JP3178218U - クリックバネとそのクリックバネを用いたプッシュスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型でありながら操作ストロークが長いプッシュスイッチを提供する。
【解決手段】クリックバネ12は、上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部12aの周囲に延出して鍔部12bが形成され、平面視したときに正方形に模した外形形状に形成されており、その四隅の角に、鍔部12bから延出して形成されるとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部12cを有する構成とすることで、小型でありながら操作ストロークを長くすることを可能とした。また、プッシュスイッチ100は、クリックバネ12を接点部品として用いることで、小型でありながら操作ストロークを長くすることを可能とした。
【選択図】図10
【解決手段】クリックバネ12は、上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部12aの周囲に延出して鍔部12bが形成され、平面視したときに正方形に模した外形形状に形成されており、その四隅の角に、鍔部12bから延出して形成されるとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部12cを有する構成とすることで、小型でありながら操作ストロークを長くすることを可能とした。また、プッシュスイッチ100は、クリックバネ12を接点部品として用いることで、小型でありながら操作ストロークを長くすることを可能とした。
【選択図】図10
Description
本考案は、クリックバネと、そのクリックバネを用いたプッシュスイッチに関し、特に、小型でありながら操作ストロークが長いクリックバネとそのクリックバネを用いたプッシュスイッチに関するものである。
電気製品の各種操作部には、操作した際に操作者に操作したことが操作感触として伝わるように、クリック感触のあるクリックバネや、このようなクリックバネを内蔵したプッシュスイッチなどが用いている。昨今、携帯電話機などの小型の電気製品が増えており、電気製品の小型化にともない、取り付けられるクリックバネや、そのクリックバネを用いたプッシュスイッチにも小型化が求められている。
また、クリックバネや、クリックバネを用いたプッシュスイッチを小型化すると、小型化した分だけ操作ストロークが短くなってしまうが、明確な操作感触を確保するために、小型でも操作ストロークの長いクリックバネや、小型でも操作ストロークの長いクリックバネを用いたプッシュスイッチが求められている。
操作ストロークの長い小型のプッシュスイッチを実現するためのドームコンタクト(クリックバネ)を備えたプッシュスイッチとしては、下記の特許文献1に記載のプッシュスイッチSWが知られている。
以下、図16を用いて、特許文献1に記載のドームコンタクトDCについて説明する。図16は、特許文献1に記載のプッシュスイッチSWのドームコンタクトDCの外観を示す図である。
特許文献1に記載のドームコンタクトDCは、導電性と弾性を有した板材であるバネ片SPの中心に、ドーム形状に突出して形成されたドーム部DOを有している。ドームコンタクトDCはドーム部DOが突出している方向から見たときに、ドーム部DOを中心とした長方形に形成されている。
また、長方形の四隅に当たる部分には、ドームコンタクトDCを配置する面に対してドーム部DOを四隅で架橋し両持ちブリッジ形状の跳ね上げ部COが形成されている。
また、バネ片SPの短辺には、跳ね上げ部COと跳ね上げ部COとの中間地点に立ち上げ部SUが設けられ、ドーム部DOが突出する方向に突出して形成されている。
特許文献1に記載のドームコンタクトDCを用いたプッシュスイッチSWは、従来の小型のプッシュスイッチに比較して、ドームコンタクトDCにクラックが発生することなく、長い操作ストロークを確保することができた。しかしながら、上記プッシュスイッチSWを更に小型化した場合には、十分な操作ストロークを確保することが困難である。
本考案は、上述した課題を解決して、更に小型化した場合でも操作ストロークが長いクリックバネとそのクリックバネを用いたプッシュスイッチを提供するものである。
請求項1に記載のクリックバネは、上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部と、前記膨出部の周囲に延出して形成された鍔部とを有して、平面視で正方形に模した外形形状となっている、という特徴を有する。
請求項2に記載のクリックバネは、前記膨出部の外周端から前記鍔部の外周端までの幅寸法は、少なくとも材料の板厚寸法の2倍以上の寸法で形成されている、という特徴を有する。
請求項3に記載のクリックバネは、平面視した場合の四隅の角に、前記鍔部から延出するとともに、前記膨出部の突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部を有する、という特徴を有する。
請求項4に記載のクリックバネは、前記脚部は、前記膨出部の外周端に略一致する第1円と同心で、かつ、直径の大きい第2円を境にして傾斜して形成されている、という特徴を有する。
請求項5に記載のクリックバネは、前記脚部は、外形形状に略一致する第1正方形と同心で、かつ、第1正方形に対して45°ずらした第2正方形を境にして傾斜して形成されている、という特徴を有する。
請求項6に記載のクリックバネは、前記鍔部は、前記膨出部から水平方向に延出しており、前記脚部は、前記脚部の先端が配置される面に対して平行な面となるように段差部を有している、という特徴を有する。
請求項7に記載のクリックバネは、前記脚部の両側に切り欠き部を設けた、という特徴を有する。
請求項8に記載のプッシュスイッチは、請求項1ないし請求項6に記載のクリックバネと、前記クリックバネが接触する固定接点を備え、前記クリックバネを収容可能なハウジングと、を有するプッシュスイッチにおいて、前記クリックバネは、導電性を備えた材料からなり、前記ハウジングは、前記クリックバネを支持する支持部を有し、該支持部は、前記クリックバネの四隅の角近傍に対応する位置に形成されて、前記クリックバネを支持している、という特徴を有する。
請求項9に記載のプッシュスイッチは、可撓性を備え、第1接点部が設けられた第1基材と、第2接点部が設けられた第2基材と、請求項1ないし請求項6に記載のクリックバネと、を有するプッシュスイッチにおいて、前記第1接点部と前記第2接点部とが対向するとともに、前記第2基材の上方に、前記第1基材が離間して配置され、前記クリックバネは、前記第1基材の前記第1接点部が設けられた箇所の裏面に重ねて配置されている、という特徴を有する。
請求項1の考案によれば、可動接点の膨出部の周囲に鍔部を設け、平面視で正方形に模して形成された鍔部で膨出部を支持する構成とすることで、上方から膨出部を押圧されたときに、膨出部が反転動作するだけでなく、鍔部も押圧された方向へ撓むため、膨出部の反転動作に要するストロークと鍔部が撓むストロークを足したものが操作ストロークとなる。本考案のクリックバネにおける鍔部の構成がないクリックバネと比較して、鍔部が撓むストローク分だけ操作ストロークを長くすることができるため、小型化した場合でも操作ストロークの長いクリックバネを提供することができる、という効果を奏する。
請求項2の考案によれば、押圧操作により膨出部が反転する時に発生する応力をより確実に分散させることで、クラックの発生を防ぎ、長期間、安定したクリックバネの機能を保持することができる、という効果を奏する。
請求項3の考案によれば、鍔部に脚部を設けることで、脚部で膨出部および鍔部を支持する構成となるため、上方から膨出部を押圧されたときに、膨出部が反転動作するだけでなく、鍔部および脚部も押圧された方向へ撓むため、膨出部の反転動作に要するストロークと鍔部および脚部が撓むストロークを足したものが操作ストロークとなる。鍔部で膨出部を保持する構成と比較して、脚部が撓むストローク分だけ操作ストロークをより長くすることができるため、小型化した場合でもより操作ストロークの長いクリックバネを提供することができる、という効果を奏する。
請求項4の考案によれば、単純な形状の脚部にすることで、脚部を容易に形成することができるため、クリックバネの形状のバラツキが小さくなり、クリックバネの操作感触のバラツキをより小さくできる、という効果を奏する。
請求項5の考案によれば、鍔部と脚部との境目の形状を直線形状にすることで、クリックバネが押圧されたときに、鍔部と脚部との境目となる稜線を支点として撓むため、鍔部と脚部との境目の形状が円弧形状の場合と比較して撓みやすく、より操作ストロークを長くすることができる、という効果を奏する。
請求項6の考案によれば、脚部の先端に、脚部の先端が配置される面に対して平行な面を備えた段差部を設けたことで、クリックバネは面で支持され、配置されたときの姿勢が安定するとともに、膨出部が突出する方向からの押圧を受けた際には、段差部を設けた際にできる曲げ稜線を支点として撓むことが可能となり、小型化しても動作ストロークをより大きくすることが可能となる、という効果を奏する。
請求項7の考案によれば、脚部の両側に切り欠き部を設け、脚部の幅寸法を細くすることで、脚部が撓みやすくなり、膨出部が突出する方向からの押圧を受けた際には、より滑らかな動作が可能となる、という効果を奏する。
請求項8の考案によれば、操作ストロークを長くすることのできるクリックバネを用いるとともに、クリックバネの四隅の近傍を支持部13bで支持する構成となる。支持部は、第1固定接点が設けられている収納部の底面に対して、凸状の段差形状に形成されているため、収納部の底面に対する支持部の高さ分だけさらに操作ストロークを長くすることができる。したがって、小型化した場合でも、操作ストロークが長いプッシュスイッチを提供することができる、という効果を奏する。
請求項9の考案によれば、操作ストロークを長くすることのできるクリックバネを用いるとともに、第1接点部と第2接点部とが対向するとともに、第2接点部の上方に、第1接点部が離間した状態で配置された構成となる。プッシュスイッチの操作ストロークは、クリックバネの操作ストロークに、第1接点部と第2接点部との離間距離を加えた長さとなる。クリックバネは小型化しても操作ストロークを長くすることができるとともに、第1接点部と第2接点部との離間距離を調節することができるため、小型化した場合でも、操作ストロークが長いプッシュスイッチを提供することができる、という効果を奏する。
以上より、本考案によれば、更に小型化した場合でも操作ストロークが長いクリックバネと、そのクリックバネを用いたプッシュスイッチを提供することができる。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるクリックバネ12について図1を用いて説明する。図1はクリックバネ12の外観を示す図であり、図1(a)はクリックバネ12を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ12を示す平面図であり、図1(c)は図1(a)に示すY2方向からみたクリックバネ12を示す側面図である。
以下に第1実施形態におけるクリックバネ12について図1を用いて説明する。図1はクリックバネ12の外観を示す図であり、図1(a)はクリックバネ12を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ12を示す平面図であり、図1(c)は図1(a)に示すY2方向からみたクリックバネ12を示す側面図である。
クリックバネ12は、図1(a)に示すような外形であり、弾性を有した金属の板材からなる。クリックバネ12は、膨出部12aと鍔部12bとを有し、Z1方向である上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部12aの周囲に延出して鍔部12bが形成されている。また、クリックバネ12は、図1(a)に示すZ1方向から平面視したときに、図1(b)に示すように、正方形に模した外形形状に形成されている。また、図1(b)および図1(c)に示すように、膨出部12aの外周端から鍔部12bの外周端までの幅寸法w1は、少なくともクリックバネ12の板厚寸法t1の2倍以上の寸法で形成されている。
クリックバネ12は、その四隅の角に、鍔部12bから延出して形成されるとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部12cを有する。脚部12cは、膨出部12aの外周端に略一致する第1円C1と同心で、かつ、第1円C1よりも直径の大きい第2円C2を境にして傾斜して形成されている。
次にクリックバネ12の動作について図2を用いて説明する。図2は図1に記載する断面I−Iを示す断面図であり、第1実施形態におけるクリックバネ12の動作を説明する図である。図2(a)は、クリックバネ12の初期状態を示す断面図であり、図2(b)は、クリックバネ12を押圧操作し始めた状態を示す断面図であり、図2(c)は、クリックバネ12をさらに押圧操作した状態を示す断面図である。なお、第2実施形態におけるクリックバネ22の動作の説明にも図2を用いる。
クリックバネ12は、初期状態においては、図2(a)に示すように、Z1方向へ膨出部12aを突出させている。初期状態から膨出部12aを、例えば、人間の指などである押圧部材QでZ1方向からZ2方向へ押圧されると、図2(b)に示すように、鍔部12bおよび脚部12cとが押圧された方向へ撓む。その後、さらにZ1方向へ押圧すると、図2(c)に示すように、Z1方向へ突出して形成されていた膨出部12aは、Z2方向へ突出する様に反転する。Z2方向への押圧を止めると、クリックバネ12のもつ復帰力により、クリックバネ12は初期状態に復帰する。このように、膨出部12aが反転動作を行なうことで、押圧するために加える力が急激に変化するため、力の急激な変化が操作者には操作感触として認識される。
なお、前記説明において、クリックバネ12は、平面視した場合の四隅の角に、鍔部12bから延出するとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して脚部12cが形成された構成としたが、図3に示すように、脚部12cを設けず、鍔部12bを膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜させて設ける構成であっても良い。図3はクリックバネ12の変形例の一つであるクリックバネ12Bを示す断面図であり、図3(a)はクリックバネ12Bの初期状態を示す断面図であり、図3(b)はクリックバネ12Bを押圧操作した状態を示す断面図である。なお、図3はクリックバネ12Bを、図1に示す断面I−Iに相当する断面で切断した断面図である。また、名称および符号は、クリックバネ12と同じものを使用する。
鍔部12bを膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜させて設けることで、鍔部12bが脚部12cと同様の機能を得ることができ、図3(a)、図3(b)に示すような動作が可能である。クリックバネ12Bは、初期状態においては、図3(a)に示すように、Z1方向へ膨出部12aを突出させている。初期状態から膨出部12aを、例えば、人間の指などである押圧部材QでZ1方向からZ2方向へ押圧されると、図3(b)に示すように、鍔部12bが押圧された方向へ撓み、Z1方向へ突出して形成されていた膨出部12aは、Z2方向へ突出する様に反転する。Z2方向への押圧を止めると、クリックバネ12Bのもつ復帰力により、クリックバネ12Bは初期状態に復帰する。このように、クリックバネ12Bは、クリックバネ12と同様な動作が可能であり、膨出部12aが反転動作を行なうことで、押圧するために加える力が急激に変化するため、力の急激な変化が操作者には操作感触として認識される。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のクリックバネ12では、上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部12aと、膨出部12aの周囲に延出して形成された鍔部12bとを有して、平面視で正方形に模した外形形状となっている、構成とした。
これにより、クリックバネ12の膨出部12aの周囲に鍔部12bを設け、平面視で正方形に模して形成された鍔部12bで膨出部12aを支持する構成とすることで、上方から膨出部12aを押圧されたときに、膨出部12aが反転動作するだけでなく、鍔部12bも押圧された方向へ撓むため、膨出部12aの反転動作に要するストロークと鍔部12bが撓むストロークを足したものが操作ストロークとなる。クリックバネ12における鍔部12bの構成がないクリックバネと比較して、鍔部12bが撓むストローク分だけ操作ストロークを長くすることができるため、小型化した場合でも操作ストロークの長いクリックバネを提供することができる、という効果を奏する。
また、これにより、鍔部12bを設けることで、膨出部12aの外周端に応力が集中するのを防ぐことができ、集中応力が原因のクラックが膨出部12aに発生するのを防ぎ、長期間、安定したクリックバネの機能を保持することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のクリックバネ12では、膨出部12aの外周端から鍔部12bの外周端までの幅寸法w1は、少なくとも材料の板厚寸法t1の2倍以上の寸法で形成されている、構成とした。
これにより、押圧操作により膨出部12aが反転する時に発生する応力をより確実に分散させることで、クラックの発生を防ぎ、長期間、安定したクリックバネの機能を保持することができる、という効果を奏する。
また、これにより、クラックの発生を防ぐために加工時に微調整を行なう必要がなくなるため、クリックバネ12の加工が容易になり、クリックバネ12の形状のバラツキが小さくなり、クリックバネ12の操作感触のバラツキが小さくなるという効果を奏する。
また、これにより、クリックバネ12の操作感触のバラツキが小さくなるため、複数個並べて使用されたときにも違和感なく使用できるクリックバネを提供することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のクリックバネ12では、平面視した場合の四隅の角に、鍔部12bから延出するとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部12cを有する、構成とした。
これにより、鍔部12bに脚部12cを設けることで、脚部12cで膨出部12aおよび鍔部12bを支持する構成となるため、上方から膨出部12aを押圧されたときに、膨出部12aが反転動作するだけでなく、鍔部12bおよび脚部12cも押圧された方向へ撓むため、膨出部12aの反転動作に要するストロークと鍔部12bおよび脚部12cが撓むストロークを足したものが操作ストロークとなる。鍔部12bで膨出部12aを保持する構成と比較して、脚部12cが撓むストローク分だけ操作ストロークをより長くすることができるため、小型化した場合でもより操作ストロークの長いクリックバネを提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のクリックバネ12では、脚部12cは、膨出部12aの外周端に略一致する第1円C1と同心で、かつ、直径の大きい第2円C2を境にして傾斜して形成されている、構成とした。
これにより、単純な形状の脚部12cにすることで、脚部12cを容易に形成することができるため、クリックバネ12の形状のバラツキが小さくなり、クリックバネ12の操作感触のバラツキをより小さくできる、という効果を奏する。
[第2実施形態]
以下に第2実施形態におけるクリックバネ22について図4を用いて説明する。図4はクリックバネ22の外観を示す図であり、図4(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図4(c)は図4(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
以下に第2実施形態におけるクリックバネ22について図4を用いて説明する。図4はクリックバネ22の外観を示す図であり、図4(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図4(c)は図4(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
クリックバネ22は、第1実施形態のクリックバネ12における鍔部12bと脚部12cとの境目の形状が異なるものである。
クリックバネ22は、図4(a)に示すような外形であり、弾性を有した金属の板材からなる。クリックバネ22は、膨出部22aと鍔部22bとを有し、Z1方向である上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部22aの周囲に延出して鍔部22bが形成されている。また、クリックバネ22は、図4(a)に示すZ1方向から平面視したときに、図4(b)に示すように、正方形に模した外形形状に形成されている。また、図4(b)および図4(c)に示すように、膨出部22aの外周端から鍔部22bの外周端までの幅寸法w2は、少なくともクリックバネ22の板厚寸法t2の2倍以上の寸法で形成されている。
クリックバネ22は、その四隅の角に、鍔部22bから延出して形成されるとともに、膨出部22aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部22cを有する。脚部22cは、クリックバネ22の外形形状に略一致する第1正方形S21と同心で、かつ第1正方形S21に対して45°ずらした第2正方形S22を境にして傾斜して形成されている。
次にクリックバネ22の動作は、第1実施形態におけるクリックバネ12の動作とほぼ同じである為、説明は割愛する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のクリックバネ22では、脚部22cは、外形形状に略一致する第1正方形S21と同心で、かつ、第1正方形S21に対して45°ずらした第2正方形S22を境にして傾斜して形成されている、構成とした。
これにより、鍔部22bと脚部22cとの境目の形状を直線形状にすることで、クリックバネ22が押圧されたときに、鍔部22bと脚部22cとの境目となる稜線を支点として撓むため、鍔部22bと脚部22cとの境目の形状が円弧形状の場合と比較して撓みやすく、より操作ストロークを長くすることができる、という効果を奏する。
また、これにより、脚部22cの境目の形状を単純な直線形状にすることで、クリックバネ22の加工が容易になり、クリックバネ22の形状のバラツキが小さくなり、より安定したスイッチ機能が得られる、という効果を奏する。
[第3実施形態]
以下に第3実施形態におけるクリックバネ32について図5を用いて説明する。図5はクリックバネ32の外観を示す図であり、図5(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図5(c)は図5(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
以下に第3実施形態におけるクリックバネ32について図5を用いて説明する。図5はクリックバネ32の外観を示す図であり、図5(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図5(c)は図5(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
クリックバネ32は、第2実施形態のクリックバネ22における脚部22cの形状が異なるものである。
クリックバネ32は、図5(a)に示すような外形であり、弾性を有した金属の板材からなる。クリックバネ32は、膨出部32aと鍔部32bとを有し、Z1方向である上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部32aの周囲に延出して鍔部32bが形成されている。また、クリックバネ32は、図5(a)に示すZ1方向から平面視したときに図5(b)に示すように、正方形に模した外形形状に形成されている。また、図5(b)および図5(c)に示すように、膨出部32aの外周端から鍔部32bの外周端までの幅寸法w3は、少なくともクリックバネ32の板厚寸法t3の2倍以上の寸法で形成されている。
クリックバネ32は、その四隅の角に、鍔部32bから延出して形成されるとともに、膨出部32aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部32cを有する。鍔部32bは膨出部32aから水平方向に延出しており、脚部32cは、脚部32cの先端が配置される面に対して平行な面となるように段差部32dを有している。なお、クリックバネ32の外形形状に略一致する第1正方形S31と同心で、かつ、第1正方形S31に対して45°ずらした第2正方形S32を鍔部32bと脚部32cとの境界としている。また、脚部32cにおける段差部32dの境界は、鍔部32bと脚部32cとの境界と同様に、クリックバネ32の外形形状に略一致する第1正方形S31と同心で、かつ、第1正方形S31に対して45°ずらした第3正方形S33であり、第3正方形S33の一辺の長さは第2正方形S32よりも大きい。また、本実施形態では、膨出部32aの頭頂部に円形状の貫通孔である開口32eを設けているが、必要に応じて設ければよい。
次にクリックバネ32の動作について図6を用いて説明する。図6は、図5に記載する断面V−Vを示す断面図であり、第3実施形態におけるクリックバネ32の動作を説明する図である。図6(a)は、クリックバネ32の初期状態を示す断面図であり、図6(b)は、クリックバネ32を押圧操作し始めた状態を示す断面図であり、図6(c)は、クリックバネ32をさらに押圧操作した状態を示す断面図である。なお、第4実施形態におけるクリックバネ42の動作の説明にも図6を用いる。また、図6においては、説明を容易にするため、開口32eは記載していない。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
また、本実施形態のクリックバネ32では、鍔部32bは、膨出部32aから水平方向に延出しており、脚部32cは、脚部32cの先端が配置される面に対して平行な面となるように段差部32dを有している、構成とした。
これにより、脚部32cの先端に、脚部32cの先端が配置される面に対して平行な面を備えた段差部32dを設けたことで、クリックバネ32は面で支持され、配置されたときの姿勢が安定するとともに、膨出部32aが突出する方向からの押圧を受けた際には、段差部32dを設けた際にできる曲げ稜線を支点として撓むことが可能となり、小型化しても動作ストロークをより大きくすることが可能となる、という効果を奏する。
[第4実施形態]
以下に第4実施形態におけるクリックバネ42について図7を用いて説明する。図7はクリックバネ42の外観を示す図であり、図7(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図7(c)は図7(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
以下に第4実施形態におけるクリックバネ42について図7を用いて説明する。図7はクリックバネ42の外観を示す図であり、図7(a)はクリックバネ22を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すZ1方向からみたクリックバネ22を示す平面図であり、図7(c)は図7(a)に示すY2方向からみたクリックバネ22を示す側面図である。
クリックバネ42は、第3実施形態のクリックバネ32における脚部32cの形状が異なるものである。
クリックバネ42は、図7(a)に示すような外形であり、弾性を有した金属の板材からなる。クリックバネ42は、膨出部42aと鍔部42bとを有し、Z1方向である上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部42aの周囲に延出して鍔部42bが形成されている。また、クリックバネ42は、図7(a)に示すZ1方向から平面視したときに図7(b)に示すように、正方形に模した外形形状に形成されている。また、図7(b)および図7(c)に示すように、膨出部42aの外周端から鍔部42bの外周端までの幅寸法w4は、少なくともクリックバネ42の板厚寸法t4の2倍以上の寸法で形成されている。
クリックバネ42は、その四隅の角に、鍔部42bから延出して形成されるとともに、膨出部42aの突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部42cを有する。鍔部42bは膨出部42aから水平方向に延出しており、脚部42cは、脚部42cの先端配置される面に対して平行な面となるように段差部42dを有している。また、脚部42cの両側には切り欠き部42fを設け、脚部42cの幅寸法を細く形成している。なお、クリックバネ42の外形形状に略一致する第1正方形S41と同心で、かつ、第1正方形S31に対して45°ずらした第2正方形S42を鍔部42bと脚部42cとの境界としている。また、脚部42cにおける段差部42dの境界は、鍔部42bと脚部42cとの境界と同様に、クリックバネ42の外形形状に略一致する第1正方形S41と同心で、かつ、第1正方形S41に対して45°ずらした第3正方形S43であり、第3正方形S43の一辺の長さは第2正方形S42よりも大きい。また、本実施形態では、膨出部42aの頭頂部に円形状の貫通孔である開口42eを設けているが、必要に応じて設ければよい。
次にクリックバネ42の動作は、第3実施形態におけるクリックバネ32の動作とほぼ同じである為、説明は割愛する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
また、本実施形態のクリックバネ42では、第3実施形態のクリックバネ32における脚部32cの両側に切り欠き部42fを設けた、構成とした。
これにより、脚部42cの両側に切り欠き部42fを設け、脚部42cの幅寸法を細くした。脚部42cの幅寸法を細くすることで、脚部42cが撓みやすくなり、膨出部42aが突出する方向からの押圧を受けた際には、より滑らかな動作が可能となる、という効果を奏する。
[第5実施形態]
以下に第5実施形態におけるプッシュスイッチ100について説明する。プッシュスイッチ100は、第1実施形態ないし第4実施形態で説明したクリックバネ12、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42のいずれかを用いて構成したプッシュスイッチである。なお、以下の説明においては、第1実施形態におけるクリックバネ12を用いた構成で説明するが、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42であっても良い。
以下に第5実施形態におけるプッシュスイッチ100について説明する。プッシュスイッチ100は、第1実施形態ないし第4実施形態で説明したクリックバネ12、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42のいずれかを用いて構成したプッシュスイッチである。なお、以下の説明においては、第1実施形態におけるクリックバネ12を用いた構成で説明するが、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42であっても良い。
まず始めに本実施形態におけるプッシュスイッチ100の構成について図8ないし図12を用いて説明する。図8はプッシュスイッチ100の外観を示す図であり、図8(a)はプッシュスイッチ100の外観を示す斜視図であり、図8(b)は図8(a)に示すZ1方向からプッシュスイッチ100を見た状態を示す平面図である。図9はプッシュスイッチ100の構成を示す分解斜視図である。図10は、図8に示す断面VIII−VIIIを示す断面図である。なお、説明を容易にするために、第1固定接点15aは本来の位置と異なる位置に描いている。図11は操作部材11の外観を示す斜視図であり、図11(a)は操作部材11を上方側から見た斜視図であり、図11(b)は操作部材11を下方側から見た斜視図である。図12は、ハウジング13および固定接点15を示す斜視図である。
プッシュスイッチ100は、図8に示すような外観をしており、図9および図10に示すように、外部から操作を受ける操作部材11と、操作を受けた操作部材11に押圧され変形可能なクリックバネ12と、クリックバネ12が接触する固定接点15を備え、操作部材11とクリックバネ12とを収容可能なハウジング13と、操作部材11とクリックバネ12とをハウジング13内に保持するフレーム14とを有している。
操作部材11は、図11(a)および図11(b)に示すように、一部を除きゴム材からなり、略平板状に形成されている。操作部材11は平板状に形成された基部11aを有し、基部11aの中央には基部11aに対して垂直な方向に突出して略円錐形に形成された伸縮部11bが設けられている。伸縮部11bの先端部には外部から操作を受ける操作部11cが形成されている。操作部11cは、例えば、合成樹脂材料からなる円盤状に形成され、接着剤などにより伸縮部11bの先端部に固定されている。
伸縮部11bに対応する裏面側には、円筒状に形成された付勢部11dが設けられている。付勢部11dの周囲には溝部11eが形成されている。
伸縮部11bは、操作部11cが押圧されると、押圧された方向(Z2方向)に縮み、押圧をやめると伸縮部11bの持つ弾性力により押圧前の形状に戻る。また、付勢部11dは、伸縮部11bの伸縮動作に伴ってZ1−Z2方向に移動する。
クリックバネ12は、第1実施形態において説明している為、詳細の説明は割愛するが、導電性を備えた材料からなる。
ハウジング13は、図12に示すように、合成樹脂材からなり、上面を開放した中空の略直方体形状に形成されている。中空となっている内部は、底面の形状が略矩形に形成され、クリックバネ12を収納可能な収納部13aとなっている。また、ハウジング13は、収納部13aに収納されたクリックバネ12を支持する支持部13bを有している。支持部13bは、収納部13aの四隅に配設され、収納部13aの底面に対して凸状の段差形状に形成されている。また、ハウジング13の対向する一組の外周面には外方へ突出して形成された突出部13cが形成されている。なお、ハウジング13には導電性を有した金属の板材からなる配線回路が埋設され、その一端は収納部13aの内部底面に露出し、クリックバネ12と接触可能な固定接点15を形成し、他端はハウジング13の外周面から露出し、外部と電気的な接続が可能な接続端子13dを形成している。接続端子13dは、突出部13cが形成されていない外周面から露出している。
フレーム14は、図9に示すように、金属の板材からなる。フレーム14は、操作部材11の伸縮部11bおよび操作部11cを挿通可能な開口部14bを備え、矩形状に形成された天面14aを有している。また、ハウジング13の突出部13cを挿通可能な開口を備えた係合部14cが、天面14aの対向する1組の端面から天面14aに対して垂直な方向へ延出して設けられている。
固定接点15は、図12に示すように、クリックバネ12が接離する第1固定接点15aと、クリックバネ12に常時、電気的に接続している第2固定接点15bとからなる。第1固定接点15aは、少なくとも収納部13aの底面と面一で、収納部13aの底面に対して凸形状となるように、収納部13aの中央付近から露出して形成されている。なお、本実施形態においては、第1固定接点15aは、収納部13aの底面の中心を基点として、3方向へ内角が同じ角度になるように放射状に露出して配設されている。また、第2固定接点15bは、4箇所設けられた支持部13bからそれぞれ露出し、少なくとも支持部13bと面一で、支持部13bに対して凸形状となるように形成されている。
次にプッシュスイッチ100の構造について図9および図10を用いて説明する。
図9および図10に示すように、クリックバネ12は、膨出部12aがハウジング13の収納部13aの底面から離れる方向へ突出するように、収納部13a内に配設される。このとき、クリックバネ12の四隅の角である脚部12cの近傍に対応する位置に支持部13b形成されている。つまり、クリックバネ12は、脚部12cが支持部13bに対応するように配置され、支持部13bは、脚部12cを支持することでクリックバネ12を支持する。クリックバネ12は、脚部12cが支持部13bから露出して形成されている第2固定接点15bと接触し、電気的に導通した状態で配置されるとともに、膨出部12aは外部からの押圧に応じて第1固定接点15aと接離可能な位置に配置されている。
操作部材11は、クリックバネ12が収納された収納部13aを覆うように、ハウジング13に重ねて配置される。このとき、操作部材11は、付勢部11dがクリックバネ12の膨出部12aと当接可能となるように配置されている。
フレーム14は、操作部材11の操作部11cおよび伸縮部11bを開口部14bに挿通し、係合部14cがハウジング13の突出部13cと係合可能な向きで、ハウジング13の上に重ねて配設される。係合部14cと突出部13cとが係合することで、フレーム14はハウジング13の上に保持されるとともに、操作部材11とクリックバネ12とをZ1−Z2方向に変形可能な状態で収納部13a内に保持する。
このようにしてプッシュスイッチ100は形成される。
次にプッシュスイッチ100の動作について図10および図13を用いて説明する。図13は図10に示す状態から操作部材11を押圧操作した状態を示す図である。
操作部材11の操作部11cを、図10に示す矢印Pの方向(Z2方向)へ押圧すると、操作部材11が撓み、操作部11cの裏面に設けられた付勢部11dがクリックバネ12の膨出部12aを押圧する。さらに矢印Pの方向に押圧すると、図13に示すように、付勢部11dに押圧されたクリックバネ12はZ2方向に撓み、膨出部12aが反転動作するとともに、鍔部12bもZ2方向に撓み、膨出部12aと第1固定接点15aとが接触し、クリックバネ12を介して、第1固定接点15aと第2固定接点15bとの間の電気的な導通が得られる。
Z2方向への押圧を止めると、クリックバネ12のもつ復帰力により、クリックバネ12および操作部材11は押圧前の位置に復帰し、第1固定接点15aと第2固定接点15bとの間の電気的な導通がなくなる。この様にして、第1固定接点15aと第2固定接点15bとの間の電気的な導通状態を切り換えることで、スイッチとして機能する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。なお、以下の効果の記載においては、第1実施形態におけるクリックバネ12を用いた形態における効果を記載しているが、第2実施形態ないし第4実施形態におけるクリックバネ22、またはクリックバネ32、またはクリックバネ42を用いた形態であっても、同等以上の効果を得られる。
本実施形態のプッシュスイッチ100では、第1実施形態におけるクリックバネ12と、クリックバネ12が接触する固定接点15を備え、クリックバネ12を収容可能なハウジング13と、を有するプッシュスイッチにおいて、
クリックバネ12は、導電性を備えた材料からなり、
ハウジング13は、クリックバネ12を支持する支持部13bを有し、
支持部13bは、クリックバネ12の四隅の角近傍に対応する位置に形成されて、クリックバネ12を支持している、とした。
クリックバネ12は、導電性を備えた材料からなり、
ハウジング13は、クリックバネ12を支持する支持部13bを有し、
支持部13bは、クリックバネ12の四隅の角近傍に対応する位置に形成されて、クリックバネ12を支持している、とした。
これにより、操作ストロークを長くすることのできるクリックバネ12を用いるとともに、クリックバネ12の四隅の近傍に設けられた脚部12cを支持部13bで支持する構成となる。支持部13bは、第1固定接点15aが設けられている収納部13aの底面に対して、凸状の段差形状に形成されているため、収納部13aの底面に対する支持部13bの高さ分だけさらに操作ストロークを長くすることができる。したがって、小型化した場合でも、操作ストロークの長いプッシュスイッチを提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ100では、クリックバネ12は導電性を有する材料から形成する、構成とした。
これにより、クリックバネ12は操作感触を操作者に与えるだけでなく、プッシュスイッチ100の様な構成のスイッチにおいて、動作可能な接点部材として用いることができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ100では、第1固定接点15aが収納部13aの底面の中心を基点として、例えば、3方向へ等距離等間隔になるように放射状に露出して配設される構成とした。
これにより、例えば、図4に示すクリックバネ32を用いた場合、クリックバネ32と第1固定接点15aとは、開口32eの端面の角が第1固定接点15aと接触することで電気的な導通が得られる。第1固定接点15aが収納部13aの底面の中心を基点として、例えば、3方向へ等距離等間隔になるように放射状に露出して配設されていることで、クリックバネ32と第1固定接点15aとが接触可能な範囲を広く取ることができ、より確実に電気的な導通を得ることができるという効果を奏する。また、第1固定接点15aを少なくとも3方向へ放射状に設けることで、操作部11cを斜め方向に押圧された場合でも、クリックバネ32と第1固定接点15aとがより確実に接触しやすくなり、安定したスイッチ機能を得ることができるという効果を奏する。
[第6実施形態]
以下に第6実施形態におけるプッシュスイッチ200について説明する。プッシュスイッチ200は、第1実施形態ないし第4実施形態で説明したクリックバネ12、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42のいずれかを用いて構成したプッシュスイッチである。なお、以下の説明においては、第1実施形態におけるクリックバネ12を用いた構成で説明するが、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42であっても良い。
以下に第6実施形態におけるプッシュスイッチ200について説明する。プッシュスイッチ200は、第1実施形態ないし第4実施形態で説明したクリックバネ12、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42のいずれかを用いて構成したプッシュスイッチである。なお、以下の説明においては、第1実施形態におけるクリックバネ12を用いた構成で説明するが、クリックバネ22、クリックバネ32、およびクリックバネ42であっても良い。
まず始めに本実施形態におけるプッシュスイッチ200の構成について図14を用いて説明する。図14は、プッシュスイッチ200の構成および動作を説明する断面図であり、図14(a)はプッシュスイッチ200の初期状態を示す断面図であり、図14(b)はプッシュスイッチ200が操作された状態を示す断面図である。
プッシュスイッチ200は、図14に示すように、第1接点部51aが設けられた第1基材51と、第2接点部61aが設けられた第2基材61と、第1実施形態によるクリックバネ12と、接点配置穴71aが設けられた第1のスペーサ71と、バネ配置穴81aが設けられた第2のスペーサ81と、クリックバネ12を保持するカバーシート91と、を備えている。
クリックバネ12は、第1実施形態において説明している為、詳細な説明は割愛する。
第1基材51は、可撓性を備えた合成樹脂材料からなり、シート状に形成されている。第1基材51の一方の面には、導電性を有した材料からなる第1接点部51aが平板状に形成されている。なお、説明を容易にするため図示していないが、第1基材51には、第1接点部51aが外部と電気的な導通を行なう為に配線パターンが設けられている。
第2基材61は、合成樹脂材料からなり、シート状に形成されている。第2基材61の一方の面には、導電性を有した材料からなる第2接点部61aが平板状に形成されている。なお、説明を容易にするため図示していないが、第2基材61には、第2接点部61aが外部と電気的な導通を行なう為に配線パターンが設けられている。
第1のスペーサ71は、絶縁性の合成樹脂材料からなり、シート状に形成されている。第1のスペーサ71は、第1接点部51aおよび第2接点部61aを挿入可能な開口面積を有し、貫通孔として形成された接点配置穴71aを備えている。第1のスペーサ71の厚さ寸法は、第1接点部51aの厚さ寸法および第2接点部61aの厚さ寸法を合計した値よりも厚く設定されている。
第2のスペーサ81は、合成樹脂材料からなり、シート状に形成されている。第2のスペーサ81は、クリックバネ12を挿入可能な開口面積を有し、貫通孔として形成されたバネ配置穴81aを備えている。
カバーシート91は、可撓性を備えた合成樹脂材料からなり、シート状に形成されている。
次にプッシュスイッチ200の構造について図14を用いて説明する。第1基材51は、第1接点部51aを上方であるZ1方向にむけて配置され、第1基材51の上方に積層して第1のスペーサ71が配置され、接着剤などにより保持されている。このとき、第1接点部51aは、接点配置穴71aに挿入した状態で配置されている。第1のスペーサ71の上方には、第2基材61が第2接点部61aを下方であるZ2方向に向けた状態で積層して配置され、接着剤などにより保持されている。このとき、第2接点部61aは、接点配置穴71aに挿入され、第1接点部51aと第2接点部61aとが対向した状態で配置されている。したがって、第1基材51と第2基材61とは、間に第1のスペーサ71を挟むことで、第2基材61の上方に、第1基材51が離間して配置されている。また、第1のスペーサ71の厚さ寸法は、第1接点部51aの厚さ寸法と第2接点部61aの厚さ寸法を合計した値よりも厚いため、第1接点部51aと第2接点部61aとは離間しており、電気的な接続はない。第2のスペーサ81は、第1基材51の上方に積層して配置され、接着剤などにより保持されている。このとき、バネ配置穴81aは、接点配置穴71aに対応した上方位置に配置されている。クリックバネ12は、接点配置穴71aの内部に反転動作が可能となる向きで配置される。これにより、クリックバネ12は、第1基材51の第1接点部51aが設けられた箇所の裏面に重ねて配置される。クリックバネ12および第2のスペーサ81の上部を覆うように、カバーシート91が積層して配置され、接着剤などにより保持されている。このようにしてプッシュスイッチ200が形成される。
次にプッシュスイッチ200の動作について図14を用いて説明する。プッシュスイッチ200を、図14(a)に示す状態から、指などの押圧部材Qを用いて、カバーシート91を介してクリックバネ12をZ2方向へ押圧すると、クリックバネ12は押圧された方向へ撓んだ後に反転し、第1基材51に接触する。さらにクリックバネ12をZ2方向へ押圧すると、第1基材51は可撓性を備えた材料からなるため、クリックバネ12とともにZ2方向へ撓む。このとき、第1基材51がクリックバネ12により押圧されている箇所の裏面側には第1接点部51aが設けられているため、第1接点部51aは、対向した位置に離間して配置された第2接点部61aの方向へ移動する。さらにクリックバネ12をZ2方向へ押圧すると、図14(b)に示すように、第1接点部51aは第2接点部61aに接触し、第1接点部51aと第2接点部61aとの間は電気的に導通する。また、クリックバネ12に加えていた押圧を解除すると、クリックバネ12の復帰力により初期状態に復帰する。このように、第1接点部51aと第2接点部61aとの間の電気的な導通を切り換えることでスイッチとして機能する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のプッシュスイッチ200では、可撓性を備え、第1接点部51aが設けられた第1基材51と、第2接点部61aが設けられた第2基材61と、第1実施形態によるクリックバネ12と、を有するプッシュスイッチにおいて、第1接点部51aと第2接点部61aとが対向するとともに、第2基材61の上方に、第1基材51が離間して配置され、クリックバネ12は、第1基材51の第1接点部51aが設けられた箇所の裏面に重ねて配置されている、構成とした。
これにより、操作ストロークを長くすることのできるクリックバネ12を用いるとともに、第1接点部51aと第2接点部61aとが対向するとともに、第2接点部61aの上方に、第1接点部51aが離間した状態で配置された構成となる。プッシュスイッチ200の操作ストロークは、クリックバネ12の操作ストロークに、第1接点部51aと第2接点部61aとの離間距離を加えた長さとなる。クリックバネ12は小型化しても操作ストロークを長くすることができるとともに、第1接点部51aと第2接点部61aとの離間距離は第1のスペーサ71の厚さを調節することができるため、小型化した場合でも、操作ストロークが長いプッシュスイッチを提供することができる、という効果を奏する。
以上のように、本考案の実施形態に係るクリックバネおよびクリックバネを用いたプッシュスイッチを具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
(1)第1実施形態のクリックバネ12において、平面視した場合の四隅の角に、鍔部12bから延出するとともに、膨出部12aの突出方向に対して反する方向に傾斜して脚部12cが形成された構成とした。仮に、クリックバネ12が配置される箇所が、図15に示すように、クリックバネ12の四隅に対応する箇所が、他の箇所よりも高く設定された箇所に配置される場合には、以下のような構成のクリックバネ12Cでも良い。クリックバネ12Cは、クリックバネ12における脚部12cを設けず、鍔部12bを、クリックバネ12が配置される面に平行となる方向に延出して設ける構成である。配置される箇所が、図15に示すように、クリックバネ12の四隅に対応する箇所が、他の箇所よりも高く設定された箇所に配置される場合には、鍔部12bでクリックバネ12Cを支持することで、配置位置の段差の高さ分だけ操作ストロークを長くすることができ、小型化した場合でも、操作ストロークが長いクリックバネを提供することができる。なお、図15は、クリックバネ12の変形例の一つであるクリックバネ12Cを示す断面図であり、図15(a)はクリックバネ12Cの初期状態を示す断面図であり、図15(b)はクリックバネ12Cを押圧操作した状態を示す断面図である。なお、図15はクリックバネ12Cを、図1に示す断面I−Iに相当する断面で切断した断面図である。また、名称および符号は、クリックバネ12と同じものを使用する。
11 操作部材
11a 基部
11b 伸縮部
11c 操作部
11d 付勢部
11e 溝部
12 クリックバネ
12B クリックバネ
12C クリックバネ
12a 膨出部
12b 鍔部
12c 脚部
13 ハウジング
13a 収納部
13b 支持部
13c 突出部
13d 接続端子
14 フレーム
14a 天面
14b 開口部
14c 係合部
15 固定接点
15a 第1固定接点
15b 第2固定接点
22 可動接点
22a 膨出部
22b 鍔部
22c 脚部
32 可動接点
32a 膨出部
32b 鍔部
32c 脚部
32d 段差部
32e 開口
42 可動接点
42a 膨出部
42b 鍔部
42c 脚部
42d 段差部
42e 開口
42f 切り欠き部
51 第1基材
51a 第1接点部
61 第2基材
61a 第2接点部
71 第1のスペーサ
71a 接点配置穴
81 第2のスペーサ
81a バネ配置穴
91 カバーシート
100 スイッチ
200 スイッチ
C1 第1円
C2 第2円
S21 第1正方形
S22 第2正方形
S31 第1正方形
S32 第2正方形
S33 第3正方形
S41 第1正方形
S42 第2正方形
S43 第3正方形
t1 板厚寸法
t2 板厚寸法
t3 板厚寸法
t4 板厚寸法
w1 幅寸法
w2 幅寸法
w3 幅寸法
w4 幅寸法
11a 基部
11b 伸縮部
11c 操作部
11d 付勢部
11e 溝部
12 クリックバネ
12B クリックバネ
12C クリックバネ
12a 膨出部
12b 鍔部
12c 脚部
13 ハウジング
13a 収納部
13b 支持部
13c 突出部
13d 接続端子
14 フレーム
14a 天面
14b 開口部
14c 係合部
15 固定接点
15a 第1固定接点
15b 第2固定接点
22 可動接点
22a 膨出部
22b 鍔部
22c 脚部
32 可動接点
32a 膨出部
32b 鍔部
32c 脚部
32d 段差部
32e 開口
42 可動接点
42a 膨出部
42b 鍔部
42c 脚部
42d 段差部
42e 開口
42f 切り欠き部
51 第1基材
51a 第1接点部
61 第2基材
61a 第2接点部
71 第1のスペーサ
71a 接点配置穴
81 第2のスペーサ
81a バネ配置穴
91 カバーシート
100 スイッチ
200 スイッチ
C1 第1円
C2 第2円
S21 第1正方形
S22 第2正方形
S31 第1正方形
S32 第2正方形
S33 第3正方形
S41 第1正方形
S42 第2正方形
S43 第3正方形
t1 板厚寸法
t2 板厚寸法
t3 板厚寸法
t4 板厚寸法
w1 幅寸法
w2 幅寸法
w3 幅寸法
w4 幅寸法
Claims (9)
- 上方へ突出して円形のドーム状に形成された膨出部と、前記膨出部の周囲に延出して形成された鍔部とを有して、平面視で正方形に模した外形形状となっていることを特徴とするクリックバネ。
- 前記膨出部の外周端から前記鍔部の外周端までの幅寸法は、少なくとも材料の板厚寸法の2倍以上の寸法で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリックバネ。
- 平面視した場合の四隅の角に、前記鍔部から延出するとともに、前記膨出部の突出方向に対して反する方向に傾斜して形成された脚部を有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のクリックバネ。
- 前記脚部は、前記膨出部の外周端に略一致する第1円と同心で、かつ、直径の大きい第2円を境にして傾斜して形成されていることを特徴とする請求項3に記載のクリックバネ。
- 前記脚部は、外形形状に略一致する第1正方形と同心で、かつ、第1正方形に対して45°ずらした第2正方形を境にして傾斜して形成されていることを特徴とする請求項3に記載のクリックバネ。
- 前記鍔部は、前記膨出部から水平方向に延出しており、前記脚部は、前記脚部の先端が配置される面に対して平行な面となるように段差部を有していることを特徴とする請求項5に記載のクリックバネ。
- 前記脚部の両側に切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のクリックバネ。
- 請求項1ないし請求項6に記載のクリックバネと、前記クリックバネが接触する固定接点を備え、前記クリックバネを収容可能なハウジングと、を有するプッシュスイッチにおいて、
前記クリックバネは、導電性を備えた材料からなり、
前記ハウジングは、前記クリックバネを支持する支持部を有し、
該支持部は、前記クリックバネの四隅の角近傍に対応する位置に形成されて、前記クリックバネを支持していることを特徴とするプッシュスイッチ。 - 可撓性を備え、第1接点部が設けられた第1基材と、第2接点部が設けられた第2基材と、前記請求項1ないし請求項6に記載のクリックバネと、を有するプッシュスイッチにおいて、
前記第1接点部と前記第2接点部とが対向するとともに、前記第2基材の上方に、前記第1基材が離間して配置され、
前記クリックバネは、前記第1基材の前記第1接点部が設けられた箇所の裏面に重ねて配置されていることを特徴とするプッシュスイッチ。
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