結を解除することにより、中部材と一方及び他方の横部材とが互いに切り離された状態となるので、前項[II][III]に記載の状態を得ることができ、畝立て作業を支障なく行うことができる。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第2又は第3特徴と同様に前項[I][II][III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、均平作業において均平面が安定して形成されるようになって、作業性能の向上を図ることができた。
図1及び図2に示すように、ミッションケース1の下部の右及び左側部に車軸2が備えられて、右及び左の車軸2に走行用の車輪3が連結されており、ミッションケース1の前部に連結された支持フレーム4にエンジン5が支持されて、歩行型作業機が構成されている。ミッションケース1の上部から斜め後方下方に伝動ケース6が延出されて、伝動ケース8から斜め後方上方に操縦ハンドル7が延出されており、伝動ケース6にロータリ耕耘装置8が備えられている。
次に、ロータリ耕耘装置8について説明する。
図1及び図2に示すように、伝動ケース6の下部から右及び左側に駆動軸9が延出されて、右及び左の駆動軸9に複数の耕耘爪10が固定されており、耕耘爪10の上方を覆う上部カバー11、及び抵抗棒12等を備えて、ロータリ耕耘装置8が構成されている。右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10は、通常は正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動されるのであり、逆転方向(図3の矢印A2の方向)にも回転駆動することが可能である。
次に、上部カバー11について説明する。
図3及び図4に示すように、上部カバー11は、半円筒状の天井部11aの右及び左側部に、扇形状の横壁部11bが連結されて構成され、伝動ケース6の上方、右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10の上方を覆っており、伝動ケース6のブラケット6aに上部カバー11(天井部11a)が連結されている。
次に、抵抗棒12について説明する。
図3及び図4に示すように、伝動ケース6に固定されたブラケット13が後方に延出され、幅狭の角パイプ状のブラケット14がブラケット13に固定されて、ブラケット14が上部カバー11(天井部11a)の開口部から上方に突出している。コ字状に折り曲げられた支持部材15がブラケット14の上部に固定されており、L字状の固定ピン16が支持部材15にスライド自在(図4の紙面左右方向)及び回転自在に支持されて、固定ピン16をブラケット14の開口部(図示せず)から挿入側(図4の紙面右方)に付勢するバネ17が備えられている。
図3及び図4に示すように、抵抗棒12は細長い平板の棒状に構成されて、抵抗棒12の下部に平板状の接地部12a (ロータリ耕耘装置8の固定部に相当)が固定されて後方に延出されており、複数個の固定孔12bが抵抗棒12の上部に長手方向に沿って開口されている。図3及び図4に示す状態は、抵抗棒12がブラケット14に挿入されて、固定ピン16が抵抗棒12の固定孔12bの一つに挿入された状態であり、抵抗棒12がブラケット14に固定された状態である。この状態で、伝動ケース6の真後ろに抵抗棒12が位置しており、上部カバー11(天井部11a)の後端部の左右方向中央部の下方に、抵抗棒12の接地部12aが位置している。
図3及び図4に示す状態において、右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10を正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動しながら前進することにより、圃場の耕耘(耕起)が行われる。抵抗棒12の接地部12aが圃場に接地することにより、圃場に対するロータリ耕耘装置8の高さが決められて、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さが決められる。
図3及び図4に示すように、固定ピン16を図4の紙面左方に引き抜き、約90度回転させて、支持部材15の折り曲げ部15aに掛けておくことにより、固定ピン16を引き抜き状態に保持することができる。固定ピン16の引き抜き状態において、抵抗棒12の位置をブラケット14に沿って変更し、固定ピン16を抵抗棒12の別の固定孔12bに挿入することにより、ロータリ耕耘装置8に対する抵抗棒12(接地部12a)の高さを変更することができるのであり、これによってロータリ耕耘装置8の耕耘深さを変更することができる。
次に、整地部材18について説明する。
図2,3,4に示すように、整地部材18は、可撓性を備えたゴム板により平板状に構成されて、横長状(長方形状)(図4参照)に構成されている。整地部材18の上辺部18aが、上部カバー11(天井部11a)の後端部11cと略同じ長さ(幅)に設定されており、上部カバー11(天井部11a)の後端部11cの上面(後面)に沿って、整地部材18の上辺部18aが載せ付けられ、整地部材18の上辺部18aと略同じ長さ(幅)を備えた固定部材19(金属製の細長い平板の棒状)が載せ付けられいる。固定部材19の複数箇所において、ボルト20が上部カバー11(天井部11a)の後端部11c、整地部材18の上辺部18a及び固定部材19に貫通して締め付けられており、固定部材19及びボルト20によって、整地部材18の上辺部18aが上部カバー11(天井部11a)の後端部11cに横方向に沿って連結されている。
図3,4,5に示すように、中部材21、一方及び他方の横部材22が備えられて、中部材21、一方及び他方の横部材22が、金属製の板材によって横長の鋸歯状に構成されており、側面視で「く」字状に折り曲げられて構成されている(図3参照)。整地部材18の下辺部18bの横方向の中央部で抵抗棒12側の部分に、中部材21がボルト23によって固定されて、整地部材18の下辺部18bの横方向の中央部よりも中部材21が外方に突出しており、中部材21の横方向の中央部に連結ピン24が固定されている。
図4及び図5に示すように、整地部材18の下辺部18bの一方及び他方の横側部で抵抗棒12側の部分に、一方及び他方の横部材22がボルト23によって固定され、整地部材18の下辺部18bの一方及び他方の横側部から、一方及び他方の横部材22が外方に突出している。中部材21と一方の横部材22との間にスリット状の隙間が形成されており、中部材21と他方の横部材22との間にスリット状の隙間が形成されている(図4参照)。
図4及び図5に示すように、中部材21において、ボルト23の一方及び他方の横外側部に、折り曲げられた(折り返された)受け部21aが備えられ、受け部21aが整地部材18の下辺部18bにおける抵抗棒12とは反対側に位置している。一方及び他方の横部材22において、整地部材18の下辺部18bにおける抵抗棒12とは反対側に、連結部材25がボルト23に揺動自在に支持されている。
次に、均平作業について説明する。
図4,5,6に示すように、均平作業を行う場合、ボルト23を少し緩め、連結部材25を中部材21の受け部21aに挿入し、ボルト23を再び締め付けて、連結部材25を固定する。これにより、中部材21、一方及び他方の横部材22が互いに連結された状態となり、中部材21と一方及び他方の横部材22とが一つの部材となる。連結ピン24は抵抗棒12の接地部12aに連結せずに、抵抗棒12の接地部12aから取り外した状態としておく。
この状態において、図4,5,6に示すように、上部カバー11(天井部11a)の後端部11cから、整地部材18の下辺部18b(中部材21、一方及び他方の横部材22)が垂れ下がる状態となリ、整地部材18の下辺部18b(中部材21、一方及び他方の横部材22)が直線状になって、整地部材18の全体が後方 (上方)に移動する状態となる。
図6に示すように、機体の前進に伴い、ロータリ耕耘装置8において、右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10を正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動することにより、耕起された土が整地部材18により受け止められて、整地部材18の全体が後方 (上方)に移動する状態となるのであり、整地部材18の下辺部18b(中部材21、一方及び他方の横部材22)によって均平面が形成される。
この場合、図4及び図5に示すように、連結部材25を中部材21の受け部21aから抜き出して離し、ボルト23を再び締め付けて、連結部材25を固定し、中部材21、一方及び他方の横部材22が互いに連結解除された状態となるようにして、前述のように均平作業を行ってもよい。
次に、畝立て作業について説明する。
図7及び図8に示すように、畝立て作業を行う場合、ボルト23を少し緩め、連結部材25を中部材21の受け部21aから抜き出して離し、ボルト23を再び締め付けて、連結部材25を固定する。これにより、中部材21、一方及び他方の横部材22が互いに連結解除された状態となる。整地部材18の中央部(下辺部18b)を抵抗棒12側に丸めるようにして、中部材21を抵抗棒12側に移動させ、抵抗棒12の接地部12aの開口部(図示せず)に連結ピン24を上側から挿入して、抜け止めピン26を連結ピン24に取り付けて、中部材21を抵抗棒12の接地部12aに連結する。
この状態において、図7及び図8に示すように、機体の前進に伴い、ロータリ耕耘装置8において、右及び左の駆動軸9及び耕耘爪10を正転方向(図7の矢印A1の方向)に回転駆動することにより、耕起された土が整地部材18により受け止められる場合、整地部材18の中央部(下辺部18b)は後方に移動せず(中部材21が抵抗棒12の接地部12aに連結されていることによる)、整地部材の一方及び他方の横側部が後方に移動することになる。
これにより、図4に示すように、中部材21と一方の横部材22との間、及び中部材21と他方の横部材22との間を起点とし、整地部材18における一点鎖線B1の付近を折り曲げ線として、図8に示すように、整地部材18の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がるような状態となる。この状態において、整地部材18の中央部(下辺部18b)及び中部材21によって畝Cの底部C1が形成され、整地部材18の折れ曲がった一方及び他方の横側部(一方及び他方の横部材22)によって、右及び左の横側の畝Cの壁部C2が形成される。
この場合、中部材21が抵抗棒12の接地部12aに連結されていることにより、畝Cの底部C1が平面状に安定して形成されるのであり、右及び左の横側の畝Cの壁部C2と畝Cの底部C1との間の部分も、角部状に明確に形成される。整地部材18の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がるような状態となることにより、一方及び他方の横部材22が右及び左の横側の畝Cの壁部C2に接触する状態となっているので、右及び左の横側の畝Cの壁部C2が安定して形成される。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図3及び図7において、上部カバー11(天井部11a)の円周方向に沿って、伝動ケース6のブラケット6aへの上部カバー11(天井部11a)の連結位置を変更することにより、上部カバー11を駆動軸9を中心として回転させるように姿勢変更することができるように構成してもよい。このように構成すると、上部カバー11(天井部11a)の後端部11cの位置を上下に変更することができるのであり、これに伴って整地部材18の位置も上下に変更することができる。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、中部材21、一方及び他方の横部材22を廃止し、整地部材18の中央部(下辺部18b)を抵抗棒12の接地部12aに直接に連結及び取り外し自在に構成してもよい。
本発明は、走行用の車輪2とロータリ耕耘装置とを別々に備えた歩行型作業機ばかりではなく、図1及び図2において走行用の車輪2を廃止し、右及び左の車軸2に耕耘爪10を連結してロータリ耕耘装置8を構成した歩行型作業機や、乗用型の農用トラクタに装備されるロータリ耕耘装置8にも適用できる。
歩行型作業機の全体側面図 歩行型作業機の全体平面図 ロータリ耕耘装置及び整地部材の縦断側面図(均平作業) ロータリ耕耘装置及び整地部材の背面図(均平作業) 整地部材、中部材、一方及び他方の横部材の付近の斜視図 ロータリ耕耘装置及び整地部材の斜視図(均平作業) ロータリ耕耘装置及び整地部材の縦断側面図(畝立て作業) ロータリ耕耘装置及び整地部材の背面図(畝立て作業)
符号の説明
8 ロータリ耕耘装置
11 ロータリ耕耘装置の上部カバー
11c ロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部
12a ロータリ耕耘装置の固定部
18a 整地部材の上辺部
18b 整地部材の下辺部
21 中部材
22 横部材
25 連結部材

Claims (4)

  1. 可撓性を備えた平板状で横長状に構成されて、
    ロータリ耕耘装置の上部カバーの後端部に横方向に沿って連結される上辺部と、
    前記上辺部の反対側に位置する下辺部とを備え、
    前記上部カバーの後端部の下方に位置するようにロータリ耕耘装置に備えられた固定部に、前記下辺部の横方向の中央部を連結及び取り外し自在に構成してあるロータリ耕耘装置用の整地部材。
  2. 前記下辺部の横方向の中央部に金属製の中部材を固定し、前記中部材とは分離した横部材を下辺部の一方及び他方の横側部に固定してある請求項1に記載のロータリ耕耘装置用の整地部材。
  3. 前記中部材が下辺部から外方に突出し、前記一方及び他方の横部材が下辺部から外方に突出している請求項2に記載のロータリ耕耘装置用の整地部材。
  4. 前記中部材と一方及び他方の横部材とを連結及び連結解除自在な連結部材を備えてある請求項2又は3に記載のロータリ耕耘装置用の整地部材。
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