JP6916317B2 - プラズマ式治療装置およびプラズマ式治療装置用のカバー - Google Patents

プラズマ式治療装置およびプラズマ式治療装置用のカバー Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ式治療装置およびプラズマ式治療装置用のカバーに関する。
本願は、2018年2月16日に、日本に出願された特願2018−026052号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、例えば歯科治療等の医療を用途とするプラズマ式治療装置が知られている。プラズマ式治療装置は、創傷等の患部にプラズマ又は活性ガスを照射することで、患部を治癒する。前記活性ガスは、プラズマ式治療装置内でプラズマによって発生させられる。例えば、特許文献1は、歯科治療を行うプラズマジェット照射装置を開示している。前記プラズマジェット照射装置は、プラズマジェット照射手段を有する照射器具を備えている。前記プラズマジェット照射装置は、発生したプラズマと、活性種と、を被照射物に照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。
特許文献2は、照射器具内部で活性ガス(活性種)を発生させ、その活性ガスをノズルから吐出して患部に照射するプラズマ式治療装置を開示している。前記活性ガスは、例えば、活性酸素や活性窒素等である。
特許第5441066号公報 特開2017−50267号公報
この種のプラズマ式治療装置による治療時において、治療対象者(人以外の動物)に無麻酔でプラズマ装置を使用すると治療対象者が動き、ノズルの先端部に治療対象者が接触して治療対象者に身体的負担を与えてしまう恐れがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、治療対象者に無麻酔下でプラズマ装置を使用する際に、ノズルの先端部に治療対象者が接触することにより治療対象者に与える身体的負担を軽減することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るプラズマ式治療装置は、プラズマ発生部と、前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性ガスの少なくとも一方を吐出するノズルと、を備え、前記ノズルの先端部の硬さ(JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さ)は、0度以上60度以下である。
本願発明者は、プラズマ式治療装置による治療時に、治療対象者(人以外の動物)の治療対象部位やその近傍(以下、「治療対象部位など」という。)にノズルの先端部が接触すると、治療対象者の身体的な負担が生じることを見出した。例えば、治療対象者としての動物に無麻酔で治療を実施する場合であって、動物が予期せぬ動きをするとき(一例として、犬に使用する場合であって、プラズマや活性ガスの照射に犬が驚いたとき)等に、ノズルの先端部が治療対象部位などに接触する可能性が高くなる。ノズルの先端部が治療対象部位などに接触すると、その部位がノズルの先端部で傷つくことがある。
そこで、このプラズマ式治療装置では、ノズルの先端部の硬さ(JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さ、以下「硬さ」という。)が、0度以上60度以下である。したがって、例えば、ノズルの先端部の硬さが60度よりも大きい場合などに比べて、ノズルの先端部が硬すぎることがない。これにより、仮にノズルの先端部が治療対象者の治療対象部位などに接触したとしても、治療対象者の身体的な負担を軽減することができる。
前記ノズルは、前記プラズマ及び前記活性ガスの少なくとも一方が通過する本体管と、前記本体管を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さが0度以上60度以下の材料により形成され、かつ前記ノズルの先端部を形成していてもよい。
この場合、カバーが、ノズルの先端部を形成している。したがって、仮にノズルの先端部が治療対象部位などに接触し、ノズルの先端部が汚染されたとしても、その汚染をカバーに留まらせることができる。これにより、本体管の汚染を抑制することができる。また、例えば、カバーを交換すること等により、ノズルから汚染を除去することができる。
前記本体管は、金属により形成され、前記カバーは、樹脂により形成されていてもよい。
この場合、本体管が金属により形成されている。したがって、本体管がプラズマや活性ガスを長期間にわたって安定して通過させることができる。
カバーが樹脂により形成されている。したがって、例えば、カバーの軽量化や低コスト化などを図り易くすることができる。
前記カバーの先端部は、前記本体管の先端部に対して突出していてもよい。
この場合、カバーの先端部が、本体管の先端部に対して突出している。したがって、例えば、カバーの先端部を治療対象部位に突き当てて使用することで、治療対象者の身体的な負担を軽減しつつ、本体管の先端部から治療対象部位に至るまでの距離(以下、「照射距離」という。)を安定して確保することができる。なお、プラズマ式治療装置では、照射距離に応じて、例えば、治療効果に寄与する活性種の濃度が変化する。そのため、前述のように照射距離を安定して確保することで、良好な治療効果が期待される。
前記カバーの先端部には、前記本体管を通して前記カバーの先端部内に供給されるガスを外部に逃がす圧抜き部が形成されていてもよい。
この場合、カバーの先端部に圧抜き部が形成されている。したがって、カバーの先端部を治療対象部位に突き当てて使用するときに、カバーの先端部の内圧が過度に上昇するのを抑えることができる。これにより、カバーの先端部を治療対象部位に突き当てて使用し続けることが可能になり、照射距離を確実に安定して確保することができる。
内部に前記プラズマ発生部が配置され、前記ノズルが着脱自在に装着される筐体を更に備えていてもよい。
この場合、ノズルが、筐体に着脱自在に装着されている。したがって、仮にノズルの先端部が治療対象部位などに接触し、ノズルの先端部が汚染されたとしても、例えば、ノズルを交換すること等により、汚染を除去することができる。
本発明に係るプラズマ式治療装置用のカバーは、プラズマ発生部と、前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性ガスの少なくとも一方を吐出するノズルと、を備え、前記ノズルが、前記プラズマ及び前記活性ガスの少なくとも一方が通過する本体管を備えるプラズマ式治療装置において、前記本体管を覆うカバーであって、前記カバーは、JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さが0度以上60度以下の材料により形成され、かつ前記ノズルの先端部を形成している。
この場合、前記カバーを備えるプラズマ式治療装置と同様の作用効果を奏功することができる。
本発明によれば、治療対象者に無麻酔でプラズマ装置を使用する際に、ノズルの先端部に治療対象者が接触した場合に治療対象者の身体に与える負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るプラズマ式治療装置を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプラズマ式治療装置を構成する照射器具の部分断面図である。 図2の照射器具のx−x断面図である。 図2の照射器具のy−y断面図である。 本発明の一実施形態に係るプラズマ式治療装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の照射器具の要部の断面図である。 本発明の第1変形例に係るプラズマ式治療装置の要部の断面図である。 本発明の第2変形例に係るプラズマ式治療装置の要部の断面図である。 本発明の第3変形例に係るプラズマ式治療装置の要部の断面図である。 本発明の第4変形例に係るプラズマ式治療装置のノズルの側面図である。 本発明の第5変形例に係るプラズマ式治療装置のノズルの側面図である。
本発明のプラズマ式治療装置は、プラズマジェット照射装置又は活性ガス照射装置である。
プラズマジェット照射装置は、プラズマを発生させる。プラズマジェット照射装置は、発生したプラズマと、活性種と、を被照射物に直接照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。活性種としては、活性酸素種や活性窒素種を例示できる。活性酸素種としては、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素、オゾン、過酸化水素、スーパーオキシドアニオンラジカル等を例示できる。活性窒素種としては、一酸化窒素、二酸化窒素、ペルオキシナイトライト、過酸化亜硝酸、三酸化二窒素等を例示できる。
活性ガス照射装置は、プラズマを発生させる。活性ガス照射装置は、活性種を含む活性ガスを被照射物に照射する。前記活性種は、プラズマ中の気体又はプラズマ周辺の気体とプラズマとが反応して生成される。
以下、本発明のプラズマ式治療装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のプラズマ式治療装置は、活性ガス照射装置である。
図1から図5に示すように、本実施形態の活性ガス照射装置100は、照射器具10と、検出部15と、供給ユニット20と、ガス管路30と、電気配線40と、供給源70と、報知部80と、制御部90(演算部)と、を備える。
照射器具10は、照射器具10内で発生した活性ガスを吐出する。供給ユニット20は、照射器具10に電力及びプラズマ発生用ガスを供給する。供給ユニット20は、供給源70を収容している。供給源70は、プラズマ発生用ガスを収容している。供給ユニット20は、例えば、100Vの家庭用電源等の電源(不図示)と接続されている。ガス管路30は、照射器具10と供給ユニット20とを接続している。電気配線40は、照射器具10と供給ユニット20とを接続している。本実施形態において、ガス管路30と電気配線40とは、各々独立しているが、ガス管路30と電気配線40とは一体でもよい。
図2は、照射器具10における軸線に沿う面の断面(縦断面)図である。
図2に示すように、照射器具10は、長尺状のカウリング2(筐体)と、カウリング2の先端から突出するノズル11と、カウリング2内に位置するプラズマ発生部12とを備える。
カウリング2は、円筒形の胴体部2bと、胴体部2bの先端を塞ぐヘッド部2aとを備える。なお、胴体部2bは、円筒形に限らず、四角筒、六角筒、八角筒等の多角筒形でもよい。
ヘッド部2aは、先端に向かい漸次窄んでいる。即ち、本実施形態におけるヘッド部2aは、円錐形である。なお、ヘッド部2aは、円錐形に限らず、四角錘、六角錘、八角錘等の多角錘形でもよい。
ヘッド部2aは、先端に嵌合孔2cを有している。嵌合孔2cは、ノズル11を受け入れる孔である。ノズル11は、ヘッド部2aに着脱可能になっている。ヘッド部2aは、管軸O1方向に延びる第一の活性ガス流路7を内部に有している。管軸O1は、胴体部2bの管軸である。
胴体部2bは、外周面に操作スイッチ9(操作部)を備えている。
図2及び図3に示すように、プラズマ発生部12は、管状誘電体3(誘電体)と、内部電極4と、外部電極5とを備える。
管状誘電体3は、管軸O1方向に延びる円筒状の部材である。管状誘電体3は、管軸O1方向に延びるガス流路6を内部に有している。第一の活性ガス流路7とガス流路6とは連通している。なお、管軸O1は、管状誘電体3の管軸と同じである。
管状誘電体3は、内部に内部電極4を備えている。内部電極4は、管軸O1方向に延びる略円柱状の部材である。内部電極4は、管状誘電体3の内面と離間している。
管状誘電体3の外周面の一部には、内部電極4に沿う外部電極5を備えている。外部電極5は、管状誘電体3の外周面に沿って周回する環状の電極である。
図3に示すように、管状誘電体3と内部電極4と外部電極5とは、管軸O1を中心として同心円状に位置している。
本実施形態において、内部電極4の外周面と外部電極5の内周面とは、管状誘電体3を挟んで互いに対向している。
プラズマ発生部12は、カウリング2から離脱可能である。プラズマ発生部12は、例えば、カウリング2から管軸O1方向に引き抜かれる。例えば、カウリング2をヘッド部2aと胴体部2bとに分解した後、プラズマ発生部12が、胴体部2bに対して前側に引き抜かれるようにプラズマ発生部12を構成してもよい(なお、管軸O1方向に沿ってヘッド部2a側を前側、胴体部2b側を後側とする)。
例えば、プラズマ発生部12が破損した場合などには、カウリング2からプラズマ発生部12を離脱させた後、新たなプラズマ発生部12をカウリング2に装着することができる。このとき、新たなプラズマ発生部12は、カウリング2に対して管軸O1方向に差し込むことができる。
図6に示すように、ノズル11の先端部の硬さ(JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さ、以下「硬さ」という。)は、0度以上60度以下である。本実施形態では、ノズル11は、プラズマ及び活性ガスの少なくとも一方が通過する本体管1と、本体管1を覆うカバー13と、を備えている。カバー13が、ノズル11の先端部を形成し、硬さが0度以上60度以下の材料により形成されている。カバー13が、硬さが0度以上60度以下の材料により形成されていることで、ノズル11の先端部のうちの少なくとも外面(最外層)の硬さが、0度以上60度以下となる。カバー13の硬さは、例えば、10度以上40度以下であることが好ましい。カバー13(ノズル11の先端部)の硬さが0度以上であれば、カバー13(ノズル11の先端部)が軟らかすぎることがなく、安定して、かつ均一に治療対象者の治療対象部位にプラズマを照射することができる。カバー13(ノズル11の先端部)の硬さが60度以下であれば、カバー13(ノズル11の先端部)が硬すぎることがない。これにより、仮にカバー13(ノズル11の先端部)が治療対象者の治療対象部位などに接触したとしても、治療対象者の身体的な負担を軽減することができる。なお、カバー13は、本発明に係るプラズマ式治療装置用のカバーである。
本体管1は、嵌合孔2cに嵌合する台座部1bと、台座部1bから突出する照射管1cとを備える。台座部1bは、嵌合孔2c(カウリング2)に対して着脱自在に装着されている。照射管1cは、円筒状に形成されている。台座部1bと照射管1cとは一体になっている。本体管1は、その内部に、第二の活性ガス流路8を有している。本体管1は、先端に照射口1aを有している。第二の活性ガス流路8と第一の活性ガス流路7とは、連通している。
本体管1(台座部1bおよび照射管1c)は、同一材料で一体に形成されている。本実施形態では、本体管1が金属(例えば、SUS(ステンレス鋼)等)により形成されている。本体管1の材料は、特に制限はなく、絶縁性を有してもよいし、導電性を有してもよい。本体管1の材料としては、耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料が好ましい。耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料としては、ステンレス等の金属を例示できる。
カバー13は、生体適合性かつ絶縁性を具備する軟質な材料によって形成され、本実施形態では、樹脂(例えば、シリコーン樹脂、より具体的には、硬さが20度程度のシリコーン樹脂など)により形成されている。カバー13は、前述のように硬さが0度以上60度以下の材料により形成されており、カバー13を形成する材料は、SUS(ステンレス鋼)やABS樹脂よりも軟質であり、本体管1やカウリング2を形成する材料よりも軟質である。言い換えると、カバー13と同等の形状、かつ同等の大きさの部材を、SUSやABS樹脂、本体管1を形成する材料、または、カウリング2を形成する材料によって形成した場合、この部材よりもカバー13の方が変形し易い。
尚、本明細書において、材料が「絶縁性を具備する」とは、その材料の体積固有抵抗率が1.0×1013Ω・cm以上であることを意味し、1.0×1013Ω・cm以上であることが好ましい。
カバー13は、カバー13内における、本体管1の照射管1cの先端部(先端面1d)の位置を、外部から確認できるようにするために、透明性を有することが好ましい。例えば、カバー13は、ヘイズ値が70%以下であることが好ましい。ヘイズ値の測定方法は、JIS に規定される方法に準じて測定される。
カバー13は、照射管1cに外側から嵌合されている。カバー13の先端部は、本体管1の先端部に対して突出している。図示の例では、カバー13の先端部が、照射管1cの先端部(先端面1d)よりも前側に突出している。カバー13は、円筒状に形成されている。カバー13の肉厚は、例えば、0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜3mmである。なお、カバー13の肉厚が0.5mm未満だと、後述する負担の軽減効果が発揮され難くなる。一方、カバー13の肉厚が5mmより厚いと、ノズル11の全体が太くなり過ぎ、例えば、治療(歯科治療)し難くなることがある。
本実施形態では、カバー13には、ヘッドカバー14が一体に設けられている。ヘッドカバー14は、ヘッド部2aを覆っており、図示の例では、ヘッド部2aに外側から嵌合されている。
カバー13は、本体管1に対して着脱自在に装着されている。本実施形態では、ヘッドカバー14も、ヘッド部2aに対して着脱自在に装着されている。カバー13およびヘッドカバー14は、本体管1およびヘッド部2aに対して一体的に着脱自在に装着されている。なお、カバー13やヘッドカバー14の着脱性を向上させるため、カバー13やヘッドカバー14の内面に、凹凸部を設けてもよい。凹凸部を設けることにより、カバー13やヘッドカバー14と、本体管1やヘッド部2aと、の接触面積を低減させ、着脱時の摩擦抵抗を軽減させることができる。
カバー13(カバー13とヘッドカバー14との連結体)は、例えば、押し出し成形で試作後、二次加工をすることで製造してもよい。カバー13は、例えば、真空注型、RIM成形、射出成形により製造してもよい。真空注型やRIM成形、射出成形によりカバー13を形成する場合、カバー13を押し出し成形で試作後、二次加工をする場合に比べて、例えば、カバー13の内面に前述の凹凸部を設けたり、カバー13に切込みを入れたりすること等が容易である。そのため、真空注型やRIM成形、射出成形によりカバー13を形成することが好ましい。
図2に示すように、胴体部2bの材料は、特に制限はないが、絶縁性を有する材料が好ましい。絶縁性の材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を例示できる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)等を例示できる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等を例示できる。
胴体部2bの大きさは、特に制限はなく、手指で把持しやすい大きさとすることができる。
ヘッド部2aの材料は、特に制限はなく、絶縁性を有してもよいし、絶縁性を有しなくてもよい。ヘッド部2aの材料は、耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料が好ましい。耐摩耗性、耐腐食性に優れる材料としては、ステンレス等の金属を例示できる。ヘッド部2aと胴体部2bとの材料は、同じでもよく、異なってもよい。
ヘッド部2aの大きさは、活性ガス照射装置100の用途等を勘案して決定できる。例えば、活性ガス照射装置100が口腔内用治療器具である場合、ヘッド部2aの大きさは、口腔内に挿入できる大きさが好ましい。
管状誘電体3の材料としては、公知のプラズマ装置に使用する誘電体材料を適用できる。管状誘電体3の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、合成樹脂等を例示できる。管状誘電体3の誘電率は低いほど好ましい。
管状誘電体3の内径Rは、内部電極4の外径dを勘案して適宜決定できる。内径Rは、後述する距離sを所望の範囲とするように決定する。
内部電極4は、管軸O1方向に延びる軸部と、軸部の外周面のねじ山とを備える。軸部は、中実でもよいし、中空でもよい。中でも、軸部は中実が好ましい。軸部が中実であれば、加工が容易であり、かつ機械的な耐久性を高められる。内部電極4のねじ山は、軸部の周方向に周回する螺旋状のねじ山である。内部電極4の形態は、雄ねじと同様の形態である。
内部電極4は、外周面にねじ山を有することで、ねじ山先端部の電界が局所的に強くなり、放電開始電圧が低くなる。このため、低電力でプラズマを生成し、維持できる。
内部電極4の外径dは、活性ガス照射装置100の用途(即ち、照射器具10の大きさ)等を勘案して、適宜決定できる。活性ガス照射装置100が口腔内用治療器具である場合、外径dは、0.5mm〜20mmが好ましく、1mm〜10mmがより好ましい。外径dが上記下限値以上であれば、内部電極4を容易に製造できる。加えて、外径dが上記下限値以上であれば、内部電極4の表面積が大きくなり、プラズマをより効率的に発生して、治癒等をより促進できる。外径dが上記上限値以下であれば、照射器具10を過度に大きくすることなく、プラズマをより効率的に発生し、治癒等をより促進できる。
内部電極4のねじ山の高さhは、内部電極4の外径dを勘案して適宜決定できる。なお、内部電極4の外径dは、内部電極4のねじ山における外径である。
内部電極4のねじ山のピッチpは、内部電極4の長さや外径d等を勘案して適宜決定できる。
内部電極4の材料は、導電材であれば特に制限はなく、公知のプラズマ装置の電極に使用できる金属を適用できる。内部電極4の材料としては、ステンレス、銅、タングステン等の金属、カーボン等を例示できる。
内部電極4としては、JIS B 0205:2001のメートルねじの規格品(M2、M2.2、M2.5、M3、M3.5等)、JIS B 2016:1987のメートル台形ねじの規格品(Tr8×1.5、Tr9×2、Tr9×1.5等)、JIS B 0206:1973のユニファイ並目ねじの規格品(No.1−64UNC、No.2−56UNC、No.3−48UNC等)等と同等の仕様が好ましい。これらの規格品と同等の仕様であれば、コスト面で優位である。
内部電極4の外面と管状誘電体3の内面との距離(内部電極4のねじ山と管状誘電体3の内面との距離)sは、0.05mm〜5mmが好ましく、0.1mm〜1mmがより好ましい。距離sが上記下限値以上であれば、所望量のプラズマ発生用ガスを容易に通流できる。距離sが上記上限値以下であれば、プラズマをさらに効率的に発生し、活性ガスの温度を低くできる。
外部電極5の材料は、導電材であれば特に制限はなく、公知のプラズマ装置の電極に使用する金属を適用できる。外部電極5の材料としては、ステンレス、銅、タングステン等の金属、カーボン等を例示できる。
ノズル11における照射管1c内の流路の長さ(即ち、距離L2)は、活性ガス照射装置100の用途等を勘案して、適宜決定できる。
照射口1aの開口径は、例えば、0.5mm〜5mmが好ましい。開口径が上記下限値以上であれば、活性ガスの圧力損失を抑制できる。開口径が上記上限値以下であれば、照射する活性ガスの流速を高めて、患部の治癒等を促進できる。
照射管1cは、管軸O1に対して屈曲している。
照射管1cの管軸O2と管軸O1とのなす角度θは、活性ガス照射装置100の用途等を勘案して決定できる。
内部電極4の先端Q1からヘッド部2aの先端Q2までの距離L1と、先端Q2から照射口1a(本体管1の先端面1d)までの距離L2との合計(即ち、内部電極4から照射口1aまでの道のり)は、活性ガス照射装置100に求める大きさや、照射した活性ガスが当たる面(被照射面)における温度等を勘案して適宜決定する。距離L1と距離L2の合計が長ければ、被照射面の温度を低くできる。距離L1と距離L2の合計が短ければ、活性ガスのラジカル密度をさらに高めて、被照射面における清浄化、賦活化、治癒等の効果をさらに高められる。なお、先端Q2は、管軸O1と管軸O2との交点である。
図2及び図4に示すように、検出部15は、照射器具10に加えられた外力(衝撃力)を検出する。検出部15は、ノズル11よりもプラズマ発生部12に近い。検出部15は、凹部16に配置されている。凹部16は、胴体部2bの内周面に形成されている。管軸O1に直交する方向を径方向とすると、検出部15は、管状誘電体3に対して径方向の外側に配置されている。検出部15は、管軸O1方向に延びる管状に形成されている。
検出部15は、照射器具10から離脱可能である。検出部15は、プラズマ発生部12をカウリング2から離脱させた後、カウリング2内から外部に取り出される。
検出部15は、検出部15に外力が加えられたときに変色する。本実施形態では、検出部15の色は、検出部15に所定の大きさ以上の外力が加えられる前後で異なる。検出部15の色は、検出部15に所定の大きさ以上の外力が加えられた後、元の色に戻らず変色したままである。本実施形態では、検出部15が、所定の衝撃加速度(衝撃値)以上の衝撃加速度が加えられたときに変色し、変色した状態が維持される。
検出部15としては、例えば、ショックウォッチ社のショックウォッチ(登録商標)を採用することができる。なお、本実施形態のように、検出部15が管状の場合、検出部15として、例えば、衝撃検知チューブ(例えば、ショックウォッチ(登録商標)のチューブタイプ等)などを採用することができる。さらに、衝撃検知チューブに代えて、例えば、衝撃検知ラベル(例えば、ショックウォッチ(登録商標)のラベルタイプ等)や、衝撃検知表示器(例えば、ショックウォッチ(登録商標)のMAG2000等)などを採用することができる。
検出部15は、例えば、管状誘電体3の強度(大きさや形状、材質)などに応じて適宜設計することができる。検出部15を適宜設計することにより、例えば、検出部15の変色に関する衝撃加速度の閾値を調節すること等ができる。
検出部15は、照射器具10の外部から視認可能である。カウリング2には、のぞき窓17が設けられている。のぞき窓17は、検出部15(凹部16)に対して径方向の外側に配置されている。検出部15は、のぞき窓17を通して照射器具10の外部から視認される。
図1に示すような供給ユニット20は、照射器具10に電気およびプラズマ発生用ガスを供給する。供給ユニット20は、内部電極4と外部電極5との間に印加する電圧及び周波数を調節できる。供給ユニット20は、供給源70を収容する筐体21を備えている。筐体21は、供給源70を離脱可能に収容する。これにより、筐体21に収容された供給源70内のガスがなくなったとき、供給源70を交換することができる。
供給源70は、プラズマ発生部12にプラズマ発生用ガスを供給する。供給源70は、内部にプラズマ発生用ガスが収容された耐圧容器である。図5に示すように、供給源70は、筐体21内に配置された配管75に対して着脱可能に装着されている。配管75は、供給源70とガス管路30とを接続している。
配管75には、電磁弁71、圧力レギュレータ73、流量コントローラ74及び圧力センサ72(残量センサ)が取り付けられている。
電磁弁71が開状態となると、供給源70から配管75及びガス管路30を介して照射器具10にプラズマ発生用ガスが供給される。図示の例では、電磁弁71は、弁開度が調節できる構成ではなく、開閉の切り替えのみができる構成である。なお、電磁弁71は、弁開度が調節できる構成であってもよい。
圧力レギュレータ73は、電磁弁71と供給源70との間に配置されている。圧力レギュレータ73は、供給源70から電磁弁71に向かうプラズマ発生用ガスの圧力を低下(プラズマ発生用ガスを減圧)させる。
流量コントローラ74は、電磁弁71とガス管路30との間に配置されている。流量コントローラ74は、電磁弁71を通過したプラズマ発生用ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を調整する。流量コントローラ74は、プラズマ発生用ガスの流量を、例えば、3L/minに調整する。
圧力センサ72は、供給源70におけるプラズマ発生用ガスの残量V1を検出する。圧力センサ72は、前記残量V1として、供給源70内の圧力(残圧)を測定する。圧力センサ72は、圧力レギュレータ73と供給源70との間(圧力レギュレータ73よりも一次側)を通過するプラズマ発生用ガスの圧力を、供給源70の圧力として測定する。圧力センサ72としては、例えば、キーエンス社のAP−V80シリーズ(具体的には、例えば、AP−15S)等を採用することができる。
配管75の供給源70側の端部には、継手76が設けられている。継手76には、供給源70が着脱可能に装着されている。供給源70を継手76に着脱させることで、電磁弁71、圧力レギュレータ73、流量コントローラ74及び圧力センサ72(以下、「電磁弁71等」という。)を筐体21に固定したまま、供給源70を交換することができる。この場合、交換前の供給源70、交換後の供給源70のいずれについても共通の電磁弁71等を使用することができる。なお、電磁弁71等は、供給源70に固定され、供給源70と一体的に筐体21から離脱可能であってもよい。
図1に示すように、ガス管路30は、供給ユニット20から照射器具10にプラズマ発生用ガスを供給する経路である。ガス管路30は、照射器具10の管状誘電体3の後端部に接続している。ガス管路30の材料は特に制限はなく、公知のガス管に用いる材料を適用できる。ガス管路30の材料としては、例えば、樹脂製の配管、ゴム製のチューブ等を例示できる。ガス管路30の材料としては、可撓性を有する材料が好ましい。
電気配線40は、供給ユニット20から照射器具10に電気を供給する配線である。電気配線40は、照射器具10の内部電極4、外部電極5及び操作スイッチ9に接続している。電気配線40の材料は特に制限はなく、公知の電気配線に用いる材料を適用できる。電気配線40の材料としては、絶縁材料で被覆した金属導線等を例示できる。
図5に示すような制御部90は、情報処理装置を用いて構成される。すなわち、制御部90は、バスで接続されたCPU(Central Processor Unit)、メモリ及び補助記憶装置を備える。制御部90は、プログラムを実行することによって動作する。制御部90は、例えば、供給ユニット20に内蔵されていてもよい。制御部90は、照射器具10、供給ユニット20および報知部80を制御する。
制御部90には、照射器具10の操作スイッチ9が電気的に接続されている。操作スイッチ9が操作されると、操作スイッチ9から制御部90に電気信号が送られる。制御部90が前記電気信号を受け付けると、制御部90は電磁弁71及び流量コントローラ74を作動させ、かつ内部電極4と外部電極5との間に電圧を印加する。
本実施形態では、操作スイッチ9が押釦であり、使用者が操作スイッチ9を1回押した(使用者が操作スイッチ9を操作した)ときに、制御部90が前記電気信号を受け付ける。すると制御部90が、電磁弁71を所定の時間、開放して電磁弁71を通過したプラズマ発生用ガスの流量を流量コントローラ74に調整させ、かつ内部電極4と外部電極5との間に電圧を所定の時間、印加する。その結果、供給源70からプラズマ発生部12に一定量のプラズマ発生用ガスが供給され、ノズル11から活性ガスが一定時間(例えば、数秒から数十秒程度、本実施形態では30秒)、継続して吐出される。
制御部90は、プラズマ発生用ガスの残回数N(Nは自然数)を演算する。残回数Nは、供給源70に残存するプラズマ発生用ガスによって、供給源70からプラズマ発生部12にプラズマ発生用ガスを供給することができる残りの回数である。残回数Nは、供給源70におけるプラズマ発生用ガスの残量V1から算出することができる。残回数Nは、残量V1と、操作スイッチ9の操作1回あたりのプラズマ発生用ガスの供給量V2と、に基づいて演算(N=V1/V2)することができる。
報知部80は、残回数Nを報知する。報知部80は、制御部90が演算した残回数Nを数字で表示する。報知部80として、例えば、任意の数字を表示可能なディスプレイ装置を採用してもよく、機械式のカウンタを採用してもよい。なお報知部80は、音声によって残回数Nを報知してもよい。この場合、報知部80としては、例えば、スピーカ等を採用することができる。
次に、活性ガス照射装置100の使用方法を説明する。
例えば、医師などの使用者は、照射器具10を持って移動させ、ノズル11を後述する被照射物に向ける。この状態で操作スイッチ9を押し、供給源70から照射器具10に電気及びプラズマ発生用ガスを供給する。
照射器具10に供給したプラズマ発生用ガスは、管状誘電体3の後端部から管状誘電体3の内空部に流入する。プラズマ発生用ガスは、内部電極4と外部電極5とが対向する位置において電離し、プラズマになる。
本実施形態においては、内部電極4と外部電極5とが、プラズマ発生用ガスの流れる方向と直交する向きに対向している。内部電極4の外周面と外部電極5の内周面とが対向する位置で発生したプラズマは、ガス流路6と、第一の活性ガス流路7と、第二の活性ガス流路8とをこの順に通流する。この間、プラズマは、ガス組成を変化しつつ通流し、ラジカル等の活性種を含む活性ガスとなる。
生じた活性ガスは照射口1aから吐出される。吐出された活性ガスは、照射口1a近傍の気体の一部をさらに活性化して活性種を生成する。これらの活性種を含む活性ガスを被照射物に照射する。
被照射物としては、例えば、細胞、生体組織、生物個体等を例示できる。
生体組織としては、内蔵等の各器官、体表や体腔の内面を覆う上皮組織、歯肉、歯槽骨、歯根膜及びセメント質等の歯周組織、歯、骨等を例示できる。
生物個体としては、ヒト、犬、猫、豚等の哺乳類;鳥類;魚類等のいずれでもよい。
プラズマ発生用ガスとしては、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン等の希ガス;窒素;等を例示できる。これらのガスは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
プラズマ発生用ガスは、窒素を主成分とすることが好ましい。ここで、窒素を主成分とするとは、プラズマ発生用ガスにおける窒素の含有量が50体積%超であることをいう。即ち、プラズマ発生用ガスにおける窒素の含有量は、50体積%超が好ましく、70体積%以上がさらに好ましく、90質量%〜100質量%が特に好ましい。プラズマ発生用ガス中、窒素以外のガス成分は、特に制限はなく、例えば、酸素、希ガス等を例示できる。
活性ガス照射装置100が口腔内用治療器具である場合、管状誘電体3に導入するプラズマ発生用ガスの酸素濃度は、1体積%以下が好ましい。酸素濃度が上限値以下であれば、オゾンの発生を低減できる。
管状誘電体3に導入するプラズマ発生用ガスの流量は、1L/min〜10L/minが好ましい。
管状誘電体3に導入するプラズマ発生用ガスの流量が前記下限値以上であると、被照射物における被照射面の温度の上昇を抑制しやすい。プラズマ発生用ガスの流量が前記上限値以下であると、被照射物の清浄化、賦活化又は治癒をさらに促進できる。
内部電極4と外部電極5との間に印加する交流電圧は、5kVpp以上20kVpp以下が好ましい。ここで、交流電圧を表す単位「Vpp(Volt peak to peak)」は、交流電圧波形の最高値と最低値との電位差である。
印加する交流電圧が前記上限値以下であれば、発生するプラズマの温度を低く抑えられる。印加する交流電圧が前記下限値以上であれば、さらに効率的にプラズマを発生できる。
内部電極4と外部電極5との間に印加する交流の周波数は、0.5kHz以上20kHz未満が好ましく、1kHz以上15kHz未満がより好ましく、2kHz以上10kHz未満がさらに好ましく、3kHz以上9kHz未満が特に好ましく、4kHz以上8kHz未満が最も好ましい。
交流の周波数が前記上限値未満であれば、発生するプラズマの温度を低く抑えられる。交流の周波数が前記下限値以上であれば、さらに効率的にプラズマを発生できる。
ノズル11の照射口1aから照射する活性ガスの温度は、50℃以下が好ましく、45℃以下がより好ましく、40℃以下がさらに好ましい。
ノズル11の照射口1aから照射する活性ガスの温度が前記上限値以下であると、被照射面の温度を40℃以下にしやすい。被照射面の温度を40℃以下にすることで、被照射部分が患部である場合にも、患部への刺激を低減できる。
ノズル11の照射口1aから照射する活性ガスの温度の下限値は、特に制限はなく、例えば、10℃以上である。
活性ガスの温度は、照射口1aにおける活性ガスの温度を熱電対で測定した値である。
照射口1a(本体管1の先端面1d)から被照射面までの距離(照射距離)は、例えば、0.01mm〜10mmが好ましい。照射距離が上記下限値以上であれば、被照射面の温度を低くし、被照射面への刺激をさらに緩和できる。照射距離が上記上限値以下であれば、治癒等の効果をさらに高められる。
照射口1a(本体管1の先端面1d)から1mm以上10mm以下の距離で離れた位置の被照射面の温度は、40℃以下が好ましい。被照射面の温度が40℃以下であれば、被照射面への刺激を低減できる。被照射面の温度の下限値は特に制限はないが、例えば、10℃以上である。
被照射面の温度は、内部電極4と外部電極5との間に印加する交流電圧、照射する活性ガスの吐出量、内部電極4の先端Q1から照射口1a(本体管1の先端面1d)までの道のり等の組み合わせで調節できる。
被照射面の温度は、熱電対を用いて測定できる。
活性ガスに含まれる活性種(ラジカル等)としては、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素、オゾン、過酸化水素、スーパーオキシドアニオンラジカル、一酸化窒素、二酸化窒素、ペルオキシナイトライト、過酸化亜硝酸、三酸化二窒素等を例示できる。活性ガスに含まれる活性種の種類は、例えば、プラズマ発生用ガスの種類等にさらに調節できる。
活性ガス中におけるヒドロキシラジカルの密度(ラジカル密度)は、0.1μmol/L〜300μmol/Lが好ましい。ラジカル密度が前記下限値以上であると、細胞、生体組織及び生物個体から選ばれる被照射物の清浄化、賦活化又は異常の治癒を促進しやすい。ラジカル密度が前記上限値以下であると、被照射面への刺激を低減できる。
ラジカル密度は、例えば、以下の方法で測定できる。
DMPO(5,5−ジメチル−1−ピロリン−N−オキシド)0.2mol/L溶液0.2mLに対して、活性ガスを30秒間照射する。この際、照射口1a(本体管1の先端面1d)から液面までの距離を5.0mmとする。活性ガスを照射した前記溶液について、電子スピン共鳴(ESR)法を利用してヒドロキシルラジカル濃度を測定し、これをラジカル密度とする。
活性ガス中における一重項酸素の密度(一重項酸素密度)は、0.1μmol/L〜300μmol/Lが好ましい。一重項酸素密度が前記下限値以上であると、細胞、生体組織及び生物個体等の被照射物の清浄化、賦活化又は異常の治癒を促進しやすい。前記上限値以下であると、被照射面への刺激を低減できる。
一重項酸素密度は、例えば、以下の方法で測定できる。
TPC(2,2,5,5−テトラメチル−3−ピロリン−3−カルボキサミド)0.1mol/L溶液0.4mLに対して、活性ガスを30秒間照射する。この際、照射口1aから液面までの距離を5.0mmとする。活性ガスを照射した前記溶液について、電子スピン共鳴(ESR)法を利用して一重項酸素濃度を測定し、これを一重項酸素密度とする。
照射口1aから照射する活性ガスの流量は、1L/min〜10L/minが好ましい。
照射口1aから照射する活性ガスの流量が前記下限値以上であると、活性ガスが被照射面に作用する効果を充分に高められる。照射口1aから照射する活性ガスの流量が前記上限値未満であると、活性ガスの被照射面の温度が過度に高まることを防止できる。加えて、被照射面が濡れている場合には、被照射面の急速な乾燥を防止できる。さらに、被照射面が患部である場合には、患者への刺激を抑制できる。
なお、活性ガス照射装置100において、照射口1aから照射する活性ガスの流量は、管状誘電体3へのプラズマ発生用ガスの供給量で調節できる。
活性ガス照射装置100によって生じる活性ガスは、外傷や異常の治癒を促進する効果を有する。活性ガスを細胞、生体組織又は生物個体に照射することによって、その被照射部分の清浄化、賦活化、又はその被照射部分の治癒を促進できる。
外傷や異常の治癒を促進する目的で活性ガスを照射する場合、その照射頻度、照射回数及び照射期間は特に制限はない。例えば、1L/min〜5.0L/minの照射量で活性ガスを患部に照射する場合、1日1回〜5回、毎回10秒〜10分、1日〜30日間、等の照射条件が、治癒を促進する観点から好ましい。
本実施形態の活性ガス照射装置100は、特に口腔内用治療器具、歯科用治療器具として有用である。また、本実施形態の活性ガス照射装置100は、動物治療用器具(例えば、ヒトを除く動物の口腔内を治療するための治療装置)としても好適である。
ところで、本願発明者は、活性ガス照射装置100による治療時に、治療対象者(動物)の治療対象部位やその近傍(以下、「治療対象部位など」という。)にノズル11の先端部が接触すると、治療対象者の身体的な負担が生じることを見出した。例えば、治療対象者としての動物に無麻酔で治療を実施する場合であって、動物が予期せぬ動きをするとき(一例として、犬に使用する場合であって、プラズマや活性ガスの照射に犬が驚いたとき)等に、ノズル11の先端部が治療対象部位などに接触する可能性が高くなる。ノズル11の先端部が治療対象部位などに接触すると、その部位がノズル11の先端部で傷つくことがある。
そこで、本実施形態に係る活性ガス照射装置100では、ノズル11の先端部の硬さが0度以上60度以下である。したがって、例えば、ノズル11の先端部の硬さが60度よりも大きい場合などに比べて、ノズルの先端部が硬すぎることがない。これにより、仮にノズル11の先端部が治療対象者の治療対象部位などに接触したとしても、治療対象者の身体的な負担を軽減することができる。
尚、前記「先端部」とは、ノズル11において、管軸O2方向の最先端から5mm以内の領域を意味する。ノズル11に関して、この先端部以外の領域の硬さは、上記先端部の硬さと同じであっても異なっていてもよい。例えば、前記先端部の硬さが低い領域が大きすぎると容易に変形しすぎて却って操作性の低下を招く恐れもあるため、ノズル11の先端部以外の領域の硬さを前記先端部の硬さより高く設定することも本発明の好ましい態様の一つである。また、ノズル11において、最先端から5mm以内の領域(先端部)を最も柔らかくして、先端部以外の領域の硬さを、本体管1の覆う部分に応じて、2段階、3段階等のように、先端部から離れるに従って段階的に硬くしてもよい。
カバー13が、ノズル11の先端部を形成している。したがって、仮にノズル11の先端部が治療対象部位などに接触し、ノズル11の先端部が汚染されたとしても、その汚染をカバー13に留まらせることができる。これにより、本体管1の汚染を抑制することができる。また、例えば、カバー13を交換すること等により、ノズル11から汚染を除去することができる。
なお、このように、カバー13がノズル11の先端部を形成している場合、カバー13の硬さは、10度以上40度以下であることが好ましい。カバー13の硬さが10度以上であれば、カバー13(ノズル11の先端部)が軟らかすぎることがなく、安定して、かつ均一に治療対象者の治療対象部位にプラズマを照射することができる。カバー13の硬さが40度以上であれば、カバー13(ノズル11の先端部)が硬すぎることがない。これにより、仮にカバー13(ノズル11の先端部)が治療対象者の治療対象部位などに接触したとしても、治療対象者の身体的な負担を軽減することができる。。
また、本実施形態のように、カバー13が、絶縁性の材料によって形成されている場合、後述するように、絶縁性のカバー13により、漏電を抑制することができる。すなわち、仮にプラズマ発生部12において本体管1に至るような漏電が生じたとしても、絶縁性のカバー13によって、その漏電した電気が治療対象者に伝達されることを抑制することができる。
本体管1が金属により形成されている。したがって、本体管1がプラズマや活性ガスを長期間にわたって安定して通過させることができる。
カバー13が樹脂により形成されている。したがって、例えば、カバー13の軽量化や低コスト化などを図り易くすることができる。
図6に示すように、カバー13の先端部が、本体管1の先端部(先端面1d)に対して突出している。したがって、例えば、カバー13の先端部を治療対象部位に突き当てて使用することで、治療対象者の身体的な負担を軽減しつつ、本体管1の先端部から治療対象部位に至るまでの距離(以下、「照射距離L3」という。)を安定して確保することができる。なお、活性ガス照射装置100では、照射距離L3に応じて、例えば、治療効果に寄与する活性種の濃度が変化する。そのため、前述のように照射距離L3を安定して確保することで、良好な治療効果が期待される。なお、照射距離L3は、治療効果が得られる距離と同じが、その距離よりも短い距離であることが好ましい。治療効果が得られる距離は、活性種の寿命から規定される。また、カバー13の先端部(ノズル11の先端部)が治療対象者の治療対象部位などに接触した際に、治療対象者に対する衝撃を緩和するためには、照射距離L3は、0.5mm以上であることが好ましい。プラズマや活性ガスが治療対象者の治療対象部位に到達した際に失活しないためには、照射距離L3は、活性種の寿命によって規定される上限値以下であることが好ましい。
ノズル11が、カウリング2に着脱自在に装着されている。したがって、仮にノズル11の先端部が治療対象部位などに接触し、ノズル11の先端部が汚染されたとしても、例えば、ノズル11を交換すること等により、汚染を除去することができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、上記の実施形態に限定するものではない。
例えば、図7から図11に示すような第1変形例から第5変形例に係る活性ガス照射装置110、120、130、140、150の各構成を採用してもよい。なお、第1変形例から第5変形例に係る活性ガス照射装置110、120、130、140、150では、前記実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7に示す第1変形例に係る活性ガス照射装置110のように、カバー13の先端部が、本体管1の先端部に対して突出していなくてもよい。
図8に示す第2変形例に係る活性ガス照射装置120のように、ヘッドカバー14がなくてもよい。この場合であっても、ノズル11の先端部から与える可能性が有る治療対象者に対する負担を軽減することが可能で、かつ、低コスト化を図ることができる。一方、上記実施形態に係る活性ガス照射装置100や第1変形例に係る活性ガス照射装置110のように、ヘッドカバー14がある場合には、例えば、ヘッドカバー14を絶縁性の材料によって形成することで、ヘッド部2aからの漏電の対策すること等ができる。
図9に示す第3変形例に係る活性ガス照射装置130のように、カバー13がなくてもよい。この変形例では、ノズル11が、本体管1のみによって形成されている。本体管1は、前記実施形態の活性ガス照射装置100におけるカバー13と同様の材料により形成されており、本体管1を形成する材料の硬さは、0度以上60度以下である。
図10に示す第4変形例に係る活性ガス照射装置140のように、カバー13の先端部に、圧抜き部(開口部)141が形成されていてもよい。圧抜き部141は、本体管1を通してカバー13の先端部内に供給されるガス(活性ガス)を外部に逃がす。圧抜き部141は、カバー13の先端部を貫通している。図10に示す第4変形例に係る活性ガス照射装置140では、圧抜き部141は、前方に向けて開口していない。また、図11に示す第5変形例に係る活性ガス照射装置150のように、カバー13の先端部に、圧抜き部151が形成されていてもよい。圧抜き部151は、本体管1を通してカバー13の先端部内に供給されるガス(活性ガス)を外部に逃がす。圧抜き部151は、カバー13の先端部を貫通している。図11に示す第5変形例に係る活性ガス照射装置130では、圧抜き部151は、前方に向けて開口しており、カバー13の先端開口縁に切り欠き状に形成されている。
これらの場合、カバー13の先端部に圧抜き部141、151が形成されている。したがって、カバー13の先端部を治療対象部位に突き当てて使用するときに、カバー13の先端部の内圧が活性ガスにより過度に上昇するのを抑えることができる。これにより、カバー13の先端部を治療対象部位に突き当てて使用し続けることが可能になり、照射距離L3を確実に安定して確保することができる。
操作スイッチ9が、上記の実施形態と異なっていてもよい。例えば、照射器具10に操作スイッチ9を設けることに代えて、供給ユニット20に足踏みペダルを設けてもよい。この場合、足踏みペダルを操作部とし、例えば、使用者が足踏みペダルを踏んだときに、供給源70からプラズマ発生用ガスをプラズマ発生部12に供給する構成を採用すること等ができる。
報知部80や検出部15がなくてもよい。
上述の本実施形態の内部電極4の形状は、ねじ状である。しかしながら、内部電極は、外部電極との間にプラズマを発生できれば、内部電極の形状は限定されない。
内部電極は、表面に凹凸を有してもよいし、表面に凹凸を有しなくてもよい。内部電極としては、外周面に凹凸を有する形状が好ましい。
例えば、内部電極の形状は、コイル状でもよいし、外周面に突起、穴、貫通孔が複数形成された棒形状又は筒形状でもよい。内部電極の断面形状は、特に限定されず、例えば、真円形、楕円形等の円形、四角形、六角形等の多角形を例示できる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 本体管
11 ノズル
12 プラズマ発生部
13 カバー
100、110、120、130、140、150 活性ガス照射装置(プラズマ式治療装置)

Claims (5)

  1. プラズマを発生するための電極を有するプラズマ発生部と、
    前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性ガスの少なくとも一方を吐出するノズルと、を備え、
    前記ノズルは、前記プラズマ及び前記活性ガスの少なくとも一方が通過する本体管と、
    前記本体管を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーは、JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さが10度以上60度以下であり、
    前記電極は、前記カバーよりも近位側に位置する、プラズマ式治療装置。
  2. 前記本体管は、金属により形成され、
    前記カバーは、樹脂により形成されている請求項に記載のプラズマ式治療装置。
  3. 前記カバーの先端部は、前記本体管の先端部に対して突出している請求項またはに記載のプラズマ式治療装置。
  4. 前記カバーの先端部には、前記本体管を通して前記カバーの先端部内に供給されるガスを外部に逃がす圧抜き部が形成されている請求項に記載のプラズマ式治療装置。
  5. プラズマを発生するための電極を有するプラズマ発生部と、
    前記プラズマ発生部にて発生したプラズマ及び前記プラズマによって生じる活性ガスの少なくとも一方を吐出するノズルと、を備え、
    前記ノズルが、前記プラズマ及び前記活性ガスの少なくとも一方が通過する本体管を備え
    るプラズマ式治療装置において、前記本体管を覆うカバーであって、
    前記電極は、前記カバーよりも近位側に位置し、
    前記カバーは、JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータにより測定される硬さが10度以上60度以下であり、かつ前記ノズルの先端部を形成しているプラズマ式治療装置用のカバー。
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