JPH09285477A - 歯間洗浄器及びその収納ケース - Google Patents

歯間洗浄器及びその収納ケース

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Publication number
JPH09285477A
JPH09285477A JP12639696A JP12639696A JPH09285477A JP H09285477 A JPH09285477 A JP H09285477A JP 12639696 A JP12639696 A JP 12639696A JP 12639696 A JP12639696 A JP 12639696A JP H09285477 A JPH09285477 A JP H09285477A
Authority
JP
Japan
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cleaning liquid
main body
liquid container
pump mechanism
discharge pipe
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Pending
Application number
JP12639696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Narutomi
正徳 成富
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Taisei Purasu Co Ltd
Original Assignee
Taisei Purasu Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taisei Purasu Co Ltd filed Critical Taisei Purasu Co Ltd
Priority to JP12639696A priority Critical patent/JPH09285477A/ja
Publication of JPH09285477A publication Critical patent/JPH09285477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吐出洗浄液のある程度の高速化とある程度の細
束化を可能にし、携帯時にも水漏れがないようにする。
また、収納ケースの携帯を便利にする。 【構成】洗浄液が吸い上げ用吸上口を持つ洗浄液容器3
を内部に備え指で把持する外面を有する本体1と、洗浄
液を線状に吐出するノズル8を前端部として備え洗浄液
が流入する流入口9を後端部として備える洗浄液吐出管
2と、流入口9と洗浄液容器3との間に配置され洗浄液
を洗浄液容器3から洗浄液吐出管2に圧送するポンプ機
構5とからなり、ポンプ機構5は、ポンプ室の体積を変
化させる往復動体を本体1の外部から駆動するための押
圧部14、吸上口側、流入口側に配置される両逆止弁を
有し、洗浄液吐出管は本体に対して着脱自在であり、洗
浄液容器側本体とむポンプ機構側本体とに分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、歯間洗浄器及びそ
の収納ケースに関する。更に詳しくは、手動で簡易に必
要程度の流速の線状洗浄液を吐出できる歯間洗浄器及び
収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】虫歯、歯周病等に対する重要な予防対策
は、口内を清潔に保つことである。歯ブラシによる歯磨
きによっては洗浄できない歯間の洗浄のために、歯間洗
浄器が用いられている。歯間洗浄器は、先端から線状の
高速水を吐出する吐出管を備えている。吐出管は、歯間
に向けて高速水を射出できるように前端部が曲げれてい
る。
【0003】このように知られている歯間洗浄器は、射
出水の高速化のために、電動機を備えている。電動機
は、充電式電池、使い捨て電池により駆動される。電池
駆動式であるために重くなる従来の歯間洗浄器は、旅行
時の携帯に不便である。毎日の僅かな努力で予防効果が
大きい歯間洗浄のためには、電動式にするメリットは少
ない。
【0004】吐出量は少なくてもよいが、吐出水にはあ
る程度の高速性が要求される。吐出水には、ある程度の
高速化と同時にある程度の細さの線状化が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記のような
目的を達成する。
【0006】本発明の目的は、手動式に係わらず、吐出
洗浄液のある程度の高速化とある程度の細束化が可能な
行われる歯間洗浄器を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、携帯時にも水漏れが
ない歯間洗浄器を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、歯間洗浄器を提
供することにある。
【0009】本発明の別な目的は、携帯に便利な歯間洗
浄器の収納ケースを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0011】この発明1の歯間洗浄器は、洗浄液が入り
前記洗浄液が吸い上げられる吸上口を持つ洗浄液容器を
内部に備え指で把持する外面を有する本体と、前記洗浄
液を線状に吐出するノズルを前端部として備え前記洗浄
液が流入する流入口を後端部として備える洗浄液吐出管
と、前記流入口と前記洗浄液容器との間に配置され前記
洗浄液を前記洗浄液容器から前記洗浄液吐出管に圧送す
るポンプ機構とからなり、前記ポンプ機構は、前記流入
口及び前記吸上口に接続するポンプ室を形成するポンプ
室外壁と、前記ポンプ室内の体積を変化させるように往
復運動する往復動体と、前記往復動体を前記本体の外部
から手又は指で押して駆動するための押圧部と、前記押
圧部に戻り力を与える付勢手段と、前記吸上口側に配置
される吸上口側逆止弁と、前記流入口側に配置される流
入口側逆止弁とを備え、前記洗浄液吐出管は前記本体に
対して着脱自在であり、前記本体は前記洗浄液容器を含
む洗浄液容器側本体と前記ポンプ機構を含むポンプ機構
側本体とに分割される。
【0012】この発明2の歯間洗浄器は、前記発明1に
おいて、前記洗浄液吐出管を取り外した時に前記ポンプ
機構側本体に露出するつなぎ口である開口を塞ぐ栓を備
えることを特徴としている。
【0013】この発明3の歯間洗浄器は、前記発明1に
おいて、前記流入口側逆止弁は逆止力がバイアスされて
いることを特徴としている。
【0014】この発明4の歯間洗浄器は、前記発明3に
おいて、前記洗浄液容器側が下方になって水平面上に自
立できることを特徴としている。
【0015】この発明5の歯間洗浄器は、前記発明1に
おいて、前記吸上口と前記洗浄溶液容器とは吸上管を介
して接続され、前記吸上管の開放端は前記洗浄液溶液の
底部付近に位置づけられていることを特徴としている。
【0016】この発明6の歯間洗浄器は、前記発明1に
おいて、前記洗浄液吐出管は途中で曲がる曲部を有し、
前記曲部から吐出端まで内部の流路は連続的に吐出端に
向かって細くなり滑らかな内周面により形成されている
ことを特徴としている。
【0017】この発明7の歯間洗浄器は、前記発明3に
おいて、前記ポンプ機構はプランジャタイプであること
を特徴としている。
【0018】この発明8の歯間洗浄器は、前記発明1〜
7に選択される一項において、前記洗浄液容器の中を大
気に通じさせる空気導通孔及び前記空気導通孔を封じる
封じ栓が前記本体に設けられていることを特徴としてい
る。
【0019】この発明9の歯間洗浄器の収納ケースは、
洗浄液が入り前記洗浄液が吸い上げられる吸上口を持つ
洗浄液容器を内部に備え指で把持する外面を有する本体
と、前記洗浄液を線状に吐出するノズルを前端部として
備え前記洗浄液が流入する流入口を後端部として備える
洗浄液吐出管と、前記流入口と前記洗浄液容器との間に
配置され前記洗浄液を前記洗浄液容器から前記洗浄液吐
出管に圧送するポンプ機構とからなり、前記ポンプ機構
は、前記流入口及び前記吸上口に接続するポンプ室を形
成するポンプ室外壁と、前記ポンプ室内の体積を変化さ
せるように往復運動する往復動体と、前記往復動体を前
記本体の外部から手又は指で押して駆動するための押圧
部と、前記押圧部に戻り力を与える付勢手段と、前記吸
上口に配置される吸上口側逆止弁と、前記流入口に配置
される流入口側逆止弁とを備え、前記洗浄液吐出管は前
記本体に対して着脱自在であり、前記本体は前記洗浄液
容器を含む洗浄液容器側本体と前記ポンプ機構を含むポ
ンプ機構側本体とに分割され、前記洗浄液吐出管を取り
外した時に前記ポンプ機構側本体に露出するつなぎ口で
ある開口を塞ぐ栓を備える歯間洗浄器を収納する収納ケ
ースであり、内部に設けられる収納部は、前記洗浄液容
器側本体及び前記栓が付けられた前記ポンプ機構側本体
を嵌め込む第1収納部と、前記洗浄液吐出管を嵌め込む
第2収納部とからなる。
【0020】この発明10の歯間洗浄器の収納ケース
は、前記発明9において、前記収納部は更に交換用の他
のもう一つの洗浄液吐出管を収納する第3収納部とから
なることを特徴としている。
【0021】この発明11の歯間洗浄器の収納ケース
は、前記発明9又は10において、前記洗浄液容器側本
体と前記栓が付けられた前記ポンプ機構側本体は合体状
態で収納されることを特徴としている。
【0022】
【発明の作用効果】この他に、本発明は、洗浄水吐出管
は本体に対して軸線中心に回転可能に構成することがで
きる。この場合、洗浄水吐出管の円筒状の根本が本体の
上端部におリングを介して回転可能に嵌め込まれてい
る。洗浄水吐出管は、軸方向に抜き差し自在であるか
ら、予備又は他のノズル形態の洗浄水吐出管を交換自在
に抜き差しすることができる。
【0023】本発明による歯間洗浄器は、ポンプ室に一
定量ずつ小出しに洗浄液を一旦溜めた後に往復動体を急
激に動作させて、吐出管のノズルから一挙に洗浄液を放
出する。このように一挙に放出される洗浄水の量は一定
であり少量であるから、高速化して一挙に放出するため
の手指の力は少なくてすみ、手指の疲れはただちに回復
する。
【0024】流入口側逆止弁にバイアス力が作用してい
る場合には、一定圧力以上に達した洗浄水が一挙に放出
されるので、前記高速化がより有効に行われる。
【0025】先細り形状の吐出流路に形成されているノ
ズルは、放出抵抗を大きくするが、最大抵抗を示す瞬間
の前後で前記のように一挙に洗浄水を放出するので、細
くて高速の洗浄水が歯間に射出される。
【0026】このような射出が間欠的に行われる。即
ち、異なる位置の歯間にノズル先端を移動させながら間
欠的に洗浄水を射出する。この場合、ノズルを交換する
ことができる。
【0027】ポンプ機構を構成する往復動体であるピス
トンをプランジャタイプのものとすることにより、ピス
トンを樹脂で成形しても強度が保持できるから、動作が
滑らかであり摩擦抵抗を増大させない。
【0028】本体及び洗浄水吐出管は、分解されて専用
の収納ケースに収納される。この場合、本体の開口は閉
じられているから水漏れの恐れがない。洗浄水吐出管の
中の流路は、曲げられているがまっすぐにすれば円錐形
状であるから、即ち、先に進むにしたがって細くなる断
面円形であるから、外周部に形成される層流の中央部に
形成されるほぼ円柱状の流体がそのまま細い線の形状の
流線となって吐出される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の歯間洗浄器の実施形態1
を示す断面図である。実施形態1の歯間洗浄器は、本体
1と洗浄液吐出管2とから構成されている。本体1は、
洗浄液容器3を含む洗浄液容器側本体4とポンプ機構5
を含むポンプ機構側本体6とに分割されている。本体1
は、これを手指で持ち把持するための滑らかな外面を有
している。
【0030】洗浄液容器側本体4には、洗浄液が入る。
洗浄液容器3は、洗浄液が吸い上げられる吸上口7を持
つ。洗浄液吐出管2は、洗浄液を線状に吐出するノズル
8を前端部として備え、洗浄液が流入する流入口9を後
端部として備えている。ポンプ機構5は、流入口9と洗
浄液容器3との間に配置されている。
【0031】ポンプ機構5は、流入口9及び吸上口7に
接続するポンプ室11とポンプ室11を形成するポンプ
室外壁12とポンプ室内の体積を変化させるように往復
運動する往復動体13と後述する両逆止弁とからなる。
往復動体13は、ポンプ室外壁12を貫通している。そ
の貫通先端部に押圧部14が結合している。
【0032】押圧部14は、ポンプ機構側本体6を貫通
して外側に露出し突出している。押圧部14の内側部
は、抜けだし防止用の鍔部15として形成されている。
押圧部14は、本体1の外部から手又は指で押して駆動
するための部位である。往復動体13の内側部は、貫通
部19より軸直角断面積が大きいピストン部16として
形成されている。
【0033】ポンプ室外壁12とピストン部16との間
にはピストンリング又は弾性材料で形成されたOリング
17が嵌め込まれている。ピストン部16の前端面とこ
の前端面に対向するポンプ室外壁12の対向壁の内面と
の間に、付勢手段であるスプリング18が介設されてい
る。スプリング18は、押圧部に戻り力を与えるための
付勢手段である。
【0034】吸上口7には、吸上口側逆止弁21が配置
されている。吸上口7は、吸上管22の上端部でその内
側に形成されている。吸上口7と洗浄溶液容器3と吸上
管22を介して接続されている。吸上管22の下端は、
洗浄液容器3の底の底面の近くに位置づけられている。
【0035】洗浄液容器3の底とは、ノズル8を上方に
位置づけて本体1を水平面上に自立させた時の洗浄液容
器側本体4の下端部をいう。吸入口側逆止弁21は、ポ
ンプ室外壁12の一部として形成した吸上口側円錐座2
3に密接することができる。流入口9側には、流入口側
逆止弁25が配置されている。流入口側逆止弁25は、
ポンプ室外壁12の一部として形成した流入口側円錐座
26に密接することができる。
【0036】これらの玉型の逆止弁21,23の逆止方
向は、公知のポンプと同じであり詳しい説明は省略する
が、洗浄液を洗浄液容器3側からノズル8側へ圧送する
流れを生じさせる一方方向である。洗浄液吐出管2は、
途中で曲がる曲部31を有している。曲部31から吐出
端まで内部の流路は連続的に吐出端に向かって細くな
る。
【0037】洗浄液吐出管2の中に形成されている吐出
流路32は、滑らかな内周面33により形成されてい
る。内周面33は、曲部31を真っ直ぐに形成し直せ
ば、長細い円錐面である。即ち、流路は吐出端に向かう
にしたがって細くなり断面は円形である。洗浄液吐出管
2は、本体即ちポンプ機構側本体6に対して着脱自在で
ある。洗浄水吐出管2は、本体1に対して軸線中心に回
転可能に構成することができる。
【0038】この場合、洗浄水吐出管2の円筒状の根本
34がポンプ機構側本体6の上端部にOリング35を介
して回転可能に嵌め込まれている。Oリング35は、水
漏れ防止機能と回転可能機能を有している。また、洗浄
水吐出管2は、軸方向に抜き差し自在である。予備又は
他のノズル形態の洗浄水吐出管を交換自在に抜き差しす
ることができる。洗浄液容器側本体4とポンプ機構側本
体6は、抜き差し自在に結合されている。この結合は、
ねじ式でもよく軸方向抜差式でもよい。
【0039】洗浄液容器側本体4とポンプ機構側本体6
との間に、Oリング36が嵌め込まれている。流入口側
逆止弁25は、バイアス手段28により逆止力がバイア
スされている。即ち、逆止力は、流入口9又は流入口側
逆止弁25を閉じる方向にバイアスされている。図2に
示すように、洗浄液吐出管を取り外した時にポンプ機構
側本体に露出するつなぎ口41である開口を塞ぐ栓42
が予備品として設けられている。
【0040】このつなぎ口41は、洗浄水吐出管2を結
合するためのつなぎ口でもある。図3に示すように、栓
42は有底筒部43と有底筒部43から一方向に長く延
びる長手部44と長手部44の端部に一体に結合する輪
状の輪部45とからなる。
【0041】輪部45の中央穴に指を入れて長手部44
を引き上げれば、有底筒部43を容易につなぎ口41か
ら引き抜くことができる。不使用時には、図2に示すよ
うに、栓をしておく。
【0042】次に、実施形態1の作用及び使用方法を説
明する。洗浄液容器側本体4をポンプ機構側本体6から
離せば露出する洗浄液容器側本体4の上端開口から洗浄
液容器3に水をほぼ一杯に入れ、再度図1に示すよう
に、洗浄液容器側本体4とポンプ機構側本体6を合体さ
せる。押圧部14を指で押せば、流入口側逆止弁25は
図面上で上動する。次に述べる操作は、ノズル8を下向
きにして行ってもよい。
【0043】重力で下降している吸入口側逆止弁21
は、更に空気圧又は水圧を受け下向きに加圧され吸上口
側円錐座23に密接する。押圧部14から指を離すと、
スプリング18の戻し力により、押圧部14及びピスト
ン部16が後退する。この後退時、洗浄液容器3内の大
気圧を受けて洗浄水は吸上管22の中を通って吸入口側
逆止弁21を押し上げポンプ室11に注入される。
【0044】洗浄水は、ほぼ一杯にポンプ室11を満た
す。次いで押圧部14を押すと、ポンプ室外壁12が前
進しポンプ室11の容積が縮小する。吸入口側逆止弁2
1はポンプ室11の中の水圧を受けて吸上口側円錐座2
3に押しつけられて、吸上口7が閉まる。逆に、流入口
側円錐座26に押しつけられていた流入口側逆止弁25
は上方に押し上げられて、流入口9が開く。流入口9
は、洗浄液吐出管2の端部として図示されているが、一
般的にいうと、流入口側円錐座26よりも下流側の部位
である。
【0045】押圧部14を限界位置まで押すことによ
り、一定量の洗浄水がノズル8から吐出される。この場
合、ポンプ室11内の空気が真っ先に追い出される。空
気を追い出した後で、押圧部14から指を離すことによ
りポンプ室11の中の空気を追い出すことができる。
【0046】このような操作の後に、押圧部14の押し
と戻しを繰り返すことにより、ポンプ室11に一定量ず
つ洗浄液容器3から小出しに洗浄液を汲み上げて一旦ポ
ンプ室11に溜め、ポンプ室11の中の一定量の洗浄液
をノズル8から吐出させることができる。往復動体であ
るピストン部16を急激に動作させることにより、吐出
管のノズルから一挙に洗浄液を放出することができる。
【0047】このように一挙に放出される洗浄水の量は
一定であり少量である。少量の洗浄液が、高速化されて
一挙に放出される。放出量は少量であるから、手指の疲
労は少なく、手指の疲れはただちに回復する。
【0048】流入口側逆止弁25にバイアス力が作用し
ている場合には、一定圧力以上に達した洗浄水が一挙に
放出されるので、ノズル8から射出される洗浄水の高速
化がより有効に行われる。
【0049】先細り形状の吐出流路に形成されているノ
ズルは、放出抵抗を大きくしているが、最大抵抗を示す
瞬間の前後で一挙に洗浄水を放出するので、特定の歯間
に向けられたノズル8の先端から、細くて高速の洗浄水
が特定の歯間に正確に射出される。このような射出は、
間欠的に行われる。
【0050】即ち、異なる位置の歯間にノズル先端を移
動させながら間欠的に洗浄水を射出する。この場合、ノ
ズルを交換することができる。交換用洗浄液吐出管2
は、線状の洗浄水の直径の大小の調整、射出速度の調整
が予め行われたノズル8を備えている。
【0051】洗浄水吐出管の中の流路は、曲げられてい
るがまっすぐにすれば円錐形状であるから、即ち、先に
進むにしたがって細くなる断面円形であるから、外周部
に形成される層流の中央部に形成されるほぼ円柱状の流
体がそのまま細い線の形状の流線となって吐出される。
【0052】ポンプ機構を構成する往復動体であるピス
トンをプランジャタイプのものとすることにより、ピス
トンを樹脂で成形しても強度が保持できるから、動作が
滑らかであり摩擦抵抗を増大させない。ピストン部16
の先頭部の直径を貫通部19の直径に等しくし、貫通部
19のストロークを大きくするように改変することがで
きる。
【0053】この場合は、指に作用する圧力を小さくで
きる。ピストン部をソリッドなものにしてポンプ機構を
プランジャ型のものにすることができる。プランジャ型
にすることにより、圧力に対する強度が増すので、ピス
トンを樹脂成形により製作することができる。
【0054】洗浄液容器3の中に大気を取り込むための
空気導通孔を洗浄液容器側本体4に開けることができ
る。この場合、空気導通孔を封じる封じ栓が洗浄液容器
側本体4に設ける。このような栓を洗浄液容器側本体4
から離れないようにしておくと紛失しないから、好都合
である。
【0055】次に、実施形態1の歯間洗浄器を携帯に便
利なように収納する収納ケースの実施形態について説明
する。図4に示すように、収納ケース51の内部に設け
られる収納部は、洗浄液容器側本体4及び栓42が付け
られたポンプ機構側本体6を嵌め込む第1収納部と52
と洗浄液吐出管2を嵌め込む第2収納部53とからな
る。
【0056】収納部は更に、交換用の他のもう一つの洗
浄液吐出管2Aを収納する第3収納部54を含む。洗浄
液容器側本体4と栓が付けられたポンプ機構側本体6は
合体状態で収納される。合体する際の接触部には、Oリ
ング36があるので水漏れはない。本体1及び洗浄水吐
出管2は、分解されて収納ケース51内に収納される。
この場合、本体即ちポンプ機構側本体6の開口は栓42
により閉じられているから、本体からの水漏れの恐れは
ない。また、洗浄液容器側本体4に開けられている空気
導入口も別の栓で閉じられているから、水漏れの箇所は
どこにもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の歯間洗浄器の実施形態1を示
す正面図である。
【図2】図2は、収納時の詰め栓を示すの工程を示す正
面図である。
【図3】図3は、詰栓を示す平面図である。
【図4】図4は、収納状態のケース内部と本発明の歯間
洗浄器の位置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…洗浄液吐出管 3…洗浄液容器 4…洗浄液容器側本体 5…ポンプ機構 6…ポンプ機構側本体 7…吸上口 8…ノズル 9…流入口 11…ポンプ室 12…ポンプ室外壁 14…押圧部 16…ピストン部 18…スプリング 21…吸入口側逆止弁 22…吸上管 23…吸上口側円錐座 25…流入口側逆止弁 26…流入口側円錐座

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液が入り前記洗浄液が吸い上げられる
    吸上口を持つ洗浄液容器を内部に備え指で把持する外面
    を有する本体と、 前記洗浄液を線状に吐出するノズルを前端部として備え
    前記洗浄液が流入する流入口を後端部として備える洗浄
    液吐出管と、 前記流入口と前記洗浄液容器との間に配置され前記洗浄
    液を前記洗浄液容器から前記洗浄液吐出管に圧送するポ
    ンプ機構とからなり、 前記ポンプ機構は、 前記流入口及び前記吸上口に接続するポンプ室を形成す
    るポンプ室外壁と、 前記ポンプ室内の体積を変化させるように往復運動する
    往復動体と、 前記往復動体を前記本体の外部から手又は指で押して駆
    動するための押圧部と、 前記押圧部に戻り力を与える付勢手段と、 前記吸上口側に配置される吸上口側逆止弁と、 前記流入口側に配置される流入口側逆止弁とを備え、 前記洗浄液吐出管は前記本体に対して着脱自在であり、 前記本体は前記洗浄液容器を含む洗浄液容器側本体と前
    記ポンプ機構を含むポンプ機構側本体とに分割される歯
    間洗浄器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記洗浄液吐出管を取り外した時に前記ポンプ機構側本
    体に露出するつなぎ口である開口を塞ぐ栓を備えること
    を特徴とする歯間洗浄器。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記流入口側逆止弁は逆止力がバイアスされていること
    を特徴とする歯間洗浄器。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記洗浄液容器側が下方になって水平面上に自立できる
    ことを特徴とする歯間洗浄器。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記吸上口と前記洗浄溶液容器とは吸上管を介して接続
    され、 前記吸上管の開放端は前記洗浄液溶液の底部付近に位置
    づけられていることを特徴とする歯間洗浄器。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記洗浄液吐出管は途中で曲がる曲部を有し、前記曲部
    から吐出端まで内部の流路は連続的に吐出端に向かって
    細くなり滑らかな内周面により形成されていることを特
    徴とする歯間洗浄器。
  7. 【請求項7】請求項3において、 前記ポンプ機構はプランジャタイプであることを特徴と
    する歯間洗浄器。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6,7項から
    選択される一項において、 前記洗浄液容器の中を大気に通じさせる空気導通孔及び
    前記空気導通孔を封じる封じ栓が前記本体に設けられて
    いることを特徴とする歯間洗浄器。
  9. 【請求項9】洗浄液が入り前記洗浄液が吸い上げられる
    吸上口を持つ洗浄液容器を内部に備え指で把持する外面
    を有する本体と、 前記洗浄液を線状に吐出するノズルを前端部として備え
    前記洗浄液が流入する流入口を後端部として備える洗浄
    液吐出管と、 前記流入口と前記洗浄液容器との間に配置され前記洗浄
    液を前記洗浄液容器から前記洗浄液吐出管に圧送するポ
    ンプ機構とからなり、 前記ポンプ機構は、 前記流入口及び前記吸上口に接続するポンプ室を形成す
    るポンプ室外壁と、 前記ポンプ室内の体積を変化させるように往復運動する
    往復動体と、 前記往復動体を前記本体の外部から手又は指で押して駆
    動するための押圧部と、 前記押圧部に戻り力を与える付勢手段と、 前記吸上口に配置される吸上口側逆止弁と、 前記流入口に配置される流入口側逆止弁とを備え、 前記洗浄液吐出管は前記本体に対して着脱自在であり、 前記本体は前記洗浄液容器を含む洗浄液容器側本体と前
    記ポンプ機構を含むポンプ機構側本体とに分割され、 前記洗浄液吐出管を取り外した時に前記ポンプ機構側本
    体に露出するつなぎ口である開口を塞ぐ栓を備える歯間
    洗浄器を収納する収納ケースであり、内部に設けられる
    収納部は、前記洗浄液容器側本体及び前記栓が付けられ
    た前記ポンプ機構側本体を嵌め込む第1収納部と、 前記洗浄液吐出管を嵌め込む第2収納部とからなる歯間
    洗浄器の収納ケース。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記収納部は更に交換用の他のもう一つの洗浄液吐出管
    を収納する第3収納部とからなることを特徴とする歯間
    洗浄器の収納ケース。
  11. 【請求項11】請求項9又は10において、 前記洗浄液容器側本体と前記栓が付けられた前記ポンプ
    機構側本体は合体状態で収納されることを特徴とする歯
    間洗浄器の収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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