JP6012337B2 - 農作業機 - Google Patents

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本発明は、ステンレス鋼板のみを交換できる農作業機に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、例えばトラクタ等の走行車に連結される機体と、この機体に回転可能に設けられ耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地板と、この整地板の耕耘体と対向する側の面に溶接等により一体に固着されたステンレス鋼板とを備えている。
特開平7−23604号公報
しかしながら、上記従来の農作業機では、ステンレス鋼板が整地板に溶接等により一体に固着されているため、例えばステンレス鋼板が損傷して交換する必要が生じた場合等に、ステンレス鋼板のみを交換することができない、という問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ステンレス鋼板のみを交換できる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地板と、この整地板の前記耕耘体と対向する側の面の少なくとも一部を覆うステンレス鋼板とを備え、前記ステンレス鋼板は、前記整地板に対して脱着可能となっており、前記ステンレス鋼板が前記整地板に取り付けられた状態では、前記ステンレス鋼板の上下端部が前記整地板に対して解除可能に固定されている農作業機であって、前記ステンレス鋼板は、上方側に曲げられた曲板部を下端部に有し、前記整地板の下端部が前記曲板部内に嵌入されることにより、前記ステンレス鋼板の下端部が前記整地板の下端部に対して解除可能に固定されているものである。
請求項2記載の農作業機は、耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地板と、この整地板の前記耕耘体と対向する側の面の少なくとも一部を覆うステンレス鋼板とを備え、前記ステンレス鋼板は、前記整地板に対して脱着可能となっており、前記ステンレス鋼板が前記整地板に取り付けられた状態では、前記ステンレス鋼板の上下端部が前記整地板に対して解除可能に固定されている農作業機であって、前記整地板に突設され、係合凹部が形成された背板を備え、前記ステンレス鋼板は、上方側に曲げられた曲板部を下端部に有し、前記曲板部が前記係合凹部と係合することにより、前記ステンレス鋼板の下端部が前記整地板の下端部に対して解除可能に固定されているものである
本発明によれば、ステンレス鋼板が損傷して交換する必要が生じた場合等に、その損傷したステンレス鋼板のみを交換することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る農作業機の側面図である。 同上農作業機の平面図である。 同上農作業機の要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る農作業機の要部断面図である。
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図3を参照して説明する。
図1および図2において、1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、トラクタの走行により圃場を前方(進行方向)に移動しながら耕耘整地作業等を行うものである。
農作業機1は、図示しないトラクタの後部の3点リンクヒッチ部(作業機昇降支持部)に脱着可能に連結された機体2を備えている。
機体2は、左右方向長手状で円筒状をなすフレーム部であるフレームパイプ部3を有している。フレームパイプ部3の長手方向中央部には、前後方向の入力軸4を回転可能に保持する入力軸保持部5が設けられている。入力軸4は、図示しないトラクタのPTO軸にジョイント等を介して接続されており、PTO軸の回転によりトラクタ側からの動力が入力軸4から農作業機1側に入力される。
また、機体2は、フレームパイプ部3の長手方向一端部である左端部に設けられた箱状の伝動ケース部であるチェーンケース部6と、フレームパイプ部3の長手方向他端部である右端部に設けられた板状のブラケット部7とを有している。
そして、互いに離間対向する左右のチェーンケース部6およびブラケット部7間には、所定方向に回転しながら耕耘作業をするロータリ式の耕耘体11が回転可能に架設されている。
耕耘体11は、機体2のチェーンケース部6内のチェーン(図示せず)側から動力を受けて回転する左右方向の回転軸である耕耘軸12と、この耕耘軸12の爪取付部に取り付けられこの耕耘軸12と一体となって回転して耕耘作業をする複数の耕耘爪13とを有している。耕耘軸12は、軸方向一端部である左端部がチェーンケース部6の下部にてベアリング等を介して回転可能に支持されかつ軸方向他端部である右端部がブラケット部7の下部にてベアリング等を介して回転可能に支持されている。
また、耕耘体11の上方部は、上方に向かって凸の湾曲板状の耕耘体カバー部14にて覆われている。耕耘体11の左右の側方には側方カバー板15が配設されており、左側の側方カバー板15がチェーンケース部6の後端部に取り付けられ、右側の側方カバー板15がブラケット部7の後端部に取り付けられている。
そして、機体2の耕耘体カバー部14の後端部には、耕耘体11の後方で圃場表面に追従するように上下動しながら整地作業をする整地体21が設けられている。
整地体21は、耕耘体11の後方で整地作業をして圃場表面を均平にする左右方向長手状で矩形状の整地板(均平板)23を有している。整地板23は、機体2の耕耘体カバー部14の後端部に複数の蝶番24を介して取り付けられ、その耕耘体カバー部14に対して左右方向の軸線aを中心として上下方向に回動可能となっている。なお、整地板23は、例えば1枚の鉄板からなるもので、上部が後方に向かって凸の湾曲状に形成され、下部が前方に向かって凸の湾曲状に形成されている。
そして、整地板23の耕耘体11と対向する側の面の少なくとも一部、すなわち例えば整地板23のうち前面下部を含む部分を覆う弾性変形可能な土付着防止用のステンレス鋼板25が、整地板23に脱着可能に取り付けられている。つまり、整地板23にはこの整地板23に接触してこの整地板23と重なり合うように1枚のステンレス鋼板25が脱着可能に設けられている。
そして、このステンレス鋼板25が整地板23に取り付けられた状態では、ステンレス鋼板25の上下端部が整地板23に対して解除可能に固定されている。
ここで、図3に示されるように、整地板23は、左右方向に細長い筒状(略筒状を含む)になるように曲げられた下端筒状部26を下端部に有している。
整地板23の下端筒状部26は、後側ほど離間距離が大きいテーパ状に配置された上側平板部27および下側平板部28と、これら両平板部27,28の端部同士を繋ぐ断面半円弧状の円弧板部29とにて構成されている。なお、下側平板部28は、整地板23のうち上側平板部27に折れ部30を介して連設された平板部31と同一面状(略同一面状を含む)に位置している。
ステンレス鋼板25は、上方側に曲げられた断面C字状の弾性変形可能なカール部である曲板部41を下端部に有している。つまり、ステンレス鋼板25の下端部が、断面C字状(断面略C字状を含む)となるように湾曲状に曲げられて曲板部41となっている。この曲板部41は、整地板23の下端筒状部26に対応した形状で、この下端筒状部26の外面に接触してこの外面を覆うものである。
そして、ステンレス鋼板25は、貫通孔42が形成された上端平板部43と、この上端平板部43の下端に連設され整地板23に対応した湾曲状の湾曲板部44と、この湾曲板部44の下端に連設された下端側平板部45と、この下端側平板部45の下端に連設された断面C字状の曲板部41とにて構成されている。
曲板部41の自由端部分41aは、ステンレス鋼板25の下端側平板部45から上方に離れており、この曲板部41の自由端部分41aと下端側平板部45との間には開口部46がある。なお、曲板部41の自由端部分41aは、下方に向かって凸の湾曲状に形成されており、この自由端部分41aの下面には、下端筒状部26の上側平板部27の上面に圧接する圧接面40が形成されている。
そして、整地板23の下端筒状部26が開口部46から断面C字状の曲板部41内に押し込まれて嵌脱可能に嵌入されることにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。つまり、ステンレス鋼板25の曲板部41が、整地板23の下端筒状部26の外周側に嵌合固定されている。
換言すると、ステンレス鋼板25の曲板部41は、整地板23の下端筒状部26の嵌入によりその下端筒状部26に対応した形状となって密着するように開口部46の開方向に弾性変形しており、この弾性変形した曲板部41は、その弾性復元力に基づいて整地板23の下端筒状部26の外周側に嵌脱可能に嵌合固定(係合固定)されている。
一方、ステンレス鋼板25の上端部は、固定手段であるボルト51およびナット52によって、整地板23の中間部である被固定部35に対して解除可能に固定されている。
つまり、互いに連通した整地板23の被固定部35の貫通孔36およびステンレス鋼板25の上端平板部43の貫通孔42にボルト51の軸部51aが挿通され、この挿通された軸部51aにナット52がワッシャ53とともに螺合されている。
なお、ボルト51の頭部51bはステンレス鋼板25の上端部前面から前方へ突出しているが、ステンレス鋼板25の下端部前面(接地面部)にはボルト等の固定部材が何ら存在しておらず、このステンレス鋼板25の下端部前面は滑らかな平面状になっている。
また、整地板23の後面には、上下方向長手状の背板55が左右両側に2枚ずつ固定的に突設されている。これら左右両側におけるそれぞれの2枚の背板55には、付勢部材56を有する接地圧調整手段57が取り付けられている。そして、ステンレス鋼板25の下端部前面(接地面部)の接地圧は、接地圧調整手段57により調整可能となっている。また、整地板23の左右方向両端部には、上下方向長手状の側板58が固設されている。なお、整地板23、ステンレス鋼板25、背板55および側板58等にて、整地体21が構成されている。
なお、機体2の前部には、耕耘体11の耕耘深さを一定に維持するためのゲージ輪59が取り付けられている(図1参照)。
次に、農作業機1の作用等を説明する。
農作業機1をトラクタに連結し、このトラクタの走行により農作業機1を圃場で前方へ移動させると、耕耘体11が所定方向に回転しながら耕耘作業をし、この耕耘体11の後方で整地体21が圃場表面に応じて上下動しながら整地作業をする。
ここで、例えばステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等には、図3の2点鎖線で示すように、その損傷したステンレス鋼板25のみを整地板23から取り外し、その後、新たなステンレス鋼板25を整地板23に取り付ける。
具体的に説明すると、ステンレス鋼板25の取り外しは、まず、ボルト51とナット52との螺合を解除することにより、整地板23の被固定部35に対するステンレス鋼板25の上端部の固定を解除する。その後、ステンレス鋼板25の曲板部41を弾性変形させつつその曲板部41内から整地板23の下端筒状部26を抜き出すことにより、整地板23の下端筒状部26に対するステンレス鋼板25の下端部の固定を解除する。こうして、ステンレス鋼板25を整地板23から取り外すことが可能である。
また、ステンレス鋼板25の取り付けは、まず、ステンレス鋼板25の曲板部41を弾性変形させつつその曲板部41内へ整地板23の下端筒状部26を嵌入することにより、整地板23の下端筒状部26に対してステンレス鋼板25の下端部を固定する。その後、ボルト51の軸部51aをボルト挿通用の貫通孔36,42に挿通させてこの軸部51aにナット52を螺合することにより、整地板23の被固定部35に対してステンレス鋼板25の上端部を固定する。こうして、ステンレス鋼板25を整地板23に取り付けることが可能である。
そして、農作業機1によれば、ステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板23を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板25のみを交換することができ、よって、その交換作業が容易であり、それに伴う費用の削減も図ることができる。
また、ステンレス鋼板25の上端部および下端部を整地板23に対して固定することにより、ステンレス鋼板25を整地板23に適切に固定できる。
さらに、整地板23の下端部をステンレス鋼板25の断面C字状の曲板部41内に嵌入することにより、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部に対して容易かつ適切に固定できる。
なお、ステンレス鋼板25の曲板部41は、断面C字状には限定されず、例えば断面円弧状、断面J字状、或いは断面コ字状等でもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。
この第2の実施の形態に係る農作業機1は、整地板23の下端筒状部26の上側平板部27に脱着可能に取り付けられた左右方向長手状で板状の押え板等の係合体61を備えている。
係合体61は、取付板部62と、この取付板部62の後端部から下方に向かって突出する係合板部63とを有している。取付板部62は、固定手段であるボルト64およびナット65によって整地板23の下端筒状部26の上側平板部27に脱着可能に取り付けられている。
また、ステンレス鋼板25は、上方側に曲げられた断面半円弧状の曲板部66を下端部に有しており、この曲板部66の先端部が係合板部63と係脱可能に係合する係合部67となっている。なお、曲板部66は、整地板23の下端筒状部26に対応した形状で、この下端筒状部26の外面に接触してこの外面を覆うものである。
そして、曲板部66の係合部67が係合体61の係合板部63と当接係合することにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。
つまり、曲板部66の係合部67が係合体61の係合板部63と整地板23の下端筒状部26の円弧板部29との間に挿入されてその係合板部63にて押えられることにより、ステンレス鋼板25の下端部の曲板部66が整地板23の下端筒状部26に対して解除可能に固定されている。なお、第2の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
そして、この第2の実施の形態に係る農作業機1でも、ステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板23を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板25のみを交換することができる等の作用効果を奏することができる。
また、ステンレス鋼板25の曲板部66を係合体61と係合させることにより、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部に対して容易かつ適切に固定できる。
なお、例えば係合体61を整地板23に固設した構成や、係合体61の係合板部63を曲板部66の形状に合わせて円弧状にした構成等でもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について図5を参照して説明する。
この第3の実施の形態に係る農作業機1では、整地板23に突設された背板55の下端部に、下方に向かって開口する三角形状の切欠き部である係合凹部71が形成されている。
また、ステンレス鋼板25は、上方側に曲げられた断面J字状(断面略J字状を含む)の曲板部72を下端部に有しており、この曲板部72の先端部が係合凹部71と係脱可能に係合する係合部73となっている。なお、曲板部72は、整地板23の下端筒状部26に対応した形状で、この下端筒状部26の外面に接触してこの外面を覆うものである。
そして、曲板部72の係合部73が背板55の係合凹部71と当接係合することにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。
つまり、曲板部72の係合部73が背板55の係合凹部71内に挿入されてその係合凹部71にて押えられることにより、ステンレス鋼板25の下端部の曲板部72が整地板23の下端筒状部26に対して解除可能に固定されている。なお、第3の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
そして、この第3の実施の形態に係る農作業機1でも、ステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板23を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板25のみを交換することができる等の作用効果を奏することができる。
また、ステンレス鋼板25の曲板部72を背板55の係合凹部71と係合させることにより、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部に対して容易かつ適切に固定できる。
なお、背板55の係合凹部71の形状は、三角形状以外でもよく、例えば矩形状や半円状等でもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態について図6を参照して説明する。
この第4の実施の形態に係る農作業機1では、整地板23の下端筒状部26は、後側ほど離間距離が大きいテーパ状に配置された上側平板部27および下側平板部28と、これら両平板部27,28の端部同士を繋ぐ断面L字状のL字板部76とにて構成されている。このL字板部76は、水平板77と、この水平板77の後端に立設された鉛直板78とを有しており、この鉛直板78にはボルト挿通用の貫通孔79が形成されている。なお、下側平板部28は、整地板23のうち上側平板部27に折れ部30を介して連設された平板部31と同一面状(略同一面状を含む)に位置している。
また、ステンレス鋼板25は、上方側に曲げられた断面J字状の曲板部80を下端部に有しており、この曲板部80には、ボルト挿通用の貫通孔81が形成されている。
さらに、この農作業機1は、ステンレス鋼板25の下端部の曲板部80を、整地板23の下端部の下端筒状部26に対して固定するためのボルト83およびナット84を備えている。
ボルト83およびナット84のいずれか一方、すなわち例えばナット84は、下端筒状部26のL字板部76の鉛直板78の内面に溶接等により固着されている。つまり、整地板23の下端筒状部26の内側にナット84が固設されている。
そして、ボルト83の軸部83aがワッシャ85および貫通孔79,81に挿通されてナット84に螺合されることにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。なお、第4の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
そして、この第4の実施の形態に係る農作業機1でも、ステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板23を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板25のみを交換することができる等の作用効果を奏することができる。
また、整地板23の下端筒状部26の内側に固着したナット(溶接ナット)84にボルト83を螺合することにより、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部に対して容易かつ適切に固定できる。
なお、例えばナット84ではなく、ボルト83の頭部83bを下端筒状部26の鉛直板78の内面に溶接等で固着し、そのボルト83の軸部83aにナット84を螺合するようにしてもよい。
次に、本発明の第5の実施の形態について図7を参照して説明する。
この第5の実施の形態に係る農作業機1は、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部の下端筒状部26に対して固定するためのボルト86およびナット87を備えている。
また、ステンレス鋼板25は、下端部に曲板部を有しておらず、貫通孔42が形成された上端平板部43と、この上端平板部43の下端に連設され整地板23に対応した湾曲状の湾曲板部44と、この湾曲板部44の下端に連設された平板部である下端平板部45とにて構成されている。なお、ステンレス鋼板25が下端部に曲板部を有した構成でもよい。
この下端平板部45の下端部後面には、高ナットであるナット87が溶接等により固着されている。つまり、軸方向長さ寸法が長いナット87が、ステンレス鋼板25の下端部後面に後方側へ突出するように固着されている。
このナット87は、整地板23の下端筒状部26に形成されたナット挿通用孔88,89に挿通され、このナット87の上端部が下端筒状部26外に突出して位置している。
そして、ボルト86の軸部86aがナット87に螺合されることにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。ボルト86の頭部86bは下端筒状部26のナット挿通用孔89よりも大きく、頭部86bと下端筒状部26との当接によりナット87がナット挿通用孔88,89から抜け出ないようになっている。なお、第5の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
そして、この第5の実施の形態に係る農作業機1でも、ステンレス鋼板25が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板23を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板25のみを交換することができる等の作用効果を奏することができる。
また、ステンレス鋼板25の下端部に固着したナット(溶接ナット)87にボルト86を螺合することにより、ステンレス鋼板25の下端部を整地板23の下端部に対して容易かつ適切に固定できる。
なお、例えば整地板23の下端筒状部26にナット挿通用孔89の代わりにボルト挿通用孔を形成して、ボルト86の軸部86aをそのボルト挿通用孔に挿通して下端筒状部26内のナット87に螺合するようにしてもよい。
さらに、上記第5の実施の形態では、ボルト86およびナット87のいずれか一方であるナット87が、ステンレス鋼板25の下端部後面に固着された構成について説明したが、例えば図8に示す第6の実施の形態のように、ボルト86をステンレス鋼板25の下端部後面に後方側へ突出するように固着した構成でもよい。
この図8に示すボルト86は、頭部86bを有さず、ボルト軸部である軸部86aのみにて構成されている。そして、ボルト86の軸部86aは、整地板23の下端筒状部26に形成されたボルト挿通用孔90,91に挿通され、この軸部86aの上端部が下端筒状部26外に後方に向かって突出して位置している。
そして、ボルト86の軸部86aの上端部にナット87が螺合されることにより、ステンレス鋼板25の下端部が整地板23の下端部に対して解除可能に固定されている。なお、第6の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
次に、本発明の第7の実施の形態について図9を参照して説明する。
この第7の実施の形態に係る農作業機1では、整地板23は、上部が後方に向かって凸の湾曲状に形成されかつ下部が前方に向かって凸の湾曲状に形成された1枚の鉄板からなる整地板本体101と、この整地板本体101の下端部にボルト103およびナット104にて脱着可能に取り付けられ整地板23の下端部を構成する筒状のステンレス鋼板102とを有している。
整地板本体101は、本体板部106と、この本体板部106の下端に連設され後方側へ折り曲げられた取付板部107とにて構成されている。取付板部107には、ボルト挿通用の貫通孔108が形成されている。
ステンレス鋼板102は、例えば1枚のステンレス板を2重になるように折り返して筒状に形成したもので、整地板23の下端部となる筒状部111と、この筒状部111の上端に連設され後方側へ折り曲げられた取付板部112とにて構成されている。取付板部112には、ボルト挿通用の貫通孔113が形成されている。
筒状部111は、後側ほど離間距離が大きいテーパ状に配置された上側平板部114および下側平板部115と、これら両平板部114,115の端部同士を繋ぐ断面半円弧状の円弧板部116とにて構成されている。なお、下側平板部115は、整地板本体101の本体板部106の下端部と同一面状(略同一面状を含む)に位置している。つまり、本体板部106と下側平板部115との間に段差がなく、これら本体板部106と下側平板部115とが連続している。
そして、ボルト103の軸部103aが貫通孔108,113およびワッシャ105に挿通され、この挿通された軸部103aにナット104が螺合されることにより、ステンレス鋼板102の取付板部112が整地板本体101の取付板部107に固定的に取り付けられている。このボルト103の頭部103bは、貫通孔108,113よりも大きく、取付板部107の上面に当接している。なお、ボルト103とナット104との螺合の解除により、ステンレス鋼板102の取付板部112を整地板本体101の取付板部107から取り外すことが可能である。
また、背板55の下端部には、支持板である背板取付板117がボルトおよびナット(図示せず)にて脱着可能に取り付けられている。そして、ステンレス鋼板102の取付板部112が背板取付板117の前縁部と整地板本体101の取付板部107とにて挟持され、かつ、ステンレス鋼板102の筒状部111の上側平板部114が背板取付板117の下縁部に当接している。なお、第7の実施の形態のその他の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。
そして、この第7の実施の形態に係る農作業機1でも、ステンレス鋼板102が損傷して交換する必要が生じた場合等に、整地板本体101を交換することなく、その損傷したステンレス鋼板102のみを交換することができる。
なお、ステンレス鋼板102の形状は、筒状には限定されず、例えば平板状や曲板状等でもよい。
また、ステンレス鋼板102と背板取付板117とが別体である構成には限定されず、背板取付板117をステンレス鋼板102に溶接等により一体に固着した構成でもよい。
さらに、第1ないし第6の実施の形態において、ステンレス鋼板25は、整地板23の耕耘体11と対向する側の面の一部を覆うものとして説明したが、整地板23の耕耘体11と対向する側の面の全部を覆うものであってもよい。
また、ボルト51およびナット52以外の固定手段を用いて、ステンレス鋼板25の上端部を整地板23に対して解除可能に固定するようにしてもよい。
1 農作業機
11 耕耘体
23 整地板
25 ステンレス鋼板
41 曲板部
55 背板
66 曲板部
71 係合凹部
72 曲板部
80 曲板部
83 ボルト
84 ナット
86 ボルト
87 ナット
101 整地板本体
102 ステンレス鋼板

Claims (2)

  1. 耕耘作業をする耕耘体と、
    この耕耘体の後方で整地作業をする整地板と、
    この整地板の前記耕耘体と対向する側の面の少なくとも一部を覆うステンレス鋼板とを備え、
    前記ステンレス鋼板は、前記整地板に対して脱着可能となっており、
    前記ステンレス鋼板が前記整地板に取り付けられた状態では、前記ステンレス鋼板の上下端部が前記整地板に対して解除可能に固定されている農作業機であって、
    前記ステンレス鋼板は、上方側に曲げられた曲板部を下端部に有し、
    前記整地板の下端部が前記曲板部内に嵌入されることにより、前記ステンレス鋼板の下端部が前記整地板の下端部に対して解除可能に固定されている
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 耕耘作業をする耕耘体と、
    この耕耘体の後方で整地作業をする整地板と、
    この整地板の前記耕耘体と対向する側の面の少なくとも一部を覆うステンレス鋼板とを備え、
    前記ステンレス鋼板は、前記整地板に対して脱着可能となっており、
    前記ステンレス鋼板が前記整地板に取り付けられた状態では、前記ステンレス鋼板の上下端部が前記整地板に対して解除可能に固定されている農作業機であって、
    前記整地板に突設され、係合凹部が形成された背板を備え、
    前記ステンレス鋼板は、上方側に曲げられた曲板部を下端部に有し、
    前記曲板部が前記係合凹部と係合することにより、前記ステンレス鋼板の下端部が前記整地板の下端部に対して解除可能に固定されている
    ことを特徴とする農作業機。
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