JP2014207956A - 洗浄用の吐出製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンプレッサーなどの複雑な装置を用いずに、持ち運びに便利で使い易いオーラルケアに用いる吐出製品を提供する。
【解決手段】内容物59を充填する容器本体11と、内容物を加圧して噴射する噴射部材とからなり、噴射部材が内容物を加圧するポンプ13と、加圧された内容物を外部に噴射するノズル15aとを備え、内容物0.05〜1mlを0.05〜1秒間で噴射し、飛距離が1〜5mである吐出製品10。ポンプ13は、内圧が所定の値に達するまでノズル15aへの通路を開かず、達したときに通路を一気に開く圧力室21を備えている。ポンプ13を操作するレバー22には、操作量に対するノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大するカム機構23が設けられている。ノズル15aは、噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有する。
【選択図】図1
【解決手段】内容物59を充填する容器本体11と、内容物を加圧して噴射する噴射部材とからなり、噴射部材が内容物を加圧するポンプ13と、加圧された内容物を外部に噴射するノズル15aとを備え、内容物0.05〜1mlを0.05〜1秒間で噴射し、飛距離が1〜5mである吐出製品10。ポンプ13は、内圧が所定の値に達するまでノズル15aへの通路を開かず、達したときに通路を一気に開く圧力室21を備えている。ポンプ13を操作するレバー22には、操作量に対するノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大するカム機構23が設けられている。ノズル15aは、噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有する。
【選択図】図1
Description
本発明はオーラルケアに用いる、歯間ないしポケット(歯と歯茎の隙間)の食べかすや歯垢、歯の表面の汚れ、歯垢を洗浄して除去する洗浄用の吐出製品に関し、とくに外出先で洗浄できるように携帯しやすくした洗浄用の吐出製品に関する。
特許文献1には、歯の洗浄のために液滴の流れを使用するオーラルケアシステムが開示されている。このシステムは、エアタンクと、液体タンクと、両者から供給される液体およびエアを噴出するノズルとを備えたハンドヘルドのポータブルデバイスと、そのポータブルデバイスに高圧エアおよび液体を供給するベースユニットとを備えている。そしてこのシステムでは、ノズルから噴出する高圧エアと液体によって液滴が生成され、その液滴が毎秒20メートルと毎秒200メートルとの間の速度まで加速されるように、高圧エアおよび液体のノズルへの動きを制御する手段を有する。特許文献2(例えば図6)には、二重ステムのポンプ装置が開示されている。特許文献3には、内径が次第に増大する細流吐出用のノズルが開示されている。
特許文献1のオーラルケアシステムは液滴を生成するのに高圧エアを用いるので、エアタンクやコンプレッサーが必要である。また、それらのデバイスを収容するスペースが必要になる。さらにコンプレッサーを駆動する電源や、場合により加熱ヒータも必要である。そのため、システム全体として大型になり、持ち運びやすさに欠ける。すなわち特許文献1のシステムは、据え付けタイプとして用いられるものであり、持ち運びやすさについては考慮していない。本発明はコンプレッサーなどの複雑な装置を用いずに、従来と同等かそれ以上の使い易さを備えたオーラルケアに用いる吐出製品を提供することを課題としている。
本発明の洗浄用の吐出製品(請求項1)は、液体の内容物を充填する容器と、内容物を加圧して噴射する噴射部材とからなり、前記噴射部材が液体の内容物を加圧する加圧機構と、加圧された内容物を外部に噴出する噴射ノズルとを備えており、内容物0.05〜1mlを0.05〜1秒間で噴射し、飛距離が1〜5mであることを特徴としている。
このような洗浄用の吐出製品においては、前記噴射ノズルが、噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有するノズルを備えているものが好ましい(請求項2)。
前記加圧機構が、操作により加圧された内圧が所定の値に達するまで噴射ノズルへの通路を開かず、所定の値に達したときに通路を一気に開く圧力室を備えているものが好ましい(請求項3)。
また、前記噴射部材が、加圧機構の操作量に対する噴射ノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大する一気作動機構を備えているものが好ましい(請求項4)。
前記加圧機構が、操作により加圧された内圧が所定の値に達するまで噴射ノズルへの通路を開かず、所定の値に達したときに通路を一気に開く圧力室を備えているものが好ましい(請求項3)。
また、前記噴射部材が、加圧機構の操作量に対する噴射ノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大する一気作動機構を備えているものが好ましい(請求項4)。
前記一気作動機構が、加圧機構を所定の位置に操作したときに作動量が増大するカム機構であるものが好ましい(請求項5)。また、前記一気作動機構が、加圧機構の操作力が所定の値に達するまで噴射ノズルを作動しないように係止し、所定の値に達したときに係止が外れる係止機構であるものが好ましい(請求項6)。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器の軸線を中心とした半径方向外側に向いており、前記噴射ノズルとトリガーとが、同じあるいは反対向きに設けられているものが好ましい(請求項7)。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器のステムと平行に、容器の軸線上、上側を向いているものが好ましい(請求項8)。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器の軸線を中心とした半径方向外側に向いており、前記噴射ノズルとトリガーとが、同じあるいは反対向きに設けられているものが好ましい(請求項7)。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器のステムと平行に、容器の軸線上、上側を向いているものが好ましい(請求項8)。
本発明の洗浄用の吐出製品(請求項1)では、噴射部材が液体の内容物を加圧する加圧機構と、加圧された内容物を外部に噴出する噴射ノズルとを備えており、噴射部材で内容物を加圧して噴射するので、コンプレッサーなどの高圧ガスを作成する装置を別個に設ける必要がない。内容物は液体のみでもよく、液体に気体が混ざった気液混合流体でもよいが、液体の場合は微粒子ないし噴霧とせずに液流として噴出することができ、噴射対象物に加わる力が大きくなり洗浄効果が高い。ただし噴射物の一部が微粒子化や噴霧化して噴出させてもよい。上記のように本発明の吐出製品では高圧を作成する装置を別個に設ける必要がないので、全体として軽量で小型化にすることができ、携帯に適した吐出製品とすることができる。また、内容物0.05〜1mlを0.05〜1秒間で噴射し、飛距離が1〜5mであるので、歯間のように狭い隙間やピンポイントの洗浄に適した勢いで噴出することができ、歯間に詰まった食べかすや歯の表面に付着した歯垢などの汚れを除去しやすい。
前記噴射ノズルが、噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有するノズルを備えているものである場合(請求項2)は、噴射された液体の内容物は細流状になるので、歯間に噴射しやすく、歯間やポケットに残っている食べかすなどを除去しやすい。また、洗浄に適した勢いが得られやすい。
前記加圧機構が、操作により加圧された内圧が所定の値に達するまで噴射ノズルへの通路を開かず、所定の値に達したときに通路を一気に開く圧力室を備えている場合(請求項3)は、始めから高圧状態の内容物を噴射することができるため、勢いよく噴出して洗浄作用が高くなる。
前記加圧機構が、操作により加圧された内圧が所定の値に達するまで噴射ノズルへの通路を開かず、所定の値に達したときに通路を一気に開く圧力室を備えている場合(請求項3)は、始めから高圧状態の内容物を噴射することができるため、勢いよく噴出して洗浄作用が高くなる。
前記噴射部材が、加圧機構の操作量に対する噴射ノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大する一気作動機構を備えている場合(請求項4)は、加圧機構を操作して噴射ノズルの作動量が急に増大したときに内容物を瞬時に高圧に加圧することができるため、少ない吐出量で勢いよく噴射することができ、洗浄作用が高く、垂れ落ちない。また、使用者による操作方法のばらつきをなくし、安定した洗浄効果が得られる。
前記一気作動機構が、加圧機構を所定の位置に操作したときに作動量が増大するカム機構である場合(請求項5)、加圧機構を一気に操作しやすく、圧力室を短時間に加圧することができ、圧力室内の内容物を勢いよく噴射しやすい。また、操作量と作動量の関係を比較的自由に定めることができる。
また、前記一気作動機構が、加圧機構の操作力が所定の値に達するまで噴射ノズルを作動しないように係止し、所定の値に達したときに係止が外れる係止機構である場合(請求項6)、圧力室を瞬時に大きく加圧することができ、圧力室内の内容物を勢いよく噴射しやすい。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器の軸線を中心とした半径方向外側に向いており、前記噴射ノズルとトリガーとが、同じあるいは反対向きに設けられている場合(請求項7)、ノズルとトリガーとが平行しているため、ノズルを目的方向に定めやすい。特に、ノズルとトリガーとが反対向きに設けられている場合、ノズルを洗浄対象物(歯間)に近づけた状態でトリガーを人差し指で操作することができるためトリガーの操作がしやすい。また、容器と操作者の口周辺との間にトリガーを操作するための空間が不要になるため、ノズルを洗浄対象物に近づけやすい。そのため、ノズルを短くすることができ、正確に洗浄対象物を洗浄することができる。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器のステムと平行に、容器の軸線上、上側を向いている場合、トリガーの操作方向(押圧方向)とノズルの向きとが交差しているため、操作方向にトリガーを押圧してもノズルがぶれることがなく、ノズルがぶれることによるノズルと歯茎との接触を防止でき、歯茎を傷つけることを防止できる。またノズルが容器の軸線上にあるため、容器のステムからノズルの先端まで内容物(洗浄液)の通路を真っ直ぐにすることができるため、加圧機構によって加圧された内容物(洗浄液)の屈曲部等との衝突によるエネルギー損失を回避でき、内容物(洗浄液)を勢いよく吐出でき、洗浄効果が高い。
前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、前記噴射ノズルが容器のステムと平行に、容器の軸線上、上側を向いている場合、トリガーの操作方向(押圧方向)とノズルの向きとが交差しているため、操作方向にトリガーを押圧してもノズルがぶれることがなく、ノズルがぶれることによるノズルと歯茎との接触を防止でき、歯茎を傷つけることを防止できる。またノズルが容器の軸線上にあるため、容器のステムからノズルの先端まで内容物(洗浄液)の通路を真っ直ぐにすることができるため、加圧機構によって加圧された内容物(洗浄液)の屈曲部等との衝突によるエネルギー損失を回避でき、内容物(洗浄液)を勢いよく吐出でき、洗浄効果が高い。
図1aに示す吐出製品10は口腔内洗浄用に使用するものであり、容器本体11と、その上端の口部12に取り付けられるポンプ13と、そのポンプを容器本体に固定する装着リング14と、ポンプ13の吐出口に設けられる噴射ノズル15とを備えている。噴射ノズル15は、略L字状の噴射ノズル基部15bと、その先端に取り付けられたノズル15aとからなる。この実施形態ではポンプ13と噴射ノズル15は噴射部材を構成しており、ポンプ13は内容物を加圧する加圧機構である。前記容器本体11は有底筒状で、上端には円筒状の口部12が設けられ、口部の周囲には雄ネジ12aが形成されている。装着リング14は、断面L字状で、内面に容器本体11の雄ネジ12aと螺合する雌ネジ14aが設けられている。
図2に示すように、ポンプ13は、筒状のハウジング17と、そのハウジングを上下に摺動する内部ステム18および外部ステム19と、前記内部ステム18を上向きに付勢するスプリング20とを備えており、内部ステム18のピストン18aと外部ステム19のピストン19aの間に圧力室(蓄圧室)21を有する二重ステム・蓄圧タイプのポンプである。このポンプ13は所定の圧力に達するまで内容物をノズル15aに通さず、所定の
圧力になったとき通路を一気に開く圧力室21を有する。このものは高圧吐出に適するが、さらに短時間操作で高圧吐出が容易なように、引き操作で外部ステム19を下方に押す操作を行うトリガータイプのレバー22を採用している。そしてレバー22を一気に操作して短時間で圧力室を蓄圧して内容物を勢いよく噴射するように、レバー22の操作量よりもステムの作動量を非線形に大きくするカム機構23を噴射ノズル15との間に採用している。すなわちカム機構23は、レバー22の操作量に対するステムの作動量の比率を一定とせず、途中から急激に増大するような非線形の対応関係にする一気作動機構(操作力契機タイプ)である。
圧力になったとき通路を一気に開く圧力室21を有する。このものは高圧吐出に適するが、さらに短時間操作で高圧吐出が容易なように、引き操作で外部ステム19を下方に押す操作を行うトリガータイプのレバー22を採用している。そしてレバー22を一気に操作して短時間で圧力室を蓄圧して内容物を勢いよく噴射するように、レバー22の操作量よりもステムの作動量を非線形に大きくするカム機構23を噴射ノズル15との間に採用している。すなわちカム機構23は、レバー22の操作量に対するステムの作動量の比率を一定とせず、途中から急激に増大するような非線形の対応関係にする一気作動機構(操作力契機タイプ)である。
ポンプ13のハウジング17は、下部の小径部24と、その上側に連続する大径部25とを備えており、大径部25の上端には外に拡がるフランジ26が設けられている。小径部24は内部ステム18のピストン18aが摺動する部位であり、この中に前述のスプリング20を収容している。前記スプリング20としては、圧縮コイルスプリングが好ましい。内部ステム18のピストン18aは斜め上向きに突出する弾性変形可能な環状リップとして構成されている。大径部25は外部ステム19のピストン19aが摺動する部位である。外部ステム19のピストン19aは、斜め下方に突出する弾性変形可能な環状リップとして構成されている。
前述の圧力室21は、前記大径部25と小径部24の内周面と、内部ステム18の外周面の間で、かつ、外部ステム19のピストン19aと内部ステム18のピストン18aの間の円筒状の空間によって形成される。それにより内部ステム18と外部ステム19が一緒に下降すると、図3に示すように、圧力室21の容積がS1からS2に減少する。すなわち、「大径部25の面積と小径部24の面積の差にストロークを掛けた容積分(S1−S2)だけ圧力室21の容積が減少する(図3参照)。したがってその分だけ圧力室21内の内容物が加圧される。
ハウジング17のフランジ26は薄板環状のシール材27を介して容器本体11の口部12の上端に載せられ、装着リング14で締め付けられている。ハウジング17の底部には孔28が形成されており、その周囲に形成される筒状突起29にはディップチューブ30が装着されている。ハウジング17の大径部25の上端近辺には、容器本体内11に空気を取り入れるための、ハウジング内外を連通する連通孔25aが形成されている。
ハウジング17の小径部24と大径部25の間には段部32が設けられ、その段部の上面には、内部ステム18のピストン18aと弾力的に係合する環状突起33が設けられている。この環状突起33は、上向きに突出する弾性変形可能な環状のリップとして構成されており、内部ステム18のピストン18aと当接して液シールを形成する。また大径部25の上部には上に向かって拡がるテーパー部35が設けられ、外部ステム19が下方に加圧されるときに、外部ステム19のピストン19aがテーパー部35に沿って撓みながらスムーズに大径部25内に入るようにガイドする。
内部ステム18の下部は筒状で、上部は棒状である。筒状の部分36の内部は下端に達する内容物の通路37となっており、その通路の上部には、筒状の部分36の内部から外部への内容物の流れを許し、外部から内部への内容物の流れを阻止する逆止弁38が設けられている。図1、2の実施形態では、逆止弁38は筒状の部分36に形成された内部と外部を連通する孔39と、筒状の部分36の外周面に取り付けられた有底筒状の軟質の弾性部材40とからなる。弾性部材40の底部には、内部ステム18の棒状の部分41の根元が嵌合する孔が形成されている。棒状の部分41の上端には上に向かって小径となるテーパー面42が形成されている。
外部ステム19は、内部ステム18の棒状の部分41を受け入れて摺動する筒部43と
、その筒部43の上端から連続して上方に延びる小径部44と、筒部43の下端の外周に設けた前述のピストン19aとからなる。小径部44の上端は天面で塞がれており、その中央には噴射ノズル15と連通する孔45が形成されている。小径部44の外周には噴射ノズル15の噴射ノズル基部15bが嵌合される。筒部43と小径部44とは段部47を介して連続している。段部47の内面の角は、内部ステム18上端のテーパー面42と係合するシール部とされている。筒部43の外周は、レバー支持部48に設けたガイド筒49によって摺動自在にガイドされている。レバー支持部48の下端には、ハウジング17のフランジ26と重ねて装着リング14によって締め付けられるフランジ50が設けられている。
、その筒部43の上端から連続して上方に延びる小径部44と、筒部43の下端の外周に設けた前述のピストン19aとからなる。小径部44の上端は天面で塞がれており、その中央には噴射ノズル15と連通する孔45が形成されている。小径部44の外周には噴射ノズル15の噴射ノズル基部15bが嵌合される。筒部43と小径部44とは段部47を介して連続している。段部47の内面の角は、内部ステム18上端のテーパー面42と係合するシール部とされている。筒部43の外周は、レバー支持部48に設けたガイド筒49によって摺動自在にガイドされている。レバー支持部48の下端には、ハウジング17のフランジ26と重ねて装着リング14によって締め付けられるフランジ50が設けられている。
レバー支持部48は有底筒状の本体52と、その本体の側壁から突出する支持アーム53とを備えている。本体52の底部54の中央には孔が形成され、その孔の内周に前記ガイド筒49が設けられている。レバー支持部48の底部54とハウジング17のフランジ26の間には、略カップ状のシール材55が介在されている。シール材55は、ガイド筒49の外周から底面にかけて覆うと共に、その内周縁は外部ステム19の筒部43の外周と摺動自在に嵌合している。
図4に示すように、レバー支持部48のアーム53の上端には、レバー22の後端が回動自在に連結されている。レバー22の先端には指で引き操作するためのトリガー56が設けられている。レバー22の中央部の下面には、三角形状のカム57が突設されており、噴射ノズル基部15bには、そのカム57と係合するピン58が設けられている。カム57とピン58とは、前述のカム機構23を構成している。このカム機構23により、レバーのトリガー56を操作し始めたときはトリガーの操作量よりも噴射ノズル基部15bの作動量は小さく、トリガー56の操作面が容器本体の軸線と平行する向きになったときにトリガー56の操作量よりも噴射ノズル15の作動量が急に大きくなるという、非線形に増大する増速作用が奏される。すなわち、レバー22の操作の初期はカム57のピン58と当接している面が緩い傾斜であるので、ゆっくり下降するが、次第にその当接している面の角度が急になるため、操作の途中から急激にノズルの作動量が増加するという非線形の動きとなる。なお、この実施形態では、ピン58は噴射ノズル基部15bの側面から横向きに突出している。そのため、左右の力のバランスを考えると、ピン58は左右一対で突出し、カム57も2枚一対で設けるのが好ましい。
前記噴射ノズル15は、噴射ノズル基部15bに、先端に向かって次第に内径が細くなるノズル15aを装着しており、ノズル15aは噴霧用のような微小な径のオリフィスではなく、液体を細い流れで噴出させる、いわゆる細流ノズルである。そしてノズル15aの通路内面の傾斜角度が先端に向かって次第に緩やかに、すなわち中心線に対して緩やかな角度にされている細流ノズルを用いると、吐出された液が液滴状になって散らばりにくくなるため、噴射対象面に衝突した時の力が大きく、洗浄作用に優れ好ましい。なお、内容物を勢いよく細流状に噴射して歯間などの狭い部分に詰まった食べかすを吹き飛ばす除去効果が得られやすい点から、ノズル15aの先端の噴射口は断面積が0.05〜1mm2、さらには0.1〜0.8mm2であることが好ましく、ノズル15aの基部の導入孔は0.2〜5mm2、さらには0.3〜3mm2であることが好ましく、ノズル15aの通路の内径が細くなる絞り部の長さは1〜20mm、さらには2〜10mmであることが好ましい。
図1に戻って、容器本体11にはハウジング17の下端より低い位置に液面が来るように、たとえば容器の半分程度まで内容物59が充填されている。上部の空間には空気が入っており、内容物59が少なくなると、その分を埋めるように外部から空気が入り込む。内容物59は、水などのオーラルケア用の液体であり、水道水、精製水、生理食塩水などの水でもよく、水に、ミントやメントールなどの口中清涼剤、塩化セチルピリジニウムや
イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌消毒剤、グリチルリチン酸ジカリウムやトラネキサム酸などの抗炎症剤、キシリトールなどの甘味料、グリセリンなどの保湿剤、エタノールなどのアルコールなどを加えたものなどが用いられる。
イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌消毒剤、グリチルリチン酸ジカリウムやトラネキサム酸などの抗炎症剤、キシリトールなどの甘味料、グリセリンなどの保湿剤、エタノールなどのアルコールなどを加えたものなどが用いられる。
上記のように構成される吐出製品10は、図1bのようにレバー22のトリガー56を引くと、カム57の傾斜面がピン58を下向きに押し、噴射ノズル基部15bが下降する。それにより外部ステム19が下方に押され、ポンプ13を作動する。このとき、前述のように、操作の途中からレバー22のトリガー56を少し引くだけでピン58の押下げ量が飛躍的に増大するようになる。また、外部ステム19が下方に押されていくとき、内部ステム18はスプリング20の付勢力より上向きに加圧されているため、内部ステムのテーパー面42が外部ステムの段部47と当接してシールされた状態で外部ステム19と内部ステム18は一体になって下降していく。そのとき、前述のように、[大径部25と小径部24の面積の差×ストローク]分の容積が減少するため、圧力室21内の内容物が次第に加圧されていく。
そしてその圧力による内部ステム18を下方に押圧する力がスプリング20の付勢力を上回ると、内部ステム18だけが下降して内容物は一気に吐出される。すなわち、内部ステム18だけが下降して内部ステム18の上端のテーパー面42と外部ステム19の段部47の角との間に隙間が生じ、圧力室21の内容物が内部ステム18と外部ステム19の間にできた隙間を通り、外部ステム19の上端の孔45、および噴射ノズル基部15b、ノズル15aを通って噴射口から外部に噴射される。なお、圧力室21内の内容物59は、通常は液体だけであるが、空気などのガスが含まれていてもよい。その場合でも次第に細くなるノズル15aの作用で内容物は細い液流となって一気に噴出する。
つぎにトリガー56を引く力を緩めると、スプリング20の付勢力で内部ステム18が上昇して内部ステムのテーパー面42が外部ステム19の段部47と当接してシールし、内部ステム18の上端と係合する外部ステム19も一緒に上昇する。それにより圧力室21の容積が増大して内圧が下がるため、逆止弁38が開き、ハウジング17の小径部24に残っている内容物が圧力室21内に吸引される。同時にディップチューブ30を経由して、内容物がハウジング17内に吸い上げられる。それにより、次の吐出操作の準備が整う。
上記の吐出操作において、1回の操作で噴射される内容物は0.05〜1ml程度が好ましく、とくに0.1〜0.8mlが好ましい。前記の噴射量に調整する方法としては、噴射ノズルや外部ステムが下方への押し下げ量を制御する制御部材を設けることで調整することができる。また吐出する時間は0.05〜1秒間の短時間とするのが好ましく、とくに0.1〜0.5秒間とするのが一層好ましい。吐出時間は、図1aのようなカム機構により作動量を急激に増大させたり、図5aのような支持突起61を用いた係止機構により噴射ノズルを短時間で一気に押し下げるように制御すると、使用者による操作方法のばらつきをなくし、安定した洗浄効果が得られる。
噴射される内容物量を前述の範囲とし、かつ、前述の吐出時間で噴射することにより、液流の飛距離は1〜5mに調整しやすく、特に1.5〜3mに調整しやすい。飛距離が1mよりも短いと歯間に詰まった食べかすなどを除去しにくく、5mよりも長いと歯茎に当たったときに痛みを感じやすく、また、歯に当たったときに飛び散りが大きい。なお、飛距離は、ノズルを水平方向に向けて噴射したときのノズルと同じ高さで噴射物が到達した最長距離を測定した。
上記の吐出操作では、圧力室21内を加圧するので、比較的強い操作力が必要である。そのため、使用者が操作力を緩めたり、ゆっくりと操作したり、場合により途中で止めて
しまう可能性がある。前述のカム機構23は、操作の途中までは外部ステム19が下がらないようにし、相当の力に達したときに一気に下がるようにしている。そのため、使用者は一気に操作することになり、短時間で強い噴出流を得ることができる。この水などの内容物の強い勢いの液流は、歯間や歯茎などの口腔内の洗浄に適し、歯間の食べかすの除去、歯垢の剥離などに役立つ。
しまう可能性がある。前述のカム機構23は、操作の途中までは外部ステム19が下がらないようにし、相当の力に達したときに一気に下がるようにしている。そのため、使用者は一気に操作することになり、短時間で強い噴出流を得ることができる。この水などの内容物の強い勢いの液流は、歯間や歯茎などの口腔内の洗浄に適し、歯間の食べかすの除去、歯垢の剥離などに役立つ。
図5a、図5bに示す吐出製品60では、一気作動機構として、図4のカム機構23に代えてレバー22の下面に突設した板バネ状の支持突起61を採用している(係止機構)。この支持突起61は、通常は下端がレバー支持部48の本体52の段部62に当接しており、レバー22に押し下げる力が加わっても、ある程度の力までは耐えて、レバー22が下降することを妨げる(図5a参照)。そのため、使用者がトリガー56を引いてもレバー22は下がらず、噴射は開始しない。
そして使用者のトリガー56を引く力が所定のレベルを超えると、支持突起61が撓み、その下端が段部62から外れる。そしてレバー22は一気に下降し、噴射ノズル基部15b、外部ステム19および内部ステム18を一気に下降させる(図5b参照)。それにより図1、図2の吐出製品10と同様に、圧力室内の内容物をノズルから勢いよく噴出させることができる。なお、図5a、図5bの吐出製品60に図1の吐出製品10と同様の圧力室21を設けてもよい。また、カム機構23を設けるようにしてもよい。
図6aに示す吐出製品70は、ノズル15aの向きと、レバー71のトリガー72の向きとが容器本体11の軸線を挟んで180度反対向きとなっている。つまり、レバー71のトリガー72を引く力の向き(操作方向、押圧方向)と、ノズル15aの向き(内容物が吐出される向き)とが同じになったものである。そのため、操作者(歯間)に向かって内容物を吐出させる場合、容器を少し傾けた姿勢で把持し、人差し指でトリガー72を操作できるため、吐出製品の重量は手のひらにかかり指先への負担が少なく、トリガー72の操作がしやすい。また、トリガー72がノズル15aと反対の位置にあるため、容器と操作者の口周囲との間にトリガー72を操作するための空間が不要になり、ノズル15aを洗浄対象物(歯間)に近づけやすい。そのため、ノズル15aを短くすることができ、正確に使用することができる。
詳しくは、レバー支持部48のアーム73がその本体52の側壁からノズル15aと半径方向同じ向きに突出している。アーム73の上端には、レバー71の後端が回動自在に連結されている。このレバー71の先端に指で引き操作するためのトリガー72が設けられている。レバー71の中央部の下面には、噴射ノズル基部15bに設けられているピン58と摺動自在となるように半円凹状のピン受け部74が形成されている。そのため、レバー71のトリガー72の引き操作に応じて、ノズル基部15bがピン58を介して下方に力を受ける。この吐出製品70には、一気作動機構は設けられていない。しかし、図6b、cに示すように一気作動機構を設けてもよい。例えば、図6bの吐出製品70aように、図5のような支持突起61をレバー71の下面に設けてもよい。また、図6cの吐出製品70bのように、ピン受け部74に代えて図4のカム57を設けてもよい。なお、他の構成は、図1の吐出製品10と実質的に同じである。
図7aに示す吐出製品80は、ノズル15aが上向きとなっている。つまり、レバー71のトリガー72を引く力の向き(操作方向、押圧方向)と、噴射ノズル15の向き(内容物が吐出される向き)とが交差しているものである。この実施形態も図6aに示す吐出製品70と同様に、容器を少し傾けた姿勢で把持し、ノズル15aを洗浄対象物(歯間)に近づけた状態でトリガー72を人差し指で操作することができ、吐出製品の重量は手のひらにかかり指先への負担が少なく、トリガー72の操作がしやすい。また、容器と操作者の口周辺との間にトリガー72を操作するための空間が不要になるため、ノズルを短く
することができ、正確に洗浄対象物を洗浄することができる。さらに、この実施形態では、操作者がトリガー72の引き操作をしても、噴射ノズル15のノズル15aは容器の軸線下方に少し移動するが横方向にぶれにくいため、ノズル15aが歯茎と接触することによる歯茎の損傷が防止され、安定して目的物に内容物を吐出することができる。図7bは、トリガー72を操作した作動状態を示す。
することができ、正確に洗浄対象物を洗浄することができる。さらに、この実施形態では、操作者がトリガー72の引き操作をしても、噴射ノズル15のノズル15aは容器の軸線下方に少し移動するが横方向にぶれにくいため、ノズル15aが歯茎と接触することによる歯茎の損傷が防止され、安定して目的物に内容物を吐出することができる。図7bは、トリガー72を操作した作動状態を示す。
詳しくは、噴射ノズル15のノズル基部81aが真っ直ぐに上を向いた円筒状となっており、ノズル基部81aの側面上部に180度の間隔で2本のピン83が形成されている。つまり、噴射ノズル15の噴射ノズル基部81aからノズル15aの先端開口部までの内部通路82が、外部ステム19の孔45から真っ直ぐになっており、加圧機構によって加圧された内容物(洗浄液)が内部通路82を通るとき内部通路82の内面等に衝突することによって失われるエネルギーを最小限にでき、内容物(洗浄液)を勢いよく吐出させることができる。また、レバー71の中央部はノズル15aを通すべく開口しており、この実施形態では、平行した2枚の板状の天面部の間にノズル15aが挿入されており、それぞれの天面部の下面から下方に延びる側壁にピン83を受ける下方に開口したピン受け84が2個形成されている。他の構成は、図6の吐出製品70と実質的に同じである。なお、図6bのように、この吐出製品80にもレバー71に一気作動機構を設けてもよい。
図8に示す吐出製品90は、噴射ノズル15のノズル15aの向きと、レバー71のトリガー72の向きとが180度反対向きになっている。つまり、レバー71のトリガー72を引く力の向き(操作方向、押圧方向)と、ノズル15aの向き(内容物が吐出される向き)とが同じになったものである。そのため、図6、7の吐出装置と同様に、トリガー72の操作がしやすく、ノズル15aを洗浄対象物(歯間)に近づけやすい。また、吐出製品90は、ノズル15aがレバー71から離れて上方に設けられており、図1に比べてノズル15aが細く、小さくなっている。これによりノズル15aを口の奥に挿入することができ、奥の歯の隙間の洗浄も容易にできる。ノズル15aの細さは、例えば、歯間に挿入できる程度の細さが好ましい。また、ノズル15aの大きさは、装着したノズル15aを歯間に挿入したとき、そのノズル15aの先端がその奥の歯茎を傷つけない程度が好ましい。
詳しくは、吐出製品90は、噴射ノズル15が、ポンプ13の小径部44に装着されるノズル基部91と、そのノズル基部91の上端に装着され、上下方向に延びる筒部92と、その筒部の先端に水平に装着されるノズル15aとを備えている。また、レバー71の中央から後方にかけて筒部92を通すべく長方形状の貫通孔71aが形成されている。そして、レバー71の内側面の中央には、ノズル基部91のピン91cを受ける下方に開口した受け皿71bが内側に突出して形成されている。
ノズル基部91は、下端に小径部44を装着する装着部91aを備えており、上端に筒部92を装着する筒部装着部91bを備えている。またノズル基部91の側面上部には、ピン91cが180度の間隔で形成されている。レバー71を操作することにより、受け皿71b、ピン91cを介してレバー71の動作が噴射ノズル15およびポンプに伝達される。
筒部92は、上端が略垂直に屈曲しており、水平方向に開口した先端開口部92aが形成されている。この先端開口部92aには、筒状のノズル装着部材93が装着されている。ノズル15aは、このノズル装着部材93を介して筒部92に装着されている。
ノズル装着部材93は、先端開口部92aに挿入される挿入部93aと、先端側に突出した湾曲面93bと、その間に設けられた環状のフランジ部93cとからなる。湾曲面93bの中心孔にノズル15aは挿入される。このノズル装着部材93は、弾力性を有する材料から成形されるのが好ましい。このノズル装着部材93に、歯茎を当てて、歯間にノズル15aを差し込んで歯間の洗浄を行うことにより、歯茎を傷つけることなく、確実な洗浄が可能となる。なお、ノズル15aを直接先端開口部92aに装着してもよい。つま
り、筒部92の高さだけノズル15aは、レバー71から離れて上方に設けられている。他の構成は、図7の吐出装置80と実質的に同じものである。
ノズル基部91は、下端に小径部44を装着する装着部91aを備えており、上端に筒部92を装着する筒部装着部91bを備えている。またノズル基部91の側面上部には、ピン91cが180度の間隔で形成されている。レバー71を操作することにより、受け皿71b、ピン91cを介してレバー71の動作が噴射ノズル15およびポンプに伝達される。
筒部92は、上端が略垂直に屈曲しており、水平方向に開口した先端開口部92aが形成されている。この先端開口部92aには、筒状のノズル装着部材93が装着されている。ノズル15aは、このノズル装着部材93を介して筒部92に装着されている。
ノズル装着部材93は、先端開口部92aに挿入される挿入部93aと、先端側に突出した湾曲面93bと、その間に設けられた環状のフランジ部93cとからなる。湾曲面93bの中心孔にノズル15aは挿入される。このノズル装着部材93は、弾力性を有する材料から成形されるのが好ましい。このノズル装着部材93に、歯茎を当てて、歯間にノズル15aを差し込んで歯間の洗浄を行うことにより、歯茎を傷つけることなく、確実な洗浄が可能となる。なお、ノズル15aを直接先端開口部92aに装着してもよい。つま
り、筒部92の高さだけノズル15aは、レバー71から離れて上方に設けられている。他の構成は、図7の吐出装置80と実質的に同じものである。
前記実施形態では液体の内容物を加圧する加圧機構の操作手段としてトリガータイプのレバーを採用しているが、たとえば押し下げ式の押しボタンなども採用することができる。また、前記実施形態では、噴射ノズルとして噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有するノズルを採用しているが、たとえば噴射口まで同径の内部通路を有するノズルを採用することができる。
[実施例1]
図5に示す支持突起61からなる一気作動機構を備えた吐出装置60に内容物(水道水)を充填し、水道水0.3mlを0.2秒間で噴射した。ノズルは、噴射口の断面積が0.25mm2、導入孔の断面積が0.79mm2、絞り部の長さが3mmであるものを用いた。
噴射物は細流状になり、飛距離は2mであった。この吐出製品を歯間に1回噴射すると噴射物が歯の隙間を通過して、歯間を洗浄できた。なお、荷重計(島津製作所製:EZ-
TEST)を用い、測定板に対して距離5cm、斜め45度から噴射すると、垂直下方の噴射力は70mNであった。
図5に示す支持突起61からなる一気作動機構を備えた吐出装置60に内容物(水道水)を充填し、水道水0.3mlを0.2秒間で噴射した。ノズルは、噴射口の断面積が0.25mm2、導入孔の断面積が0.79mm2、絞り部の長さが3mmであるものを用いた。
噴射物は細流状になり、飛距離は2mであった。この吐出製品を歯間に1回噴射すると噴射物が歯の隙間を通過して、歯間を洗浄できた。なお、荷重計(島津製作所製:EZ-
TEST)を用い、測定板に対して距離5cm、斜め45度から噴射すると、垂直下方の噴射力は70mNであった。
[実施例2]
図1に示すカム機構23および圧力室21を備えた吐出装置に内容物(水道水)を充填し、水道水0.3mlを0.3秒間で噴射した。ノズル15aは、噴射口の断面積が0.25mm2、導入孔の断面積が0.79mm2、絞り部の長さが5mmであるものを用いた。
噴射物は細流状になり、飛距離は1.7mであった。この吐出製品を歯間に1回噴射すると噴射物が歯の隙間を通過して、歯間を洗浄できた。垂直下方の噴射力は60mNであった。
図1に示すカム機構23および圧力室21を備えた吐出装置に内容物(水道水)を充填し、水道水0.3mlを0.3秒間で噴射した。ノズル15aは、噴射口の断面積が0.25mm2、導入孔の断面積が0.79mm2、絞り部の長さが5mmであるものを用いた。
噴射物は細流状になり、飛距離は1.7mであった。この吐出製品を歯間に1回噴射すると噴射物が歯の隙間を通過して、歯間を洗浄できた。垂直下方の噴射力は60mNであった。
10 吐出製品
11 容器本体
12 口部
12a 雄ネジ
13 ポンプ
14 装着リング
14a 雌ネジ
15 噴射ノズル
15a ノズル
15b 噴射ノズル基部
17 ハウジング
18 内部ステム
18a ピストン
19 外部ステム
19a ピストン
20 スプリング
21 圧力室
22 レバー
23 カム機構
24 小径部
25 大径部
25a 連通孔
26 フランジ
27 シール材
28 孔
29 筒状突起
30 ディップチューブ
32 段部
33 環状突起
35 テーパー部
36 筒状の部分
37 内容物の通路
38 逆止弁
39 孔
40 弾性部材
41 棒状の部分
42 テーパー面
43 筒部
44 小径部
45 孔
47 段部
48 レバー支持部
49 ガイド筒
50 フランジ
52 本体
53 支持アーム
54 底部
55 シール材
56 トリガー
57 カム
58 ピン
59 内容物
60 吐出製品
61 支持突起
62 段部
70、70a、70b 吐出製品
71 レバー
71a 貫通孔
71b 受け皿
72 トリガー
73 アーム
74 ピン受け部
80 吐出製品
81a ノズル基部
82 内部通路
83 ピン
84 ピン受け
90 吐出製品
91 ノズル基部
91a 装着部
91b 筒部装着部
91c ピン
92 筒部
92a 先端開口部
93 ノズル装着部材
93a 挿入部
93b 湾曲面
93c フランジ部
11 容器本体
12 口部
12a 雄ネジ
13 ポンプ
14 装着リング
14a 雌ネジ
15 噴射ノズル
15a ノズル
15b 噴射ノズル基部
17 ハウジング
18 内部ステム
18a ピストン
19 外部ステム
19a ピストン
20 スプリング
21 圧力室
22 レバー
23 カム機構
24 小径部
25 大径部
25a 連通孔
26 フランジ
27 シール材
28 孔
29 筒状突起
30 ディップチューブ
32 段部
33 環状突起
35 テーパー部
36 筒状の部分
37 内容物の通路
38 逆止弁
39 孔
40 弾性部材
41 棒状の部分
42 テーパー面
43 筒部
44 小径部
45 孔
47 段部
48 レバー支持部
49 ガイド筒
50 フランジ
52 本体
53 支持アーム
54 底部
55 シール材
56 トリガー
57 カム
58 ピン
59 内容物
60 吐出製品
61 支持突起
62 段部
70、70a、70b 吐出製品
71 レバー
71a 貫通孔
71b 受け皿
72 トリガー
73 アーム
74 ピン受け部
80 吐出製品
81a ノズル基部
82 内部通路
83 ピン
84 ピン受け
90 吐出製品
91 ノズル基部
91a 装着部
91b 筒部装着部
91c ピン
92 筒部
92a 先端開口部
93 ノズル装着部材
93a 挿入部
93b 湾曲面
93c フランジ部
Claims (8)
- 液体の内容物を充填する容器と、内容物を加圧して噴射する噴射部材とからなり、
前記噴射部材が、液体の内容物を加圧する加圧機構と、加圧された内容物を外部に噴出する噴射ノズルとを備えており、内容物0.05〜1mlを0.05〜1秒間で噴射し、飛距離が1〜5mである、
洗浄用の吐出製品。 - 前記噴射ノズルが、噴射口に向かってテーパー状に細くなる内部通路を有するノズルを備えている、
請求項1記載の洗浄用の吐出製品。 - 前記加圧機構が、操作により加圧された内圧が所定の値に達するまで噴射ノズルへの通路を開かず、所定の値に達したときに通路を一気に開く圧力室を備えている、
請求項1記載の洗浄用の吐出製品。 - 前記噴射部材が、加圧機構の操作量に対する噴射ノズルの作動量の比率が操作の途中から急に増大する一気作動機構を備えている、
請求項1または2記載の洗浄用の吐出製品。 - 前記一気作動機構が、加圧機構を所定の位置に操作したときに作動量が増大するカム機構である、
請求項3記載の洗浄用の吐出製品。 - 前記一気作動機構が、加圧機構の操作力が所定の値に達するまで噴射ノズルを作動しないように係止し、所定の値に達したときに係止が外れる係止機構である、請求項3記載の洗浄用の吐出製品。
- 前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、
前記噴射ノズルが容器の軸線を中心とした半径方向外側に向いており、
前記噴射ノズルとトリガーとが、同じあるいは反対向きに設けられている、
請求項1記載の洗浄用の吐出製品。 - 前記加圧機構が容器の軸線を中心とした半径方向内側に押圧することによって操作するトリガーを備えており、
前記噴射ノズルが容器の軸線上、上側を向いている、
請求項1記載の洗浄用の吐出製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013216045A JP2014207956A (ja) | 2013-03-29 | 2013-10-17 | 洗浄用の吐出製品 |
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JP2013075005 | 2013-03-29 | ||
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- 2013-10-17 JP JP2013216045A patent/JP2014207956A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170620 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180130 |