JP6907329B2 - プッシュスイッチ - Google Patents

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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/26Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members
    • H01H13/48Snap-action arrangements depending upon deformation of elastic members using buckling of disc springs

Description

本発明は、プッシュスイッチに関する。
近年、ドーム状の可動接点を備えたプッシュスイッチの小型化がすすめられている。プッシュスイッチは、小型化すると、操作ストロークが縮小し、可動接点の耐久性が低下する。このため、小型のプッシュスイッチに対して、操作ストロークの拡大及び可動接点の耐久性の向上が要望されている。このような要望に応えるため、従来、同形状の可動接点を複数枚重ねて使用する方法が提案されている。
特開2005−302643号公報
しかしながら、上記従来の方法では、可動接点の耐久性は向上するものの、操作ストロークを拡大することは困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、プッシュスイッチの操作ストロークを拡大し、可動接点の耐久性を向上させることを目的とする。
一実施形態に係るプッシュスイッチは、中央固定接点と、前記中央固定接点の周辺に配置された周辺固定接点と、第1ドーム部と、前記第1ドーム部の外周に形成された第1外周部と、を有し、前記第1ドーム部が前記中央固定接点の上方に位置するように、前記第1外周部が前記周辺固定接点の上に配置された第1可動接点と、第2ドーム部と、前記第2ドーム部の外周に形成された第2外周部と、を有し、前記第1可動接点の上に配置された第2可動接点と、前記第2可動接点の上に配置され、前記第1可動接点及び前記第2可動接点を押圧可能な操作部材と、を備え、前記第1ドーム部と前記第2ドーム部との間に隙間が形成される。
本発明の各実施形態によれば、プッシュスイッチの操作ストロークを拡大し、可動接点の耐久性を向上させることができる。
プッシュスイッチの一例を示す断面図。 図1のプッシュスイッチを示す平面図。 第1可動接点の一例を示す断面図。 第1可動接点及び第2可動接点の一理を示す断面図。 プッシュスイッチの一例を示す断面図。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るプッシュスイッチ100について、図1〜図4を参照して説明する。まず、プッシュスイッチ100の概略構成について説明する。図1は、プッシュスイッチ100の一例を示す断面図である。図1のプッシュスイッチ100は、ハウジング1と、中央固定接点2と、周辺固定接点3と、2つの接続端子4と、カバー5と、第1可動接点6と、第2可動接点7と、操作部材8と、を備える。
また、図2は、図1のプッシュスイッチ100を示す平面図である。図2の例では、プッシュスイッチ100からカバー5、第1可動接点6、第2可動接点7、及び操作部材8が除去されている。
以下、図1を基準として、プッシュスイッチ100における方向(上下前後左右)を説明するが、プッシュスイッチ100における方向はこれに限られない。
ハウジング1は、絶縁性の樹脂により形成された、上部が開口した筐体であり、底板部11と、底板部11から上方に延びる環状の側板部12と、収納部13と、規制部14と、を有する。なお、図2の例では、ハウジング1の平面視形状は、矩形であるが、これに限られない。
収納部13は、底板部11、側板部12、及びカバー5により囲まれた空間であり、中央固定接点2、周辺固定接点3、第1可動接点6、第2可動接点7、及び操作部材8を収納する。
規制部14は、第1可動接点6及び第2可動接点7の移動を規制する部分であり、底板部11の上面の外周部に設けられる。規制部14は、第1規制部141と、第2規制部142と、を有する。
第1規制部141は、底板部11の上面の外周から上方に突出した部分である。第1規制部141は、第1可動接点6及び第2可動接点7と嵌合し、第1可動接点6及び第2可動接点7の前後左右方向(上下方向と垂直な平面方向)の移動を規制する。
第2規制部142は、第1規制部141の上端部から、底板部11の中央部に向かって突出した部分である。第2規制部142は、第1規制部141と嵌合した第1可動接点6及び第2可動接点7の上方を覆い、第1可動接点6及び第2可動接点7の上方向の移動を規制する。
中央固定接点2は、導電性の金属板により形成され、底板部11の上面中央部に配置された接点である。中央固定接点2は、例えば、その上面の一部が底板部11から露出するように、インサート成形等の方法で底板部11に埋設される。また、中央固定接点2は、底板部11の上面に接着剤や半田により固定されてもよい。なお、図2の例では、中央固定接点2の平面視形状は、円形であるが、これに限られない。
周辺固定接点3は、導電性の金属板により形成され、底板部11における中央固定接点2の周囲に配置された接点である。周辺固定接点3は、例えば、その上面の一部が底板部11から露出するように、インサート成形等の方法で底板部11に埋設される。また、周辺固定接点3は、底板部11の上面に接着剤や半田により固定されてもよい。なお、図2の例では、プッシュスイッチ100は、周辺固定接点3を2つ備えるが、1つ又は3つ以上備えてもよい。また、周辺固定接点3の平面視形状は、矩形であるが、これに限られない。
接続端子4は、プッシュスイッチ100を外部装置と電気的に接続するための端子である。接続端子4は、側板部12から外側へ突出しており、底板部11の内部で、一方の接続端子4は中央固定接点2と電気的に接続され、他方の接続端子4は周辺固定接点3と電気的に接続されている。プッシュスイッチ100の出力信号は、接続端子4を介して出力される。なお、図2の例では、プッシュスイッチ100は、接続端子4を2つ備えるが、3つ以上備えてもよい。また、接続端子4は、底板部11から外側に突出していてもよい。
カバー5は、操作部材8が挿通する開口部51を有する板状部材であり、側板部12の上端部に配置される。カバー5は、側板部12の上端部に接着剤により固定されてもよいし、側板部12の上端部に嵌合されてもよい。図2の例では、ハウジング1の上部の開口部が矩形であるため、カバー5の平面視形状も矩形となる。しかしながら、カバー5の平面視形状は、矩形に限られず、ハウジング1の上部の開口部に応じた任意の形状とすることができる。
第1可動接点6は、金属板により形成された平面視形状が円形のドーム状の接点である。第1可動接点6は、底板部11の上に配置される。第1可動接点6は、第1ドーム部61と、第1外周部62と、を有する。
第1ドーム部61は、第1可動接点6の中央部に位置する球面状の部分である。第1ドーム部61は、無荷重の場合、上に凸であり、上方から押圧されると反転する(下に凸になる)。また、反転した第1ドーム部61は、上方からの押圧が終了すると元の形状に戻る(上に凸になる)。第1可動接点6は、反転した第1ドーム部61(下に凸になった第1ドーム部61)の下面が中央固定接点2と接触可能なように、すなわち、反転していない第1ドーム部61が中央固定接点2と対向するように配置される。
第1外周部62は、第1ドーム部61の外周に形成された部分であり、円錐台の側面形状を有し、底板部11の上面に配置される。第1可動接点6は、1枚の金属板により形成されるため、第1外周部62の内周縁と、第1ドーム部61の外周縁と、は接続されている。第1可動接点6は、第1外周部62が周辺固定接点3と接触するように、すなわち、第1外周部62が周辺固定接点3の上に位置するように配置される。また、第1可動接点6は、第1外周部62が第1規制部141と嵌合するように配置される。なお、第1可動接点6の形状について、詳しくは後述する。
第2可動接点7は、金属板により形成された平面視形状が円形のドーム状の接点である。第2可動接点7は、第1可動接点6の上に重ねて配置される。第2可動接点7は、第2ドーム部71と、第2外周部72と、を有する。
第2ドーム部71は、第2可動接点7の中央部に位置する球面状の部分である。第2ドーム部71は、無荷重の場合、上に凸であり、上方から押圧されると反転する(下に凸になる)。また、反転した第2ドーム部71は、上方からの押圧が終了すると元の形状に戻る(上に凸になる)。第2可動接点7は、第2ドーム部71と第1ドーム部61とが対向するように配置される。
第2外周部72は、第2ドーム部71の外周に形成された部分であり、円錐台の側面形状を有し、第1可動接点6の上に配置される。第2可動接点7は、1枚の金属板により形成されるため、第2外周部72の内周縁と、第2ドーム部71の外周縁と、は接続されている。第2可動接点7は、第2外周部72が第1規制部141と嵌合するように配置される。なお、第2可動接点7の形状について、詳しくは後述する。
操作部材8は、絶縁性の樹脂により形成された部材である。操作部材8は、上下方向に移動可能なように収納部13に収納され、第1可動接点6及び第2可動接点7を押圧可能なように、第2可動接点7の上に配置される。操作部材8は、釦部81と、押圧部82と、鍔部83と、を有する。
釦部81は、プッシュスイッチ100のユーザが押圧操作する部分である。釦部81は、鍔部83から上方に突出するように形成され、開口部51から収納部13の外側に突出するように配置される。
押圧部82は、第1可動接点6及び第2可動接点7を押圧する部分である。押圧部82は、鍔部83から下方に突出するように形成され、下面が第2ドーム部71の上面と接触するように配置される。
鍔部83は、操作部材8の上方への移動を規制する部分である。鍔部83は、釦部81と押圧部82の間に開口部51より広く形成される。鍔部83は、収納部13に収納され、その上面がカバー5の下面と接触するように配置される。鍔部83とカバー5とが接触することにより、操作部材8の上方への移動が規制される。また、ユーザにより押圧操作されていない操作部材8が第1可動接点6及び第2可動接点7により上方へ付勢され、鍔部83がカバー5の下面に圧接した状態で保持されていても良い。この様な構造にすることで未操作時のガタが無くなり、振動が加わったときのガタつき音を無くすことができる。
次に、第1可動接点6及び第2可動接点7の形状について詳細に説明する。まず、第1可動接点6の設計要素について説明する。第2可動接点7の設計要素は、第1可動接点6と同様であるため、説明を省略する。
図3は、第1可動接点6の一例を示す断面図である。第1可動接点6は、設計要素として、材質、板厚T、操作ストロークS、ピーク荷重L、全体半径R、ドーム半径r、傾斜角度θ、曲率半径CR、幅W、を有する。
材質は、第1可動接点6を形成する金属板の材質である。第1可動接点6の材質は、例えば、ステンレスであるが、これに限られない。板厚Tは、第1可動接点6を形成する金属板の厚さである。第1可動接点6の材質及び板厚Tは、耐久性、価格、加工の容易さなどに応じて決定される。
操作ストロークSは、第1可動接点6の設置面(第1外周部62の下端を通る平面)から第1ドーム部61の頂部下面までの高さである。ピーク荷重Lは、上方から加えることにより第1ドーム部61が反転する荷重である。操作ストロークS及びピーク荷重Lは、第1可動接点6の仕様に応じて決定される。
全体半径Rは、第1可動接点6の平面視形状の半径である。全体半径Rは、収納部13の寸法に応じて決定される。
ドーム半径rは、第1ドーム部61の平面視形状の半径である。傾斜角度θは、第1外周部62と第1可動接点6の設置面とのなす角の角度である。曲率半径CRは、第1ドーム部61の曲率半径である。幅Wは、第1外周部62の内周縁から外周縁までの長さである。ドーム半径r、傾斜角度θ、曲率半径CR、及び幅Wは、第1可動接点6の仕様に応じて決定される。
第1可動接点6の材質、全体半径R、及び板厚T、操作ストロークS、及びピーク荷重Lが決定された場合、ドーム半径r、傾斜角度θ、曲率半径CR、及び幅Wは、決定された全体半径R、操作ストロークS、及びピーク荷重Lを満たすように決定される。ドーム半径r、傾斜角度θ、曲率半径CR、及び幅Wは、互いに密接に関係しているため、いずれか1つの設計要素が決定されると、残りの設計要素も自動的に決まる。例えば、傾斜角度θが決定された場合、全体半径R、操作ストロークS、及びピーク荷重Lを満たすドーム半径r、曲率半径CR、及び幅Wが自動的に決まる。このように、第1可動接点6は、設計自由度が小さい。これは、第2可動接点7についても同様である。
次に、第1可動接点6と第2可動接点7との関係について説明する。以下、第1可動接点6の設計要素の符号には「6」を付し、第2可動接点7の設計要素の符号には「7」を付すものとする。
図4は、第1可動接点6及び第2可動接点7の一例を示す断面図である。上述の通り、第1可動接点6及び第2可動接点7は、第1規制部141と嵌合するように形成される。したがって、第1可動接点6の全体半径R6と、第2可動接点7の全体半径R7と、は等しくなる。
また、第1可動接点6及び第2可動接点7からなる可動接点全体の操作ストロークS0及びピーク荷重L0は仕様として与えられる。操作ストロークS6,S7及びピーク荷重L6,L7は、操作ストロークS0及びピーク荷重L0を満たすように決定される。例えば、ピーク荷重L6,L7は、いずれもピーク荷重L0の約半分に決定される。すなわち、ピーク荷重L6とピーク荷重L7の合計値がピーク荷重L0になるように決定される。ピーク荷重L6は、ピーク荷重L7の90%以上110%以下であるのが好ましい。このように、ピーク荷重L6,L7をほぼ等しくすることにより、第1可動接点6及び第2可動接点7の設計を簡素化できる。
また、本実施形態では、第1可動接点6及び第2可動接点7は、第1ドーム部61と第2ドーム部71との間に隙間Cが形成されるように、各設計要素を決定される。従来のプッシュスイッチでは、複数の可動接点は同形状であったため、各可動接点の間には隙間が形成されなかった。このため、従来のプッシュスイッチでは、一番下に配置された可動接点の操作ストロークが、可動接点全体の操作ストロークとなった。これに対して、本実施形態では、第1ドーム部61と第2ドーム部71との間に隙間Cが形成されるため、第1可動接点6の操作ストロークS6と、隙間Cの高さH(第1ドーム部61の頂部上面から第2ドーム部71の頂部下面までの距離)と、の合計が、可動接点全体の操作ストロークS0となる。このように、本実施形態によれば、従来のプッシュスイッチと比べて、操作ストロークS0を拡大することができる。
本実施形態では、第1ドーム部61と第2ドーム部71との間に隙間Cが形成されるように、傾斜角度θ6が傾斜角度θ7より大きく決定される。例えば、傾斜角度θ6は、17.5度であり、傾斜角度θ7は、12.5度である。上述の通り、傾斜角度θ6及び傾斜角度θ7が決定されると、操作ストロークS0に応じた操作ストロークS6及び隙間Cの高さHや、ピーク荷重L0に応じたピーク荷重L6,L7を満たすように、ドーム半径r6、r7、曲率半径CR6,CR7、及び幅W6,W7が自動的に決まる。この結果、図4に示すように、ドーム半径r6は、ドーム半径r7より大きく決定され、曲率半径CR6は、曲率半径CR7より大きく決定され、幅W6は、幅W7より狭く決定される。
以上まとめると、本実施形態において、傾斜角度θ6は傾斜角度θ7より大きく(θ6>θ7)、ドーム半径r6はドーム半径r7より大きく(r6>r7)、曲率半径CR6は曲率半径CR7より大きく(CR6>CR7)、幅W6は幅W7より狭い(W6<W7)。第1可動接点6及び第2可動接点7をこのように形成することにより、第2外周部72が、第1可動接点6の上に凸の屈曲部、すなわち、第1外周部62の内周縁と第1ドーム部61の外周縁との接続部と接触し、第2外周部72の内周縁が第1可動接点6から離間する。この結果、第2ドーム部71が第1ドーム部61から離間し、隙間Cが形成される。
以上説明した通り、本実施形態によれば、第1可動接点6及び第2可動接点7を重ねることにより、可動接点全体の耐久性を向上させることができる。また、第1可動接点6と第2可動接点7との間に隙間Cを形成することにより、プッシュスイッチ100(可動接点全体)の操作ストロークLを拡大することができる。
なお、第1可動接点6及び第2可動接点7の材質及び板厚T6,T7は、耐久性、価格、加工の容易さなどに応じて決定すればよく、同一であってもよいし、異なってもよい。第1可動接点6及び第2可動接点7の材質及び板厚T6,T7を同一とすることにより、第1可動接点6及び第2可動接点7の設計を簡素化できる。
また、第1可動接点6及び第2可動接点7に、1つ又は複数の可動接点を更に重ねてもよい。例えば、第1可動接点6の上及び下の少なくとも一方に、第1可動接点6と同形状の可動接点を重ねてもよいし、第2可動接点7の上及び下の少なくとも一方に、第2可動接点7と同形状の可動接点を重ねてもよい。これにより、可動接点全体の耐久性を更に向上させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るプッシュスイッチ100について、図5を参照して説明する。本実施形態では、第1可動接点6及び第2可動接点7の他の例について説明する。なお、本実施形態に係るプッシュスイッチ100の構成は、第1可動接点6及び第2可動接点7を除き、第1実施形態と同様である。
図5は、第1可動接点6及び第2可動接点7の一例を示す断面図である。図5に示すように、本実施形態において、第2可動接点7は、第3外周部73を更に備える。
第3外周部73は、第2外周部72の外周に形成された部分であり、円錐台の側面形状を有する。第2可動接点7は、1枚の金属板により形成されるため、第3外周部73の内周縁と、第2外周部72の外周縁と、は接続されている。第2可動接点7は、第2外周部72の代わりに、第3外周部73が第1規制部141と嵌合するように配置される。言い換えると、第2可動接点7は、第1規制部141と嵌合するように形成される。したがって、第1可動接点6の全体半径R6と、第2可動接点7の全体半径R7と、は等しくなる。
本実施形態では、第1ドーム部61と第2ドーム部71との間に隙間Cが形成されるように、傾斜角度θ6が、第2外周部72の傾斜角度θ7aより小さく、又は大きく決定される。例えば、傾斜角度θ6は、12.5度であり、傾斜角度θ7aは、17.5度である。また、第1外周部62と第2外周部72との接触を第3外周部73が妨げないように、傾斜角度θ6は、第3外周部73の傾斜角度θ7bより大きく決定される。また、曲率半径CR6は、曲率半径CR7より大きく決定され、幅W6は、第2外周部72の幅W7a及び第3外周部73の幅W7bより広く決定される。なお、本実施形態において、ドーム半径r6,r7aの大小関係は、他の設計要素に依存する。
以上まとめると、本実施形態において、傾斜角度θ6は傾斜角度θ7bより大きく(θ6>θ7b)、曲率半径CR6は曲率半径CR7より大きく(CR6>CR7)、幅W6は幅W7a,W7bより広い(W6>W7a,W7b)。傾斜角度θ6が傾斜角度θ7aより小さくなるように第1可動接点6及び第2可動接点7を形成した場合、図5に示すように、第1外周部62が、第2可動接点7の下に凸の屈曲部、すなわち、第2外周部72の外周縁と第3外周部73の内周縁との接続部と接触し、第2外周部72の内周縁が第1可動接点6から離間する。この結果、第2ドーム部71が第1ドーム部61から離間し、隙間Cが形成される。一方、傾斜角度θ6が傾斜角度θ7aより大きくなるように第1可動接点6及び第2可動接点7を形成した場合、第1実施形態と同様に、第2外周部72が、第1可動接点6の上に凸の屈曲部、すなわち、第1外周部62の内周縁と第1ドーム部61の外周縁との接続部と接触し、第2外周部72の内周縁が第1可動接点6から離間する。この結果、第2ドーム部71が第1ドーム部61から離間し、隙間Cが形成される。
以上説明した通り、本実施形態によれば、第1可動接点6及び第2可動接点7を重ねることにより、可動接点全体の耐久性を向上させることができる。また、第1可動接点6と第2可動接点7との間に隙間Cを形成することにより、プッシュスイッチ100(可動接点全体)の操作ストロークLを拡大することができる。
また、本実施形態によれば、第2可動接点7の操作ストロークS7及びピーク荷重L7に関与しない第3外周部73の幅W7b及び傾斜角度θ7bを調整することにより、半径r7bを調整することができる。半径r7bは、第2可動接点7から第3外周部73を除いた部分の平面視形状の半径であり、第1実施形態における全体半径R7に相当する。このように、本実施形態によれば、半径r7b(第1実施形態における全体半径R7)を半径R6より小さい任意の値に決定できるため、第1実施形態より設計自由度を向上させることができる。
なお、第1可動接点6及び第2可動接点7の材質及び板厚T6,T7は、耐久性、価格、加工の容易さなどに応じて決定すればよく、同一であってもよいし、異なってもよい。第1可動接点6及び第2可動接点7の材質及び板厚T6,T7を同一とすることにより、第1可動接点6及び第2可動接点7の設計を簡素化できる。
また、第1可動接点6及び第2可動接点7に、1つ又は複数の可動接点を更に重ねてもよい。例えば、第1可動接点6の上及び下の少なくとも一方に、第1可動接点6と同形状の可動接点を重ねてもよいし、第2可動接点7の上及び下の少なくとも一方に、第2可動接点7と同形状の可動接点を重ねてもよい。これにより、可動接点全体の耐久性を更に向上させることができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
また、本国際出願は、2017年10月30日に出願した日本国特許出願第2017−209570号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
1:ハウジング
2:中央固定接点
3:周辺固定接点
4:接続端子
5:カバー
6:第1可動接点
7:第2可動接点
8:操作部材
11:底板部
12:側板部
13:収納部
14:規制部
51:開口部
61:第1ドーム部
62:第1外周部
71:第2ドーム部
72:第2外周部
73:第3外周部
81:釦部
82:押圧部
83:鍔部
100:プッシュスイッチ
141:第1規制部
142:第2規制部

Claims (6)

  1. 中央固定接点と、
    前記中央固定接点の周辺に配置された周辺固定接点と、
    第1ドーム部と、前記第1ドーム部の外周に形成された第1外周部と、を有し、前記第1ドーム部が前記中央固定接点の上方に位置するように、前記第1外周部が前記周辺固定接点の上に配置された第1可動接点と、
    第2ドーム部と、前記第2ドーム部の外周に形成された第2外周部と、を有し、前記第1可動接点の上に配置された第2可動接点と、
    前記第2可動接点の上に配置され、前記第1可動接点及び前記第2可動接点を押圧可能な操作部材と、
    を備え、
    前記第1ドーム部と前記第2ドーム部との間に隙間が形成され
    前記第1外周部の傾斜角度は、前記第2外周部の傾斜角度より大きい
    プッシュスイッチ。
  2. 前記第1可動接点のピーク荷重は、前記第2可動接点のピーク荷重の90%以上110%以下である
    請求項1に記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記第1可動接点の半径と前記第2可動接点の半径とは等しい
    請求項1又は請求項2に記載のプッシュスイッチ。
  4. 前記第1ドーム部の曲率半径は、前記第2ドーム部の曲率半径より大きい
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のプッシュスイッチ。
  5. 中央固定接点と、
    前記中央固定接点の周辺に配置された周辺固定接点と、
    第1ドーム部と、前記第1ドーム部の外周に形成された第1外周部と、を有し、前記第1ドーム部が前記中央固定接点の上方に位置するように、前記第1外周部が前記周辺固定接点の上に配置された第1可動接点と、
    第2ドーム部と、前記第2ドーム部の外周に形成された第2外周部と、を有し、前記第1可動接点の上に配置された第2可動接点と、
    前記第2可動接点の上に配置され、前記第1可動接点及び前記第2可動接点を押圧可能な操作部材と、
    を備え、
    前記第1ドーム部と前記第2ドーム部との間に隙間が形成され、
    前記第1外周部の幅は、前記第2外周部の幅より狭い
    ッシュスイッチ。
  6. 中央固定接点と、
    前記中央固定接点の周辺に配置された周辺固定接点と、
    第1ドーム部と、前記第1ドーム部の外周に形成された第1外周部と、を有し、前記第1ドーム部が前記中央固定接点の上方に位置するように、前記第1外周部が前記周辺固定接点の上に配置された第1可動接点と、
    第2ドーム部と、前記第2ドーム部の外周に形成された第2外周部と、を有し、前記第1可動接点の上に配置された第2可動接点と、
    前記第2可動接点の上に配置され、前記第1可動接点及び前記第2可動接点を押圧可能な操作部材と、
    を備え、
    前記第1ドーム部と前記第2ドーム部との間に隙間が形成され、
    前記第2可動接点は、前記第2外周部の外周に形成された第3外周部を有し、
    前記第1外周部の傾斜角度は、前記第2外周部及び前記第3外周部の傾斜角度より大きく
    前記第1ドーム部の曲率半径は、前記第2ドーム部の曲率半径より大きく
    前記第1外周部の幅は、前記第3外周部の幅より広い
    ッシュスイッチ。
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